JPH08176005A - 生体老化防止剤及び皮膚用組成物 - Google Patents

生体老化防止剤及び皮膚用組成物

Info

Publication number
JPH08176005A
JPH08176005A JP6335518A JP33551894A JPH08176005A JP H08176005 A JPH08176005 A JP H08176005A JP 6335518 A JP6335518 A JP 6335518A JP 33551894 A JP33551894 A JP 33551894A JP H08176005 A JPH08176005 A JP H08176005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
extract
aging
antioxidant
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6335518A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3533737B2 (ja
Inventor
Hiroshi Adachi
宏 安達
Shinya Ehata
真也 江幡
Tatsuo Hayashi
達男 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP33551894A priority Critical patent/JP3533737B2/ja
Publication of JPH08176005A publication Critical patent/JPH08176005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3533737B2 publication Critical patent/JP3533737B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 コレウス・フォルスコリィの根の抽出物と抗
酸化剤とを有効成分とする生体老化防止剤。 【効果】 本発明にかかる生体老化防止剤は、コレウス
・フォルスコリィの根抽出物又はフォルスコリンと、抗
酸化剤、特に好ましくはトコトリエノールとの相乗作用
によって、優れた細胞、組織の賦活化作用を与え、生体
老化防止効果が高く、かつ安全性が高いものであり、こ
の生体老化防止剤を含有する皮膚用組成物は、皮膚の老
化を抑制する効果が高いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚組織などの生体細
胞、組織に対する賦活化作用が高く、抗老化効果に優れ
た生体老化防止剤及び皮膚用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】老化のメカニズムは、盛んに研究され、
いろいろな説が提示されている。しかし、未だ基礎研究
段階にあり、寿命を延ばしたり、老化に特徴的な諸症状
を遅延させるといったような、老化防止の有効な手だて
が確立されたとはいい難い。その様な中、数は少ないも
のの、個体レベル、組織レベルで幾つかの試みがなされ
ている。
【0003】組織レベルの研究では、皮膚や関節の老化
に対する試みがあげられる。皮膚や関節では、老化によ
って細胞機能が低下してくると、生体成分の過酸化のみ
ならず、組織内のヒアルロン酸量が低下し、皮膚の乾
燥、ハリ・弾力性の低下、シミ・シワの増加、関節の潤
滑性の低下をきたす。これに対し、代表的な対処方法は
2つ知られている。1つは、皮膚にはヒアルロン酸、保
湿成分などを配合した化粧料を塗布したり、関節には直
接ヒアルロン酸を注入したりする方法である。もう1つ
はレチノイン酸の塗布による方法で、これによれば生体
のヒアルロン酸合成が促進され、シワ改善につながると
いうものである。しかし、前者は根本的改善にはつなが
らず、後者のレチノイン酸は強い皮膚刺激性や皮膚の肥
厚などの副作用が強い。
【0004】一方、個体レベルの研究では、特定の栄養
素を欠いた飼料で飼育した動物実験の結果から、ビタミ
ンE、ビタミンCなどに老化現象を遅延する効果が発見
された。たとえば、最も強い効果を示すものとしてビタ
ミンEがあげられる。そこで、ビタミンEにマウスやラ
ットに対する寿命延長効果の期待がもたれ、種々の研究
がなされたきた。しかし、今のところ、ビタミンEに明
確な寿命延長効果は見られていない。
【0005】ところが、その後の研究で、明確な寿命延
長効果の見られないビタミンEやビタミンCレベルの作
用でも、その局所投与により皮膚のシミ・シワや老化に
よる脂質過酸化の抑制が明らかにされ、医薬品のみなら
ず、化粧料、食品にも老化防止剤として広く応用されて
いる。現在のところ、これら物質は抗酸化剤として働
き、酸素代謝から生じる活性酸素などに起因する酸化障
害を抑制する結果、抗老化作用を示すものと考えられて
いる。
【0006】このように、抗老化作用を与える有効成分
については種々の検討、提案がなされているが、更に抗
老化効果に優れ、かつ安全性の高い有効成分が望まれて
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記要望に応えるため鋭意検討を行った結果、コレウス
・フォルスコリィ(Coleus forskohli
)の根の抽出物あるいはフォルスコリンが線虫C.エ
レガンスの寿命を延ばす効果が高く、またラットの表皮
細胞に対するヒアルロン酸合成促進効果が高いこと、そ
してこれらの効果は抗酸化剤と併用される場合、より顕
著に増強されること、従ってコレウス・フォルスコリィ
の根の抽出物又はフォルスコリンと抗酸化剤との組合せ
が、皮膚組織などの生体細胞組織に対して優れた賦活化
作用を有し、抗老化効果が高いことを見い出した。
【0008】すなわち、C.エレガンスは老化研究に適
したモデル動物として広く知られている。その老化プロ
セスは遺伝子レベルで研究が進められ、ヒトを始めとす
る哺乳類の老化研究には欠かせないモデル系である(J
ournal of theAmerican Ger
iatrics Society 40(9),199
2,936−945)。その平均寿命は遺伝的に制御さ
れ、一定(20℃でおよそ20日)な上、加齢と共に細
胞内及び組織の代謝活性が低下し、過酸化物が蓄積する
など高等動物と同様のプロセスを経て死に至る。従っ
て、C.エレガンスの寿命は細胞及び組織の老化の格好
の指標といえる。それ故、線虫C.エレガンスを飼育す
る培地にある成分を添加してC.エレガンスの寿命を延
ばすことができた場合、この成分は皮膚を含む生体細
胞、組織に対する賦活化効果を有し、抗老化効果を与え
るものと評価することができる。
【0009】一方、ヒアルロン酸合成能は皮膚の老化現
象をとらえている。皮膚は加齢と共にハリ、ツヤが低下
し、シワが増加する。これは、皮膚、特に表皮の弾力性
・保水性低下に起因することは周知の事実である。ヒア
ルロン酸は皮膚中で多量の水分を保持し、皮膚の弾力性
・保水性といった恒常性維持に大きく寄与している。老
化と共に、このヒアルロン酸が低下することは知られて
おり、これが皮膚のハリ、ツヤの低下、シワの増加につ
ながっている。即ち、表皮のヒアルロン酸を増加させる
ことは、皮膚の老化を抑制することにほかならず、ある
成分がヒアルロン酸合成促進効果を与えるということ
は、この成分が皮膚細胞、組織に対しその老化を抑制す
る賦活化効果を有するものと評価し得る。
【0010】本発明者らは、このような点から、線虫
C.エレガンスの寿命を延ばす効果とラットの表皮細胞
に対するヒアルロン酸合成促進効果をスクリーニング指
標に選定し、スクリーニングを重ねた結果、コレウス・
フォルスコリィの根の抽出物又はフォルスコリンと抗酸
化剤との組み合せに目的の効果が得られることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0011】なお、従来、コレウス・フォルスコリィの
根の抽出物あるいはフォルスコリンが皮膚外用剤や毛髪
用組成物の有効成分として用いられることは公知である
(特開昭63−304978号、同64−79107
号、特開平1−216912号、同3−188024
号、特表平5−501108号公報)が、コレウス・フ
ォルスコリィの根の抽出物あるいはフォルスコリンと抗
酸化剤との併用により、高い抗老化効果を与えることは
本発明者らによる新知見である。
【0012】従って、本発明は、コレウス・フォルスコ
リィの根の抽出物又はフォルスコリンと抗酸化剤とを有
効成分とする生体老化防止剤及びこの生体老化防止剤を
含有する皮膚用組成物を提供する。
【0013】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
【0014】本発明に用いられるコレウス・フォルスコ
リィ(Coleus forskohlii)とは、シ
ソ科に属し、インド、アラブ、アフリカ、ブラジル等の
地域で古くから民間薬として用いられており、心臓、呼
吸器系、神経系の疾患あるいは腹痛などにも効くとされ
ている。また、インドではこれをつけ物として食してい
る。本発明で用いるコレウス・フォルスコリィとして
は、これらの地域で栽培・自生するものを用いることが
できるが、これらに限られない。たとえば、日本で栽培
されたコレウス・フォルスコリィは、成分的にも有効性
の面でも上記地域から入手したものと何等変わりはな
く、従ってこれらのものも有効に用いることができる。
また、マイクロチューバー、不定芽、不定根、毛状根、
カルスなど組織培養手法によって得られる器官も用いる
ことが可能である。
【0015】本発明に適用されるコレウス・フォルスコ
リィの根抽出物を得る方法に制限はなく、通常の抽出法
が採用され、水等の親水性有機溶剤、含水親水性有機溶
剤、その他の有機溶剤等を使用して抽出され、本発明に
おいては公知のコレウス・フォルスコリィの根抽出物を
用いることができる。
【0016】フォルスコリンはコレウス・フォルスコリ
ィの根中から見いだされる既知の化合物である。この物
質を含む根抽出エキスを得る方法としては、次の方法が
好適である。すなわち、コレウス・フォルスコリィの根
を乾燥させたものをメタノールかエタノールを用いて冷
浸して抽出液を得、これを濃縮して抽出エキスを得る方
法である。なお、この方法は、本発明のフォルスコリン
を含むコレウス・フォルスコリィの根抽出エキスを得る
ための方法としての一態様を示すものであり、本発明に
係わる製造過程において、抽出に用いる溶剤ならびにそ
の使用順序は限定されることなく、任意に選択し得るも
のである。
【0017】本発明において、上記コレウス・フォルス
コリィの根抽出物としては、その抽出溶媒が水、エタノ
ール、水−エタノール等の非毒性のものである場合は抽
出液をそのまま用いてもよく、あるいは希釈液として用
いることができる。また、濃縮エキスとしてもよく、凍
結乾燥などにより乾燥粉末物としたり、ペースト状に調
整してもよい。必要に応じては、エキス中のフォルスコ
リン含量を高めるために精製工程を加えてもよく、最終
抽出物がフォルスコリンでもよい。
【0018】一方、本発明で使用する抗酸化剤は、限定
されるものでなく、抗酸化作用を有するものであれば適
用可能である。例えば、ビタミンA、ビタミンB、ビタ
ミンC、ビタミンE、コエンザイムQ、トコトリエノー
ル、フラボノイド、タンニン、エラグ酸、ポリフェノー
ル類、ラジカル阻止剤、ヒドロペルオキシド分解剤、金
属キレート剤、活性酸素除去剤とこれらの誘導体などが
あげられるが、特に好ましくはトコトリエノールがあげ
られる。
【0019】上記抗酸化剤のコレウス・フォルスコリィ
の根抽出物又はフォルスコリンに対する併用割合は適宜
選定されるが、フォルスコリン1重量部に対し0.01
〜50重量部、特に0.1〜10重量部とすることが好
ましい。
【0020】本発明の生体老化防止剤は、皮膚組織等に
対する細胞、組織賦活化効果に優れ、ヒアルロン酸合成
促進能も高いので、皮膚用化粧料、皮膚外用剤等の皮膚
用組成物に好適に配合されるほか、毛髪用化粧料等の毛
髪用組成物、飲食品、医薬品などに配合して使用するこ
とができる。この場合、剤型としては、リニメント、ス
プレー、ローション、水溶液、乳液、軟膏、パウダー、
溶解錠、石けん等の外用形態となすことができ、また、
錠剤、カプセル剤、散剤、内服液、細粒剤、顆粒剤等の
内服剤の形態とすることもでき、本発明の生体老化防止
剤が配合される組成物の形態は特に制限されるものでは
ない。
【0021】上記生体老化防止剤を上記の如き皮膚用な
どの組成物に配合する場合、その配合量としては種々選
定し得るが、通常組成物全体の0.001〜30重量
%、特に0.01〜10重量%である。
【0022】本発明の生体老化防止剤が配合される皮膚
用などの組成物を構成する成分としては、その組成物の
種類、使用目的や形態などに応じた公知の成分を使用し
得、その配合量も常用量とすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる生
体老化防止剤は、コレウス・フォルスコリィの根抽出物
又はフォルスコリンと、抗酸化剤、特に好ましくはトコ
トリエノールとの相乗作用によって、優れた細胞、組織
の賦活化作用を与え、生体老化防止効果が高く、かつ安
全性が高いものであり、この生体老化防止剤を含有する
皮膚用組成物は、皮膚の老化を抑制する効果が高いもの
である。
【0024】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0025】〔製造例〕コレウス・フォルスコリィ根抽出物の製造 コレウス・フォルスコリィの根2kgを20Lのエタノ
ールで3回にわたりそれぞれ3日間ずつ冷浸して抽出液
を得た。この抽出液よりエバポレーターを用いて溶媒を
留去して、1Lの濃縮エキスを得た。
【0026】コレウス・フォルスコリィ精製エキスの製
上で得られた濃縮エキスをカラムクロマトグラフィー
[担体;シリカゲル(ワコーゲルC−200)、移動
相:ベンゼン/酢酸エチル=90/10]にかけた。更
に、逆相系シリカゲルカラム[ODS−AQ(250×
30mmD.);YMC社製]カラムを用いて高速液体
クロマトグラフィーによる分取を行った。溶媒は65%
アセトニトリル、流速は40ml/分とし、紫外部21
0nmで検出した。保持時間11分から12分の部分を
分取し、濃縮乾固して薄茶褐色の粉末4.2gを得た。
【0027】〔実験例1〕 C.エレガンスの寿命延長
能評価 NG培地上でEscherichia coli st
rain OP50を培養し、NGM培地(nemat
ode growth medium)とした。次に、
このNGM培地上で、線虫C.エレガンス(Caeno
rhabditis elegans var. Br
istol)を大量に飼育した。同一生育ステージの
C.エレガンスを得るため、大量飼育した個体群より採
卵した。すなわち、水酸化ナトリウムと次亜塩素酸ナト
リウムに大量の成虫を浸漬し、成虫の体表を溶かすこと
により卵だけを得ることができた。卵はS緩衝液中で十
分に洗浄し、20℃で18時間静置した。孵化してきた
幼虫を集め、NGM培地上で成虫になるまで3日間飼育
した。次世代幼虫の孵化遊出を抑制する目的で5−フル
オロ−2’−デオキシウリジンを3日目より培地に添加
した。上記製造例で得られた検体、レチノイン酸、フラ
ビンアデニンジヌクレオチド、アスコルビン酸、α−ト
コフェロール、コエンザイムQ、トコトリエノールを極
少量のエタノールとTween80に溶解した後、最終
濃度が2mg/mlとなるように水で調整した。検体の
最終濃度が25μg/mlとなるようにこの溶液を4m
lのNGM培地に添加した。成虫に育った4日目より、
C.エレガンスを検体添加培地の上で飼育し、その寿命
の変動を調査した。その結果を表1に示す。表1は各検
体を投与した個体群の寿命曲線から得られた平均寿命を
表す。
【0028】
【表1】
【0029】次に、フラビンアデニンジヌクレオチド、
アスコルビン酸、α−トコフェロール、コエンザイム
Q、トコトリエノールと、コレウス・フォルスコリィ精
製エキス(以下、単に精製エキスと呼ぶ)を組み合わせ
て投与し、上記と同様な方法で寿命の変動を調査した。
精製エキスは12μg/ml、他の検体は25μg/m
lとした。その結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】表1,2の結果から明らかなように、精製
エキスと抗酸化物質とを組み合わせることにより、寿命
延長効果は単独よりも強いものとなった。その中でも特
にトコトリエノールとの組み合わせによる相乗効果は著
しく、他を遙かに凌いでいる。コレウス・フォルスコリ
ィ根抽出エキスを用いた場合でも全く同様な結果が得ら
れている。
【0032】〔実験例2〕 表皮培養細胞を用いたヒア
ルロン酸の合成促進能評価 新生児(3日令)ラットの皮膚から0.25%トリプシ
ン処理によりケラチノサイトを分離し、増殖用培地
(0.1mM−Ca)でシャーレにいっぱいになるまで
培養した後、分化用培地(1.8mM−Ca)で2日間
培養した。スクリーニングにはこの細胞を用いた。この
細胞にコレウス・フォルスコリィ根抽出エキス等のサン
プルを20μg/ml〜500μg/mlの濃度で48
時間作用させた後、 3H−グルコサミン(5μCi/d
ish)を添加してさらに24時間培養した。さらに培
地をプロナーゼ処理してタンパクを消化した後、塩化セ
チルピリジニウム沈澱法により、培地中に放出されてき
たヒアルロン酸を含む総 3H−GAGを分離してその放
射活性を測定し、コントロールを1としたときのGAG
合成促進能(コントロール比:倍率)を算出した。その
結果を表3に示す。
【0033】GAG合成促進能(倍率)=A/B A:サンプルを添加したときの 3H−GAGの放射活性
(dpm) B:無添加の場合の 3H−GAGの放射活性(dpm)
【0034】
【表3】
【0035】表3の結果より、精製エキスとトコトリエ
ノール(抗酸化剤)との組合せが優れたGAG合成促進
活性を与えることが認められる。また、コレウス・フォ
ルスコリィ根抽出エキスを用いた場合でも全く同様な結
果が得られている。なお、ビタミンEには、特に高いG
AG合成促進活性は認められなかった。
【0036】次に、本発明の生体老化防止剤を含む組成
物の配合例を示す。
【0037】 〔配合例1〕 乳液 A 油相部 流動パラフィン(#70) 10.0% イソプロピルミリステート 2.0 グリセリンモノステアレート 0.5 ステアリン酸 2.0 POE(20)ステアリルエーテル 0.7 グリチルレチン酸 0.1 ブチルパラペン 0.1 B 水相部 コレウス・フォルスコリィ根抽出エキス 5.0 アスコルビン酸 0.5 グリセリン 2.0 カーボポール941 0.1 エタノール 10.0 メチルパラペン 0.1 精製水 バランス C 香料 微量 ─────────────────────────────────── 計 100.0% 上記処方物A,Bを70℃でそれぞれ混合溶解し、Bに
Aを加えて均一に乳化した。さらにCを加えて冷却し、
乳液を調整した。
【0038】 〔配合例2〕 乳液 エラグ酸 0.5% フォルスコリン 0.1 ステアリン酸 1.0 セタノール 2.0 ワセリン 2.5 スクワラン 4.0 L−アルギニン 1.0 親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0 グリセリン 2.0 水酸化カリウム 0.1 香料 微量 精製水 バランス ─────────────────────────────────── 計 100.0%
【0039】 〔配合例3〕 美容液 コレウス・フォルスコリィ根抽出精製エキス 0.1% フラビンアデニンジヌクレオチド 0.5 グリセリン 4.0 エタノール 10.0 キサンタンガム 0.3 香料 微量 精製水 バランス ─────────────────────────────────── 計 100.0%
【0040】 〔配合例4〕 化粧用クリーム A 油相部 流動パラフィン(#70) 5.0% スクワラン 15.0 セトステアリルアルコール 5.0 蜜ロウ 2.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 POE(20)ソルビタンモノラウレート 2.0 プロピルパラペン 0.1 フォリスコリン 0.05 パーム油トコトリエノール 0.5 B 水相部 ヒアルロン酸 0.2 メチルパラベン 0.2 精製水 バランス C 香料 適量 ─────────────────────────────────── 計 100.0% 上記処方物A,Bを70℃でそれぞれ混合溶解し、Bに
Aを加えて均一に乳化した。さらにCを加えて冷却し、
乳液を調製した。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 45/08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレウス・フォルスコリィの根の抽出物
    と抗酸化剤とを有効成分とする生体老化防止剤。
  2. 【請求項2】 フォルスコリンと抗酸化剤とを有効成分
    とする生体老化防止剤。
  3. 【請求項3】 抗酸化剤がトコトリエノールである請求
    項1又は2記載の生体老化防止剤。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の生体老化防止
    剤を含有する皮膚用組成物。
JP33551894A 1994-12-21 1994-12-21 生体老化防止剤及び皮膚用組成物 Expired - Fee Related JP3533737B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33551894A JP3533737B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 生体老化防止剤及び皮膚用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33551894A JP3533737B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 生体老化防止剤及び皮膚用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08176005A true JPH08176005A (ja) 1996-07-09
JP3533737B2 JP3533737B2 (ja) 2004-05-31

Family

ID=18289474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33551894A Expired - Fee Related JP3533737B2 (ja) 1994-12-21 1994-12-21 生体老化防止剤及び皮膚用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3533737B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002519366A (ja) * 1998-07-07 2002-07-02 トランスダーマル・テクノロジーズ・インコーポレーテツド 医薬的に活性な作用物質を迅速かつ非刺激的に経皮送達するための組成物、およびそのような組成物の調剤法およびそれらの送達
JP2003055188A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Fuji Chem Ind Co Ltd シワ形成防止用皮膚外用剤、化粧料及び食品
JP2004137166A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤、細胞賦活剤、抗酸化剤
JP2004323431A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Nikko Chemical Co Ltd トコトリエノールの皮膚老化防止剤への利用
JP2004359573A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Nikko Chemical Co Ltd ヒアルロン酸産生促進剤、及び該ヒアルロン酸産生促進剤を用いた皮膚外用剤、及び化粧料
JP2005035903A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Lion Corp 養育毛剤組成物
JP2005526093A (ja) * 2002-03-22 2005-09-02 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 化粧料組成物中のテルペノイドの安定化
JP2008239714A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Lion Corp 抗酸化剤及び抗酸化剤組成物
WO2009142200A1 (ja) 2008-05-19 2009-11-26 東和酵素株式会社 頭髪の育毛または養毛方法
JP2009298787A (ja) * 2008-06-06 2009-12-24 Lvmh Recherche サバイビン発現の刺激による抗老化美容ケアの方法
US8029830B2 (en) * 2008-04-18 2011-10-04 Nuvocare Health Services Inc. Composition and method for promoting internal health and external appearance
US8216557B2 (en) 2006-10-06 2012-07-10 Towa Enzyme Co., Ltd. Methods of treating skin disease, scalp disease, sensitive skin or suppressing hair loss with microbubble washing compositions
US8809246B2 (en) 2009-11-12 2014-08-19 Thales Inc. Braided hair washing method

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63304978A (ja) * 1987-05-20 1988-12-13 バッテレ−インスティチュート・エー・ファウ 上皮細胞の増殖法
JPH03188024A (ja) * 1989-12-15 1991-08-16 Pola Chem Ind Inc 皮膚外用剤
WO1994027583A2 (en) * 1993-05-28 1994-12-08 Eisai Co., Ltd. Apoptosis inhibitors for treating neurodegenerative diseases

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63304978A (ja) * 1987-05-20 1988-12-13 バッテレ−インスティチュート・エー・ファウ 上皮細胞の増殖法
JPH03188024A (ja) * 1989-12-15 1991-08-16 Pola Chem Ind Inc 皮膚外用剤
WO1994027583A2 (en) * 1993-05-28 1994-12-08 Eisai Co., Ltd. Apoptosis inhibitors for treating neurodegenerative diseases

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002519366A (ja) * 1998-07-07 2002-07-02 トランスダーマル・テクノロジーズ・インコーポレーテツド 医薬的に活性な作用物質を迅速かつ非刺激的に経皮送達するための組成物、およびそのような組成物の調剤法およびそれらの送達
JP2003055188A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Fuji Chem Ind Co Ltd シワ形成防止用皮膚外用剤、化粧料及び食品
JP2005526093A (ja) * 2002-03-22 2005-09-02 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 化粧料組成物中のテルペノイドの安定化
JP2004137166A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Noevir Co Ltd 皮膚外用剤、細胞賦活剤、抗酸化剤
JP2004323431A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Nikko Chemical Co Ltd トコトリエノールの皮膚老化防止剤への利用
JP2004359573A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Nikko Chemical Co Ltd ヒアルロン酸産生促進剤、及び該ヒアルロン酸産生促進剤を用いた皮膚外用剤、及び化粧料
JP2005035903A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Lion Corp 養育毛剤組成物
US8216557B2 (en) 2006-10-06 2012-07-10 Towa Enzyme Co., Ltd. Methods of treating skin disease, scalp disease, sensitive skin or suppressing hair loss with microbubble washing compositions
JP2008239714A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Lion Corp 抗酸化剤及び抗酸化剤組成物
US8029830B2 (en) * 2008-04-18 2011-10-04 Nuvocare Health Services Inc. Composition and method for promoting internal health and external appearance
WO2009142200A1 (ja) 2008-05-19 2009-11-26 東和酵素株式会社 頭髪の育毛または養毛方法
JP2009298787A (ja) * 2008-06-06 2009-12-24 Lvmh Recherche サバイビン発現の刺激による抗老化美容ケアの方法
US8809246B2 (en) 2009-11-12 2014-08-19 Thales Inc. Braided hair washing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3533737B2 (ja) 2004-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101219520B1 (ko) 항염증, 항산화 또는 항세균 조성물
EP1626702A2 (en) Whitening and antioxidative cosmetic composition containing resveratrol and method for preparing the same
JP3533737B2 (ja) 生体老化防止剤及び皮膚用組成物
JP2004506657A (ja) 天然および合成hcaのバイオアベイラブルな組成物
KR20140115400A (ko) 붉나무 추출물을 유효성분으로 포함하는 탈모방지 및 발모촉진용 두피케어조성물
JPH05186324A (ja) 美白化粧料
KR101862229B1 (ko) 베르게닌 및 플러린을 포함하여 비타민 c를 안정화하는 피부보호용 화장료 조성물
JP2006137690A (ja) 皮膚外用剤およびヒアルロン酸産生促進剤
JP5645344B2 (ja) 外用剤組成物
JPH08176004A (ja) 生体老化防止剤及び皮膚用組成物
JP4906179B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH06336422A (ja) 皮膚外用剤
JP3998085B2 (ja) ヒアルロン酸量増加促進剤
CN111135124A (zh) 含有蔗糖、吲哚-3-乙酸以及玫瑰果提取物的混合物的皮肤外用剂组合物
JP2000344653A (ja) 活性酸素消去剤及び皮膚化粧料
JP2000344630A (ja) 育毛剤原料及びその精製方法並びに育毛剤組成物
JPS5913716A (ja) 外用組成物
KR101140573B1 (ko) 말 태반 추출물을 이용한 피부 외용제 조성물
JPH11222412A (ja) 皮膚外用剤
JPH08176006A (ja) 生体老化防止剤及び皮膚用組成物
FR2848450A1 (fr) Composition cosmetique destinee a combattre les rides de la peau comprenant de l'extrait de bergenia emeinsis en tant que principe actif
KR101208120B1 (ko) 비타민 복합체, 이를 제조하는 방법 및 이를 포함하는 화장료 조성물
JP2006232807A (ja) 西洋わさび抽出物を含む抗酸化剤
JP2021113172A (ja) ペプチジルアルギニンデイミナーゼ1発現促進剤
WO2012093919A2 (ko) 백혈병 치료용 조성물 및 몰약 추출물의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees