JP2007195334A - 鉄道車両の駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリーズハイブリッド方式の鉄道車両の駆動装置において、エンジンが最大運転効率となる出力点及び回転速度における発電状態を維持する。
【解決手段】エンジン1と、発電機2と、コンバータ装置3と、システム統括制御部9と、エンジン制御部19と、定電力制御器20と、PMW制御部21を備え、制御器19は統括制御部9からのエンジン1の出力P_engの指令Seから燃料噴射量指令F_engを出力してエンジン1を制御し、PMW制御器21は、統括制御部9からの発電機2の負荷量P_genの指令Scに基づいた発電機2の負荷量P_genを発生するスイッチング素子のゲート信号GPを与え、エンジン1の回転速度に対する出力特性は、特定の回転速度よりも増加すると出力P_engを減少させ、減少すると出力が増加する特性とし、コンバータ装置3に対する出力指令Scは、発電機2の負荷量P_genを回転速度によらずに一定の負荷量とする定電力発電制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道車両の駆動装置に係り、特に、発電手段と電力蓄積手段を設備したうえで、この両手段の発生する電力を利用して鉄道車両を駆動する技術に関する。
鉄道車両は、鉄の車輪がレール面上を転がることにより走行するため、走行抵抗が自動車に比べて小さいことが特徴である。特に、最近の電気鉄道車両では、制動時に主電動機を発電機として作用させることで制動力を得ると同時に、制動時に主電動機で発生する電気的エネルギを架線に戻して他車両の力行エネルギとして再利用する回生ブレーキ制御を行なっている。この回生ブレーキを備える電気鉄道車両は、回生ブレーキを備えていない電気鉄道車両に比べて、約半分のエネルギ消費で走行することが可能とされており、走行抵抗が小さい鉄道車両の特徴を生かした省エネ手法といえる。
一方、輸送密度が小さい地方路線などは、架線、変電所等のインフラが要らない気動車(ディーゼルカー)により、きめ細かな乗客サービスを低コストに実現している。しかし、気動車は、架線など他車両にエネルギを渡す手段がないため、電気鉄道車両のような回生エネルギの再利用は行なわれていなかった。このため、気動車で省エネルギを実現するためには、低燃費エンジンの開発に頼らざるを得ないと考えられていた。
このような気動車についても省エネルギを推進するひとつの方法として、エンジンと蓄電装置を組み合わせたハイブリッド気動車が考案された(例えば、特許文献1参照)。ハイブリッド気動車は蓄電装置を設けることにより、制動時に発生する回生エネルギを蓄電装置でいったん吸収することが可能となり、この吸収した回生エネルギを力行時に必要なエネルギの一部として再利用することにより省エネルギを実現することができる。
図7を用いて、前記特許文献1におけるハイブリッド気動車システムの機器構成を説明する。従来のハイブリッド方式の鉄道車両駆動装置は、エンジン1と、エンジン1によって駆動され交流電力を出力する交流発電機2と、交流電力を直流電力に変換するコンバータ装置3と、直流電力を交流電力に変換するインバータ装置4と、鉄道車両を駆動する電動機5と、電動機5の出力を減速して輪軸7に伝達する減速機6と、直流電力を充電および放電する機能を持つ蓄電装置8と、サービス電源用インバータ12と、サービス電源用変圧器13と,制御装置34とを有して構成される。
従来の鉄道車両の駆動装置は、コンバータ装置3の発生する直流電力と、蓄電装置8の発生する直流電力をインバータ装置4に供給するに際し、制御装置34に蓄電装置8に蓄積する蓄電エネルギを車両速度に対する蓄電管理基準パターンとして設定し、このパターンによる蓄電量と蓄電装置8の実蓄電量との差分に応じてコンバータ装置の発生する直流電力を制御している。
特開2004−282859号公報
ハイブリッド気動車は、蓄電装置により制動時の回生エネルギを回収し、それを再利用することにより省エネルギ効果を得る方式である。特に、エンジンの回転軸が車輪の回転と機械的に切り離されている「シリーズハイブリッド方式」では、エンジンの回転速度を車両速度とは関係なく決められる特徴を持つ。エンジンの燃料消費は、回生エネルギの再利用だけではなく、エンジンを効率よく運転することによっても低減することができる。エンジンの運転効率は、エンジン回転速度と出力により決まるため、シリーズハイブリッドの特徴を生かして、最大運転効率となるエンジン回転速度、およびエンジン出力で、できるだけ長く運転できれば、省エネルギ効果をさらに拡大できる。
特許文献1に記載の鉄道車両の駆動装置では、省エネルギについては、蓄電装置8による回生エネルギ吸収からのアプローチは示されているが、エンジンの運転効率の最大化についての記述は見られない。
本発明の目的は、エンジンにより駆動される発電設備に電力蓄積手段を組み合わせ、その両者により供給される直流電力をインバータ装置で交流電力に変換し、モータを駆動するシリーズハイブリッド方式の鉄道車両の駆動装置において、エンジンが最大運転効率となる出力点、回転速度における発電状態をできるだけ維持することにより燃料消費量を低減し、地球環境に優しい鉄道車両の駆動装置を提供することにある。
コンバータ装置は、発電機の回転速度によらずに一定電力を発電する定電力発電制御行ない、エンジンの出力特性が変動した場合でも、その出力変化分を発電機回転速度の微変動により自動的に調整し、常に目標発電電力での発電を継続とする。また、定電力発電制御としては、目標とする発電電力においてバランスするエンジン出力特性をあらかじめ準備し、目標発電電力に対して燃料消費量が最小となるエンジン回転速度を実現するエンジン出力特性を選択する機能を備える。
本発明によれば、エンジンにより駆動される発電設備に電力蓄積手段を組み合わせ、その両者により供給される直流電力をインバータ装置で交流電力に変換し、モータを駆動するシリーズハイブリッド方式の鉄道車両の駆動装置において、エンジンが最大運転効率となる出力点、回転速度における発電状態をできるだけ維持することにより燃料消費量を低減し、地球環境に優しい鉄道車両の駆動装置を実現する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明していく。図1を用いて、本発明の電気車の制御装置における一実施形態の基本構成を説明する。シリーズハイブリッド方式の鉄道車両の駆動装置は、エンジン1と、エンジン1によって駆動され交流電力を出力する交流発電機2と、交流電力を直流電力に変換するコンバータ装置3と、直流電力を交流電力に変換するインバータ装置4と、鉄道車両を駆動する電動機5と、電動機5の出力を減速して輪軸7に伝達する減速機6と、直流電力を充電および放電する機能(充放電制御機能:装置)を持つ蓄電装置8と、システム統括制御部9と、サービス電源用インバータ装置10と、サービス電源用変圧器11と、コンバータ装置3およびインバータ装置4ならびに蓄電装置8およびサービス電源用インバータ装置10との間で直流電力の供給方向を設定する遮断器12a,12b,12c,12dと、回転速度検出器13a,13bと、速度演算部14a,14bとを有して構成される。
エンジン1は、システム統括制御部9の指令Seに従って軸トルクを出力する。
発電機2は、エンジン1の軸トルクを入力として、これを3相交流電力に変換して出力する。
コンバータ装置3は、発電機2から出力される3相交流電力を入力としてこれを直流電力に変換して出力する。ここで、コンバータ装置3は、システム統括制御部9からのコンバータ運転指令Scに基づいた直流電圧となるように電圧制御する。
インバータ装置4は、コンバータ装置3から出力される直流電力を入力としてこれを3相交流電力に変換して出力する。
電動機5は、インバータ装置4が出力する3相交流電力を入力としてこれを軸トルクに変換して出力する。ここで、インバータ装置4は、電動機5の出力トルクがシステム統括制御部9からのインバータ運転指令Siに基づいたトルクを出力するように、後述の電動機回転速度信号Fr_invを参照し、インバータ装置4の出力電圧および交流電流周波数を可変制御する。
減速器6は、電動機5の軸トルク出力を回転数の減速により増幅して出力し、輪軸7を駆動して電気車を加減速する。
システム統括制御部9は、蓄電装置8の蓄電装置内部状態信号SP1を入力として、エンジン1にエンジン運転指令Se、コンバータ装置3にコンバータ運転指令Sc、インバータ装置4にインバータ運転指令Si、遮断器12a、12b、12c、12dに遮断器動作指令Sb、蓄電装置8内に配置する充放電制御装置への充放電装置動作指令SP2を出力し、2次電池蓄電量を一定範囲内とするようにこれらの機器の総合的な動作状態を制御する。
サービス電源用インバータ装置10は、コンバータ装置3とインバータ装置4間の直流電力を入力としてこれを3相交流電力に変換して出力する。さらにサービス電源用変圧器11により電気車の照明や空調機などに供給するサービス電源電圧に調整して各サービス機器に供給する。
遮断器12aは、コンバータ装置3とインバータ装置4の間の直流電力部でコンバータ装置3の入力端子の直近に配置する。エンジン1およびコンバータ装置3が故障等により動作しない間は、システム統括制御部9からの遮断器動作指令Sbにより遮断器12aを開放し、コンバータ装置3への電力供給を遮断して機器の安全性を確保する。同様に、コンバータ装置3とインバータ装置4との間の直流電力部の電圧が過大になったとき、システム統括制御部9からの遮断器動作指令Sbにより遮断器12aを開放し、コンバータ装置3への電力供給を遮断してコンバータ装置3の故障を防止する。
遮断器12bは、コンバータ装置3、インバータ装置4の間の直流電力部とサービス電源用インバータ装置10の間に配置する。直流電力部の電圧がサービス電源用インバータ装置10の入力許容電圧を超過したとき、システム統括制御部9からの遮断器動作指令Sbにより遮断器12bを開放し、コンバータ装置3、インバータ装置4からサービス電源用インバータ装置10に供給する電力を遮断して電源用インバータ装置10の故障を防止する。
遮断器12cは、コンバータ装置3、インバータ装置4の間の直流電力部と蓄電装置8入出力端子の間に配置する。蓄電装置8の蓄電許容量が超過したとき、あるいは、直流電力部との入出力電流が蓄電装置8の入出力許容電流値を超過したとき、システム統括制御部9からの遮断器動作指令Sbにより遮断器12cを開放し、コンバータ装置3とインバータ装置4との間の直流電力部から蓄電装置8に供給する電力を遮断して蓄電装置8の故障を防止する。
遮断器12dは、コンバータ装置3とインバータ装置4の間の直流電力部でインバータ装置4の入力端子の直近に配置する。インバータ装置4が故障等により動作しない間は、システム統括制御部9からの遮断器動作指令Sbにより遮断器12dを開放し、インバータ装置4への電力供給を遮断して誤動作を防止する。同様に、コンバータ装置3、蓄電装置8からインバータ装置4への供給電力が過大になったとき、システム統括制御部9からの遮断器動作指令Sbにより遮断器12dを開放しインバータ装置4への電力供給を遮断して故障を防止する。
第一の回転速度検出器13aは、発電機2の回転速度を検出し、速度演算器14aにおいて発電機回転速度信号Fr_cnvに変換する。
第2の回転速度検出器13bは、電動機5の回転速度を検出し、速度演算器14bにおいて電動機回転速度信号Fr_invに変換する。
この構成により、以下の動作を実現できる。エンジン1は、システム統括制御部9のエンジン運転指令Seに基づいて動作し、エンジン出力P_engを発生する。
一方、コンバータ装置3は、システム統括制御部9からのコンバータ運転指令Scに基づいて、発電機2から出力される3相交流電力を入力としてこれを直流電力に変換して出力する直流電圧制御を行う。このとき、発電機2は、エンジン1の入力軸側から見るとその動力負荷装置として作用しており、その発電機2の負荷量P_genは、発電機2の機器効率ξ_gen、コンバータ装置3の機器効率ξ_cnv、コンバータ装置3のコンバータ出力電力P_cnvを用いて、下記(1)式で表わされる。
P_gen=P_cnv/ξ_gen/ξ_cnv …(1)
ここで、エンジン1の出力軸と、発電機2の入力軸は図示していない継ぎ手を介して機械的に結合されており、P_eng=P_genの関係がなりたつ。したがって、発電機負荷量P_engは、下記(2)式で表される。
P_eng=P_cnv/ξ_gen/ξ_cnv …(2)
つまり、コンバータ装置3の出力電力としてP_cnvを必要とするとき、エンジン1は、上記(2)式に示すP_engの出力を発生すればよい。
この構成によれば、システム統括制御部9より、エンジン1に対して、P_engのエンジン出力を指令するエンジン運転指令Se、コンバータ装置3に対して、発電機2の負荷量P_gen(すなわちコンバータ装置3の出力ではP_cnv/ξ_gen/ξ_cnv)を指令するコンバータ運転指令Scをそれぞれ与えることができる。このとき、エンジン1の回転速度に対する出力特性は、ある特定の回転速度においてP_engを出力し、それよりも回転速度が増加すると出力が減少し、それよりも回転速度が減少すると出力が増加する特性とする。一方、コンバータ装置3に対する出力を指令するコンバータ運転指令Scは、発電機2の負荷量P_genを回転速度によらずに一定の負荷量とする定電力発電制御を行う。前述のように、エンジン1の出力軸と、発電機2の入力軸は図示していない継ぎ手を介して機械的に結合されているので、エンジン1の出力軸と発電機2の回転速度は等しい。このため、回転速度によらずに一定出力P_genである発電機2に対し、エンジン1は回転速度を調整することにより、エンジン出力P_engを発電機負荷量P_genと等しくなるようにバランスさせることができる。
このエンジン1の出力P_engと発電機2の負荷量P_genのバランスは次のとおり自動的に行われる。
(1)P_eng>P_genのとき:両者の回転速度が増加することにより、P_eng=P_genにバランスする。すなわち、回転速度によらず出力P_genが一定である発電機2に対して、エンジン1は回転速度が増加すると出力が減少する特性であり、エンジン1の回転速度(=発電機2の回転速度)を調整量として、エンジン1の出力P_engと発電機2の負荷量P_genが等しくなるまで、回転速度が増加する。
(2)P_eng<P_genのとき:両者の回転速度が減少することにより、P_eng=P_genにバランスする。すなわち、回転速度によらず出力P_genが一定である発電機2に対して、エンジン1は回転速度が減少すると出力が増加する特性であり、エンジン1の回転速度(=発電機2の回転速度)を調整量として、エンジン1の出力P_engと発電機2の負荷量P_genが等しくなるまで、回転速度が減少する。
以上のように、本発明の構成によれば、発電電力をエンジン出力と発電機電力のバランス点近傍に留まるように制御できるので、定電力発電制御を実現できる。
図2のブロック図を用いて、本発明の一実施形態における発電制御部の構成を説明する。発電制御部は、エンジン1と、発電機2と、コンバータ装置3と、システム統括制御部9と、第1の回転速度検出器13aと、第1の速度演算部14aと、フィルタコンデンサ15と、電流検出器16と、抵抗器17と、電圧検出器18と、エンジン制御器19と、定電力制御器20と、PWM制御器21と、を有して構成される。
エンジン1は、エンジン制御部19の燃料噴射量指令F_engに基づいて軸トルクを出力する。
発電機2は、エンジン1の軸トルクを入力として、これを3相交流電力に変換して出力する。
コンバータ装置3は、発電機2から出力される3相交流電力を入力としてこれを直流電力に変換して出力する。ここで、コンバータ装置3は、システム統括制御部9からのコンバータ運転指令Scに基づいた直流電圧となるように、PWM制御器21の出力するゲート信号GPを介して電圧制御する。
システム統括制御部9は、図示していない蓄電装置8の蓄電装置内部状態信号SP1を入力として、エンジン制御器19にエンジン運転指令Se、定電力制御器21にコンバータ運転指令Sc、図示していないインバータ装置4にインバータ運転指令Si、図示していない遮断器12a、12b、12c、12dに遮断機動作指令Sb、図示していない蓄電装置8内に配置する充放電制御装置への充放電制御装置動作指令SP2を出力し、2次電池蓄電量を一定範囲内とするようにこれらの機器の総合的な動作状態を制御する。
第1の回転速度検出器13aは、発電機2の回転速度を検出し、第1の速度演算部14aにおいて発電機ロータ周波数Fr_genに変換する。
フィルタコンデンサ15は、コンバータ装置3で変換された直流電力について、特に高周波数で変動する電圧成分を平滑化し、直流部の電圧を安定させる。
電流検出器16は、コンバータ装置3からフィルタコンデンサ15を介して直流部に流入するあるいは直流部から流出する電流を検出する。
抵抗器17は、電圧検出器18に直列に接続されて直流部へ流入するあるいは直流部から流出する電流を分流し、電圧検出器18は、抵抗器17の両端電圧が抵抗器17を流れる電流値に比例する原理により、直流部の電位差を検出する。
エンジン制御器19は、システム統括制御部9からのエンジン運転指令Seと、第1の速度演算部14aからの発電機ロータ周波数(回転速度信号)Fr_genを入力し、エンジン1の出力を調整する燃料噴射量指令F_engを出力する。
定電力制御器20は、システム統括制御部9からのコンバータ運転指令Scと、第1の速度演算部14aからの発電機ロータ周波数(回転速度信号)Fr_genと、電流検出器16からの直流部電流検出値Icnv、電圧検出器18からの直流部電圧検出値Vcnvを入力とし、後述のPWM制御器21の電圧制御量を決定する電圧指令Vc_cnvを出力する。
PWM制御器21は、定電圧制御器20からの電圧指令Vc_cnvと、第1の速度演算部14aからの回転速度信号Fr_genを入力とし、コンバータ装置3を構成する図示していないスイッチング素子のオン/オフによりPWM制御を駆動するためのスイッチング素子ゲート信号GPを出力する。
この構成により、以下の動作を実現できる。エンジン1は、システム統括制御部9のエンジン運転指令Se、さらにエンジン運転指令Seによりエンジン制御器19で決定される燃料噴射量指令F_engに基づいて動作し、エンジン出力P_engを発生する。
一方、コンバータ装置3は、システム統括制御部9からのコンバータ運転指令Sc、さらにコンバータ運転指令Scを元にPWM制御器21により出力するスイッチング素子へのゲート信号GPに基づいて、発電機2から出力される3相交流電力を入力としてこれを直流電力に変換して出力する直流電圧制御を行う。このとき、発電機2は、エンジン1の入力軸側から見るとその動力負荷装置をして作用しており、その発電機2の負荷量P_genは、発電機2の機器効率ξ_gen、コンバータ装置3の機器効率ξ_cnv、コンバータ装置3の出力電力P_cnvを用いて下記(1)式で表わされる。
P_gen=P_cnv/ξ_gen/ξ_cnv …(1)
ここで、エンジン1の出力軸と、発電機2の入力軸は図示していない継ぎ手を介して機械的に結合されており、P_eng=P_genの関係がなりたつ。すなわち、エンジン出力P_engは下記(2)式で表される。
P_eng=P_cnv/ξ_gen/ξ_cnv …(2)
つまり、コンバータ装置3の出力電力としてP_cnvを必要とするとき、エンジン1は、上記(2)式で表されるP_engの出力を発生すればよい。
この構成によれば、システム統括制御部9は、エンジン制御器19に対して、エンジン1の出力P_engを指令するエンジン運転指令Seを与え、エンジン制御器19はエンジン1に対して、エンジン運転指令Seに基づいた燃料噴射量指令F_engを与えることができる。また、システム統括制御部9は、PWM制御器21に対して、発電機2の負荷量P_gen(すなわちコンバータ装置3の出力ではP_cnv/ξ_gen/ξ_cnv)を指令するコンバータ運転指令Scを与え、PWM制御器21は、コンバータ装置3に対して、コンバータ運転指令Scに基づいた発電機2の負荷量P_genを発生するスイッチング素子のゲート信号GPを与えることができる。このとき、エンジン1の回転速度に対する出力特性は、ある特定の回転速度においてP_engを出力し、それよりも回転速度が増加すると出力が減少し、それよりも回転速度が減少すると出力が増加する特性とする。一方、コンバータ装置3に対する出力指令であるコンバータ運転指令Scは、発電機2の負荷量P_genを回転速度によらずに一定の負荷量とする定電力発電制御を行う。前述のように、エンジン1の出力軸と、発電機2の入力軸は図示していない継ぎ手を介して機械的に結合されているので、エンジン1の出力軸と発電機2の回転速度は等しい。このため、回転速度によらずに一定出力P_genである発電機2に対し、エンジン1は回転速度を調整することにより、エンジン出力P_engを発電機負荷量P_genと等しくなるようにバランスさせることができる。
このエンジン1の出力P_engと発電機2の負荷量P_genのバランスは、次のとおり自動的に行われる。
(1)P_eng>P_genのとき:両者の回転速度が増加することにより、P_eng=P_genにバランスする。すなわち、回転速度によらず出力が一定である発電機2に対して、エンジン1は回転速度が増加すると出力が減少する特性であり、エンジン1の回転速度(=発電機2の回転速度)を調整量として、エンジン1の出力P_engと発電機2の負荷量P_genが等しくなるまで、回転速度が増加する。
(2)P_eng<P_genのとき:両者の回転速度が減少することにより、P_eng=P_genにバランスする。すなわち、回転速度によらず出力が一定である発電機2に対して、エンジン1は回転速度が減少すると出力が増加する特性であり、エンジン1の回転速度(=発電機2の回転速度)を調整量として、エンジン1の出力P_engと発電機2の負荷量P_genが等しくなるまで、回転速度が減少する。
以上のように、本発明の構成によれば、発電電力をエンジン出力と発電機電力のバランス点近傍に留まるように制御できるので、定電力発電制御を実現できる。
図3のブロック図を用いて、本発明の一実施形態における発電制御部の詳細を説明する。システム統括制御部9は、エネルギ管理制御部22と、エンジン発電制御部23により構成される。
エネルギ管理制御部22は、速度検出器14aで演算された発電機ロータ周波数Fr_gen、図示していない蓄電装置8で演算される蓄電量SOCの情報に基づいて、その時点で必要な発電電力(発電機負荷量)P_genを算出する。
エンジン発電出力指令部23は、エネルギ管理制御部22で演算された発電電力に対して、あらかじめ設定しておくエンジンノッチに適合するノッチ段を選択する。
エンジン制御器19は、エンジン出力特性パターン発生器24、エンジン出力特性選択部25、エンジン出力制御部26で構成される。
エンジン出力特性パターン発生器24は、回転速度検出器13aからの発電機ロータ周波数(エンジン回転速度)Fr_genを入力とし、それに対応する出力値を対応づけて出力する。エンジン特性は、通常、エンジン回転速度によらずトルクを一定に保つ定トルク特性を理想としていることから、エンジン回転速度の増加に比例して、出力を増加させる特性としている(特性域Aとする)。しかし、エンジン出力には出力限界値が存在するため、あるエンジン回転速度でエンジン回転速度が飽和する最高出力点が存在する。このため、最高出力点のエンジン回転速度以上の速度域では、エンジン回転速度が増加すると、エンジン出力は一定もしくは低下する特性としている(特性域Bとする)。本発明では、特に後者の特性域(特性域B)にて所望の発電出力を得る出力点(発電ポイント)を設定する。
エンジン出力特性パターン発生器24は、必要な出力パターン数に応じてあらかじめ複数準備する。図3では、特に3種類のエンジン出力特性パターン24a、24b、24cを準備した例を示している。
エンジン出力特性選択部25は、エンジン発電指令部23が出力するエンジン発電指令Seに応じて、エンジン出力特性24における、エンジン出力指令パターン24a、24b、24cのいずれかの出力パターンを選択して出力する。
エンジン出力制御部26は、選択されたエンジン出力特性パターンに基づいて、エンジン燃料噴射量の情報F_engを作成してエンジンへ出力する。
定電力制御器20は、発電機電力パターン発生器27、発電機電力パターン選択部28、高位選択器29、乗除算器30、加算器31a,31b、乗算器32a,32b、積分器33で構成される。
発電機電力パターン発生器27は、発電機ロータ周波数(エンジン回転速度)Fr_genを入力とし、それに対応する出力値を対応付けて出力する。発電機電力パターンは、実際に発電する発電機回転速度の領域においては、発電機回転速度によらずに出力値を一定とするように発電機電力パターンを設定する。
ここで、前述したエンジン出力特性パターン発生器24におけるエンジン出力特性は、エンジン回転速度が発電ポイントよりも増加すると、出力が低下する特性であるのに対して、発電機電力は回転速度によらず発電電力は一定である。エンジンと発電機は同一回転軸で結ばれていることから、エンジン回転速度と発電機回転速度は同じであり、同一となる回転速度(発電機ロータ周波数Fr_gen)をパラメータとして、エンジンの出力ポイントと、発電機の発電ポイントが一致するように調整制御できる。
発電機出力特性選択部28は、エンジン発電指令部23が出力するエンジン発電指令(エンジン運転指令)Seに応じて、発電機電力パターン27a、27b、27cのいずれかの発電電力パターンを選択して出力する。
高位選択器29は、直流部電圧V_dc、電圧下限値V0のうち大きいほうを選択して出力する。これは、後述の乗除算器30におけるゼロ割防止を目的としている。
乗除算器30は、発電機電力パターン選択部28が出力する発電パターン27a〜cと、発電機とコンバータの総合機器効率ξ_gencnv(=ξ_gen×ξ_cnv)を乗算し、さらに、高位選択器29によりゼロ割防止した直流部電圧V_dcを除算し、直流部電流指令値Idc0を生成する。
加算器31aは、乗除算器30が出力した直流部電流指令値Idc0と、実際の直流部電流Idcとの差分ΔIdcを出力する。
乗算器32aは、直流部電流差分ΔIdcにゲインGain_P(P項ゲイン)を乗算する。
積分器33は直流部電流差分ΔIdcを時間積分し、乗算器32bでゲインGain_I(I項ゲイン)を乗算する。
加算器31bは、乗算器32a、32bの出力を加算することにより、発電機電流指令値Ig0をPWM制御部21へ出力する。
この構成によれば、システム統括制御部9は、エンジン制御器19に対して図示していないエンジン1の出力P_engを指令するエンジン運転指令Seを与え、エンジン制御器19は、エンジン1に対してエンジン発電指令(エンジン運転指令)Seに基づいた燃料噴射量指令F_engを与えることができる。また、システム統括制御部9は、定電力制御器21に対して、図示していない発電機2の負荷量P_gen(すなわちコンバータ装置3の出力ではP_cnv/ξ_gen/ξ_cnv)を指令するコンバータ運転指令Scを与えることができる。このとき、図示していないエンジン1の回転速度に対する出力特性は、ある特定の回転速度Fr_xで最大出力P_xを発揮し、回転速度がFr_xよりも増加すると出力が減少し、回転速度がFr_xよりも減少すると出力が増加する特性とする。一方、図示していないコンバータ装置3に対する出力指令(コンバータ運転指令)Scは、発電機2の負荷量P_genを回転速度によらずに一定の負荷量とする定電力発電制御を行う。前述のように、エンジン1の出力軸と、発電機2の入力軸は図示していない継ぎ手を介して機械的に結合されているので、エンジン1の出力軸と発電機2の回転速度は等しい。このため、回転速度によらずに一定出力P_engである発電機2に対し、エンジン1は回転速度を調整することにより、その出力P_engをP_genと等しくなるようにバランスできる。
また、エンジン出力特性パターン発生器24、発電機電力パターン発生器27は、それぞれ3通りの特性パターンを備えており、エンジン出力特性選択部25、および発電機電力パターン選択部28にて、3通りの組合せを選択できる。(「24aと27a」、「24bと27b」、「24cと27c」の組合せ)。すなわち、本発明の構成では、あらかじめ設定した3通りの発電ポイントを、システム統括制御部9を構成しているエネルギ管理制御部22の判断に基づいて、エンジン発電指令部23から出力される発電指令Se、Scにより、3通りの発電ポイントのうち1つの発電ポイントを選択して、発電運転することができる。
以上のように、本発明の構成によれば、発電電力の異なるそれぞれの発電ポイントにおいて、発電電力をエンジン出力と発電機電力のバランス点近傍に留まるように制御できるので、定電力発電制御を実現できる。
図4を用いて、本発明の一実施形態における低燃費発電の考え方を説明する。エンジン出力特性は、通常、エンジン回転速度と、エンジン出力の関係で示す。図4では、エンジンの最大出力特性を「エンジン出力特性A」として示している。すなわち、この特性(エンジン回転速度とエンジン出力の関係)を超える範囲でエンジンを運転することはできない。
一方、ある時点における、エンジンの燃料消費量(g)は、そのときの出力(kW)とエンジン回転速度により決まる。このため、エンジンをある回転速度で運転している時の燃費指標は、燃料消費量と出力の比率である燃料消費率(g/kW)で表わされる。
燃料消費率は、エンジン回転速度と、エンジン出力の2変数関数で表わされる。すなわち、エンジン回転速度をX軸、エンジン出力をY軸とすると、燃料消費率はZ軸方向のこれを3次元曲面となる。図6はこの関係を、燃料消費率の等高線として表現したものである。等高線Aを最低燃料消費率して、等高線B、等高線C・・・と進むに従い、燃料消費率が増加していく。
「エンジン出力特性A」について、実際の発電機電力とのバランス点は、最高出力点からエンジン回転速度の大きい側で10%低い出力を得る「出力点A」である。「出力点A」では等高線Dの燃料消費率(ρD)を実現できる。
「エンジン出力特性B」について、実際の発電機電力とのバランス点は、「エンジン出力特性B」における最高出力点からエンジン回転速度の大きい側で10%低い出力を得る「出力点B」である。「出力点B」では、等高線Aの燃料消費率(ρA)を実現できる。
「エンジン出力特性C」について、実際の発電機電力とのバランス点は、「エンジン出力特性C」における最高出力点からエンジン回転速度の大きい側で10%低い出力を得る「出力点C」である。「出力点C」では、等高線Bの燃料消費率(ρB)を実現する。
出力点A〜Cにおける、エンジン回転速度、エンジン出力、燃料消費率の関係を示すと、下記表1のようになる。
Figure 2007195334
「出力点B」では、中間出力P2を最小燃料消費率ρAで実現することができる。すなわち、本システムにおいて、「出力点B」における発電時間を多くできれば、システムの燃料消費量を低減できる。
「出力点A」は最大出力P1を最大燃料消費率ρDで実現する。すなわち、システムが必要とする電力に対して、「出力点B」の発電電力が不足するとき、「出力点C」の発電運転に移行する。「出力点C」は、最大限の発電電力が必要なとき、若干の燃料消費が犠牲することにより、必要な電力を供給することができる。本システムにおいて「出力点A」の発電時間を少なくできれば、システムの燃料消費量を低減できる。
「出力点C」は最小出力P3を燃料消費率ρBで実現する。すなわち、システムが必要とする電力に対して「出力点B」の発電電力が過剰なとき、「出力点A」の発電運転に移行する。「出力点C」は「出力点B」とほぼ同等の燃料消費率を確保しながら、「出力点B」よりも小さい出力P1を実現できる。
本発明の制御装置においては、「出力点B」のような燃料消費率最小領域(ρA)における発電運転を実現する機能を備え、また、「出力点B」の出力が不足する場合には、より高出力運転を可能とし(「出力点A」)、「出力点B」の出力が可能な場合には、より低出力運転を可能とする機能を備えることが特徴である。
図5を用いて、本発明の一実施形態におけるエンジン発電の原理を説明する。図5は、エンジン出力特性パターン発生器24のエンジン出力特性パターンに基づいて発生するエンジン出力と、発電機電力パターン発生器27の発電機電力パターンに基づいて発生する発電電力が、発電機ロータ周波数Fr_genをパラメータとして、発電ポイントでバランスする原理を模式的に示している。
いま、回転速度Fr1において、エンジン出力はPeng1、発電機電力はPgenであるとする(ここで、Peng1>Pgen)。このとき、エンジン出力Peng1は、発電機電力Pgenよりも大きいため、回転速度は増加する。回転速度が増加すると、エンジン出力は減少する一方、発電機電力は一定であるため、PengとPgenが等しくなる点が存在し、回転速度はその点に収束する。
同様に、回転速度Fr2において、エンジン出力がPeng2、発電機電力がPgenだったとする(ここで、Peng2<Pgen)。このとき、発電機電力Pgenは、エンジン出力Peng2よりも大きいため、回転速度は減少する。一方、回転速度が減少すると、エンジン出力は増加する一方で、発電機電力は一定であるため、PengとPgenが等しくなる点が存在し、回転速度はその点に収束する。
以上のように、本発明の構成によれば、発電電力の異なるそれぞれの発電ポイントにおいて、発電電力をエンジン出力と発電機電力のバランス点近傍に留まるように制御できるので、定電力発電制御を実現できる。
図6を用いて、本発明の一実施形態における定電力発電制御の原理を説明する。エンジンの出力特性は、外気温等、エンジンの動作条件により時々刻々変動する。図6は、このようにエンジン出力特性が変動した場合でも、発電電力としては常に目標出力に追従する定電力発電制御の原理を示している。
図中のエンジン出力特性Pengは、エンジン出力特性の設計仕様である。エンジン出力特性Pengでは、目標出力P0を出力する発電機ロータ周波数Fr_genはFr0である。
一方、エンジン出力特性Peng_aは、エンジンの動作条件の変化により、発電機ロータ周波数Fr0におけるエンジンの出力が、目標出力P0よりも小さいP0aであった場合を示している。このとき、エンジン側の出力特性が変化しても、発電機側は定電力発電制御を行なうことから、エンジン出力と発電機電力は、発電機ロータ周波数Fr0aにて再バランスし、発電電力は目標値であるP0に保持される。
また、エンジン出力特性Peng_bは、エンジンの動作条件の変化により、発電機ロータ周波数Fr_genがFr0におけるエンジンの出力が、目標出力P0よりも大きいP0bであった場合を示している。このとき、エンジン側の出力特性が変化しても、発電機側は定電力発電制御を行なうことから、エンジン出力と発電機電力は、発電機ロータ周波数Fr0bにて再バランスし、発電電力は目標値であるP0に保持される。
以上のように、本発明の構成によれば、エンジンの動作条件が変化したときでも、発電電力をエンジン出力と発電機電力のバランス点近傍に留まるように制御できるので、定電力発電制御を実現できる。
本発明の電気車の制御装置における一実施形態の基本構成を示す図。 本発明の一実施形態における発電制御の構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態における発電制御の詳細を示すブロック図。 本発明の一実施形態における低燃費発電の考え方を示す図。 本発明の一実施形態における定電力発電制御の原理を示す図。 本発明の一実施形態におけるエンジン動作点が変化したとき制御動作を示す図。 従来のハイブリッド気動車の制御装置の構成を示す図。
符号の説明
1…エンジン、2…発電機、3…コンバータ装置、4…インバータ装置、5…電動機、6…減速機、7…輪軸、8…蓄電装置、9…システム統括制御部、10…サービス電源用インバータ装置、11…サービス電源用変圧器、12…遮断器、13…速度検出器、14…回転速度検出器、15…フィルタコンデンサ、16…電流検出器、17…抵抗器、18…電圧検出器、19…エンジン制御器、20…PWM制御器、21…定電力制御器、22…エネルギ管理制御部、23…エンジン発電出力制御部、24…エンジン出力特性パターン発生器、25…エンジン出力特性選択部、26…エンジン出力制御部、27…発電機電力パターン選択器、28…発電機電力特性選択部、29…高位選択器、30…乗除算器、31…加算器、32…乗算器、33…積分器、34…制御装置

Claims (4)

  1. エンジンにより駆動される発電手段が発生する交流電力を直流電力に変換するコンバータ手段を有する直流電力発生手段と、前記直流電力を交流電力に変換するインバータ手段と、前記直流電力を充電および放電する機能を持つ電力蓄積手段と、これらの各手段を制御する第一の制御手段と、前記発電手段の回転速度を検出する手段と、前記直流電力発生手段で変換された直流電力を検出する手段を備え、
    前記エンジンの出力は前記発電手段の回転速度に応じて調整制御し、かつ前記直流電力発生手段の発電電力は、予め設定する目標値に追従するように前記直流電力検出手段の出力値に応じて調整制御することにより、前記エンジンと前記発電手段が共通とする回転速度を所定値近傍に保持する
    ことを特徴とする鉄道車両の駆動装置。
  2. 請求項1記載の鉄道車両の駆動装置において、
    前記エンジンの出力において前記エンジンの燃料消費量を最小とする最適回転速度を規定し、前記エンジンと前記発電手段が共通とする回転速度を、前記最適回転速度近傍に保持する
    ことを特徴とする鉄道車両の駆動装置。
  3. 請求項2記載の鉄道車両の駆動装置において、
    前記直流電力発生手段における発電電力の目標値は複数であり、その一目標値を選択し、前記エンジンと前記発電手段が共通とする回転速度を、前記最適回転速度近傍に保持する
    ことを特徴とする鉄道車両の駆動装置。
  4. エンジンにより駆動される発電手段が発生する交流電力を直流電力に変換するコンバータ手段を有する直流電力発生手段と、前記直流電力を交流電力に変換するインバータ手段と、前記交流電力により駆動される電動機と、前記直流電力を充電および放電する機能を持つ電力蓄積手段と、前記発電手段の回転速度を検出する第一の回転速度検出手段と、前記電動機の回転速度を検出する第二の回転速度検出手段と、前記直流電力発生手段で変換された直流電力を検出する電力検出手段と、これらの各手段を制御する第一の制御手段とを備えた鉄道車両の駆動装置において、
    第一の制御手段が蓄電装置の蓄電量情報および発電手段の回転速度情報に基づいてエンジンの出力を制御する発電機負荷量信号を出力するエネルギー管理制御部と発電機負荷量信号に基づいてエンジン運転指令およびコンバータ運転指令を出力するエンジン発電司令部を有し、
    第一の制御手段からのエンジン運転指令および第一の回転速度検出器からの発電機のロータ周波数信号に基づいてエンジンの出力を制御するエンジン制御手段と、
    第一の制御手段からのコンバータ運転指令と電力検出手段からの直流部電圧信号および直流部電流信号と第一の回転速度検出手段からの発電機ロータ周波数信号に基づいてコンバータ手段の直流部出力電流指令値を出力する定電力制御手段とを備え、
    エンジン制御手段は、複数のエンジン出力特性パターンを持つエンジン出力特性パターン発生部と、エンジン出力特性パターンを選択するエンジン出力選択部と、エンジン出力制御部を備え、
    定電力制御手段は、発電機出力特性パターン発生部と、発電機出力特性パターン選択部と、直流部電圧V_dcと電圧下限値V0のうち大きいほうを選択して出力する高位選択手段と、発電機出力特性パターン選択部が選択した発電機出力特性パターンに発電機およびコンバータ装置の効率を乗算した結果を高位選択手段の出力で除算する乗除算手段と、乗除算手段の演算結果に直流部電流を加算する加算手段と、加算結果にゲインP項を乗算する第一の乗算手段と、加算結果を積分する積分手段と、積分結果にゲインI項を乗算する第2の乗算手段と、第1の乗算手段および第二の乗算手段の出力を加算する第一の加算手段とを備え、コンバータ装置のPWM制御部に直流部電圧指令とを出力する手段である
    ことを特徴とする鉄総車両の駆動装置。
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