JP2006351845A - 電子部品実装用基板及び実装方法並びに装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板1と、基板1に設けられた電子部品実装用のスルーホール3と、基板1に設けられ、スルーホール3に熱を伝達する熱伝達用バイアホール4と、熱伝達用バイアホール4の内壁から基板1面にわたって設けられた熱伝達層6とを有し、プリント基板10のはんだの非フロー面12において、熱伝達層6がスルーホール3の近傍まで延長されて為り、熱伝達用バイアホールくの内壁から基板1面にわたって設けられた熱伝達層6が、はんだレジスト層7で覆われている。
【選択図】 図1
Description
この現象はリード部の先端側から供給される、加熱され溶融したはんだが、スルーホール内に十分に濡れ上がり充填される前に、冷却され、はんだの凝固温度となることで発生する。
特に、従来一般的に使用されている鉛入りはんだの融点は183℃であるが、近年、環境対応などの理由から電気製品への適用が急速に行われている鉛フリーはんだに切替えると、融点が代表的な例で約220℃へと40℃も上昇することから、従来の鉛入りはんだよりも、鉛フリーはんだの方が、はんだの濡れ上がり不良がより顕著に発生する。
このはんだの濡れ上がり不良は、スルーホール内に充填されるはんだの量が十分でないので、製品として使用される環境において、その温度変化などによるプリント回路基板及びリード付き電子部品の膨張・収縮等の繰り返しによって、スルーホール内のはんだにクラック(割れ)が発生した場合、製品の電気回路の断線故障等を引き起こしやすくなる等の問題がある。
この技術では、はんだ濡れ上がり不良を改善する方策として、フローはんだ付け工法によるはんだ付けで電気的に接続させたいスルーホールとリード付き電子部品の周辺に、熱伝達用バイアホールを設けてスルーホールとべたパターンでつなぐ。そして、フローはんだ付けする際に、そのバイアホールに同時にはんだを充填させることで、そこからスルーホールに熱を伝達させて供給し、はんだ濡れ上がり性を良くしようとするものである。
本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、はんだボールを発生することなく、電子部品のリードヘのはんだの濡れ上がりを改善することができる電子部品実装用基板及び実装方法並びに装置を提供することにある。
《実施の形態1》
図1(a)は本発明の実施の形態1のはんだ付けがされる前のプリント回路基板の断面図、(b)はプリント回路基板をはんだの非フロー面から見た図である。なお、図1(a)は、図1(b)のA−A’切断線における断面図である(図2、図4〜6においても同様)。
一方、熱伝達用バイアホール4の熱伝達層6はすべて、図1(a)に示すように、はんだレジスト層7でコーティングされている。
図2(a)は本発明の実施の形態2のはんだ付けがされる前のプリント回路基板10の断面図、(b)はプリント基板10を非フロー面12から見た図、図3(c)はフロー面11を非フロー面12から見た透視図である。
その他の構成・作用・効果、及びフローはんだ付け工法によってはんだが充填される機構は、上記実施の形態1と同様なので説明を省略する。
図4(a)は本発明の実施の形態3のはんだ付けがされる前のプリント回路基板10の断面図、(b)はプリント基板10を非フロー面12から見た図である。
本実施の形態が、上記実施の形態1と異なる点は、熱伝達用バイアホール4の内壁及び開口部に設けられた熱伝達層6が、非フロー面12において、電気回路用導電層5と接続され、電気回路を構成している点である。
図5(a)は本発明の実施の形態4のはんだ付けがされる前のプリント回路基板10の断面図、(b)はプリント回路基板10を非フロー面12から見た図である。
本実施の形態が、上記実施の形態1と異なる点は、熱伝達用バイアホール4の内壁及びプリント回路基板10のフロー面11と非フロー面12に設けられた熱伝達層6がはんだレジスト層7で覆われていない点である。すなわち、本実施の形態では、スルーホール3の内壁と開口部近傍の電気回路用導電層5を円環状に残し、それ及び熱伝達用バイアホール4の熱伝達層6以外の部分がはんだレジスト層7でコーティングされている。
図6(a)は本発明の実施の形態5のはんだ付けがされる前のプリント基板10の断面図、(b)はプリント回路基板10を非フロー面12から見た図である。
本実施の形態が、上記実施の形態1と異なる点は、スルーホール3の開口部近傍の非フロー面12の電気回路用導電層5がはんだレジスト層7で覆われている点である。
図7(a)、(c)は本発明の実施の形態6のはんだ付けがされる前のプリント回路基板10の断面図、(b)は予熱工程に用いられる予熱用のプレートを示す図、(d)ははんだ付け工程に用いられるはんだ付け用のプレートを示す図である。
(b)において、21は例えばステンレスからなる予熱用プレート、23ははんだ噴流用のノズル、25は加熱溶融したはんだ、(d)において、22は例えばステンレスからなるはんだ付け用プレート、24ははんだ噴流用のノズルである。
プリント回路基板10に、リード付き電子部品を搭載した後、プリント回路基板10の非フロー面12にフラックスと呼ばれる薬品を塗布し、ハロゲンヒーターなどを用いて加熱する。次に、予熱用プレート21上にプリント基板10を搬送し、熱伝達用バイアホール4にノズル23から噴流される溶融したはんだ25を接触させる。すると、熱伝達層6を通じてスルーホール3を予熱することができる。
また、本実施の形態の実装装置のプログラムにおいて予熱時間を自由にコントロールできるため、目的とするスルーホール3の効果的なはんだ濡れ上がり性を確保できる。
3…スルーホール 4…熱伝達用バイアホール
5…電気回路用導電層 6…熱伝達層
7…はんだレジスト層 10…プリント回路基板
11…フロー面 12…非フロー面
21…余熱用プレート 22…はんだ付け用プレート
23、24…ノズル 25…はんだ
Claims (12)
- 基板と、
前記基板に設けられた電子部品実装用のスルーホールと、
前記基板に設けられ、前記スルーホールに熱を伝達する熱伝達用バイアホールと、
前記熱伝達用バイアホールの内壁から前記基板面にわたって設けられた熱伝達層とを有し、
前記基板のはんだの非フロー面において、前記熱伝達層が前記スルーホールの近傍まで延長されていることを特徴とする電子部品実装用基板。 - 前記熱伝達用バイアホールの内壁から前記基板面にわたって設けられた熱伝達層が、はんだレジスト層で覆われていることを特徴とする請求項1記載の電子部品実装用基板。
- 前記非フロー面において、前記熱伝達層は前記スルーホールの全周囲を取り囲むように配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の電子部品実装用基板。
- 前記スルーホールの内壁に設けられた導電層に接続された電気回路用導電層は、前記基板のはんだのフロー面のみに形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の電子部品実装用基板。
- 前記非フロー面において、前記熱伝達層が前記スルーホールの少なくとも内壁に設けられた導電層と接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の電子部品実装用基板。
- 前記スルーホールの開口部近傍の前記非フロー面に設けられた導電層を環状に一部残して、前記熱伝達層がはんだレジスト層で覆われていることを特徴とする請求項5記載の電子部品実装用基板。
- 前記熱伝達用バイアホールの内壁から前記基板面にわたって設けられた熱伝達層がはんだレジスト層で覆われていないことを特徴とする請求項1記載の電子部品実装用基板。
- 前記スルーホールの開口部近傍の前記非フロー面の導電層がはんだレジスト層で覆われていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の電子部品実装用基板。
- 前記基板の搬送方向に対し、前記スルーホールよりも上流側に前記熱伝達用バイアホールを設けたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか記載の電子部品実装用基板。
- 請求項1乃至9のいずれか記載の電子部品実装用基板の電子部品実装方法において、
前記熱伝達用バイアホールの予熱用のプレート上に前記基板を搬送し、前記熱伝達用バイアホールに溶融したはんだを接触させる工程と、前記スルーホールのはんだ付け用のプレート上に前記基板を搬送し、前記スルーホールに溶融したはんだを接触させる工程とを有することを特徴とする電子部品実装方法。 - 請求項10記載の電子部品実装方法に用いる電子部品実装装置において、
前記熱伝達用バイアホールの予熱用のプレートと、前記スルーホールのはんだ付け用のプレートとを具備することを特徴とする電子部品実装装置。 - 前記予熱用のプレートは、前記熱伝達用バイアホールに対応する位置に、溶融したはんだが噴流するノズルが設けられ、
前記はんだ付け用のプレートは、前記スルーホールに対応する位置に、溶融したはんだが噴流するノズルが設けられていることを特徴とする請求項11記載の電子部品実装装置。
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