JPH0817566A - マグネトロン駆動用電源 - Google Patents

マグネトロン駆動用電源

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JPH0817566A
JPH0817566A JP15092294A JP15092294A JPH0817566A JP H0817566 A JPH0817566 A JP H0817566A JP 15092294 A JP15092294 A JP 15092294A JP 15092294 A JP15092294 A JP 15092294A JP H0817566 A JPH0817566 A JP H0817566A
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JP
Japan
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voltage
semiconductor switch
magnetron
circuit
power supply
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Application number
JP15092294A
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English (en)
Inventor
Kenji Yasui
健治 安井
Daisuke Betsusou
大介 別荘
Naoyoshi Maehara
直芳 前原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はマグネトロン駆動用電源に関するも
ので、200v系の商用電源を電力供給源とした場合で
も小型軽量なマグネトロン駆動用電源を提供する事を目
的とするものである。 【構成】 商用電源から得られる交流電力を整流する整
流回路2と昇圧トランス5の1次巻線と共振コンデンサ
3、4によって構成される共振回路と前記共振回路と前
記共振回路を励起する1対の半導体スイッチ素子8、9
からなり前記整流回路の出力を受け交流電力に変換する
インバータ回路と前記インバータ回路の変換する電力を
調節する制御部10と前記インバータ回路の出力する交
流電力を受けマグネトロン12に高圧直流電力を供給す
る高圧整流回路11からなるマグネトロン駆動用電源に
おいて前記インバータ回路を構成する半導体スイッチ素
子8、9の導通時間を不等となるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジなどのマグネ
トロンから得られるマイクロ波を利用する機器に用いる
マグネトロン駆動用の電源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマグネトロン駆動用電源を図面を
用いて説明する。図9は従来のマグネトロン駆動用電源
を示す回路図である。マグネトロン駆動用電源は昇圧ト
ランス5と高圧整流回路11と、マグネトロンのヒータ
に電力を供給し、ヒータを加熱するヒータ回路によって
構成され、昇圧トランス5は商用電源1から得られる5
0Hzあるいは60Hzの交流電圧を昇圧し、その昇圧
された交流高電圧を高圧整流回路11が直流高電圧に整
流してマグネトロン12を付勢しマイクロ波を発生す
る。
【0003】しかしながらこのような構成では昇圧トラ
ンス5は50Hzあるいは60Hzの交流電圧を昇圧す
るため、非常に大型化し重量も非常に重いものであっ
た。そこで、この昇圧トランス5を小型化するために、
50Hzあるいは60Hzの交流電圧を一旦20kHz
以上の高周波交流電圧に変換し、この高周波交流電圧を
昇圧する構成とすることにより、昇圧トランス5の小型
化を図る回路構成としたものが国内のインバータ電子レ
ンジに採用されている。図10はこのインバータ電子レ
ンジに採用されているマグネトロン駆動用電源の回路図
を示している。商用電源1から得られた交流電圧は、整
流回路2によって単方向電圧に整流され半導体スイッチ
素子8を有するインバータ回路に供給される。また、こ
の半導体スイッチ素子8はバイポーラジャンクショント
ランジスタ(BJT)やMOS電界効果トランジスタ
(MOSFET)や絶縁ゲートバイポーラトランジスタ
(IGBT)などの自己転流機能を有するトランジスタ
と、これに逆並列に接続されたダイオードによって構成
されている。整流回路の単方向電圧はこのインバータ回
路14によって20kHz以上の交流電圧に変換され
る。インバータ回路14を構成する昇圧トランス5は、
その1次巻線に発生した高周波交流電圧を昇圧して高電
圧の高周波交流電圧を出力し、この高電圧の高周波交流
電圧は高圧整流回路11によって整流され直流高電圧に
変換される。マグネトロン12はこの直流高電圧により
付勢されマイクロ波を放出する。インバータ回路14に
設けられた共振回路は半導体スイッチ素子8のスイッチ
ング損失を低減する作用を有する。この作用について図
11を用いて説明する。図11は半導体スイッチ素子8
に印加される電圧Vとその電流Iを示したものである。
半導体スイッチ素子8に印加される電圧は、共振コンデ
ンサ3と昇圧トランスの1次巻線によって構成される共
振回路によって正弦波状に変化する。このため、その傾
きdV/dtは緩やかになる。半導体スイッチ素子8が
ターンオフする際に発生するスイッチング損失は、電圧
Vと電流Iが交差する部分で生じる。このため半導体ス
イッチ素子8に印加される電圧の変化が緩やかであるほ
どスイッチング損失は軽減される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成においては以下に挙げるような課題があった。
【0005】従来と同じ回路構成ののマグネトロン駆動
用電源を欧州などのような海外向けや業務用の電子レン
ジといった200v系の商用電源を電力供給源とするよ
うな電子レンジに搭載した場合、国内の商用電源のよう
に100vの商用電源を電力供給源とした場合と比べる
と、インバータ回路14の半導体スイッチ素子8に印加
する共振電圧は2倍以上に増大する。その結果、半導体
スイッチ素子8の印加電圧の傾きdV/dtが増大し、
半導体スイッチ素子8のスイッチング損失が増大する。
これによって発生した熱を放熱し、電子レンジのような
限られた冷却条件下でも半導体スイッチ素子の動作が保
証される温度を保つため半導体スイッチ素子8に大型の
放熱フィンが必要であり、必ずしも小型軽量なマグネト
ロン駆動用電源を実現できるとは限らないという課題が
あった。
【0006】例えば半導体スイッチ素子8にIGBTを
用いた場合を考えると、IGBTの発生損失はスイッチ
ングスピードと導通状態の順方向飽和電圧によって決ま
る。この両者の関係は相反する関係にある。図12はこ
の関系を示した図であり、この図からわかるようにスイ
ッチングスピードの速い素子を選ぶと順方向飽和電圧は
増加する。この関係は素子の耐圧にも依存し高耐圧の素
子ほどこの関係は悪くなる。すなわち、高耐圧の素子ほ
ど同じスイッチングスピードであっても順方向飽和電圧
は増加する。この関係はIGBTだけでなく他の種類の
半導体スイッチ素子についても同じことがいえる。従っ
て、200v系の商用電源を電力供給源とすると、イン
バータ回路14を構成する半導体スイッチ素子8の発生
損失が増大せざるをえない。
【0007】本発明は上記課題を解決するものであり2
00v系の商用電源を電力供給源とする小型軽量なマグ
ネトロン駆動用電源を実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために交流電源から得られる交流電力を整流する整
流回路と昇圧トランスの1次巻線と共振コンデンサによ
って構成される共振回路と前記共振回路と前記共振回路
を励起する1対の半導体スイッチ素子からなり前記整流
回路の出力を受け交流電力に変換するインバータ回路と
制御部とマグネトロンに高圧直流電力を供給する高圧整
流回路からなるマグネトロン駆動用電源において前記イ
ンバータ回路を構成する半導体スイッチ素子の導通時間
を不等となるよう構成した。
【0009】また、インバータ回路およびマグネトロン
を冷却する冷却ファンを設け冷却ファンの発生する冷却
風が前記インバータ回路を構成する1対の半導体スイッ
チ素子のうち一方の半導体スイッチ素子を通過した後
に、他方の半導体スイッチ素子を通過するよう前記半導
体スイッチ素子を配置する構成とした。
【0010】そしてまた、半導体スイッチ素子に印加さ
れる電圧を検出する電圧検知手段を設け、前記半導体ス
イッチ素子に印加される電圧が基準値以下になった時に
前記半導体スイッチ素子に導通信号を与える構成とし
た。
【0011】さらにまた、高圧整流回路を全波倍電圧整
流回路構成とし前記高圧整流回路を構成するコンデンサ
の容量を不等とする構成とした。
【0012】
【作用】本発明は上記構成により以下の作用を有するも
のである。
【0013】すなわち、半導体スイッチ素子に与える導
通信号の幅を不等とすることにより、一対の半導体スイ
ッチ素子のうち一方の半導体スイッチ素子に与える導通
信号の幅を制御することにより出力制御可能とするとい
う作用を有する。
【0014】また、一対の半導体スイッチ素子を冷却フ
ァンにたいして1列に配置し、風下側の半導体スイッチ
素子に与える導通信号の幅を短くすることにより半導体
スイッチ素子の発生損失を軽減できるという作用を有す
る。
【0015】そしてまた、半導体スイッチ素子に印加す
る電圧を検出する検知手段を設けることにより、半導体
スイッチ素子の発生損失を軽減できるという作用を有す
る。
【0016】さらにまた、高圧整流回路を全波倍電圧整
流回路構成とし2つのコンデンサ容量を不等とすること
によりマグネトロンのアノード電流を低くすることがで
きるという作用を有する。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1は本発明の1実施例を示す回路図である。図1におい
て1は商用電源などの外部電源でありマグネトロン駆動
用電源に外部から電力を供給する。整流回路2は外部電
源1から与えられた電圧を単方向電圧に整流しインバー
タ回路16に供給する。なお、単方向電圧は前述のよう
に、交流電源と整流回路を組み合わせて、脈動する単方
向電圧として構成してもよいし、バッテリーなどのよう
な直流電圧源を用いてもよい。インバータ回路16は整
流回路2の出力にたいして並列に接続された共振コンデ
ンサ3、4の直列接続体と、半導体スイッチ素子8、9
の直列接続体と、半導体スイッチ素子8、9にそれぞれ
並列に接続されたスナバコンデンサ6、7と、共振コン
デンサ3、4の接続点と半導体スイッチ素子8、9の接
続点に1次巻線を接続する昇圧トランス5によって構成
され、半導体スイッチ素子8、9を交互にオンオフする
ことによって共振コンデンサ3、4と昇圧トランス5の
1次巻線からなる共振回路を励起し高周波交流電力を発
生する。また、半導体スイッチ素子8および9はバイポ
ーラトランジスタ(以下BJTと略記)や絶縁ゲートバ
イポーラトランジスタ(以下IGBTと略記)等のトラ
ンジスタと、このトランジスタに逆並列に接続されたダ
イオードによって構成されている。インバータ回路16
によって発生した高周波交流電力はトランスの1次巻線
と磁気結合された昇圧トランス5の2次巻線とヒータ巻
線に伝送される。高圧整流回路11は昇圧トランス5の
2次巻線が発生する高圧交流電力を直流高電圧に整流す
る。マグネトロン12は高圧整流回路11の高圧直流電
圧と昇圧トランス5のヒータ巻線から供給される電力を
受けてマイクロ波を放出する。図2はインバータ回路1
4を構成する半導体スイッチ素子8、9の電流および印
加電圧と昇圧トランス5の1次巻線を流れる電流を示し
た図である。このように2つの半導体スイッチ素子がと
もにオフしている時間を設け半導体スイッチ素子8、9
を互い違いに導通させることにより共振コンデンサ3、
4と昇圧トランス5の1次巻線によって構成される共振
回路を励起し高周波交流電力を発生する。また半導体ス
イッチ素子8、9に印加される電圧はこれに並列に接続
されたスナバコンデンサ6、7によって緩やかな傾きを
もって増加/減少するため半導体スイッチ素子8、9が
ターンオフする際に生じるターンオフ損失を低減すると
いう効果をもつ。
【0018】このような構成のマグネトロン駆動用電源
の出力制御は、半導体スイッチ素子8、9に与える導通
信号を制御して行なうことができる。すなわち、一方の
半導体スイッチ素子に与える導通信号を一定にし、他方
の半導体スイッチ素子に与える導通信号を可変すること
によって出力制御を行なうことができる。導通時間を可
変する半導体スイッチ素子に与えられる導通信号の幅T
onとマグネトロン駆動用電源の出力する電力の関係は
図3に示すような関係になる。
【0019】半導体スイッチ素子がターンオフするタイ
ミングに注目すると、半導体スイッチ素子を構成するト
ランジスタに流れる電流を遮断する際にある時間(以下
これをフォールタイムTfと呼ぶ)をもって電流を遮断
する。このため半導体スイッチ素子8、9はターンオフ
の際にフォールタイムによって図4に示すようにターン
オフ損失を発生する。このターンオフ損失は半導体スイ
ッチ素子がターンオフする際の遮断電流に依存する。
【0020】図5は本発明の実施例のマグネトロン駆動
用電源を電子レンジに装着した図である。図5において
14はマグネトロン駆動用電源を強制空冷する冷却ファ
ンであり、インバータ回路を構成する半導体スイッチ素
子8、9および昇圧トランス5は同一のプリント基板1
5上に配置されるとともに、半導体スイッチ素子8、9
は冷却ファン14が発生する冷却風に対して1列に配置
されている。このため風下側に配置された半導体スイッ
チ素子9は風上側に配置された半導体スイッチ素子8よ
りも冷却されにくくなるが、制御部10によって半導体
スイッチ素子9に与えられる導通信号は、半導体スイッ
チ素子8に与えられる導通信号よりも短く設定されてい
るため、半導体スイッチ素子9の遮断電流は小さい。こ
のため、前述したターンオフ損失も小さくなる。半導体
スイッチ素子が正常に動作可能な温度条件は一般にジャ
ンクション温度と呼ばれる半導体スイッチ素子のチップ
温度で制限される。一方、このジャンクション温度は
(式1)で定義される。
【0021】Tj=Ta+Rc−a×Pc (1) Tj:ジャンクション温度 Ta:半導体スイッチ素子の雰囲気温度 Rc−a:半導体スイッチ素子のケースと雰囲気温度間
の熱抵抗 Pc:半導体スイッチ素子の発生損失 電子レンジなどのような限られた冷却条件しか許されな
い場合にはRc−aが制限されるため、マグネトロン駆
動用電源の出力電力を高出力化する際にジャンクション
温度を保証温度以内に収めるには半導体スイッチ素子の
発生損失の低減が不可欠であるが、前述のように本実施
例においては風下側の半導体スイッチ素子の導通時間を
短くしているので風下側の半導体スイッチ素子の発生損
失が軽減され、ジャンクション温度を保証温度以下にす
ることが出来る。
【0022】図6は本発明の他の実施例を示した図であ
る。この構成はマグネトロン駆動用電源の電力供給源と
して商用電源を用いた場合、電源の位相によらずターン
オフ損失を低減できるように構成されている。検知手段
13で半導体スイッチ素子9に印加される電圧がある一
定の基準値以下になったタイミングを検知し、このタイ
ミングに合わせて制御部10によって半導体スイッチ素
子9に導通信号を与え、またこれとともに半導体スイッ
チ素子9に印加される電圧が前述の基準値とは異なる第
2の基準値以上になったことを検知し、このタイミング
で制御部10から半導体スイッチ素子8に導通信号が与
えられる。図7は図6で構成されるマグネトロン駆動電
源の半導体スイッチ素子8、9の電圧、電流、導通信号
であるV8、I8、VG8、V9、I9、VG9を示し
たものであり、(A)は外部電源電圧が最大値を示す近
傍の状態のときの波形であり、(B)は外部電源電圧が
零近傍の状態のときの波形である。この図からわかるよ
うに半導体スイッチ素子に印加される電圧が残っている
状態で半導体スイッチ素子がターンオンしないので、マ
グネトロン駆動用電源に電力を供給する商用電源の位相
によらず半導体スイッチ素子で発生するターンオフ損失
を低減できる。
【0023】また本実施例においては半導体スイッチ素
子8、9に与える導通信号を不等としているため昇圧ト
ランス5の1次巻線を流れる電流はきれいな正弦波とは
ならない。このため昇圧トランス5の2次巻線に励起さ
れる電流も正弦波状にはならない。このため高圧整流回
路11のコンデンサを充電する電流が不均等になるが高
圧整流回路11を構成するコンデンサの容量を不均等に
しているため、コンデンサの充放電によって生じるマグ
ネトロンのアノード電流の尖頭値は図8のように略一定
とすることができる。また、高圧整流回路11を全波倍
電圧整流回路構成としているので従来のマグネトロン駆
動用電源の半波倍電圧整流回路構成の場合に比べてイン
バータの周期におけるアノード電流の導通時間が長くな
り、このため同じ電力を出力するときのアノード電流の
尖頭値を低減できる。
【0024】
【発明の効果】以上のように実施例から明らかなように
本発明は、商用電源から得られる交流電力を整流する整
流回路と昇圧トランスの1次巻線と共振コンデンサによ
って構成される共振回路と前記共振回路と前記共振回路
を励起する1対の半導体スイッチ素子からなり前記整流
回路の出力を受け交流電力に変換するインバータ回路と
前記インバータ回路の変換する電力を調節する制御部と
前記インバータ回路の出力する交流電力を受けマグネト
ロンに高圧直流電力を供給する高圧整流回路からなるマ
グネトロン駆動用電源において、前記インバータ回路を
構成する半導体スイッチ素子の導通時間を不等となるよ
う構成することにより一方の半導体スイッチ素子の導通
信号を可変することでマグネトロン駆動用電源の出力す
る電力を制御できるためその制御部を簡素に構成でき、
軽量小型のマグネトロン駆動用電源を実現できる。
【0025】また、インバータ回路およびマグネトロン
を冷却する冷却ファンを設け冷却ファンの発生する冷却
風が前記インバータ回路を構成する1対の半導体スイッ
チ素子のうち一方の半導体スイッチ素子を通過した後に
他方の半導体スイッチ素子を通過するよう前記半導体ス
イッチ素子を配置することにより小型軽量のマグネトロ
ン駆動用電源を実現できるとともに、インバータ回路の
半導体スイッチ素子のジャンクション温度を低減できる
ため高い信頼性を得ることができる。
【0026】さらにまた、半導体スイッチ素子に印加さ
れる電圧を検出する電圧検知手段を設け、前記半導体ス
イッチ素子に印加される電圧が基準値以下になった時に
前記半導体スイッチ素子に導通信号を与える構成とする
ことにより、マグネトロン駆動用電源の電力供給源に商
用電源を接続した場合に商用電源の位相によらず半導体
スイッチ素子の発生損失を低減できるため、効率の良い
マグネトロン駆動用電源を実現できる。
【0027】そしてまた、高圧整流回路を全波倍電圧整
流回路構成とし前記高圧整流回路を構成するコンデンサ
の容量を不等とする構成とすることにより、マグネトロ
ンのアノード電流の尖頭値を低減できるため、信頼性の
高いマグネトロン駆動用電源を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のマグネトロン駆動用電源を
示す回路図
【図2】本発明の1実施例のインバータ回路の動作波形
例を示す図
【図3】半導体スイッチ素子の導通時間とマグネトロン
駆動用電源の出力の関係を示す図
【図4】半導体スイッチ素子のターンオフ損失の発生を
示す図
【図5】本発明の1実施例のマグネトロン駆動用電源を
電子レンジに装着した図
【図6】本発明の他の実施例を示す回路図
【図7】(A)外部電源電圧が最大値を示す近傍の状態
のときの半導体スイッチ素子の電圧、電流波形を示す図 (B)外部電源電圧が零近傍の状態のときの半導体スイ
ッチ素子の電圧、電流波形を示す図
【図8】マグネトロンのアノード電流を示す図
【図9】従来のマグネトロン駆動用電源を示す回路図
【図10】従来の他のマグネトロン駆動用電源を示す回
路図
【図11】従来のマグネトロン駆動用電源のスイッチン
グ損失の発生を示す図
【図12】半導体スイッチ素子のトレードオフを示す図
【符号の説明】
2 整流回路 3、4 共振コンデンサ 5 昇圧トランス 8、9 半導体スイッチ素子 10 制御部 11 高圧整流回路 12 マグネトロン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単方向電源と、昇圧トランスの1次巻線と
    共振コンデンサによって構成される共振回路と前記共振
    回路と前記共振回路を励起する1対の半導体スイッチ素
    子とを備え、前記単方向電源の出力を受け交流電力に変
    換するインバータ回路と、前記インバータ回路の変換す
    る電力を調節する制御部と、前記インバータ回路の出力
    する交流電力を受けマグネトロンに高圧直流電力を供給
    する高圧整流回路からなるマグネトロン駆動用電源にお
    いて、前記インバータ回路を構成する半導体スイッチ素
    子の導通時間を不等となるよう構成したマグネトロン駆
    動用電源。
  2. 【請求項2】インバータ回路およびマグネトロンを冷却
    する冷却ファンを設け冷却ファンの発生する冷却風が前
    記インバータ回路を構成する1対の半導体スイッチ素子
    のうち一方の半導体スイッチ素子を通過した後に、他方
    の半導体スイッチ素子を通過するよう前記半導体スイッ
    チ素子を配置するとともに、前記半導体スイッチ素子の
    うち風下側の半導体スイッチ素子に与える導通信号の幅
    を短くしてなる請求項1記載のマグネトロン駆動用電
    源。
  3. 【請求項3】半導体スイッチ素子に印加される電圧を検
    出する電圧検知手段を設け、前記半導体スイッチ素子に
    印加される電圧が基準値以下になった時に前記半導体ス
    イッチ素子に導通信号を与える構成とした請求項1また
    は2記載のマグネトロン駆動用電源。
  4. 【請求項4】高圧整流回路を全波倍電圧整流回路構成と
    し前記高圧整流回路を構成するコンデンサの容量を不等
    とする構成とした請求項3記載のマグネトロン駆動用電
    源。
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