JPS6365121A - 2サイクルデイ−ゼルエンジン - Google Patents
2サイクルデイ−ゼルエンジンInfo
- Publication number
- JPS6365121A JPS6365121A JP20964986A JP20964986A JPS6365121A JP S6365121 A JPS6365121 A JP S6365121A JP 20964986 A JP20964986 A JP 20964986A JP 20964986 A JP20964986 A JP 20964986A JP S6365121 A JPS6365121 A JP S6365121A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- compression ratio
- exhaust hole
- engine
- compression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims abstract description 52
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims abstract description 52
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims abstract description 21
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 11
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 11
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 abstract description 26
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 3
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001208 Crucible steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はクランク室圧縮式の2サイクルデイーゼルエン
ジンに関するものである。
ジンに関するものである。
ディーゼルエンジンは、空気のみをシリンダ内に吸入し
、圧縮工程路わり付近で高温高圧となった空気中に燃料
を噴射することによって、燃料を自己着火させるもので
ある。したがって、従来、ディーゼルエンジンは、圧縮
温度を高めるために、高圧縮比とされている。
、圧縮工程路わり付近で高温高圧となった空気中に燃料
を噴射することによって、燃料を自己着火させるもので
ある。したがって、従来、ディーゼルエンジンは、圧縮
温度を高めるために、高圧縮比とされている。
このため、ディーゼルエンジンおいては、−S的に知ら
れているように、熱効率が高い利点がある反面、圧縮比
が高くされるのに伴ってシリンダ内の圧力が高くなる不
具合があった。その結果、機関に大きな強度が要求され
、機関重量が嵩む欠点があった。
れているように、熱効率が高い利点がある反面、圧縮比
が高くされるのに伴ってシリンダ内の圧力が高くなる不
具合があった。その結果、機関に大きな強度が要求され
、機関重量が嵩む欠点があった。
本発明はこのような事情に迄みなされたもので、シリン
ダ内の圧力上昇が実質的に抑えられる2サイクルデイー
ゼルエンジンを提供するものである。
ダ内の圧力上昇が実質的に抑えられる2サイクルデイー
ゼルエンジンを提供するものである。
本発明に係る2サイクルデイーゼルエンジンは、掃気孔
および排気孔を有するシリンダの上方を、燃料噴射弁を
装着したシリンダヘッドで覆い、排気孔の上部排気通路
側に、排気孔の上縁の高さを選択的に上下させる圧縮比
可変手段を設けたものである。
および排気孔を有するシリンダの上方を、燃料噴射弁を
装着したシリンダヘッドで覆い、排気孔の上部排気通路
側に、排気孔の上縁の高さを選択的に上下させる圧縮比
可変手段を設けたものである。
本発明においては、高負荷運転域において排気孔の上縁
を高くすることによって圧縮開始タイミングが遅くなり
圧縮比が低(くなるので、シリンダ内の圧力上昇が抑え
られ、始動時や低負荷運転域においては排気孔の上縁を
低くすることよって圧縮開始タイミングが早くなり圧縮
比が高くなるので、容易な始動ならびに安定した燃焼が
得られる。
を高くすることによって圧縮開始タイミングが遅くなり
圧縮比が低(くなるので、シリンダ内の圧力上昇が抑え
られ、始動時や低負荷運転域においては排気孔の上縁を
低くすることよって圧縮開始タイミングが早くなり圧縮
比が高くなるので、容易な始動ならびに安定した燃焼が
得られる。
先ず、具体的な実施例の説明に入る前に、本発明がなさ
れるに至った経緯について説明する。一般にディーゼル
エンジンは、機関の高負荷運転域において、最適な燃焼
状態が得られるように設定されており、機関に加わる負
荷の大きさや圧縮比や給気比などさまざまな要因によっ
て燃焼状態が微妙に変化することが知られている。
れるに至った経緯について説明する。一般にディーゼル
エンジンは、機関の高負荷運転域において、最適な燃焼
状態が得られるように設定されており、機関に加わる負
荷の大きさや圧縮比や給気比などさまざまな要因によっ
て燃焼状態が微妙に変化することが知られている。
そこで、本出願人は、ディーゼルエンジンにおいて、こ
れらさまざまな要因の燃焼に及ぼす影響について考察な
らびに考察に基づいて実験を繰返し行った。その結果、
低負荷運転域においては燃料の噴霧密度が小さく、始動
時においては燃料噴射量は多いが燃焼室温度が低いため
に、圧縮比を高(して噴射開始時の圧縮温度を十分に高
くしないと安定した燃焼が得られないが、高負荷運転域
においては、始動時や低負荷運転域に比較して圧縮比を
低くしても安定した燃焼が得られることを見出したので
ある。これは、高負荷運転域においては、燃料の噴射量
が多いために、燃料が自己着火しうる圧縮温度でさえあ
れば安定した燃焼が得られると考えられることによる。
れらさまざまな要因の燃焼に及ぼす影響について考察な
らびに考察に基づいて実験を繰返し行った。その結果、
低負荷運転域においては燃料の噴霧密度が小さく、始動
時においては燃料噴射量は多いが燃焼室温度が低いため
に、圧縮比を高(して噴射開始時の圧縮温度を十分に高
くしないと安定した燃焼が得られないが、高負荷運転域
においては、始動時や低負荷運転域に比較して圧縮比を
低くしても安定した燃焼が得られることを見出したので
ある。これは、高負荷運転域においては、燃料の噴射量
が多いために、燃料が自己着火しうる圧縮温度でさえあ
れば安定した燃焼が得られると考えられることによる。
すなわち、自己着火した燃料は発熱して温度を上昇させ
ながら燃焼するため、続いて噴射される燃料が速やかに
蒸発しながら良好に燃焼すると考えられる。
ながら燃焼するため、続いて噴射される燃料が速やかに
蒸発しながら良好に燃焼すると考えられる。
次に、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。第
1図は本発明に係る2サイクルデイーゼルエンジンを示
す断面図で、同図において符号1で示すものはクランク
室圧縮式の2サイクルエンジンを示す。このエンジン1
はクランク軸2のジャーナル部2aを回転自在に軸承し
、クランク腕2bおよびクランクピン部2Cを収容する
クランク室を形成しているクランクケース3と、このク
ランクケース3の上方に配設されピストン4を収容した
シリンダ本体5と、このシリンダ本体5で形成されたシ
リンダ6の上方を覆って燃焼室7を形成するシリンダヘ
ッド8などから構成されている。9は前記クランク軸2
とピストン4とを連結する連接棒、10はピストン4の
環状溝に嵌着されたピストンリングである。
1図は本発明に係る2サイクルデイーゼルエンジンを示
す断面図で、同図において符号1で示すものはクランク
室圧縮式の2サイクルエンジンを示す。このエンジン1
はクランク軸2のジャーナル部2aを回転自在に軸承し
、クランク腕2bおよびクランクピン部2Cを収容する
クランク室を形成しているクランクケース3と、このク
ランクケース3の上方に配設されピストン4を収容した
シリンダ本体5と、このシリンダ本体5で形成されたシ
リンダ6の上方を覆って燃焼室7を形成するシリンダヘ
ッド8などから構成されている。9は前記クランク軸2
とピストン4とを連結する連接棒、10はピストン4の
環状溝に嵌着されたピストンリングである。
前記シリンダ本体5は、アルミ合金製で外周面に冷却フ
ィン11が一体に形成されたシリンダケーシング5・a
と、このシリンダケーシング5aに鋳込まれた円筒状の
シリンダライナ5bとからなり、このライナ5bによっ
てピストン4を摺動自在に保持するシリンダ6が形成さ
れている。
ィン11が一体に形成されたシリンダケーシング5・a
と、このシリンダケーシング5aに鋳込まれた円筒状の
シリンダライナ5bとからなり、このライナ5bによっ
てピストン4を摺動自在に保持するシリンダ6が形成さ
れている。
前記シリンダヘッド8はアルミ合金製で外周面に冷却フ
ィン11が一体に形成されている。15は副燃焼室で、
シリンダヘッド8に固定された鋳鋼製の副燃焼室形成部
材16と鋳鉄やセラミック等からなるホットプラグ17
によって、シリンダ6上の中央部に形成されている。1
8は副燃焼室15と前記燃焼室7とを連通ずる連絡通路
、19は先端部を副燃焼室15に臨ませるようにシリン
ダヘッド8に装着された燃料喰射弁であり、噴射管で図
示しない燃料噴射ポンプに接続されている。
ィン11が一体に形成されている。15は副燃焼室で、
シリンダヘッド8に固定された鋳鋼製の副燃焼室形成部
材16と鋳鉄やセラミック等からなるホットプラグ17
によって、シリンダ6上の中央部に形成されている。1
8は副燃焼室15と前記燃焼室7とを連通ずる連絡通路
、19は先端部を副燃焼室15に臨ませるようにシリン
ダヘッド8に装着された燃料喰射弁であり、噴射管で図
示しない燃料噴射ポンプに接続されている。
前記シリンダ6の周面には、−個の排気孔21およびそ
の両側に複数個の掃気孔22が開口されている。この排
気孔21の上縁の高さ、燃焼室7の容積および副燃焼室
15の容積は、高負荷運転域において安定した燃焼を可
能とする最低限あるいはそれよりも僅かに大きい圧縮圧
(13〜16kg / cJ稈度)が得られる圧縮比と
なるように設定されている。換言すれば、一般的なディ
ーゼルエンジンに比較して低い圧縮比とされている。前
記排気孔21は、排気孔21から斜め下方へ向かって延
びる排気通路23に連通されている。一方、掃気孔22
は掃気通路でクランク室に連通されている。25は排気
孔21の反対側のシリンダ周面に開口された吸気孔で、
吸気孔25から斜め上方へ向かって延びる吸気通路26
に連通されている。
の両側に複数個の掃気孔22が開口されている。この排
気孔21の上縁の高さ、燃焼室7の容積および副燃焼室
15の容積は、高負荷運転域において安定した燃焼を可
能とする最低限あるいはそれよりも僅かに大きい圧縮圧
(13〜16kg / cJ稈度)が得られる圧縮比と
なるように設定されている。換言すれば、一般的なディ
ーゼルエンジンに比較して低い圧縮比とされている。前
記排気孔21は、排気孔21から斜め下方へ向かって延
びる排気通路23に連通されている。一方、掃気孔22
は掃気通路でクランク室に連通されている。25は排気
孔21の反対側のシリンダ周面に開口された吸気孔で、
吸気孔25から斜め上方へ向かって延びる吸気通路26
に連通されている。
27は吸気通路26の途中に設けられたり−ド弁で、ピ
ストン4の下側が負圧のときに吸気通路26を開いて空
気をクランク室に供給するものである。
ストン4の下側が負圧のときに吸気通路26を開いて空
気をクランク室に供給するものである。
31はシリンダ周面に設けられた排気孔21の上部であ
って排気通路23側に設けられた圧縮比可変手段として
の弁装置である。この弁装置31はシリンダケーシング
5aの保持孔32に挿通されることによってシリンダ6
の軸線に対して傾斜した状態に進退自在に保持された弁
体33と、この弁体33を駆動するL字状の駆動アーム
34などから構成されている。弁体33は板状に形成さ
れ、先端部は第2図に第1図のn−n線断面図を示すよ
うに円弧面を有している。これは、排気孔21内に臨ん
でシリンダライナ内面の一部を形成し、排気孔21の上
縁よりも下方においてシリンダ6内と排気通路9とを仕
切るためである。ここで、弁体33は前進したときに、
段差部33aが凹陥部35の底面に係合することによっ
て、先端がシリンダライナ内面と等しくなるように設定
されている。また、先端の高さは容易な始動および低負
荷運転域において安定した燃焼を可能とする最低限の圧
縮圧(18kg/co!程度)が得られる圧縮比となる
ように設定されている。
って排気通路23側に設けられた圧縮比可変手段として
の弁装置である。この弁装置31はシリンダケーシング
5aの保持孔32に挿通されることによってシリンダ6
の軸線に対して傾斜した状態に進退自在に保持された弁
体33と、この弁体33を駆動するL字状の駆動アーム
34などから構成されている。弁体33は板状に形成さ
れ、先端部は第2図に第1図のn−n線断面図を示すよ
うに円弧面を有している。これは、排気孔21内に臨ん
でシリンダライナ内面の一部を形成し、排気孔21の上
縁よりも下方においてシリンダ6内と排気通路9とを仕
切るためである。ここで、弁体33は前進したときに、
段差部33aが凹陥部35の底面に係合することによっ
て、先端がシリンダライナ内面と等しくなるように設定
されている。また、先端の高さは容易な始動および低負
荷運転域において安定した燃焼を可能とする最低限の圧
縮圧(18kg/co!程度)が得られる圧縮比となる
ように設定されている。
駆動アーム34は支持軸36で揺動自在に支持され、一
端側には弁体33の側部に固定された駆動ビン37と係
合する係合爪38が設けられ、他端側には駆動アーム3
4を図中反時計方向に付勢するばね39および、このば
ね39の弾↑8力に抗して駆動アーム34を時計方向に
揺動させる駆動ワイヤ40が取付られている。駆動ワイ
ヤ40は手動で操作する駆動装置、あるいはエンジン1
の回転速度や出力等を検出し状態に応じて自動的に作動
する駆動装置に連結されている。
端側には弁体33の側部に固定された駆動ビン37と係
合する係合爪38が設けられ、他端側には駆動アーム3
4を図中反時計方向に付勢するばね39および、このば
ね39の弾↑8力に抗して駆動アーム34を時計方向に
揺動させる駆動ワイヤ40が取付られている。駆動ワイ
ヤ40は手動で操作する駆動装置、あるいはエンジン1
の回転速度や出力等を検出し状態に応じて自動的に作動
する駆動装置に連結されている。
すなわち、この弁装置31は弁体33でシリンダ6内と
排気通路23との間を排気孔21の上縁よりも下方にお
いて仕切られた状態とし、実質的に排気孔21の上縁を
弁体33の前端縁とすることによって、排気孔21の上
縁の高さを選択的に上下させるように構成されている。
排気通路23との間を排気孔21の上縁よりも下方にお
いて仕切られた状態とし、実質的に排気孔21の上縁を
弁体33の前端縁とすることによって、排気孔21の上
縁の高さを選択的に上下させるように構成されている。
このように構成された2サイクルデイーゼルエンジンに
おいては、クランク室圧環式の2サイクルガソリンエン
ジンと同様に作動するが、弁体33を排気孔21に対し
て進退自在としているので、駆動ワイヤ40を操作して
駆動アーム34を回動させることにより、弁体33を排
気孔21内に臨むように前進させたり、排気孔21内か
ら後退させることができる。
おいては、クランク室圧環式の2サイクルガソリンエン
ジンと同様に作動するが、弁体33を排気孔21に対し
て進退自在としているので、駆動ワイヤ40を操作して
駆動アーム34を回動させることにより、弁体33を排
気孔21内に臨むように前進させたり、排気孔21内か
ら後退させることができる。
したがって、高負荷運転域においては弁体33を排気孔
21から後退させると、ピストン上面と排気孔21の上
縁とが一致したときから圧縮が開始されるので、圧縮比
を低くすることができる。
21から後退させると、ピストン上面と排気孔21の上
縁とが一致したときから圧縮が開始されるので、圧縮比
を低くすることができる。
すなわち、圧縮開始タイミングが遅(なり、第1図中A
で示す短いストロークにおいて圧縮が行われるからであ
る。その結果、圧縮圧力を低くすることができるので、
その分燃料噴射後にシリンダ内圧力が上昇するのを抑え
ることができる。ここで、高負荷運転域においては、燃
料の噴射量が多(自己着火しやすい状態となっているの
で、圧縮比を低くしても燃焼が不安定になることはない
。
で示す短いストロークにおいて圧縮が行われるからであ
る。その結果、圧縮圧力を低くすることができるので、
その分燃料噴射後にシリンダ内圧力が上昇するのを抑え
ることができる。ここで、高負荷運転域においては、燃
料の噴射量が多(自己着火しやすい状態となっているの
で、圧縮比を低くしても燃焼が不安定になることはない
。
一方、燃焼室温度が低かったり燃料の噴射量が少なかっ
たりして燃焼が不安定になりやすい始動時や低負荷運転
域においては、弁体33を排気孔21内に臨ませ、弁体
33の前端とピストン上面とが一致したときから圧縮を
開始させることができるので、圧縮比を高くすることが
できる。すなわち、圧縮開始タイミングが早くなり、第
1図中Bで示す長いストロークで圧縮が行われるからで
ある。その結果、圧縮温度を高めて、容易な始動ならび
に安定した燃焼を得ることができる。ここで、低負荷運
転域においては燃料の噴射量が少なく、始動時において
は燃焼室温度が低いために、燃料噴射後のシリンダ内圧
力は高負荷運転域のように上昇することがない。
たりして燃焼が不安定になりやすい始動時や低負荷運転
域においては、弁体33を排気孔21内に臨ませ、弁体
33の前端とピストン上面とが一致したときから圧縮を
開始させることができるので、圧縮比を高くすることが
できる。すなわち、圧縮開始タイミングが早くなり、第
1図中Bで示す長いストロークで圧縮が行われるからで
ある。その結果、圧縮温度を高めて、容易な始動ならび
に安定した燃焼を得ることができる。ここで、低負荷運
転域においては燃料の噴射量が少なく、始動時において
は燃焼室温度が低いために、燃料噴射後のシリンダ内圧
力は高負荷運転域のように上昇することがない。
したがって、シリンダ内の圧力上昇が大きい高負荷運転
域において圧力上昇を抑えることができるので、実質的
にシリンダ内圧力が上昇するのを抑えることができる。
域において圧力上昇を抑えることができるので、実質的
にシリンダ内圧力が上昇するのを抑えることができる。
そのため、シリンダ内圧力の低下に伴って要求される機
関強度も小さくなり、機関の軽量化がはかれる。そして
、この軽量化によって往復動部品や回転部品に加わる慣
性力を軽減でき、エンジン回転速度を高くすることがで
きるので、エンジン出力の向上がはかれる。また、ガソ
リンを混合した空気を圧縮する場合に比較して圧縮温度
を高くすることができるので、ガソリンエンジンに比較
して熱効率が高められ、燃料消費量が低くなる。
関強度も小さくなり、機関の軽量化がはかれる。そして
、この軽量化によって往復動部品や回転部品に加わる慣
性力を軽減でき、エンジン回転速度を高くすることがで
きるので、エンジン出力の向上がはかれる。また、ガソ
リンを混合した空気を圧縮する場合に比較して圧縮温度
を高くすることができるので、ガソリンエンジンに比較
して熱効率が高められ、燃料消費量が低くなる。
さらに、ディーゼルエンジンの機関強度をガソリンエン
ジンの機関強度に近づけることも可能になるから、ガソ
リンエンジンを構成する部品の多くを、そのままの状態
であるいは材質を変更したり簡単な加工を施したりする
ことによってディーゼルエンジンに転用し、ガソリンエ
ンジンの生産設備の多くを流用したディーゼルエンジン
の製造が可能になるという実用上の効果も期待できる。
ジンの機関強度に近づけることも可能になるから、ガソ
リンエンジンを構成する部品の多くを、そのままの状態
であるいは材質を変更したり簡単な加工を施したりする
ことによってディーゼルエンジンに転用し、ガソリンエ
ンジンの生産設備の多くを流用したディーゼルエンジン
の製造が可能になるという実用上の効果も期待できる。
第3図は他の実施例を示す要部の断面図で、第1図に示
すものと同一あるいは同等な部材には同一符号を付しそ
の説明は省略する。この実施例においては、断面短冊状
のバイパス通路51とこの通路を開閉する回転弁52と
から圧縮比可変手段が構成されている。すなわち、バイ
パス通路51の一端は第3図中矢印■方向から見た側面
図を第4図に示すように、排気孔21の上縁よりも上方
において開口された第2排気孔53に接続され、他端は
排気通路23の上面に開口されている。
すものと同一あるいは同等な部材には同一符号を付しそ
の説明は省略する。この実施例においては、断面短冊状
のバイパス通路51とこの通路を開閉する回転弁52と
から圧縮比可変手段が構成されている。すなわち、バイ
パス通路51の一端は第3図中矢印■方向から見た側面
図を第4図に示すように、排気孔21の上縁よりも上方
において開口された第2排気孔53に接続され、他端は
排気通路23の上面に開口されている。
前記回転弁52はバイパス通路51の高さよりも大きな
外径を有し、バイパス通路51を横貫した状態で回転自
在に支持されており、中央部には第5図に示すようにバ
イパス通路51を連通させる開口部54が設けられてい
る。55は回転弁52の一端に軸装されたプーリであり
、駆動ワイヤ56の操作によって回転弁52を回転させ
るものである。
外径を有し、バイパス通路51を横貫した状態で回転自
在に支持されており、中央部には第5図に示すようにバ
イパス通路51を連通させる開口部54が設けられてい
る。55は回転弁52の一端に軸装されたプーリであり
、駆動ワイヤ56の操作によって回転弁52を回転させ
るものである。
したがって、回転弁52が第3図に示す状態にあるとき
は、バイパス通路51によってシリンダ6内と排気通路
23とが連通されているため、ピストン4の上面と第2
排気孔53の上縁とが一致したときから圧縮が開始され
る。一方、回転弁52が回転し第6図に示すようにバイ
パス通路51が閉塞された状態になると、ピストン4の
上面と排気孔21の上縁とが一致したときから圧縮が開
始される。すなわち、高負荷運転域においてはバイパス
通路51を開いて圧縮比を低(し、始動時や低負荷運転
域においてはバイパス通路51を閉じて圧縮比を高くす
ることができるので、実質的にシリンダ内の圧力上昇が
抑えられる。
は、バイパス通路51によってシリンダ6内と排気通路
23とが連通されているため、ピストン4の上面と第2
排気孔53の上縁とが一致したときから圧縮が開始され
る。一方、回転弁52が回転し第6図に示すようにバイ
パス通路51が閉塞された状態になると、ピストン4の
上面と排気孔21の上縁とが一致したときから圧縮が開
始される。すなわち、高負荷運転域においてはバイパス
通路51を開いて圧縮比を低(し、始動時や低負荷運転
域においてはバイパス通路51を閉じて圧縮比を高くす
ることができるので、実質的にシリンダ内の圧力上昇が
抑えられる。
なお、上記実施例においては、吸気孔25をシリンダ周
面に開口した例について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、クランク室に開口してもよい。
面に開口した例について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、クランク室に開口してもよい。
以上説明したように本発明によれば、掃気孔および排気
孔を有するシリンダの上方を、燃料噴射弁を装着したシ
リンダヘッドで覆い、排気孔の上部排気通路側に、排気
孔の上縁の高さを選択的に上下させる圧縮比可変手段を
設けたから、高負荷運転域において排気孔の上縁を高く
することによって圧縮開始タイミングが遅くなり圧縮比
が低く(なるので、シリンダ内の圧力上昇が抑えられ、
始動時や低負荷運転域においては排気孔の上縁を低くす
ることよって圧縮開始タイミングが早くなり圧縮比が高
くなるので、容易な始動ならびに安定した燃焼が得られ
る。
孔を有するシリンダの上方を、燃料噴射弁を装着したシ
リンダヘッドで覆い、排気孔の上部排気通路側に、排気
孔の上縁の高さを選択的に上下させる圧縮比可変手段を
設けたから、高負荷運転域において排気孔の上縁を高く
することによって圧縮開始タイミングが遅くなり圧縮比
が低く(なるので、シリンダ内の圧力上昇が抑えられ、
始動時や低負荷運転域においては排気孔の上縁を低くす
ることよって圧縮開始タイミングが早くなり圧縮比が高
くなるので、容易な始動ならびに安定した燃焼が得られ
る。
したがって、シリンダ内の圧力上昇が大きい高負荷運転
域において上昇を抑えることができるので、実質的にシ
リンダ内圧力が上昇するのを抑えることができる。その
結果、部品の軽量化によって部品に加わる慣性力を軽減
し、エンジン回転速度を高くして出力の向上がはかれる
。
域において上昇を抑えることができるので、実質的にシ
リンダ内圧力が上昇するのを抑えることができる。その
結果、部品の軽量化によって部品に加わる慣性力を軽減
し、エンジン回転速度を高くして出力の向上がはかれる
。
第1図は本発明に係る2サイクルデイーゼルエンジンを
示す断面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図
は他の実施例を示す要部の断面図、第4図は第3図中矢
印■方向から見た側面図、第5図は第3図のV−V線断
面図、第6図は回転弁がバイパス通路を閉じた状態を示
す要部の断面図である。 4・・・・ピストン、5・・・・シリンダ6内、8・・
・・シリンダヘッド、21・・・・排気孔、22・・・
・掃気孔、33・・・・弁体、34・・・・駆動アーム
、51・・・・バイパス通路、52・・・、・回転弁。
示す断面図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図
は他の実施例を示す要部の断面図、第4図は第3図中矢
印■方向から見た側面図、第5図は第3図のV−V線断
面図、第6図は回転弁がバイパス通路を閉じた状態を示
す要部の断面図である。 4・・・・ピストン、5・・・・シリンダ6内、8・・
・・シリンダヘッド、21・・・・排気孔、22・・・
・掃気孔、33・・・・弁体、34・・・・駆動アーム
、51・・・・バイパス通路、52・・・、・回転弁。
Claims (1)
- クランク室に連通された掃気孔および排気通路に連通さ
れた排気孔を有するシリンダの上方を、燃料噴射弁を装
着したシリンダヘッドで覆い、前記排気孔の上部排気通
路側に、排気孔の上縁の高さを選択的に上下させる圧縮
比可変手段を設けてなる2サイクルディーゼルエンジン
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61209649A JP2581545B2 (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 2サイクルデイ−ゼルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61209649A JP2581545B2 (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 2サイクルデイ−ゼルエンジン |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7023959A Division JP2694512B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 2サイクルディーゼルエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6365121A true JPS6365121A (ja) | 1988-03-23 |
JP2581545B2 JP2581545B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=16576296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61209649A Expired - Lifetime JP2581545B2 (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 2サイクルデイ−ゼルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581545B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2438206A (en) * | 2006-01-23 | 2007-11-21 | Lotus Car | Two-stroke internal combustion engine with variable compression ratio and an exhaust port shutter |
GB2475068A (en) * | 2009-11-04 | 2011-05-11 | Lotus Car | A two stroke internal combustion engine with variable compression ratio |
JP2021503579A (ja) * | 2017-11-17 | 2021-02-12 | ジョースト エンジンズ リミテッドJoost Engines Ltd. | 内燃機関 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614819A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-10 | Yamaha Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
-
1986
- 1986-09-08 JP JP61209649A patent/JP2581545B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS614819A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-10 | Yamaha Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2438206A (en) * | 2006-01-23 | 2007-11-21 | Lotus Car | Two-stroke internal combustion engine with variable compression ratio and an exhaust port shutter |
GB2438206B (en) * | 2006-01-23 | 2009-02-04 | Lotus Car | A two-stroke internal combustion engine with variable compression ratio and an exhaust port shutter |
US8225754B2 (en) | 2006-01-23 | 2012-07-24 | Lotus Cars Limited | Two-stroke internal combustion engine with variable compression ration and an exhaust port shutter |
GB2475068A (en) * | 2009-11-04 | 2011-05-11 | Lotus Car | A two stroke internal combustion engine with variable compression ratio |
GB2475068B (en) * | 2009-11-04 | 2014-06-25 | Lotus Car | A two-stroke internal combustion engine with variable compression ratio and an exhaust port shutter |
JP2021503579A (ja) * | 2017-11-17 | 2021-02-12 | ジョースト エンジンズ リミテッドJoost Engines Ltd. | 内燃機関 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2581545B2 (ja) | 1997-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2843614B2 (ja) | 2サイクルディーゼルエンジン | |
JP2002048035A (ja) | 過給機付筒内噴射エンジン | |
JP2013510261A (ja) | 可変圧縮比および排気ポートシャッターを有する2ストローク内燃機関およびそのようなエンジンを動作させる方法 | |
JP3703924B2 (ja) | 2サイクル内燃エンジン | |
JP2792308B2 (ja) | 筒内噴射型内燃機関 | |
JPH10122102A (ja) | 2サイクル内燃エンジン | |
JP2002502932A (ja) | 内燃エンジン | |
JPS6365121A (ja) | 2サイクルデイ−ゼルエンジン | |
JPH0531659B2 (ja) | ||
JPH0359242B2 (ja) | ||
US5799635A (en) | Two cycle engine having a decompression slot | |
JP2622958B2 (ja) | 2サイクルデイーゼルエンジン | |
JPS6365119A (ja) | デイ−ゼルエンジン | |
JPH09242570A (ja) | 燃焼制御装置付き火花点火式2ストローク内燃機関 | |
KR0184165B1 (ko) | 스쿼시피스톤을 갖는 자동차용 직분식 가솔린엔진 | |
JP3849813B2 (ja) | 火花点火式2ストローク内燃機関の排気制御装置 | |
JPH09250429A (ja) | 燃料噴射供給式エンジン | |
JPS6365122A (ja) | 2サイクルデイ−ゼルエンジン | |
JPH0545789Y2 (ja) | ||
JP2526986Y2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
JPH11218026A (ja) | 筒内噴射式内燃機関のピストン | |
JPH04132858A (ja) | エンジンの吸気構造 | |
JPS609404Y2 (ja) | 2サイクルエンジン | |
JPS6365123A (ja) | 2サイクルデイ−ゼルエンジン | |
JPH0842346A (ja) | 2サイクルディーゼルエンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |