JPH08178472A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
- Publication number
- JPH08178472A JPH08178472A JP6333823A JP33382394A JPH08178472A JP H08178472 A JPH08178472 A JP H08178472A JP 6333823 A JP6333823 A JP 6333823A JP 33382394 A JP33382394 A JP 33382394A JP H08178472 A JPH08178472 A JP H08178472A
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- Japan
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- refrigerating apparatus
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- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乾燥剤の微粉化やスラッジなどに起因するキ
ャピラリーチューブの詰まりを防止して冷凍能力の低下
を防止すると共に、長期に亘り安定して運転することを
可能にし、且つ、冷凍装置の輸送中の振動により冷凍回
路を構成する管路の折損を防止した冷凍装置を開発す
る。 【構成】 冷媒を凝縮液化する凝縮器、冷凍回路中の水
分を除去するために乾燥剤を充填したドライヤ、キャピ
ラリーチューブ、蒸発器および圧縮機などを備えた冷凍
装置において、前記凝縮器と前記ドライヤを連結する管
路の少なくとも一部に、螺旋状管路を用いたことを特徴
とする。
ャピラリーチューブの詰まりを防止して冷凍能力の低下
を防止すると共に、長期に亘り安定して運転することを
可能にし、且つ、冷凍装置の輸送中の振動により冷凍回
路を構成する管路の折損を防止した冷凍装置を開発す
る。 【構成】 冷媒を凝縮液化する凝縮器、冷凍回路中の水
分を除去するために乾燥剤を充填したドライヤ、キャピ
ラリーチューブ、蒸発器および圧縮機などを備えた冷凍
装置において、前記凝縮器と前記ドライヤを連結する管
路の少なくとも一部に、螺旋状管路を用いたことを特徴
とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍装置に関するもので
あり、さらに詳しくはオゾン層を破壊する危険がないＨ
ＦＣ系冷媒などを使用した冷凍装置において、乾燥剤の
微粉化やスラッジなどに起因するキャピラリーチューブ
の詰まりを防止し長期に亘り安定して運転することを可
能にすると共に、冷凍装置の輸送中の振動による冷凍回
路を構成する管路の破損を防止した冷凍装置に関するも
のである。
あり、さらに詳しくはオゾン層を破壊する危険がないＨ
ＦＣ系冷媒などを使用した冷凍装置において、乾燥剤の
微粉化やスラッジなどに起因するキャピラリーチューブ
の詰まりを防止し長期に亘り安定して運転することを可
能にすると共に、冷凍装置の輸送中の振動による冷凍回
路を構成する管路の破損を防止した冷凍装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来、冷凍機の冷媒として用いられてい
るものはジクロロジフルオロメタン（Ｒ−１２）や共沸
混合冷媒のＲ−１２と１，１−ジフルオロエタン（Ｒ−
１５２ａ）とからなるＲ−５０２が通常の冷凍装置に好
適であり、鉱物油やアルキルベンゼン系油等の冷凍機油
を使用した冷凍サイクルは、信頼性、耐久性などの高い
品質レベルに至っている。
るものはジクロロジフルオロメタン（Ｒ−１２）や共沸
混合冷媒のＲ−１２と１，１−ジフルオロエタン（Ｒ−
１５２ａ）とからなるＲ−５０２が通常の冷凍装置に好
適であり、鉱物油やアルキルベンゼン系油等の冷凍機油
を使用した冷凍サイクルは、信頼性、耐久性などの高い
品質レベルに至っている。
【０００３】しかしながら上記の各冷媒は、その高いオ
ゾン破壊の潜在性により、大気中に放出されて地球上空
のオゾン層に到達すると、このオゾン層を破壊する。こ
のオゾン層の破壊は冷媒中の塩素基（Ｃｌ）により引き
起こされる。そこで、この塩素基の含有量の少ない冷
媒、例えはクロロジフルオロメタン（ＨＣＦＣ−２２、
Ｒ−２２）、塩素基を含まない冷媒、例えはジフルオロ
メタン（ＨＦＣ−３２、Ｒ−３２）、ペンタフルオロエ
タン（ＨＦＣ−１２５、Ｒ−１２５）や１，１，１，２
−テトラフルオロエタン（ＨＦＣ−１３４ａ、Ｒ−１３
４ａ）、あるいはこれらの混合物がこれらの代替冷媒と
して考えられている。
ゾン破壊の潜在性により、大気中に放出されて地球上空
のオゾン層に到達すると、このオゾン層を破壊する。こ
のオゾン層の破壊は冷媒中の塩素基（Ｃｌ）により引き
起こされる。そこで、この塩素基の含有量の少ない冷
媒、例えはクロロジフルオロメタン（ＨＣＦＣ−２２、
Ｒ−２２）、塩素基を含まない冷媒、例えはジフルオロ
メタン（ＨＦＣ−３２、Ｒ−３２）、ペンタフルオロエ
タン（ＨＦＣ−１２５、Ｒ−１２５）や１，１，１，２
−テトラフルオロエタン（ＨＦＣ−１３４ａ、Ｒ−１３
４ａ）、あるいはこれらの混合物がこれらの代替冷媒と
して考えられている。
【０００４】図５に従来の冷凍装置の冷凍回路の例を示
す。１は圧縮機、２は凝縮器、３はドライヤ、４はキャ
ピラリーチューブ、５は蒸発器、６はアキュムレータ
ー、矢印は冷媒の流れ方向を示す。ドライヤ３はキャピ
ラリーチューブ４の前に設けられているので、ドライヤ
３中に冷凍回路中の水分を除去するために充填されてい
るモレキュラーシーブ粒状乾燥剤などが、運転中の振
動、摩擦、衝撃などの振動により微粉化し、その微粉が
キャピラリーチューブ４に容易に流入して、キャピラリ
ーチューブ４を詰まらせたり、圧縮機の摺動部を傷つけ
たり、摩擦抵抗を上げたり、摩耗するなどの問題があ
る。
す。１は圧縮機、２は凝縮器、３はドライヤ、４はキャ
ピラリーチューブ、５は蒸発器、６はアキュムレータ
ー、矢印は冷媒の流れ方向を示す。ドライヤ３はキャピ
ラリーチューブ４の前に設けられているので、ドライヤ
３中に冷凍回路中の水分を除去するために充填されてい
るモレキュラーシーブ粒状乾燥剤などが、運転中の振
動、摩擦、衝撃などの振動により微粉化し、その微粉が
キャピラリーチューブ４に容易に流入して、キャピラリ
ーチューブ４を詰まらせたり、圧縮機の摺動部を傷つけ
たり、摩擦抵抗を上げたり、摩耗するなどの問題があ
る。
【０００５】また、冷凍装置を輸送する際に、振動によ
りドライヤ３が振動して微粉化して上記の問題を起こす
と共に、振動により凝縮器２とドライヤ３とを結ぶパイ
プやドライヤ３に接続するキャピラリーチューブ４が折
損する事故が発生するなどの問題がある。
りドライヤ３が振動して微粉化して上記の問題を起こす
と共に、振動により凝縮器２とドライヤ３とを結ぶパイ
プやドライヤ３に接続するキャピラリーチューブ４が折
損する事故が発生するなどの問題がある。
【０００６】ＨＦＣ系冷媒に対して使用される冷凍機油
は、ＨＦＣ系冷媒と相溶性の少ない鉱物油やアルキルベ
ンゼン系油等、あるいはＨＦＣ系冷媒と相溶性のあるエ
ステル系潤滑油、エーテル系潤滑油、それらの混合油な
どがある。ＨＦＣ系冷媒とエステル系潤滑油などを用い
た冷凍装置の場合はエステル系潤滑油などが加水分解し
て劣化するなどのために、キャピラリチューブ４の主に
入口サイドに流量抵抗の変動を発生させる程度の推積物
（スラッジ）が発生し、長期に亘り安定して運転できな
い欠点がある。
は、ＨＦＣ系冷媒と相溶性の少ない鉱物油やアルキルベ
ンゼン系油等、あるいはＨＦＣ系冷媒と相溶性のあるエ
ステル系潤滑油、エーテル系潤滑油、それらの混合油な
どがある。ＨＦＣ系冷媒とエステル系潤滑油などを用い
た冷凍装置の場合はエステル系潤滑油などが加水分解し
て劣化するなどのために、キャピラリチューブ４の主に
入口サイドに流量抵抗の変動を発生させる程度の推積物
（スラッジ）が発生し、長期に亘り安定して運転できな
い欠点がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、乾燥
剤の微粉化やスラッジなどに起因するキャピラリーチュ
ーブの詰まりを防止して冷凍能力の低下を防止し、長期
に亘り安定して運転することを可能にすると共に冷凍装
置の輸送中の振動による冷凍回路を構成する管路の折損
を防止した冷凍装置を提供することである。
剤の微粉化やスラッジなどに起因するキャピラリーチュ
ーブの詰まりを防止して冷凍能力の低下を防止し、長期
に亘り安定して運転することを可能にすると共に冷凍装
置の輸送中の振動による冷凍回路を構成する管路の折損
を防止した冷凍装置を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決すべく研究を重ねた結果、凝縮器とドライヤを螺旋状
の管路を用いて連結することにより、好ましくは多数の
螺旋状の溝を内壁に設けて表面積を増大させた螺旋状管
路を用いて凝縮器とドライヤを連結することにより、課
題を解決できることを見いだし、本発明を完成するに至
った。
決すべく研究を重ねた結果、凝縮器とドライヤを螺旋状
の管路を用いて連結することにより、好ましくは多数の
螺旋状の溝を内壁に設けて表面積を増大させた螺旋状管
路を用いて凝縮器とドライヤを連結することにより、課
題を解決できることを見いだし、本発明を完成するに至
った。
【０００９】本発明の請求項１の発明は、冷媒を凝縮液
化する凝縮器、冷凍回路中の水分を除去するために乾燥
剤を充填したドライヤ、キャピラリーチューブ、液化冷
媒を蒸発させる蒸発器および蒸発気化した冷媒を圧縮し
て凝縮器に吐出する圧縮機などを備えた冷凍装置におい
て、前記凝縮器と前記ドライヤを連結する管路の少なく
とも一部に、螺旋状管路を用いたことを特徴とする冷凍
装置である。
化する凝縮器、冷凍回路中の水分を除去するために乾燥
剤を充填したドライヤ、キャピラリーチューブ、液化冷
媒を蒸発させる蒸発器および蒸発気化した冷媒を圧縮し
て凝縮器に吐出する圧縮機などを備えた冷凍装置におい
て、前記凝縮器と前記ドライヤを連結する管路の少なく
とも一部に、螺旋状管路を用いたことを特徴とする冷凍
装置である。
【００１０】本発明の請求項２の発明は、請求項１記載
の冷凍装置において、多数の溝を内壁に設けた螺旋状管
路を用いたことを特徴とする。
の冷凍装置において、多数の溝を内壁に設けた螺旋状管
路を用いたことを特徴とする。
【００１１】本発明の請求項３の発明は、請求項２記載
の冷凍装置において、多数の溝を内壁に設けた螺旋状管
路を用いたことを特徴とする。
の冷凍装置において、多数の溝を内壁に設けた螺旋状管
路を用いたことを特徴とする。
【００１２】本発明の請求項４の発明は、請求項１ない
し請求項３記載の冷凍装置において、冷媒がＨＦＣ系冷
媒あるいはＨＦＣ系冷媒を主体とする冷媒であることを
特徴とする。
し請求項３記載の冷凍装置において、冷媒がＨＦＣ系冷
媒あるいはＨＦＣ系冷媒を主体とする冷媒であることを
特徴とする。
【００１３】本発明の請求項５の発明は、請求項１ない
し請求項４記載の冷凍装置において、冷凍機油がエステ
ル系潤滑油、エーテル系潤滑油あるいはこれらの混合物
であることを特徴とする。
し請求項４記載の冷凍装置において、冷凍機油がエステ
ル系潤滑油、エーテル系潤滑油あるいはこれらの混合物
であることを特徴とする。
【００１４】本発明の請求項６の発明は、請求項１ない
し請求項５記載の冷凍装置において、前記乾燥剤がモレ
キュラーシーブ粒状乾燥剤であることを特徴とする。
し請求項５記載の冷凍装置において、前記乾燥剤がモレ
キュラーシーブ粒状乾燥剤であることを特徴とする。
【００１５】
【作用】本発明の冷凍装置は、凝縮器とドライヤを結ぶ
管路の少なくとも一部に螺旋状の管路を用いることによ
り振動が緩和、吸収されるので、輸送中の振動や運転中
の振動により乾燥剤が微粉化するのを抑制できると共
に、輸送中の振動により凝縮器とドライヤとを結ぶ管路
やドライヤに接続するキャピラリーチューブが折損する
のを防止できる。本発明で用いる凝縮器とドライヤを連
結する螺旋状の管路は、振動を緩和、吸収できるもので
あれば特に限定されず、材質、螺旋のピッチ、径、長さ
などは適宜決めることができる。
管路の少なくとも一部に螺旋状の管路を用いることによ
り振動が緩和、吸収されるので、輸送中の振動や運転中
の振動により乾燥剤が微粉化するのを抑制できると共
に、輸送中の振動により凝縮器とドライヤとを結ぶ管路
やドライヤに接続するキャピラリーチューブが折損する
のを防止できる。本発明で用いる凝縮器とドライヤを連
結する螺旋状の管路は、振動を緩和、吸収できるもので
あれば特に限定されず、材質、螺旋のピッチ、径、長さ
などは適宜決めることができる。
【００１６】好ましくは多数の溝を内壁に設けて表面積
を増大させた螺旋状管路を用いて凝縮器とドライヤを連
結することにより、冷凍回路中の水分によりエステル系
潤滑油などが加水分解されて劣化し、スラッジが発生し
ても、スラジッジは管内の溝の凸部に付着し易い性質が
あり、溝に捕捉されるので、キャピラリーチューブへの
スラッジ付着をなくすことができる。
を増大させた螺旋状管路を用いて凝縮器とドライヤを連
結することにより、冷凍回路中の水分によりエステル系
潤滑油などが加水分解されて劣化し、スラッジが発生し
ても、スラジッジは管内の溝の凸部に付着し易い性質が
あり、溝に捕捉されるので、キャピラリーチューブへの
スラッジ付着をなくすことができる。
【００１７】溝の付け方はストレート、螺旋状などいず
れでもよく特に限定されない。なかでも螺旋状の溝の場
合は曲げ加工、拡管加工などが従来の平滑管と同様に行
えるので好ましく用いられる。溝の形状、深さ、溝同志
の間隔、管軸に対する溝角度なども特に限定されず、ス
ラッジを付着させて捕捉できるように適宜選定して決め
ることができる。
れでもよく特に限定されない。なかでも螺旋状の溝の場
合は曲げ加工、拡管加工などが従来の平滑管と同様に行
えるので好ましく用いられる。溝の形状、深さ、溝同志
の間隔、管軸に対する溝角度なども特に限定されず、ス
ラッジを付着させて捕捉できるように適宜選定して決め
ることができる。
【００１８】
【実施例】以下、図１〜図４により本発明の内容をさら
に具体的に説明するが、本発明はこれらの内容に何ら限
定されるものではない。
に具体的に説明するが、本発明はこれらの内容に何ら限
定されるものではない。
【００１９】図１は本発明の冷凍装置の冷凍回路の例を
示す。１は圧縮機、２は凝縮器、３はドライヤ、４はキ
ャピラリーチューブ、５は蒸発器、６はアキュムレータ
ー、７は凝縮器２とドライヤ３とを結ぶ螺旋状管路、矢
印は冷媒の流れ方向を示す。凝縮器２とドライヤ３とを
結ぶ螺旋状管路７の内壁には多数の螺旋状の溝が付いて
いる。
示す。１は圧縮機、２は凝縮器、３はドライヤ、４はキ
ャピラリーチューブ、５は蒸発器、６はアキュムレータ
ー、７は凝縮器２とドライヤ３とを結ぶ螺旋状管路、矢
印は冷媒の流れ方向を示す。凝縮器２とドライヤ３とを
結ぶ螺旋状管路７の内壁には多数の螺旋状の溝が付いて
いる。
【００２０】図２は、螺旋状管路の説明図である。２は
凝縮器、３はドライヤ、４はキャピラリーチューブ、７
は凝縮器２とドライヤ３を結ぶ螺旋状管路、８は凝縮器
２の熱交換コイル、９はフィン、矢印は冷媒の流れ方向
を示す。Ａ部は螺旋状管路７の断面を示す斜視図であ
る。螺旋状管路７の内壁には多数の螺旋状の溝１０が付
いている。内壁に多数の螺旋状の溝が付いている管路７
の具体例としては、古河マルチグルーブドチューブ（商
品名：ＦＭＧＴ、古河電気工業株式会社製）を挙げるこ
とができる。
凝縮器、３はドライヤ、４はキャピラリーチューブ、７
は凝縮器２とドライヤ３を結ぶ螺旋状管路、８は凝縮器
２の熱交換コイル、９はフィン、矢印は冷媒の流れ方向
を示す。Ａ部は螺旋状管路７の断面を示す斜視図であ
る。螺旋状管路７の内壁には多数の螺旋状の溝１０が付
いている。内壁に多数の螺旋状の溝が付いている管路７
の具体例としては、古河マルチグルーブドチューブ（商
品名：ＦＭＧＴ、古河電気工業株式会社製）を挙げるこ
とができる。
【００２１】図３は、内壁に多数の螺旋状の溝が付いて
いる管路の断面説明図である。（ａ）にリード角β
（o ）を示す。（ｂ）に管外径Ｄo （ｍｍ）、管内径ｄ
ｉ（ｍｍ）、底肉厚ｔ（ｍｍ）、溝深さＨ（ｍｍ）を示
す。
いる管路の断面説明図である。（ａ）にリード角β
（o ）を示す。（ｂ）に管外径Ｄo （ｍｍ）、管内径ｄ
ｉ（ｍｍ）、底肉厚ｔ（ｍｍ）、溝深さＨ（ｍｍ）を示
す。
【００２２】図４に、図３に示す内壁に多数の螺旋状の
溝が付いている管路の断面の要部の数値を示す。Ｎは溝
数を示す。
溝が付いている管路の断面の要部の数値を示す。Ｎは溝
数を示す。
【００２３】
【発明の効果】本発明の冷凍装置は、凝縮器とドライヤ
を螺旋状の管路を用いて連結することにより、振動が緩
和、吸収されるので、輸送中の振動や運転中の振動によ
り乾燥剤が微粉化するのを抑制できると共に、輸送中の
振動により凝縮器とドライヤとを結ぶ管路やドライヤに
接続するキャピラリーチューブが折損するのを防止でき
る。
を螺旋状の管路を用いて連結することにより、振動が緩
和、吸収されるので、輸送中の振動や運転中の振動によ
り乾燥剤が微粉化するのを抑制できると共に、輸送中の
振動により凝縮器とドライヤとを結ぶ管路やドライヤに
接続するキャピラリーチューブが折損するのを防止でき
る。
【００２４】本発明の冷凍装置は、好ましくは多数の螺
旋状の溝を内壁に設けて表面積を増大させた螺旋状管路
を用いて凝縮器とドライヤを連結することにより、振動
が緩和、吸収されるので上記の効果がある上に、冷凍回
路中の水分によりエステル系潤滑油などが加水分解され
て劣化し、スラッジが発生しても、スラジッジは管内の
溝の凸部に付着し易い性質があり、溝に捕捉されるの
で、キャピラリーチューブへのスラッジ付着をなくすこ
とができ、冷凍能力の低下を防止できると共に、長期に
亘り安定して運転することが可能となる。
旋状の溝を内壁に設けて表面積を増大させた螺旋状管路
を用いて凝縮器とドライヤを連結することにより、振動
が緩和、吸収されるので上記の効果がある上に、冷凍回
路中の水分によりエステル系潤滑油などが加水分解され
て劣化し、スラッジが発生しても、スラジッジは管内の
溝の凸部に付着し易い性質があり、溝に捕捉されるの
で、キャピラリーチューブへのスラッジ付着をなくすこ
とができ、冷凍能力の低下を防止できると共に、長期に
亘り安定して運転することが可能となる。
【００２５】本発明の冷凍装置は簡単な構成からなるの
で経済的である上、効果が大きいので産業上の利用価値
が高い。
で経済的である上、効果が大きいので産業上の利用価値
が高い。
【図１】 本発明の冷凍装置の冷凍回路の例を示す。
【図２】 螺旋状管路の説明図である。
【図３】 螺旋状の溝を内壁に設けた管路の断面説明図
である。
である。
【図４】 図３に示す管路の断面とその要部の数値を示
す。
す。
【図５】 従来の冷凍装置の冷凍回路の例を示す。
１ 圧縮機 ２ 凝縮器 ３ ドライヤ ４ キャピラリーチューブ ５ 蒸発器 ６ アキュムレータ ７ 螺旋状管路 ８ 熱交換コイル ９ フィン １０ 溝
Claims (6)
- 【請求項１】 冷媒を凝縮液化する凝縮器、冷凍回路中
の水分を除去するために乾燥剤を充填したドライヤ、キ
ャピラリーチューブ、液化冷媒を蒸発させる蒸発器およ
び蒸発気化した冷媒を圧縮して凝縮器に吐出する圧縮機
などを備えた冷凍装置において、前記凝縮器と前記ドラ
イヤを連結する管路の少なくとも一部に、螺旋状管路を
用いたことを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項２】 多数の溝を内壁に設けた螺旋状管路を用
いた請求項１記載の冷凍装置。 - 【請求項３】 多数の螺旋状の溝を内壁に設けた螺旋状
管路を用いた請求項２記載の冷凍装置。 - 【請求項４】 冷媒がＨＦＣ系冷媒あるいはＨＦＣ系冷
媒を主体とする冷媒である請求項１ないし請求項３記載
の冷凍装置。 - 【請求項５】 冷凍機油がエステル系潤滑油、エーテル
系潤滑油あるいはこれらの混合物である請求項１ないし
請求項４記載の冷凍装置。 - 【請求項６】 前記乾燥剤がモレキュラーシーブ粒状乾
燥剤である請求項１ないし請求項５記載の冷凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6333823A JPH08178472A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6333823A JPH08178472A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 冷凍装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08178472A true JPH08178472A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18270351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6333823A Pending JPH08178472A (ja) | 1994-12-19 | 1994-12-19 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08178472A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018123981A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 株式会社富士通ゼネラル | 熱交換器及び冷凍サイクル装置 |
-
1994
- 1994-12-19 JP JP6333823A patent/JPH08178472A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018123981A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 株式会社富士通ゼネラル | 熱交換器及び冷凍サイクル装置 |
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