JPH08177611A - 内燃機関の摺接部構造とその成形方法 - Google Patents

内燃機関の摺接部構造とその成形方法

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JPH08177611A
JPH08177611A JP6337889A JP33788994A JPH08177611A JP H08177611 A JPH08177611 A JP H08177611A JP 6337889 A JP6337889 A JP 6337889A JP 33788994 A JP33788994 A JP 33788994A JP H08177611 A JPH08177611 A JP H08177611A
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plating layer
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裕彦 池ケ谷
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安行 村瀬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダ本体の内周面に形成されるメッキ層
が同上内周面の母材側から容易には剥れないようにし
て、シリンダの寿命を向上させる。シリンダ本体の内周
面に対してピストンが摺接するとき、このピストンを構
成するピストン本体が無用に摩耗しないようにして、シ
リンダの寿命を向上させる。 【構成】 シリンダ6がシリンダ本体7と、このシリン
ダ本体7に軸方向摺動自在に嵌入されるピストン12と
を備える。上記シリンダ本体7の内周面31とピストン
12との摺接部32で、同上シリンダ本体7の内周面3
1にメッキ層33を形成する。上記メッキ層33におけ
るクランク軸4側の端縁35の厚さを同上クランク軸4
側に向うに従い漸減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等に搭載され
る内燃機関に関し、より詳しくは、シリンダ本体の内周
面とピストンとの摺接部で、上記内周面にメッキ層を形
成するようにした内燃機関の摺接部構造とその成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダは、通常、シリンダ
本体と、このシリンダ本体に摺動自在に嵌入されるピス
トンとを備えている。
【0003】上記構成において、内燃機関の駆動時に
は、上記シリンダ本体の内周面に対しピストンが高速で
繰り返し往復摺動して、上記シリンダ本体の内周面は摩
耗し易くなる。そこで、これを防止するため、従来、上
記シリンダ本体の内周面に硬度の高いメッキ層を形成し
たものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シリン
ダ本体の内周面に単にメッキ層を形成すると、次の問題
が生じるおそれがある。
【0005】第1に、上記シリンダ本体の内周面のクラ
ンク軸側の端部において、メッキ層のクランク軸側の端
縁と、上記メッキ層が形成されていない部分の上記シリ
ンダ本体の内周面とが連なる部分には、同上メッキ層の
厚さ分の段差が生じて、この段差部に内燃機関の駆動時
の応力が集中し、もって、上記メッキ層が上記内周面の
母材側から剥れ易くなり、シリンダの寿命が低下すると
いう問題を生じる。
【0006】第2に、通常、ピストンはピストン本体
と、このピストン本体の外周面に取り付けられてシリン
ダ本体の内周面に摺接するピストンリングとで構成さ
れ、主に、上記シリンダ本体の内周面へのピストンリン
グの摺接で、燃焼室の気密性が確保されるようになって
いる。
【0007】そこで、上記摺接による摩耗を防止するた
め、上記ピストンリングにはピストン本体に比べて十分
の耐摩耗性が与えられている。しかし、上記ピストン本
体も上記メッキ層に摺接するのであって、このメッキ層
の硬度は前記したように高いことから、上記ピストン本
体の摩耗が無用に促進され、この場合にも、シリンダの
寿命が低下するという問題を生じる。
【0008】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、第1に、シリンダ本体の内周面に形
成されるメッキ層が、同上内周面の母材側から容易には
剥れないようにして、シリンダの寿命を向上させること
を目的とする。
【0009】第2に、シリンダ本体の内周面に対してピ
ストンが摺接するとき、このピストンを構成するピスト
ン本体が無用に摩耗しないようにして、シリンダの寿命
を向上させることを目的とする。
【0010】第3に、上記シリンダの寿命を向上させる
ためのメッキ層の成形が、容易にできるようにすること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための請求項1の発明の内燃機関の摺接部構造は、シ
リンダ6がシリンダ本体7と、このシリンダ本体7に軸
方向摺動自在に嵌入されるピストン12とを備え、上記
シリンダ本体7の内周面31とピストン12との摺接部
32で、同上シリンダ本体7の内周面31にメッキ層3
3を形成した場合において、上記メッキ層33における
クランク軸4側の端縁35の厚さを同上クランク軸4側
に向うに従い漸減させたものである。
【0012】上記第2の目的を達成するための請求項2
の発明の内燃機関の摺接部構造は、シリンダ6がシリン
ダ本体7と、このシリンダ本体7に軸方向摺動自在に嵌
入されるピストン12とを備え、上記ピストン12をピ
ストン本体28と、このピストン本体28の外周面側に
取り付けられるピストンリング30とで構成し、上記シ
リンダ本体7の内周面31とピストン12との摺接部3
2で、同上シリンダ本体7の内周面31にメッキ層33
を形成し、このメッキ層33をニッケルと、このニッケ
ル内に含有されるSiCとで構成した場合において、上
記シリンダ本体7の内周面31にピストンリング30が
摺接するリング摺接部38で、上記メッキ層33におけ
るSiCの含有重量%をその各部で互いにほぼ同じにす
る一方、上記リング摺接部38よりもクランク軸4側の
メッキ層33の部分39におけるSiCの含有重量%
を、同上リング摺接部38のそれよりも小さくしたもの
である。
【0013】上記第3の目的を達成するための請求項3
の発明の内燃機関の摺接部成形方法は、シリンダ本体7
の内部にニッケル材48による正の電極Aを配置する一
方、同上シリンダ本体7を負の電極Bとし、同上シリン
ダ本体7の内部にSiCを含有したメッキ液49を流動
させることにより、同上シリンダ本体7の内周面31に
メッキ層33を形成するに際し、上記正の電極Aがシリ
ンダ本体7のクランク軸4側端からシリンダヘッド10
側に向って離れるよう上記正の電極Aを配置したもので
ある。
【0014】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0015】請求項1の発明によれば、メッキ層33に
おけるクランク軸4側の端縁35の厚さを同上クランク
軸4側に向うに従い漸減させてある。
【0016】このため、シリンダ本体7の内周面31の
クランク軸4側の端部において、上記メッキ層33のク
ランク軸4側の端縁35の表面と、上記メッキ層33が
形成されていない部分36である上記シリンダ本体7の
内周面31の表面とは、滑らかに連なることとなって、
これらメッキ層33の端縁35と、上記内周面31の部
分36とが連なる部分に段差部の生じることが防止さ
れ、段差部に基づく応力集中の生じることが防止され
る。
【0017】請求項2の発明によれば、シリンダ本体7
の内周面31にピストンリング30が摺接するリング摺
接部38で、メッキ層33におけるSiCの含有重量%
をその各部で互いにほぼ同じにしてある。
【0018】このため、燃焼室15の気密性の確保のた
め、主に、シリンダ本体7の内周面31にはピストンリ
ング30が摺接するが、上記リング摺接部38では、S
iCの含有重量%がその各部で互いにほぼ同じであるこ
とにより、上記リング摺接部38に十分の硬度が与えら
れて全体的に耐摩耗性が向上させられている。
【0019】そして、上記リング摺接部38よりもクラ
ンク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSiCの
含有重量%を、同上リング摺接部38のそれよりも小さ
くしてある。
【0020】このため、ピストン本体28だけが摺接す
るメッキ層33の部分39の硬度は低く抑えられてお
り、よって、このメッキ層33の部分39に摺接するピ
ストン本体28が無用に摩耗させられたり、焼き付きが
生じ易くなったりすることが防止される。
【0021】請求項3の発明によれば、シリンダ本体7
の内部にニッケル材48による正の電極Aを配置する一
方、同上シリンダ本体7を負の電極Bとし、同上シリン
ダ本体7の内部にSiCを含有したメッキ液49を流動
させることにより、同上シリンダ本体7の内周面31に
メッキ層33を形成するに際し、上記正の電極Aがシリ
ンダ本体7のクランク軸4側端からシリンダヘッド10
側に向って離れるよう上記正の電極Aを配置してある。
【0022】このため、電気メッキにおいて、シリンダ
本体7の内周面31の軸方向中途部から、同上内周面3
1のクランク軸4側端に向うに従い、メッキ液49にお
ける電流密度が減少する。
【0023】ところで、成形されるメッキ層33の厚さ
や、このメッキ層33へのSiCの含有重量は上記電流
密度の大きさにほぼ比例するものであることから、上記
したように、クランク軸4側に向うに従い、メッキ液4
9における電流密度が減少すると、メッキ層33のクラ
ンク軸4側の端縁35の厚さが同上クランク軸4側に向
うに従い漸減することとなり、よって、請求項1の発明
が得られることとなる。
【0024】また、上記したように、内周面31のクラ
ンク軸4側端からシリンダヘッド10側に向って正の電
極Aを離れさせる場合において、この正の電極Aをシリ
ンダ本体7の軸方向で上記リング摺接部38を形成すべ
きところに位置させると共に、同上内周面31のクラン
ク軸4側端から、上記リング摺接部38に至るまでの間
に位置させれば、上記内周面31にピストンリング30
が摺接するリング摺接部38で、上記メッキ層33にお
けるSiCの含有重量%をその各部で互いにほぼ同じに
できる一方、上記リング摺接部38よりもクランク軸4
側のメッキ層33の部分39におけるSiCの含有重量
%を、同上リング摺接部38のそれよりも小さくでき、
よって、請求項2の発明が得られることとなる。
【0025】即ち、上記請求項1、2の発明におけるメ
ッキ層33の成形は、正の電極Aの位置を工夫するだけ
で得られる。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0027】図1と図2において、符号1はガソリンを
燃料とする4サイクル内燃機関であって、この内燃機関
1は自動二輪車に搭載される。
【0028】上記内燃機関1はクランクケース2を有
し、このクランクケース2のクランク室3にクランク軸
4が収容されると共に、このクランク軸4はその軸心回
りに回転自在となるよう上記クランクケース2に支承さ
れている。
【0029】上記クランクケース2の上面側にシリンダ
6が突設されていている。このシリンダ6は上記クラン
クケース2の上面側に締結具によって着脱自在に取り付
けられるシリンダ本体7を有し、このシリンダ本体7内
には軸心8が縦向きの断面円形のシリンダ孔9が形成さ
れ、このシリンダ孔9の下端は上記クランク室3に連通
している。上記シリンダ本体7の上端にシリンダヘッド
10が締結具によって着脱自在に締結され、このシリン
ダヘッド10によって、上記シリンダ孔9の上端が閉じ
られている。
【0030】上記シリンダ本体7内であるシリンダ孔9
にピストン12が軸方向摺動自在に嵌入されている。ま
た、上記クランク軸4に一端が連結され、他端が上記ピ
ストン12にピストンピン13により連結される連接棒
14が設けられ、この連接棒14により上記クランク軸
4とピストン12とが互いに連動連結されている。
【0031】上記ピストン12が上死点側(図1中仮想
線図示)にあるとき、上記シリンダ孔9内でシリンダヘ
ッド10とピストン12とで囲まれた空間が燃焼室15
とされている。この燃焼室15とシリンダヘッド10の
外部とを連通させる吸気ポート17と排気ポート18と
が上記シリンダヘッド10に形成され、上記各ポート1
7,18を開閉する吸気弁19と排気弁20とが設けら
れている。また、上記燃焼室15に放電部が臨む点火プ
ラグ21が設けられている。
【0032】そして、上記ピストン12の上死点から、
ほぼ下死点(図1、図2中実線図示)までへの下降と、
吸気弁19の開弁とにより、開かれた吸気ポート17を
通して混合気23がシリンダ孔9内に吸入される。次
に、この混合気23が上記下死点からのピストン12の
上昇で圧縮されて上記点火プラグ21の放電により、燃
焼室15にて着火、燃焼させられる。これにより、内燃
機関1が駆動し、上記クランク軸4を介して出力され
る。上記燃焼により生じた排気24は、上記排気弁20
の開弁により開かれた排気ポート18を通して排出され
る。
【0033】上記シリンダ本体7には冷却水ジャケット
25が形成されていて、この冷却水ジャケット25を通
る冷却水により、上記燃焼による熱で、上記シリンダ本
体7が高温になることが防止される。
【0034】上記ピストン12は上記軸心8上に位置す
るピストン本体28を有し、このピストン本体28は上
記軸心8上に位置する円板状のピストンヘッド28a
と、このピストンヘッド28aの外縁部からその軸方向
で下方に向って一体的に延びるスカート28bとを備え
ている。上記ピストン本体28の上部外周面には、上下
方向で三つの周溝29が形成され、これら各周溝29に
それぞれピストンリング30が嵌脱自在に嵌入されて、
上記ピストン本体28に取り付けられている。上記各ピ
ストンリング30の各外周面は、上記シリンダ本体7の
シリンダ孔9の内周面31に弾性的に圧接して、軸方向
に摺接している。主に、上記内周面31に対する各ピス
トンリング30の外周面の摺接により、前記燃焼室15
の気密性が保たれている。
【0035】上記シリンダ本体7、シリンダヘッド1
0、およびピストン本体28はいずれもアルミ合金製で
ある。上記内周面31とピストン12との摺接部32
で、同上内周面31には、電気メッキにより、メッキ層
33が形成され、このメッキ層33は上記内周面31の
母材側に強固に結合させられている。このメッキ層33
は主成分であるニッケル(Ni)と、このニッケル内に
分散状に配合されるSiCとで構成されている。また、
上記メッキ層33の表面は、ホーニング仕上されてい
る。
【0036】上記メッキ層33における前記クランク軸
4側の端縁35の厚さは同上クランク軸4側に向うに従
い漸減させられている。この場合、上記軸心8の軸方向
における端縁35の長さは約2mmである。
【0037】上記構成によれば、内周面31のクランク
軸4側の端部において、上記メッキ層33のクランク軸
4側の端縁35の表面と、上記メッキ層33が形成され
ていない部分36である上記シリンダ本体7の内周面3
1の表面とは、滑らかに連なることとなって、これらメ
ッキ層33の端縁35と、上記内周面31の部分36と
が連なる部分に段差部の生じることが防止され、段差部
に基づく応力集中の生じることが防止される。
【0038】上記シリンダ本体7の内周面31に前記ピ
ストンリング30が摺接するリング摺接部38では、上
記メッキ層33におけるSiCの含有重量%がその各部
で互いにほぼ同じとされている。
【0039】このため、上記燃焼室15の気密性の確保
のため、主に、シリンダ本体7の内周面31にはピスト
ンリング30が摺接するが、上記リング摺接部38で
は、SiCの含有重量%がその各部で互いにほぼ同じで
あることにより、上記リング摺接部38に十分の硬度が
与えられて全体的に耐摩耗性が向上させられており、よ
って、上記リング摺接部38に所定の寿命が確保され
る。
【0040】また、上記リング摺接部38よりもクラン
ク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSiCの含
有重量%は、同上リング摺接部38のそれよりも小さく
され、即ち、ピストン本体28だけが摺接するメッキ層
33の部分39の硬度は低く抑えられており、このた
め、このメッキ層33の部分39に摺接するピストン本
体28が無用に摩耗させられたり、焼き付きが生じたり
するということが防止されている。また、この場合、上
記メッキ層33の部分39におけるSiCの含有重量%
の値は、上記クランク軸4側に向うに従い漸減させられ
ている。
【0041】上記内周面31のシリンダヘッド10側の
端縁41は各部断面が円弧凸面とされ、この端縁41に
もメッキ層33が形成され、この端縁41におけるメッ
キ層33の各部の厚さは互いにほぼ同じとされている。
【0042】この構成によれば、内周面31の端縁41
において、メッキ層33がシリンダ本体7の内周面31
の母材側に強固に結合し、この母材側からのメッキ層3
3の剥れが確実に防止される。
【0043】また、上記端縁41におけるメッキ層33
の表面の曲率半径は小さくされていて、この部分の外面
側にカーボンの付着することが防止されている。
【0044】図3において、符号43は電気的なメッキ
装置である。
【0045】上記メッキ装置43は、上記シリンダ本体
7を倒立させて載置させる載置台44と、上記シリンダ
本体7のシリンダ孔9の上側の開口縁に嵌脱自在に嵌入
されて、上記開口を開閉自在に閉じる蓋体45と、上記
シリンダ孔9の下側の開口を通して、このシリンダ孔9
内に挿入される縦向きのパイプ46と、このパイプ46
の上端側を少し離れて全体的に覆う箱形の通液性の網体
47と、上記パイプ46と網体47とで囲まれた空間内
に収容されるボール状の多数のニッケル材48とを備え
ている。また、同上メッキ装置43は、SiCを含有し
たメッキ液49を収容する槽50と、この槽50内のメ
ッキ液49を上記パイプ46を通して上記シリンダ孔9
内に送り込むポンプ51とを備えている。
【0046】上記シリンダ孔9の上側の開口縁に嵌入さ
れた蓋体45の下端外周面にはシール材52が嵌着さ
れ、このシール材52によって、上記シリンダ孔9の上
側の開口縁と蓋体45の下端外周面との間が十分にシー
ルされている。
【0047】上記パイプ46とニッケル材48には電圧
が印加されてこれらが正の電極Aとされ、これら46,
48は上記軸心8上に位置させられている。一方、上記
シリンダ本体7は負の電極Bとされている。
【0048】そして、図中矢印で示すように上記メッキ
液49がポンプ51によってシリンダ孔9内に送り込ま
れて、このシリンダ孔9内を流動することにより、上記
内周面31に対し電気メッキが行われ、この内周面31
に前記メッキ層33が形成される。
【0049】上記の場合、正の電極Aであるパイプ46
およびニッケル材48の上端側は、上記シリンダ本体7
のクランク軸4側端(図3では上端)からシリンダヘッ
ド10側端(図3では下端)に向って離れるよう上記パ
イプ46とニッケル材48とが配置されている。
【0050】上記構成によれば、電気メッキにおいて、
シリンダ本体7の内周面31の軸方向中途部から、同上
内周面31のクランク軸4側端に向うに従い、メッキ液
49における電流密度が減少する。
【0051】ところで、成形されるメッキ層33の厚さ
や、このメッキ層33へのSiCの含有重量は上記電流
密度の大きさにほぼ比例するものであることから、上記
したように、クランク軸4側に向うに従い、メッキ液4
9における電流密度が減少すると、メッキ層33のクラ
ンク軸4側の端縁35の厚さが、前記したようにクラン
ク軸4側に向うに従い漸減することとなる。
【0052】また、上記したように、内周面31のクラ
ンク軸4側端からシリンダヘッド10側に向って正の電
極Aであるパイプ46やニッケル材48を離れさせる場
合において、この正の電極Aをシリンダ本体7の軸方向
で上記リング摺接部38を形成すべきところに位置させ
ると共に、同上内周面31のクランク軸4側端から、上
記リング摺接部38に至るまでの間に位置させてあり、
このため、上記内周面31にピストンリング30が摺接
するリング摺接部38で、前記したように上記メッキ層
33におけるSiCの含有重量%がその各部で互いにほ
ぼ同じとされる一方、上記リング摺接部38よりもクラ
ンク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSiCの
含有重量%が、同上リング摺接部38のそれよりも小さ
くされている。
【0053】図3において、前記シリンダ孔9の上側の
開口縁に嵌入されたシール材52よりも下側の蓋体45
における下端外周面と、上記シリンダ孔9の上側の開口
縁との間には前記軸心8を中心とする環状の隙間53が
形成され、この隙間53はシリンダ孔9内に連通してい
る。
【0054】そして、上記隙間53におけるメッキ液4
9の流速の乱れと、前記した電流密度が少なくされるこ
ととにより、成形されるメッキ層33中のSiCの含有
量がより効果的に減少させられることとなっている。
【0055】上記メッキ装置43により成形されるメッ
キ層33の厚さは全体的に約100μmであり、この後
のホーニング加工によって、約50μmとされる。
【0056】なお、以上は図示の例によるが、クランク
ケース2とシリンダ本体7とは一体成形して、これによ
る内燃機関1を自動車に搭載させてもよい。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、メッキ層にお
けるクランク軸側の端縁の厚さを同上クランク軸側に向
うに従い漸減させてある。
【0058】このため、シリンダ本体の内周面のクラン
ク軸側の端部において、上記メッキ層のクランク軸側の
端縁の表面と、上記メッキ層が形成されていない部分で
ある上記シリンダ本体の内周面の表面とは、滑らかに連
なることとなって、これらメッキ層の端縁と、上記内周
面の部分とが連なる部分に段差部の生じることが防止さ
れる。
【0059】よって、段差部に基づく応力集中の生じる
ことが防止されることから、上記メッキ層が上記シリン
ダ本体の内周面の母材側から剥れることが防止されて、
シリンダの寿命が向上する。
【0060】請求項2の発明によれば、シリンダ本体の
内周面にピストンリングが摺接するリング摺接部で、メ
ッキ層におけるSiCの含有重量%をその各部で互いに
ほぼ同じにしてある。
【0061】このため、燃焼室の気密性の確保のため、
主に、シリンダ本体の内周面にはピストンリングが摺接
するが、上記リング摺接部では、SiCの含有重量%が
その各部で互いにほぼ同じであることにより、上記リン
グ摺接部に十分の硬度が与えられて全体的に耐摩耗性が
向上させられており、よって、上記リング摺接部に所定
の寿命が確保される。
【0062】そして、上記リング摺接部よりもクランク
軸側のメッキ層の部分におけるSiCの含有重量%を、
同上リング摺接部のそれよりも小さくしてある。
【0063】このため、ピストン本体だけが摺接するメ
ッキ層の部分の硬度は低く抑えられており、よって、こ
のメッキ層の部分に摺接するピストン本体が無用に摩耗
させられたり、焼き付きが生じたりするということが防
止されて、この点でもシリンダの寿命が向上する。
【0064】請求項3の発明によれば、シリンダ本体の
内部にニッケル材による正の電極を配置する一方、同上
シリンダ本体を負の電極とし、同上シリンダ本体の内部
にSiCを含有したメッキ液を流動させることにより、
同上シリンダ本体の内周面にメッキ層を形成するに際
し、上記正の電極がシリンダ本体のクランク軸側端から
シリンダヘッド側に向って離れるよう上記正の電極を配
置してある。
【0065】このため、電気メッキにおいて、シリンダ
本体の内周面の軸方向中途部から、同上内周面のクラン
ク軸側端に向うに従い、メッキ液における電流密度が減
少する。
【0066】ところで、成形されるメッキ層の厚さや、
このメッキ層へのSiCの含有重量は上記電流密度の大
きさにほぼ比例するものであることから、上記したよう
に、クランク軸側に向うに従い、メッキ液における電流
密度が減少すると、メッキ層のクランク軸側の端縁の厚
さが同上クランク軸側に向うに従い漸減することとな
り、よって、請求項1の発明が得られることとなる。
【0067】また、上記したように、内周面のクランク
軸側端からシリンダヘッド側に向って正の電極を離れさ
せる場合において、この正の電極をシリンダ本体の軸方
向で上記リング摺接部を形成すべきところに位置させる
と共に、同上内周面のクランク軸側端から、上記リング
摺接部に至るまでの間に位置させれば、上記内周面にピ
ストンリングが摺接するリング摺接部で、上記メッキ層
におけるSiCの含有重量%をその各部で互いにほぼ同
じにできる一方、上記リング摺接部よりもクランク軸側
のメッキ層の部分におけるSiCの含有重量%を、同上
リング摺接部のそれよりも小さくでき、よって、請求項
2の発明が得られることとなる。
【0068】即ち、上記請求項1、2の発明におけるメ
ッキ層の成形は、正の電極の位置を工夫するだけで得ら
れることから、シリンダの寿命を向上させるための上記
したメッキ層の成形が容易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダの部分縦断面図である。
【図2】メッキ層の厚さと、SiCの含有量とを示すグ
ラフ図である。
【図3】メッキ装置の全体側面断面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 クランクケース 3 クランク室 4 クランク軸 6 シリンダ 7 シリンダ本体 8 軸心 9 シリンダ孔 10 シリンダヘッド 12 ピストン 15 燃焼室 28 ピストン本体 30 ピストンリング 31 内周面 32 摺接部 33 メッキ層 35 端縁 36 部分 38 リング摺接部 39 部分 43 メッキ装置 48 ニッケル材 49 メッキ液 A 正の電極 B 負の電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダがシリンダ本体と、このシリン
    ダ本体に軸方向摺動自在に嵌入されるピストンとを備
    え、上記シリンダ本体の内周面とピストンとの摺接部
    で、同上シリンダ本体の内周面にメッキ層を形成した内
    燃機関の摺接部構造において、 上記メッキ層におけるクランク軸側の端縁の厚さを同上
    クランク軸側に向うに従い漸減させた内燃機関の摺接部
    構造。
  2. 【請求項2】 シリンダがシリンダ本体と、このシリン
    ダ本体に軸方向摺動自在に嵌入されるピストンとを備
    え、上記ピストンをピストン本体と、このピストン本体
    の外周面側に取り付けられるピストンリングとで構成
    し、上記シリンダ本体の内周面とピストンとの摺接部
    で、同上シリンダ本体の内周面にメッキ層を形成し、こ
    のメッキ層をニッケルと、このニッケル内に含有される
    SiCとで構成した内燃機関の摺接部構造において、 上記シリンダ本体の内周面にピストンリングが摺接する
    リング摺接部で、上記メッキ層におけるSiCの含有重
    量%をその各部で互いにほぼ同じにする一方、上記リン
    グ摺接部よりもクランク軸側のメッキ層の部分における
    SiCの含有重量%を、同上リング摺接部のそれよりも
    小さくした内燃機関の摺接部構造。
  3. 【請求項3】 シリンダ本体の内部にニッケル材による
    正の電極を配置する一方、同上シリンダ本体を負の電極
    とし、同上シリンダ本体の内部にSiCを含有したメッ
    キ液を流動させることにより、同上シリンダ本体の内周
    面にメッキ層を形成する内燃機関の摺接部成形方法であ
    って、 上記正の電極がシリンダ本体のクランク軸側端からシリ
    ンダヘッド側に向って離れるよう上記正の電極を配置し
    た内燃機関の摺接部成形方法。
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