JPH08181963A - 画像通信方法及び画像通信装置 - Google Patents

画像通信方法及び画像通信装置

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JPH08181963A
JPH08181963A JP32347694A JP32347694A JPH08181963A JP H08181963 A JPH08181963 A JP H08181963A JP 32347694 A JP32347694 A JP 32347694A JP 32347694 A JP32347694 A JP 32347694A JP H08181963 A JPH08181963 A JP H08181963A
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image signal
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徹 谷本
Yasuhiro Tomita
靖浩 富田
Kenji Akiyama
健二 秋山
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像通信において、画像の複雑・簡易に関わ
らず、回線接続により即座に受信画像が見られるように
し、フレーム内信号の取り損ないを防止する。 【構成】 送受信する端末において、定型画像信号記憶
部9に、同一の画像信号を記憶しておき、回線接続後
に、各端末が同一の定型画像信号を記憶しているかどう
かのネゴジエーションを行う。同一の定型画像信号を記
憶している場合には、画像符号化部4がその定型画像信
号と実際の取り込んだ画像とを比較し、その差分信号の
みを符号化して、多重分離部5で多重化して他地点の端
末へ送信する。他地点の端末では、画像復号化部8が、
差分信号が送信されるまでは自らの定型画像信号を表示
し、差分信号が送信されるとその差分信号を復号化し、
定型画像信号を重畳して、相手端末が実際に取り込んだ
画像を復元する。復元された画像は画像表示部7に表示
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話やテレビ会
議装置等のような画像を用いて通信を行うようにした画
像通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像通信装置として国際標準
に準拠したテレビ電話やテレビ会議装置が知られてい
る。これらの従来の画像通信装置では、通常ITU−T
勧告H.261(勧告番号)に従い、まず最初に送信側
において、取り込んだ画像全体をフレーム内信号として
符号化して伝送した後に、次の画面を取り込み、前の全
画面情報に対する差分情報を符号化しフレーム間信号と
して伝送している。受信側においてもこれと同様に伝送
されてきたフレーム内信号を復号化して表示し、続けて
受信したフレーム間信号を復号化後表示させるという作
業が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の国際標準に準拠したテレビ電話やテレビ会議装置で
は、差分情報に比べて情報量の多い全画面情報の符号
化、伝送、および復号化には多大な時間を要し、回線接
続後、受信側において画像が表示されるまでにかなり時
間を要するという問題があった。
【0004】また、全画面情報は取り込む画像により、
情報量が異なるため符号化/復号化に要する時間にも相
違が生じる。そのため、単色の簡易な画像と変化に富ん
だ複雑な画像とでは受信側に画像が表示されるまでの時
間にかなりの差が生じるという問題があった。
【0005】更に、取り込む画像の情報量の相違に伴い
通信時間に差異が生じるため、フレーム内信号を受信す
るまでの時間が端末内のフレーム内信号検出のタイマを
オーバーした場合には、受信側においてフレーム内信号
の取り損ないを生じてしまうという問題があった。
【0006】画像の通信を行う上においては、まず最初
に全画面情報の送受信を行わない限り、差分情報だけで
の通信は成り立たない。しかしながら、上記したように
取り込む画面情報によって画像が表示されるまでの時間
に差が生じたり、膨大な時間を要したのでは、ユーザの
心理的問題、相手の絵が出るまでの不安感、など画像通
信端末を普及させるために大きな問題がある。
【0007】本発明の目的は上記の問題点を解決するた
め、取り込む画像の複雑・簡易といった種別に関わら
ず、回線が接続されれば即座に画像を見ることができる
と共に、受信側におけるフレーム内信号の取り損ないを
防止できるようにした画像通信方法及び画像通信装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の一つの発明では、フレーム間差分を用い
た符号化方式を使用する画像通信端末が相互に接続され
た後、画像情報を送受信するに先立ち、端末相互の能力
通知を行う画像通信方法であって、前記画像通信端末相
互の能力通知の際に同一の定型画像信号を記憶している
かどうかの判定を行い、記憶していると判定された場
合、画像情報の送信側においては、入力画像信号と前記
定型画像信号との比較を行い、それらの差分信号のみを
符号化して相手端末に伝送し、画像情報の受信側におい
ては、前記差分信号を受信するまでは前記記憶している
定型画像信号を表示し、前記差分信号を受信すると該差
分信号を復号化した画像信号と前記記憶している定型画
像信号とを重畳表示する構成の画像通信方法を手段とす
る。
【0009】上記の画像通信方法において、前記定型画
像信号が単一色の画像であることとするか、あるいは、
前記定型画像信号が物体を画面内に配した画像であるこ
ととするのが、好適である また、本発明のうち別の発明では、伝送路に接続され、
フレーム間差分を用いた符号化方式を使用する符号化部
および復号化部を具備し、画像情報を送受する画像通信
装置において、定型画像信号を記憶しておく記憶部と、
伝送路を接続した際に、自端末が前記定型画像信号を端
末内に記憶していることを相手端末に対して通知し、あ
るいは相手端末からの前記通知に基づいて同一の定型画
像信号を記憶していることを検知するネゴシエーション
手段と、前記検知があった場合であって画像情報を送信
する場合には、入力画像信号と前記定型画像信号との比
較を行い、それらの差分信号のみを符号化して相手端末
に伝送し、あるいは前記検知があった場合であって画像
情報を受信する場合には、前記差分信号を受信するまで
は前記記憶部に記憶している定型画像信号を表示し、前
記差分信号を受信すると該差分信号を復号化した画像信
号と前記記憶している定型画像信号とを重畳表示する制
御手段と、を具備する構成の画像通信装置を手段とす
る。
【0010】上記の画像通信装置において、前記記憶部
に記憶した定型画像信号が単一色の画像であることとす
るか、あるいは、前記記憶部に記憶した定型画像信号が
物体を画面内に配した画像であることとするのが、好適
である
【0011】
【作用】請求項1および請求項4の発明では、伝送路で
接続された各地点の画像通信端末が、記憶部に同一の画
像信号を記憶しておき、伝送路を接続した後に、端末間
において、各端末が同一の画像信号を記憶しているかど
うかのネゴシエーションを行い、双方が同一の画像信号
を記憶している場合には、記憶されている画像信号と、
実際に取り込んだ画像とを比較し、その差分情報のみを
符号化して、他地点の端末へ送信し、他地点の端末で
は、差分信号が送信されてくるまでは自らが記憶してい
る画像信号を表示し、差分信号が送信されてくると、そ
の差分情報を復号化し、自らが記憶している相手端末と
同一の画像信号を重畳して、相手が実際に取り込んだ画
像を復元させることにより、情報量を削減し通信時間を
短縮させ、取り込む画像の複雑・簡易といった種別に関
わらず、回線が接続されれば即座に画像を見ることがで
きると共に、受信側におけるフレーム内信号の取り損な
いのない画像通信を実現する。
【0012】請求項2および請求項5の発明では、請求
項1および請求項5の発明の作用に加え、端末内に記憶
している定型画像信号を単一色の画像として簡易な画像
とすることにより、その記憶容量を低減させる。
【0013】請求項3および請求項6の発明では、請求
項1および請求項5の作用に加え、端末内に記憶してい
る定型画像信号を画面内に物体を配した画像として、請
求項2および請求項5の発明に比して、端末内に記憶し
ている定型画像信号と実際に取り込んだ画像信号との差
分信号を少なくし、通信時間を低減させ、より一層高速
な画像通信を実現する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して詳
細に説明する。
【0015】以下の実施例では、ISDNの基本インタ
フェースに接続し、ITU−T勧告H.320(勧告番
号)に準拠した画像通信端末を一構成例として説明す
る。尚、音声などその他の信号については、本発明と直
接関係がないので触れない。
【0016】図1は、本発明による画像通信装置の一実
施例を示すブロック図である。
【0017】図1において、1は操作部、2は制御部、
3は画像入力部、4は画像符号化部、5は多重分離部、
6は網インタフェース部、7は画像表示部、8は画像復
号化部、9は定型画像信号記憶部、である。
【0018】操作部1は、操作者が行う相手端末の指定
および発呼起動要求や着呼応答要求を制御部2へ伝達す
る。
【0019】制御部2は、操作部1からの発呼起動など
の要求を受けて回線を接続し、通信の開始から終了まで
における各部への指示および各部の動作管理を行う。
【0020】画像入力部3は、外部から画像の取り込み
を行い、画像符号化部4へ取り込んだ画像を転送する。
【0021】画像符号化部4は、通信開始時においては
その能力により、予め定型の画像信号を記憶している定
型画像信号記憶部9から定型画像信号を読み出し、入力
画像と定型画像信号を比較することにより差分信号を抽
出してITU−T勧告H.261(勧告番号)に準拠し
たフレーム構成に符号化し、多重分離部5へ転送する
か、あるいは入力画像をそのままITU−T勧告H.2
61に準拠した全画面情報の符号化を行い、多重分離部
5へ転送する。また、通信開始時以外においては、今取
り込んだ画像と、次に新しく取り込んだ画像とを比較す
ることにより差分信号を抽出してITU−T勧告H.2
61に準拠したフレーム構成に符号化し、多重分離部5
へ転送するか、入力画像をそのままITU−T勧告H.
261に準拠した全画面情報の符号化を行い、多重分離
部5へ転送する。
【0022】多重分離部5は、画像符号化部4から転送
されてきた符号化画像信号と音声などその他の符号化さ
れた信号をITU−T勧告H.221(勧告番号)準拠
のフレーム構成を用いて多重化し、或は逆に相手から網
インタフェース部6を介して受信した多重化信号を画像
信号とその他の信号に分離する。また、多重分離部5
は、回線接続後にITU−T勧告H.242(勧告番
号)等で規定している方法に従い端末相互の能力通知
を、相手端末との間で行い、相手端末と共通の能力を決
定する。
【0023】網インタフェース部6は、制御部2からの
回線接続指示を受け、ISDN網を介して相手端末との
間に回線の接続を行う。
【0024】画像表示部7は、画像復号化部8からの画
像の表示を行う。
【0025】画像復号化部8は、多重分離部5から転送
されてきた、音声などその他の信号と分離された画像信
号の復号化をITU−T勧告H.261(勧告番号)に
従って行った後、通信開始時において、その復号化画像
信号に定型画像信号記憶部9から読み出した定型画像信
号を重畳化し画像表示部7へ転送するか、全画面符号化
情報を受信した場合は、復号化画像信号を重畳化せずに
そのまま送信し表示部7へ転送する。また、通信開始時
以外においては、前に画像表示部7へ転送した画像に、
次に多重分離部5から転送後、復号化された差分信号を
重畳させ、画像表示部7へ転送する。
【0026】以上において、互いに予め規定しておいた
画像信号を持っていない場合には、制御部2は画像符号
化部4に対して画像入力部3から取り込んだ画面に関し
て全画面情報の符号化を行うよう指示する。
【0027】画像符号化部4は全画面情報を符号化後、
多重分離部5へ転送する。多重分離部5は、定型画像信
号を持っている時と同様にITU−T勧告H.221
(勧告番号)に従って、その他の信号と多重化後、網イ
ンタフェース部6からISDN網を介して相手端末に画
像信号を送出する。相手端末からも同様にして画像信号
が送られてくるので、受信後、多重分離部5で画像信号
とそれ以外の信号に分離され、画像信号のみが画像復号
化部8に転送される。
【0028】画像復号化部8は、転送されてきた画像信
号を復号化し、画像表示部7に表示する。
【0029】画像信号の送受信が完了すると、次に、最
初に取り込んだ画像信号と次に取り込んだ画像信号とを
比較して、その差分信号を抽出、符号化して送信すると
いう動作を行う。
【0030】ここで、制御部2の動作の詳細について説
明する。
【0031】制御部2は、操作部1からの発呼起動・着
呼起動などの要求を受けて、網インタフェース部6に対
して、回線接続を行うよう指示を出す。回線が接続され
ると、多重分離部5に対して、相手端末と相互にITU
−T勧告H.242(勧告番号)に従って能力交換を行
うように指示を出す。
【0032】能力交換の結果を受けて必要各部(画像符
号化部4、等)へ符号化方式・復号化方式などの指示を
行う。
【0033】まず、画像送信における制御部2の動作例
について説明する。
【0034】画像入力部3に対して、画像の取り込みを
行い、取り込んだ画像を画像符号化部4へ転送するよう
指示を出す。
【0035】次に、画像符号化部4に対して、能力交換
の結果の符号化方式、動作モード(勧告通りの標準モー
ドか本発明の方式である定型画像信号を用いた独自モー
ドか)にしたがって符号化し、多重分離部5へ転送する
ように指示を出す。
【0036】次に、多重分離部5に対して、画像符号化
部4から転送されてきた画像信号を画像以外のデータと
ITU−T勧告H.221(勧告番号)に準拠したフレ
ーム構成に多重化し、網インタフェース部6へ転送する
ように指示を出す。
【0037】次に、網インタフェース部6に対して、多
重分離部5から転送されてきた多重化データを相手端末
へ、能力交換の結果に従った伝送速度で送信するように
指示を出す。
【0038】画像送信における制御部2の動作例は以上
の通りである。
【0039】次に、画像受信における制御部2の動作例
を以下に説明する。
【0040】網インタフェース部6に対して、相手端末
からISDN網を介して送信されてきた多重化信号を受
信し、多重分離部5へ転送するように指示を出す。
【0041】次に、多重分離部5に対して、網インタフ
ェース部6から転送されてきた多重化データを画像と画
像以外のデータに分離し、画像復号化部8へ転送するよ
うに指示を出す。
【0042】次に、画像復号化部8に対して、能力交換
の結果の符号化方式、動作モード(勧告通りの標準モー
ドか本発明の方式である定型画像信号を用いた独自モー
ドか)にしたがって復号化し、画像表示部7へ転送する
ように指示を出す。
【0043】次に、画像表示部7に対して、画像復号化
部8から転送されてきた信号を表示するように指示を出
す。
【0044】以上が画像受信における制御部2の動作例
である。
【0045】次に、画像信号の入出力の関係を図1を使
って説明する。
【0046】端末間で回線接続が行われると、各端末の
多重分離部5間において、網インタフェース部6および
ISDN網を介して、ITU−T勧告H.242(勧告
番号)準拠の端末相互の能力通知が行われる。この能力
通知により、互いに予め規定しておいたある定型フォー
マットの画像信号(後述)を記憶していることが判明す
ると、制御部2は、画像符号化部4に対して、定型画像
信号記憶部9に予め記憶されている定型画像信号を読み
出し、画像入力部3から転送されてきた入力画像と比較
して、差分信号を抽出し、符号化を行うよう指示を出
す。
【0047】画像符号化部4は、上記2つの画像信号か
ら抽出された符号化画像信号を多重分離部5へ転送す
る。
【0048】多重分離部5は、転送されてきた差分信号
を音声など画像以外の信号と多重化して、網インタフェ
ース部6へ転送する。
【0049】網インタフェース部6は、転送されてきた
多重化信号を、ISDN網を介して相手端末に送信す
る。
【0050】受信も同様に、端末相互の能力通知によ
り、予め規定しておいたある定型フォーマットの画像信
号を双方が記憶していると判明すると、制御部2は、画
像復号化部8に対して、まず定型画像信号記憶部9に予
め記憶されている定型画像信号を読み出し、画像表示部
7へ転送し、表示するよう指示を出す。そして再度定型
画像信号記憶部9から予め記憶されている定型画像信号
を読み出し、画像復号化部8から転送されてくる受信信
号に読み出した定型画像信号を重畳し、画像表示部7へ
転送するよう指示を出す。
【0051】画像復号化部8では、網インタフェース部
6がISDN網を介して受信し、多重分離部5で音声な
どその他の信号と分離された画像信号を復号化後、復号
化された差分信号に定型画像信号を重畳し、画像表示部
7へ転送する。
【0052】画像表示部7は、画像復号化部8から転送
されてきた重畳化信号を表示する。
【0053】一方、各端末の網インタフェース部6間で
行われる相互能力通知により、互いに予め規定しておい
た画像信号を持っていないことが判明すると、制御部2
は画像符号化部4に対して画像入力部3から取り込んだ
画面に関して全画面情報の符号化を行うよう指示する。
【0054】画像符号化部4は全画面情報を符号化後、
多重分離部5へ転送する。多重分離部5は、定型画像信
号を持っている時と同様にITU−T勧告H.221
(勧告番号)に従って、その他の信号と多重化後、網イ
ンタフェース部6からISDN網を介して相手端末に画
像信号を送出する。相手端末からも同様に画像信号が送
られてくるので、受信後、多重分離部5で画像信号とそ
れ以外の信号に分離され、画像信号のみが画像復号化部
8に転送される。
【0055】画像復号化部8は、転送されてきた画像信
号を復号化し、画像表示部7に表示する。
【0056】以上の画像信号の送受信が完了すると、次
にフレーム間差分信号の送受信を行う。相手能力通知の
結果、定型画像信号を双方の端末が持っている場合に
は、画像符号化部4において定型画像信号と入力画像信
号を比較していたが、定型画像信号を持っていない場合
は、最初に取り込んだ画像信号と次に取り込んだ画像信
号を比較して、その差分信号を抽出、符号化して送信す
るという動作を行う。
【0057】以上が画像信号の入出力の関係である。
【0058】次に、定型フォーマットの画像信号につい
て、図6を用いて説明する。
【0059】定型画像信号記憶部9に記憶されている画
像信号としては、図6(a)のようなブルー或はブラッ
クといった全面単一色のものが考えられる。単一色を用
いた場合、符号化・復号化に要する時間が少なくて済む
という長所が挙げられる。
【0060】それ以外にも、図6(b)のように会議を
想定して、上半身の人物像を画像中央に配する方法も考
えられ、更には、顔、衣服、背景、の別に配色を変化さ
せることなども考えられる。また、監視等を想定して、
ある特定の物体を画面内に配したり、背景のみを記憶し
ておくことなども考えられるであろう。或は典型的なワ
ンショットを記憶しておくことも動きの少ない場所の監
視には有効である。
【0061】これらの場合には、単一色よりも差分信号
が少なく、伝送効率を良くし、通信ディレイがより少な
くなると同時に実際の画像により近い初期画面が得られ
る、という長所が挙げられる。
【0062】次に、端末相互の能力通知について図2〜
図5を用いて説明する。図2は、本実施例の動作例をま
とめて示した流れ図、図3は、能力通知に関する通信手
順を示す図、図4は、能力通知における通知内容を示す
図、図5は、能力通知における拡張バイトの内容を示す
図である。
【0063】はじめに回線が接続された後、ITU−T
勧告H.242(勧告番号)等で規定している、端末相
互の能力通知が行われる。この能力通知の手順は図3に
示した通りであり、内容は図4に示したような内容であ
る。すなわち、受信側端末から映像モード、転送レー
ト、定型画像信号所有を示す非標準モード等を送信側端
末に送信する(1)と、送信側端末では、共通最大能力
を決定し(2)、モードの切り替えを行って受信側端末
へ通知する。
【0064】ここで通知しようとしている「定型画像信
号記憶」は、図4には含まれておらず、図5に示すよう
な非標準コマンドを使用する。考えられる「定型画像信
号記憶」の通知方法としては、提供者コードの一致、つ
まり図5のByteNo.eとfのb0〜b7の完全一
致、により判断する方法や、独自モード識別コードを用
いて、「定型画像信号記憶」にコードを割り当てる、例
えばByteNo.gのb0〜b7を全て「1」にするこ
とによって「定型画像信号記憶」端末であると認識させ
る、という方法等が考えられる。
【0065】本実施例の動作をまとめたのが図2であ
る。互いに予め規定しておいた、ある定型フォーマット
の画像信号を記憶していることが判明すると、定型画像
信号と入力画像を比較する。
【0066】次に、重畳後の信号から差分信号を生成さ
せる。そして次に、差分信号を他地点に対して送信す
る。
【0067】送信後は、前の入力信号に対する差分信号
を符号化し、他地点に対して送信する。以下、同様にし
て差分情報の符号化後、他地点への送信、ある一定間隔
での全画面情報の挿入、といった作業を繰り返す。
【0068】受信に関しても同様に、受信した差分情報
を復号化後、前に表示した信号に重畳して表示、ある一
定間隔で受信した全画面情報の復号化後、表示、とう作
業を繰り返す。
【0069】一方、能力通知において、定型画像信号を
記憶していない場合は、従来の画像通信装置と同様に取
り込んだ画像について全画面信号の符号化を行い、他地
点に対して送信する。
【0070】送信後は、前の全画面信号に対する差分信
号を符号化し、他地点に対して送信する。以下、同様に
して差分信号の符号化後、他地点への送信、ある一定間
隔での画像信号の挿入、という作業を繰り返す。
【0071】なお、本発明による画像通信方法および画
像通信装置は、テレビ電話会議システムに適用できるだ
けではなく、画像を送受信するあらゆるシステムに適用
可能であり、その用途としては、例えば監視用途通信シ
ステムなどさまざまなものがあり得る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像通信
方法及び画像通信装置によれば、通信開始時に、最初に
取り込んだ画像の複雑あるいは容易といった種別に関わ
らず、各端末内記憶部に同一の定型画像信号を記憶し、
伝送路を接続した後に、端末間において、各端末が同一
の定型画像信号を記憶しているかどうかのネゴシエーシ
ョンを行い、双方が同一の定型画像信号を記憶している
場合には、定型画像信号との差分信号を伝送するように
したので、情報量が削減でき通信時間が減少できるよう
になり、受信側では記憶されている画像信号を即座に表
示することができると共に、フレーム内信号を受信する
までの時間が端末内のフレーム内信号検出のタイマをオ
ーバーした場合に受信側において生じる、フレーム内信
号の取り損ないを解消することができる。
【0073】また、受信側では通信の開始から差分信号
を受けるまでの間に自らの定型画像を表示できるため、
心理的な不安感等を解消できる効果が得られる。従っ
て、定型画像として用途に合わせたものを用意しておけ
ば、本発明の効果は一層大きくなるものと考えられる。
例えば、会議の時は画面に人物を配し、監視の時は画面
に監視する対象物を配する、といったような具合であ
る。
【0074】また、上記において、定型画像として、単
色の画面を使用した場合には、記憶部の記憶容量を削減
でき、画面内に物体を配置した画像を使用した場合に
は、通信時間をより一層減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像通信装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明による画像通信装置の一実施例の動作を
示す図である。
【図3】上記実施例における能力通知に関する通信手順
を示す図である。
【図4】上記実施例における能力通知における通知内容
を示す図である。
【図5】上記実施例における能力通知における拡張バイ
トの内容を示す図である。
【図6】(a),(b)は、定型画像信号記憶部に記憶
されている内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…操作部 2…制御部 3…画像入力部 4…画像符号化部 5…多重分離部 6…網インタフェース部 7…画像表示部 8…画像復号化部 9…定型画像信号記憶部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム間差分を用いた符号化方式を使
    用する画像通信端末が相互に接続された後、画像情報を
    送受信するに先立ち、端末相互の能力通知を行う画像通
    信方法であって、 前記画像通信端末相互の能力通知の際に同一の定型画像
    信号を記憶しているかどうかの判定を行い、記憶してい
    ると判定された場合、 画像情報の送信側においては、入力画像信号と前記定型
    画像信号との比較を行い、それらの差分信号のみを符号
    化して相手端末に伝送し、 画像情報の受信側においては、前記差分信号を受信する
    までは前記記憶している定型画像信号を表示し、前記差
    分信号を受信すると該差分信号を復号化した画像信号と
    前記記憶している定型画像信号とを重畳表示することを
    特徴とする画像通信方法。
  2. 【請求項2】 前記定型画像信号が単一色の画像である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像通信方法。
  3. 【請求項3】 前記定型画像信号が物体を画面内に配し
    た画像であることを特徴とする請求項1記載の画像通信
    方法。
  4. 【請求項4】 伝送路に接続され、フレーム間差分を用
    いた符号化方式を使用する符号化部および復号化部を具
    備し、画像情報を送受する画像通信装置において、 定型画像信号を記憶しておく記憶部と、 伝送路を接続した際に、自端末が前記定型画像信号を端
    末内に記憶していることを相手端末に対して通知し、あ
    るいは相手端末からの前記通知に基づいて同一の定型画
    像信号を記憶していることを検知するネゴシエーション
    手段と、 前記検知があった場合であって画像情報を送信する場合
    には、入力画像信号と前記定型画像信号との比較を行
    い、それらの差分信号のみを符号化して相手端末に伝送
    し、あるいは前記検知があった場合であって画像情報を
    受信する場合には、前記差分信号を受信するまでは前記
    記憶部に記憶している定型画像信号を表示し、前記差分
    信号を受信すると該差分信号を復号化した画像信号と前
    記記憶している定型画像信号とを重畳表示する制御手段
    と、 を具備することを特徴とする画像通信装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶部に記憶した定型画像信号が単
    一色の画像であることを特徴とする請求項4記載の画像
    通信装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶部に記憶した定型画像信号が物
    体を画面内に配する画像であることを特徴とする請求項
    4記載の画像通信装置。
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