JPH07170061A - 電気部品の実装方法 - Google Patents

電気部品の実装方法

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JPH07170061A
JPH07170061A JP31388793A JP31388793A JPH07170061A JP H07170061 A JPH07170061 A JP H07170061A JP 31388793 A JP31388793 A JP 31388793A JP 31388793 A JP31388793 A JP 31388793A JP H07170061 A JPH07170061 A JP H07170061A
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JP
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printed wiring
hole
solder
connector
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JP31388793A
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Tetsuji Ishikawa
鉄二 石川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3415Surface mounted components on both sides of the substrate or combined with lead-in-hole components
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3447Lead-in-hole components

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リードをスルーホールに挿入はんだ付けする
スルーホール型部品,コネクタ等の実装方法に関し、は
んだ付けの信頼度が高い電気部品の実装方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 印刷配線板10のアース層11に接続するスルー
ホール15-1の周囲に、スルーホール15-1の上下のランド
16を貫通するよう複数の熱伝導ピン20を配設し、印刷配
線板10に表面実装型部品2をリフローはんだ付けして実
装し、スルーホール型部品3のそれぞれのリード4及び
アースリード5を対応するスルーホールに挿入してスル
ーホール型部品3を印刷配線板10に仮搭載し、次に、印
刷配線板10を予熱し、引き続いて、印刷配線板10を噴流
型はんだ槽30又はディップ型はんだ槽に搬送して、スル
ーホール型部品3をはんだ付けする構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面実装型部品とスル
ーホール型部品とを混在して印刷配線板に実装する方法
に係わり、特にリードをスルーホールに挿入はんだ付け
するスルーホール型部品,コネクタ等の実装方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4は電気部品を実装した印刷配線板の
断面図であり、図5は従来例の断面図である。
【0003】近年の電子機器は、高速化,小型化,多機
能に伴い、図4に図示したように印刷配線板10に、リー
ド,電極等をリフローはんだ付けする表面実装型部品2
や、リードをスルーホールに挿入はんだ付けするスルー
ホール型部品3,コネクタ7等を混在して高密度に実装
することが要求されている。
【0004】一方、これらの印刷配線板は、ノイズ防止
上の理由等から、広面積のアース層を複数設けた多層印
刷配線板が使用されている。表面実装型部品2及びスル
ーホール型部品3等を混在して実装するには、まず表面
実装型部品2を印刷配線板10にリフローはんだ付けして
表面実装した後に、スルーホール型部品3及びコネクタ
7等を印刷配線板10にはんだ付けして実装している。
【0005】詳述するとスルーホール型部品3のそれぞ
れのリードを対応するスルーホール15に挿入する。また
コネクタ7のそれぞれのピンを対応するスルーホールに
挿入する。
【0006】そして、印刷配線板10の裏面(非実装面)
にフラックスを吹きつけて、スルーホール,スルーホー
ル型部品3のリード及びコネクタ7のピンの酸化膜を除
去している。
【0007】はんだ付け作業時に、溶融はんだが常温の
スルーホール,リード,ピン等に触れると、溶融はんだ
の温度が下がり流動性が低下してはんだ付け不良となる
ので、酸化膜を除去後ではんだ付け前に、印刷配線板10
をプリヒート炉に投入して予熱している。
【0008】はんだがスルーホール内の充満するという
点からは、この予熱温度ははんだの溶融点にほぼ等しい
ことが望ましい。しかし、予熱時にはんだの溶融点(例
えば 179℃) まで印刷配線板10の温度を上げると、既に
リフローはんだ付けした表面実装型部品2のはんだが溶
けて、表面実装型部品2が位置ずれを起こす。
【0009】また、フラックスの最大活性化の温度が 1
20℃〜 130℃であるので、印刷配線板10をそれ以上に高
い温度に予熱することは好ましくない。したがって、フ
ラックスの活性化, 表面実装型部品の位置ずれ等を勘案
して、予熱温度を100 ℃〜 160℃としている。
【0010】予熱作業に引き続いて、印刷配線板10をコ
ンベア等を用いて噴流型はんだ槽に搬送し、噴流型はん
だ槽内に設けたノズルから、溶融はんだ(温度は 250℃
〜 260℃)の噴流を印刷配線板10の下面(非実装面) に
投射して、スルーホールとスルーホール型部品3のリー
ド、及びスルーホールとコネクタ7のピンをはんだ付け
している。
【0011】或いは予熱作業に引き続いて、コンベア等
を用いて印刷配線板10をディップ型はんだ槽に搬送し、
印刷配線板10の下面(非実装面)を溶融はんだ(温度は
250℃〜 260℃)にディップして、スルーホールとスル
ーホール型部品3のリード、及びスルーホールとコネク
タ7のピンをはんだ付けしている。
【0012】スルーホール型部品をはんだ付け後の印刷
配線板の断面を図5に示す。前述のように印刷配線板10
には、ノイズ防止上の理由等から、広面積のアース層11
を3層設け、それぞれのアース層11の間にパターン12を
形成し、表面(実装面)に表面実装型部品のリード,電
極等をリフローはんだ付けするパッドとパターン12とを
形成している。
【0013】また、スルーホール型部品3のリード4を
挿入するスルーホール15と、アースリード5を挿入する
スルーホール15-1を設けている。なお、それぞれのスル
ーホール15,15-1 が印刷配線板10の表面と裏面とにラン
ド16を有することは勿論である。
【0014】リード(信号リード)4を挿入するスルー
ホール15は、所望の層に設けたパターン12に接続してお
り、アースリード5を挿入するスルーホール15-1は、す
べてのアース層11に接続している。
【0015】そして、それぞれのスルーホール15,15-1
に、はんだ19が充満して、リードとスルーホールがはん
だ付けされ、スルーホール型部品3が印刷配線板10に実
装される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のように
印刷配線板には、広面積のアース層を複数設けてあるの
で、熱容量が大きい。
【0017】したがって、スルーホール型部品のリード
或いはコネクタのピンをスルーホールに挿入し、印刷配
線板を噴流型はんだ槽又はディップ型はんだ槽に搬入し
て、はんだ付けする際に、溶融はんだが低温のリード又
は低温のピンに接触して、溶融はんだの熱がリード又は
ピンに伝わり低温となるばかりでなく、アースリード用
或いはアースピン用のスルーホール内に侵入した溶融は
んだは、その熱が広面積のアース層に拡散する。
【0018】そのためスルーホール内の溶融はんだの温
度がさらに低温になり流動性が著しく低下する。その結
果、図5に図示したように、溶融はんがスルーホール
(特にアース用のスルーホール15-1)内を上昇し難くな
り、実装面のランド16まではんだ19が付着しない。
【0019】即ち従来の電気部品の実装方法は、はんだ
付けの信頼度が低いという問題点があった。本発明はこ
のような点に鑑みて創作されたもので、はんだ付けの信
頼度が高い電気部品の実装方法を提供することを目的と
している。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に例示したように、印刷配線板10の
アース層11に接続するスルーホール15-1の周囲に、スル
ーホール15-1の上下のランド16を貫通するよう複数の熱
伝導ピン20を配設する。
【0021】そして、印刷配線板10に表面実装型部品2
をリフローはんだ付けして実装し、スルーホール型部品
3のそれぞれのリード4及びアースリード5を対応する
スルーホールに挿入して、スルーホール型部品3を印刷
配線板10に仮搭載する。
【0022】次に印刷配線板10を予熱し、引き続いて、
印刷配線板10を噴流型はんだ槽30又はディップ型はんだ
槽に搬送して、スルーホール型部品3をはんだ付けする
ものとする。
【0023】また、熱伝導ピン20を、非はんだ濡れ性の
金属材料とする。図2に例示したように、印刷配線板10
に表面実装型部品2をリフローはんだ付けして実装し、
次にコネクタ7のピン8を対応するスルーホール17に挿
入して、コネクタ7を印刷配線板10に仮搭載する。
【0024】次に一端がコネクタ7に嵌合し他端に吸熱
板55を設けたコンタクト51を備えた熱伝導治具50の吸熱
板55が、印刷配線板10に平行で且つ下方に位置するよう
に、熱伝導治具50をコネクタ7に挿着する。
【0025】次に印刷配線板10を予熱し、引き続いて、
印刷配線板10を噴流型はんだ槽又はディップ型はんだ槽
40に搬送し、吸熱板55を噴流はんだに接触させるか又は
溶融はんだ内に浸漬しつつ、コネクタ7をはんだ付けす
るものとする。
【0026】或いは図3に例示したように、印刷配線板
10に表面実装型部品2をリフローはんだ付けして実装
し、次にそれぞれのリードを対応するスルーホールに挿
入してスルーホール型部品3を印刷配線板10に仮搭載
し、それぞれのピンを対応するスルーホールに挿着して
コネクタを印刷配線板10に仮搭載する。
【0027】次に印刷配線板10を予熱する。引き続い
て、印刷配線板10を第1段のノズル31の噴出する噴流は
んだF1 の高さが、スルーホール型部品のリードの下先
端,コネクタのピンの下先端に接する高さであり、第2
段, 第3段のノズル32,33 の噴出する噴流はんだF2,F
3 の高さが順次高くなり、最終段のノズル34の噴出する
噴流はんだF4 の高さが印刷配線板10の下面に達する高
さになるような、多段にノズルが配列してなる噴流型は
んだ槽60に搬送し、スルーホール型部品3及びコネクタ
をはんだ付けするものとする。
【0028】
【作用】請求項1の発明方法は、印刷配線板のアース層
に接続するスルーホールの周囲に、スルーホールの上下
のランドを熱伝導可能貫通するよう複数の熱伝導ピンを
設けてあるので、印刷配線板の下方から噴流型はんだ槽
又はディップ型はんだ槽の溶融はんだの熱が、熱伝導ピ
ンを介してスルーホールの上側のランドに伝達される。
【0029】即ち、スルーホールは上側のランドから熱
が供給されるので、印刷配線板の表面の温度よりもスル
ーホールの温度がより高く上昇する。したがって、スル
ーホール内に侵入した溶融はんだの温度が低下しないの
で、印刷配線板の実装面(上側のランド)まで充分に溶
融はんだが上昇し充満する。
【0030】即ち、はんだ付けの信頼度が向上する。な
お、印刷配線板の表面(実装面)は、はんだの溶融点以
下の温度であるので、先にリフローはんだ付けした表面
実装型部品が位置ずれを起こす恐れがない。
【0031】また、熱伝導ピンを非はんだ濡れ性の金属
材料(例えばアルミニウム,ステンレス鋼)とすること
で、熱伝導ピンにはんだが付着しなくなり、隣接したス
ルーホールにはんだがブリッジすることが防止される。
【0032】請求項3の発明方法によれば、噴流型はん
だ槽又はディップ型はんだ槽の溶融はんだに接触する又
は浸漬する吸熱板を有する熱伝導治具50を、印刷配線板
に搭載するコネクタに挿着して、コネクタをはんだ付け
している。
【0033】このことにより、噴流型はんだ槽又はディ
ップ型はんだ槽の溶融はんだの熱が、吸熱板,熱伝導治
具のコンタクトを経てコネクタのピンに伝達される。即
ち、印刷配線板の温度上昇は抑制され、コネクタのピン
に熱伝導治具側からも熱が供給されて、コネクタのピン
の温度がより高く上昇する。
【0034】したがって、スルーホール内に侵入した溶
融はんだの温度が低下しないので、印刷配線板の実装面
(上側のランド)まで充分に溶融はんだが上昇し充満す
る。即ち、はんだ付けの信頼度が向上する。
【0035】請求項4の発明方法によれば、印刷配線板
の裏面には最終段のノズルでのみ噴流はんだが投射され
る。一方、スルーホール型部品のリード及びコネクタの
ピンには、第1段, 第2段, 第3段, 最終段のノズルの
それぞれの噴流はんだが投射されるので、噴流型はんだ
槽の溶融はんだの熱が、リード及びピンに伝達されその
温度が上昇する。
【0036】したがって、印刷配線板の温度上昇が抑制
されるにも係わらず、スルーホール内に侵入した溶融は
んだの温度が低下しないので、印刷配線板の実装面(上
側のランド)まで充分に溶融はんだが上昇し充満する。
【0037】即ち、はんだ付けの信頼度が向上する。
【0038】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0039】図1は本発明の実施例の断面図、図2は本
発明の他の実施例の図、図3は本発明のさらに他の実施
例の図である。図1において、10は、広面積のアース層
11を3層有し、それぞれのアース層11の間にパターン12
を形成し、表面(実装面)に、表面実装型部品2のリー
ド,電極等をリフローはんだ付けするパッドとパターン
12とを形成した印刷配線板である。
【0040】印刷配線板10には、スルーホール型部品3
のリード4を挿入するスルーホール15と、アースリード
5を挿入するスルーホール15-1を設けている。なお、そ
れぞれのスルーホール15,15-1 が印刷配線板10の表面と
裏面とにランド16を有することは勿論である。
【0041】リード(信号リード)4を挿入するスルー
ホール15は、所望の層に設けたパターン12に接続してお
り、アースリード5を挿入するスルーホール15-1は、す
べてのアース層11に接続している。
【0042】アース層11に接続するスルーホール15-1の
周囲に、スルーホール15-1の上下のランド16を貫通する
よう複数(例えば4本)の熱伝導ピン20(直径は0.1mm
〜0.2mm)を配設してある。
【0043】熱伝導ピン20の下先端は、印刷配線板10の
裏面(非実装面) よりも充分に長く突出させてある。ま
た、この熱伝導ピン20の材料は、熱伝導性ある金属(例
えば鋼材或いは銅系金属材)であればよいものである
が、隣接したスルーホールにはんだがブリッジするのを
防止するという点から、非はんだ濡れ性の金属材料、例
えばアルミニウム,ステンレス鋼等が望ましい。
【0044】30は、中心部にノズル35を備えた噴流型は
んだ槽である。噴流型はんだ槽30に熔融はんだを投入
し、この熔融はんだをヒーター(図示せず)により常時
所定の温度( 250℃〜 260℃)に維持している。
【0045】ノズル35は、ステンレス鋼等よりなる細幅
のほぼ直方体状で、印刷配線板10の進行方向に直交する
ように、噴流型はんだ槽30のほぼ中央部に取着してあ
る。ノズル35は上部が熔融はんだ面よりも突出し、他の
大部分は熔融はんだ内に浸漬されている。なお、ノズル
35の長さは、印刷配線板10の幅にほぼ等しいか、それよ
りも大きくしてある。
【0046】ノズル35の上部に噴孔を配列している。ま
た、噴流型はんだ槽の下部にポンプを装着して、熔融は
んだをノズル35に圧送し、それぞれの噴孔より上方に噴
流はんだFを噴出させている。
【0047】一方、噴流型はんだ槽30の上方に、印刷配
線板10ほぼ水平にして、順次噴流型はんだ槽30に送り込
むコンベア(図示省略)を設けている。ノズル35のそれ
ぞれの噴孔から噴出した噴流はんだFは、円錐体状に拡
開して上昇し、最高噴流領域に達した後、落下して噴流
型はんだ槽30に戻る。
【0048】なお、噴流はんだFの最高噴流領域の形状
は、水平面内で楕円形であって、この最高噴流領域の高
さは、印刷配線板10の下面(非実装面)にほぼ等しくし
てある。
【0049】前述の印刷配線板10に電気部品(表面実装
型部品2,スルーホール型部品3,コネクタ等)を混在
して搭載するには、以下の手順による。スルーホール型
部品3を実装する前に、表面実装型部品2を印刷配線板
10にリフローはんだ付けして表面実装する。
【0050】次に、スルーホール型部品3のそれぞれの
リード(信号リード)4を対応するスルーホール15に挿
入する。また、アースリード5をスルーホール15-1に挿
入して、スルーホール型部品3を印刷配線板10に仮搭載
する。
【0051】また、コネクタ(図示省略)のそれぞれの
ピンを対応するスルーホールに挿入して、コネクタを印
刷配線板10に仮搭載する。次に、印刷配線板10の裏面
(非実装面)にフラックスを吹きつけて、スルーホール
の導体層,スルーホール型部品3のリード及びコネクタ
のピンの酸化膜を除去する。
【0052】次に印刷配線板10をプリヒート炉に投入し
て、 100℃〜 160℃にする。引き続いて、印刷配線板10
をコンベアを用いて、噴流型はんだ槽30に搬送し、噴流
型はんだ槽30内に設けたノズル35の噴孔から、噴流はん
だF(温度は 250℃〜 260℃)を噴出させ印刷配線板10
の下面(非実装面) に投射して、スルーホール15とリー
ド4,スルーホール15-1とアースリード5、及びスルー
ホールとコネクタのピンをはんだ付けする。
【0053】なお、噴流型はんだ槽30を用いることな
く、予熱作業に引き続いて、コンベア等を用いて印刷配
線板10をディップ型はんだ槽(図2に示すディップ型は
んだ槽40)に搬送し、印刷配線板10の下面(非実装面)
を溶融はんだ(温度は 250℃〜260℃)にディップし
て、スルーホールとスルーホール型部品3のリード、及
びスルーホールとコネクタのピンをはんだ付けしても良
い。
【0054】本発明方法は、前述のように、アース層11
に接続するスルーホール15-1の周囲に、スルーホール15
-1の上下のランド16を貫通するよう熱伝導ピン20を配設
してあるので、印刷配線板10の下方から噴流型はんだ槽
又はディップ型はんだ槽の溶融はんだの熱が、熱伝導ピ
ン20を介してスルーホール15-1の上側のランド16に伝達
される。
【0055】したがって、印刷配線板10の表面(実装
面)の温度上昇が抑制されているにもかかわらず、スル
ーホール15-1の温度はより高く上昇する。よって、スル
ーホール15-1の上側のランド16まで充分に溶融はんだが
上昇して、スルーホール15-1内にはんだ19が充満する。
即ち、はんだ付けの信頼度が向上する。
【0056】なお、印刷配線板10の表面(実装面) 温度
は、表面実装型部品2をはんだ付けしたはんだの溶融点
以下の温度であるので、先にリフローはんだ付けした表
面実装型部品2が、位置ずれを起こす恐れがない。
【0057】図2において、50は、印刷配線板10に搭載
するコネクタ7にプラグインして、コンタクト51をコネ
クタ7 のピンに接続するおすコネクタ状の本体部と、コ
ンタクト51の他端に取り付けた吸熱板55とからなる熱伝
導治具である。
【0058】吸熱板55は、例えばアルミニウム等のよう
に、非はんだの濡れ性の金属材料からなるものである。
吸熱板55の上面に垂直に、それぞれのコンタクト51に対
向してアングル形の金属棒55A をろう付けして植設さ
せ、この金属棒55A の水平部材の端部にコンタクト51に
嵌合する孔を穿孔し、金属棒55A を対応するコンタクト
51に嵌着することで、機械的におすコネクタ状の本体部
に固着されて、熱伝導治具50が構成されている。
【0059】40は、溶融はんだを収容したディップ型は
んだ槽である。ディップ型はんだ槽40は、収容したはん
だをヒーター(図示せず)により常時所定の温度( 250
℃〜 260℃)に維持している。
【0060】コネクタ7を印刷配線板10にはんだ付け実
装するには、まず、印刷配線板10に表面実装型部品2を
リフローはんだ付けして実装する。その後、コネクタ7
のピン8を対応するスルーホール17に挿入して、コネク
タ7を印刷配線板10に仮搭載し、吸熱板55が印刷配線板
10に平行で且つ下方に位置するように、おすコネクタ50
をコネクタ7に挿着する。
【0061】その後、印刷配線板10の裏面(非実装面)
にフラックスを吹きつけて、スルーホール17の導体層,
コネクタ7のピン8の酸化膜を除去する。次に印刷配線
板10を予熱し、引き続いて、印刷配線板10をコンベア等
を用いて、ディップ型はんだ槽40に搬送して、印刷配線
板10の裏面を溶融はんだに浸漬して、コネクタ7のピン
8をスルーホール17に半田付けする。
【0062】この際、吸熱板55は溶融はんだに浸漬され
ている。よって、ディップ型はんだ槽40の溶融はんだの
熱が、吸熱板55−金属棒55A −熱伝導治具50のコンタク
ト51を経て、コネクタ7のピン8に伝達され、ピン8の
温度がより高く上昇する。
【0063】したがって、スルーホール17内に侵入した
溶融はんだの温度が低下しないので、印刷配線板10の実
装面(上側のランド)まで充分に溶融はんだが上昇し充
満する。即ち、はんだ付けの信頼度が向上する。
【0064】図3において、60は、第1段のノズル31,
第2段のノズル32, 第3段のノズル33及び最終段のノズ
ル34がこの順に多段に配列した噴流型はんだ槽である。
噴流型はんだ槽60に熔融はんだを投入し、この熔融はん
だをヒーター(図示せず)により常時所定の温度( 250
℃〜 260℃)に維持している。
【0065】それぞれのノズルは、ステンレス鋼等より
なる細幅のほぼ直方体状で、印刷配線板10の進行方向に
直交するように配列している。また、それぞれのノズル
上端面に多数の噴孔を配列してある。
【0066】なお、ノズルの長さは、印刷配線板10の幅
にほぼ等しいか、それよりも大きくしてある。また、噴
流型はんだ槽60の下部にポンプを装着して、熔融はんだ
をそれぞれの第1段のノズル31, 第2段のノズル32, 第
3段のノズル33, 最終段のノズル34にに圧送し、それぞ
れの噴孔より上方に噴流はんだを噴出させている。
【0067】そして、第1段のノズル31の噴出する噴流
はんだF1 の高さ(最高噴流領域の高さ)は、スルーホ
ール型部品3のリード4, アースリード5の下先端及び
コネクタのピンの下先端に接する高さとしている。であ
り、そして、第2段, 第3段のノズル32,33 の噴出する
噴流はんだF2,F3 の高さが順次高くしてある。
【0068】最終段のノズル34の噴出する噴流はんだF
4 の高さ(最高噴流領域の高さ)は、印刷配線板10の下
面(非実装面)に達するか或いはそれよりも高くしてあ
る。上述の噴流型はんだ槽60を用いて、印刷配線板10に
電気部品(表面実装型部品2,スルーホール型部品3,
コネクタ等)を混在して実装するには、スルーホール型
部品3,コネクタを実装する前に、表面実装型部品2を
印刷配線板10にリフローはんだ付けして表面実装する。
【0069】次に、スルーホール型部品3のそれぞれの
リード(信号リード)4を対応するスルーホール15に挿
入する。また、アースリード5をスルーホール15-1に挿
入して、スルーホール型部品3を印刷配線板10に仮搭載
する。
【0070】また、図示省略したコネクタのそれぞれの
ピンを対応するスルーホールに挿入して、コネクタを印
刷配線板10に仮搭載する。その後、印刷配線板10の裏面
(非実装面)にフラックスを吹きつけて、スルーホール
の導体層,スルーホール型部品3のリード及びコネクタ
のピンの酸化膜を除去する。
【0071】次に印刷配線板10をプリヒート炉に投入し
て、 100℃〜 160℃にする。引き続いて、印刷配線板10
をコンベア等を用いて、噴流型はんだ槽60に搬送し、第
1段のノズル31,第2段のノズル32,第3段のノズル33
及び最終段のノズル34の噴孔から噴流はんだ(温度は 2
50℃〜 260℃)を印刷配線板10の下面(非実装面) に向
かって噴出させて、スルーホール15とリード4,スルー
ホール15-1とアースリード5、及びスルーホールとコネ
クタのピンをはんだ付けする。
【0072】上述のような多段にノズルが配列した噴流
型はんだ槽60を用いることで、印刷配線板10の裏面には
最終段のノズル34でのみ噴流はんだF4 が投射されるの
で、印刷配線板10の表面(実装面)の温度上昇が抑制さ
れる。
【0073】一方、スルーホール型部品3のリード及び
コネクタのピンには、第1段のノズル31,第2段のノズ
ル32,第3段のノズル33,及び最終段のノズル34の噴流
はんだが投射されるので、溶融はんだの熱がリード及び
ピンに伝達されその温度が充分に高く上昇する。
【0074】したがって、スルーホール内に侵入した溶
融はんだの温度が低下しないので、印刷配線板10実装面
(上側のランド16)まで充分に溶融はんだが上昇し充満
し、はんだ付けの信頼度が向上する。
【0075】なお、印刷配線板10の表面(実装面) 温度
は、表面実装型部品2をはんだ付けしたはんだの溶融点
以下の温度であるので、先にリフローはんだ付けした表
面実装型部品2が、位置ずれを起こす恐れがない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、印刷配線
板の実装面の温度上昇を抑制し、スルーホールか、或い
はスルーホール型部品のリード及びコネクタのピンか
を、所定の温度に加熱して、スルーホール型部品及びコ
ネクタをはんだ付けするようにした電気部品の実装方法
であって、表面実装型部品とスルーホール型部品を混在
して実装する印刷配線板に適用して、スルーホール型部
品のはんだ付けの信頼度が高く、且つ表面実装型部品が
位置ずれする恐れがないという、効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例の図である。
【図4】電気部品を実装した印刷配線板の断面図であ
る。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
2 表面実装型部品 3 スルーホ
ール型部品 4 リード 5 アースリ
ード 7 コネクタ 8 ピン 10 印刷配線板 11 アース層 12 パターン 15,15-1,17
スルーホール 16 ランド 19 はんだ 20 熱伝導ピン 30,60 噴流
型はんだ槽 31 第1段のノズル 32 第2段の
ノズル 33 第3段のノズル 34 最終段の
ノズル 35 ノズル 40 ディップ
型はんだ槽 50 熱伝導治具 51 コンタク
ト 55 吸熱板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷配線板(10)のアース層(11)に接続す
    るスルーホール(15-1)の周囲に、該スルーホール(15-1)
    の上下のランド(16)を熱伝導可能に貫通するよう複数の
    熱伝導ピン(20)を配設し、 該印刷配線板(10)に表面実装型部品(2) をリフローはん
    だ付けして実装し、 次にスルーホール型部品(3) のそれぞれのリード(4) 及
    びアースリード(5) を対応するスルーホールに挿入し
    て、該スルーホール型部品(3) を該印刷配線板(10)に仮
    搭載し、 次に該印刷配線板(10)を予熱し、 引き続いて、該印刷配線板(10)を噴流型はんだ槽(30)又
    はディップ型はんだ槽に搬送し、該スルーホール型部品
    (3) をはんだ付けすることを特徴とする電気部品の実装
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱伝導ピン(20)が、非は
    んだ濡れ性の金属材料であることを特徴とする電気部品
    の実装方法。
  3. 【請求項3】 印刷配線板(10)に表面実装型部品(2) を
    リフローはんだ付けして実装し、 次にコネクタ(7) のピン(8) を対応するスルーホール(1
    7)に挿入して、該コネクタ(7) を該印刷配線板(10)に仮
    搭載し、 次に、一端が該コネクタ(7) に嵌合し他端に吸熱板(55)
    を設けたコンタクト(51)を備えた熱伝導治具(50)の該吸
    熱板(55)が、該印刷配線板(10)に平行で且つ下方に位置
    するように、該熱伝導治具(50)を該コネクタ(7) に挿着
    し、 次に該印刷配線板(10)を予熱し、 引き続いて、該印刷配線板(10)を噴流型はんだ槽又はデ
    ィップ型はんだ槽(40)に搬送し、該吸熱板(55)を噴流は
    んだに接触させるか又は溶融はんだ内に浸漬しつつ、該
    コネクタ(7) をはんだ付けすることを特徴とする電気部
    品の実装方法。
  4. 【請求項4】 印刷配線板(10)に表面実装型部品(2) を
    リフローはんだ付けして実装し、 次に、それぞれのリードを対応するスルーホールに挿入
    してスルーホール型部品(3) を該印刷配線板(10)に仮搭
    載し、それぞれのピンを対応するスルーホールに挿着し
    てコネクタを該印刷配線板(10)に仮搭載し、 次に該印刷配線板(10)を予熱し、 引き続いて該印刷配線板(10)を、第1段のノズル(31)の
    噴出する噴流はんだの高さが、該スルーホール型部品
    (3) のリードの下先端,該コネクタのピンの下先端に接
    する高さであり、第2段, 第3段のノズル(32,33・・) の
    噴出する噴流はんだの高さが順次高くなり、最終段のノ
    ズル(34)の噴出する噴流はんだの高さが、該印刷配線板
    (10)の下面に達する高さとなるような、多段にノズルが
    配列してなる噴流型はんだ槽(60)に搬送し、 該スルーホール型部品(3) 及び該コネクタを、はんだ付
    けすることを特徴とする電気部品の実装方法。
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