JPH08180552A - ライブラリ装置 - Google Patents

ライブラリ装置

Info

Publication number
JPH08180552A
JPH08180552A JP32695194A JP32695194A JPH08180552A JP H08180552 A JPH08180552 A JP H08180552A JP 32695194 A JP32695194 A JP 32695194A JP 32695194 A JP32695194 A JP 32695194A JP H08180552 A JPH08180552 A JP H08180552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
cell
dee
processing
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32695194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Hashizume
雅朗 橋爪
Yoshifumi Oba
善文 大場
Koji Yasuda
浩二 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Peripherals Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP32695194A priority Critical patent/JPH08180552A/ja
Priority to DE69519261T priority patent/DE69519261T2/de
Priority to DE69532337T priority patent/DE69532337T2/de
Priority to EP95304749A priority patent/EP0694917B1/en
Priority to EP99107158A priority patent/EP0935247B1/en
Priority to EP99107157A priority patent/EP0935246B1/en
Priority to DE69534147T priority patent/DE69534147T2/de
Priority to US08/501,556 priority patent/US5757738A/en
Publication of JPH08180552A publication Critical patent/JPH08180552A/ja
Priority to US08/856,024 priority patent/US5936918A/en
Priority to US09/023,654 priority patent/US6026063A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はライブラリ装置に関し、ホスト側の
処理を簡単化してソフトウェアの開発量を削減し、ライ
ブラリ装置でダイレクト・エントリ・イグジット(DE
E)処理を行っていることを、常にホストが認識できる
ようにして、ホスト側の処理効率を向上させることを目
的とする。 【構成】 セルドラム20と、セルドラム20と対向し
た装置筐体側の一部に取り付けたDEEドア21と、D
EEドア21の開口部25からセルドラム20に対し、
直接カートリッジ式記録媒体の投入/排出を行うための
DEE機構部を備えると共に、アクセッサ制御部には、
DEE処理途中でのホスト50のアクセスに応答して、
ホスト50へDEE処理中である旨のメッセージを通知
するメッセージ通知手段と、DEE処理を行ったセルド
ラムのセル列を対象としてセルチェックを行うことによ
り、セル情報を自動更新するセル情報更新手段を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクカートリッ
ジ(カートリッジ式記録媒体)の装着、取り外し、保
管、記録/再生等を自動的に行う光ディスクライブラリ
装置、或いは磁気テープカートリッジ(カートリッジ式
記録媒体)の装着、取り外し、保管、記録/再生等を自
動的に行う磁気テープライブラリ装置等に利用可能なラ
イブラリ装置に関する。
【0002】近年、情報処理装置においては大量のデー
タを扱うようになってきており、それに伴ってファイル
量も増大し、記憶媒体も多数必要になってきている。こ
のような要望に応えるため、多数の記憶媒体を処理、保
管するための自動倉庫装置として、前記ライブラリ装置
が市場に提供されている。
【0003】また、近年、マルチメディア、画像データ
やグラフィックデータのような大容量を必要とするデー
タの検索にライブラリ装置の需要が増えており、小型、
低価格で装置の設置スペースが小さく、より多くの記憶
媒体を収納できる大容量のライブラリ装置が望まれてい
る。
【0004】
【従来の技術】図15は従来の光ディスクライブラリ装
置の説明図であり、A図は外観図、B図は内部構成図で
ある。
【0005】図15中、2は筐体、3はカートリッジ投
入/排出口、4は発光ダイオード(以下「LED」と記
す)、5は液晶表示パネル、7はカートリッジ投入/排
出機構(以下「CAS」と記す)、8はカートリッジ収
納庫、9はドライブ(光ディスクドライブ)、10はア
クセッサ、11は電源、12はフィルタ、13はファ
ン、14はガイドシャフト、15はアクセッサ制御プリ
ント板、17はガイドレールを示す。
【0006】§1:光ディスクライブラリ装置の構成の
説明・・・図15参照 以下、図15に基づいて、光ディスクライブラリ装置の
例を説明する。なお、この例は、小型で低価格の装置例
である。
【0007】図示のように、光ディスクライブラリ装置
には筐体2が設けてあり、該筐体2の一部(表側)に
は、カートリッジ投入/排出口3が設けてある。また、
前記カートリッジ投入/排出口3の周辺部には、LED
4、及び液晶表示パネル5が設けてある。
【0008】そして、前記筐体2の内部には、CAS
7、ガイドレール17、カートリッジ収納庫8、光ディ
スクドライブ9、アクセッサ10、電源11、フィルタ
12、ファン13、ガイドシャフト14、アクセッサ制
御プリント板15等が設けてある。
【0009】なお、図15に示した光ディスクライブラ
リ装置は、1台の光ディスクドライブを備えているが、
2台、或いは3台以上の光ディスクドライブを備えた装
置が知られている。前記各部は次の通りである。
【0010】(1) :光ディスクドライブ9は、光ディス
クカートリッジに対し、データの記録、及び再生を行う
もの(光ディスク装置)である。 (2) :カートリッジ収納庫8は、多数のセル(光ディス
クカートリッジの収納棚)が設けてあり、各セルには、
それぞれ1巻ずつの光ディスクカートリッジが収納でき
るように構成されている。
【0011】(3) :CAS7は、オペレータ等がカート
リッジ投入/排出口3から投入した光ディスクカートリ
ッジを、アクセッサ10に受け渡す位置まで搬送した
り、或いは、使用済みの光ディスクカートリッジをアク
セッサ10から受け取り、所定の位置まで搬送して、カ
ートリッジ投入/排出口3から外部へ排出するものであ
る。なお、前記CAS7は、モータにより駆動され、ガ
イドレール17上を図示矢印方向に移動できるように構
成されている。
【0012】(4) :アクセッサ10は、アクセッサ駆動
機構(図示省略)のモータを駆動することにより、ガイ
ドシャフト14に沿って、上昇/下降するように構成さ
れており、CAS7、カートリッジ収納庫8、光ディス
クドライブ9へアクセスし、光ディスクカートリッジを
運搬するものである。
【0013】(5) :カートリッジ投入/排出口3は、光
ディスクカートリッジを外部から投入したり、或いは、
使用済みの光ディスクカートリッジを外部に排出するも
のである。
【0014】(6) :LED4は、装置の状態表示(電源
投入状態、オンライン状態、ビジィ状態等)、或いは警
告(アラーム等)等を行うための発光部である。 (7) :液晶表示パネル5は、各種メッセージを表示する
表示パネルである。
【0015】§2:光ディスクライブラリ装置の動作説
明 前記光ディスクライブラリ装置の動作を説明する。前記
光ディスクドライブ9には、例えば、#01、#02の
ように番号(アドレス)を付けてある。なお、この例で
はドライブが1台なので、番号は#01のみである。ま
た、カートリッジ収納庫8には、多数のセルが設けてあ
り、これらの各セルには、#01、#02、#03・・
・#32等の番号(アドレス)が付けてある。
【0016】例えば、オペレータがカートリッジ投入/
排出口3から光ディスクカートリッジを投入(1巻ずつ
投入)したとすると、CAS7はガイドレール17上を
移動して、投入された光ディスクカートリッジを所定の
位置まで搬送し、アクセッサ10に受け渡す。
【0017】アクセッサ10は、CAS7から光ディス
クカートリッジを受け取ると、該光ディスクカートリッ
ジを搬送して、指定の場所、例えば、カートリッジ収納
庫8の指定されたセル(例えば、#01)に挿入する。
【0018】また、光ディスクカートリッジに対し、デ
ータの記録、或いは再生を行う場合には、アクセッサ1
0が、カートリッジ収納庫8の指定されたセル(例え
ば、#02)から光ディスクカートリッジを取り出して
搬送し、指定された光ディスクドライブ9(この例では
#01)に装着する。
【0019】その後、光ディスクカートリッジの媒体に
対する記録、或いは再生が終了すると、アクセッサ10
では、光ディスクドライブ9(#01)から光ディスク
カートリッジを取り出して搬送し、カートリッジ収納庫
8の元のセル(例えば、#02)に挿入する。
【0020】更に、使用済みの光ディスクカートリッジ
を外部に排出する場合、アクセッサ10は、例えば、カ
ートリッジ収納庫8の指定されたセル(例えば、#0
3)から光ディスクカートリッジを取り出して搬送し、
CAS7に受け渡す。
【0021】その後、CAS7は、ガイドレール17上
を移動して、受け取った光ディスクカートリッジを所定
の位置まで搬送し、カートリッジ投入/排出口3から外
部に排出する。以上のようにして、光ディスクカートリ
ッジの装着、取り外し、保管、記録/再生等を自動的に
行う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :前記のような小型で低価格の光ディスクライブラ
リ装置では、カートリッジ収納庫の各セルに光ディスク
カートリッジを収納できるように構成されているが、前
記カートリッジ収納庫の各セルは、縦方向に1列設けて
あるだけなので、大量の光ディスクカートリッジを収納
することは出来なかった。
【0023】また、光ディスクカートリッジを投入/排
出する場合、カートリッジ投入/排出口(CAS)から
1巻ずつ投入/排出する構成なので、光ディスクカート
リッジの投入/排出処理に時間がかかっていた。
【0024】このため、カートリッジ収納庫として、ド
ラム型で回転可能なセルドラムを採用して、大量の光デ
ィスクカートリッジを収納できるようにすると共に、前
記セルドラムに対し、直接、光ディスクカートリッジの
投入/排出処理ができるDEE(ダイレクト・エントリ
・エグジット)機構部を設けることも考えられていた。
【0025】この場合、光ディスクライブラリ装置はホ
ストに接続し、該ホストの配下で制御するが、前記DE
E機構により光ディスクカートリッジの一括投入/排出
処理を行うので、ホスト側では複雑な処理が必要であっ
た。
【0026】前記ホスト側の処理としては、DEE機構
部を利用して、光ディスクカートリッジの一括投入/排
出処理を行った場合のセルドラムのセル情報(カートリ
ッジの有無情報等)をホスト側で収拾したり、ホストが
管理するセル情報を更新したりする処理等がある。な
お、前記処理は、ソフトウェアによるものである。
【0027】従って、ホスト側の処理時間が長くなると
共に、ソフトウェアの開発量が膨大になり、手間と時間
がかかっていた。また、ソフトウェアの開発費がかか
り、コストアップの原因ともなっていた。
【0028】(2) :光ディスクライブラリ装置におい
て、DEE処理を行う場合、ホストと光ディスクライブ
ラリ装置との間はオフライン状態(ホストと光ディスク
ライブラリ装置の間を切り離した状態)で処理を行う。
このため、ホストは光ディスクライブラリ装置でDEE
処理をしていることを認識できなかった。
【0029】従って、ホストは光ディスクライブラリ装
置に対して無駄なアクセスを行うこともあり、処理効率
が悪かった。 (3) :前記DEE機構部を利用してDEE処理を行った
場合、光ディスクカートリッジはセルにランダムに収納
されることがある。このような場合、その後の処理で、
アクセッサが無駄な動作をすることがあり、アクセス時
間が長くなる。例えば、光ディスクドライブから遠い位
置のセルに収納された光ディスクカートリッジは、光デ
ィスクドライブへのアクセス時間が長くなる。
【0030】本発明は、このような従来の課題を解決
し、大量のカートリッジ式記録媒体を収納可能なセルド
ラムを採用し、かつカートリッジ式記録媒体の一括投入
/排出処理を行うためのDEE機構部を設けたライブラ
リ装置において、前記ライブラリ装置側で、DEE処
理、及びその後のセル情報更新処理等を自動的に行うこ
とにより、ホスト側の処理を簡単化して、処理時間を少
なくすると共に、ホスト側でのソフトウェアの開発量を
削減することを目的とする。
【0031】また、本発明は、ライブラリ装置でDEE
処理を行っていることを、常にホストが認識できるよう
にして、ホスト側の処理効率を向上させることを目的と
する。
【0032】更に、本発明は、DEE処理を行った際
に、前記DEE処理で新たに投入されたカートリッジ式
記録媒体の並べ替え処理を自動的に行うことにより、ラ
イブラリ装置でのDEE処理後の処理効率を向上させる
ことを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、図13と同じものは同一符号で示し
てある。また、19はオペレータパネル、20はセルド
ラム、21はダイレクト・エントリ・イグジット・ドア
(以下「DEEドア」と記す)、25は開口部、30A
はカートリッジ式記録媒体、50はホストを示す。
【0034】本発明は前記の課題を解決するため、ライ
ブラリ装置を次のように構成した。 (1) :ライブラリ装置に、カートリッジ式記録媒体の投
入/排出を行うCAS(カートリッジ投入/排出機構)
7と、複数のセルを有し、各セルにカートリッジ式記録
媒体を収納して保管するカートリッジ収納庫と、カート
リッジ式記録媒体に対し、少なくとも情報の再生を行う
ドライブと、カートリッジ式記録媒体を運搬し、カート
リッジ投入/排出機構、カートリッジ収納庫、及びドラ
イブへのアクセスを行うアクセッサと、アクセッサ等の
制御を行うアクセッサ制御部を備えた。
【0035】そして、カートリッジ収納庫をドラム型で
回転可能なセルドラム20で構成し、セルドラムと対向
した装置筐体側の一部に取り付けたカートリッジ式記録
媒体30Aの一括投入/排出用の開口部25と、前記開
口部25に設けたDEEドア21(このDEEドアはあ
っても良いしなくても良い。またDEEドアの代わりに
他の物を用いても良い)と、開口部25からセルドラム
20に対し、直接カートリッジ式記録媒体30Aの投入
/排出を行うためのダイレクト・エントリ・イグジット
(DEE)機構部を備えると共に、アクセッサ制御部に
は、DEE機構部によるDEE処理途中でのホスト50
のアクセスに応答して、前記ホスト50へDEE処理中
である旨のメッセージを通知するメッセージ通知手段を
備えた。
【0036】(2) :前記アクセッサ制御部には、DEE
処理を行ったセルドラム20のセル列を対象としてセル
チェックを行うことにより、各セルにカートリッジ式記
録媒体が収納されているか否かを調べてそのセル情報を
自動更新するセル情報更新手段を備えた。
【0037】(3) :前記アクセッサ制御部には、前記D
EE処理を行ったセルドラムのセル列を対象としてセル
チェックを行うことにより、前記ドライブに搬送されて
いるカートリッジ式記録媒体の元のセルに別のカートリ
ッジ式記録媒体が収納されているか否かを調べ、別のカ
ートリッジ式記録媒体が収納されていたら、そのカート
リッジ式記録媒体を前記CASへ排出する制御を行うカ
ートリッジ排出制御手段を備えた。
【0038】(4) :前記アクセッサ制御部には、DEE
処理対象となったセルドラムのセル列に対してセルチェ
ックを行うことにより、各セルにDEE処理で新たに収
納されたカートリッジ式記録媒体があるか否かを調べ、
カートリッジ式記録媒体が収納されていたら、そのカー
トリッジ式記録媒体を搬送させて前記ドライブに近い位
置の空きセルから順番に収納してカートリッジ式記録媒
体を並べ替えると共に、並べ替え対象セルのセル情報を
自動更新する制御を行うカートリッジ並べ替え制御手段
を備えた。
【0039】(5) :前記アクセッサ制御部には、1つの
セル列に対してDEE処理が行われ、DEE処理を終了
させずに、続けて他のセル列に対するDEE処理を開始
した場合は、セル列のセルチェックを行わずに、前記他
のセル列に対するDEE処理を連続的に行うように制御
するDEE処理制御手段を備えた。
【0040】
【作用】前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。 (1) :DEE処理を開始するため、オペレータがオペレ
ータパネル19でDEE処理を選択し、カートリッジ式
記録媒体の投入/排出を行うセル列を選択したとする。
前記オペレータパネル19での操作情報はアクセッサ制
御部で検出され、該アクセッサ制御部は、前記操作情報
を基にセルドラム20を回転させる。
【0041】この場合、オペレータパネル19で選択し
たセルドラム20のセル列がDEEドア21と対向する
位置になるまで回転させた状態で該セルドラム20の回
転を停止させる。その後、アクセッサ制御部からDEE
機構部へ指示を出し、DEE機構部がDEEドア21を
開ける。
【0042】前記のようにしてDEEドア21が開く
と、オペレータは前記DEEドア21の開口部25から
直接セルドラム20に対し、カートリッジ式記録媒体3
0Aの一括投入/排出処理を行う。
【0043】前記一括投入/排出処理が終了すると、オ
ペレータはDEEドア21を閉めて、DEE処理を終了
させる。この場合、オペレータパネル19の処理終了キ
ーを押すとDEE処理は終了するが、前記処理終了キー
を押さずに他のセル列を選択した場合は、前記他のセル
列でのDEE処理を連続的に行う。
【0044】すなわち、2度目のDEE処理では、1度
目のDEE処理でDEEドア21を閉めた後、再びオペ
レータパネル19でDEE処理を行うセル列を選択し、
DEEドア21を開けてカートリッジ式記録媒体の一括
投入/排出処理を行い、この処理が終了したら、DEE
ドア21を閉めて、オペレータパネル19の処理終了キ
ーを押す。このような処理を繰り返すことにより、セル
ドラム20のセル列毎に、順次DEE処理を行って、カ
ートリッジ式記録媒体の一括投入/排出処理を行う。
【0045】前記のように、オペレータパネル19の処
理終了キーが押された場合は、DEE処理が終了となる
ので、アクセッサ制御部はアクセッサを駆動制御し、変
更されたセル列(DEE処理によりカートリッジ式記録
媒体の一括投入/排出処理対象となったセル列)のセル
チェックを行う。
【0046】前記セルチェックでは、複数のセル列を変
更した場合、変更したセル列分だけセルチェックを行
う。そして、前記セルチェックにより得られた情報は、
アクセッサ制御部が取得し、内部のセル情報を更新す
る。
【0047】前記セルチェック終了後、ドライブに搬送
されているカートリッジ式記録媒体の元のセル(例え
ば、セル#2)に、他のカートリッジ式記録媒体(DE
E処理で挿入されたもの)が挿入されていた場合、その
カートリッジ式記録媒体をCAS7から外部へ排出する
処理を行う。
【0048】この場合、前記カートリッジ式記録媒体の
排出処理をしないと、ドライブに搬送されているカート
リッジ式記録媒体がセルドラム20に戻せないことにな
る。従って、前記DEE処理で投入されたカートリッジ
式記録媒体の内、余分なものはCAS7から外部へ排出
する必要がある。
【0049】前記のようにしてDEE処理を行うが、前
記DEE処理中に、ホスト50からのコマンドを受領し
た(アクセスがあった)ライブラリ装置では、前記コマ
ンドを発行したホスト50に対する応答として、「DE
E処理中」のメッセージを通知する。これにより、ホス
ト50はライブラリ装置がDEE処理中であることを認
識できる。
【0050】次に、ライブラリ装置は、ホスト50に対
し、イニシャライズ・エレメント・ステータス・コマン
ド発行の要求を行う。この要求によりホスト50は、ラ
イブラリ装置に対して、イニシャライズ・エレメント・
ステータス・コマンドを発行する。
【0051】また、ライブラリ装置では、ホスト50か
らの前記コマンドにより、DEE処理で変更された場所
のセル情報を初期化する(その後にアクセスした場合
は、DEE処理で変更されたセルの場所は分からなくな
り、DEE処理で新しく更新されたセル情報になる)。
【0052】なお、前記コマンドを発行したホスト以外
のホストに対しては、ライブラリ装置からセル情報が更
新されたことを通知する。セル情報が変更されたことを
通知されたホスト50は、ライブラリ装置に対して、リ
ード・エレメント・ステータス・コマンドを発行して、
更新後のセル情報を採取し、ホスト50に設定されてい
るセル情報を更新する。
【0053】また、ライブラリ装置では、アクセスした
ホスト50に対して、更新したセル情報を通知する。こ
の通知を受けたホスト50は、ホスト50のセル情報を
更新する。
【0054】(2) :カートリッジの並べ替え処理の説明 前記のDEE処理では、DEEドア21を開けて、直接
セルドラム20に対し、カートリッジ式記録媒体30A
の一括投入/排出処理を行う。この場合、セルドラム2
0のセル列に対して、任意のセルにカートリッジ式記録
媒体を収納すると、通常運用時に、カートリッジ式記録
媒体が効率的に使用できない。
【0055】例えば、或るセルからカートリッジ式記録
媒体を取り出してドライブに搬送する場合、ドライブに
遠い位置のセルに挿入されたカートリッジ式記録媒体
は、ドライブの位置まで搬送するのに時間がかかり、処
理の効率が悪い。そこで、アクセッサ制御部は、前記D
EE処理で新たに投入されたカートリッジ式記録媒体の
並べ替え処理を行う。
【0056】この並べ替え処理では、アクセッサ制御部
は、DEE処理対象となったセルドラム20のセル列に
対してセルチェックを行うことにより、各セルにDEE
処理で新たに収納されたカートリッジ式記録媒体がある
か否かを調べる。
【0057】そして、カートリッジ式記録媒体が収納さ
れていたら、そのカートリッジ式記録媒体を搬送させて
前記ドライブに近い位置の空きセルから順番に収納して
カートリッジ式記録媒体を並べ替える。この場合、アク
セッサ制御部では、前記並べ替え対象セルのセル情報を
自動更新する。
【0058】以上のようにして、ライブラリ装置側で、
DEE処理、及びその後のセル情報更新処理等を自動的
に行うことにより、ホスト側の処理を簡単にすることが
できる。その結果、ホスト側でのソフトウェアの開発量
を削減することが可能となると共に、ホスト側の処理時
間が短くなる。
【0059】また、ライブラリ装置でDEE処理を行っ
ていることを、常にホストが認識できるので、ホスト側
の処理効率を向上させることができる。更に、DEE処
理を行った際に、前記DEE処理で新たに投入されたカ
ートリッジの並べ替え処理を自動的に行うことにより、
セルドラムからドライブへのカートリッジ式記録媒体の
搬送時間を短くし、DEE処理後の処理効率を向上させ
ることができる。
【0060】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、以下に説明する実施例は光ディスクライブ
ラリ装置の例である。図2〜図12は、本発明の実施例
を示した図であり、図2〜図12中、図1、図13と同
じものは、同一符号で示してある。また、図2〜図12
中、各部の符号は次の通りである。
【0061】19はオペレータパネル、20はセルドラ
ム、21はダイレクト・エントリ・イグジット(以下
「DEE」と記す)ドア、22は操作ボタン、24はバ
ランスウェイト、25は開口部、30は光ディスクカー
トリッジ、31はシャッタ、32はカートリッジケー
ス、33はライトプロテクトタブ、34はディスク媒
体、35は識別子、36は凹部を示す。
【0062】40はDEE機構部、41はドライブコン
トローラ、42はドライブユニット、43はアクセッサ
メカコントローラ、44はアクセッサ制御部、45はイ
ンターフェース制御部、47、51はメモリ、48、5
2はセル情報テーブル、50はホストを示す。
【0063】§1:光ディスクライブラリ装置全体の構
成説明・・・図2〜図4参照 図2は光ディスクライブラリ装置の構成図1、図3は光
ディスクライブラリ装置の構成図2、図4は光ディスク
ライブラリ装置の構成図3である。以下、図2〜図4に
基づいて光ディスクライブラリ装置全体の構成を説明す
る。
【0064】図示のように、光ディスクライブラリ装置
の筐体内には、CAS7、セルドラム20、アクセッサ
10、光ディスクドライブ9(複数台)、ガイドシャフ
ト14、バランスウェイト24等が設けてある。また、
筐体の正面側には、DEEドア21、カートリッジ投入
/排出口3等が設けてあり、上側には液晶表示パネル
5、及び操作ボタン22を有するオペレータパネル19
が設けてある。
【0065】前記各部の機能等は次の通りである。 (1) :光ディスクドライブ9は、光ディスクカートリッ
ジに対し、データの記録、及び再生を行うものである。
【0066】(2) :セルドラム20は、多数のセル(光
ディスクカートリッジの収納棚)で構成されており、セ
ルモータによって所定の位置まで回転駆動されるもので
ある。そして、前記各セルには、それぞれ1巻ずつの光
ディスクカートリッジが収納できるように構成されてい
る。
【0067】(3) :CAS7は、オペレータ等がカート
リッジ投入/排出口3から投入した光ディスクカートリ
ッジを受け取り、アクセッサ10へ受け渡すように搬送
したり、或いは、使用済みの光ディスクカートリッジを
アクセッサ10から受け取り、所定の位置まで搬送して
カートリッジ投入/排出口3から外部に排出するもので
ある。
【0068】(4) :アクセッサ10は、アクセッサ駆動
機構のモータを駆動することにより、ガイドシャフト1
4に沿って、上昇/下降するように構成されており、C
AS7、セルドラム20、光ディスクドライブ9にアク
セスし、光ディスクカートリッジを運搬するものであ
る。
【0069】なお、バランスウェイト24は、前記アク
セッサ10にロープ等を介して接続されており、ガイド
シャフト14に沿って前記アクセッサ10と反対方向に
移動(上昇/下降)するものであり、アクセッサ10の
上昇/下降動作をスムーズに行うためのものである。
【0070】(5) :カートリッジ投入/排出口3は、光
ディスクカートリッジを外部から投入したり、或いは、
使用済みの光ディスクカートリッジを外部に排出するも
のである。なお、このカートリッジ投入/排出口3は、
光ディスクカートリッジを1巻ずつ投入/排出するもの
である。
【0071】(6) :DEEドア21は、筐体の正面側に
設けてあり、その一端部が筐体に回転自在に固着(例え
ば、蝶番で固着)されていて他端部が開くように構成さ
れている。
【0072】このDEEドア21を開けた場合、その開
口部には、セルドラムが配置されていて、前記開口部2
5からセルドラム20へ直接光ディスクカートリッジを
挿入したり、或いはセルドラム20から直接光ディスク
カートリッジを排出できるように構成されている。
【0073】すなわち、前記DEEドア21は、光ディ
スクカートリッジのダイレクト・エントリ・イグジット
(DEE)処理を行うためのドアであり、CAS7を使
用しないで、直接セルドラム20に対し、光ディスクカ
ートリッジの一括投入/排出処理が出来るようになって
いる。
【0074】(7) :オペレータパネル19は、オペレー
タが操作するものであり、液晶表示パネル5と操作ボタ
ン22が設けてある。前記液晶表示パネル5は、装置の
状態表示(電源投入状態、オンライン状態、ビジィ状態
等)、或いは警告(アラーム等)等を行うものである。
また、前記操作ボタン22は、オペレータ等が各種操作
を行うためのもの(スイッチ、キー等のボタン)であ
る。
【0075】§2:光ディスクカートリッジの説明・・
・図5参照 図5は光ディスクカートリッジの説明図であり、A図は
シャッタ閉状態、B図はシャッタ開状態を示す。
【0076】光ディスクカートリッジ30は、ディスク
媒体34と、該ディスク媒体34を収納したカートリッ
ジケース32で構成されている。そして、前記カートリ
ッジケース32には、シャッタ31、ライトプロテクト
タブ33、識別子35、凹部36等が設けてある。
【0077】前記シャッタ31は、カートリッジケース
32上で、移動できるように構成されており、通常はシ
ャッタ閉状態になっていて、ディスク媒体34をカート
リッジケース32内に収納している。そして、ドライブ
の機構によりシャッタ開状態にすると、ディスク媒体3
4が外部に露出し、ヘッドによりデータのリード/ライ
トができるように構成されている。
【0078】§3:光ディスクライブラリ装置の制御系
の説明・・・図6参照 図6は光ディスクライブラリ装置のブロック図である。
以下、図6に基づいて光ディスクライブラリ装置の制御
系を説明する。
【0079】光ディスクライブラリ装置には、CAS
7、光ディスクドライブ9、アクセッサ10、セルドラ
ム20、DEE機構部40、DEEドア21、オペレー
タパネル19等が設けてあるが、これらを制御するため
の制御系には、インターフェース制御部45、アクセッ
サ制御部44、アクセッサメカコントローラ43等が設
けてある。
【0080】前記光ディスクドライブ9には、ドライブ
コントローラ41と、ドライブユニット42が設けてあ
り、ドライブコントローラ41でドライブユニット42
を制御するように構成されている。また、前記アクセッ
サ制御部44には、マイクロプロセッサと、メモリ47
が設けてあり、該メモリ47にはセル情報テーブル48
が設定されている。
【0081】なお、光ディスクライブラリ装置の運用時
には、SCSIケーブルにより光ディスクライブラリ装
置をホスト50(1台、若しくは複数台)を接続して運
用する。この場合、ホスト50にはメモリ51が設けて
あり、該メモリ51には、ホスト側でセル情報の管理を
行うためにセル情報テーブル52が設けてある。前記各
部は次の通りである。
【0082】(1) :DEE機構部40は、DEE処理を
行うための機構であり、アクセッサ制御部44の制御に
よりDEE処理を行うものである。前記DEE機構部に
は、例えば、DEEドアロック機構、セルドラムロック
機構等を含んで構成され、DEEドア21から光ディス
クカートリッジの一括投入/排出処理を行う際の各種動
作をする。
【0083】(2) :インターフェース制御部45は、S
CSIケーブルを介してホスト50に接続され、ホスト
50との間の各種インターフェース制御を行うものであ
る。 (3) :アクセッサ制御部44は、インターフェース制御
部45を介してホスト50の発行したコマンドを受け取
り、アクセッサ10、オペレータパネル19、DEE機
構部40等の各種制御を行うものである。
【0084】また、このアクセッサ制御部44は、内部
にメモリ47を備えており、このメモリ47に設定した
セル情報テーブル48の管理を行う。例えば、DEE処
理を行う場合、DEEドア21、DEE機構部40等を
制御して光ディスクカートリッジの投入/排出処理がで
きるようにすると共に、前記DEE処理後のセルチェッ
クや、セル情報の更新処理等を行う(詳細は後述す
る)。
【0085】(4) :アクセッサメカコントローラ43
は、アクセッサ制御部44の指示に基づいて、アクセッ
サ10や、セルドラム20を回転させるためのセルモー
タ等のメカ部の制御を行うものである。
【0086】§4:DEE処理の説明・・・図7、図8
参照 図7はDEE処理説明図1、図8はDEE処理説明図2
である。以下、図7、図8に基づいてDEE処理を説明
する。なお、〜は処理の順序を示す。また、CTG
は光ディスクカートリッジ(単にカートリッジとも記
す)、ODDは光ディスクライブラリ装置を示す。
【0087】:通常運用時において、セルドラム20
の或るセル(例えば、セル#1)から光ディスクカート
リッジを取り出し、光ディスクドライブ9に挿入する
(カートリッジの移動)。そして、光ディスクドライブ
9では、前記挿入された光ディスクカートリッジに対し
て、記録/再生処理を行う。
【0088】:前記の状態でDEE処理を開始するた
め、オペレータがオペレータパネル19でDEE処理を
選択し、光ディスクカートリッジの投入/排出を行うセ
ル列を選択したとする。
【0089】前記オペレータパネル19での操作情報は
アクセッサ制御部44で検出され、該アクセッサ制御部
44は、前記操作情報を基に、アクセッサメカコントロ
ーラ43に指示を出して、セルモータを駆動し、セルド
ラム20を回転させる。
【0090】この場合、オペレータパネル19で選択し
たセルドラム20のセル列がDEEドア21と対向する
位置になるまで回転させた状態で該セルドラム20の回
転を停止させる。
【0091】その後、アクセッサ制御部44からDEE
機構部40へ指示を出し、DEE機構部40がDEEド
ア21を開ける(DEEドアオープン)。前記の処理
中に、光ディスクライブラリ装置がホスト50からのS
CSIコマンドを受領したら(ホストからのアクセスが
あったら)前記コマンドを発行したホスト50に対し
「DEE処理中」のメッセージを応答する。
【0092】:前記のようにしてDEEドア21が開
くと、オペレータは前記DEEドア21の開口部25か
ら直接セルドラム20に対し、光ディスクカートリッジ
の一括投入/排出処理(DEE処理)を行う。
【0093】前記一括投入/排出処理が終了すると、オ
ペレータはDEEドア21を閉めてDEE操作を終了さ
せる。この場合、オペレータパネル19の処理終了キー
を押すと、DEE処理は終了するが、他のセル列を選択
した場合は、前記の処理を繰り返して行う。
【0094】すなわち、2度目のDEE処理では、1度
目のDEE処理でDEEドア21を閉めた後、再びオペ
レータパネル19でDEE処理を行うセルドラムのセル
列を選択し、DEEドア21を開けて光ディスクカート
リッジの一括投入/排出処理を行い、この処理が終了し
たら、DEEドア21を閉めて、オペレータパネル19
の処理終了キーを押す。
【0095】このような処理を繰り返すことにより、セ
ルドラムのセル列毎に、順次DEE処理を行って、光デ
ィスクカートリッジの一括投入/排出処理を行う。前記
の処理中に、光ディスクライブラリ装置がホスト50
からのSCSIコマンドを受領したら前記コマンドを発
行したホスト50に対し「DEE処理中」のメッセージ
を応答する。
【0096】:前記のように、オペレータパネル19
の処理終了キーが押された場合は、アクセッサ制御部4
4の指示に基づいて、アクセッサメカコントローラ43
がアクセッサ10を駆動し、変更されたセル列(DEE
処理により光ディスクカートリッジ一括投入/排出処理
対象となったセル列)のセルチェックを行う。
【0097】前記セルチェックでは、複数のセル列を変
更した場合、変更したセル列分だけセルチェックを行
う。そして、前記セルチェックにより得られた情報は、
アクセッサ制御部44が取得し、メモリ47に設定され
ているセル情報テーブル48に格納して、セル情報(光
ディスクカートリッジが挿入されているか否かの情報)
を更新する。
【0098】前記の処理中に、ホスト50からのSC
SIコマンドを受領した光ディスクライブラリ装置は、
前記コマンドを発行したホストに対し「DEE処理中」
のメッセージを応答する。
【0099】:前記セルチェック終了後、前記処理
で、光ディスクドライブ9に搬送されている光ディスク
カートリッジが格納されていた元のセル(例えば、セル
#2)に、他の光ディスクカートリッジ(DEE処理で
挿入されたもの)が挿入されていた場合、その光ディス
クカートリッジをCAS7から外部へ排出する処理を行
う。
【0100】この場合、前記光ディスクカートリッジの
排出処理をしないと、光ディスクドライブ9に挿入され
ている光ディスクカートリッジをセルドラム20に戻せ
ないことになる。従って、前記光ディスクカートリッジ
の一括投入/排出処理で投入された光ディスクカートリ
ッジの内、余分なものはCAS7から外部へ排出する必
要がある。
【0101】また、他の光ディスクドライブ9に光ディ
スクカートリッジが挿入されていた場合、その光ディス
クカートリッジが格納されていた元のセルに他の光ディ
スクカートリッジが挿入されていたら、この光ディスク
カートリッジも前記と同様にして、CAS7から外部へ
排出する。
【0102】前記の処理中に、ホスト50からのSC
SIコマンドを受領した光ディスクライブラリ装置は、
前記コマンドを発行したホストに対し「DEE処理中」
のメッセージを応答する。
【0103】:光ディスクライブラリ装置のアクセッ
サ制御部44は、ホスト50に対し、イニシャライズ・
エレメント・ステータス・コマンド発行の要求を行う。
なお、光ディスクライブラリ装置では、前記コマンドの
正常終了後は、光ディスクカートリッジの搬送動作等が
可能になる。
【0104】また、前記イニシャライズ・エレメント・
ステータス・コマンド(INITIALIZE・ ELEMENT ・ STATUS
・ COMMAND )は、全てのエレメント状態を検索してその
情報をメモリ上に作成することを装置に要求するコマン
ドである。
【0105】:ホスト50は、光ディスクライブラリ
装置に対して、イニシャライズ・エレメント・ステータ
ス・コマンドを発行する。この場合、光ディスクライブ
ラリ装置に複数のホストが接続されている場合は、前記
コマンドを発行するホストの指定はないので、どのホス
トがコマンドを発行しても支障はない。
【0106】また、光ディスクライブラリ装置では、ホ
スト50からの前記コマンドにより、DEE処理で変更
された場所のセル情報を初期化する(その後にアクセス
した場合は、DEE処理で変更されたセルの場所は分か
らなくなり、DEE処理で新しく更新されたセル情報に
なる)。
【0107】なお、前記コマンドを発行したホスト以外
のホストに対しては、光ディスクライブラリ装置からセ
ル情報が更新されたことを通知する。 :セル情報が変更されたことを通知されたホスト50
は、光ディスクライブラリ装置に対して、リード・エレ
メント・ステータス・コマンドを発行して、更新後のセ
ル情報を採取し、ホスト50のメモリ51に設定されて
いるセル情報テーブル52のセル情報を更新する。
【0108】また、光ディスクライブラリ装置では、ア
クセスしたホストに対して、更新したセル情報を通知す
る。この通知を受けたホスト50は、メモリ51に設定
されているセル情報テーブル52のセル情報を更新す
る。なお、前記リード・エレメント・ステータス・コマ
ンド(READ・ ELEMENT ・ STATUS ・ COMMAND)は、各エレ
メント状態に関する情報をホストに送るように要求する
コマンドである。
【0109】§5:フローチャートによるDEE処理の
説明・・・図9参照 図9はDEE処理フローチャートである。以下、図9の
フローチャートに基づいてDEE処理を説明する。な
お、S1〜S16は処理ステップを示す。
【0110】通常運用時において、セルドラム20の或
るセル(例えば、セル#1)から光ディスクカートリッ
ジを取り出し、光ディスクドライブ9に搬送して挿入す
る(S1)。そして、光ディスクドライブ9では、前記
挿入された光ディスクカートリッジに対して、記録/再
生処理を行う。
【0111】前記の状態でDEE処理を開始(S2)す
るため、オペレータがオペレータパネル19でDEE処
理を選択し(S3)、光ディスクカートリッジの投入/
排出を行うセル列を選択(S4)したとする。
【0112】前記オペレータパネル19での操作情報は
アクセッサ制御部44で検出され、該アクセッサ制御部
44は、前記操作情報を基に、アクセッサメカコントロ
ーラ43に指示を出して、セルモータを駆動し、セルド
ラム20を回転させる。
【0113】この場合、オペレータパネル19で選択し
たセルドラム20のセル列がDEEドア21と対向する
位置になるまで回転させた状態で該セルドラム20を停
止させる(S5)。
【0114】その後、アクセッサ制御部44からDEE
機構部40へ指示を出し、DEE機構部40がDEEド
ア21を開ける(S6)。前記のようにしてDEEドア
21が開くと、オペレータは前記DEEドア21の開口
部から直接セルドラム20に対し、光ディスクカートリ
ッジの一括投入/排出処理を行う(S7)。
【0115】前記一括投入/排出処理が終了すると、オ
ペレータはDEEドア21を閉めて(S8)、DEE操
作を終了させる。この場合、オペレータパネル19の処
理終了キーを押すと、DEE処理は終了する(S9)
が、他のセル列を選択した場合は、前記S4の処理から
繰り返して行う。
【0116】すなわち、2度目のDEE処理では、1度
目のDEE処理でDEEドア21を閉めた後、再びオペ
レータパネル19でDEE処理を行うセルドラムのセル
列を選択し、DEEドア21を開けて光ディスクカート
リッジの一括投入/排出処理を行い、この処理が終了し
たら、DEEドア21を閉めて、オペレータパネル19
の処理終了キーを押す。
【0117】このような処理を繰り返すことにより、セ
ルドラムのセル列毎に、順次DEE処理を行って、光デ
ィスクカートリッジの一括投入/排出処理を行う。前記
のように、オペレータパネル19の処理終了キーが押さ
れた場合は、DEE処理が終了となるので、アクセッサ
制御部44の指示に基づいて、アクセッサメカコントロ
ーラ43がアクセッサ10を駆動し、変更されたセル列
(DEE処理により光ディスクカートリッジ一括投入/
排出処理対象となったセル列)のセルチェックを行う
(S10)。
【0118】前記セルチェックでは、複数のセル列を変
更した場合、変更したセル列分だけセルチェックを行
う。そして、前記セルチェックにより得られた情報は、
アクセッサ制御部44が取得し、メモリ47に設定され
ているセル情報テーブル48に格納して、セル情報(光
ディスクカートリッジが挿入されているか否かの情報)
を更新する。
【0119】前記セルチェック終了後、光ディスクドラ
イブ9に搬送されている光ディスクカートリッジの元の
セル(例えば、セル#2)に、他の光ディスクカートリ
ッジ(DEE処理で挿入されたもの)が挿入されていた
場合(S11)、その光ディスクカートリッジをCAS
7から外部へ排出する処理を行う(S12)。
【0120】この場合、前記光ディスクカートリッジの
排出処理をしないと、光ディスクドライブ9に挿入され
ている光ディスクカートリッジをセルドラム20に戻せ
ないことになる。従って、前記光ディスクカートリッジ
の一括投入/排出処理で投入された光ディスクカートリ
ッジの内、余分なものはCAS7から外部へ排出する必
要がある。
【0121】また、他の光ディスクドライブ9に光ディ
スクカートリッジが挿入されていた場合、その光ディス
クカートリッジが格納されていた元のセルに他の光ディ
スクカートリッジが挿入されていたら、この光ディスク
カートリッジも前記と同様にして、CAS7から外部へ
排出する。
【0122】その後、アクセッサ制御部44は全部の光
ディスクドライブに対して前記の処理を行ったか否かを
判断し(S13)、前記処理が終了するまで、光ディス
クカートリッジの排出処理を行う。
【0123】なお、前記S3〜S13の処理中に、ホス
ト50からのSCSIコマンドを受領した光ディスクラ
イブラリ装置では、アクセッサ制御部44が前記コマン
ドを発行したホストに対し「DEE処理中」のメッセー
ジを応答する。
【0124】次に、光ディスクライブラリ装置のアクセ
ッサ制御部44は、ホスト50に対し、イニシャライズ
・エレメント・ステータス・コマンド発行の要求を行う
(S14)。この要求によりホスト50は、光ディスク
ライブラリ装置に対して、イニシャライズ・エレメント
・ステータス・コマンドを発行する(S15)。
【0125】この場合、光ディスクライブラリ装置に複
数のホストが接続されている場合は、前記コマンドを発
行するホストの指定はないので、どのホストがコマンド
を発行しても支障はない。
【0126】また、光ディスクライブラリ装置では、ホ
スト50からの前記コマンドにより、DEE処理で変更
された場所のセル情報を初期化する(その後にアクセス
した場合は、DEE処理で変更されたセルの場所は分か
らなくなり、DEE処理で新しく更新されたセル情報に
なる)。
【0127】なお、前記コマンドを発行したホスト以外
のホストに対しては、光ディスクライブラリ装置からセ
ル情報が更新されたことを通知する。また、光ディスク
ライブラリ装置では、ホスト50からの前記コマンドに
より、DEE処理で変更された場所のセル情報を初期化
する(その後にアクセスした場合は、DEE処理で変更
されたセルの場所は分からなくなり、DEE処理で新し
く更新されたセル情報になる)。
【0128】前記コマンドを発行したホスト以外のホス
トに対しては、光ディスクライブラリ装置からセル情報
が更新されたことを通知する(S16)。なお、DEE
処理中は、DEE処理の対象となっているセルの裏側に
位置するセル(アクセッサの対向位置にあるセル)内に
対して、カートリッジの搬送処理が可能である。また、
DEE処理中もドライブ内でリード/ライトを実行する
が、実行終了したら、カートリッジが前記アクセッサの
対向位置にあるセルにあったものであれば、そのままセ
ルに戻すことができる。
【0129】§6:光ディスクカートリッジの並べ替え
処理の説明・・・図10、図11、図12参照 図10はカートリッジ並べ替え処理説明図1であり、A
図はDEE処理対象セル列のカートリッジ収納状態、B
図はセルドラム全体のカートリッジ収納状態、C図はカ
ートリッジ並べ替え後のセルドラムの状態を示す。図1
1はカートリッジ並べ替え処理説明図2であり、A図は
セルドラムの説明図、B図はセルの配列を示す。図12
はカートリッジ並べ替え処理フローチャートである。
【0130】以下、図10〜図12に基づいてカートリ
ッジの入れ替え処理を説明する。なお、図10におい
て、aはDEE処理でセルに収納された光ディスクカー
トリッジ(CTG)、bはDEE処理前からセルに収納
されていた光ディスクカートリッジである。
【0131】(1) :カートリッジ並べ替え処理の一般的
な説明・・・図10参照 前記のDEE処理では、DEEドア21を開けて、直接
セルドラム20に対し、光ディスクカートリッジの一括
投入/排出処理を行う。この場合、セルドラム20のセ
ル列に対して、任意のセルに光ディスクカートリッジを
挿入すると、通常運用時に、効率良く光ディスクカート
リッジを使用できない。
【0132】例えば、或るセルの光ディスクカートリッ
ジを取り出して光ディスクドライブ9に搬送する場合、
光ディスクドライブ9に遠い位置のセルに挿入された光
ディスクカートリッジは、光ディスクドライブ9の位置
まで搬送するのに時間がかかる。
【0133】すなわち、DEE処理によりセルドラム2
0に挿入された光ディスクカートリッジはランダムに挿
入されるので、DEE処理により挿入された光ディスク
カートリッジを使用する場合、効率よく使用できない。
そこで、前記光ディスクカートリッジを効率良く使用で
きるように、光ディスクカートリッジの並べ替え処理を
行う。
【0134】例えば、図10のA図に示したように、D
EE処理で、セル列の任意のセルに光ディスクカートリ
ッジを挿入したとする。この場合、セルドラム全体で
は、図10のB図のように光ディスクカートリッジが収
納されていたとする。
【0135】この状態から光ディスクカートリッジの並
べ替え処理を行うと、図10のC図のようになる。この
光ディスクカートリッジの並べ替え処理後は、DEE処
理で挿入された光ディスクカートリッジが、光ディスク
ドライブ9に近い位置のセルから順番に収納されてい
る。
【0136】(2) :カートリッジ並べ替え処理の具体的
な説明・・・図11参照 図11に示したように、光ディスクライブラリ装置には
セルドラム20が設けてあるが、このセルドラム20に
は複数のセル列(縦方向のセルの並び)がある。前記セ
ル列は、例えば、全体で4列設けてあり、各セル列には
多数のセルが設けてある。そして、前記各セル列の各セ
ルには、それぞれ1巻ずつの光ディスクカートリッジが
収納できるようになっている。
【0137】前記各セルに光ディスクカートリッジ30
が収納されているか否かのセル情報は、アクセッサ制御
部44内に設けたメモリ47のセル情報テーブル48に
格納されている。また、DEE処理により、新たに光デ
ィスクカートリッジが投入/排出された場合は、前記セ
ル情報テーブル48のセル情報が更新されているので、
前記セル情報テーブル48により全てのセル情報を知る
ことができる。
【0138】なお、前記DEE処理で投入/排出された
光ディスクカートリッジの情報は、アクセッサ制御部4
4内のメモリ47に格納されており、前記セル情報テー
ブル48のセル情報を更新した後でも、知ることができ
るようになっている。
【0139】そこで、アクセッサ制御部44では、新た
にDEE処理でセルに投入/排出された光ディスクカー
トリッジの並べ替え処理を行い、その後の処理を効率的
に実行できるようにする。
【0140】前記光ディスクカートリッジの並べ替え処
理の1例を具体的に説明する。なお、この処理はアクセ
ッサ制御部44が行う処理である。セル列が4列の場
合、各セルは図11のB図のように配列されている。こ
の場合、DEE処理対象セル列に対して、下側のセルか
らm=0、m=1、m=2・・・m=i、m=jのよう
に処理番号を付ける。また、全てのセルに対して、光デ
ィスクドライブに近い方から順番に、n=0、n=1、
n=2、n=3、n=4・・・のように番号を付ける。
【0141】前記セルmが移動元のセルであり、前記セ
ルnが移動先セルとなる。そして、並べ替え処理では、
DEE処理セル列を対象として、前記処理番号mの順に
セル内に光ディスクカートリッジが収納されているか否
かを判断する。
【0142】その結果、光ディスクカートリッジが収納
されていた場合には、その光ディスクカートリッジの移
動先のセルnに光ディスクカートリッジが収納されてい
るか否かを判断し、光ディスクカートリッジが収納され
ていなければ、移動先のセルとして、光ディスクカート
リッジを移動する。
【0143】(3) :フローチャートによるカートリッジ
並べ替え処理の説明・・・図12参照 以下、図12のフローチャートに基づいて、カートリッ
ジ並べ替え処理を説明する。なお、S21〜S27は各
処理ステップを示す。また、m、nは図11に示したセ
ル番号である。
【0144】アクセッサ制御部44は、メモリ47内の
セル情報を基に、次のようにしてDEE処理で投入/排
出された光ディスクカートリッジの並べ替え処理を行
う。DEE処理対象のセル列を対象として、セルm(最
初はm=0)に光ディスクカートリッジ(媒体)が有る
か否かを判断する(S21)。その結果、前記セルmに
光ディスクカートリッジが無ければ、セル番号mをイン
クリメント(m=m+1)する(S29)が、前記セル
mに光ディスクカートリッジが有れば、移動先セルn
(最初はn=0)に光ディスクカートリッジ(媒体)が
有るか否かを判断する(S22)。
【0145】その結果、セルnに光ディスクカートリッ
ジが有れば、セル番号nをインクリメント(n=n+
1)する(S28)が、光ディスクカートリッジが無け
れば、前記セルmの光ディスクカートリッジをセルnに
移動させる(S23)。そして、アクセッサ制御部44
は、前記光ディスクカートリッジを移動させたセルを対
象として、メモリ47内のセル情報テーブル48を更新
する(S24)。
【0146】次に、アクセッサ制御部44は前記セル番
号mをインクリメント(m=m+1)し(S25)、前
記セル番号nをインクリメント(n=n+1)する(S
26)。以上の処理をDEE処理対象セル列の最終セル
まで実行したら(S27)、光ディスクカートリッジの
並べ替え処理を終了する。
【0147】§7:フローチャートによるDEE処理時
の説明・・・図13参照 図13はDEE処理時の処理フローチャートである。以
下、図13に基づいてオペレータによるDEE処理時の
装置内の処理を説明する。なお、S31〜S38は各処
理ステップを示す。
【0148】アクセッサ制御部44内に設けたマイクロ
プロセッサは、オペレータパネル19の操作ボタンの押
下状態を監視している(S31)。その結果、DEE処
理開始ボタンが押下されたことを検出したら、アクセッ
サ制御部44のメモリ47中に設けられたレジスタの
「DEE処理中フラグ」をオンにする(S32)。
【0149】そして、アクセッサ制御部44の制御によ
りオペレータパネル19に「DEE処理中」のメッセー
ジを表示する(S33)。オペレータはDEEドア21
を開けてカートリッジの投入/排出処理を行い、終了後
前記DEEドア21を閉めてオペレータパネル19のD
EE処理終了ボタンを押下する(S34)。
【0150】この状態をアクセッサ制御部44のマイク
ロプロセッサが検出すると、カートリッジの並べ替え処
理を開始する(S35)。前記カートリッジの並べ替え
処理が終了すると、前記マイクロプロセッサはレジスタ
のDEE処理中フラグをオフにする(S36)。
【0151】一方、前記S34の処理でDEE処理終了
ボタンが押下されなかった場合、前記マイクロプロセッ
サは、DEE処理開始ボタン押下時からタイムカウント
を開始し(S37)、所定時間たってもDEE処理が開
始されない場合は、オペレータパネル19に警告表示を
行うと共に、ホスト50に対してステータスを転送する
(S38)。
【0152】§8:フローチャートによるDEE処理時
のホストインターフェース処理の説明・・・図14参照 図14はDEE処理時のホストインターフェース処理フ
ローチャートである。以下、図14に基づいてオペレー
タによるDEE処理時のホストインターフェース処理を
説明する。なお、S41〜S43は各処理ステップを示
す。
【0153】アクセッサ制御部44のマイクロプロセッ
サは、DEE処理を実行する時、インターフェース制御
部45を介してホスト50に対し次の処理を行う。前記
インターフェース制御部45は、ホスト50からホスト
コマンド(カートリッジリード/ライト/ムーブ等)を
受信したか否かを監視している(S41)。
【0154】そして、ホストコマンドを受信したことを
検知するとアクセッサ制御部44内のメモリ47中のレ
ジスタの「DEE処理中フラグ」がオンであるか否かを
チェックする(S42)。
【0155】前記「DEE処理中フラグ」がオンの場合
は、オペレータがDEE処理中であるため、ホスト50
に対してビジィを応答する。この応答はDEE処理中の
メッセージであっても良い(S43)。一方、前記S4
2処理で「DEE処理中フラグ」がオフの場合は、前記
ホストコマンドの実行に移る。
【0156】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1) :光ディスクライブラリ装置に限らず、他の同様な
装置、例えば、磁気テープカートリッジの装着、取り外
し、保管、記録/再生等を自動的に行う磁気テープライ
ブラリ装置等にも利用可能である。
【0157】(2) :セルドラムのセル列は、例えば、4
列であるが、このような例に限らず、任意の列数を有す
るセルドラムに適用可能である。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :DEE処理は、光ディスクライブラリ装置とホス
ト間をオフライン状態にして行うが、オフライン状態で
も、ホストから光ディスクライブラリ装置へのアクセス
の応答として、随時「DEE処理中」のメッセージを通
知する。従って、ホストは光ディスクライブラリ装置の
DEE処理状態を常に把握することができるから効率よ
く処理を行うことができる。・・・(請求項1、6対応
の効果) (2) :DEE操作を行ったセル列に対するセル情報の更
新処理は、DEE操作終了後にアクセッサ制御部が自動
的に行う。この場合、DEE処理対象のセル列に対して
セルチェックを行い、前記アクセッサ制御部が管理する
セル情報テーブルのセル情報を自動的に更新する。
【0159】従って、光ディスクライブラリ装置では、
DEE操作を行った場合、常に自動的にセル情報を更新
することができ、その後の処理を効率良く行うことがで
きる。・・・(請求項2対応の効果) (3) :1つのセル列に対してDEE操作を行い、DEE
ドアを閉めても、処理終了キーを押さずに、他のセル列
を選択してDEE処理を開始すると、セル列のセルチェ
ックを行わずに、他のセル列に対してDEE処理を続け
て行うことができる。従って、DEE処理を効率的に行
うことができる。・・・(請求項5対応の効果) (4) :DEE操作を行う前に、既に光ディスクドライブ
に搬送されていた光ディスクカートリッジがあった状態
でDEE操作が行われた場合、前記光ディスクカートリ
ッジが収納されていた元のセルに、DEE操作で新たに
光ディスクカートリッジが収納されることがある。
【0160】このような場合、前記元のセルにDEE操
作で新たに収納された光ディスクカートリッジをそのま
まにしておくと、光ディスクドライブに搬送されている
光ディスクカートリッジを元のセルに戻すことができな
くなる。
【0161】ところが、本発明では、DEE操作後に行
うセル列のセルチェック処理で、前記元のセルにDEE
操作で新たに収納された光ディスクカートリッジを、自
動的にCASから排出する。従って、光ディスクドライ
ブに搬送された光ディスクカートリッジの元のセルが塞
がってしまう事態は防止できるから、光ディスクドライ
ブに搬送されている光ディスクカートリッジを、確実に
元のセルに戻すことができる。・・・(請求項3対応の
効果) (5) :DEE処理で光ディスクカートリッジが投入/排
出されたセル列のセル情報は、アクセッサ制御部がDE
E操作終了後自動的に更新する。従って、ホストは、リ
ード・エレメント・ステータス・コマンドでライブラリ
装置から採取したセル情報だけを検索すれば、変更箇所
のセル情報が得られるので、オペレータの手間が大幅に
削減できる。・・・(請求項2対応の効果) (6) :DEE操作でセルドラムに投入/排出された光デ
ィスクカートリッジをそのままにして置かずに、DEE
操作終了後、自動的に光ディスクカートリッジの並べ替
え処理を行っている。
【0162】この並べ替え処理では、DEE操作でセル
ドラムに投入された光ディスクカートリッジを取り出
し、光ディスクドライブに近い位置の空き状態のセルへ
順番に移動させる。このような光ディスクカートリッジ
の並べ替え処理を行うことにより、次の光ディスクドラ
イブへのアクセスが速くなる。・・・(請求項4、6対
応の効果) (7) :光ディスクカートリッジの一括投入/排出を行う
DEE機構部を設けて、ホストの配下で光ディスクライ
ブラリ装置を制御するためには、ホスト側での複雑な処
理や制御を必要とする。そのため、ホスト側でのソフト
ウェアの開発量が膨大なものになる。
【0163】しかし、本発明では、DEE処理、DEE
処理後のセルチェック、セル情報の更新処理、余分な光
ディスクカートリッジの排出処理等を、光ディスクライ
ブラリ装置において自動的に行っている。
【0164】従って、DEE処理が行われた場合、ホス
トでは、光ディスクライブラリ装置が保持しているセル
情報を採取することにより、ホスト側のセル情報を更新
すれば良いから、ホストの処理が簡単になる。このた
め、前記のようなホスト側でのソフトウェアの開発量も
少なくなり、手間がかからない。また、ソフトウェアの
開発量が少なくなる分、開発コストも少なくなる。・・
・(請求項1〜6対応の効果)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例における光ディスクライブラリ装置の構
成図1である。
【図3】実施例における光ディスクライブラリ装置の構
成図2である。
【図4】実施例における光ディスクライブラリ装置の構
成図3である。
【図5】実施例における光ディスクカートリッジの説明
図である。
【図6】実施例における光ディスクライブラリ装置のブ
ロック図である。
【図7】実施例におけるDEE処理説明図1である。
【図8】実施例におけるDEE処理説明図2である。
【図9】実施例におけるDEE処理フローチャートであ
る。
【図10】実施例におけるカートリッジ並べ替え処理説
明図1である。
【図11】実施例におけるカートリッジ並べ替え処理説
明図2である。
【図12】実施例におけるカートリッジ並べ替え処理フ
ローチャートである。
【図13】実施例におけるDEE処理時の処理フローチ
ャートである。
【図14】実施例におけるDEE処理時のホストインタ
ーフェース処理フローチャートである。
【図15】従来の光ディスクライブラリ装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
3 カートリッジ投入/排出口 7 CAS(カートリッジ投入/排出機構) 19 オペレータパネル 20 セルドラム 21 DEEドア 25 開口部 30 光ディスクカートリッジ 50 ホスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大場 善文 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 安田 浩二 兵庫県加東郡社町左保35番(番地なし) 富士通周辺機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ式記録媒体の投入/排出を
    行うカートリッジ投入/排出機構(CAS)と、 複数のセルを有し、各セルにカートリッジ式記録媒体を
    収納して保管するカートリッジ収納庫と、 前記カートリッジ式記録媒体に対し、少なくとも情報の
    再生を行うドライブと、 カートリッジ式記録媒体を運搬し、前記カートリッジ投
    入/排出機構、カートリッジ収納庫、及びドライブへの
    アクセスを行うアクセッサと、 前記アクセッサ等の制御を行うアクセッサ制御部を備え
    たライブラリ装置において、 前記カートリッジ収納庫を、ドラム型で回転可能なセル
    ドラムで構成し、 前記セルドラムと対向した装置筐体側の一部に取り付け
    たカートリッジ式記録媒体の一括投入/排出用の開口部
    と、 前記開口部からセルドラムに対し、直接カートリッジ式
    記録媒体の投入/排出を行うためのダイレクト・エント
    リ・イグジット(DEE)機構部を備えると共に、 前記アクセッサ制御部は、DEE処理途中でのホストア
    クセスに応答して、前記ホストへDEE処理中である旨
    のメッセージを通知するメッセージ通知手段を備えてい
    ることを特徴としたライブラリ装置。
  2. 【請求項2】 前記アクセッサ制御部は、前記DEE処
    理を行われたセルドラムのセル列を対象としてセルチェ
    ックを行うことにより、各セルにカートリッジ式記録媒
    体が収納されているか否かを調べてそのセル情報を自動
    更新するセル情報更新手段を備えていることを特徴とし
    た請求項1記載のライブラリ装置。
  3. 【請求項3】 前記アクセッサ制御部は、前記ドライブ
    に搬送されているカートリッジ式記録媒体の元のセルに
    別のカートリッジ式記録媒体が収納されているか否かを
    調べ、別のカートリッジ式記録媒体が収納されていた
    ら、そのカートリッジ式記録媒体を前記CASへ排出す
    る制御を行うカートリッジ排出制御手段を備えているこ
    とを特徴とした請求項1記載のライブラリ装置。
  4. 【請求項4】 前記アクセッサ制御部は、各セルにDE
    E処理で新たに収納されたカートリッジ式記録媒体があ
    るか否かを調べ、カートリッジ式記録媒体が収納されて
    いたら、そのカートリッジ式記録媒体を搬送させて前記
    ドライブに近い位置の空きセルから順番に収納してカー
    トリッジ式記録媒体を並べ替える制御を行うと共に、並
    べ替え対象セルのセル情報を自動更新するカートリッジ
    並べ変え制御手段を備えていることを特徴とした請求項
    1記載のライブラリ装置。
  5. 【請求項5】 前記アクセッサ制御部は、1つのセル列
    に対してDEE処理が行われ、DEE処理を終了させず
    に続けて他のセル列に対するDEE処理が開始された場
    合は、前記セル列のセルチェックを行わずに、前記他の
    セル列に対するDEE処理を連続的に行うように制御す
    るDEE処理制御手段を備えていることを特徴とした請
    求項1記載のライブラリ装置。
  6. 【請求項6】 カートリッジ式記録媒体の投入/排出を
    行うカートリッジ投入/排出機構(CAS)と、 複数のセルを有し、各セルにカートリッジ式記録媒体を
    収納して保管するカートリッジ収納庫と、 前記カートリッジ式記録媒体に対し、少なくとも情報の
    再生を行うドライブと、 カートリッジ式記録媒体を運搬し、前記カートリッジ投
    入/排出機構、カートリッジ収納庫、及びドライブへの
    アクセスを行うアクセッサと、 前記アクセッサ等の制御を行うアクセッサ制御部を備え
    たライブラリ装置において、 前記セルドラムと対向した装置筐体側の一部に取り付け
    たカートリッジ式記録媒体の一括投入/排出用の開口部
    と、 前記開口部より収納されたカートリッジ式記録媒体があ
    るか否かを調べ、カートリッジ式記録媒体が収納されて
    いたら、そのカートリッジ式記録媒体を搬送させて前記
    ドライブに近い位置の空きセルから順番に収納してカー
    トリッジ式記録媒体を並べ替える制御を行う並べ替え制
    御手段を備えていることを特徴としたライブラリ装置。
JP32695194A 1994-07-27 1994-12-28 ライブラリ装置 Pending JPH08180552A (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32695194A JPH08180552A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ライブラリ装置
EP99107157A EP0935246B1 (en) 1994-07-27 1995-07-07 Library system
DE69532337T DE69532337T2 (de) 1994-07-27 1995-07-07 Datenspeicherungsbibliothek
EP95304749A EP0694917B1 (en) 1994-07-27 1995-07-07 Library apparatus
EP99107158A EP0935247B1 (en) 1994-07-27 1995-07-07 Library system
DE69519261T DE69519261T2 (de) 1994-07-27 1995-07-07 Automatische Datenspeicherungsbibliothek
DE69534147T DE69534147T2 (de) 1994-07-27 1995-07-07 Datenspeicherungsbibliothek
US08/501,556 US5757738A (en) 1994-07-27 1995-07-12 Library apparatus
US08/856,024 US5936918A (en) 1994-07-27 1997-05-14 Library apparatus capable of rearranging of recording media
US09/023,654 US6026063A (en) 1994-07-27 1998-02-09 Library apparatus having interconnected cell drum and door locking mechanisms

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32695194A JPH08180552A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 ライブラリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08180552A true JPH08180552A (ja) 1996-07-12

Family

ID=18193605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32695194A Pending JPH08180552A (ja) 1994-07-27 1994-12-28 ライブラリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08180552A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272027A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Ncr Corp 在庫管理システムを有する媒体ディスクの遠隔貸出システムおよび方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272027A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Ncr Corp 在庫管理システムを有する媒体ディスクの遠隔貸出システムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2677741B2 (ja) 自動貯蔵ライブラリ
US5613154A (en) System and method for management of transient data storage mediums in an automated data storage library
JP2786372B2 (ja) ライブラリ装置
KR20010093212A (ko) 라이브러리 시스템
JPH08180552A (ja) ライブラリ装置
JP2005122433A (ja) 磁気テープ装置
JP2602904B2 (ja) 光ディスクのオートチェンジャー装置
JP2626396B2 (ja) 大容量記憶装置のセルアドレス情報更新方法
JP3392559B2 (ja) ライブラリ装置
JP2531770B2 (ja) 光ディスクのオ―トチェンジャ―装置
JPH10162469A (ja) ライブラリ装置における投入/排出制御装置および方法
JP3782605B2 (ja) ライブラリ制御装置
JP2810823B2 (ja) ライブラリ装置及び、該装置におけるカートリッジ交換情報の制御方法
JP3183782B2 (ja) ライブラリ装置及びライブラリシステム
JP2676891B2 (ja) 大容量記憶装置及び大容量記憶装置の記録媒体排出制御方法
JPH05258535A (ja) 大容量記憶装置の記録媒体管理方法
JPH04153106A (ja) ライブラリ装置の排出制御方式
JPH10162487A (ja) ライブラリ装置のボリューム投入排出制御方法
JPH10293992A (ja) カートリッジおよびこれを使用したライブラリー装置
JPH04319566A (ja) ライブラリ装置
JPH04256603A (ja) 大容量記憶装置の記録媒体投入排出制御方式
JPH05314612A (ja) ライブラリ装置の強制アンロード機構
JPH03102511A (ja) 大容量記憶装置の記録媒体選択方法
JPH0227750B2 (ja) Shugokaatoritsujikiokusochi
JP2004005844A (ja) ライブラリーシステム及び記録媒体カセットの移動管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031007