JP2017038499A - 電力変換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、エンジンの回転速度の制御及び中間回路電圧の制御の両立を図る。【解決手段】電力変換システム10は、エンジン20に直結された交流発電機30を制御して直流電圧を発生させるコンバータ11と、直流電圧を保持する中間回路12と、中間回路12から電力を供給される負荷13と、を備える。コンバータ11は、交流発電機30から入力される交流電圧を直流電圧に変換する電力変換回路111と、中間回路12の電圧指令である中間回路電圧指令をエンジン20の回転速度に応じて生成する中間回路電圧指令生成部113と、直流電圧が中間回路電圧指令に一致するように電力変換回路111を制御する制御部112と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンに直結された発電機が発電した電力を変換して負荷に電力を供給する電力変換システムに関する。
一般に、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどのエンジンは、高出力・高効率で運転可能な速度範囲が限られている。そのため、速度範囲の広い走行を行う鉄道車両や自動車などの車両にエンジンを適用するための方法として、機械式変速機、液体式変速機などの変速機を用いてエンジンの回転出力を変換する方法がある。また、別の方法として、エンジンと発電機とを直結し、エンジンにより発電機を駆動して、エンジンの回転出力を電気エネルギーに変換し、その電気エネルギーにより車両の主電動機(モータ)を駆動する方法がある。このような方法により駆動される鉄道車両は電気式ディーゼル機関車、もしくはディーゼル電気機関車と称され、例えば、非電化区間における使用を目的として、実用化が進められている。
非特許文献1には、ディーゼル電気機関車において、交流発電機が発生した交流電力をダイオード整流器により整流し、ダイオード整流器により得られた直流電圧を、コンデンサを備えた中間回路において保持し、中間回路で保持されている直流電圧(中間回路電圧Vc)によりVVVF(可変電圧可変周波数)インバータでディーゼル電気機関車の駆動・制動用に主電動機を駆動する方法が開示されている。
また、特許文献1には、ディーゼル電気機関車において、交流発電機が発生した交流電力を直流電力に変換するPWM(Pulse Width Modulation)コンバータを用いて、交流発電機を制御する方法が開示されている。
特開2012−184687号公報
西田寛他、「DF200形ディーゼル電気機関車」、第29回 鉄道サイバネティクス利用国内シンポジウム、p297−301、1992年
エンジンと発電機とが直結されている(エンジンと発電機の回転子とが機械的に直接接続されている)場合、エンジンが加速しようとするトルクと、発電機が発電時に回転を抑制しようとするトルクとが釣り合った状態で継続的に運転が可能である。これらのトルクに差があると、直結されたエンジン及び発電機の回転速度(以下、エンジン回転速度と称する)が変動してしまうため、エンジン回転速度が適切な値となるように、エンジンもしくは発電機の制御が必要となる。
ところで、発電機の発電電力は、発生トルクTとエンジン回転速度を角速度に換算したエンジン角速度ωとの積で表わされる。発電機から出力された交流電力をダイオード整流器(非特許文献1)やコンバータ(特許文献1)により直流電力に変換する場合、ダイオード整流器あるいはコンバータにおける損失及び発電機による損失は微小であるため無視すると、中間回路電圧Vcと、ダイオード整流器あるいはコンバータから中間回路に流れる電流Iとの間には、以下の式(1)の関係がある。なお、トルクTはエンジン及び発電機の回転を抑制する方向を正とし、電流Iは中間回路に電力供給する方向を正とする。
T×ω=I×Vc (1)
非特許文献1に開示されている方法のように、ダイオード整流器を用いる場合、トルクT及び電流Iは正の値のみをとる。すなわち、発電機から中間回路に電力を供給することのみ可能であり、また、トルクT及び電流Iの値は受動的に決まり、自由に制御することはできない。したがって、非特許文献1に開示されている方法では、発電電力の制御は、エンジン(エンジン回転速度)により行う必要がある。
一方、特許文献1に開示されている方法のように、コンバータを用いる場合、コンバータの制御により、トルクT及び電流Iは、正の値だけでなく負の値をとることができる。すなわち、発電機から中間回路に電力を供給するだけでなく、回生時には、中間回路から発電機に電力を供給して、発電機がエンジンを加速させるような運転も可能である。また、トルクT及び電流Iの値を自由に制御することができる。しかしながら、エンジン回転速度と中間回路電圧Vcとが定まると、式(1)に従い、トルクT及び中間回路に出入りする電力の値は拘束される。
中間回路電圧Vcは、コンバータあるいはダイオード整流器から流れる電流と、負荷が消費する電流とが釣り合うことにより、一定の値を維持することができる。すなわち、中間回路から出入りする電流が釣り合うことにより、中間回路電圧Vcを一定の値に維持することができる。したがって、中間回路から出入りする電流の和がゼロでないと、中間回路が備えるコンデンサの電圧が変動し、中間回路電圧Vcが変動してしまう。
中間回路は、車両内の様々な装置(空調装置、照明装置など)に電力を供給する補助電源装置の電源として用いられる場合がある。この場合、車両内の装置の電源を確保するために、補助電源装置が動作を停止することは望ましくない。中間回路電圧Vcが低すぎると、補助電源装置の継続的な動作が困難となり、中間回路電圧Vcが高すぎると、補助電源装置内の素子の破損などを招き、保護動作が発生して動作できなくなる。したがって、中間回路電圧Vcを、負荷(補助電源装置やVVVFインバータ)が継続的に動作可能な範囲内に維持するような制御が必要であるとともに、エンジン回転速度を、発電機の発電電力と負荷の消費電力とのバランスが保たれる値とするような制御が必要である。
上述したように、非特許文献1に開示されている方法では、発電電力の制御は、エンジン(エンジン回転速度)により行う必要がある。しかしながら、エンジン回転速度が変動すると、式(1)より中間回路電圧Vcも変動してしまう。そのため、適切な制御を行うためには、エンジン回転速度の制御をきめ細やかに行う必要がある。非特許文献1においては、大型の大出力エンジンを用いた大出力機関車を対象としており、そのような大型の大出力エンジンには、エンジン回転速度の制御を行うための回転速度制御機能の搭載も困難ではない。
一方、非特許文献1と同じ鉄道用途でも、客室の床下に小型のエンジンを搭載した鉄道車両である気動車では、小型のエンジンには回転速度制御機能が搭載されていないこともあるため、エンジン回転速度の制御をきめ細やかに行うことは困難であり、中間回路電圧Vcの制御が困難となる。このように、非特許文献1に開示されている方法では、回転速度制御機能などを設けることなく、簡易な構成で、エンジン回転速度の制御及び中間回路電圧Vcの制御の両方を実現することは困難である。
一方、特許文献1に開示されている方法では、コンバータを用いているため、トルクT及び電流Iは正の値及び負の値をとることができる(発電機から中間回路への電力の供給だけでなく、中間回路から発電機に電力を供給することも可能である)。また、トルクT及び電流Iの値を自由に制御することもできる。しかしながら、エンジン回転速度と中間回路電圧Vcとが定まると、トルクT及び中間回路に出入りする電力の値は、式(1)に従い拘束される。
そのため、コンバータの制御により発電機の発生トルクを変化させてエンジン回転速度を制御とすると、中間回路電圧Vcをコンバータで制御することはできない。一方、中間回路電圧Vcをコンバータで制御すると、発電機の発生トルクが決まってしまうため、エンジン回転速度を制御することができない。すなわち、コンバータの制御だけで、エンジン回転速度の制御と中間回路電圧Vcの制御とを両立することは困難であった。そのため、エンジンに燃料供給調整などによる回転速度制御機能を搭載してエンジンの回転制御を行い、コンバータにより中間回路電圧Vcの制御を行うか、あるいは、負荷の消費電力を調整して中間回路電圧Vcが一定になるようにした状態で、コンバータによりエンジン回転速度の調整を行う必要がある。
特許文献1に開示されている方法では、エンジンに回転速度調整機能を設けるとともに、エンジンの回転速度指令や、コンバータ及びインバータに対する指令を出力するための列車制御装置を設けている。
しかしながら、上述した列車制御装置のような制御システムは一般に、広範で大掛かりなものとなり、構築が困難な場合が多い。また、エンジン、コンバータ、インバータ間での信号通信により互いの状況を把握することで適切な制御を行うことも考えられるが、車両内での信号通信が困難な場合も多い。例えば、既存の液体式ディーゼル気動車を電気式ディーゼル気動車に変えたり、既存の電車にディーゼルエンジンを追加して電気式ディーゼル気動車を構築したりする場合には、上述した回転速度制御機能の構築が難しいだけでなく、広範囲の制御システムの構築、車両内の信号通信なども難しいことがある。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、簡易な構成で、エンジンの回転速度の制御及び中間回路電圧の制御の両立を図ることができる電力変換システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る電力変換システムは、エンジンに直結された発電機を制御して直流電圧を発生させるコンバータと、前記直流電圧を保持する中間回路と、前記中間回路から電力を供給される負荷と、を備え、前記コンバータは、前記発電機から入力される交流電圧を前記直流電圧に変換する電力変換回路と、前記中間回路の電圧指令である中間回路電圧指令を前記エンジンの回転速度に応じて生成する中間回路電圧指令生成部と、前記直流電圧が前記中間回路電圧指令に一致するように前記電力変換回路を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換システムにおいて、前記中間回路電圧指令生成部は、前記中間回路電圧指令を、前記エンジンの回転速度が第1の閾値未満である場合には、前記中間回路電圧指令を第1の電圧基準値とし、前記エンジンの回転速度が前記第1の閾値以上であり第2の閾値未満である場合には、前記第1の電圧基準値から第2の電圧基準値の間で前記エンジンの回転速度に応じて増加させ、前記エンジンの回転速度が前記第2の閾値以上であり第3の閾値未満である場合には、第2の電圧基準値とし、前記エンジンの回転速度が前記第3の閾値以上であり第4の閾値未満である場合には、前記第2の電圧基準値から第3の電圧基準値の間で前記エンジンの回転速度に応じて増加させ、前記エンジンの回転速度が前記第4の閾値以上である場合には、第3の電圧基準値とすることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換システムにおいて、前記負荷は、電力の消費時において、前記中間回路電圧が前記第2の電圧基準値から前記第1の電圧基準値の間で低下している場合には、消費電力を低減させ、電力の回生時において、前記中間回路電圧が前記第2の電圧基準値から前記第3の電圧基準値の間で上昇している場合には、回生電力を低減させること特徴とする。
また、本発明に係る電力変換システムにおいて、前記負荷は、前記中間回路から供給された直流電圧を交流電圧に変換して、車両を駆動するモータに供給するインバータと、前記中間回路から供給された直流電圧を変換して、前記車両内の装置に供給する補助電源装置とからなり、前記インバータは、前記車両の加速時には、前記中間回路電圧が前記第1の電圧基準値まで低下する前に前記モータによる加速動作を停止させ、前記車両の減速時には、前記中間回路電圧が前記第3の電圧基準値まで上昇する前に前記モータによる回生動作を停止させ、前記補助電源装置は、前記第1の電圧基準値から前記第3の電圧基準値の間で動作を継続可能であることを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換システムにおいて、前記中間回路電圧指令生成部は、前記エンジンの回転速度が前記第4の閾値の場合における前記エンジンの出力よりも、前記エンジンの回転速度が前記第3の閾値の場合における前記エンジンの出力のほうが大きくなり、前記エンジンの回転速度が前記第3の閾値の場合における前記エンジンの出力よりも、前記エンジンの回転速度が前記第1の閾値及び前記第2の閾値の場合における前記エンジンの出力のほうが大きくなるように、前記第1の閾値、前記第2の閾値、前記第3の閾値、及び前記第4の閾値を設定することを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換システムにおいて、前記中間回路電圧指令生成部は、前記エンジンの出力がピークとなる前記エンジンの回転速度の近傍に、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を設定することを特徴とする。
また、本発明に係る電力変換システムにおいて、前記中間回路電圧指令生成部は、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を前記エンジンの状況に応じて設定することを特徴とする。
本発明に係る電力変換システムによれば、簡易な構成で、エンジンの回転速度の制御及び中間回路電圧の制御の両立を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る電力変換システムの構成を示す図である。 図1に示す中間回路電圧指令生成部の動作を説明するための図である。 図1に示すVVVFインバータの力行時の動作を説明するための図である。 図1に示すVVVFインバータの回生時の動作を説明するための図である。 図1に示すエンジンの一般的な特性を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力変換システム10の構成を示す図である。本実施形態に係る電力変換システム10は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどのエンジン20と、エンジン20に直結された誘導発電機や同期発電機などの交流発電機30とを備える車両に搭載されるものであり、交流発電機30の発電電力を直流電力に変換して車両内の負荷に電力を供給する。なお、エンジン20は、ガスタービンや蒸気タービンなどの内燃機関・外燃機関であってもよい。
図1に示す電力変換システム10は、コンバータ11と、中間回路12と、負荷13とを備える。
コンバータ11は、交流発電機30の出力(三相交流電圧)を直流電圧に変換して中間回路12に保持させる。コンバータ11は、中間回路電圧指令生成部111と、制御部112と、電力変換回路113とを備える。
中間回路電圧指令生成部111は、中間回路12にて保持される中間回路電圧Vcを指令する中間回路電圧指令を生成し、制御部112に出力する。中間回路電圧指令の詳細については後述する。
制御部112は、中間回路電圧Vcの検出値が入力され、中間回路電圧Vcの検出値が中間回路電圧指令生成部111から出力された中間回路電圧指令に一致するような電流が交流発電機30に流れるように電力変換回路113を制御する電流指令を生成する。例えば、制御部112は、中間回路電圧指令と中間回路電圧Vcの検出値との差のPI(比例・積分)制御などにより電流指令を生成する。そして、制御部112は、生成した電流指令を電力変換回路113に出力する。
電力変換回路113は、制御部112から出力された電流指令に従い、交流発電機30と中間回路12との間で電力変換を行う。ここで、電力変換回路113は、交流発電機30から中間回路12に電力を供給するだけでなく、中間回路12から交流発電機30に電力を供給することもできる。したがって、電流指令に従う電力変換回路113の動作に応じて、交流発電機30の発電電力の方向及び大きさを制御することができる。ただし、交流発電機30のトルク及び中間回路12に出入りする電力は、式(1)に従い拘束される。
中間回路12は、コンデンサ121を備え、コンデンサ121により電力変換回路113から出力された直流電圧を保持する。そして、中間回路12は、保持している直流電圧を負荷13に供給する。なお、上述したように、コンバータ11(電力変換回路113)の動作によっては、中間回路12から交流発電機30に電力を供給することもある。
負荷13は、VVVFインバータ131を備え、必要に応じてVVVFインバータ131と並列に補助電源装置132を備える。
VVVFインバータ131は、中間回路12から供給された直流電圧を交流電圧に変換して、車両を駆動するモータ(不図示)に供給する。
補助電源装置132は、中間回路12を電源とし、車両内の様々な装置(空調装置、照明装置など)に電力を供給する。
次に、本実施形態に係る電力変換システム10の動作について説明する。
図2は、中間回路電圧指令生成部111が生成する中間回路電圧指令を示す図である。中間回路電圧指令生成部111は、エンジン回転速度に応じて中間回路電圧指令を生成する。コンバータ11により交流発電機30を制御する場合、コンバータ11は交流発電機30の回転速度を把握する必要があり、センサにより検出するか、コンバータ11が出力する電圧及び電流から推定する。エンジン回転速度は交流発電機30の回転速度と同じであるため、検出又は推定した交流発電機30の回転速度を利用可能である。
具体的には、中間回路電圧指令生成部111は、図2に示すように、エンジン回転速度が第1の閾値N1(以下、N1と略する)未満である場合には、中間回路電圧指令(指令値)を第1の電圧基準値V1(以下、V1と略する)とする。また、中間回路電圧指令生成部111は、エンジン回転速度がN1以上であり第2の閾値N2(以下、N2と略する)未満である場合には、中間回路電圧指令をV1から第2の電圧基準値V2(以下、V2と略する)の間でエンジン回転速度に応じて増加させる。また、中間回路電圧指令生成部111は、エンジン回転速度がN2以上であり第3の閾値N3(以下、N3と略する)未満である場合には、中間回路電圧指令をV2とする。また、中間回路電圧指令生成部111は、エンジン回転速度がN3以上であり第4の閾値N4(以下、N4と略する)未満である場合には、中間回路電圧指令をV2から第3の電圧基準値V3(以下、V3と略する)の間でエンジン回転速度に応じて増加させる。また、中間回路電圧指令生成部111は、エンジン回転速度が第4の閾値N4(以下、N4と略する)以上である場合には、中間回路電圧指令V3とする。
図2において、V1〜V3は、補助電源装置132が動作を継続可能な電圧値であり、例えば、V1は450V、V2は600V、V3は900Vである。
図3は、力行時のVVVFインバータ131の動作を示す図である。図3に示すように、VVVFインバータ131は、中間回路電圧VcがV2以上である場合は、運転台制御装置(不図示)から出力された力行指令通りの運転を行う。一方、VVVFインバータ131は、中間回路電圧VcがV2未満(図3においては、V1とV2との間のある値未満)になると、中間回路電圧Vcに依存して、運転台制御装置から出力された力行指令を低減し、中間回路電圧VcがV1となるまでに(V1よりも若干高い値で)ゼロとする。すなわち、VVVFインバータ131は、中間回路電圧VcがV2未満になると、徐々に加速力を抑制し、中間回路電圧VcがV1となる前に加速力をゼロとする(加速動作を停止させる)。
図4は、回生時のVVVFインバータ131の動作を示す図である。図4に示すように、VVVFインバータ131は、中間回路電圧VcがV2以下である場合は、運転台制御装置から出力された回生指令通りの運転を行う。一方、VVVFインバータ131は、中間回路電圧VcがV2より大きくなると(図4においては、V2とV3との間のある値より大きくなると)、中間回路電圧Vcに依存して、運転台制御装置から出力された回生指令を低減し、中間回路電圧VcがV3となるまでに(V3よりも若干低い値で)ゼロとする。すなわち、VVVFインバータ131は、中間回路電圧VcがV2より大きくなると、徐々にブレーキ力(回生ブレーキ)を抑制し、中間回路電圧VcがV3となる前にブレーキ力をゼロとする(回生動作を停止させる)。
図5は、エンジン20の一般的な特性を示す図である。図5において、横軸はエンジン回転速度を示し、縦軸はエンジン出力を示す。図5に示すように、エンジン20には一般的に、あるエンジン回転速度(Np)で出力がピークとなり、エンジン回転速度がNpより高い領域(以下、高回転領域と称する)では、エンジン回転速度が上昇すると、エンジン出力が低下し、エンジン回転速度が低下すると、エンジン出力が上昇するという特性がある。したがって、高回転領域では、負荷13の消費電力の変動に応じて、受動的にエンジン回転速度がある値に定まる。
中間回路電圧指令生成部111は、エンジン20の回転速度がN4の場合におけるエンジン20の出力よりも、エンジン回転速度がN3の場合におけるエンジン20の出力のほうが大きくなり、エンジン回転速度がN3の場合におけるエンジン20の出力よりも、エンジン回転速度がN1及びN2の場合におけるエンジン20の出力のほうが大きくなるように、N1〜N4を設定する。
特に、中間回路電圧指令生成部111は、エンジン20の出力がピークとなるエンジン回転速度Npの近傍に、N1及びN2を設定するのが好適である。例えば、N1をNpとし、N2をN1よりも少し大きい値とする。例えば、Npを2000rpmとすると、N2は2020rpmの程度の値である。また、N3及びN4は、エンジン出力がゼロとなるエンジン回転速度よりも低い値とする。
このようにN1〜N4を設定することで、エンジン回転速度がN2とN3との間にある場合は、エンジン回転速度は受動的に安定する。そのため、コンバータ11は、図2に示すように、中間回路電圧VcがV2となるような中間回路電圧指令を生成し、中間回路電圧VcがV2に維持されるように制御を行う。この状態では、VVVFインバータ131は、力行及び回生の両方が可能である。また、負荷13(VVVFインバータ131及び補助電源装置132)の消費電力に変動があっても、エンジン回転速度がN2とN3との間にある限り、負荷13の消費電力とエンジン出力とがバランスを保つように、エンジン回転速度が変動する。
例えば、VVVFインバータ131が力行を開始すると、VVVFインバータ131は電力の消費を開始するため、中間回路電圧Vcは低下しようとする。それに対して、コンバータ11は、中間回路電圧VcをV2に維持するように交流発電機30に電流を流すため、エンジン20の回転数(エンジン回転速度)が低下する方向にトルクが発生する。しかしながら、エンジン20の回転数が低下しても、エンジン回転速度がNpより高い高回転領域であれば、エンジン回転速度の低下に伴いエンジン出力は増加するため、エンジン出力と負荷13の消費電力とのバランスが保たれた状態に収束する。したがって、中間回路電圧Vcを負荷13が継続的に動作可能な範囲で一定の値に保つという制御と、エンジン回転速度を交流発電機30の発電電力と負荷13の消費電力とのバランスが保たれる値とするという制御とを両立することができる。
なお、エンジン20に回転速度制御機能が搭載されている場合には、回転速度制御機能によりエンジン回転速度をN2とN3との間に設定することで同様の効果を得ることができる。
エンジン回転速度がNp(≒N1)より低下すると、エンジン回転速度が低下してもエンジン出力は増加しなくなるので、負荷13の消費電力の変動にエンジン回転速度が追従しなくなり、エンジン回転速度を維持できなくなる。そこで、エンジン回転速度がN2未満となると、コンバータ11は、図2に示すように、エンジン回転速度に応じて、中間回路電圧VcをV2からV1に徐々に低下させるような中間回路電圧指令を生成する。さらに、VVVFインバータ131は、図3に示すように、中間回路電圧VcがV2未満となると、力行指令を低減する。そのため、力行時の加速力(主電動機の消費電力)は低減する。すなわち、エンジン出力に応じて、VVVFインバータ131の消費電力が調整される状態となり、エンジン出力と負荷13(VVVFインバータ131及び補助電源装置132)の消費電力とのバランスが保たれた状態となるように、エンジン回転速度及び中間回路電圧Vcが収束する。
エンジン回転速度がN1より小さくなると、コンバータ11は、図2に示すように、中間回路電圧VcがV1となるような中間回路電圧指令を生成する。中間回路電圧VcがV1となると、VVVFインバータ131は、図3に示すように、加速力をゼロとする。通常、エンジン20には、最低限の速度制御機能は搭載されており、大幅に速度が低下した際には、燃料供給を増加させて失速を予防する機能が搭載されている。そのため、エンジン回転速度はやがて上昇し、エンジン回転速度の上昇に伴って、VVVFインバータ131が加速力を増加させ、力行が可能となる。エンジン回転速度が上昇するまでは加速力が低下するものの、補助電源装置132は中間回路電圧VcがV1となっても動作を継続することができるので、車両システムとしての最低限の機能は保証される。
減速時は、VVVFインバータ131は、回生ブレーキとして動作し、回生された電力を中間回路12に供給して、中間回路電圧Vcを上昇させようとする。コンバータ11は、中間回路電圧Vcを一定に維持するように制御を行うが、VVVFインバータ131の回生電力が補助電源装置132の消費電力を上回ると、エンジン20を加速させる方向に交流発電機30がトルクを発生させるように制御を行い、中間回路12から交流発電機30を介してエンジン20へエネルギーを移動させる。エンジン20は、機械抵抗及び排気抵抗などによりエンジンブレーキとして動作可能であり、回生エネルギーを消費することができる。
しかしながら、エンジン20は応答が遅いため、エンジン20に燃料供給している状態からエンジンブレーキが立ち上がるまでには時間がかかる。エンジンブレーキが立ち上がる前に大きな回生電力が発生した際は、中間回路電圧Vcを維持するために、コンバータ11は、エンジン回転速度を高くするが、エンジン回転速度が高過ぎると、エンジン20の機械的な破損を招く。また、エンジン回転速度が高過ぎると、コンバータ11の制御が困難となる場合もあり、その場合、中間回路12のエネルギーを移動させる先がなくなり、中間回路電圧Vcが上昇してVVVFインバータ131や補助電源装置132の耐圧を超過してしまい、装置破壊を招くおそれもある。
本発明においては、エンジン回転速度が上昇して、N3以上となると、コンバータ11は、図2に示すように、エンジン回転速度に応じて、中間回路電圧VcをV2からV3に徐々に上昇させるような中間回路電圧指令を生成する。また、VVVFインバータ131は、図4に示すように、回生指令を低減し、エンジン回転速度がN4に達すると、回生指令をゼロする。こうすることで、エンジン回転速度が回生ブレーキによりN4より高くなりにくくすることができる。
上述したように、補助電源装置132は、中間回路電圧VcがV3であっても、動作を継続可能である。そのため、車両内の各種装置の電源を確保することができる。また、中間回路電圧VcはV3よりは高くならないように制御されるので、VVVFインバータ131や補助電源装置132の耐圧を超過することはない。
このように本実施形態においては、エンジン回転速度が高回転領域から外れそうになったり、エンジン回転速度が高回転領域から外れたりすると、エンジン回転速度に応じて中間回路電圧Vcを制御して、エンジン回転速度が高回転領域内で維持されるようにする。そのため、中間回路電圧Vcを負荷13が継続的に動作可能な範囲で一定の値に保つという制御と、エンジン回転速度を交流発電機30の発電電力と負荷13の消費電力とのバランスが保たれる値とするという制御とを両立することができる。
なお、力行時は加速力が低下しても大きな問題とはならないが、減速時は回生ブレーキのブレーキ力が低下すると、制動距離の増加や非常時のブレーキ力の確保ができなくなり、問題となる場合が多い。しかしながら、鉄道車両では、電気ブレーキが低下した際は空気ブレーキが自動的に不足分を補償する構成が幅広く採用されているため、回生ブレーキを低下させてもブレーキ力を維持することができる。
なお、中間回路電圧の上昇を抑制するための回生ブレーキ時の電力消費の方法としては、エンジンブレーキを使う方法の他に、抵抗器などで電力を消費して、中間回路電圧の上昇を抑制する方法もある。本発明は、このような方法にも適用可能である。
このように本実施形態によれば、電力変換システム10は、エンジン20に直結された交流発電機30を制御して直流電圧を発生させるコンバータ11と、直流電圧を保持する中間回路12と、中間回路12から電力を供給される負荷13とを備える。コンバータ11は、交流発電機30から入力される交流電圧を直流電圧に変換する電力変換回路113と、中間回路の電圧指令である中間回路電圧指令Vcをエンジン20の回転速度に応じて生成する中間回路電圧指令生成部111と、直流電圧が中間回路電圧指令に一致するように電力変換回路113を制御する制御部112と、を備える。
エンジン20には一般に、あるエンジン回転速度Npにおいて出力が最大になり、エンジン回転速度がNpより大きい領域(高回転領域)では、エンジン回転速度が低下するとエンジン出力が増加し、エンジン速度が増加するとエンジン出力が低下する。そのため、エンジン回転速度に応じて中間回路電圧指令を生成することで、高回転領域では、エンジン回転速度は受動的にエンジン出力と負荷13の消費電力とのバランスが保たれる値に収束し、また、中間回路電圧Vcは負荷13が継続的に動作可能な範囲の値を維持することができる。また、エンジン回転速度が高回転領域から外れそうになったり、エンジン回転速度が高回転領域から外れたりしても、エンジン回転速度に応じて中間回路電圧Vcを制御して、エンジン回転速度が高回転領域内で維持されるようにする。そのため、エンジン回転速度をエンジン出力と負荷13の消費電力とのバランスが保たれる値とするという制御と、中間回路電圧Vcを負荷13(VVVFインバータ131や補助電源装置132)が継続的に動作可能な範囲内に維持するという制御との両立を図ることができる。
また、本発明においては、エンジン20に回転速度調整機能を設けたり、エンジン20、交流発電機30、コンバータ11などが互いに信号通信を行うための構成を設けたり、エンジン20の回転速度指令や、コンバータ11及びVVVFインバータ131に対する指令を出力するための列車制御装置を設けたりする必要が無いため、簡易な構成でエンジン回転速度の制御及び中間回路電圧Vcの制御の両立を図ることができる。なお、本発明はエンジンの回転速度調整機能や列車制御装置を備えるシステムに対しても適用可能である。
また、本発明においては、力行・惰行・回生のいずれの状態においても、中間回路電圧Vcの制御により、エンジン回転速度及び中間回路電圧Vcを状況に応じて変化させている。そのため、制御系の切り替えが不要であり、制御系の切り替え時に過渡的な応答や、制御系の切り替えによる不安定さが生じることがない。
なお、本発明は、エンジン20への燃料供給が一定の状態であっても適用可能である。ただし、加速・減速の指令や、アイドリング時の燃料消費削減などの観点から加速指令・ブレーキ指令などの運転台制御装置からの最低限の情報により燃料供給を制御することで、燃費の向上、加減速指令に対する追従性の向上を図ることができる。
また、アイドル状態において、エンジン回転速度がある値より低下すると、加速状態と判断してエンジンの燃料供給を増大させ、加速状態においてエンジン回転速度がある値を超過したら加速が終了した惰行状態と判断して燃料供給をアイドル状態とし、一方で、エンジン回転速度がある値より状態すると、回生状態と判断して燃料供給を遮断し、回生状態においてエンジン回転速度がある値より低下したら回生が終了したと判断してアイドル状態に戻すという制御も考えられる。このような制御では、運転台制御装置からの指令無しで、力行・惰行・ブレーキの状態それぞれに適切な切り替えが可能である。
なお、エンジン回転速度がN1とN2との間にある状態では、エンジン出力に応じて、VVVFインバータ131が加速力を変動させる。この状態では極力、エンジン出力が最大の状態を維持することにより、加速力の低下を極力防ぐことができる。
そのため、N1及びN2をNp近傍に設定することで、エンジン回転速度に応じた最大出力を確保することができる。しかしながら、エンジン20の出力特性は様々な要因で変動するため、Npが変動することもある。そこで、エンジン20の出力特性に応じて、N1及びN2の値を変化させることにより、常に最大出力を確保することができる。
N1及びN2の値を変化させる方法としては、例えば、事前にエンジン20の燃料供給状態や温度などに応じた出力特性を求めており、実際の燃料供給状態や温度などに応じてN1及びN2を変化させという方法がある。
また、別の方法として、上述したようにコンバータ11はエンジン回転速度及び出力トルクを推定可能であるため、エンジン回転速度と出力トルクとの関係からエンジン20の出力がピークとなるエンジン回転速度Npを推定し、N1及びN2を変化させという方法がある。
本発明を図面及び実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形又は修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各ブロックなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数のブロックを1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
10 電力変換システム
11 コンバータ
12 中間回路
13 負荷
20 エンジン
30 交流発電機
111 電力変換回路
112 制御部
113 中間回路電圧指令生成部
121 コンデンサ
131 VVVFインバータ
132 補助電源装置

Claims (7)

  1. エンジンに直結された発電機を制御して直流電圧を発生させるコンバータと、
    前記直流電圧を保持する中間回路と、
    前記中間回路から電力を供給される負荷と、を備え、
    前記コンバータは、
    前記発電機から入力される交流電圧を前記直流電圧に変換する電力変換回路と、
    前記中間回路の電圧指令である中間回路電圧指令を前記エンジンの回転速度に応じて生成する中間回路電圧指令生成部と、
    前記直流電圧が前記中間回路電圧指令に一致するように前記電力変換回路を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする電力変換システム。
  2. 前記中間回路電圧指令生成部は、前記中間回路電圧指令を、
    前記エンジンの回転速度が第1の閾値未満である場合には、前記中間回路電圧指令を第1の電圧基準値とし、
    前記エンジンの回転速度が前記第1の閾値以上であり第2の閾値未満である場合には、前記第1の電圧基準値から第2の電圧基準値の間で前記エンジンの回転速度に応じて増加させ、
    前記エンジンの回転速度が前記第2の閾値以上であり第3の閾値未満である場合には、第2の電圧基準値とし、
    前記エンジンの回転速度が前記第3の閾値以上であり第4の閾値未満である場合には、前記第2の電圧基準値から第3の電圧基準値の間で前記エンジンの回転速度に応じて増加させ、
    前記エンジンの回転速度が前記第4の閾値以上である場合には、第3の電圧基準値とすることを特徴とする、請求項1に記載の電力変換システム。
  3. 前記負荷は、電力の消費時において、前記中間回路電圧が前記第2の電圧基準値から前記第1の電圧基準値の間で低下している場合には、消費電力を低減させ、電力の回生時において、前記中間回路電圧が前記第2の電圧基準値から前記第3の電圧基準値の間で上昇している場合には、回生電力を低減させること特徴とする、請求項2に記載の電力変換システム。
  4. 前記負荷は、前記中間回路から供給された直流電圧を交流電圧に変換して、車両を駆動するモータに供給するインバータと、前記中間回路から供給された直流電圧を変換して、前記車両内の装置に供給する補助電源装置とからなり、
    前記インバータは、前記車両の加速時には、前記中間回路電圧が前記第1の電圧基準値まで低下する前に前記モータによる加速動作を停止させ、前記車両の減速時には、前記中間回路電圧が前記第3の電圧基準値まで上昇する前に前記モータによる回生動作を停止させ、
    前記補助電源装置は、前記第1の電圧基準値から前記第3の電圧基準値の間で動作を継続可能であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の電力変換システム。
  5. 前記中間回路電圧指令生成部は、前記エンジンの回転速度が前記第4の閾値の場合における前記エンジンの出力よりも、前記エンジンの回転速度が前記第3の閾値の場合における前記エンジンの出力のほうが大きくなり、前記エンジンの回転速度が前記第3の閾値の場合における前記エンジンの出力よりも、前記エンジンの回転速度が前記第1の閾値及び前記第2の閾値の場合における前記エンジンの出力のほうが大きくなるように、前記第1の閾値、前記第2の閾値、前記第3の閾値、及び前記第4の閾値を設定することを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の電力変換システム。
  6. 前記中間回路電圧指令生成部は、前記エンジンの出力がピークとなる前記エンジンの回転速度の近傍に、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を設定することを特徴とする、請求項5に記載の電力変換システム。
  7. 前記中間回路電圧指令生成部は、前記第1の閾値及び前記第2の閾値を前記エンジンの状況に応じて設定することを特徴とする、請求項6に記載の電力変換システム。
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