JP2000350210A - Arq画像通信方法およびarq画像通信装置 - Google Patents

Arq画像通信方法およびarq画像通信装置

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JP2000350210A
JP2000350210A JP15615399A JP15615399A JP2000350210A JP 2000350210 A JP2000350210 A JP 2000350210A JP 15615399 A JP15615399 A JP 15615399A JP 15615399 A JP15615399 A JP 15615399A JP 2000350210 A JP2000350210 A JP 2000350210A
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JP
Japan
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video
video frame
data
frame
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JP15615399A
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Fumio Inoue
文雄 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再送辞退メッセージが送信されてくるまでに
時間がかかる場合には、再送辞退メッセージを受信する
前に、現ビデオフレームが表示可能であれば表示を行
い、不可能であれば次ビデオフレームの表示を開始する
ことにより、動画のリアルタイム性を確保することを目
的とする。 【解決手段】 受信ビデオフレームの順序番号エラーが
発生した場合に直ちに再送要求を行い、再送要求により
再送ビデオフレームが送られてくるまでの間、次のビデ
オフレームの受信処理を行うARQ画像通信方法であっ
て、現在受信中のビデオフレームの最後もしくは次のビ
デオフレームの開始を検出するまでに再送要求したビデ
オフレームが受信できなかった場合には、現在までに受
信できたビデオフレームを用い、受信できなかったビデ
オフレームの画像の動きベクトルが0であるとしてビデ
オ画像の復号化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHS(Pers
onal Handy Phone Syste−m)
などの無線通信のように伝送路誤り率の高い通信におい
て、誤り訂正方法としてARQ(Automatic
Repeat Request)のSR(Select
ive Repeat)方式を用いた場合のARQ画像
通信方法およびARQ画像通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル通信を特徴とした第2世
代移動通信システムが急速に普及しつつある。たとえ
ば、PHSはTDMA/TDD(Time Divis
ionMultiplex Access/Time
Division Duple−x)方式を採用し、1
スロットで32kbpsの伝送能力を有しているため、
音声やデータ、静止画だけでなくビデオも伝送可能であ
り、モバイル・マルチメディア・コミュニケーションを
実現するインフラストラクチャとして大きく期待されて
いる。
【0003】従来のARQ画像通信方法を図7および図
3を参照しながら説明する。図7は従来のARQ画像通
信装置を示すブロック図であり、図3はARQ画像通信
装置を構成する一般的な多重・分離通信ブロックを示す
ブロック図である。
【0004】図7において、23はビデオカメラ、24
はA/Dコンバータ、25はビデオ符号化ブロック、2
6は多重・分離通信ブロック、27はビデオ復号化ブロ
ック、28はD/Aコンバータ、29はテレビモニタで
ある。また、図3において、30はスイッチ、31は送
信データ量測定部、32は誤り検出符号演算部、33は
パケットサイズ決定部、34は多重化部、35はベース
バンド処理部、36はRFモジュール、37は分離化
部、38は誤り検出符号演算部、39はスイッチ、40
は再送用データ保存メモリ、41は再送用データ検索部
である。
【0005】このように構成されたARQ画像通信装置
について、その動作を説明する。なお、図7はARQ画
像通信装置を示すが、その動作は、図7と同一構成の自
端末と相手端末との間でシステム的、つまりARQ画像
通信システムとしてなされるものである。
【0006】ビデオカメラ23で撮影、出力されるアナ
ログビデオ信号をA/Dコンバータ24がデジタル化
し、デジタルビデオデータとして出力し、デジタルビデ
オデータがビデオ符号化ブロック25に入力される。ビ
デオ符号化ブロック25は、入力されたデジタルビデオ
データを圧縮して符号化し、ビデオ符号化データとして
出力する。ビデオ符号化ブロック25から出力された送
信データ(ビデオ符号化データ)は多重・分離通信ブロ
ック26に入力される。
【0007】図3において、通信網上でエラーが発生し
ていない状態、つまりスイッチ30に再送データ、再送
辞退、送信する再送要求メッセージが入力されていない
場合、送信データはスイッチ30を通過し、選択された
送信データとして再送用データ保存メモリ40、送信デ
ータ量測定部31、誤り検出符号化演算部32、多重化
部34に入力される。再送用データ保存メモリ40は選
択された送信データを保持する。送信データ量測定部3
1は、入力される送信データのデータ量を測定し、送信
データ量を出力する。パケットサイズ決定部33は送信
データ量に基づいてパケットサイズを決定し、パケット
サイズを出力する。誤り検出符号演算部32は選択され
た送信データの誤り検出符号を演算し、誤り検出符号を
出力する。多重化部34は、入力されるパケットサイズ
に基づいて、選択された送信データに誤り検出符号を付
加して多重化し、送信多重化データを出力する。送信多
重化データはベースバンド処理部35でベースバンドデ
ータに変換され、RFモジュール36で電波に変換され
る。
【0008】相手端末で受信した電波はRFモジュール
36でベースバンドデータに変換され、ベースバンド処
理部35で受信多重化データに変換される。受信多重化
データは分離化部37に入力され、受信データ(つまり
ビデオ符号化データ)、誤り検出符号に分離化される。
受信データ及び誤り検出符号は誤り検出符号演算部38
に入力される。受信データの誤り検出符号の演算結果が
分離化部37出力の受信した誤り検出符号と一致の場
合、誤り検出符号演算部38は特に何も出力しない。こ
の時、スイッチ39はONとなり、スイッチ39から受
信データが出力される。受信データの誤り検出符号の演
算結果が受信した誤り検出符号と不一致の場合、誤り検
出符号演算部38は送信する再送要求メッセージを出力
する。送信する再送要求メッセージがスイッチ39に入
力された場合、スイッチ39はOFFになり、スイッチ
39から受信データは出力されない。また、送信する再
送要求メッセージはスイッチ30にも入力され、この場
合スイッチ30は、送信する再送要求メッセージを選択
された送信データとして出力する。この選択された送信
データは前述した方法と同様に多重化され送信される。
そして、自端末において、前述した方法と同様に受信さ
れ分離化される。自端末においては、誤り検出符号演算
部38で再送要求メッセージが誤りなく受信された場
合、これを受信した再送要求メッセージとして出力す
る。受信した再送要求メッセージがスイッチ39に入力
された場合、スイッチ39はOFFになり、スイッチ3
9から受信データは出力されない。受信した再送要求メ
ッセージはパケットサイズ決定部33に入力され、パケ
ットサイズを変化させる要因になる。受信した再送要求
メッセージは再送用データ検索部41にも入力され、再
送用データ検索部41は再送要求メッセージから再送要
求された順序番号を抽出し、この順序番号に基づいて再
送用データ保存メモリ40から再送用データの検索をお
こなう。
【0009】再送用データ保存メモリ40は再送用デー
タを保持している場合、該当する再送データを出力す
る。再送用データ検索部41は、再送用データ保存メモ
リ40から取得した再送データをスイッチ30に対して
出力する。この場合スイッチ30は、再送データを選択
された送信データとして出力する。この選択された送信
データは前述した方法と同様に多重化され送信される。
そして、相手端末において、前述した方法と同様に受信
され分離化される。この時の再送要求順序番号に対応し
た受信データ及び誤り検出符号は誤り検出符号演算部3
8に入力される。受信データの誤り検出符号の演算結果
が受信した誤り検出符号と一致の場合、誤り検出符号演
算部38は特に何も出力しない。この時、スイッチ39
はONとなり、スイッチ39からこの再送要求順序番号
に対応した受信データが出力される。
【0010】再送用データ保存メモリ40は、再送用デ
ータを保持していない場合には、該当する再送データを
出力することができない。このため再送用データ検索部
41は、再送要求に応じることができないことを相手端
末に通知するために、再送辞退メッセージをスイッチ3
0に対して出力する。この場合スイッチ30は、再送辞
退メッセージを選択された送信データとして出力する。
この選択された送信データは前述した方法と同様に多重
化され送信される。そして、前述した方法と同様に相手
端末で受信され分離化される。再送辞退メッセージを受
信した相手端末は、再送要求データが受信することがで
きなかったために、現在受信中だったビデオフレームを
廃棄し、次のビデオフレームの受信の準備をする。
【0011】図7において、多重・分離通信ブロック2
6から出力された受信データ(ビデオ符号化データ)は
ビデオ復号化ブロック27に入力される。ビデオ復号化
ブロック27は、入力されたビデオ符号化データを復号
化し、デジタルビデオデータとして出力する。D/Aコ
ンバータ28が、入力されるデジタルビデオデータをア
ナログビデオ信号に変換して出力し、テレビモニタ29
が画像表示を行う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ARQ画像通信装置では、再送要求をおこなった相手端
末は、自端末から再送データが送信されてくるまでは画
像を更新することができず、自端末から再送辞退メッセ
ージが送信された場合には現在処理中のビデオフレーム
を廃棄し、次ビデオフレームから処理をしなければなら
なく、この再送辞退メッセージが受信されるまでの時間
は全く無駄に消費されてしまうという問題点を有してい
た。また、再送データが受信できた場合でも、それまで
に多くの時間が費やされてしまった場合には、動画のリ
アルタイム性を重視すると現ビデオフレームは時間的に
無意味なものとなってしまうという問題点を有してい
た。
【0013】このARQ画像通信方法およびこのARQ
画像通信装置では、再送が要求されたビデオフレームを
有効に利用して動画のリアルタイム性を確保することが
要求されている。
【0014】本発明は、再送要求を行った時に再送辞退
メッセージが送信されてくるまでに時間がかかる場合に
は、再送辞退メッセージを受信する前に、現ビデオフレ
ームが表示可能であれば表示を行い、表示不可能であれ
ば表示を行うことなく速やかに次ビデオフレームの表示
を開始することにより、動画のリアルタイム性を確保す
るためのARQ画像通信方法、および、再送要求を行っ
た時に再送辞退メッセージが送信されてくるまでに時間
がかかる場合には、再送辞退メッセージを受信する前
に、現ビデオフレームが表示可能であれば表示を行い、
表示不可能であれば表示を行うことなく速やかに次ビデ
オフレームの表示を開始することにより、動画のリアル
タイム性を確保することができるARQ画像通信装置を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のARQ画像通信方法は、受信ビデオフレーム
の順序番号エラーが発生した場合に直ちに再送要求を行
い、再送要求により再送ビデオフレームが送られてくる
までの間、次のビデオフレームの受信処理を行うARQ
画像通信方法であって、現在受信中のビデオフレームの
最後もしくは次のビデオフレームの開始を検出するまで
に再送要求したビデオフレームが受信できた場合には、
受信できたビデオフレームに基づいてビデオ画像の復号
化を行い、現在受信中のビデオフレームの最後もしくは
次のビデオフレームの開始を検出するまでに再送要求し
たビデオフレームが受信できなかった場合には、現在ま
でに受信できたビデオフレームを用い、受信できなかっ
たビデオフレームの画像の動きベクトルが0であるとし
てビデオ画像の復号化を行う構成を有している。
【0016】これにより、再送要求を行った時に再送辞
退メッセージが送信されてくるまでに時間がかかる場合
には、再送辞退メッセージを受信する前に、現ビデオフ
レームが表示可能であれば表示を行い、表示不可能であ
れば表示を行うことなく速やかに次ビデオフレームの表
示を開始することにより、動画のリアルタイム性を確保
するためのARQ画像通信方法が得られる。
【0017】上記課題を解決するために本発明のARQ
画像通信装置は、送信するビデオ符号化データを多重化
し、受信した多重化ビデオ符号化データを分離する多重
・分離通信ブロックと、ビデオ符号化データを復号化す
るビデオ復号化ブロックと、多重・分離通信ブロックか
らビデオ符号化データおよび送信する再送要求メッセー
ジを入力してビデオ復号化ブロックへビデオ符号化デー
タを出力するビデオARQバッファブロックとを有する
ARQ画像通信装置であって、ビデオARQバッファブ
ロックは、多重・分離通信ブロックからビデオ符号化デ
ータを入力して、現在受信中のビデオフレームの最後を
示すフレーム終了信号と次のビデオフレームの開始を示
すフレーム開始信号とビデオ符号化データとGOB番号
とを出力するビデオ受信データ要素分離部と、ビデオ符
号化データと動きベクトルが0のMBデータとを入力し
ていずれかを選択する第1のスイッチと、ビデオ符号化
データを記憶する2つの1フレーム分のビデオ符号化デ
ータバッファメモリと、2つの1フレーム分のビデオ符
号化データバッファメモリのいずれかを選択してビデオ
符号化データを第1のスイッチへ出力する第2のスイッ
チと、2つの1フレーム分のビデオ符号化データバッフ
ァメモリに対して第2のスイッチと逆側に接続され、ビ
デオ受信データ要素分離部からのビデオ符号化データを
2つの1フレーム分のビデオ符号化データバッファメモ
リのいずれかへ出力する第3のスイッチと、多重・分離
通信ブロックから送信する再送要求メッセージを入力し
たときには再送要求中信号を出力する再送要求中状態記
憶部と、ビデオ受信データ要素分離部からの最も直前の
GOB番号信号を記憶する現GOB番号記憶部と、ビデ
オ受信データ要素分離部からのフレーム終了信号および
フレーム開始信号を入力したときに新規ビデオフレーム
受信開始信号を出力する新規ビデオフレーム受信開始判
別部と、新規ビデオフレーム受信開始信号が入力される
とGOB番号のカウントを開始して読み出しGOB番号
を出力する読み出しGOB番号カウンタと、現GOB番
号記憶部が出力する記憶されているGOB番号よりもビ
デオ受信データ要素分離部から入力されたGOB番号が
大きくかつ互いに連続していない場合にはその欠落して
いるGOB番号を欠落GOB番号として出力するGOB
欠落判別部と、再送要求中に読み出しGOB番号と欠落
GOB番号とが一致したときには一致信号を出力する比
較部と、比較部から一致信号が出力されているときは動
きベクトルが0のMBデータを第1のスイッチへ出力す
るMBデータ格納メモリとを有する構成を備えている。
【0018】これにより、再送要求を行った時に再送辞
退メッセージが送信されてくるまでに時間がかかる場合
には、再送辞退メッセージを受信する前に、現ビデオフ
レームが表示可能であれば表示を行い、表示不可能であ
れば表示を行うことなく速やかに次ビデオフレームの表
示を開始することにより、動画のリアルタイム性を確保
することができるARQ画像通信装置が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のARQ
画像通信方法は、受信ビデオフレームの順序番号エラー
が発生した場合に直ちに再送要求を行い、再送要求によ
り再送ビデオフレームが送られてくるまでの間、次のビ
デオフレームの受信処理を行うARQ画像通信方法であ
って、現在受信中のビデオフレームの最後もしくは次の
ビデオフレームの開始を検出するまでに再送要求したビ
デオフレームが受信できた場合には、受信できたビデオ
フレームに基づいてビデオ画像の復号化を行い、現在受
信中のビデオフレームの最後もしくは次のビデオフレー
ムの開始を検出するまでに再送要求したビデオフレーム
が受信できなかった場合には、現在までに受信できたビ
デオフレームを用い、受信できなかったビデオフレーム
の画像の動きベクトルが0であるとしてビデオ画像の復
号化を行うこととしたものである。
【0020】この構成により、現在受信中のビデオフレ
ームの最後もしくは次のビデオフレームの開始を検出す
るまでに再送要求したパケットが受信できなかった場合
には受信できなかった画像ブロックの動きベクトルが0
だったものとしてビデオ画像を復号するようにしたの
で、再送要求をおこなった場合にも動画のリアルタイム
性を確保することができるという作用を有する。
【0021】請求項2に記載のARQ画像通信装置は、
送信するビデオ符号化データを多重化し、受信した多重
化ビデオ符号化データを分離する多重・分離通信ブロッ
クと、ビデオ符号化データを復号化するビデオ復号化ブ
ロックと、多重・分離通信ブロックからビデオ符号化デ
ータおよび送信する再送要求メッセージを入力してビデ
オ復号化ブロックへビデオ符号化データを出力するビデ
オARQバッファブロックとを有するARQ画像通信装
置であって、ビデオARQバッファブロックは、多重・
分離通信ブロックからビデオ符号化データを入力して、
現在受信中のビデオフレームの最後を示すフレーム終了
信号と次のビデオフレームの開始を示すフレーム開始信
号とビデオ符号化データとGOB番号とを出力するビデ
オ受信データ要素分離部と、ビデオ符号化データと動き
ベクトルが0のMBデータとを入力していずれかを選択
する第1のスイッチと、ビデオ符号化データを記憶する
2つの1フレーム分のビデオ符号化データバッファメモ
リと、2つの1フレーム分のビデオ符号化データバッフ
ァメモリのいずれかを選択してビデオ符号化データを第
1のスイッチへ出力する第2のスイッチと、2つの1フ
レーム分のビデオ符号化データバッファメモリに対して
第2のスイッチと逆側に接続され、ビデオ受信データ要
素分離部からのビデオ符号化データを2つの1フレーム
分のビデオ符号化データバッファメモリのいずれかへ出
力する第3のスイッチと、多重・分離通信ブロックから
送信する再送要求メッセージを入力したときには再送要
求中信号を出力する再送要求中状態記憶部と、ビデオ受
信データ要素分離部からの最も直前のGOB番号信号を
記憶する現GOB番号記憶部と、ビデオ受信データ要素
分離部からのフレーム終了信号およびフレーム開始信号
を入力したときに新規ビデオフレーム受信開始信号を出
力する新規ビデオフレーム受信開始判別部と、新規ビデ
オフレーム受信開始信号が入力されるとGOB番号のカ
ウントを開始して読み出しGOB番号を出力する読み出
しGOB番号カウンタと、現GOB番号記憶部が出力す
る記憶されているGOB番号よりもビデオ受信データ要
素分離部から入力されたGOB番号が大きくかつ互いに
連続していない場合にはその欠落しているGOB番号を
欠落GOB番号として出力するGOB欠落判別部と、再
送要求中に読み出しGOB番号と欠落GOB番号とが一
致したときには一致信号を出力する比較部と、比較部か
ら一致信号が出力されているときは動きベクトルが0の
MBデータを第1のスイッチへ出力するMBデータ格納
メモリとを有することとしたものである。
【0022】この構成により、現在受信中のビデオフレ
ームの最後もしくは次のビデオフレームの開始を検出す
るまでに再送要求したパケットが受信できなかった場合
には受信できなかった画像ブロックの動きベクトルが0
だったものとしてビデオ画像を復号することができるの
で、再送要求をおこなった場合にも動画のリアルタイム
性を確保することができるという作用を有する。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図6を用いて説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1によるARQ画像通信装置を示すブロック図であ
り、図2は図1のARQ画像通信装置を構成するビデオ
ARQバッファブロックを示すブロック図である。な
お、本実施の形態においては、図1のARQ画像通信装
置の多重・分離通信ブロックの構成は、従来と同様に図
3に示す構成である。
【0025】図1において、15はビデオカメラ、16
はA/Dコンバータ、17はビデオ符号化ブロック、1
8は多重・分離通信ブロック、19はビデオARQバッ
ファブロック、20はビデオ復号化ブロック、21はD
/Aコンバータ、22はテレビモニタである。
【0026】また、図2において、1は第1のスイッ
チ、2は第2のスイッチ、3、4は1フレーム分のビデ
オ符号化データバッファメモリ、5は第3のスイッチ、
6はビデオ受信データ要素分離部、7は各GOB番号ご
とのインターかつ動きベクトルが0のMBデータ格納メ
モリ、8は新規ビデオフレーム受信開始判別部、9は現
GOB番号記憶部、10は再送要求中状態記憶部、11
はGOB欠落判別部、12は読み出しGOB番号カウン
タ、13は欠落GOB番号記憶部、14は欠落GOB番
号と読み出しGOB番号の比較部である。
【0027】図4(a)、(b)、図5(a)、(b)
はITU−T勧告H.263におけるビデオビット列の
ための多重化処理系統図である。
【0028】図4において、42はPSC(ピクチャス
タートコード)、43はTR(テンポラルリファレン
ス)、44はPTYPE(タイプ情報)、45はPQU
ANT(量子化特性情報)、46はCPM(コンティニ
ュアスプレゼンスマルチポイント)、47はPSBI
(ピクチャサブビット列指示情報)、48はTRB(B
ピクチャのテンポラリリファレンス)、49はDBQU
ANT(Bピクチャの量子化情報)、50はPEI(拡
張用挿入情報)、51はPSPARE(予備情報)、5
2はGOB LAYER(グループオブブロックレイ
ヤ)、53はESTUF(スタッフ化)、54はEOS
(シーケンス終了情報)、55はPSTUF(スタッフ
化)、56はGSTUF(スタッフ化)、57はGBS
C(グループオブブロックスタートコード)、58はG
N(グループ)、59はGSBI(ピクチャサブビット
列指示情報)、60はGFID(GOBフレームI
D)、61はGQUANT(量子化特性情報)、62は
MB LAYER(マクロブロックレイヤ)である。
【0029】また図5において、63はCOD(符号化
マクロブロック指示情報)、64はMCBPC(マクロ
ブロックタイプと色差信号の符号化ブロックパター
ン)、65はMODB(Bブロックのマクロブロックモ
ード)、66はCBPB(Bブロックの符号化ブロック
パターン)、67はCBPY(輝度信号の符号化ブロッ
クパターン)、68はDQUANT(量子化特性情
報)、69はMVD(動きベクトルデータ)、70はM
VD2−4(動きベクトルデータ)、71はMVDB
(Bマクロブロックの動きベクトルデータ)、72はB
LOCK LAYER(ブロックレイヤ)、73はIN
TRADC(INTRAブロックのDC係数)、74は
TCOEF(変換係数)である。
【0030】図6はITU−T勧告H.263における
ビデオデータの各レイヤ構成を階層的に表したレイヤ構
成図である。
【0031】図6において、75はPSC(ピクチャス
タートコード、フレーム開始信号)、76はその他のピ
クチャレイヤヘッダーデータ、77はGOB(Grou
pOf Block)レイヤ(0〜17)、78はES
TUF(スタッフ化)、79はEOS(シーケンス終了
情報、フレーム終了信号)、80はPSTUF(スタッ
フ化)、81はGSTUF(スタッフ化)、82はGB
SC(グループオブブロックスタートコード)、83は
GN(グループ番号)、84はGSBI(ピクチャサブ
ビット列指示情報)、85はGQUANT(量子化特性
情報)、86はMB(Macro Block)レイ
ヤ、87はCOD(符号化マクロブロック指示情報)、
88はMCBPC(マクロブロックタイプと色差信号の
符号化ブロックパターン)、89はMODB(Bブロッ
クのマクロブロックモード)、90はCBPB(Bブロ
ックの符号化ブロックパターン)、91はCBPY(輝
度信号の符号化ブロックパターン)、92はDQUAN
T(量子化特性情報)、93はMVD(動きベクトルデ
ータ)、94はMVD2−4(動きベクトルデータ)、
95はMVDB(Bマクロブロックの動きベクトルデー
タ)、96はブロックレイヤ、PLはピクチャレイヤ、
GOBLはGOBレイヤ、MBLはMBレイヤである。
【0032】このように構成されたARQ画像通信装置
について、その動作(ARQ画像通信方法)を説明す
る。なお、ビデオARQバッファブロック19以外につ
いては従来装置と同様の動作であるので、主にビデオA
RQバッファブロック19の動作を説明する。
【0033】図2において、図1の多重・分離通信ブロ
ック18から出力されたビデオ符号化データは、ビデオ
受信データ要素分離部6に入力される。ビデオ受信デー
タ要素分離部6は、入力されたビデオ符号化データか
ら、EOS(シーケンス終了情報)、PSC(ピクチャ
スタートコード)およびGN(グループ番号)を抽出す
る。図6に示すように、ビデオフレームの最上位レイヤ
であるピクチャレイヤPLにおいて、PSCはビデオフ
レームの開始を示し、EOSはビデオフレームの終了を
示している。GNはGOB(グループオブブロック)レ
イヤGOBLの0〜17までの番号を示している。EO
S及びPSCは新規ビデオフレーム受信開始判別部8に
入力され、ビデオフレームの境目を識別するために使用
される。そして新規ビデオフレーム受信開始判別部8は
新規ビデオフレーム受信開始信号を出力する。
【0034】新規ビデオフレーム受信開始判別部8から
の新規ビデオフレーム受信開始信号はスイッチ2及びス
イッチ5に入力される。スイッチ2及びスイッチ5は互
いに逆側に切り換えられることにより、1フレーム分の
ビデオ符号化データバッファメモリ3に書き込まれてい
るときには、1フレーム分のビデオ符号化データバッフ
ァメモリ4から読み出されるように制御される。通信網
上でエラーが発生していない時は、再送要求中状態記憶
部10からは再送要求中信号(再送要求中を示す信号)
は出力されず、欠落GOB番号と読み出しGOB番号の
比較部14は何も出力しない。この時、スイッチ1は上
側に切り替わっており、スイッチ2から出力されるビデ
オ符号化データをそのままビデオ復号化ブロック20へ
出力する。このように通信網上でエラーが発生していな
い状態では、ビデオARQバッファブロック19は単な
るバッファとして機能する。
【0035】次に、通信網上でエラーが発生した場合の
動作を説明する。従来例と同様に再送要求をおこなった
場合、図2の多重・分離通信ブロック18から送信する
再送要求メッセージ(送信再送要求メッセージ)がビデ
オARQバッファブロック19に対して出力される。そ
して、送信再送要求メッセージはビデオARQバッファ
ブロック19内の再送要求中状態記憶部10にも入力さ
れ、再送要求中信号が再送要求中状態記憶部10から出
力される。再送要求中状態記憶部10は新規ビデオフレ
ーム受信開始信号が入力された場合クリアされる。ビデ
オ受信データ要素分離部6からは、EOS、PSC及び
GNが出力される。ここでGN(グループオブブロック
番号)は必ずしも連続した数字とはならない。これは動
きベクトルが0の場合には、GOBレイヤGOBLを省
略して送信することも可能だからである。現GOB番号
記憶部9は、最も直前に受信したGNを記憶する。GO
B欠落判別部11は、現GOB番号記憶部9が出力する
記憶されているGOB番号(以下、「現記憶GOB番
号」と記載する)よりもビデオ受信データ要素分離部6
から入力されたGOB番号(以下、「入力GOB番号」
と記載する)が大きくかつ現記憶GOB番号と入力GO
B番号とが連続していない場合には、その欠落GOB番
号を出力し、記憶更新許可信号を出力する。現GOB番
号記憶部9が出力する現記憶GOB番号とビデオ受信デ
ータ要素分離部6からの入力GOB番号とが連続してい
る場合には、記憶更新許可信号を出力する。欠落GOB
番号は、欠落GOB番号記憶部13で記憶され、欠落G
OB番号と読み出しGOB番号との比較部14に対して
出力される。
【0036】欠落GOB番号記憶部13は、新規ビデオ
フレーム受信開始信号が入力された場合には、欠落GO
B番号をクリアする。新規ビデオフレーム受信開始判別
部8は、EOSまたはPSCが入力された場合、新規ビ
デオフレームが開始したと判別して、新規ビデオフレー
ム受信開始信号を出力する。新規ビデオフレーム受信開
始信号が出力されるとスイッチ2及びスイッチ5は切り
替わり、1フレーム分のビデオ符号化データバッファメ
モリ3及び4に対し書き込み及び読み出しが行われる。
このときスイッチ2及びスイッチ5は互いに逆側に切り
換えられ、一方の1フレーム分のビデオ符号化データバ
ッファメモリに書き込まれているときは、もう一方の1
フレーム分のビデオ符号化データバッファメモリから読
み出される。読み出しGOB番号カウンタ12は、新規
ビデオフレーム受信開始信号が入力されるとGOB番号
のカウントを開始し、読み出しGOB番号を出力する。
この読み出しGOB番号に基づいて、1フレーム分のビ
デオ符号化データバッファメモリ3又は4から、対応す
るGOB番号のビデオ符号化データがあれば読み出され
る。
【0037】読み出しGOB番号は比較部14にも入力
され、比較部14は、再送要求中信号が入力されている
ときに動作し、読み出しGOB番号と欠落GOB番号が
一致したときには、一致信号を出力する。比較部14は
再送要求中信号が入力されていないときは動作せず、一
致信号は出力されない。一致信号は、各GOB番号ごと
のインターかつ動きベクトルが0のMBデータ格納メモ
リ7とスイッチ1に入力される。一致信号を入力された
MBデータ格納メモリ7は動きベクトルφのMBデータ
を出力する。一致信号を入力されたスイッチ1は、入力
される動きベクトルφのMBデータをビデオ符号化デー
タとして出力する。一致信号を入力されていないとき、
スイッチ1はスイッチ2からのビデオ符号化データを出
力する。すなわち、一致信号が出ているときは動きベク
トルφのMBのビデオ符号化データを出力し、それ以外
は受信したビデオ符号化データを出力する。
【0038】以上のように本実施の形態によれば、通信
エラーが発生し再送要求を行った場合でも、現在受信中
のビデオフレームの最後もしくは次のビデオフレームの
開始の段階で、欠落GOB番号のビデオフレームデータ
を動きベクトルが0のビデオフレームデータに置き換え
ることによって、通信エラーが発生したビデオフレーム
を表示することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載のARQ画像通信方法によれば、受信ビデオフレー
ムの順序番号エラーが発生した場合に直ちに再送要求を
行い、再送要求により再送ビデオフレームが送られてく
るまでの間、次のビデオフレームの受信処理を行うAR
Q画像通信方法であって、現在受信中のビデオフレーム
の最後もしくは次のビデオフレームの開始を検出するま
でに再送要求したビデオフレームが受信できた場合に
は、受信できたビデオフレームに基づいてビデオ画像の
復号化を行い、現在受信中のビデオフレームの最後もし
くは次のビデオフレームの開始を検出するまでに再送要
求したビデオフレームが受信できなかった場合には、現
在までに受信できたビデオフレームを用い、受信できな
かったビデオフレームの画像の動きベクトルが0である
としてビデオ画像の復号化を行うことにより、現在受信
中のビデオフレームの最後もしくは次のビデオフレーム
の開始を検出するまでに再送要求したパケットが受信で
きなかった場合には受信できなかった画像ブロックの動
きベクトルが0であるとしてビデオ画像の復号化を行う
ようにしたので、再送要求を行った場合にも動画のリア
ルタイム性を確保することができるという有利な効果が
得られる。
【0040】請求項2に記載のARQ画像通信装置によ
れば、送信するビデオ符号化データを多重化し、受信し
た多重化ビデオ符号化データを分離する多重・分離通信
ブロックと、ビデオ符号化データを復号化するビデオ復
号化ブロックと、多重・分離通信ブロックからビデオ符
号化データおよび送信する再送要求メッセージを入力し
てビデオ復号化ブロックへビデオ符号化データを出力す
るビデオARQバッファブロックとを有するARQ画像
通信装置であって、ビデオARQバッファブロックは、
多重・分離通信ブロックからビデオ符号化データを入力
して、現在受信中のビデオフレームの最後を示すフレー
ム終了信号と次のビデオフレームの開始を示すフレーム
開始信号とビデオ符号化データとGOB番号とを出力す
るビデオ受信データ要素分離部と、ビデオ符号化データ
と動きベクトルが0のMBデータとを入力していずれか
を選択する第1のスイッチと、ビデオ符号化データを記
憶する2つの1フレーム分のビデオ符号化データバッフ
ァメモリと、2つの1フレーム分のビデオ符号化データ
バッファメモリのいずれかを選択してビデオ符号化デー
タを第1のスイッチへ出力する第2のスイッチと、2つ
の1フレーム分のビデオ符号化データバッファメモリに
対して第2のスイッチと逆側に接続され、ビデオ受信デ
ータ要素分離部からのビデオ符号化データを2つの1フ
レーム分のビデオ符号化データバッファメモリのいずれ
かへ出力する第3のスイッチと、多重・分離通信ブロッ
クから送信する再送要求メッセージを入力したときには
再送要求中信号を出力する再送要求中状態記憶部と、ビ
デオ受信データ要素分離部からの最も直前のGOB番号
信号を記憶する現GOB番号記憶部と、ビデオ受信デー
タ要素分離部からのフレーム終了信号およびフレーム開
始信号を入力したときに新規ビデオフレーム受信開始信
号を出力する新規ビデオフレーム受信開始判別部と、新
規ビデオフレーム受信開始信号が入力されるとGOB番
号のカウントを開始して読み出しGOB番号を出力する
読み出しGOB番号カウンタと、現GOB番号記憶部が
出力する記憶されているGOB番号よりもビデオ受信デ
ータ要素分離部から入力されたGOB番号が大きくかつ
互いに連続していない場合にはその欠落しているGOB
番号を欠落GOB番号として出力するGOB欠落判別部
と、再送要求中に読み出しGOB番号と欠落GOB番号
とが一致したときには一致信号を出力する比較部と、比
較部から一致信号が出力されているときは動きベクトル
が0のMBデータを第1のスイッチへ出力するMBデー
タ格納メモリとを有することにより、現在受信中のビデ
オフレームの最後もしくは次のビデオフレームの開始を
検出するまでに再送要求したパケットが受信できなかっ
た場合には受信できなかった画像ブロックの動きベクト
ルが0であるとしてビデオ画像の復号化を行うことがで
きるので、再送要求をおこなった場合にも動画のリアル
タイム性を確保することができるという有利な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるARQ画像通信装
置を示すブロック図
【図2】図1のARQ画像通信装置を構成するビデオA
RQバッファブロックを示すブロック図
【図3】ARQ画像通信装置を構成する一般的な多重・
分離通信ブロックを示すブロック図
【図4】(a)ITU−T勧告H.263におけるビデ
オビット列のための多重化処理系統図(b)ITU−T
勧告H.263におけるビデオビット列のための多重化
処理系統図
【図5】(a)ITU−T勧告H.263におけるビデ
オビット列のための多重化処理系統図(b)ITU−T
勧告H.263におけるビデオビット列のための多重化
処理系統図
【図6】ITU−T勧告H.263におけるビデオデー
タの各レイヤ構成を階層的に現したレイヤ構成図
【図7】従来のARQ画像通信装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 第1のスイッチ 2 第2のスイッチ 3、4 1フレーム分のビデオ符号化データバッファメ
モリ 5 第3のスイッチ 6 ビデオ受信データ要素分離部 7 MBデータ格納メモリ 8 新規ビデオフレーム受信開始判別部 9 現GOB番号記憶部 10 再送要求中状態記憶部 11 GOB欠落判別部 12 読み出しGOB番号カウンタ 13 欠落GOB番号記憶部 14 比較部 15 ビデオカメラ 16 A/Dコンバータ 17 ビデオ符号化ブロック 18 多重・分離通信ブロック 19 ビデオARQバッファブロック 20 ビデオ復号化ブロック 21 D/Aコンバータ 22 テレビモニタ 30、39 スイッチ 31 送信データ量測定部 32 誤り検出符号演算部 33 パケットサイズ決定部 34 多重化部 35 ベースバンド処理部 36 RFモジュール 37 分離化部 38 誤り検出符号演算部 40 再送用データ保存メモリ 41 再送用データ検索部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信ビデオフレームの順序番号エラーが発
    生した場合に直ちに再送要求を行い、前記再送要求によ
    り再送ビデオフレームが送られてくるまでの間、次のビ
    デオフレームの受信処理を行うARQ画像通信方法であ
    って、現在受信中のビデオフレームの最後もしくは次の
    ビデオフレームの開始を検出するまでに再送要求したビ
    デオフレームが受信できた場合には、前記受信できたビ
    デオフレームに基づいてビデオ画像の復号化を行い、現
    在受信中のビデオフレームの最後もしくは次のビデオフ
    レームの開始を検出するまでに再送要求したビデオフレ
    ームが受信できなかった場合には、現在までに受信でき
    たビデオフレームを用い、受信できなかったビデオフレ
    ームの画像の動きベクトルが0であるとしてビデオ画像
    の復号化を行うことを特徴とするARQ画像通信方法。
  2. 【請求項2】送信するビデオ符号化データを多重化し、
    受信した多重化ビデオ符号化データを分離する多重・分
    離通信ブロックと、ビデオ符号化データを復号化するビ
    デオ復号化ブロックと、前記多重・分離通信ブロックか
    らビデオ符号化データおよび送信する再送要求メッセー
    ジを入力して前記ビデオ復号化ブロックへビデオ符号化
    データを出力するビデオARQバッファブロックとを有
    するARQ画像通信装置であって、 前記ビデオARQバッファブロックは、前記多重・分離
    通信ブロックからビデオ符号化データを入力して、現在
    受信中のビデオフレームの最後を示すフレーム終了信号
    と次のビデオフレームの開始を示すフレーム開始信号と
    ビデオ符号化データとGOB番号とを出力するビデオ受
    信データ要素分離部と、ビデオ符号化データと動きベク
    トルが0のMBデータとを入力していずれかを選択する
    第1のスイッチと、ビデオ符号化データを記憶する2つ
    の1フレーム分のビデオ符号化データバッファメモリ
    と、前記2つの1フレーム分のビデオ符号化データバッ
    ファメモリのいずれかを選択してビデオ符号化データを
    前記第1のスイッチへ出力する第2のスイッチと、前記
    2つの1フレーム分のビデオ符号化データバッファメモ
    リに対して前記第2のスイッチと逆側に接続され、前記
    ビデオ受信データ要素分離部からのビデオ符号化データ
    を前記2つの1フレーム分のビデオ符号化データバッフ
    ァメモリのいずれかへ出力する第3のスイッチと、前記
    多重・分離通信ブロックから送信する再送要求メッセー
    ジを入力したときには再送要求中信号を出力する再送要
    求中状態記憶部と、前記ビデオ受信データ要素分離部か
    らの最も直前のGOB番号信号を記憶する現GOB番号
    記憶部と、前記ビデオ受信データ要素分離部からのフレ
    ーム終了信号およびフレーム開始信号を入力したときに
    新規ビデオフレーム受信開始信号を出力する新規ビデオ
    フレーム受信開始判別部と、前記新規ビデオフレーム受
    信開始信号が入力されるとGOB番号のカウントを開始
    して読み出しGOB番号を出力する読み出しGOB番号
    カウンタと、前記現GOB番号記憶部が出力する記憶さ
    れているGOB番号よりも前記ビデオ受信データ要素分
    離部から入力されたGOB番号が大きくかつ互いに連続
    していない場合にはその欠落しているGOB番号を欠落
    GOB番号として出力するGOB欠落判別部と、前記再
    送要求中に前記読み出しGOB番号と前記欠落GOB番
    号とが一致したときには一致信号を出力する比較部と、
    前記比較部から一致信号が出力されているときは動きベ
    クトルが0のMBデータを第1のスイッチへ出力するM
    Bデータ格納メモリとを有することを特徴とするARQ
    画像通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007324654A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Oki Electric Ind Co Ltd 画像データ転送回路
CN100356795C (zh) * 2003-12-30 2007-12-19 凌阳科技股份有限公司 影像解压缩电路与方法

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