JPH08182110A - ハイブリッド電気自動車の発電機制御装置 - Google Patents

ハイブリッド電気自動車の発電機制御装置

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JPH08182110A
JPH08182110A JP32008194A JP32008194A JPH08182110A JP H08182110 A JPH08182110 A JP H08182110A JP 32008194 A JP32008194 A JP 32008194A JP 32008194 A JP32008194 A JP 32008194A JP H08182110 A JPH08182110 A JP H08182110A
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリの充放電収支を改善する。 【構成】 車両が高負荷走行している制御周期A及びB
では、モータ消費電力Pmが発電機の最大発電出力Pg
Maxを上回る。直前の制御周期におけるモータ消費電
力Pmの平均値(平均消費電力)Paveを発電目標P
gに設定する際、Pave>PgMaxである場合には
発電目標PgをPgMaxに制限すると共にPave−
PgMaxを管理用変数Pdに積算する。車両が低負荷
走行している制御周期D及びEにて管理用変数Pdに積
算された量の一部又は全部を取り出し発電目標Pgをか
さあげする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン及びモータを
併載するハイブリッド電気自動車に関し、特に、エンジ
ンによって駆動されモータやバッテリに電力を供給する
発電機を制御する発電機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッド電気自動車のうちシリーズ
ハイブリッド車(SHV)と呼ばれるシステム構成にお
いては、車両走行用モータに対し、車載バッテリのみな
らず車載のエンジン駆動発電機からも駆動電力が供給さ
れる。エンジン駆動発電機は、エンジン及びこのエンジ
ンにより駆動される発電機から構成されており、発電機
の発電出力はバッテリ及びモータ双方に供給できる。さ
らに、WOT(wide open throttle:スロットル全開)
にて運転することにより、エンジンの回転数をその負荷
である発電機の界磁電流のみによって制御することが可
能になり、従って発電機の発電出力をその界磁電流によ
って制御することができる。さらに、WOT運転によ
り、燃費やエミッションを良好とすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、本願出願人が特
願平5−237547号等にて提案している技術におい
ては、まず、ある制御周期にてモータ出力が検出され平
滑される。さらに、得られた平滑値(平均値等)に応じ
て設定された制御目標値に基づき、つぎの制御周期にお
ける発電機の発電出力が制御される。このような制御を
行うことにより、バッテリの充放電収支を概ねバランス
させることができ、従ってバッテリの充電状態(SO
C)を概ね所定範囲内に維持することができるから、バ
ッテリの長寿命化や、外部電源による充電頻度の抑制を
実現できる。また、モータ出力の検出値をそのまま発電
機の発電出力の制御目標として使用するのではなく、モ
ータ出力の検出値に平滑等の処理を施した上で発電機の
発電出力の制御目標として使用しているため、エンジン
の回転数変動を抑制でき、ひいてはエンジンのエミッシ
ョンを改善できる他、ガソリンエンジン車と同様のドラ
イブフィーリングの実現等も達成できる。
【0004】しかしながら、このような方法のみでは、
モータや発電機の定格設定に起因した問題が発生するこ
とがある。すなわち、発電出力の制御目標に高々発電機
の最大発電出力相当値しか設定できないため、モータ出
力検出値の平滑値が発電機の最大発電出力を上回る状況
下では、発電機の最大発電出力と制御目標値の差に相当
する分をバッテリからの放電により担わねばならず、バ
ッテリの充放電収支に放電側へのアンバランスが生じて
しまう。これは、バッテリの長寿命化や外部電源による
充電頻度の抑制といった利点を阻害すると共に、顕著な
場合にはバッテリの過放電に伴うバッテリ電圧の低下や
モータ出力の低下を招く。
【0005】この問題を克服するためには、発電機の最
大発電出力をモータの最大出力に対して大きめに、ある
いは少なくとも同程度に設定すればよい。しかし、この
ような設定は、発電機やバッテリの小形化の面で、合理
的ではない。すなわち、モータを大電力で駆動しなけれ
ばならないような状況の発生頻度は日常使用ではさほど
高くないのであるから、発電機の定格は車両に要求され
る巡行性能を満たせるよう設定するのが、発電機の小形
化の面に加え、発電出力を受け入れるバッテリの小形化
の面でも、合理的である。一方で、高加速が要求された
場合にこれに応えるためには、モータを大電力駆動でき
るよう設計しなければならない。このように、巡行性能
に応じて求められる発電機の定格は、通常、要求加速性
能に応じて設定されるモータの定格に比べ、1/3程度
の小さな値に設定される。このような定格設定を前提と
した場合、先に述べたバッテリの充放電収支のアンバラ
ンスは、従来は回避困難であった。
【0006】また、エンジンにはWOT運転できない領
域がある。すなわち、モータへの要求出力が小さい時に
は、エンジンのスロットルを閉じなければこの要求出力
をエンジン駆動発電機単独で賄うことはできず、スロッ
トルを閉じるとWOTラインから外れるため燃費の悪化
等が生じる。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、モータ出力の平滑
値がエンジン駆動発電機の最大発電出力を上回った場合
に、バッテリの放電出力に注目して制御を行うことによ
り、発電機やバッテリを小形に保ちつつ、バッテリの充
放電収支のアンバランスをさらに低減し、以てバッテリ
の長寿命化や外部電源による充電頻度の抑制を達成し、
併せてバッテリの過放電に伴うバッテリ電圧の低下やモ
ータ出力の低下を防止することを第1の目的とする。本
発明は、モータ出力が大きな高負荷走行からモータ出力
が小さな中低負荷走行に移行した直後等における発電出
力の制御により、騒音を低減してドライブフィーリング
上の違和感を軽減すると共に、バッテリ電圧の上昇に伴
う損失発生や電圧保護機能の起動を防ぐことを第2の目
的とする。本発明は、高負荷走行から中低負荷走行に移
行しつつあるとき等の発電出力の制御により、モータ出
力が大きく低下しつつある時に発電出力が大きく増加す
ることによる違和感を防止することを第3の目的とす
る。本発明は、モータ出力の平滑値がエンジンを高効率
運転できる最小発電出力を下回った場合に、エンジン駆
動発電機の発電出力の制御により、エンジンが低い効率
で運転されることを防ぎ燃費の悪化等を防ぐと共に、バ
ッテリの充放電収支をバランスさせることを第4の目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の発電機制御装置は、直前の制御周期
におけるモータ出力の指標値の平滑値に基づき今回の制
御周期における発電出力の制御目標を設定する手段と、
設定された制御目標が発電機から供給し得る最大発電出
力を上回るか下回るかを判定する手段と、上回ると判定
された場合に、最大発電出力以下となるよう上記制御目
標を減少補正すると共に、減少補正前の制御目標から減
少補正後の制御目標を減じた値を充放電収支管理用変数
に加算する手段と、下回ると判定された場合に、最大発
電出力から上記制御目標を減じた値以下の量を充放電収
支管理用変数から減ずると共に減じた分を上記制御目標
に加算する手段と、上記制御目標に応じて発電機の発電
出力を制御する手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】本発明の発電機制御装置は、上記制御目標
が最大発電出力を下回っている場合に、許容出力を当該
制御目標が上回ることになる場合に、最大発電出力以下
の値を有する許容出力を制御目標が上回ることとならな
いよう、制御目標への加算量を制限する手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の発電機制御装置は、上記制御目標
が最大発電出力を下回っている場合に、当該制御目標が
所定の許容増加量以上増加しないよう、制御目標への加
算量を制限する手段を備えることを特徴とする。
【0011】本発明の発電機制御装置は、設定された制
御目標がエンジンを高効率運転し得る最小発電出力を上
回るか下回るかを判定する手段と、下回ると判定された
場合に、上記制御目標を0又は最小発電出力以上の値に
強制設定すると共に、強制設定前の制御目標から強制設
定後の制御目標を減じた値を充放電収支管理用変数に加
算する手段と、上回ると判定された場合に、最大発電出
力から上記制御目標を減じた値以下の量だけ充放電収支
管理用変数を減ずると共に減じた分を上記制御目標を加
算する手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】本発明の発電機制御装置は、モータ出力が
最小発電出力を実質的に下回ったことを上記指標値に基
づき検出する手段と、下回ったことが検出された場合
に、エンジンをアイドリングさせ又は停止させる手段
と、モータ出力が最小発電出力を実質的に上回ったこと
を上記指標値に基づき検出する手段と、上回ったことが
検出された場合に上記制御目標を最小発電出力以上の値
に強制設定する手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、まず、直前の制御周期にお
けるモータ出力の指標値平滑値に基づき、今回の制御周
期における発電出力の制御目標が設定される。設定され
た制御目標は、発電機から供給し得る最大発電出力と比
較される。その結果、上回ると判定された場合、制御目
標は最大発電出力以下となるよう減少補正される。ま
た、減少補正前の制御目標から減少補正後の制御目標を
減じた値は、充放電収支管理用変数に加算される。発電
出力の制御が補正された制御目標に従い実行されると、
バッテリの充放電収支が一時的に放電側に傾く。このア
ンバランスは、後の制御周期において補償される。すな
わち、モータ出力の指標値の平滑値に基づき設定された
制御目標が最大発電出力を下回ると判定された場合、充
放電収支管理用変数の値を低減すると共に低減分だけ制
御目標が増大補正される。この制御目標に基づき発電制
御が行われると、従前の制御周期で発生したバッテリ放
電が補償される結果、バッテリの充放電収支がこれまで
の放電側からよりバランス状態に近い収支に修正され
る。このように、本発明においては、バッテリの充放電
収支のアンバランスが低減されるから、バッテリの長寿
命化、外部電源による充電頻度の抑制、バッテリの過放
電防止といった作用が発生する。また、発電機やバッテ
リを大形化させることもない。
【0014】本発明においては、また、バッテリ放電の
補償を行うべき制御周期において発電出力の制御目標の
増大補正量が制限される。
【0015】第1に、増大補正量を制限することによっ
て、制御目標が許容出力を上回らないようにする。この
許容出力は、最大発電出力以下の値に設定する。このよ
うにした場合、例えば高負荷走行から中低負荷走行に移
行した直後等のように直前の制御周期に比べモータ出力
が低下している制御周期において、発電目標、ひいては
発電出力の増加に伴う騒音の顕在化が防止される。これ
は、ドライブフィーリング上の違和感の軽減につなが
る。また、発電出力の増加に伴いバッテリ電圧が上昇す
るとバッテリの充電効率の低下により損失が発生する
が、本発明においてはこのような損失も防止される。さ
らに、バッテリの過充電やバッテリにおけるガス発生防
止等の観点からバッテリ電圧上昇時に発電を停止させる
ようなシステム構成を採用している場合には、そのよう
な保護機能の起動を防止できる。
【0016】第2に、増大補正量を制限することによっ
て、制御目標の増加量が許容増加量以上にならないよう
にする。このようにした場合、例えば高負荷走行から中
低負荷走行に移行していくとき等のように直前の制御周
期に比べモータ出力が大きく低下している時点において
も、発電目標、ひいては発電出力の急激な増加が生じな
いから違和感が発生しない。
【0017】本発明においては、また、モータ出力の指
標値の平滑値に基づき設定された制御目標が、エンジン
を高効率運転し得る最小発電出力を上回るか下回るかが
判定される。下回ると判定された場合、制御目標は0又
は最小発電出力以上の値に強制設定される。これと共
に、強制設定前の制御目標と強制設定後の制御目標との
差、すなわち新たに発生する充放電収支のアンバランス
分が、充放電収支管理用変数に積算される。従って、エ
ンジンは高効率運転状態か停止(又はアイドリング)状
態のいずれかに制御されることになるから、エンジンが
低い効率で運転されることはなく、燃費の悪化等が防止
される。また、上回ると判定された場合、充放電収支管
理用変数の値が低減され低減した分だけ制御目標が補正
される。これにより、モータ出力低下時の発電目標補正
に伴いモータ出力と発電出力の間に差が生じ一時的にバ
ッテリの充放電収支が放電側又は充電側に傾いた場合で
あっても、このアンバランスが早期に解消される。
【0018】本発明においては、あるいは、モータ出力
が最小発電出力と比較され、前者が後者を実質的に下回
ったと見なせる場合にエンジンがアイドリング乃至停止
制御される。その後モータ出力が最小発電出力を実質的
に上回るに至ると、最小発電出力以上の値を目標として
発電制御が実行される。従って、本発明においては、エ
ンジンが高効率運転状態か停止又はアイドリング状態の
いずれかに制御されることになるため、エンジンが低い
効率で運転されることがなく、燃費の悪化等が防止され
る。また、モータ出力の指標値の平滑値ではなくモータ
出力の指標値に基づきエンジンをアイドリング乃至停止
させているため、モータ出力が低下する期間とエンジン
がアイドリング乃至停止する期間とが一致することとな
り、エンジン騒音の顕在化、ひいてはドライブフィーリ
ングの悪化が防止される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0020】図1には、本発明を実施するのに適するS
HVのシステム構成が示されている。このシステムにお
いては、三相交流モータが車両走行用のモータ10とし
て使用されており、モータ10の出力軸はディファレン
シャルギア(デフ)12その他の機構を介して駆動輪1
4に連結されている。
【0021】モータ10の駆動電力源としては、バッテ
リ16及びエンジン駆動発電機18が搭載されている。
バッテリ16の放電出力やエンジン駆動発電機18の発
電出力はいずれも直流電力であり、インバータ20によ
り三相交流に変換された上でモータ10に供給される。
また、エンジン駆動発電機18の発電出力は、バッテリ
16の充電にも使用される。さらに、車両を回生制動す
る際にはモータ10にて回生された電力によりバッテリ
16が充電される。
【0022】エンジン駆動発電機18は、専らWOT運
転されるエンジン22及びこのエンジン22により駆動
される発電機24から構成されている。すなわち、エン
ジン22の出力は、増速機26により発電機24に適す
る回転数まで高められた上で、発電機24に供給され
る。この状態で発電機24に界磁電流Ifが供給される
と、発電機24から発電出力が得られる。この図では発
電機24として三相交流発電機が使用されており、その
発電出力は後段の整流器28により整流された上でイン
バータ20やバッテリ16に供給される。
【0023】モータ10の出力やエンジン駆動発電機1
8の発電出力、さらにはバッテリ16のSOCは、コン
トローラ30により制御乃至管理される。コントローラ
30は、モータ10の制御を担当するモータコントロー
ラ32と、エンジン駆動発電機18の制御を担当する発
電機コントローラ34から、構成されている。これらモ
ータコントローラ32及び発電機コントローラ34は、
動作に当たって互いに適宜情報を授受しあう。さらに、
バッテリ16のSOCの管理は、モータコントローラ3
2と発電機コントローラ34の協働により、すなわちモ
ータ出力に応じた発電出力の制御として、実行される。
【0024】モータコントローラ32は、車両操縦者か
らの加減速要求を示すアクセル量、ブレーキ量等を入力
する一方で、モータ10に付設した回転センサ36を用
いてモータ回転数Nを検出する。モータコントローラ3
2は、これらの情報に基づき、モータ10にて発生させ
るべき出力トルク、すなわちトルク指令を決定する。モ
ータコントローラ32は、決定したトルク指令に基づ
き、かつ電流センサ38により検出されるモータ電流I
Mを参照しながら、インバータ20による電力変換動作
を制御する。ここに、インバータ20は、所定個数のス
イッチング素子から構成されており、これらの素子のス
イッチング動作によって直流電圧を三相交流電流に変換
する機能を有している。従って、モータコントローラ3
2からインバータ20に対しスイッチング制御信号SW
を供給することにより、モータ10にてトルク指令を実
現させるために必要な電流となるよう、モータ電流IM
を制御できる。なお、以下の説明から明らかとなるよう
に、本発明はモータコントローラ32の動作の細部、例
えば回転センサ36や電流センサ38の有無やモータコ
ントローラ32の動作アルゴリズムにより限定されるべ
きものではない。
【0025】この図のシステムにおいては、エンジン2
2を高効率で、すなわち燃費がよくエミッションも少な
い領域で、運転する方法を採用している。具体的には、
エンジン22を概ねWOTにて運転することにより、ス
ロットル操作による燃費悪化等を防止している。また、
エンジン22をWOT運転すると、エンジン駆動発電機
18の発電出力を発電機24の界磁電流Ifによって制
御できる。この図のシステムにおいては、発電機コント
ローラ34は、界磁電流Ifによってエンジン駆動発電
機18の発電出力を制御している。その際、発電機コン
トローラ34は、エンジン駆動発電機18の発電出力の
制御目標Pgへのフィードバックのため、エンジン22
からその回転数を入力している。
【0026】発電機コントローラ34は、制御目標Pg
を決定する際、上述のフィードバックを施す他に、モー
タ10の出力パワー又はインバータ20への入力電力
(以下、これらを総称して“モータ消費電力Pm”と呼
ぶ。モータ10以外の負荷(図示せず)による消費も含
む)を参照している。モータ消費電力Pmは、前述のト
ルク指令とモータ回転数Nを乗じることによって、ある
いはインバータ20への入力電流Iiとバッテリ電圧V
bを乗じることによって、得ることができる。発電機コ
ントローラ34は、このようにして得られるモータ消費
電力Pmを所定長Tを有する制御周期に亘って平滑(平
均)し、その結果得られる平均消費電力Paveを、そ
の次の制御周期における制御目標Pgとして用いる。発
電機コントローラ34は、決定された制御目標Pgがエ
ンジン駆動発電機18の発電出力として実現されるよ
う、エンジン回転数を参照しながら、界磁電流Ifを制
御する。なお、本発明は、モータ消費電力Pmに代え、
これを反映する他の指標を用いても実施することができ
る。例えば、モータ回転数(車速)Nやトルク指令又は
推定値を用いてもよい。車速又はモータ回転数Nを用い
ると、フィーリングがさらに良好になる。
【0027】このような制御を実現するため、図1にお
いては、整流器28の出力電流Igを検出する電流セン
サ40、バッテリ16の充放電電流Ibを検出する電流
センサ42、インバータ20への入力電流Iiを検出す
る電流センサ44、及びバッテリ16の端子電圧(従っ
て整流器28やインバータ20の端子電圧)Vbを検出
する電圧センサ46が用いられている。電流センサ44
の出力と電圧センサ46の出力の積IiVbは上述のよ
うにモータ消費電力Pmを表しているから、平均消費電
力Paveを決める基礎として利用できる。また、電流
センサ40の出力と電圧センサ46の出力の積IgVb
はエンジン駆動発電機18の発電出力を表しているか
ら、その目標制御の際にフィードバック量として使用で
きる。但し、これらのセンサは、本発明を実施するに当
たって必須ではない。
【0028】ところで、平均消費電力Paveは、エン
ジン駆動発電機18の最大発電出力PgMaxを上回る
ことがあり、また最小発電出力PgMinを下回ること
がある。最大発電出力PgMaxとは、発電機24等の
定格上、エンジン駆動発電機18から高効率で出力し得
る最大の発電出力をいい、最小発電出力PgMinと
は、エンジン駆動発電機18から高効率で出力し得る最
小の発電出力(例えばPgMaxの1/5程度)をい
う。上述のシステムでは、WOT運転によってエンジン
22の効率を維持しているため、発電出力とエンジン回
転数の関係や、最大発電出力PgMax及び最小発電出
力PgMinとエンジン回転数の関係は、図2に示され
るような関係となる。
【0029】従って、単純に平均消費電力Paveに従
い制御目標Pgを決定するのみでは、発電出力の不足や
エンジン22の運転効率低下が生じてしまう。例えば、
モータ消費電力Pmが顕著に大きな高負荷走行状態では
平均消費電力Paveが大きくなるため制御目標Pgが
最大発電出力PgMaxを上回ることがある。この場
合、エンジン駆動発電機18から実際に得られる発電出
力は最大発電出力PgMaxにとどまるため、制御目標
Pgと最大発電出力PgMaxの差に相当する分の電力
が、バッテリ16の放電により賄われる。この問題は、
モータ10の定格に比べて発電機24の定格を小さく設
定する際に、顕在化する。逆に、モータ消費電力Pmが
顕著に小さな低負荷走行状態では平均消費電力Pave
が小さくなるため制御目標Pgが最小発電出力PgMi
nを下回ることがある。この場合、エンジン駆動発電機
18から制御目標Pg相当の発電出力を得るためにはエ
ンジン22のスロットルを閉じなければならないため、
エンジン22の運転効率の劣化、従って燃費の悪化等が
生じてしまう。
【0030】以下の各実施例においては、単純に平均消
費電力Paveに従い制御目標Pgを決定するのみだと
発電出力の不足やエンジン22の運転効率低下が生じる
ような状況下で、制御目標Pgに所定の操作を施すこと
により、これらの不具合を防止乃至緩和している。
【0031】第1実施例.図3には、本発明の第1実施
例において発電機コントローラ34により実行される制
御手順が示されている。この図に示されるように、発電
機コントローラ34はまず内蔵するタイマやサンプルデ
ータを0にクリアし(100)、その上で、所定長T秒
を有する1制御周期の間、モータ消費電力Pmをサンプ
リングする(104)。発電機コントローラ34は、内
蔵するタイマの計数値がT秒に至った時点で(10
2)、これまでにサンプリングしたモータ消費電力Pm
の平均を演算する(106)。このようにして、発電出
力の制御目標Pgを決定する基礎となる平均消費電力P
aveが得られる。
【0032】発電機コントローラ34は、続いて、平均
消費電力Paveを最大発電出力PgMax及び最小発
電出力PgMinと比較する(108)。その結果、平
均消費電力Paveが最大発電出力PgMaxを上回る
ことを検出した場合、発電機コントローラ34は、バッ
テリ16の充放電収支を管理するための変数Pdに両者
の差Pave−PgMaxを積算し(110)、最大発
電出力PgMaxを制御目標Pgとしてエンジン駆動発
電機18の発電出力を制御する(112)。すなわち、
平均消費電力Paveが最大発電出力PgMaxを上回
っている場合にこの平均消費電力Paveをそのまま制
御目標Pgとしたとしてもエンジン駆動発電機18はこ
れを実現できないため、この場合は最大発電出力PgM
axを制御目標Pgに設定して界磁電流Ifを制御す
る。また、最大発電出力PgMaxを制御目標Pgとし
てエンジン駆動発電機18を制御すると、Pave−P
gMaxに相当する電力がバッテリ16の放電により担
われその充放電収支が放電側に傾くこととなるので、ど
の程度放電側に傾いたかを定量的に取り扱うべく、管理
用変数PdにPave−PgMaxを積算する。
【0033】ステップ108において平均消費電力Pa
veが最小発電出力PgMinを下回ることを検出した
場合、発電機コントローラ34は、管理用変数Pdに平
均消費電力Paveを積算し(114)、制御目標Pg
を0としてエンジン駆動発電機18を制御する(11
6)。すなわち、平均消費電力Paveが最小発電出力
PgMinを下回っている場合にこの平均消費電力Pa
veをそのまま制御目標Pgとしてエンジン駆動発電機
18を制御すると、エンジン22のスロットルを閉じ側
に制御しなければならなくなり効率低下を招くから、こ
の場合はエンジン22をアイドリング又は停止させかつ
界磁電流Ifを0に制御することにより、エンジン駆動
発電機18の発電出力を0に制御する。これにより、低
効率運転による燃費の悪化等を回避できる。また、エン
ジン駆動発電機18の発電出力を0に制御すると、Pa
veに相当する電力がバッテリ16の放電により担われ
その充放電収支が放電側に傾くこととなるので、管理用
変数Pdに平均消費電力Paveを積算する。
【0034】ステップ108において平均消費電力Pa
veが最小発電出力PgMin以上最大発電出力PgM
ax以下であることを検出した場合、発電機コントロー
ラ34は、従前の処理により管理用変数Pdに積算され
た量を利用して制御目標Pgを設定することにより、従
前の処理にてバッテリ16の充放電収支が放電側へ傾い
た分を補償する。具体的には、平均消費電力Paveと
管理用変数Pdの値のを加算値Prefを求め(11
8)、これを発電出力の制御目標Pgとしてエンジン駆
動発電機18を制御する(120)。その結果、管理用
変数Pdにより積算されていた電力に相当する電力量に
て、バッテリ16が充電される。従って、従前の処理に
て発生していた発電出力の不足分の積算値、すなわちモ
ータ消費電力Pmのうちバッテリ16の放電により賄わ
れていた部分が補償され、バッテリ16の充放電収支は
充放電がバランスした状態に戻る。また、充放電がバラ
ンスしたことを反映させるべく、ステップ120実行時
には併せて管理用変数Pdを0にリセットする(12
2)。
【0035】但し、ステップ118〜122の処理のみ
だと、加算値Prefが最大発電出力PgMaxを上回
った場合に対処できない。すなわち、加算値Prefが
最大発電出力PgMaxを上回ってしまう場合に加算値
Prefを制御目標Pgとしてエンジン駆動発電機18
を制御したとしても、この制御目標Pgは実現され得な
い。そこで、この実施例では、ステップ122及び12
0に先立ち加算値Prefを最大発電出力PgMaxと
比較している(124)。その結果、加算値Prefが
最大発電出力PgMax以下であれば前述のステップ1
22及び120が実行される。逆に、加算値Prefが
最大発電出力PgMaxを上回っていれば、制御目標P
gを最大発電出力PgMaxに制限すべくステップ11
2が実行される。その際、併せてステップ110も実行
され、今回の発電によりバッテリ16に充電した電力量
に相当する電力PgMax−Paveが管理用変数Pd
から減ぜられる。
【0036】図4には、上述の制御手順がタイミングチ
ャートとして示されている。ここでは、それぞれ所定長
T秒を有する制御周期A,B,…を想定し、また一時的
な変動を伴いつつモータ消費電力Pmが徐々に低下して
いく状況を考えることにする。この状況では、モータ消
費電力Pmの低下に伴い、平均消費電力Paveは徐々
に低下していく。従って、最初は最大発電出力PgMa
xを上回っていた平均消費電力Paveも、ある制御周
期では最大発電出力PgMax以下となる。本実施例で
は、直前の制御周期における平均消費電力Paveが最
大発電出力PgMax以下となり始めた制御周期以後の
制御周期にて、発電出力の不足分が補われる。
【0037】例えば、制御周期Aにおける平均消費電力
Paveは制御周期Bの欄に示されるように最大発電出
力PgMaxを上回っているので、制御周期Bでは最大
発電出力PgMaxを制御目標Pgとして発電出力の制
御が行われる。その際、不足分Pave−PgMaxが
管理用変数Pdに積算される()。制御周期Bにおけ
る平均消費電力Paveも最大発電出力PgMaxを上
回っているので、制御周期Cでも同様の処理が実行され
る。制御周期Cにおける平均消費電力Paveは制御周
期Dの欄に示されるように最大発電出力PgMax以下
となっているが、Pref>PgMaxであるため、制
御周期DではPgMaxを制御目標Pgとして発電出力
の制御が行われ、また管理用変数PdからPgMax−
Paveが減ぜられる()。制御周期Dにおける平均
消費電力Paveは制御周期Eの欄に示されるように最
大発電出力PgMax以下となっており、またPref
≦PgMaxであるため、制御周期EではPrefを制
御目標Pgとして発電出力の制御が行われ、また管理用
変数Pdが0にリセットされる()。
【0038】このように、本実施例によれば、発電機2
4の定格をモータ10のそれに比べ小さく設定している
ため平均消費電力Paveが最大発電出力PgMaxを
上回ることがあるにもかかわらず、バッテリ16の充放
電収支の悪化を避けることができる。また、平均消費電
力Paveが最小発電出力PgMinを下回った場合で
もエンジン22のスロットルを閉じないようにしたた
め、低効率運転によるエンジン22の燃費の悪化等を防
止できる。さらに、平均消費電力PaveがWOT運転
領域、すなわち最小発電出力PgMin以上最大発電出
力PgMax以下の領域にない場合に生じる充放電収支
の偏りは、その後平均消費電力PaveがWOT運転領
域に入ることとなった制御周期にて好適に解消できる。
【0039】第2実施例.図5には、本発明の第2実施
例において発電機コントローラ34により実行される制
御手順が示されている。但し、この図では、図3と相違
する部分のみが示されている。この実施例においては、
ステップ106実行後、ステップ124にて平均消費電
力Paveが最小発電出力PgMin、発電目標制限値
PhMax及び最大発電出力PgMaxと比較される。
但し、発電目標制限値PhMaxは、少なくともPgM
in<PhMax<PgMaxとなるよう、例えば最大
発電出力PgMaxの60%程度の値に設定する。この
比較の結果、平均消費電力Paveが最大発電出力Pg
Maxを上回ることが検出された場合や、あるいは最小
発電出力PgMinを下回ることが検出された場合の動
作は、第1実施例と同様である。
【0040】ステップ124においてPhMax≦Pa
ve≦PgMaxであることが検出された場合は、第1
実施例と同様の制御を行えば最大でPgMax−Pav
eに相当する分、バッテリ16の充放電収支を改善でき
るにもかかわらず、この実施例では平均消費電力Pav
eを制御目標Pgとしてエンジン駆動発電機18の制御
が行われる(126)。このような制御を行うのは、騒
音の増大、損失の発生、電圧保護機能の起動等を防ぐた
めである。すなわち、従前の制御周期にて発生していた
充放電収支のアンバランスを後の制御周期にて解消乃至
低減する第1実施例の処理は、先に示した図4の例のよ
うに、モータ消費電力Pmが大きな値から徐々に小さい
値へと変化している状況にて、実行されることが多い。
言い換えれば、モータ10の出力がすでに低下している
にもかかわらず発電出力が増大するため、発電機24に
て発生する騒音が目立ってしまうことが多い。これは、
ドライブフィーリング上の違和感を招く。また、バッテ
リ16を大電力で充電すると、バッテリ電圧Vbの上
昇、ひいては充電効率の低下が発生する。さらに、バッ
テリ16における過充電やガス発生を防止するため、バ
ッテリ電圧Vbが上昇したときに発電出力を0乃至微小
値に低下させる電圧保護機能を有するシステムにおいて
は、大電力での発電を指令することにより発電の休止が
生じる可能性もある。この実施例では、よりドライブフ
ィーリングがよく、損失が小さく、かつ電圧保護機能と
抵触しないシステムを実現すべく、PhMax≦Pav
e≦PgMaxが成立するときに発電出力をPaveに
制限している。
【0041】ステップ124においてPgMin≦Pa
ve<PhMaxであることが検出された場合は、発電
機コントローラ34は、ステップ116を実行した上
で、ステップ124におけるPgMaxを発電目標制限
値PhMaxに置き換えたステップ128を実行する。
ステップ128にてPref≦PhMaxと判定された
場合、発電機コントローラ34はステップ122及び1
20を実行する。ステップ128にてPref>PhM
axと判定された場合、発電機コントローラ34は、ス
テップ110及び112におけるPgMaxを発電目標
制限値PhMaxに置き換えたステップ130及び13
2を実行する。これらの置き換えは、この実施例におい
てステップ124及び126による発電出力制限を導入
したことに伴うものである。
【0042】このように、本実施例によれば、第1実施
例と同様の利点を享受できる他、騒音の増大、損失の発
生、電圧保護機能の起動等を防ぐことができる。
【0043】第3実施例.図6には、本発明の第3実施
例において発電機コントローラ34により実行される制
御手順が示されている。この図では、図3又は図5と共
通する部分は省略している。
【0044】この実施例では、ステップ124において
PgMin≦Pave<PhMaxであることが検出さ
れた場合に、管理用変数Pdの値が所定の発電目標増加
量制限値Ptrと比較される(134)。その結果、P
d<Ptrであることが検出された場合、発電機コント
ローラ34は、第2実施例におけるステップ118〜1
22及び128〜132と同様の内容のステップ118
A〜122A及び128A〜132Aを実行する。Pd
≧Ptrであることが検出された場合、発電機コントロ
ーラ34は、ステップ118〜122及び128〜13
2と同様の内容のステップ118B〜122B及び12
8B〜132Bを実行する。但し、ステップ122Bで
は、管理用変数Pdを0にリセットするのではなく、管
理用変数Pdから発電目標増加量制限値Ptrが減ぜら
れている。
【0045】従って、この実施例においては、従前の制
御周期にて発生した充放電収支のアンバランスを、管理
用変数Pdに積算した情報に基づき解消乃至低減する
際、制御目標Pgの増加量が発電目標増加量制限値Pt
rに制限される。従って、発電目標増加量制限値Ptr
の値を適宜設定することにより、発電出力とモータ出力
の差が大きく開くことを防止でき、ドライブフィーリン
グ上の違和感を軽減できる。この実施例では、第1及び
第2実施例と同様の効果も得られる。
【0046】第4実施例.なお、本発明は、平均消費電
力Paveが最小発電出力PgMinを下回った場合に
エンジン駆動発電機18の発電出力を0に制御する構成
に限定されるものではない。例えば、図7に示されるよ
うに、ステップ108又は124にて平均消費電力Pa
veが最小発電出力PgMinを下回ることが検出され
た場合に、最小発電出力PgMinを今回の制御周期で
の制御目標Pgとしてもよい(138)。その際には、
PgMin−Pave相当の発電剰余が生じるため、管
理用変数Pdの値をPgMin−Pave減ずる(13
6)。このようにした場合、エンジン22は、車両停止
時を除き常にWOT運転されることになる。また、最小
発電出力PgMinに代えそれ以上の値、例えば直前の
制御周期での制御目標Pgを、今回の制御周期での制御
目標Pgとしてもよい。
【0047】第5実施例.また、図8に示されるよう
に、モータ消費電力Pmが最小発電出力PgMinを実
質的に下回った場合に直ちにエンジンをアイドリング
(又は停止)させるようにしてもよい。この図において
は、まず、ステップ104にて得られたモータ消費電力
Pmが最小発電出力PgMinよりも1kW程度の微小
量だけ小さい値に設定されたアイドリング移行値Pxと
比較される(140)。この比較の結果、Pm<Pxが
成立した場合にはステップ142以降の動作が、成立し
なかった場合には前述のステップ102以降の動作がそ
れぞれ実行される。
【0048】ステップ142においては、発電機コント
ローラ34はエンジン22をアイドリングさせ、また界
磁電流Ifを0等の所定値に制御することにより発電出
力を0に制御する。この後、発電機コントローラ34
は、Pm>Pyが成立するまで(144)、モータ消費
電力を繰り返しサンプリングする(146)。このPy
はWOT運転復帰のためのしきい値であり、最小発電出
力PgMinに比べ例えば1kW程度大きめに設定され
る。Pm>Pyが成立すると、発電機コントローラ34
は、エンジン駆動発電機18の発電出力が最小発電出力
PgMin以上の値となるよう発電出力の制御を実行す
る(148)。その後、発電機コントローラ34の動作
はステップ140又はステップ100に戻る。
【0049】このような動作、すなわちモータ消費電力
Pmを最小発電出力PgMin(又はこれに近傍する値
であるPx及びPy)と比較し、モータ出力の低下が検
出された場合に直ちにエンジン22はアイドリング(又
は停止)させることにより、エンジン22がアイドリン
グ(又は停止)している期間と、モータ出力が低下して
いる期間とを一致させることができる。これは、エンジ
ン22の騒音の顕在化を防ぎ、ドライブフィーリングを
改善することにつながる。
【0050】さらに、アイドリング移行値PxとWOT
復帰値Pyによって制御にヒステリシス特性を与えてい
るため、モータ消費電力Pmやその平滑値が最小発電出
力PgMin近傍をふらついている場合であってもエン
ジン22の運転状態がWOTからアイドリングへ、又は
その逆へと頻繁に変動することがなく、その面でも燃費
が良好になる。さらに、ステップ148において使用す
る制御目標は、例えば最小発電出力PgMinや従前の
発電目標Pgとすることができるから、エンジン22の
アイドリング期間が終了した直後に発電出力が急増しそ
の結果エンジン22の騒音の顕在化によりドライブフィ
ーリングが悪化するといった事態をも防ぐことができ
る。
【0051】第6実施例.本発明は、また、第2実施例
のように制御目標Pgを発電目標制限値PhMaxにて
上限制限する構成に限定されるものではない。例えば、
制御目標Pgの下限を制限するため新たに発電目標制限
値PhMinを用い、発電目標制限値PhMax及びP
hMinにて、管理用変数Pdによる補正に制限を施す
ようにしてもよい。また、平均消費電力Paveが最小
発電出力PgMinを下回った場合にエンジン22を単
純にアイドリングさせ又はエンジン駆動発電機18を最
小出力発電動作させるのではなく、アイドリングの結果
充放電収支のアンバランスを無視できなくなった時点で
エンジン駆動発電機18を最小出力発電動作させるよう
にしてもよい。
【0052】図9には、本発明の第6実施例において発
電機コントローラ34により実行される制御手順が示さ
れている。この実施例では、ステップ124にて、平均
消費電力Paveが最大発電出力PgMax及び最小発
電出力PgMinと比較される。その結果、PgMax
<Paveが成立した場合は前述の各実施例と同様ステ
ップ110及び112が実行される。
【0053】また、PgMin≦Pave≦PgMax
が成立した場合には、まず、管理用変数Pdの正負が判
定される(150)。管理用変数Pdの値が0であると
判定された場合には、バッテリ16の充放電収支がバラ
ンスしていると見なすことができるから、ステップ12
6が実行される。管理用変数Pdの値が正である場合に
は、バッテリ16の充放電収支が放電側に傾いていると
見なすことができるから、原則として、平均消費電力P
aveに管理用変数Pdの値を加算した値を制御目標P
gとして(118C)、発電出力が制御され(120
C)、併せて管理用変数Pdが0にリセットされる(1
22C)。これにより、従前の制御周期において発生し
た充放電収支の放電側への傾きを解消乃至低減できる。
逆に、管理用変数Pdの値が負である場合には、バッテ
リ16の充放電収支が充電側に傾いていると見なすこと
ができるから、原則として、平均消費電力Paveに管
理用変数Pdの値を加算した値を制御目標Pgとして
(118D)、発電出力が制御され(120D)、併せ
て管理用変数Pdが0にリセットされる(122D)。
これにより、従前の制御周期において発生した充放電収
支の充電側への傾きを解消乃至低減できる。
【0054】また、平均消費電力Paveに管理用変数
Pdの値を加算した値がエンジン22をWOT運転でき
る範囲を脱している場合に引き続きWOT運転を継続す
べく、この実施例では、ステップ118C又は118D
実行後にPrefが最小発電出力PgMin及び最大発
電出力PgMaxと比較されている(124A,124
B)。ステップ118Cを実行した時点でPref>P
gMaxが成立している場合には、ステップ122C及
び120Cを実行せずに、ステップ110及び112と
同内容のステップ110A及び112Aが実行される。
また、ステップ118Dを実行した時点でPref≦が
成立している場合には、ステップ122D及び120D
を実行せずに、ステップ136及び138と同内容のス
テップ136A及び138Aが実行される。
【0055】さらに、管理用変数Pdの値が0でない場
合には、ステップ152又は154が実行される。ステ
ップ152においては平均消費電力Paveが発電目標
制限値PhMaxと比較され、その結果Pave≧Ph
Maxが成立した場合はステップ118Cに移行せずに
ステップ126に移行する。これにより、平均消費電力
Paveが大きいときにステップ118C及び120C
が実行されることを防ぐことができ、従って発電出力の
急増を防ぐことができる。逆に、ステップ154におい
ては平均消費電力Paveが発電目標制限値PhMin
(PgMin<PhMin<PhMax)と比較され、
その結果Pave≦PhMinが成立した場合はステッ
プ118Dに移行せずにステップ126に移行する。こ
れにより、平均消費電力Paveが小さいときにステッ
プ118D及び120Dが実行されることを防ぐことが
でき、従って発電出力の急減を防ぐことができる。これ
らは、フィーリングの向上につながる。
【0056】また、ステップ124にてPave<Pg
Minが成立した場合には、原則として、図7に示され
る第4実施例と同様、ステップ136及び138が実行
される。このように平均消費電力Paveが低下した場
合にエンジン22をアイドリングさせるのではなくエン
ジン駆動発電機18を最小出力発電させることにより、
第4実施例と同様の効果が得られる。しかし、これだけ
では、最小出力発電が長期間継続した場合にバッテリ1
6の充放電収支が充電側に徐々に傾いていくという問題
が残る。そこで、この実施例では、負の値を有するエン
ジン停止しきい値PsFullと、管理用変数Pdの値
とが、比較される(156)。Pd≧PsFullが成
立するのは、管理用変数Pdの値が正の値であるとき
(すなわち充放電収支が放電側に傾いているとき)か、
あるいは負の値であるもののその絶対値がさほど大きく
ないとき(すなわち充放電収支が充電側に傾いているけ
れどもその程度が問題とならない程度であるとき)であ
るから、ステップ138が実行される。逆に、Pd<P
sFullが成立するのは、管理用変数Pdの値が負の
値でありかつその絶対値が大きいとき(すなわち充放電
収支が顕著に充電側に傾いているとき)であるから、そ
れ以上のアンバランス発生を防止すべくエンジン22が
停止される(158)。
【0057】エンジン22を停止させた後も、発電機コ
ントローラ34は、タイマを0にクリアした上で計時を
開始させ(160)、モータ消費電力Pmを引き続きサ
ンプリングする(162)。タイマがT秒を計時した時
点で(164)、発電機コントローラ34は、T秒間の
平均消費電力Paveを求める(166)。この時点で
はエンジン22が停止しており従って発電出力が0とな
っているから、求めた平均消費電力Paveは、エンジ
ン22を停止しているT秒間に発生した発電不足、すな
わちバッテリ16からの放電電力量を表している。そこ
で、発電機コントローラ34は、ステップ114を実行
することによりこの放電を管理用変数Pdの値に反映さ
せる。その時点で管理用変数Pdの値が0以上となって
いれば(168)、充放電収支の充電側への傾きが解消
されたと見なせるため、発電機コントローラ34はエン
ジン22を起動させる(170)。管理用変数Pdの値
が0未満の間は、発電機コントローラ34はステップ1
60に戻って前述の動作を実行する。
【0058】従って、モータ消費電力Pmが長時間に亘
って低い状態を維持した場合であっても、このような動
作により、充放電収支が顕著に充電側に傾くことを防ぐ
ことができる。また、エンジン22を停止させることに
より、エンジン22による燃料消費を低減できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直前の制御周期におけるモータ出力の平滑値に基づき設
定した発電出力の制御目標を発電機から供給し得る最大
発電出力と比較し、上回る場合には制御目標を最大発電
出力以下に減少補正すると共にバッテリの放電出力相当
値を管理用変数に積算し、モータ出力の平滑値に基づき
設定された制御目標が最大発電出力を下回るに至った制
御周期にて管理用変数に基づき従前の制御周期における
バッテリ放電分を補償するようにしたため、発電機やバ
ッテリを要求加速性能等に対し小さな定格とした場合で
あっても、バッテリの充放電収支を良好にかつ早期にバ
ランスさせることができる。これにより、バッテリの長
寿命化、外部電源による充電頻度の抑制、バッテリの過
放電防止を実現でき、バッテリ電圧の低下やモータ出力
の低下を防止できると共に、発電機やバッテリの大形化
を防ぐことができる。
【0060】本発明によれば、また、増大補正量を制限
し制御目標が許容出力を上回らないようにしたため、例
えば高負荷走行から中低負荷走行に移行した直後等のよ
うに直前の制御周期に比べモータ出力が低下しモータ騒
音が低減している制御周期においても、発電出力の増加
に伴う騒音の顕在化を防止でき、ドライブフィーリング
上の違和感を軽減できる。また、発電出力の増加に伴う
バッテリ電圧の上昇、ひいてはバッテリの充電効率の低
下による損失の発生を防止できる。さらに、バッテリの
過充電やバッテリにおけるガス発生防止等の観点からバ
ッテリ電圧上昇時に発電を停止させるようなシステム構
成を採用している場合には、そのような保護機能の起動
を防止できる。
【0061】本発明によれば、さらに、増大補正量を制
限し制御目標の増加量が許容増加量以上にならないよう
にしているため、例えば高負荷走行から中低負荷走行に
移行していくとき等のように直前の制御周期に比べモー
タ出力が大きく低下している時点においても、発電目
標、ひいては発電出力の急激な増加が生じないから違和
感が発生しない。
【0062】本発明によれば、また、モータ出力の平滑
値に基づき設定された制御目標がエンジンを高効率運転
し得る最小発電出力を下回ると判定された場合に、制御
目標を0又は最小発電出力以上の値に強制設定すると共
に強制設定前の制御目標と強制設定後の制御目標との差
を管理用変数に積算し、上回ると判定された場合に管理
用変数の値を低減し低減した分だけ制御目標を補正する
ようにしたため、エンジンが高効率運転状態か停止(又
はアイドリング)状態のいずれかに制御されることにな
る結果燃費の悪化等を好適に防止できると共に、モータ
出力の低下に伴い一時的に放電側又は充電側に傾いたバ
ッテリの充放電収支を早期にバランスさせることができ
る。
【0063】そして、本発明によれば、モータ出力が最
小発電出力を実質的に下回ったと認められる場合にエン
ジンをアイドリング又は停止させ、その後モータ出力が
最小発電出力を実質的に上回るに至った時点で最小発電
出力以上の値を制御目標として発電出力を制御するよう
にしたため、エンジンをアイドリング又はさせる期間と
モータの出力が低下している期間とを一致させることが
でき、エンジン騒音の顕在化によるドライブフィーリン
グの悪化を防止することができる。また、エンジンアイ
ドリング又は停止制御の終了後に採用する制御目標値を
適宜設定することにより、エンジンをアイドリング又は
停止させている期間におけるバッテリ充放電収支のアン
バランスを補い、バッテリの寿命を延長することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するのに適するシステム構成を
示すブロック図である。
【図2】 エンジン駆動発電機の制御特性を示す図であ
る。
【図3】 本発明の第1実施例における発電機コントロ
ーラの制御手順を示すフローチャートである。
【図4】 この実施例における発電機コントローラの制
御手順を示すタイミングチャートである。
【図5】 本発明の第2実施例における発電機コントロ
ーラの制御手順を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の第3実施例における発電機コントロ
ーラの制御手順を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の第4実施例における発電機コントロ
ーラの制御手順を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の第5実施例における発電機コントロ
ーラの制御手順を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の第6実施例における発電機コントロ
ーラの制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 モータ,16 バッテリ,18 エンジン駆動発
電機,22 エンジン,24 発電機,30 コントロ
ーラ,32 モータコントローラ,34 発電機コント
ローラ,If 界磁電流,PgMax 最大発電出力,
PgMin 最小発電出力,Pm モータ消費電力,P
ave 平均消費電力,Pd 管理用変数、Pg 制御
目標,PhMax,PhMin 発電目標制限値,Pt
r 発電目標増加量制限値。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充放電可能なバッテリの放電出力及びエ
    ンジンにより駆動される発電機の発電出力を用いて車両
    走行用のモータを駆動すると共に発電出力によりバッテ
    リを充電可能なハイブリッド電気自動車に搭載され、発
    電出力を制御すると共にバッテリの充電状態を管理する
    発電機制御装置において、 直前の制御周期におけるモータ出力の指標値の平滑値に
    基づき今回の制御周期における発電出力の制御目標を設
    定する手段と、 設定された制御目標が発電機から供給し得る最大発電出
    力を上回るか下回るかを判定する手段と、 上回ると判定された場合に、最大発電出力以下となるよ
    う上記制御目標を減少補正すると共に、減少補正前の制
    御目標から減少補正後の制御目標を減じた値を充放電収
    支管理用変数に加算する手段と、 下回ると判定された場合に、最大発電出力から上記制御
    目標を減じた値以下の量を充放電収支管理用変数から減
    ずると共に減じた分を上記制御目標に加算する手段と、 上記制御目標に応じて発電機の発電出力を制御する手段
    と、 を備えることを特徴とする発電機制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発電機制御装置におい
    て、 上記制御目標が最大発電出力を下回っている場合に、最
    大発電出力以下の値を有する許容出力を制御目標が上回
    ることとならないよう、制御目標への加算量を制限する
    手段を備えることを特徴とする発電機制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の発電機制御装置に
    おいて、 上記制御目標が最大発電出力を下回っている場合に、当
    該制御目標が所定の許容増加量以上増加しないよう、制
    御目標への加算量を制限する手段を備えることを特徴と
    する発電機制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の発電機制御装置におい
    て、 設定された制御目標がエンジンを高効率運転し得る最小
    発電出力を上回るか下回るかを判定する手段と、 下回ると判定された場合に、上記制御目標を0又は最小
    発電出力以上の値に強制設定すると共に、強制設定前の
    制御目標から強制設定後の制御目標を減じた値を充放電
    収支管理用変数に加算する手段と、 上回ると判定された場合に、最大発電出力から上記制御
    目標を減じた値以下の量だけ充放電収支管理用変数を減
    ずると共に減じた分を上記制御目標に加算する手段と、 を備えることを特徴とする発電機制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の発電機制御装置におい
    て、 モータ出力が最小発電出力を実質的に下回ったことを上
    記指標値に基づき検出する手段と、 下回ったことが検出された場合に、エンジンをアイドリ
    ングさせ又は停止させる手段と、 モータ出力が最小発電出力を実質的に上回ったことを上
    記指標値に基づき検出する手段と、 上回ったことが検出された場合に上記制御目標を最小発
    電出力以上の値に強制設定する手段と、 を備えることを特徴とする発電機制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11136808A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の発電制御装置
JP2001292501A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Nissan Motor Co Ltd 車両用制御装置
JP2007195334A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Hitachi Ltd 鉄道車両の駆動装置

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