JPH0817471A - 非水電解液二次電池 - Google Patents
非水電解液二次電池Info
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Abstract
化物を正極活物質とする非水電解液二次電池の容量改善
に関するものである。 【構成】 比表面積(S)がS≦0.5m2/gである
リチウムマンガン酸化物をカーボン等の伝導助材と共に
金属集電体の上に固めて活物質層を形成し、且つ活物質
層の密度(d)は2.85≦d≦3.2g/ccとする
ことにより、これまでより約10%の容量増加が可能と
なる。通常比表面積の小さいリチウムマンガン酸化物は
高温(850℃以上)で合成されるが、特性の良いリチ
ウムマンガン酸化物の合成は800℃以下の温度で行わ
れることが重要である。800℃以下の温度で上記比表
面積を満足するリチウムマンガン酸化物を製造するため
には、合成出発物質として比表面積(s)がs≦10m
2/gのマンガン酸化物を用いることが有効である。
Description
マンガン酸化物を正極活物質とする非水電解液二次電池
の容量改善に関するものである。
中、その電源として高エネルギー密度の二次電池の要望
が強まっている。高エネルギー密度の二次電池としては
高電圧が期待できる非水電解液二次電池にこれまで期待
され続けてきたが、負極のサイクル性能に問題があり、
なかなか実現しなかった。しかし最近になってようや
く、カーボンへのリチウムイオンの出入りを利用するカ
ーボン電極を負極とする非水電解液二次電池が開発さ
れ、一挙に非水電解液二次電池が実用化の段階に入っ
た。この電池は本発明者等によって、リチウムイオン二
次電池と名付けて1990年に初めて世の中に紹介した
もので(雑誌Progress In Batteri
es & Solar Cells,Vol.9,19
90,p209参照)、現在では電池業界、学会におい
ても次世代の二次電池“リチウムイオン二次電池”と呼
ばれるほどに認識され、その開発、企業化競争が活発化
している。代表的には正極材料にリチウムコバルト複合
酸化物(LiCoO2)を用い、負極にはコークスやグ
ラファイト等の炭素質材料が用いられる。実際、250
Wh/1程のエネルギー密度を持つリチウムイオン二次
電池は既にビデオカメラや携帯電話等の電源として少量
実用され始めている。既存のニッケルカドミウム電池の
エネルギー密度は100〜150Wh/lであり、リチ
ウムイオン二次電池のエネルギー密度は既存の電池のそ
れをはるかに上回るものである。しかし正極材料にLi
CoO2を用いたリチウムイオン二次電池のおおきな欠
点は、高価なコバルトを使用するため既存の電池に比べ
原材料費が非常に高いことである。カーボン負極と組み
合わせて、リチウムイオン二次電池を構成できる材料は
リチウムコバルト酸化物(LiCoO2)の他にはリチ
ウムニッケル酸化物(LiNiO2)およびリチウムマ
ンガン酸化物(LiMn2O4)が知られている。安価
な材料という点でLiMn2O4が注目され、LiMn
2O4を正極活物質とするリチウムイオン二次電池の開
発が近年盛んに行われている。しかし、LiMn2O4
にはLiCoO2に比べて2つの大きな性能上の不利な
点があることが判った。一つは充放電サイクル特性が悪
いことであり、もう一つは容量が少ないことである。L
iMn2O4を正極活物質とするリチウムイオン二次電
池のサイクル特性は50サイクル程度で初期容量の半分
ほどに容量劣化してしまう極めて悪いものであったが、
その対策としてはLiMn2O4のMnの一部をMn以
外の元素で置き換えることで、サイクル特性は大幅に改
善された。つまり正極活物質として一般式Li[Mn
2−XLiX]O4(但し、0≦x≦0.1)で示され
るリチウムマンガン酸化物またはLi[Mn
2−XMX]O4但し、MはCo、Ni、Fe、Cr、
Zn、Ta等のMn以外の金属元素)で示されるリチウ
ムマンガン酸化物を使用することで、LiCoO2を正
極活物質とするものと同程度のサイクル特性(サイクル
に伴う容量劣化率)を持ったリチウムイオン二次電池を
作ることが出来るようになった。しかし、容量か少ない
点に関しては未解決であり、むしろ上記手法によりサイ
クル特性を改善したリチウムマンガン酸化物ではさらに
容量は少なくなる傾向となり、解決の手段がまだ見つか
っていない。リチウムマンガン酸化物(LiMn
2O4)とリチウムコバルト酸化物(LiCoO2)は
実質的な容量(充電上限電圧4.2Vでの利用可能な容
量)としては共に130mAh/g程であるのだが、比
重ではリチウムコバルト酸化物の5.04g/ccに対
してリチウムマンガン酸化物は4.29g/ccである
ので、理論的に同体積に充填できる活物質重量は、リチ
ウムマンガン酸化物の場合は15%ほど少なくなり、こ
れがリチウムマンガン酸化物を正極とするリチウムイオ
ン二次電池の容量が少ない根本的な理由である。
価なスピネル系リチウムマンガン酸化物を正極活物質材
料として、既存のリチウムイオン二次電池に匹敵する容
量の二次電池を提供しようとするものである。
第一には比表面積(S)がS≦0.5m2/gであるリ
チウムマンガン酸化物を活物質とする。第二に活物質は
伝導助材と共に金属集電体の上に固めて活物質層を形成
し、その活物質層の密度(d)をd≧2.85g/cc
とする。
ように正極は正極集電体(20)の上に活物質層が形成
されており、活物質層には活物質粒子(21)とカーボ
ン等の伝導助材(22)と空孔(23)が存在し、伝導
助材は活物質粒子と集電体(20)との電子伝導を補
い、空孔(23)は通常電解液が充満され、充放電に際
してのLiイオンの活物質粒子への伝導通路の役割を果
たすものであって、共に必要欠くべからざるものであ
る。したがって電池容量を増やすため、活物質の電極層
における充填量を上げようとして伝導助材を減らした
り、空孔を無くしたりすることはかえって活物質の利用
率を低下させ電池容量は減ることになる。したがって電
池容量を増やすためには電極の活物質層の有用な空孔を
確保して且つ密度を高め、活物質層への活物質の充填量
を高めることが必要である。従来の技術ではスピネル系
リチウムマンガン酸化物(LiMn2O4)を活物質と
する電極の活物質層の密度は約2.6〜2.7g/cc
であり、スピネル系リチウムマンガン酸化物を正極活物
質材料として、既に実用されているLiCoO2を活物
質とするリチウムイオン二次電池に匹敵する容量の二次
電池を得るためには、活物質の充填量を高め、正極活物
質層の密度を少なくとも2.85g/cc以上にしなけ
ればならない。しかし単に成型圧力を増して、正極活物
質層の密度を2.85g/cc以上にしても、電極層の
空孔が減少し、活物質粒子へのリチウムイオンの伝導が
疎外され、活物質の利用率が低下して、かえって電池容
量は減ることになる。本発明者は電極層において、図1
(a)に示した活物質粒子(21)に存在する細孔(2
4)だけが唯一実質的には不用のものであるところに着
眼し、図1(b)のように、活物質粒子(21)に存在
する細孔容積を減少させ、電極活物質層の密度を高め、
容量増を達成したものである。実際には相対的に比表面
積の大きい活物質はその細孔容積も大きい関係にあるの
で、如何に比表面積の小さいスピネル系リチウムマンガ
ン酸化物を合成するかが本発明の大きな鍵であった。通
常公知の方法でスピネル系リチウムマンガン酸化物を合
成すると、その比表面積は少ない場合でも0.8〜1.
5m2/g程度である。ところが、比表面積0.8m2
/gのリチウムマンガン酸化物を使用して電極を作成し
た場合ですら、活物質層の密度は2.64g/cc程度
が限度であり、これ以上高くした場合、電極層の加圧成
型時に電極が裂けたり、電池とした場合には正極活物質
の利用率が悪くて容量が出なかったり不具合点が生じ
る。一方、リチウムマンガン酸化物の比表面積が0.5
m2/g程度であれば、電極の活物質層の密度を2.8
5g/ccまで高めても、電極作成においては特に不具
合は生じない。低比表面積のリチウムマンガン酸化物の
合成方法としては、高温(850℃以上)での合成が公
知であるが、850℃以上の焼成温度で合成した比表面
積0.53m2/gのスピネル系リチウムマンガン酸化
物では、活物質層密度を2.85g/cc以上として作
成しても、電池容量は従来の同種の電池よりもむしろ低
下したものとなってしまう。これは次のように理解され
る。従来のスピネル系リチウムマンガン酸化物の合成方
法では出発材料としてマンガン酸化物(MnO2、Mn
2O3、Mn3O4等)を使用し、これにリチウム化合
物(例えばLi2CO3)を混合し大気中で焼成して合
成されるが、この従来の方法では0.8m2/g以下の
比表面積を有するリチウムマンガン酸化物を合成しよう
と思えば、850℃以上の温度で焼成しなければ合成で
きない。ところが焼成温度は600℃〜800℃でなけ
れば正極活物質としての充分な特性は得難い。800℃
以上の温度ではスピネル系リチウムマンガン酸化物中の
酸素に欠損が生じ、活物質としての性能は悪くなってし
まうからである。本発明者は合成されたスピネル系リチ
ウムマンガン酸化物の比表面積は大きく出発材料とする
マンガン酸化物の比表面積に左右されることを見いだ
し、本発明では出発材料として比表面積(s)がs≦1
0m2/gのマンガン酸化物を用いることで、800℃
以下の焼成温度でも、比表面積0.5m2/g以下のス
ピネル系リチウムマンガン酸化物の合成に成功し、本発
明を完成した。つまり、800℃以下の焼成温度で合成
された、比表面積0.5m2/g以下のスピネル系リチ
ウムマンガン酸化物であれば、正極の活物質層密度を
2.85g/ccまで高めても、電極作成においても不
具合は生じないし、電池の特性上においても不具合はな
く、従来の同種の電池に対して10%容量増の電池が作
成可能となる。
明する。
積のスピネル系リチウムマンガン酸化物を合成する。低
比表面積のスピネル系リチウムマンガン酸化物の合成に
は、低比表面積のMnO2を合成出発物質とすることが
有効であり、低比表面積のMnO2試料(A)を次のよ
うにして用意した。3モル/lの同一濃度のMnSO4
と(NH4)2CO3を反応容器中に150cc/hの
滴下速度でパラレルチャージし、反応温度を5℃以下に
保って、6時間反応させ平均粒径0.008mmのMn
CO3を合成した。合成したMnCO3を600℃で2
0時間加熱処理を行いMn2O3とし、Mn2O3の1
g当たり0.6ccの割合で13N−HNO3を添加
し、280℃で熱分解する操作を3回繰り返し、0.0
01mm程度の極めて微細な粒子のMnO2試料(A)
を得た。得られたMnO2試料(A)の比表面積は7.
7m2/gであった。
酸化物(A)の合成上記MnO2試料(A)を合成出発
材料とし、これに炭酸リチウム(Li2CO3)をM
n:Liの原子比が1:0.546でよく混合し、これ
をを空気中750℃で12時間焼成してリチウムマンガ
ン酸化物(A)を得た。リチウムマンガン酸化物(A)
は一般式Li1+XMn2−XO4で示されるスピネル
結晶の酸化物であり、X≒0.06である。リチウムマ
ンガン酸化物(A)の比表面積は0.33m2/gであ
った。なお比表面積はBET多点法により求めた。
な電池作成について説明する。上記リチウムマンガン酸
化物(A)は88重量部に伝導助剤としてアセチレンブ
ラック3重量部とグラファイト4重量部を、結合剤とし
てポリフッ化ビニリデン5重量部を混合し、溶剤である
N−メチル−2−ピロリドンと湿式混合してペーストに
する。次にこのペーストを正極集電体となる厚さ0.0
2mmのアルミニウム箔の両面に均一に塗布し、乾燥後
ローラープレス機で加圧成型して帯状の正極(2)を作
成した。加圧成型では成型圧力を変えて、アルミ箔上に
形成された活物質層の密度(d)が2.65、2.9
0、3.2、3.25(g/cc)の4種類で正極(2
a)を作成した。次に2800℃で熱処理を施したメソ
カーボンマイクロビーズ(BET比表面積=0.8m2
/g、d002=3.37Å)の88重量部にアセチレ
ンブラック2重量部と結着剤としてポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)10重量部を加え、溶剤であるN−メチ
ル−2−ピロリドンと湿式混合してスラリー(ペースト
状)にした。そしてこのスラリーを集電体となる厚さ
0.01mmの銅箔の両面に均一に塗布し、乾燥後ロー
ラープレス機で加圧成型して帯状の負極(1)を作成し
た。
多孔質ポリプロピレン製セパレータ(3)を挟んでロー
ル状に巻き上げて、平均外径15.7mmの巻回体で電
池素子を作成した。ニッケルメッキを施した鉄製の電池
缶(4)の底部には絶縁板(14)を設置し、上記電池
素子を収納する。電池素子より取り出した負極リード
(5)を電池缶の底に溶接し、電池缶の中に電解液とし
て1.5モル/リットルのLiPF6を溶解したエチレ
ンカーボネイト(EC)とジエチルカーボネート(DE
C)の混合溶液を注入する。その後、電池素子の上部に
も絶縁板(14)を設置し、ガスケット(15)を嵌
め、防爆ディスク(28)を図2に示すように電池内部
に設置する。電池素子より取り出した正極リード(7)
はこの防爆ディスクに電解液を注入する前に溶接してお
く。防爆ディスクの上には正極外部端子となる閉塞蓋体
(29)をPTC素子(16)を挟んで重ね、電池缶の
縁をかしめて、図2に示す電池構造で外径16.5m
m、高さ65mmの電池(A1)〜(A4)を作成し
た。なお電池(A1)〜(A4)は正極の活物質層の密
度が異なり、電池(A1)、(A2)、(A3)、(A
4)は、正極活物質層の密度(d)をそれぞれ2.6
5、2.90、3.2、3.25(g/cc)で仕上げ
た正極(2a)を使用して作成したものである。
の合成 合成出発材料として比表面積10m2/gのMn3O4
試料(B)を使用する以外はまったく実施例1の場合と
同様にしてリチウムマンガン酸化物(B)を得た。リチ
ウムマンガン酸化物(B)も一般式Li1+XMn
2−XO4で示されるスピネル結晶の酸化物であり、X
≒0.06である。リチウムマンガン酸化物(B)の比
表面積は0.50m2/gであった。
チウムマンガン酸化物(B)を使用して実施例1とまっ
たく同様にして、図2に示す電池構造で外径16.5m
m、高さ65mmの電池(B1)〜(B3)を作成し
た。なお電池(B1)〜(B3)は正極の活物質層の密
度が異なり、電池(B1)、(B2)、(B3)は正極
活物質層の密度(d)をそれぞれ2.60、2.85、
3.2(g/cc)で仕上げた正極を使用して作成した
ものである。
(C)を従来の方法で合成する。合成出発物質とするマ
ンガン酸化物として、市販の電解二酸化マンガン(EM
D)を110℃で乾燥してMnO2試料(C)を用意し
た。MnO2試料(C)の比表面積は37m2/gであ
った。MnO2試料(C)には炭酸リチウム(Li2C
O3)をMn:Liの原子比が1:0.546でよく混
合し、これをを空気中750℃で12時間焼成してリチ
ウムマンガン酸化物(C)を得た。リチウムマンガン酸
化物(C)も組成的には実施例1で合成したリチウムマ
ンガン酸化物(A)と同じく、一般式Li1+XMn
2−XO4で示されるスピネル結晶の酸化物であり、X
≒0.06である。リチウムマンガン酸化物(C)の比
表面積は0.83m2/gであった。
(C)を活物質として使用する以外はまったく実施例1
の場合と同じにして帯状の正極(2c)を作成した。正
極(2c)は加圧成型で成型圧力を変えて、アルミ箔上
に形成された活物質層の密度(d)が2.45、2.6
5、2.90、(g/cc)の3種類で作成した。続い
て正極(2c)は実施例1で作成したものと同じ帯状の
負極(1)と組合せてロール状に巻き上げて、実施例1
の場合と同じように巻回体で電池素子を作成し、その後
も実施例1と同じにして図2に示す電池構造で外径1
6.5mm、高さ65mmの電池(C1)〜(C3)を
作成した。なお電池(C1)〜(C3)は正極の活物質
層の密度が異なり、電池(C1)、(C2)、(C3)
は正極活物質層の密度(d)がそれぞれ2.45、2.
65、2.9(g/cc)の正極を使用して作成した。
酸化物(D)を合成した。合成出発物質とするマンガン
酸化物は、市販のEMDを110℃で乾燥して調整した
MnO2試料(C)である。nO2試料(C)に炭酸リ
チウム(Li2CO3)をMn:Liの原子比が1:
0.546でよく混合し、これをを空気中870℃で1
2時間焼成してリチウムマンガン酸化物(D)を得た。
リチウムマンガン酸化物(D)も前記の実施例や比較例
で合成したリチウムマンガン酸化物と同じくスピネル結
晶の酸化物であるが、一般式ではむしろLi1+XMn
2−XO4−δ(δ=0.1)で示され、結晶中の酸素
には欠損が生じている。リチウムマンガン酸化物(D)
の比表面積は0.53m2/gであった。
(D)を活物質として使用する以外はまったく実施例1
の場合と同じにして帯状の正極(2d)を作成した。正
極(2d)は加圧成型で成型圧力を変えて、アルミ箔上
に形成された活物質層の密度(d)が2.45、2.6
5、2.90、(g/cc)の3種類で作成した。正極
活物質層の密度(d)がそれぞれ2.45、2.65、
2.9(g/cc)の正極を使用して、実施例1の場合
と同じようにして電池(D1)、(D2)、(D3)を
作成した。
合成二酸化マンガン(CMD)を110℃で乾燥して調
整したMnO2試料(E)を用意した。MnO2試料
(E)の比表面積は53m2/gであった。MnO2試
料(E)に炭酸リチウム(Li2CO3)をMn:Li
の原子比が1:0.546でよく混合し、これをを空気
中750℃で12時間焼成してリチウムマンガン酸化物
(E)を得た。リチウムマンガン酸化物(E)も他の実
施例や比較例で合成したリチウムマンガン酸化物と同じ
く、一般式Li1+XMn2−XO4で示されるスピネ
ル結晶の酸化物であり、X≒0.06である。リチウム
マンガン酸化物(E)の比表面積は2.4m2/gであ
った。
(E)を活物質として使用する以外はまったく実施例1
の場合と同じにして帯状の正極(2e)を作成した。正
極(2e)は加圧成型で成型圧力を変えて、活物質層の
密度(d)が2.45、2.65、2.90、(g/c
c)の3種類で作成した。正極活物質層の密度(d)が
それぞれ2.45、2.65、2.9(g/cc)の正
極を使用して、実施例1の場合と同じようにして電池
(E1)、(E2)、(E3)を作成した。
により、正極材料にLiCoO2を用いたリチウムイオ
ン二次電池を作成する。まず正極活物質とするLiCo
O2を次のようにして用意する。市販の炭酸リチウム
(Li2CO3)と炭酸コバルト(CoCO3)をLi
とCoの原子比が1.03:1の組成比になるように混
合し、空気中で900℃約10時間焼成してLiCoO
2を得る。焼成後のLiCoO2は非常に固い塊として
得られるので、これを紛砕機にかけて平均粒径0.02
mmの粉末状とする。この紛末状LiCoO2を91重
量部、導電剤としてグラファイトを6重量部、結合剤と
してポリフッ化ビニリデン3重量部を溶剤であるN−メ
チル−2−ピロリドンと湿式混合してスラリー(ペース
ト状)にする。次に、このスラリーを正極集電体となる
厚さ0.02mmのアルミニウム箔の両面に均一に塗布
し、乾燥後ローラープレス機で加圧成型して、活物質層
の密度を3.16g/ccとしてシート状の正極(2
f)を作成する。正極(2f)は実施例1の場合と同じ
の負極(1)と組合せ実施例1の場合とまったく同様に
して電池(F)を作成した。
〜(F)は、いずれも電池内部の安定化を目的に12時
間のエージング期間を経過させた後、充電電圧を4.2
Vに設定し、いずれも8時間の充電を行い、放電は全て
の電池について800mAの定電流放電にて終止電圧
3.0Vまで行い、それぞれの電池の初期放電容量を求
めた。得られた放電容量を各々の電池の正極活物質層の
密度に対してプロットすると、図3の結果となった。
較例4で作成したリチウムコバルト酸化物を正極活物質
とした電池(F)に対しても遜色の無い容量の電池が作
成可能である。つまり、実施例1の電池および実施例2
の電池では、正極活物質層の密度を2.85g/cc以
上にすれば、250wh/l(現在高価なコバルトで達
成されているレベル)以上のエネルギー密度となること
が判る。しかし比較例1や比較例3の電池では正極活物
質層の密度が2.8g/cc以上ではかえって容量は低
下してしまう。つまり比較例1や比較例3の場合のよう
に、通常公知の方法でスピネル系リチウムマンガン酸化
物を合成すると、その合成物の比表面積は0.8〜3m
2/gであり、比表面積0.8m2/gのリチウムマン
ガン酸化物を使用して電極を作成した場合、活物質層の
密度は2.64g/cc程度が限度である。これ以上活
物質層密度を高くすると、正極活物質の利用率が悪くて
容量が出なくなる。この理由は次のように考えられる。
正極は集電体(20)の上に活物質層が形成されてお
り、活物質層には活物質粒子(21)とカーボン等の伝
導助材(22)と空孔(23)が存在する。活物質粒子
(21)には多くの細孔(24)が存在するが、比表面
積の大きいリチウムマンガン酸化物には比表面積に比例
して多くの細孔容積が存在し、電極作成において成型圧
力を上げて活物質層の密度を高める場合、通常この細孔
容積は変化せず、図1に示す空孔(23)だけが少なく
なる。電池内では空孔(23)には電解液が充満され、
充放電に際してのLiイオンの活物質粒子への伝導通路
の役割を果たすものであり、この空孔(23)が不足す
ると活物質粒子へのLiイオンの伝導が疎外され、活物
質の利用率が悪くなる。
ンガン酸化物の比表面積が0.5m2/g程度以下であ
れば、リチウムマンガン酸化物に存在する細孔容積は少
なくなっているため、活物質層の密度を3.2g/cc
まで高めても、活物質粒子へのLiイオンの伝導が疎外
されるまでには活物質層の空孔(23)は減少せず、活
物質の利用率は悪くならない。従って実施例1および実
施例2では活物質層密度(d)が2.85≦d≦3.2
(g/cc)の範囲では、LiCoO2を正極活物質と
した電池(F)に対しても遜色の無い高容量の電池とな
る。しかし、d>3.2g/ccではやはり、比表面積
0.5m2/g以下の活物質であっても、活物質層の空
孔(23)は不足して活物質粒子へのLiイオンの伝導
が疎外され、活物質の利用率が悪くなる。
物質層の密度の関係においては実施例1および実施例2
の場合と同じ関係が見られる。つまり比較例2において
も、リチウムマンガン酸化物の比表面積は0.5m2/
g程なので、活物質層の密度を3.2g/ccまで高め
ても、活物質粒子へのLiイオンの伝導が疎外されるま
でには活物質層の空孔(23)は減少しないはずであ
り、活物質の利用率は悪くならないはずであるが、実施
例2では、活物質層密度を2.85g/cc以上として
も、比較例1の最高容量の電池にも到達しない。比較例
2では、従来の方法(つまり850℃以上の焼成温度)
で合成した比較的比表面積の小さいリチウムマンガン酸
化物(比表面積0.53m2/g)を正極活物質として
電池を作成した。この場合に高容量が得られない原因
は、活物質層の空孔(23)が不足して活物質粒子への
Liイオンの伝導が疎外され、活物質の利用率が低下し
たのではなく、次の理由によるものである。従来のスピ
ネル系リチウムマンガン酸化物の合成方法では出発材料
としてマンガン酸化物(MnO2、Mn2O3、Mn3
O4等)を使用し、これにリチウム化合物(例えばLi
2CO3)を混合し大気中で焼成して合成される。しか
しこの従来の方法で、0.5m2/g以下の比表面積を
有するリチウムマンガン酸化物を合成しようと思えば、
比較例2で行ったように、850℃以上の温度で焼成し
なければ合成できない。ところが焼成温度は600℃〜
800℃でなければ正極活物質としての充分な特性は得
難い。800℃以上の温度ではスピネル系リチウムマン
ガン酸化物中の酸素に欠損が生じ、活物質としての性能
は悪くなってしまう。
で行ったが、0.5m2/g以下の比表面積を有するリ
チウムマンガン酸化物が合成されている。これは合成出
発物質として比表面積の少ないのマンガン酸化物を用い
たためである。以上のように本発明でのポイントは、比
表面積(S)がS≦0.5m2/gであるリチウムマン
ガン酸化物を伝導助材と共に金属集電体の上に固めて活
物質層を形成し、且つ活物質層の密度(d)は2.85
≦d≦3.2g/ccとすることであり、また、比表面
積(S)がS≦0.5m2/gで且つ、良好な特性のリ
チウムマンガン酸化物の合成方法としては、比表面積
(s)がs≦10m2/gのマンガン酸化物を合成出発
物質とすることが有効である。
O4(X=0.06)で示されるスピネル結晶の酸化物
を合成して行つたが、これに限定されるものではない。
これまでLiMn2O4で代表されるスピネル型リチウ
ムマンガン酸化物を正極活物質とするリチウムイオン二
次電池のサイクル特性は50サイクル程度で初期容量の
半分ほどに容量劣化してしまう極めて悪いものであっ
た。その対策としてはLiMn2O4のMnの一部をM
n以外の元素で置き換えることで、サイクル特性は大幅
に改善された。本発明は、一般式Li[Mn2−XLi
X]O4(但し、0≦x≦0.1)で示されるリチウム
マンガン酸化物に関しても、あるいは一般式Li[Mn
2−XMX]O4(但し、MはCo、Ni、Fe、C
r、Zn、Ta等のMn以外の金属元素)で示されるリ
チウムマンガン酸化物に関しても適用可能である。
系リチウムマンガン酸化物を使用して、活物質層の密度
を2.85g/cc以上までまで高めてた正極を用いる
ことにより、従来の同種の電池に対して10%容量増の
電池が作成可能となる。その結果、安価な材料のリチウ
ムマンガン酸化物を正極材料として、これまでの高価な
リチウムコバルト酸化物を正極材料とする電池に遜色の
ない、高性能なリチウムイオン二次電池が広い用途に安
価で供給できるようになりその工業的価値は大である。
は負極リード、7は正極リード、14は絶縁板、15は
ガスケット、16はPTC素子、20は正極集電体、2
1は活物質粒子、22は伝導助剤、23は空孔、24は
細孔、28は防爆ディスク、29は閉塞蓋体である。
Claims (2)
- 【請求項1】正極と負極とリチウムイオンを含む非水電
解液を有する二次電池であって、前記正極の活物質材料
として一般式Li[Mn2−XLiX]O4(但し、0
≦x≦0.1)で示されるリチウムマンガン酸化物もし
くは一般式Li[Mn2−XMX]O4(但し、MはC
o、Ni、Fe、Cr、Zn、Ta等のMn以外の金属
元素)で示されるリチウムマンガン酸化物を使用する非
水電解液二次電池において、前記正極は比表面積(S)
がS≦0.5m2/gである前記リチウムマンガン酸化
物を伝導助材と共に金属集電体の上に固めて活物質層を
形成した電極であり、且つ前記活物質層の密度(d)が
2.85≦d≦3.2g/ccであることを特徴とする
非水電解液二次電池。 - 【請求項2】一般式Li[Mn2−XLiX]O4(但
し、0≦x≦0.1)で示されるリチウムマンガン酸化
物もしくは一般式Li[Mn2−XMX]O4(但し、
MはCo、Ni、Fe、Cr、Zn、Ta等のMn以外
の金属元素)で示されるリチウムマンガン酸化物の合成
出発物質として比表面積(s)がs≦10m2/gのマ
ンガン酸化物を用い、800℃以下の温度で焼成するこ
とを特徴とする非水電解液二次電池用正極活物質材料の
製造法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-06-28 JP JP18171294A patent/JP3219352B2/ja not_active Expired - Lifetime
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