JPH08173868A - コーティング装置 - Google Patents

コーティング装置

Info

Publication number
JPH08173868A
JPH08173868A JP6335740A JP33574094A JPH08173868A JP H08173868 A JPH08173868 A JP H08173868A JP 6335740 A JP6335740 A JP 6335740A JP 33574094 A JP33574094 A JP 33574094A JP H08173868 A JPH08173868 A JP H08173868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray gun
coating
spiral
drum
spray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6335740A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takahashi
浩 高橋
Nobuo Hashimoto
信雄 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP6335740A priority Critical patent/JPH08173868A/ja
Publication of JPH08173868A publication Critical patent/JPH08173868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム内における向流(乱流)を抑制してノ
ズルキャップへの被覆剤ミストの付着を防止し、連続し
た良好なコーティング作用が行え、コーティング不良の
発生が合理的に防止しうるコーティング装置を提供する
ことにある。 【構成】 熱風の給気ダクト7,熱交換後の熱風排気ダ
クト8をもつ回転するドラム1,該ドラム1内にドラム
1の回転とは無関係に装架したスプレーガン4などより
なるコーティング装置において、前記スプレーガンを断
面形状が下向きV字形構造をしたスプレーガンキャップ
への被覆剤ミストの付着を防止するカバー9にて被覆し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、末包被錠等に被覆剤を
コーティングする装置の改善に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】一般に高圧空気作用により液状被
覆剤を噴霧化させる二流体構造のスプレーガンは、医薬
品産業において顆粒又は末包被錠(フイルムコート錠,
糖衣錠など)への被覆剤コーティング工程に多く用いら
れている。又この種のスプレーガンは数社から市販され
ており、この種類,例えば平吹き,丸吹き,螺旋吹きな
どの噴霧吐出形状も多数あるが、その多くのスプレーガ
ンはコーティング中にガンキャップの先端部周辺に吐出
噴霧したコーティング剤(液)のミストが、図6a,b
に示すように円形ドラム内に発生する向流(乱流)に乗
ってキャップ表面に付着堆積し、安定したスプレーコー
ティングの継続が困難な状況にあった。医薬品の場合、
コーティング工程でスプレー状態が悪化すると、その製
品の商品価値はなくなり又その回収も非常に困難であ
る。一方、ドラム内に所要量収容された末包被錠には、
円形ドラムの回転に従って撹拌流動し均等に被覆剤が所
定の厚み量コーティングされるが、コーティング作業中
にたまたま円形ドラムの回転に追従して上昇した末包被
錠がスプレーガンに接続せる高圧空気の供給パイプや被
覆剤の供給パイプ上に落下乗載し、所定量の被覆剤コー
ティングが行われないまま再び落下して他の良品コーテ
ィング錠中に混入するという危険性があった。
【0003】本発明の目的は、ドラム内における向流
(乱流)を抑制してノズルキャップへの被覆剤ミストの
付着を防止し、連続した良好なコーティング作用が行
え、コーティング不良の発生が合理的に防止しうるコー
ティング装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本発明の構成は、水平回転軸により一定の速度で回転
するドラム内に所要量の末包被錠を収容し、ドラム内に
給気ダクトを介して熱風を連続的に送風するとともに、
熱交換後の供給熱気を排気ダクトから排気しながら末包
被錠層表面の上方に配設せる複数の下向きスプレーガン
群から噴霧される被覆剤を末包被錠表面に被覆するよう
にしたコーティング装置において、前記複数のスプレー
ガン群を、断面形状が下向きV字形構造をしたスプレー
ガンキャップへの被覆剤ミストの付着を防止するカバー
にて被覆したこと、前記スプレーガンを、螺旋チップを
交換可能とした螺旋吹きスプレーガンにて構成し、末包
被錠の種類,被覆剤の種類及び/又はコーティング機の
機種,型式に適応しうるようにしたこと、および、螺旋
吹きスプレーガンを構成する前記螺旋チップに形成せる
螺旋溝の傾斜角度を5°〜20°の範囲としたものであ
る。
【0005】
【作用】付着防止カバーの内部がその周辺部より陽圧と
なりスプレーガンに対する向流(乱流)が抑制され、ガ
ンキャップ表面に被覆剤のミストが付着堆積し、スプレ
ー作用が悪化されることなく末包被錠に対するコーティ
ング効果の向上が図れる。付着防止カバーにより末包被
錠のパイプライン上への乗っかりが防止でき不良品の発
生を皆無とし商品価値の向上が図れる。ノズル先端部に
螺旋チップを着脱可能に装着することで、螺旋吹きスプ
レーパターンの広がりを螺旋チップの交換により任意に
コントロールすることができ、薬剤の種類とコーティン
グ機の機種,型式などに応じ安定したスプレーコーティ
ングが得られ、また、パターンの広がりに応じてスプレ
ー液量を増減調整することができる。尚、螺旋チップを
取外した時は、丸吹き用として使用できる。
【0006】
【実施例】次に、図面について本発明実施例の詳細を説
明する。図1は装置の縦断正面図、図2は装置の縦断側
面図、図3はスプレーガンの分解斜視図、図4はスプレ
ーガンの縦断正面図、図5a,b,cは各スプレーガン
近傍の風向を示しており、aは手前のスプレーガン近傍
の風向を示す説明図、bは中央のスプレーガン近傍の風
向を示す説明図、cは奥のスプレーガン近傍の風向を示
す説明図である。
【0007】1は水平回転軸2の一端に片持ち支持され
一定の速度で回転するドラムであって、水平回転軸2と
反対側の前記ドラム1側面に開口3を形成し、この開口
3を通して複数の下向きスプレーガン4をとりつけた水
平姿勢の支持杆5をドラム1内に挿入装架する。前記開
口3部に設けたマウスリング6に対してドラム1を回転
可能に軸装するとともに、このマウスリング6に前記ス
プレーガン4をとりつけた支持杆5の基部を固定せし
め、スプレーガン4機構とは無関係にドラム1が回転し
うるようにしたものである。図中7は熱風をドラム1内
に連続に供給する給気ダクト,8は排気ダクトであり、
一般的なコーティング装置Aは上述のように構成されて
いる。尚、特に図示してないが、前記各スプレーガン4
には夫々高圧空気の供給パイプと被覆剤の供給パイプが
各別に接続されている。このように構成されたコーティ
ング装置Aにおいて、前記スプレーガン4群を、断面形
状が下向きV字形構造をしたスプレーガンキャップへの
被覆剤ミストの付着を防止するカバー9にて被覆、詳し
くは、付着防止カバー9内にスプレーガン4群,支持杆
5及び高圧空気,被覆剤の供給パイプを収容するととも
に、付着防止カバー9の内部に陽圧が生ずるようにしス
プレーガン4に対する向流の発生を抑制するものであ
る。更に、図3,図4に示すように、前記スプレーガン
4を螺旋吹き構造とするとともに、螺旋チップ4aをノ
ズル4bの先端に着脱交換可能に螺着し、螺旋チップ4
aの外周に設けた螺旋溝4cの傾斜角度を5°〜20°
の範囲に設定したものである。その理由は、現行の製造
条件とほぼ同じ運転条件でスプレー液量を増加させ、ス
プレーガンへの付着を防止するには、螺旋吹チップの外
周に設けた螺旋溝の傾斜角度5°(キャップ・ノズル含
む)を使用することにより、現行スプレー速度50g/
minを65g/min/1ガンまで増加することがで
きた。一方、傾斜角度20°以上を使用すると、スプレ
ーガンへの付着及びパン内の汚れなど螺旋吹の弊害が見
られ、結果的に螺旋吹チップの傾斜角度5°〜20°が
一番適していた。尚、螺旋吹の角度はチップを交換する
ことで可能で、そのチップを使用しない場合は通常の丸
吹ガンとして使用できる。図中4dはキャップ,4eは
結合ナット,4fは被覆剤液の流路,4gは高圧空気の
流路,4hはニードルバルブである。
【0008】
【発明の効果】上述のように本発明の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)付着防止カバーの内部がその周辺部より陽圧とな
りスプレーガンに対する向流(乱流)が抑制され、ガン
キャップ表面に被覆剤のミストが付着堆積し、スプレー
作用の悪化がなくなるので末包被錠に対するコーティン
グ効果の向上が図れる。 (b)付着防止カバーによりパイプライン上などに末包
被錠の乗っかりが防止でき、コーティング不良品の発生
を皆無とし商品価値の向上が図れる。 (c)ノズル先端部に螺旋チップを着脱可能に装着する
ことで、螺旋吹きスプレーパターンの広がりを螺旋チッ
プの交換により任意にコントロールすることができ、薬
剤の種類とコーティング機の機種,型式などに応じ安定
したスプレーコーティングパターンが得られ、また、パ
ターンの広がりに応じてスプレー液量を任意に増減調整
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の縦断正面図である。
【図2】装置の縦断側面図である。
【図3】スプレーガンの分解斜視図である。
【図4】スプレーガンの縦断正面図である。
【図5】aは手前のスプレーガン近傍の風向を示す説明
図である。bは中央のスプレーガン近傍の風向を示す説
明図である。cは奥のスプレーガン近傍の風向を示す説
明図である。
【図6】aは手前のスプレーガン近傍の風向を示す説明
図である。bは中央のスプレーガン近傍の風向を示す説
明図である。cは奥のスプレーガン近傍の風向を示す説
明図である。
【符号の説明】
A コーティング装置 1 ドラム 2 水平回転軸 3 開口 4 スプレーガン 4a 螺旋チップ 4b ノズル 4c 螺旋溝 4d キャップ 4e 結合ナット 4f 流路 4g 流路 4h ニードルバルブ 5 支持杆 6 マウスリング 7 給気ダクト 8 排気ダクト 9 付着防止カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平回転軸により一定の速度で回転する
    ドラム内に所要量の末包被錠を収容し、ドラム内に給気
    ダクトを介して熱風を連続的に送風するとともに、熱交
    換後の供給熱気を排気ダクトから排気しながら末包被錠
    層表面の上方に配設せる複数の下向きスプレーガン群か
    ら噴霧される被覆剤を末包被錠表面に被覆するようにし
    たコーティング装置において、前記複数のスプレーガン
    群を、断面形状が下向きV字形構造をしたスプレーガン
    キャップへの被覆剤ミストの付着を防止するカバーにて
    被覆したことを特徴とするコーティング装置。
  2. 【請求項2】 前記スプレーガンを、螺旋チップを交換
    可能とした螺旋吹きスプレーガンにて構成し、末包被錠
    の種類,被覆剤の種類及び/又はコーティング機の機
    種,型式に適応しうるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のコーティング装置。
  3. 【請求項3】 螺旋吹きスプレーガンを構成する前記螺
    旋チップに形成せる螺旋溝の傾斜角度を5°〜20°の
    範囲としたことを特徴とする請求項2記載のコーティン
    グ装置。
JP6335740A 1994-12-21 1994-12-21 コーティング装置 Pending JPH08173868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6335740A JPH08173868A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 コーティング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6335740A JPH08173868A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 コーティング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08173868A true JPH08173868A (ja) 1996-07-09

Family

ID=18291950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6335740A Pending JPH08173868A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 コーティング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08173868A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100404046B1 (ko) * 2001-07-14 2003-11-05 주식회사 세종파마텍 정제 코팅장치
WO2010047239A1 (ja) 2008-10-21 2010-04-29 フロイント産業株式会社 パンコーティング装置
WO2010047238A1 (ja) 2008-10-21 2010-04-29 フロイント産業株式会社 パンコーティング装置
KR101014200B1 (ko) * 2010-07-27 2011-02-14 주식회사 지노믹코리아 코팅드럼 및 덕트의 세척기능이 향상된 정제 코팅장치
CN115944535A (zh) * 2023-03-15 2023-04-11 江中药业股份有限公司 一种用于药品制粒机或包衣机的喷枪装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100404046B1 (ko) * 2001-07-14 2003-11-05 주식회사 세종파마텍 정제 코팅장치
WO2010047239A1 (ja) 2008-10-21 2010-04-29 フロイント産業株式会社 パンコーティング装置
WO2010047238A1 (ja) 2008-10-21 2010-04-29 フロイント産業株式会社 パンコーティング装置
EP2363202A1 (en) * 2008-10-21 2011-09-07 Freund Corporation Pan coating device
KR20110099685A (ko) 2008-10-21 2011-09-08 프로인트 코포레이션 팬 코팅 장치
EP2363202A4 (en) * 2008-10-21 2012-07-04 Freund Corp DRUM COATING DEVICE
EP2636315A1 (en) 2008-10-21 2013-09-11 Freund Corporation Pan coating apparatus
US8555805B2 (en) 2008-10-21 2013-10-15 Freund Corporation Pan coating apparatus
CN103350038A (zh) * 2008-10-21 2013-10-16 友谊产业株式会社 盘涂敷装置
US8807065B2 (en) 2008-10-21 2014-08-19 Freund Corporation Pan coating apparatus
KR101014200B1 (ko) * 2010-07-27 2011-02-14 주식회사 지노믹코리아 코팅드럼 및 덕트의 세척기능이 향상된 정제 코팅장치
CN115944535A (zh) * 2023-03-15 2023-04-11 江中药业股份有限公司 一种用于药品制粒机或包衣机的喷枪装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3349580B2 (ja) パンコーティング装置
CN203018245U (zh) 喷枪
JPS5966337A (ja) パンコ−チング装置
JPH0657312B2 (ja) 糖コーチング及び/又はフィルムコーチング法を実行するための装置
Chambliss Conventional and specialized coating pans
JPH08173868A (ja) コーティング装置
JPH07328408A (ja) パンコーティング装置
WO2000058017A1 (fr) Procede et dispositif pour appliquer un revetement par pulverisation en spirale
JP2002066393A (ja) 多頭型スプレーガン及びそれを用いたコーティング装置、並びにコーティング方法
JP3347767B2 (ja) パンコーティング装置
EP2173493A2 (en) Shaping air and bell cup combination
JPH0919651A (ja) スプレーガンおよびこれを用いた造粒コーティング方法
JPS61164669A (ja) 超微粒子スプレ−装置
JP2003225592A (ja) 回転霧化塗装装置
JPH0824741A (ja) スプレーシステム
US3843393A (en) Process for coating tablets and making dragees
JP2520513Y2 (ja) コーティング装置に於ける粉体散布装置
CN209236867U (zh) 一种包衣滚筒及包衣机
JPH06246222A (ja) スプレーコーティング方法および装置
JP2021094506A (ja) コーティング装置
JPH09192546A (ja) 回転霧化静電塗装装置の回転霧化頭裏面洗浄方法
US5017401A (en) Method and arrangement and method for the manufacturing of coated mouldings, in particular of capsules containing pharmaceutical materials and are meant to be used as medicine
JP3438080B2 (ja) 偏向分配ノズル装置の汚れ防止方法及び装置
JP2000167446A (ja) 塗装ヘッド
JP2006516918A (ja) 薬品処理機