JP3483965B2 - 内燃機関の摺接部構造とその成形方法 - Google Patents
内燃機関の摺接部構造とその成形方法Info
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- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D7/00—Electroplating characterised by the article coated
- C25D7/04—Tubes; Rings; Hollow bodies
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02B77/00—Component parts, details or accessories, not otherwise provided for
- F02B77/02—Surface coverings of combustion-gas-swept parts
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- Organic Chemistry (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等に搭載され
る内燃機関に関し、より詳しくは、シリンダ本体の内周
面とピストンとの摺接部で、上記内周面にメッキ層を形
成するようにした内燃機関の摺接部構造とその成形方法
に関する。
る内燃機関に関し、より詳しくは、シリンダ本体の内周
面とピストンとの摺接部で、上記内周面にメッキ層を形
成するようにした内燃機関の摺接部構造とその成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のシリンダは、通常、シリンダ
本体と、このシリンダ本体に摺動自在に嵌入されるピス
トンとを備えている。
本体と、このシリンダ本体に摺動自在に嵌入されるピス
トンとを備えている。
【0003】上記構成において、内燃機関の駆動時に
は、上記シリンダ本体の内周面に対しピストンが高速で
繰り返し往復摺動して、上記シリンダ本体の内周面は摩
耗し易くなる。そこで、これを防止するため、従来、上
記シリンダ本体の内周面に硬度の高いメッキ層を形成し
たものがある。
は、上記シリンダ本体の内周面に対しピストンが高速で
繰り返し往復摺動して、上記シリンダ本体の内周面は摩
耗し易くなる。そこで、これを防止するため、従来、上
記シリンダ本体の内周面に硬度の高いメッキ層を形成し
たものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シリン
ダ本体の内周面に単にメッキ層を形成すると、次の問題
が生じるおそれがある。
ダ本体の内周面に単にメッキ層を形成すると、次の問題
が生じるおそれがある。
【0005】第1に、上記シリンダ本体の内周面のクラ
ンク軸側の端部において、メッキ層のクランク軸側の端
縁と、上記メッキ層が形成されていない部分の上記シリ
ンダ本体の内周面とが連なる部分には、同上メッキ層の
厚さ分の段差が生じて、この段差部に内燃機関の駆動時
の応力が集中し、もって、上記メッキ層が上記内周面の
母材側から剥れ易くなり、シリンダの寿命が低下すると
いう問題を生じる。
ンク軸側の端部において、メッキ層のクランク軸側の端
縁と、上記メッキ層が形成されていない部分の上記シリ
ンダ本体の内周面とが連なる部分には、同上メッキ層の
厚さ分の段差が生じて、この段差部に内燃機関の駆動時
の応力が集中し、もって、上記メッキ層が上記内周面の
母材側から剥れ易くなり、シリンダの寿命が低下すると
いう問題を生じる。
【0006】第2に、通常、ピストンはピストン本体
と、このピストン本体の外周面に取り付けられてシリン
ダ本体の内周面に摺接するピストンリングとで構成さ
れ、主に、上記シリンダ本体の内周面へのピストンリン
グの摺接で、燃焼室の気密性が確保されるようになって
いる。
と、このピストン本体の外周面に取り付けられてシリン
ダ本体の内周面に摺接するピストンリングとで構成さ
れ、主に、上記シリンダ本体の内周面へのピストンリン
グの摺接で、燃焼室の気密性が確保されるようになって
いる。
【0007】そこで、上記摺接による摩耗を防止するた
め、上記ピストンリングにはピストン本体に比べて十分
の耐摩耗性が与えられている。しかし、上記ピストン本
体も上記メッキ層に摺接するのであって、このメッキ層
の硬度は前記したように高いことから、上記ピストン本
体の摩耗が無用に促進され、この場合にも、シリンダの
寿命が低下するという問題を生じる。
め、上記ピストンリングにはピストン本体に比べて十分
の耐摩耗性が与えられている。しかし、上記ピストン本
体も上記メッキ層に摺接するのであって、このメッキ層
の硬度は前記したように高いことから、上記ピストン本
体の摩耗が無用に促進され、この場合にも、シリンダの
寿命が低下するという問題を生じる。
【0008】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、第1に、シリンダ本体の内周面に形
成されるメッキ層が、同上内周面の母材側から容易には
剥れないようにして、シリンダの寿命を向上させること
を目的とする。
てなされたもので、第1に、シリンダ本体の内周面に形
成されるメッキ層が、同上内周面の母材側から容易には
剥れないようにして、シリンダの寿命を向上させること
を目的とする。
【0009】第2に、シリンダ本体の内周面に対してピ
ストンが摺接するとき、このピストンを構成するピスト
ン本体が無用に摩耗しないようにして、シリンダの寿命
を向上させることを目的とする。
ストンが摺接するとき、このピストンを構成するピスト
ン本体が無用に摩耗しないようにして、シリンダの寿命
を向上させることを目的とする。
【0010】第3に、上記シリンダの寿命を向上させる
ためのメッキ層の成形が、容易にできるようにすること
を目的とする。
ためのメッキ層の成形が、容易にできるようにすること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1、第2の目的を
達成するための請求項1の発明は、シリンダ6がシリン
ダ本体7と、このシリンダ本体7内に形成されたシリン
ダ孔9に軸方向摺動自在に嵌入されるピストン12とを
備え、上記シリンダ本体7のシリンダ孔9の内周面31
とピストン12との摺接部32で、同上シリンダ本体7
の内周面31にメッキ層33を形成した内燃機関の摺接
部構造において、
達成するための請求項1の発明は、シリンダ6がシリン
ダ本体7と、このシリンダ本体7内に形成されたシリン
ダ孔9に軸方向摺動自在に嵌入されるピストン12とを
備え、上記シリンダ本体7のシリンダ孔9の内周面31
とピストン12との摺接部32で、同上シリンダ本体7
の内周面31にメッキ層33を形成した内燃機関の摺接
部構造において、
【0012】上記メッキ層33におけるクランク軸4側
の端縁35の厚さを同上クランク軸4側に向うに従い漸
減させ、
の端縁35の厚さを同上クランク軸4側に向うに従い漸
減させ、
【0013】上記ピストン12をピストン本体28と、
このピストン本体28の外周面側に取り付けられるピス
トンリング30とで構成し、上記メッキ層33をニッケ
ルと、このニッケル内に含有されるSiCとで構成し、
上記シリンダ本体7のシリンダ孔9の内周面31にピス
トンリング30が摺接するリング摺接部38で、上記メ
ッキ層33におけるSiCの含有重量%をその各部で互
いにほぼ同じにする一方、上記リング摺接部38よりも
クランク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSi
Cの含有重量%を、同上リング摺接部38のそれよりも
小さくし、かつ、上記メッキ層33の部分39における
SiCの含有重量%の値を、上記クランク軸4側に向う
に従い漸減させたものである。
このピストン本体28の外周面側に取り付けられるピス
トンリング30とで構成し、上記メッキ層33をニッケ
ルと、このニッケル内に含有されるSiCとで構成し、
上記シリンダ本体7のシリンダ孔9の内周面31にピス
トンリング30が摺接するリング摺接部38で、上記メ
ッキ層33におけるSiCの含有重量%をその各部で互
いにほぼ同じにする一方、上記リング摺接部38よりも
クランク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSi
Cの含有重量%を、同上リング摺接部38のそれよりも
小さくし、かつ、上記メッキ層33の部分39における
SiCの含有重量%の値を、上記クランク軸4側に向う
に従い漸減させたものである。
【0014】上記第3の目的を達成するための請求項2
の発明は、請求項1に記載の内燃機関の摺接部構造を有
する内燃機関の摺接部の成形方法であって、
の発明は、請求項1に記載の内燃機関の摺接部構造を有
する内燃機関の摺接部の成形方法であって、
【0015】上記シリンダ本体7の内部にニッケル材4
8による正の電極Aを配置する一方、同上シリンダ本体
7を負の電極Bとし、同上シリンダ本体7の内部にSi
Cを含有したメッキ液49を流動させることにより、同
上シリンダ本体7の内周面31にメッキ層33を形成す
るに際し、上記シリンダ本体7をその上端が上記クラン
ク軸4側、下端がシリンダヘッド10側となるように
し、下端外周面にシール材52を嵌着した蓋体45を上
記シリンダ孔9の上側の開口縁に嵌入させて、上記シリ
ンダ孔9の上側の開口縁と蓋体45の下端外周面との間
を上記シール材52によりシールし、このシール材52
よりも下側の蓋体45における下端外周面と、上記シリ
ンダ孔9の上側の開口縁との間に、上記シリンダ孔9の
軸心8を中心とする環状をなして上記シリンダ孔9内に
連通する隙間53を形成し、上記正の電極Aがシリンダ
本体7のクランク軸4側端からシリンダヘッド10側に
向って離れるよう上記正の電極Aを配置したものであ
る。
8による正の電極Aを配置する一方、同上シリンダ本体
7を負の電極Bとし、同上シリンダ本体7の内部にSi
Cを含有したメッキ液49を流動させることにより、同
上シリンダ本体7の内周面31にメッキ層33を形成す
るに際し、上記シリンダ本体7をその上端が上記クラン
ク軸4側、下端がシリンダヘッド10側となるように
し、下端外周面にシール材52を嵌着した蓋体45を上
記シリンダ孔9の上側の開口縁に嵌入させて、上記シリ
ンダ孔9の上側の開口縁と蓋体45の下端外周面との間
を上記シール材52によりシールし、このシール材52
よりも下側の蓋体45における下端外周面と、上記シリ
ンダ孔9の上側の開口縁との間に、上記シリンダ孔9の
軸心8を中心とする環状をなして上記シリンダ孔9内に
連通する隙間53を形成し、上記正の電極Aがシリンダ
本体7のクランク軸4側端からシリンダヘッド10側に
向って離れるよう上記正の電極Aを配置したものであ
る。
【0016】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0017】請求項1の発明によれば、シリンダ6がシ
リンダ本体7と、このシリンダ本体7内に形成されたシ
リンダ孔9に軸方向摺動自在に嵌入されるピストン12
とを備え、上記シリンダ本体7のシリンダ孔9の内周面
とピストン12との摺接部で、同上シリンダ本体7の内
周面にメッキ層33を形成した内燃機関の摺接部構造に
おいて、
リンダ本体7と、このシリンダ本体7内に形成されたシ
リンダ孔9に軸方向摺動自在に嵌入されるピストン12
とを備え、上記シリンダ本体7のシリンダ孔9の内周面
とピストン12との摺接部で、同上シリンダ本体7の内
周面にメッキ層33を形成した内燃機関の摺接部構造に
おいて、
【0018】上記メッキ層33におけるクランク軸4側
の端縁35の厚さを同上クランク軸4側に向うに従い漸
減させてある。
の端縁35の厚さを同上クランク軸4側に向うに従い漸
減させてある。
【0019】このため、シリンダ本体7の内周面31の
クランク軸4側の端部において、上記メッキ層33のク
ランク軸4側の端縁35の表面と、上記メッキ層33が
形成されていない部分36である上記シリンダ本体7の
内周面31の表面とは、滑らかに連なることとなって、
これらメッキ層33の端縁35と、上記内周面31の部
分36とが連なる部分に段差部の生じることが防止さ
れ、段差部に基づく応力集中の生じることが防止され
る。
クランク軸4側の端部において、上記メッキ層33のク
ランク軸4側の端縁35の表面と、上記メッキ層33が
形成されていない部分36である上記シリンダ本体7の
内周面31の表面とは、滑らかに連なることとなって、
これらメッキ層33の端縁35と、上記内周面31の部
分36とが連なる部分に段差部の生じることが防止さ
れ、段差部に基づく応力集中の生じることが防止され
る。
【0020】また、上記ピストン12をピストン本体2
8と、このピストン本体28の外周面側に取り付けられ
るピストンリング30とで構成し、上記メッキ層33を
ニッケルと、このニッケル内に含有されるSiCとで構
成し、上記シリンダ本体7のシリンダ孔9の内周面31
にピストンリング30が摺接するリング摺接部38で、
メッキ層33におけるSiCの含有重量%をその各部で
互いにほぼ同じにしてある。
8と、このピストン本体28の外周面側に取り付けられ
るピストンリング30とで構成し、上記メッキ層33を
ニッケルと、このニッケル内に含有されるSiCとで構
成し、上記シリンダ本体7のシリンダ孔9の内周面31
にピストンリング30が摺接するリング摺接部38で、
メッキ層33におけるSiCの含有重量%をその各部で
互いにほぼ同じにしてある。
【0021】このため、燃焼室15の気密性の確保のた
め、主に、シリンダ本体7の内周面31にはピストンリ
ング30が摺接するが、上記リング摺接部38では、S
iCの含有重量%がその各部で互いにほぼ同じであるこ
とにより、上記リング摺接部38に十分の硬度が与えら
れて全体的に耐摩耗性が向上させられている。
め、主に、シリンダ本体7の内周面31にはピストンリ
ング30が摺接するが、上記リング摺接部38では、S
iCの含有重量%がその各部で互いにほぼ同じであるこ
とにより、上記リング摺接部38に十分の硬度が与えら
れて全体的に耐摩耗性が向上させられている。
【0022】そして、上記リング摺接部38よりもクラ
ンク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSiCの
含有重量%を、同上リング摺接部38のそれよりも小さ
くし、かつ、上記メッキ層33の部分39におけるSi
Cの含有重量%の値を、上記クランク軸4側に向うに従
い漸減させてある。
ンク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSiCの
含有重量%を、同上リング摺接部38のそれよりも小さ
くし、かつ、上記メッキ層33の部分39におけるSi
Cの含有重量%の値を、上記クランク軸4側に向うに従
い漸減させてある。
【0023】このため、ピストン本体28だけが摺接す
るメッキ層33の部分39の硬度は低く抑えられてお
り、よって、このメッキ層33の部分39に摺接するピ
ストン本体28が無用に摩耗させられたり、焼き付きが
生じ易くなったりすることが防止される。
るメッキ層33の部分39の硬度は低く抑えられてお
り、よって、このメッキ層33の部分39に摺接するピ
ストン本体28が無用に摩耗させられたり、焼き付きが
生じ易くなったりすることが防止される。
【0024】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の内燃機関の摺接部構造を有する内燃機関の摺接部の成
形方法であって、
の内燃機関の摺接部構造を有する内燃機関の摺接部の成
形方法であって、
【0025】上記シリンダ本体7の内部にニッケル材4
8による正の電極Aを配置する一方、同上シリンダ本体
7を負の電極Bとし、同上シリンダ本体7の内部にSi
Cを含有したメッキ液49を流動させることにより、同
上シリンダ本体7の内周面31にメッキ層33を形成す
るに際し、上記シリンダ本体7をその上端が上記クラン
ク軸4側、下端がシリンダヘッド10側となるように
し、下端外周面にシール材52を嵌着した蓋体45を上
記シリンダ孔9の上側の開口縁に嵌入させて、上記シリ
ンダ孔9の上側の開口縁と蓋体45の下端外周面との間
を上記シール材52によりシールし、このシール材52
よりも下側の蓋体45における下端外周面と、上記シリ
ンダ孔9の上側の開口縁との間に、上記シリンダ孔9の
軸心8を中心とする環状をなして上記シリンダ孔9内に
連通する隙間53を形成し、上記正の電極Aがシリンダ
本体7のクランク軸4側端からシリンダヘッド10側に
向って離れるよう上記正の電極Aを配置してある。
8による正の電極Aを配置する一方、同上シリンダ本体
7を負の電極Bとし、同上シリンダ本体7の内部にSi
Cを含有したメッキ液49を流動させることにより、同
上シリンダ本体7の内周面31にメッキ層33を形成す
るに際し、上記シリンダ本体7をその上端が上記クラン
ク軸4側、下端がシリンダヘッド10側となるように
し、下端外周面にシール材52を嵌着した蓋体45を上
記シリンダ孔9の上側の開口縁に嵌入させて、上記シリ
ンダ孔9の上側の開口縁と蓋体45の下端外周面との間
を上記シール材52によりシールし、このシール材52
よりも下側の蓋体45における下端外周面と、上記シリ
ンダ孔9の上側の開口縁との間に、上記シリンダ孔9の
軸心8を中心とする環状をなして上記シリンダ孔9内に
連通する隙間53を形成し、上記正の電極Aがシリンダ
本体7のクランク軸4側端からシリンダヘッド10側に
向って離れるよう上記正の電極Aを配置してある。
【0026】このため、電気メッキにおいて、シリンダ
本体7の内周面31の軸方向中途部から、同上内周面3
1のクランク軸4側端に向うに従い、メッキ液49にお
ける電流密度が減少する。
本体7の内周面31の軸方向中途部から、同上内周面3
1のクランク軸4側端に向うに従い、メッキ液49にお
ける電流密度が減少する。
【0027】ところで、成形されるメッキ層33の厚さ
や、このメッキ層33へのSiCの含有重量は上記電流
密度の大きさにほぼ比例するものであることから、上記
したように、クランク軸4側に向うに従い、メッキ液4
9における電流密度が減少すると、メッキ層33のクラ
ンク軸4側の端縁35の厚さが同上クランク軸4側に向
うに従い漸減することとなる。
や、このメッキ層33へのSiCの含有重量は上記電流
密度の大きさにほぼ比例するものであることから、上記
したように、クランク軸4側に向うに従い、メッキ液4
9における電流密度が減少すると、メッキ層33のクラ
ンク軸4側の端縁35の厚さが同上クランク軸4側に向
うに従い漸減することとなる。
【0028】また、上記したように、内周面31のクラ
ンク軸4側端からシリンダヘッド10側に向って正の電
極Aを離れさせる場合において、この正の電極Aをシリ
ンダ本体7の軸方向で上記リング摺接部38を形成すべ
きところに位置させると共に、同上内周面31のクラン
ク軸4側端から、上記リング摺接部38に至るまでの間
に位置させれば、上記内周面31にピストンリング30
が摺接するリング摺接部38で、上記メッキ層33にお
けるSiCの含有重量%をその各部で互いにほぼ同じに
できる一方、上記リング摺接部38よりもクランク軸4
側のメッキ層33の部分39におけるSiCの含有重量
%を、同上リング摺接部38のそれよりも小さくでき、
また、上記隙間53におけるメッキ液49の流速の乱れ
と、前記した電流密度が少なくされることとにより、成
形されるメッキ層33中のSiCの含有量がより効果的
に減少させられる。よって、請求項1の発明が得られる
こととなる。
ンク軸4側端からシリンダヘッド10側に向って正の電
極Aを離れさせる場合において、この正の電極Aをシリ
ンダ本体7の軸方向で上記リング摺接部38を形成すべ
きところに位置させると共に、同上内周面31のクラン
ク軸4側端から、上記リング摺接部38に至るまでの間
に位置させれば、上記内周面31にピストンリング30
が摺接するリング摺接部38で、上記メッキ層33にお
けるSiCの含有重量%をその各部で互いにほぼ同じに
できる一方、上記リング摺接部38よりもクランク軸4
側のメッキ層33の部分39におけるSiCの含有重量
%を、同上リング摺接部38のそれよりも小さくでき、
また、上記隙間53におけるメッキ液49の流速の乱れ
と、前記した電流密度が少なくされることとにより、成
形されるメッキ層33中のSiCの含有量がより効果的
に減少させられる。よって、請求項1の発明が得られる
こととなる。
【0029】即ち、上記請求項1の発明におけるメッキ
層33の成形は、上記隙間53を形成したり、正の電極
Aの位置を工夫することで得られる。
層33の成形は、上記隙間53を形成したり、正の電極
Aの位置を工夫することで得られる。
【0030】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0031】図1と図2において、符号1はガソリンを
燃料とする4サイクル内燃機関であって、この内燃機関
1は自動二輪車に搭載される。
燃料とする4サイクル内燃機関であって、この内燃機関
1は自動二輪車に搭載される。
【0032】上記内燃機関1はクランクケース2を有
し、このクランクケース2のクランク室3にクランク軸
4が収容されると共に、このクランク軸4はその軸心回
りに回転自在となるよう上記クランクケース2に支承さ
れている。
し、このクランクケース2のクランク室3にクランク軸
4が収容されると共に、このクランク軸4はその軸心回
りに回転自在となるよう上記クランクケース2に支承さ
れている。
【0033】上記クランクケース2の上面側にシリンダ
6が突設されていている。このシリンダ6は上記クラン
クケース2の上面側に締結具によって着脱自在に取り付
けられるシリンダ本体7を有し、このシリンダ本体7内
には軸心8が縦向きの断面円形のシリンダ孔9が形成さ
れ、このシリンダ孔9の下端は上記クランク室3に連通
している。上記シリンダ本体7の上端にシリンダヘッド
10が締結具によって着脱自在に締結され、このシリン
ダヘッド10によって、上記シリンダ孔9の上端が閉じ
られている。
6が突設されていている。このシリンダ6は上記クラン
クケース2の上面側に締結具によって着脱自在に取り付
けられるシリンダ本体7を有し、このシリンダ本体7内
には軸心8が縦向きの断面円形のシリンダ孔9が形成さ
れ、このシリンダ孔9の下端は上記クランク室3に連通
している。上記シリンダ本体7の上端にシリンダヘッド
10が締結具によって着脱自在に締結され、このシリン
ダヘッド10によって、上記シリンダ孔9の上端が閉じ
られている。
【0034】上記シリンダ本体7内であるシリンダ孔9
にピストン12が軸方向摺動自在に嵌入されている。ま
た、上記クランク軸4に一端が連結され、他端が上記ピ
ストン12にピストンピン13により連結される連接棒
14が設けられ、この連接棒14により上記クランク軸
4とピストン12とが互いに連動連結されている。
にピストン12が軸方向摺動自在に嵌入されている。ま
た、上記クランク軸4に一端が連結され、他端が上記ピ
ストン12にピストンピン13により連結される連接棒
14が設けられ、この連接棒14により上記クランク軸
4とピストン12とが互いに連動連結されている。
【0035】上記ピストン12が上死点側(図1中仮想
線図示)にあるとき、上記シリンダ孔9内でシリンダヘ
ッド10とピストン12とで囲まれた空間が燃焼室15
とされている。この燃焼室15とシリンダヘッド10の
外部とを連通させる吸気ポート17と排気ポート18と
が上記シリンダヘッド10に形成され、上記各ポート1
7,18を開閉する吸気弁19と排気弁20とが設けら
れている。また、上記燃焼室15に放電部が臨む点火プ
ラグ21が設けられている。
線図示)にあるとき、上記シリンダ孔9内でシリンダヘ
ッド10とピストン12とで囲まれた空間が燃焼室15
とされている。この燃焼室15とシリンダヘッド10の
外部とを連通させる吸気ポート17と排気ポート18と
が上記シリンダヘッド10に形成され、上記各ポート1
7,18を開閉する吸気弁19と排気弁20とが設けら
れている。また、上記燃焼室15に放電部が臨む点火プ
ラグ21が設けられている。
【0036】そして、上記ピストン12の上死点から、
ほぼ下死点(図1、図2中実線図示)までへの下降と、
吸気弁19の開弁とにより、開かれた吸気ポート17を
通して混合気23がシリンダ孔9内に吸入される。次
に、この混合気23が上記下死点からのピストン12の
上昇で圧縮されて上記点火プラグ21の放電により、燃
焼室15にて着火、燃焼させられる。これにより、内燃
機関1が駆動し、上記クランク軸4を介して出力され
る。上記燃焼により生じた排気24は、上記排気弁20
の開弁により開かれた排気ポート18を通して排出され
る。
ほぼ下死点(図1、図2中実線図示)までへの下降と、
吸気弁19の開弁とにより、開かれた吸気ポート17を
通して混合気23がシリンダ孔9内に吸入される。次
に、この混合気23が上記下死点からのピストン12の
上昇で圧縮されて上記点火プラグ21の放電により、燃
焼室15にて着火、燃焼させられる。これにより、内燃
機関1が駆動し、上記クランク軸4を介して出力され
る。上記燃焼により生じた排気24は、上記排気弁20
の開弁により開かれた排気ポート18を通して排出され
る。
【0037】上記シリンダ本体7には冷却水ジャケット
25が形成されていて、この冷却水ジャケット25を通
る冷却水により、上記燃焼による熱で、上記シリンダ本
体7が高温になることが防止される。
25が形成されていて、この冷却水ジャケット25を通
る冷却水により、上記燃焼による熱で、上記シリンダ本
体7が高温になることが防止される。
【0038】上記ピストン12は上記軸心8上に位置す
るピストン本体28を有し、このピストン本体28は上
記軸心8上に位置する円板状のピストンヘッド28a
と、このピストンヘッド28aの外縁部からその軸方向
で下方に向って一体的に延びるスカート28bとを備え
ている。上記ピストン本体28の上部外周面には、上下
方向で三つの周溝29が形成され、これら各周溝29に
それぞれピストンリング30が嵌脱自在に嵌入されて、
上記ピストン本体28に取り付けられている。上記各ピ
ストンリング30の各外周面は、上記シリンダ本体7の
シリンダ孔9の内周面31に弾性的に圧接して、軸方向
に摺接している。主に、上記内周面31に対する各ピス
トンリング30の外周面の摺接により、前記燃焼室15
の気密性が保たれている。
るピストン本体28を有し、このピストン本体28は上
記軸心8上に位置する円板状のピストンヘッド28a
と、このピストンヘッド28aの外縁部からその軸方向
で下方に向って一体的に延びるスカート28bとを備え
ている。上記ピストン本体28の上部外周面には、上下
方向で三つの周溝29が形成され、これら各周溝29に
それぞれピストンリング30が嵌脱自在に嵌入されて、
上記ピストン本体28に取り付けられている。上記各ピ
ストンリング30の各外周面は、上記シリンダ本体7の
シリンダ孔9の内周面31に弾性的に圧接して、軸方向
に摺接している。主に、上記内周面31に対する各ピス
トンリング30の外周面の摺接により、前記燃焼室15
の気密性が保たれている。
【0039】上記シリンダ本体7、シリンダヘッド1
0、およびピストン本体28はいずれもアルミ合金製で
ある。上記内周面31とピストン12との摺接部32
で、同上内周面31には、電気メッキにより、メッキ層
33が形成され、このメッキ層33は上記内周面31の
母材側に強固に結合させられている。このメッキ層33
は主成分であるニッケル(Ni)と、このニッケル内に
分散状に配合されるSiCとで構成されている。また、
上記メッキ層33の表面は、ホーニング仕上されてい
る。
0、およびピストン本体28はいずれもアルミ合金製で
ある。上記内周面31とピストン12との摺接部32
で、同上内周面31には、電気メッキにより、メッキ層
33が形成され、このメッキ層33は上記内周面31の
母材側に強固に結合させられている。このメッキ層33
は主成分であるニッケル(Ni)と、このニッケル内に
分散状に配合されるSiCとで構成されている。また、
上記メッキ層33の表面は、ホーニング仕上されてい
る。
【0040】上記メッキ層33における前記クランク軸
4側の端縁35の厚さは同上クランク軸4側に向うに従
い漸減させられている。この場合、上記軸心8の軸方向
における端縁35の長さは約2mmである。
4側の端縁35の厚さは同上クランク軸4側に向うに従
い漸減させられている。この場合、上記軸心8の軸方向
における端縁35の長さは約2mmである。
【0041】上記構成によれば、内周面31のクランク
軸4側の端部において、上記メッキ層33のクランク軸
4側の端縁35の表面と、上記メッキ層33が形成され
ていない部分36である上記シリンダ本体7の内周面3
1の表面とは、滑らかに連なることとなって、これらメ
ッキ層33の端縁35と、上記内周面31の部分36と
が連なる部分に段差部の生じることが防止され、段差部
に基づく応力集中の生じることが防止される。
軸4側の端部において、上記メッキ層33のクランク軸
4側の端縁35の表面と、上記メッキ層33が形成され
ていない部分36である上記シリンダ本体7の内周面3
1の表面とは、滑らかに連なることとなって、これらメ
ッキ層33の端縁35と、上記内周面31の部分36と
が連なる部分に段差部の生じることが防止され、段差部
に基づく応力集中の生じることが防止される。
【0042】上記シリンダ本体7の内周面31に前記ピ
ストンリング30が摺接するリング摺接部38では、上
記メッキ層33におけるSiCの含有重量%がその各部
で互いにほぼ同じとされている。
ストンリング30が摺接するリング摺接部38では、上
記メッキ層33におけるSiCの含有重量%がその各部
で互いにほぼ同じとされている。
【0043】このため、上記燃焼室15の気密性の確保
のため、主に、シリンダ本体7の内周面31にはピスト
ンリング30が摺接するが、上記リング摺接部38で
は、SiCの含有重量%がその各部で互いにほぼ同じで
あることにより、上記リング摺接部38に十分の硬度が
与えられて全体的に耐摩耗性が向上させられており、よ
って、上記リング摺接部38に所定の寿命が確保され
る。
のため、主に、シリンダ本体7の内周面31にはピスト
ンリング30が摺接するが、上記リング摺接部38で
は、SiCの含有重量%がその各部で互いにほぼ同じで
あることにより、上記リング摺接部38に十分の硬度が
与えられて全体的に耐摩耗性が向上させられており、よ
って、上記リング摺接部38に所定の寿命が確保され
る。
【0044】また、上記リング摺接部38よりもクラン
ク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSiCの含
有重量%は、同上リング摺接部38のそれよりも小さく
され、即ち、ピストン本体28だけが摺接するメッキ層
33の部分39の硬度は低く抑えられており、このた
め、このメッキ層33の部分39に摺接するピストン本
体28が無用に摩耗させられたり、焼き付きが生じたり
するということが防止されている。また、この場合、上
記メッキ層33の部分39におけるSiCの含有重量%
の値は、上記クランク軸4側に向うに従い漸減させられ
ている。
ク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSiCの含
有重量%は、同上リング摺接部38のそれよりも小さく
され、即ち、ピストン本体28だけが摺接するメッキ層
33の部分39の硬度は低く抑えられており、このた
め、このメッキ層33の部分39に摺接するピストン本
体28が無用に摩耗させられたり、焼き付きが生じたり
するということが防止されている。また、この場合、上
記メッキ層33の部分39におけるSiCの含有重量%
の値は、上記クランク軸4側に向うに従い漸減させられ
ている。
【0045】上記内周面31のシリンダヘッド10側の
端縁41は各部断面が円弧凸面とされ、この端縁41に
もメッキ層33が形成され、この端縁41におけるメッ
キ層33の各部の厚さは互いにほぼ同じとされている。
端縁41は各部断面が円弧凸面とされ、この端縁41に
もメッキ層33が形成され、この端縁41におけるメッ
キ層33の各部の厚さは互いにほぼ同じとされている。
【0046】この構成によれば、内周面31の端縁41
において、メッキ層33がシリンダ本体7の内周面31
の母材側に強固に結合し、この母材側からのメッキ層3
3の剥れが確実に防止される。
において、メッキ層33がシリンダ本体7の内周面31
の母材側に強固に結合し、この母材側からのメッキ層3
3の剥れが確実に防止される。
【0047】また、上記端縁41におけるメッキ層33
の表面の曲率半径は小さくされていて、この部分の外面
側にカーボンの付着することが防止されている。
の表面の曲率半径は小さくされていて、この部分の外面
側にカーボンの付着することが防止されている。
【0048】図3において、符号43は電気的なメッキ
装置である。
装置である。
【0049】上記メッキ装置43は、上記シリンダ本体
7を倒立させて載置させる載置台44と、上記シリンダ
本体7のシリンダ孔9の上側の開口縁に嵌脱自在に嵌入
されて、上記開口を開閉自在に閉じる蓋体45と、上記
シリンダ孔9の下側の開口を通して、このシリンダ孔9
内に挿入される縦向きのパイプ46と、このパイプ46
の上端側を少し離れて全体的に覆う箱形の通液性の網体
47と、上記パイプ46と網体47とで囲まれた空間内
に収容されるボール状の多数のニッケル材48とを備え
ている。また、同上メッキ装置43は、SiCを含有し
たメッキ液49を収容する槽50と、この槽50内のメ
ッキ液49を上記パイプ46を通して上記シリンダ孔9
内に送り込むポンプ51とを備えている。
7を倒立させて載置させる載置台44と、上記シリンダ
本体7のシリンダ孔9の上側の開口縁に嵌脱自在に嵌入
されて、上記開口を開閉自在に閉じる蓋体45と、上記
シリンダ孔9の下側の開口を通して、このシリンダ孔9
内に挿入される縦向きのパイプ46と、このパイプ46
の上端側を少し離れて全体的に覆う箱形の通液性の網体
47と、上記パイプ46と網体47とで囲まれた空間内
に収容されるボール状の多数のニッケル材48とを備え
ている。また、同上メッキ装置43は、SiCを含有し
たメッキ液49を収容する槽50と、この槽50内のメ
ッキ液49を上記パイプ46を通して上記シリンダ孔9
内に送り込むポンプ51とを備えている。
【0050】上記シリンダ孔9の上側の開口縁に嵌入さ
れた蓋体45の下端外周面にはシール材52が嵌着さ
れ、このシール材52によって、上記シリンダ孔9の上
側の開口縁と蓋体45の下端外周面との間が十分にシー
ルされている。
れた蓋体45の下端外周面にはシール材52が嵌着さ
れ、このシール材52によって、上記シリンダ孔9の上
側の開口縁と蓋体45の下端外周面との間が十分にシー
ルされている。
【0051】上記パイプ46とニッケル材48には電圧
が印加されてこれらが正の電極Aとされ、これら46,
48は上記軸心8上に位置させられている。一方、上記
シリンダ本体7は負の電極Bとされている。
が印加されてこれらが正の電極Aとされ、これら46,
48は上記軸心8上に位置させられている。一方、上記
シリンダ本体7は負の電極Bとされている。
【0052】そして、図中矢印で示すように上記メッキ
液49がポンプ51によってシリンダ孔9内に送り込ま
れて、このシリンダ孔9内を流動することにより、上記
内周面31に対し電気メッキが行われ、この内周面31
に前記メッキ層33が形成される。
液49がポンプ51によってシリンダ孔9内に送り込ま
れて、このシリンダ孔9内を流動することにより、上記
内周面31に対し電気メッキが行われ、この内周面31
に前記メッキ層33が形成される。
【0053】上記の場合、正の電極Aであるパイプ46
およびニッケル材48の上端側は、上記シリンダ本体7
のクランク軸4側端(図3では上端)からシリンダヘッ
ド10側端(図3では下端)に向って離れるよう上記パ
イプ46とニッケル材48とが配置されている。
およびニッケル材48の上端側は、上記シリンダ本体7
のクランク軸4側端(図3では上端)からシリンダヘッ
ド10側端(図3では下端)に向って離れるよう上記パ
イプ46とニッケル材48とが配置されている。
【0054】上記構成によれば、電気メッキにおいて、
シリンダ本体7の内周面31の軸方向中途部から、同上
内周面31のクランク軸4側端に向うに従い、メッキ液
49における電流密度が減少する。
シリンダ本体7の内周面31の軸方向中途部から、同上
内周面31のクランク軸4側端に向うに従い、メッキ液
49における電流密度が減少する。
【0055】ところで、成形されるメッキ層33の厚さ
や、このメッキ層33へのSiCの含有重量は上記電流
密度の大きさにほぼ比例するものであることから、上記
したように、クランク軸4側に向うに従い、メッキ液4
9における電流密度が減少すると、メッキ層33のクラ
ンク軸4側の端縁35の厚さが、前記したようにクラン
ク軸4側に向うに従い漸減することとなる。
や、このメッキ層33へのSiCの含有重量は上記電流
密度の大きさにほぼ比例するものであることから、上記
したように、クランク軸4側に向うに従い、メッキ液4
9における電流密度が減少すると、メッキ層33のクラ
ンク軸4側の端縁35の厚さが、前記したようにクラン
ク軸4側に向うに従い漸減することとなる。
【0056】また、上記したように、内周面31のクラ
ンク軸4側端からシリンダヘッド10側に向って正の電
極Aであるパイプ46やニッケル材48を離れさせる場
合において、この正の電極Aをシリンダ本体7の軸方向
で上記リング摺接部38を形成すべきところに位置させ
ると共に、同上内周面31のクランク軸4側端から、上
記リング摺接部38に至るまでの間に位置させてあり、
このため、上記内周面31にピストンリング30が摺接
するリング摺接部38で、前記したように上記メッキ層
33におけるSiCの含有重量%がその各部で互いにほ
ぼ同じとされる一方、上記リング摺接部38よりもクラ
ンク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSiCの
含有重量%が、同上リング摺接部38のそれよりも小さ
くされている。
ンク軸4側端からシリンダヘッド10側に向って正の電
極Aであるパイプ46やニッケル材48を離れさせる場
合において、この正の電極Aをシリンダ本体7の軸方向
で上記リング摺接部38を形成すべきところに位置させ
ると共に、同上内周面31のクランク軸4側端から、上
記リング摺接部38に至るまでの間に位置させてあり、
このため、上記内周面31にピストンリング30が摺接
するリング摺接部38で、前記したように上記メッキ層
33におけるSiCの含有重量%がその各部で互いにほ
ぼ同じとされる一方、上記リング摺接部38よりもクラ
ンク軸4側のメッキ層33の部分39におけるSiCの
含有重量%が、同上リング摺接部38のそれよりも小さ
くされている。
【0057】図3において、前記シリンダ孔9の上側の
開口縁に嵌入されたシール材52よりも下側の蓋体45
における下端外周面と、上記シリンダ孔9の上側の開口
縁との間には前記軸心8を中心とする環状の隙間53が
形成され、この隙間53はシリンダ孔9内に連通してい
る。
開口縁に嵌入されたシール材52よりも下側の蓋体45
における下端外周面と、上記シリンダ孔9の上側の開口
縁との間には前記軸心8を中心とする環状の隙間53が
形成され、この隙間53はシリンダ孔9内に連通してい
る。
【0058】そして、上記隙間53におけるメッキ液4
9の流速の乱れと、前記した電流密度が少なくされるこ
ととにより、成形されるメッキ層33中のSiCの含有
量がより効果的に減少させられることとなっている。
9の流速の乱れと、前記した電流密度が少なくされるこ
ととにより、成形されるメッキ層33中のSiCの含有
量がより効果的に減少させられることとなっている。
【0059】上記メッキ装置43により成形されるメッ
キ層33の厚さは全体的に約100μmであり、この後
のホーニング加工によって、約50μmとされる。
キ層33の厚さは全体的に約100μmであり、この後
のホーニング加工によって、約50μmとされる。
【0060】なお、以上は図示の例によるが、クランク
ケース2とシリンダ本体7とは一体成形して、これによ
る内燃機関1を自動車に搭載させてもよい。
ケース2とシリンダ本体7とは一体成形して、これによ
る内燃機関1を自動車に搭載させてもよい。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シリンダがシ
リンダ本体と、このシリンダ本体内に形成されたシリン
ダ孔に軸方向摺動自在に嵌入されるピストンとを備え、
上記シリンダ本体のシリンダ孔の内周面とピストンとの
摺接部で、同上シリンダ本体の内周面にメッキ層を形成
した内燃機関の摺接部構造において、
リンダ本体と、このシリンダ本体内に形成されたシリン
ダ孔に軸方向摺動自在に嵌入されるピストンとを備え、
上記シリンダ本体のシリンダ孔の内周面とピストンとの
摺接部で、同上シリンダ本体の内周面にメッキ層を形成
した内燃機関の摺接部構造において、
【0062】上記メッキ層におけるクランク軸側の端縁
の厚さを同上クランク軸側に向うに従い漸減させてあ
る。
の厚さを同上クランク軸側に向うに従い漸減させてあ
る。
【0063】このため、シリンダ本体の内周面のクラン
ク軸側の端部において、上記メッキ層のクランク軸側の
端縁の表面と、上記メッキ層が形成されていない部分で
ある上記シリンダ本体の内周面の表面とは、滑らかに連
なることとなって、これらメッキ層の端縁と、上記内周
面の部分とが連なる部分に段差部の生じることが防止さ
れる。
ク軸側の端部において、上記メッキ層のクランク軸側の
端縁の表面と、上記メッキ層が形成されていない部分で
ある上記シリンダ本体の内周面の表面とは、滑らかに連
なることとなって、これらメッキ層の端縁と、上記内周
面の部分とが連なる部分に段差部の生じることが防止さ
れる。
【0064】よって、段差部に基づく応力集中の生じる
ことが防止されることから、上記メッキ層が上記シリン
ダ本体の内周面の母材側から剥れることが防止されて、
シリンダの寿命が向上する。
ことが防止されることから、上記メッキ層が上記シリン
ダ本体の内周面の母材側から剥れることが防止されて、
シリンダの寿命が向上する。
【0065】また、上記ピストンをピストン本体と、こ
のピストン本体の外周面側に取り付けられるピストンリ
ングとで構成し、上記メッキ層をニッケルと、このニッ
ケル内に含有されるSiCとで構成し、上記シリンダ本
体のシリンダ孔の内周面にピストンリングが摺接するリ
ング摺接部で、メッキ層におけるSiCの含有重量%を
その各部で互いにほぼ同じにしてある。
のピストン本体の外周面側に取り付けられるピストンリ
ングとで構成し、上記メッキ層をニッケルと、このニッ
ケル内に含有されるSiCとで構成し、上記シリンダ本
体のシリンダ孔の内周面にピストンリングが摺接するリ
ング摺接部で、メッキ層におけるSiCの含有重量%を
その各部で互いにほぼ同じにしてある。
【0066】このため、燃焼室の気密性の確保のため、
主に、シリンダ本体の内周面にはピストンリングが摺接
するが、上記リング摺接部では、SiCの含有重量%が
その各部で互いにほぼ同じであることにより、上記リン
グ摺接部に十分の硬度が与えられて全体的に耐摩耗性が
向上させられており、よって、上記リング摺接部に所定
の寿命が確保される。
主に、シリンダ本体の内周面にはピストンリングが摺接
するが、上記リング摺接部では、SiCの含有重量%が
その各部で互いにほぼ同じであることにより、上記リン
グ摺接部に十分の硬度が与えられて全体的に耐摩耗性が
向上させられており、よって、上記リング摺接部に所定
の寿命が確保される。
【0067】そして、上記リング摺接部よりもクランク
軸側のメッキ層の部分におけるSiCの含有重量%を、
同上リング摺接部のそれよりも小さくし、かつ、上記メ
ッキ層の部分におけるSiCの含有重量%の値を、上記
クランク軸側に向うに従い漸減させてある。
軸側のメッキ層の部分におけるSiCの含有重量%を、
同上リング摺接部のそれよりも小さくし、かつ、上記メ
ッキ層の部分におけるSiCの含有重量%の値を、上記
クランク軸側に向うに従い漸減させてある。
【0068】このため、ピストン本体だけが摺接するメ
ッキ層の部分の硬度は低く抑えられており、よって、こ
のメッキ層の部分に摺接するピストン本体が無用に摩耗
させられたり、焼き付きが生じたりするということが防
止されて、この点でもシリンダの寿命が向上する。
ッキ層の部分の硬度は低く抑えられており、よって、こ
のメッキ層の部分に摺接するピストン本体が無用に摩耗
させられたり、焼き付きが生じたりするということが防
止されて、この点でもシリンダの寿命が向上する。
【0069】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の内燃機関の摺接部構造を有する内燃機関の摺接部の成
形方法であって、
の内燃機関の摺接部構造を有する内燃機関の摺接部の成
形方法であって、
【0070】上記シリンダ本体の内部にニッケル材によ
る正の電極を配置する一方、同上シリンダ本体を負の電
極とし、同上シリンダ本体の内部にSiCを含有したメ
ッキ液を流動させることにより、同上シリンダ本体の内
周面にメッキ層を形成するに際し、上記シリンダ本体を
その上端が上記クランク軸側、下端がシリンダヘッド側
となるようにし、下端外周面にシール材を嵌着した蓋体
を上記シリンダ孔の上側の開口縁に嵌入させて、上記シ
リンダ孔の上側の開口縁と蓋体の下端外周面との間を上
記シール材によりシールし、このシール材よりも下側の
蓋体における下端外周面と、上記シリンダ孔の上側の開
口縁との間に、上記シリンダ孔の軸心を中心とする環状
をなして上記シリンダ孔内に連通する隙間を形成し、上
記正の電極がシリンダ本体のクランク軸側端からシリン
ダヘッド側に向って離れるよう上記正の電極を配置して
ある。
る正の電極を配置する一方、同上シリンダ本体を負の電
極とし、同上シリンダ本体の内部にSiCを含有したメ
ッキ液を流動させることにより、同上シリンダ本体の内
周面にメッキ層を形成するに際し、上記シリンダ本体を
その上端が上記クランク軸側、下端がシリンダヘッド側
となるようにし、下端外周面にシール材を嵌着した蓋体
を上記シリンダ孔の上側の開口縁に嵌入させて、上記シ
リンダ孔の上側の開口縁と蓋体の下端外周面との間を上
記シール材によりシールし、このシール材よりも下側の
蓋体における下端外周面と、上記シリンダ孔の上側の開
口縁との間に、上記シリンダ孔の軸心を中心とする環状
をなして上記シリンダ孔内に連通する隙間を形成し、上
記正の電極がシリンダ本体のクランク軸側端からシリン
ダヘッド側に向って離れるよう上記正の電極を配置して
ある。
【0071】このため、電気メッキにおいて、シリンダ
本体の内周面の軸方向中途部から、同上内周面のクラン
ク軸側端に向うに従い、メッキ液における電流密度が減
少する。
本体の内周面の軸方向中途部から、同上内周面のクラン
ク軸側端に向うに従い、メッキ液における電流密度が減
少する。
【0072】ところで、成形されるメッキ層の厚さや、
このメッキ層へのSiCの含有重量は上記電流密度の大
きさにほぼ比例するものであることから、上記したよう
に、クランク軸側に向うに従い、メッキ液における電流
密度が減少すると、メッキ層のクランク軸側の端縁の厚
さが同上クランク軸側に向うに従い漸減することとな
る。
このメッキ層へのSiCの含有重量は上記電流密度の大
きさにほぼ比例するものであることから、上記したよう
に、クランク軸側に向うに従い、メッキ液における電流
密度が減少すると、メッキ層のクランク軸側の端縁の厚
さが同上クランク軸側に向うに従い漸減することとな
る。
【0073】また、上記したように、内周面のクランク
軸側端からシリンダヘッド側に向って正の電極を離れさ
せる場合において、この正の電極をシリンダ本体の軸方
向で上記リング摺接部を形成すべきところに位置させる
と共に、同上内周面のクランク軸側端から、上記リング
摺接部に至るまでの間に位置させれば、上記内周面にピ
ストンリングが摺接するリング摺接部で、上記メッキ層
におけるSiCの含有重量%をその各部で互いにほぼ同
じにできる一方、上記リング摺接部よりもクランク軸側
のメッキ層の部分におけるSiCの含有重量%を、同上
リング摺接部のそれよりも小さくでき、また、上記隙間
におけるメッキ液の流速の乱れと、前記した電流密度が
少なくされることとにより、成形されるメッキ層中のS
iCの含有量がより効果的に減少させられる。よって、
請求項1の発明が得られることとなる。
軸側端からシリンダヘッド側に向って正の電極を離れさ
せる場合において、この正の電極をシリンダ本体の軸方
向で上記リング摺接部を形成すべきところに位置させる
と共に、同上内周面のクランク軸側端から、上記リング
摺接部に至るまでの間に位置させれば、上記内周面にピ
ストンリングが摺接するリング摺接部で、上記メッキ層
におけるSiCの含有重量%をその各部で互いにほぼ同
じにできる一方、上記リング摺接部よりもクランク軸側
のメッキ層の部分におけるSiCの含有重量%を、同上
リング摺接部のそれよりも小さくでき、また、上記隙間
におけるメッキ液の流速の乱れと、前記した電流密度が
少なくされることとにより、成形されるメッキ層中のS
iCの含有量がより効果的に減少させられる。よって、
請求項1の発明が得られることとなる。
【0074】即ち、上記請求項1の発明におけるメッキ
層の成形は、上記隙間を形成したり、正の電極の位置を
工夫することで得られることから、シリンダの寿命を向
上させるための上記したメッキ層の成形が容易にできる
こととなる。
層の成形は、上記隙間を形成したり、正の電極の位置を
工夫することで得られることから、シリンダの寿命を向
上させるための上記したメッキ層の成形が容易にできる
こととなる。
【図1】シリンダの部分縦断面図である。
【図2】メッキ層の厚さと、SiCの含有量とを示すグ
ラフ図である。
ラフ図である。
【図3】メッキ装置の全体側面断面図である。
1 内燃機関
2 クランクケース
3 クランク室
4 クランク軸
6 シリンダ
7 シリンダ本体
8 軸心
9 シリンダ孔
10 シリンダヘッド
12 ピストン
15 燃焼室
28 ピストン本体
30 ピストンリング
31 内周面
32 摺接部
33 メッキ層
35 端縁
36 部分
38 リング摺接部
39 部分
43 メッキ装置45
蓋体
48 ニッケル材
49 メッキ液52
シール材 53
隙間
A 正の電極
B 負の電極
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F02F 1/00 - 11/00
C25D 15/00 - 15/02
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダがシリンダ本体と、このシリン
ダ本体内に形成されたシリンダ孔に軸方向摺動自在に嵌
入されるピストンとを備え、上記シリンダ本体のシリン
ダ孔の内周面とピストンとの摺接部で、同上シリンダ本
体の内周面にメッキ層を形成した内燃機関の摺接部構造
において、 上記メッキ層におけるクランク軸側の端縁の厚さを同上
クランク軸側に向うに従い漸減させ、 上 記ピストンをピストン本体と、このピストン本体の外
周面側に取り付けられるピストンリングとで構成し、上
記メッキ層をニッケルと、このニッケル内に含有される
SiCとで構成し、上記シリンダ本体のシリンダ孔の内
周面にピストンリングが摺接するリング摺接部で、上記
メッキ層におけるSiCの含有重量%をその各部で互い
にほぼ同じにする一方、上記リング摺接部よりもクラン
ク軸側のメッキ層の部分におけるSiCの含有重量%
を、同上リング摺接部のそれよりも小さくし、かつ、上
記メッキ層の部分におけるSiCの含有重量%の値を、
上記クランク軸側に向うに従い漸減させた内燃機関の摺
接部構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関の摺接部構造
を有する内燃機関の摺接部の成形方法であって、 上記 シリンダ本体の内部にニッケル材による正の電極を
配置する一方、同上シリンダ本体を負の電極とし、同上
シリンダ本体の内部にSiCを含有したメッキ液を流動
させることにより、同上シリンダ本体の内周面にメッキ
層を形成するに際し、上記シリンダ本体をその上端が上
記クランク軸側、下端がシリンダヘッド側となるように
し、下端外周面にシール材を嵌着した蓋体を上記シリン
ダ孔の上側の開口縁に嵌入させて、上記シリンダ孔の上
側の開口縁と蓋体の下端外周面との間を上記シール材に
よりシールし、このシール材よりも下側の蓋体における
下端外周面と、上記シリンダ孔の上側の開口縁との間
に、上記シリンダ孔の軸心を中心とする環状をなして上
記シリンダ孔内に連通する隙間を形成し、上記正の電極
がシリンダ本体のクランク軸側端からシリンダヘッド側
に向って離れるよう上記正の電極を配置した内燃機関の
摺接部成形方法。
Priority Applications (5)
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|---|---|---|---|
| JP33788994A JP3483965B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 内燃機関の摺接部構造とその成形方法 |
| US08/480,451 US5619962A (en) | 1994-12-26 | 1995-06-07 | Sliding contact-making structures in internal combustion engine |
| DE69515830T DE69515830T2 (de) | 1994-12-26 | 1995-12-22 | Zylindereinheit und Verfahren zur Formung ihrer Gleitfläche |
| EP95120443A EP0719917B1 (en) | 1994-12-26 | 1995-12-22 | Cylinder unit and method for forming the sliding surfaces thereof |
| US08/631,994 US5642700A (en) | 1994-12-26 | 1996-04-15 | Sliding contact-making structures in internal combustion engine and method for producing same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33788994A JP3483965B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 内燃機関の摺接部構造とその成形方法 |
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| JP3483965B2 true JP3483965B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=18312957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33788994A Expired - Fee Related JP3483965B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 内燃機関の摺接部構造とその成形方法 |
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| EP (1) | EP0719917B1 (ja) |
| JP (1) | JP3483965B2 (ja) |
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| JP3596984B2 (ja) * | 1996-07-02 | 2004-12-02 | ヤマハ発動機株式会社 | スリーブレス鋳造シリンダブロックの製造方法 |
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| JP2010156202A (ja) * | 2007-04-05 | 2010-07-15 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジン |
| JP2011220150A (ja) * | 2010-04-06 | 2011-11-04 | Honda Motor Co Ltd | シリンダボアおよびその製造方法 |
| FI124135B (fi) * | 2010-06-08 | 2014-03-31 | Wärtsilä Finland Oy | Mäntämoottorin sylinteriholkki |
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| JPS533446B2 (ja) * | 1973-11-01 | 1978-02-07 | ||
| JPS61119828A (ja) * | 1984-11-15 | 1986-06-07 | Toyota Motor Corp | シリンダヘライニングを成形する方法 |
| GB2183785B (en) * | 1985-09-14 | 1988-11-02 | Honda Motor Co Ltd | Slide support member |
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| JP2911003B2 (ja) * | 1989-07-03 | 1999-06-23 | 三信工業株式会社 | エンジン用スリーブ |
| DE3937763A1 (de) * | 1989-11-14 | 1991-05-16 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zum herstellen einer laufflaechenbewehrung |
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1995
- 1995-06-07 US US08/480,451 patent/US5619962A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-12-22 DE DE69515830T patent/DE69515830T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-12-22 EP EP95120443A patent/EP0719917B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-04-15 US US08/631,994 patent/US5642700A/en not_active Expired - Lifetime
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