JPH08177893A - 車両用クラッチ制御装置 - Google Patents

車両用クラッチ制御装置

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Publication number
JPH08177893A
JPH08177893A JP32741194A JP32741194A JPH08177893A JP H08177893 A JPH08177893 A JP H08177893A JP 32741194 A JP32741194 A JP 32741194A JP 32741194 A JP32741194 A JP 32741194A JP H08177893 A JPH08177893 A JP H08177893A
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JP
Japan
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clutch
range
shift
pressure
hydraulic pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP32741194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Inagaki
浩之 稲垣
Hideki Sakaguchi
英樹 坂口
Yasuo Kori
康夫 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行中にNレンジからDレンジに移動させた
ときのショックを低減し、かつ、エンジンが吹き上がる
ことがない。 【構成】 エンジンの駆動力を伝達するクラッチ12
と、入力側プーリ手段11A及び出力側プーリ手段11
Bと伝導ベルト11c、油圧を導入してクラッチ12か
ら出力された駆動力を変速し、変速後の駆動力を駆動輪
に伝達する変速機11と、シフトレバー9の位置を検出
し、シフトポジション信号を発生するシフトポジション
検出器10と、シフトポジション検出器10がNレンジ
からDレンジにシフトしたことを検出したとき、クラッ
チ12に導入するクラッチ油圧PFCをパルス幅変調によ
って徐々に上昇させ、クラッチ12に導入するクラッチ
油圧PFCの上昇中にアクセルペダルに踏圧力が加えられ
たとき、クラッチ12の係合率が大きい状態でクラッチ
接続完了制御に入るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の無段
変速機等の変速機の制御に関するもので、特に、車両用
クラッチ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の無段変速装置としては、
特開平4−203670号公報に掲載の技術がある。
【0003】この種の無段変速装置は、入力側プーリの
回転力によって発生される圧力が導入されるシフトコン
トロール弁を備えており、車両走行中は前記圧力の導入
によってシフトコントロール弁中のピストンが作動し、
入力側の可動プーリにライン圧が導かれ、所望の変速比
を生み出すように可動プーリの位置が適宜設定され、車
両が停止状態となってプーリの回転が停止すると、シフ
トコントロール弁のピストンがスプリング力によって元
位置に復帰して、入力側の可動プーリに導入された圧力
が排出されて、入力側の可動プーリはN(ニュートラ
ル)レンジに戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術の車両無段変速装置は、クラッチ圧を車速に
よって直結状態、圧力ゼロ状態、発進制御状態とに分け
て制御されている。
【0005】ここで、走行中にDレンジからNレンジ、
更に、Dレンジにシフトしたとき、特に、Nレンジから
Dレンジにシフトしたとき、Nレンジのときクラッチ圧
が圧力ゼロ状態であり、Dレンジのとき直結状態になる
から、圧力ゼロ状態から直結状態に変化し、車両にショ
ックを与えることになり、乗員のドライブフィーリング
を悪くする。また、特に、D→N→Dレンジとシフトさ
せたとき、Nレンジでアクセルペダルを踏込むと、エン
ジンが吹き上がることになる。
【0006】そこで、走行中にシフトレバーをNレンジ
からDレンジにシフトしたとき、クラッチ圧を徐々に正
規のDレンジの油圧に上昇させることによって、Nレン
ジからDレンジにシフトしたときのショックを緩和する
ことができると思われる。しかし、クラッチ圧を徐々に
正規のDレンジの油圧に上昇させる途中でアクセルペダ
ルが踏込まれる確率が高くなり、クラッチの結合完了時
期が遅くなるだけ、エンジンが吹き上がる可能性もその
確率が高くなる。
【0007】そこで、本発明は、走行中にNレンジから
Dレンジに移動させたときのショックを低減し、かつ、
エンジンが吹き上がることのないようにした車両用クラ
ッチ制御装置の提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため、請求項1にかかる車両用クラッチ制御装置
は、エンジンの駆動力を伝達するクラッチと、入力側可
動プーリと入力側固定プーリを有する入力側プーリ手段
及び出力側可動プーリと出力側固定プーリを有する出力
側プーリ手段と、前記入力側プーリ手段の駆動力を前記
出力側プーリ手段に伝達する伝導ベルトとを有し、油圧
を導入して前記クラッチから出力された駆動力を変速
し、変速後の駆動力を駆動輪に伝達する変速機と、シフ
トレバーの位置を検出し、シフトポジション信号を発生
するシフトポジション検出器と、前記シフトポジション
検出器がNレンジからDレンジにシフトしたことを検出
したとき、前記クラッチに導入する油圧をパルス幅変調
によって徐々に上昇させ、前記クラッチに導入する油圧
の上昇中にアクセルペダルに踏圧力が加えられたとき、
前記クラッチの係合率が大きい状態でクラッチ接続完了
制御に入る制御回路とを具備するものである。
【0009】請求項2にかかる車両用クラッチ制御装置
は、エンジンの駆動力を伝達するクラッチと、油圧を導
入して前記クラッチから出力された駆動力を変速し、変
速後の駆動力を駆動輪に伝達する変速機と、シフトレバ
ーの位置を検出し、シフトポジション信号を発生するシ
フトポジション検出器と、前記シフトポジション検出器
がNレンジからDレンジにシフトしたことを検出したと
き、前記クラッチに導入する油圧をパルス幅変調によっ
て徐々に上昇させ、前記クラッチに導入する油圧の上昇
中にアクセルペダルに踏圧力が加えられたとき、前記ク
ラッチの係合率が大きい状態でクラッチ接続完了制御に
入る制御回路とを具備するものである。
【0010】請求項3にかかる車両用クラッチ制御装置
における前記クラッチに導入する油圧の上昇中にアクセ
ルペダルに踏圧力が加えられたときのクラッチの係合率
が大きい状態とは、直に、クラッチ接続完了状態に入る
ものである。
【0011】請求項4にかかる車両用クラッチ制御装置
における前記クラッチに導入する油圧の上昇中にアクセ
ルペダルに踏圧力が加えられたときのクラッチの係合率
が大きい状態とは、クラッチの係合率が所定の値以下に
なったときクラッチ接続完了状態に入るものである。
【0012】
【作用】請求項1及び請求項2においては、シフトポジ
ション信号を発生するシフトポジション検出器がNレン
ジからDレンジにシフトしたことを検出したとき、エン
ジンの駆動力を伝達するクラッチに導入する油圧をパル
ス幅変調によって所定の油圧まで徐々に上昇させる。そ
のクラッチに導入する油圧の上昇中にアクセルペダルに
踏圧力が加えられたとき、前記クラッチの係合率が大き
い状態でクラッチ接続完了制御に入り、エンジンの駆動
力を車輪に伝達する。
【0013】請求項3おいては、前記クラッチに導入す
る油圧の上昇中にアクセルペダルに踏圧力が加えられた
ときのクラッチの係合率が大きい状態とは、直に、クラ
ッチ接続完了状態に入るものであり、エンジンの吹き上
がりを防止できる。
【0014】請求項4においては、前記クラッチに導入
する油圧の上昇中にアクセルペダルに踏圧力が加えられ
たときのクラッチの係合率が大きい状態とは、クラッチ
の係合率が所定の値以下になったときクラッチ接続完了
状態に入るものであり、NレンジからDレンジにシフト
したときのショックをなくし、かつ、エンジンの吹き上
がりを防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は本発明の実施例の車両用クラッチ制
御装置の構成図で、図2は本発明の実施例の車両用クラ
ッチ制御装置における切換弁及びシフト弁の構成図であ
る。
【0017】図1において、エンジン(図示せず)と車
輪(図示せず)との間には図示の変速機11とクラッチ
12とからなる無段変速機1が配設されている。図示さ
れるように、この無段変速機1の変速機11は、エンジ
ン側の回転を増速または減速して車輪側に伝えるもので
あって、エンジン側に連結される有効径が可変可能な入
力側可動プーリ11a,車輪側に連結される有効径が可
変可能な出力側可動プーリ11b及び入力側可動プーリ
11aと出力側可動プーリ11bとに巻き掛けられた伝
導ベルト11cとから構成されている。クラッチ12
は、エンジンから車輪への伝達を変速機11よりもエン
ジン側で遮断または接続するものであって、車両前進用
クラッチ12a及び車両後進用クラッチ12bから構成
されている。
【0018】また、変速機11の動作は、オイルポンプ
5に連結された変速用制御弁21及びレギュレータ弁2
2等で構成される変速制御部2によって制御され、クラ
ッチ12の動作は、オイルポンプ5にリダクション弁4
を介して連結された後述するクラッチ用制御弁31等で
構成されるクラッチ制御部3によって制御される。
【0019】このように、本実施例の無段変速機は、入
力側可動プーリ11aと入力側固定プーリ11dを有す
る入力側プーリ手段11A及び出力側可動プーリ11b
と出力側固定プーリ11eを有する出力側プーリ手段1
1Bと、前記入力側プーリ手段11Aの駆動力を前記出
力側プーリ手段11Bに伝達する伝導ベルト11cとを
有し、油圧を導入して前記クラッチ12から出力された
駆動力を変速し、変速後の駆動力を駆動輪に伝達する変
速機11とを具備するものである。
【0020】そして、レギュレータ弁22は、本実施例
の車両用クラッチ制御装置の全体制御を行うマイクロコ
ンピュータからなる制御回路6によりパルス幅変調(P
WM)制御されるソレノイド弁24によって作動させら
れ、オイルポンプ5からの元圧をソレノイド弁24から
のソレノイド圧P2 に基づいて調圧することによって変
速制御部2のライン圧PL を決定している。このライン
圧PL によって出力側可動プーリ11bを作動させるよ
うに油圧系が接続されている。
【0021】変速用制御弁21は、制御回路6によりパ
ルス幅変調制御されるソレノイド弁23によって作動さ
せられ、制御圧PI をソレノイド弁23からのソレノイ
ド圧P1 に基づいて調圧し、入力側可動プーリ11aの
制御圧PI を決定するものである。この制御圧PI によ
って入力側可動プーリ11aを作動させるように油圧系
が接続されている。このソレノイド弁23は無通電状態
でソレノイド圧P1 を発生させないノーマルオープンタ
イプのもので、変速用制御弁21はソレノイド弁23の
所定電流値以下で最小の制御圧PI が発生させられるこ
ととなる。ソレノイド弁24は無通電状態で最大のソレ
ノイド圧P2 を発生させるノーマルクローズタイプのも
のであり、レギュレータ弁22はソレノイド弁24の所
定電流値以下で最大のライン圧PL を発生させることと
なる。したがって、ソレノイド弁23とソレノイド弁2
4の所定電流値以下の電流で、変速機11は入力側可動
プーリ11aの有効径が最小で、出力側可動プーリ11
bの有効径が最大の最低速段となっている。
【0022】リダクション弁4は変速制御部2のライン
圧PL を調圧することによってクラッチ制御部3の制御
圧PE を決定するものであり、クラッチ制御部3のクラ
ッチ用制御弁31は、制御回路6によりパルス幅変調制
御されるソレノイド弁32によって作動させられ、制御
圧PE をソレノイド弁32からのソレノイド圧P3 に基
づいて調圧することによって制御圧PC を決定してい
る。この制御圧PC をクラッチ油圧PFCまたはクラッチ
油圧PRCとし、このクラッチ油圧PFCまたはクラッチ油
圧PRCによって前進用クラッチ12aまたは後進用クラ
ッチ12bを作動させるように、後述する切換弁7及び
シフト弁8を介して油圧系が接続されている。
【0023】また、ソレノイド弁32は、無通電状態で
ソレノイド圧P3 を発生させないノーマルオープンタイ
プのものであり、クラッチ用制御弁31はソレノイド弁
32の所定電流値以下で最小の制御圧PC が発生させら
れることとなる。
【0024】車両の乗員が操作するシフトレバー9に
は、そのシフトレバー9の位置を検出するシフトポジシ
ョン検出器10が配設されており、車両の乗員が操作可
能なシフトレバー9の操作によってシフト弁8が操作さ
れる。
【0025】前記制御回路6はマイクロコンピュータか
らなり、車速及びアクセルペダルの踏込量によって目標
変速比並びに入力側油圧の目標値及び出力側油圧の目標
値を設定する変速マップを格納したメモリを内蔵してい
る。また、ソレノイド弁24及びソレノイド弁23及び
ソレノイド弁32を制御し、シフトレバー9の位置を検
出するシフトポジション検出器10からの出力を入力し
ている。また、入力側可動プーリ11aと入力側固定プ
ーリ11dを有する入力側プーリ手段11Aの軸の回転
数を入力側回転検出器13で検出し、また、出力側可動
プーリ11bと出力側固定プーリ11eを有する出力側
プーリ手段11Bの軸の回転数を出力側回転検出器14
で検出し、それらの出力を入力し、現在の変速比を判断
している。更に、図示しないアクセルペダルの踏圧力に
応じた信号を出力、即ち、アクセルセンサ出力を入力し
ている。更に、出力側プーリ手段11Bの軸の回転数か
ら車速出力を、また、エンジンからはエンジン回転出力
を入力している。
【0026】次に、本実施例の切換弁及びシフト弁の構
成を説明する。
【0027】図2に示されるように、切換弁7はソレノ
イド弁32によって作動させられるものであって、ボデ
ィ71とスプール72から構成されている。スプール7
2はボディ71内に摺動自在に配設されており、所定の
大きさの受圧面を持つピストン部72a及び通路72
b,72cを構成するためのランド72dが形成されて
いる。このように構成されたスプール72はボディ71
との間に配設されたスプリング73によって一端側(図
2の左方)に常時付勢されている。ボディ71にはソレ
ノイド弁32からのソレノイド圧P3 がピストン部72
aに作用するように供給される供給口71a、及び通路
72bと連通する入・出力ポート71b,71c及び通
路72cと連通する入・出力ポート71d,71eが形
成されており、入力ポート71bはクラッチ用制御弁3
1からの制御圧PC が供給されるように接続されてお
り、入力ポート71dはリダクション弁4からの制御圧
PE が供給されるように接続されている。
【0028】シフト弁8は、車両の乗員が操作可能なシ
フトレバー9の操作によって作動させられるもので、ボ
ディ81とシフトレバー9によって操作されるスプール
82とから構成されている。スプール82はボディ81
内に摺動自在に配設されており、通路82a及び通路8
2eを構成するためのランド82b,82c,82dが
形成されている。ボディ81には通路82aと連通する
入・出力ポート81a,81b,81cが形成されてい
る。入力ポート81aは制御弁31からの制御圧PC が
切換弁7を介して供給されるように接続されており、出
力ポート81bは後進用クラッチ12bに、出力ポート
81cは前進用クラッチ12aに接続されている。ま
た、ボディ81には通路82aを介して出力ポート81
bと連通可能な供給口81d及び通路82eを介して出
力ポート81cと連通可能な供給口81eが形成されて
おり、供給口81d,81eはリダクション弁4からの
制御圧PE が切換弁7を介して供給されるように接続さ
れている。
【0029】これらランド82b,82c,82dによ
って入・出力ポート81a,81b81c,供給口81
d,81e及びボディ81に形成された排出口81fの
相互関係をシフトレバー9の操作によって選択された作
動レンジ毎に決定する。更に、制御圧PE が流通する切
換弁7の出力ポート71eとシフト弁8の供給口81
d,81eとの間にはオリフィス90が形成されてい
る。
【0030】次に、切換弁7とシフト弁8の動作につい
て説明する。
【0031】車両のエンジンを始動させると、ソレノイ
ド弁23,24,32は制御回路6により所定電流値で
通電されて所定値のソレノイド圧P1 ,P2 ,P3 を発
生させ、レギュレータ弁22によってライン圧PL が、
リダクション弁4によって制御圧PE が、変速用制御弁
21によって制御圧PI が、クラッチ用制御弁31によ
って制御圧PC が夫々発生させられる。レギュレータ弁
22によって発生させられたライン圧PL は出力側可動
プーリ11bに、変速用制御弁21により発生させられ
た制御圧PI は入力側可動プーリ11aに、クラッチ用
制御弁31によって発生させられた制御圧PC は切換弁
7に夫々供給される。更に、切換弁7のスプール72
は、供給口71aからのソレノイド圧P3 をピストン7
2aで受けてスプリング73の付勢力に抗して他端側
(図2右方)に移動させられ、出力ポート71cと通路
72bとが連通し、出力ポート71dと通路72cとが
遮断される。結果、切換弁7の入力ポート71bに供給
されている制御圧PC は通路72bを介して出力ポート
71cからシフト弁8に供給される。このとき、切換弁
7の入力ポート71dに供給されている制御圧PE はシ
フト弁8に供給されない。
【0032】この状態において、シフトレバー9の操作
によってPレンジまたはNレンジが選択されると、シフ
ト弁8は入力ポート81aと出力ポート81bまたは出
力ポート81cとの通路82aを介した連通が遮断され
る。結果、シフト弁8の入力ポート81aに供給されて
いる制御圧PC は、出力ポート81bまたは出力ポート
81cからクラッチ油圧PRCまたはクラッチ油圧PFCと
して排出されず、後進用クラッチ12b及び前進用クラ
ッチ12aにはクラッチ油圧PRCまたはクラッチPFCが
供給されない。よって、エンジンと変速機11、即ち、
車輪との間は後進用クラッチ12b及び前進用クラッチ
12aによって遮断される。
【0033】また、シフトレバー9の操作によってD,
S,Lレンジが選択されると、シフト弁8は、入力ポー
ト81aと出力ポート81cとが通路82aを介して連
通される。結果、シフト弁8の入力ポート81aに供給
されている制御圧PC は、出力ポート81cからクラッ
チ油圧PFCとして排出されて前進用クラッチ12aに供
給され、これにより、エンジンと変速機11、即ち、車
輪との間が前進用クラッチ12aを介してクラッチ油圧
PFC(制御圧PC )に基づいて接続される。なお、制御
圧PC のもととなるソレノイド圧P3 を発生させるソレ
ノイド弁32は、制御回路6からの信号により、シフト
レバー9の操作開始から所定のD,S,Lレンジ対応す
る制御圧PC となるように、パルス幅変調制御されてい
るので、前進用クラッチ12aはエンジンと車輪との接
続をショックの少ないスムーズなものとするように作動
する。そして、Dレンジが選択された際には、制御回路
6からの信号によりソレノイド弁23,24はパルス幅
変調制御されて変速用制御弁21及びレギュレータ弁2
2の作動によりラインPL ,制御圧PI に基づいて入力
側可動プーリ11a及び出力側可動プーリ11bが作動
させられ、変速機11は最低速段から最高速段までの間
で無段変速がなされる。更に、Lレンジに選択された際
には、変速用制御弁21及びレギュレータ弁22の作動
により変速機11は最低速段で一定となるように変速が
なされ、Sレンジに選択された際には、変速用制御弁2
1及びレギュレータ弁22の作動により変速機11は最
低速段よりも高い段で変速がなされる。
【0034】更にまた、シフトレバー9の操作によって
Rレンジが選択されると、シフト弁8は、入力ポート8
1aと出力ポート81bとが通路82aを介して連通さ
れる。結果、シフト弁8の入力ポート81aに供給され
ている制御圧PC は、出力ポート81bからクラッチ油
圧PRCとして排出されて後進用クラッチ12bに供給さ
れ、これにより、エンジンと変速機11、即ち、車輪と
の間が後進用クラッチ12bを介してクラッチ油圧PR
C、即ち、Rレンジに設定された制御圧PC に基づいて
接続される。なお、制御圧PC のもととなるソレノイド
圧P3 を発生させるソレノイド弁32は、制御回路6か
らの信号により、シフトレバー9の操作開始から所定の
Rレンジ対応する制御圧PC となるように、パルス幅変
調制御されているので、後進用クラッチ12bはエンジ
ンと車輪との接続をスムーズなものするように作動す
る。また、この場合、制御弁21及びレギュレータ弁2
2の作動により変速機11は最低速段で一定となるよう
に変速がなされる。
【0035】次に、図3及び図4を用いて本実施例の車
両用クラッチ制御装置の動作について説明する。
【0036】図3及び図4は本発明の実施例の車両用ク
ラッチ制御装置における制御回路によるN→Dレンジの
変速処理動作を示すフローチャートである。なお、この
フローチャートは、図示しないメインプログラムの変速
処理の実行中にシフトレバー9がN→Dレンジとシフト
させたときコールされる。
【0037】まず、ステップS1で係合率を判断する。
この係合率はエンジン回転出力と入力側回転検出器13
の出力との関係、即ち、 係合率=〔入力側回転検出器13の出力〕/〔エンジン
回転出力〕 によって演算される。なお、この係合率は1以下に限定
されるものではなく、例えば、本実施例で前提とするよ
うに、D→N→Dレンジとシフトさせたときには、Nレ
ンジで駆動力の伝達が遮断されるから、それまでに走行
状態に入っていれば、入力側回転検出器13の出力が大
きく、エンジン回転出力が小さい場合も存在する。
【0038】ステップS2でアクセルセンサ出力をみて
アクセルペダルの踏込みを判定し、踏込みがあったと
き、ステップS3でメモリMに所定の係合率の閾値とし
て設定値Aを設定する。因に、本実施例では設定値A=
3〜4を使用した。また、踏込みがないとき、ステップ
S4でメモリMに所定の係合率の閾値として係合率=1
に近似した設定値Bを設定する。因に、本実施例では設
定値B=1.1〜1.2を使用した。所定の設定値Aは
係合率が完全に結合される前の半クラッチ状態の値であ
り、また、所定の設定値Aは係合率が完全に結合される
直前の値である。
【0039】ステップS5でメモリMに設定した所定の
設定値Aまたは所定の設定値B以下であるか判定し、ま
た、メモリMに設定した所定の設定値Aまたは所定の設
定値B以下であると判定したとき、ステップS6で係合
率が所定の設定値C以上であるか判定する。ステップS
5でメモリMに設定した所定の設定値Aまたは所定の設
定値B以下でないと判定し、また、ステップS6で係合
率が所定の設定値C以上でないと判定したとき、ステッ
プS11に進む。
【0040】また、ステップS5でメモリMに設定した
所定の設定値Aまたは所定の設定値B以下、かつ、ステ
ップS6で係合率が所定の設定値C以上であると判定し
たとき、ステップS7でクラッチ12のこのルーチンの
処理の完了を意味する初期処理完了フラグFを“1”と
し(フラグFを立て)、ステップS11に進む。因に、
本実施例では設定値C=0.8〜0.9を使用した。
【0041】ここで、係合率の閾値として使用した設定
値A,設定値B,設定値Cは、 設定値A>設定値B>1>設定値C の関係にある。
【0042】即ち、ステップS1乃至ステップS7の処
理は、ステップS11からのクラッチ12の結合をパル
ス幅変調制御により徐々に上げていくとき、アクセルペ
ダルの踏込みをみて、アクセルペダルの踏込みがないと
きには、クラッチ12の係合率を1に近似した値になる
まで、バルブ開閉のデューティ比を制御するパルス幅変
調制御により徐々にクラッチ12の結合を上げていく。
しかし、その間に、アクセルペダルの踏込みが発生した
とき、係合率が所定値A以下であり、入力側回転検出器
13の出力がエンジン回転数付近以上であるとき、クラ
ッチ12にかかる負担も少ないので、アクセルペダルの
踏込みが発生したときに、徐々にクラッチ12の結合を
上げていくのを中止し、直にクラッチ12のクラッチ油
圧PFCをDレンジの所定油圧とする処理を行い、ステッ
プS20でクラッチ油圧PFCをDレンジの所定油圧とし
て出力するルーチンである。
【0043】序で、図4に示すように、ステップS11
でシフトレバー9の操作をシフトポジション検出器10
で検出し、NレンジからDレンジのシフト開始に伴なる
初回の処理であるか判定し、シフト開始と判定されたと
き、ステップS12で初期処理完了フラグFを“0”に
セットし、ステップS13で初期処理完了フラグFが
“1”か、“0”かを判定し、初期処理完了フラグFが
“0”にセットされているとき、ステップS14でタイ
マがカウント中であるかを判定し、タイマがカウント中
でないときには、処理に入った初回の実行を意味するか
らステップS16でタイマのカウントをスタートさせ、
また、タイマがカウント中のときには、徐々にクラッチ
12の結合を上げていく処理中であることを意味するこ
とから、ステップS15でタイマ値Tをインクリメント
し、ステップS17でクラッチ油圧PC をNレンジのと
きの初期値に対し、比例定数Kとカウント値Tの積を加
算した値とし、ソレノイド弁32をデューティ比による
パルス幅変調制御し、それをクラッチ油圧PFCとして出
力する。
【0044】ステップS18でクラッチ油圧PFCがDレ
ンジのときの所定の初期値と比較し、クラッチ油圧PFC
がDレンジの所定の初期値に到達するまで、ステップS
11からステップS18のルーチンを繰返し実行し、ク
ラッチ油圧PFCがDレンジの所定の初期値に到達したと
き、ステップS19で初期処理完了フラグFを“1”に
セットし、爾後、このルーチンの処理は、ステップS1
1及びステップS13の後に、ステップS20でクラッ
チ油圧PFCをDレンジの所定の初期値とし、このルーチ
ンを脱する。
【0045】なお、本実施例における係合率の閾値とし
て使用する設定値A,設定値B,設定値Cの値は、設定
値A>設定値B>1>設定値Cとする請求項3に対応す
る実施例であり、設定値A,設定値B,設定値Cの値
は、その大小関係が満されておればよい。しかし、アク
セルペダルが踏込まれた場合の係合率の閾値として使用
する設定値Aの設定を回避し、直に、ステップS7の初
期処理完了フラグFを立ててもよい。即ち、アクセルペ
ダルが踏込まれた場合、それまでの処理を終了して、ク
ラッチ油圧PFCをDレンジの所定の初期値とすることも
できる。この種の実施例を請求項4の実施例とすること
ができる。この種の実施例においても、確率的にD→N
→Dレンジのシフト及びそのクラッチ油圧の上昇中にア
クセルペダルが踏込まれる可能性を考慮すると、特性的
には上記実施例のものよりも劣る場合があり、N→Dレ
ンジのシフトの際にショックが発生する可能性があるも
のの、クラッチ油圧PFCを徐々に正規のDレンジの油圧
に上昇させる途中でアクセルペダルが踏込まれてもエン
ジンが吹き上がることがない。
【0046】このように、本実施例の車両用クラッチ制
御装置は、エンジンの駆動力を伝達するクラッチ12
と、入力側可動プーリ11aと入力側固定プーリ11d
を有する入力側プーリ手段11A及び出力側可動プーリ
11bと出力側固定プーリ11eを有する出力側プーリ
手段11Bと、前記入力側プーリ手段11Aの駆動力を
前記出力側プーリ手段11Bに伝達する伝導ベルト11
cとを有し、油圧を導入して前記クラッチ12から出力
された駆動力を変速し、変速後の駆動力を駆動輪に伝達
する変速機11と、シフトレバー9の位置を検出し、シ
フトポジション信号を発生するシフトポジション検出器
10と、前記シフトポジション検出器10がNレンジか
らDレンジにシフトしたことを検出したとき、前記クラ
ッチ12に導入するクラッチ油圧PFCをパルス幅変調に
よって徐々に上昇させ、前記クラッチ12に導入するク
ラッチ油圧PFCの上昇中にアクセルペダルに踏圧力が加
えられたとき、前記クラッチ12の係合率が大きい状態
でクラッチ接続完了制御に入る制御回路6とを具備する
ものであり、これを請求項1の実施例とすることができ
る。
【0047】したがって、走行中に、シフトレバー9の
位置をDレンジからNレンジ、そしてDレンジにシフト
したとき、シフトポジション検出器10はシフトポジシ
ョン信号を発生し、変速機11を構成する出力側プーリ
手段11B及び入力側プーリ手段11Aに導入するソレ
ノイド弁32によるパルス幅変調によって油圧を徐々に
増加させ、その油圧をクラッチ12に導入するものであ
るから、特に、シフトレバー9の位置をNレンジからD
レンジにシフトしたとき、瞬時に所定の油圧がクラッチ
12に導入されることがないから、シフトレバー9を操
作したときに車両に発生するショックをなくすことがで
きる。故に、所定のレンジの油圧を得るソレノイド弁3
2を使用して、徐々に油圧を上昇させるものであるか
ら、格別部品点数を増加することなく、シフトレバー9
をNレンジからDレンジに操作しても、車両にショック
が発生しない。
【0048】また、クラッチ12に導入するクラッチ油
圧PFCをパルス幅変調によって徐々に上昇させ、クラッ
チ12に導入する油圧の上昇中にアクセルペダルに踏圧
力が加えられたとき、クラッチ12の係合率が大きい状
態でクラッチ接続完了制御に入るものであるから、クラ
ッチ油圧PFCを徐々に正規のDレンジの油圧に上昇させ
る途中でアクセルペダルが踏込まれてもエンジンが吹き
上がることがない。
【0049】ところで、ステップS11からステップS
20のルーチンでは、入力側可動プーリ11aと入力側
固定プーリ11dを有する入力側プーリ手段11A及び
出力側可動プーリ11bと出力側固定プーリ11eを有
する出力側プーリ手段11Bと、入力側プーリ手段11
Aの駆動力を出力側プーリ手段11Bに伝達する伝導ベ
ルト11cとを有し、クラッチ油圧PFCを導入してクラ
ッチ12から出力された駆動力を変速し、変速後の駆動
力を駆動輪に伝達する変速機11とを具備する、所謂、
連続無段変速するCVT(無段変速機)を前提に説明し
たが、他にトラクショク駆動等の他の構成に使用するこ
ともできる。
【0050】即ち、上記実施例の車両用クラッチ制御装
置は、エンジンの駆動力を伝達するクラッチ12と、ク
ラッチ油圧PFCを導入してクラッチ12から出力された
駆動力を変速し、変速後の駆動力を駆動輪に伝達する変
速機11と、シフトレバー9の位置を検出し、シフトポ
ジション信号を発生するシフトポジション検出器10
と、シフトポジション検出器10がNレンジからDレン
ジにシフトしたことを検出したとき、前記クラッチ12
に導入するクラッチ油圧PFCをパルス幅変調によって徐
々に上昇させ、前記クラッチ12に導入するクラッチ油
圧PFCの上昇中にアクセルペダルに踏圧力が加えられた
とき、前記クラッチ12の係合率が大きい状態でクラッ
チ接続完了制御に入る制御回路6とを具備するものであ
り、これを請求項2の実施例とすることができる。
【0051】したがって、Dレンジで走行中にシフトレ
バー9の位置を一旦Nレンジとし、走行継続中に、再
度、NレンジからDレンジにシフトしたとき、シフトポ
ジション検出器10はシフトポジション信号を発生し、
ソレノイド弁32によるパルス幅変調によって油圧を徐
々に増加させ、その油圧をクラッチ12に導入するもの
であるから、特に、シフトレバー9の位置をNレンジか
らDレンジにシフトしたとき、瞬時に所定の油圧がクラ
ッチ12に導入されないから、シフトレバー9の操作し
たときに車両に発生するショックをなくすことができ
る。故に、所定のレンジの油圧を得るソレノイド弁32
を使用して、徐々に油圧を上昇させるものであるから、
格別部品点数を増加することなく、シフトレバー9をN
レンジからDレンジに操作しても、車両にショックが発
生しない。
【0052】また、クラッチ12に導入するクラッチ油
圧PFCをパルス幅変調によって徐々に上昇させ、クラッ
チ12に導入する油圧の上昇中にアクセルペダルに踏圧
力が加えられたとき、クラッチ12の係合率が大きい状
態でクラッチ接続完了制御に入るものであるから、クラ
ッチ油圧PFCを徐々に正規のDレンジの油圧に上昇させ
る途中でアクセルペダルが踏込まれてもエンジンが吹き
上がることがない。
【0053】なお、上記実施例では、クラッチ12に導
入するクラッチ油圧をソレノイド弁32のデューティ比
制御、即ち、パルス幅変調によって徐々に上昇させるも
のであるから、この制御のために、特別な部品を組込む
必要性がなく、シフトレバーの位置をNレンジからDレ
ンジにシフトしたときのショックをなくすることができ
廉価にこの発明が実施できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の車両用
クラッチ制御装置は、走行中に、シフトレバーの位置を
DレンジからNレンジ、そして、その走行を継続した状
態で、再度、Dレンジにシフトしたとき、シフトポジシ
ョン検出器のシフトポジション信号により、クラッチに
導入するクラッチ油圧をパルス幅変調によって徐々に増
加させるものであるから、特に、シフトレバーの位置を
NレンジからDレンジにシフトしたとき、瞬時に所定の
クラッチ油圧がクラッチに導入されることがないから、
シフトレバーを操作したときに車両に発生するショック
をなくすことができる。また、クラッチに導入するクラ
ッチ油圧をパルス幅変調によって徐々に上昇させ、クラ
ッチに導入する油圧の上昇中にアクセルペダルに踏圧力
が加えられたとき、クラッチの係合率が大きい状態でク
ラッチ接続完了制御に入るものであるから、喩え、クラ
ッチ油圧を徐々に正規のDレンジの油圧に上昇させる途
中でアクセルペダルが踏込まれてもエンジンが吹き上が
ることがない。
【0055】故に、Dレンジのクラッチ油圧を徐々に上
昇させるものであるから、シフトレバーをNレンジから
Dレンジに操作しても、車両にショックが発生せず、か
つ、シフトレバーをNレンジからDレンジに操作した直
後にアクセルペダルが踏込まれてもエンジンが吹き上が
ることがない。
【0056】請求項2の車両用クラッチ制御装置は、走
行中に、シフトレバーの位置をD→N→Dレンジにシフ
トしたとき、シフトポジション信号により、クラッチに
導入するクラッチ油圧をパルス幅変調によって徐々に増
加させるものであるから、特に、シフトレバーの位置を
NレンジからDレンジにシフトしたとき、瞬時に所定の
クラッチ油圧がクラッチに導入されず、シフトレバーを
操作したときに車両に発生するショックをなくすことが
できる。また、クラッチに導入するクラッチ油圧をパル
ス幅変調によって徐々に上昇させて、クラッチに導入す
る油圧の上昇中にアクセルペダルに踏圧力が加えられた
とき、クラッチの係合率が大きい状態でクラッチ接続完
了制御に入るものであるから、喩え、クラッチ油圧を徐
々に正規のDレンジの油圧に上昇させる途中でアクセル
ペダルが踏込まれてもエンジンが吹き上がることがな
い。故に、Dレンジのクラッチ油圧を徐々に上昇させる
ものであり、シフトレバーをNレンジからDレンジに操
作しても、車両にショックが発生せず、かつ、シフトレ
バーをNレンジからDレンジに操作した直後にアクセル
ペダルが踏込まれてもエンジンが吹き上がることがな
い。
【0057】請求項3の車両用クラッチ制御装置おいて
は、前記クラッチに導入する油圧の上昇中にアクセルペ
ダルに踏圧力が加えられたときのクラッチの係合率が大
きい状態を、直に、クラッチ接続完了状態に入るものと
したから、請求項1または請求項2の効果におけるシフ
トレバーをNレンジからDレンジに操作したとき、車両
にショックが発生する可能性が存在するものの、完全
に、エンジンの吹き上がりを防止できる。
【0058】請求項4の車両用クラッチ制御装置におい
ては、前記クラッチに導入する油圧の上昇中にアクセル
ペダルに踏圧力が加えられたときのクラッチの係合率が
大きい状態を、クラッチの係合率が所定の値以下になっ
たときクラッチ接続完了状態に入るものとしたから、請
求項1または請求項2の効果におけるシフトレバーをN
レンジからDレンジに操作したとき、車両にショックが
発生する可能性を皆無とし、かつ、エンジンの吹き上が
りを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例の車両用クラッチ制御
装置の構成図である。
【図2】 図2は本発明の実施例の車両用クラッチ制御
装置における切換弁及びシフト弁の構成図である。
【図3】 図3は本発明の実施例の車両用クラッチ制御
装置における制御回路によるN→Dレンジの変速処理動
作を示す一部のフローチャートである。
【図4】 図4は本発明の実施例の車両用クラッチ制御
装置における制御回路によるN→Dレンジの変速処理動
作を示す他の部分のフローチャートである。
【符号の説明】
9 シフトレバー 10 シフトポジション検出器 11 変速機 11a 入力側可動プーリ 11b 出力側可動プーリ 11c 伝導ベルト 11d 入力側固定プーリ 11e 出力側固定プーリ 11A 入力側プーリ手段 11B 出力側プーリ手段 12 クラッチ 32 ソレノイド弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力を伝達するクラッチ
    と、 入力側可動プーリと入力側固定プーリを有する入力側プ
    ーリ手段及び出力側可動プーリと出力側固定プーリを有
    する出力側プーリ手段と、前記入力側プーリ手段の駆動
    力を前記出力側プーリ手段に伝達する伝導ベルトとを有
    し、油圧を導入して前記クラッチから出力された駆動力
    を変速し、変速後の駆動力を駆動輪に伝達する変速機
    と、 シフトレバーの位置を検出し、シフトポジション信号を
    発生するシフトポジション検出器と、 前記シフトポジション検出器がNレンジからDレンジに
    シフトしたことを検出したとき、前記クラッチに導入す
    る油圧をパルス幅変調によって徐々に上昇させ、前記ク
    ラッチに導入する油圧の上昇中にアクセルペダルに踏圧
    力が加えられたとき、前記クラッチの係合率が大きい状
    態でクラッチ接続完了制御に入る制御回路とを具備する
    ことを特徴とする車両用クラッチ制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの駆動力を伝達するクラッチ
    と、 油圧を導入して前記クラッチから出力された駆動力を変
    速し、変速後の駆動力を駆動輪に伝達する変速機と、 シフトレバーの位置を検出し、シフトポジション信号を
    発生するシフトポジション検出器と、 前記シフトポジション検出器がNレンジからDレンジに
    シフトしたことを検出したとき、前記クラッチに導入す
    る油圧をパルス幅変調によって徐々に上昇させ、前記ク
    ラッチに導入する油圧の上昇中にアクセルペダルに踏圧
    力が加えられたとき、前記クラッチの係合率が大きい状
    態でクラッチ接続完了制御に入る制御回路とを具備する
    ことを特徴とする車両用クラッチ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記クラッチに導入する油圧の上昇中に
    アクセルペダルに踏圧力が加えられたときのクラッチの
    係合率が大きい状態とは、直に、クラッチ接続完了状態
    に入ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の車両用クラッチ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記クラッチに導入する油圧の上昇中に
    アクセルペダルに踏圧力が加えられたときのクラッチの
    係合率が大きい状態とは、クラッチの係合率が所定の値
    以下になったときクラッチ接続完了状態に入ることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用クラッ
    チ制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009167864A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Daihatsu Motor Co Ltd 車両の制御方法
JP2009222158A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Jatco Ltd 無段変速機の制御装置
CN109563924A (zh) * 2016-08-03 2019-04-02 加特可株式会社 自动变速器的换挡控制装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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