JPH0824741A - スプレーシステム - Google Patents

スプレーシステム

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JPH0824741A
JPH0824741A JP16081494A JP16081494A JPH0824741A JP H0824741 A JPH0824741 A JP H0824741A JP 16081494 A JP16081494 A JP 16081494A JP 16081494 A JP16081494 A JP 16081494A JP H0824741 A JPH0824741 A JP H0824741A
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JP
Japan
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liquid
drum
spray system
coating
liquid supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP16081494A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Ito
了 伊藤
Takeo Sugimoto
豪夫 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Powrex KK
Original Assignee
Powrex KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプレーシステムの構造を極力簡素化し、ド
ラム内で流動する粒状物のスプレーシステム上への「乗
り」を回避する。 【構成】 ドラム(2)の外部からドラム(2)の内部
にかけて、基部(3a)、中間部(3b)及び先端部(3c)
からなる液送管(3)を配置し、各構成部材(3a)(3
b)(3c)の内径部に互いに連通する給液路(5)を形
成する。給液路(5)の上流側端部に給液口(7)を設
け、この給液口(7)に供給源から高圧のコーティング
液を供給してこのコーティング液を液送管(3)の先端
部(3c)に設けた複数のノズル(15)からドラム(2)
内に噴霧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムコーティング
やシュガーコーティング等に使用される通気式コーティ
ング装置に好適なスプレーシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、錠剤、ペレット、顆粒、その
他これらに類するもの(以下、これらを総称して粒状物
と呼ぶ)にフィルムコーティングやシュガーコーティン
グ等を行なうための装置として通気式のコーティング装
置が広く使用されている。
【0003】この装置は、図2に示すように、両端を絞
った形状の中空ドラム(21)を、その一端部に回転軸を
取り付けて回転自在に支持すると共に、ドラム(21)内
にコーティング液を噴霧するスプレーシステム(22)を
配置して構成される。コーティング時には、ドラム(2
1)を回転させながら給気ダクト(23)からドラム(2
1)内に乾燥エアを導入し、ドラム(21)の回転運動と
乾燥エアとの相乗作用でドラム(21)内に収容した粒状
物を流動化させながら、スプレーシステム(22)からコ
ーティング液を噴霧してコーティング製品を生成する。
【0004】従来のスプレーシステム(22)は、図3に
示すように、ドラム(21)内に延設した支持アーム(2
5)に複数個のスプレーガン(27)を取付けて構成さ
れ、各スプレーガン(27)には、高圧エアを供給する圧
空ホースや、コーティング液を供給・循環させる給液循
環ホース等の複数のホース類(29)がそれぞれ接続され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のス
プレーシステムは、給液源及びエア源から延びる複数の
ホースを複雑に引き回してスプレーガンに接続した煩雑
で且つ大掛りな構造である。従って、コーティング処理
中には、ドラム内で流動する粒状物がホース類やスプレ
ーガン等の上に乗りやすく、そのため、未コーティング
やコーティング不足等のコーティング不良を生じ易くな
っていた。このようなコーティング不良は、糖衣の「下
掛け」・「中掛け」を行なう場合や顆粒コーティングを
行なう場合に顕著に見受けられ、特に糖衣の「下掛け」
を行なう場合は、スプレーシステム上に粒状物がブロッ
ク状に堆積する傾向にあり、需要者から強く改善が要望
されている。
【0006】また、これらの問題点は、スプレーガンの
設置数を増大させるほどより顕著に現われるため、スプ
レーガンの増設にも限度がある。
【0007】さらに、スプレーガンが、高温多湿で且つ
絶えず粉塵に曝されるドラム内に配置されているため、
性能が劣化しやすく、その保守点検にも多大な労力を要
していた。
【0008】そこで、本発明は、スプレーシステムの構
造を極力簡素化して粒状物の「乗り」の問題を回避する
と共に、スプレーシステムの性能劣化を防止し且つその
保守性を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明にかかるスプレーシステムは、乾燥エアを導入し
ながら回転するドラム内にコーティング液を噴霧してド
ラム内に収容された粒状物にコーティング処理を施すた
めのスプレーシステムであって、前記ドラム外からドラ
ム内部にかけて延設され、内径部に給液路の形成された
液送管と、ドラム外に配置され、前記給液路に高圧のコ
ーティング液を供給する供給源と、ドラム内の液送管
に、給液路と連通させて設けられたノズルとを具備して
いる。
【0010】液送管をその軸線を中心として回転駆動し
てもよい。
【0011】
【作用】供給源から給液路に供給された高圧コーティン
グ液は、給液路内を流下してノズルに流入し、当該ノズ
ルからドラム内に噴霧される。即ち、コーティング液
は、ノズルまで高圧で圧送され、高圧エアの助けを借り
ることなくノズルから直接噴霧される。従って、従来の
スプレーシステムに必須であった圧空ホースが不要とな
り、また、給液路が液送管の内径部に形成されているの
で、コーティング液を供給・循環させるための給液循環
ホースも不要となる。このように、ホース類を不要とし
たことから、構造の簡素化、コンパクト化を達成するこ
とができ、流動粒状物の「乗り」の問題を解消すること
が可能となる。
【0012】また、コーティング液の供給源を、高温多
湿環境下に曝されることのないドラム外に配置している
ので、その性能劣化や保守性が問題となることはない。
【0013】液送管をその軸線を中心として回転駆動す
れば、ノズルを多方向に向けることができ、スプレー角
度及びスプレー距離の設定が簡単且つ自由に行なえるよ
うになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明にかかるスプレーシステム
(1)の実施例を図1に基づいて説明する。なお、図1
において、(2)は、図2に示すものと同形状のドラム
である。このドラム(2)よりも左方は、ドラム内部を
表し、右方はドラム外部を表している。
【0015】ドラム(2)の外部からドラム(2)の内
部にかけては、液送管(3)が配置される。この液送管
(3)は、水平に配置した基部(3a)及び先端部(3c)
と、基部(3a)及び先端部(3c)間に直交配置した中間
部(3b)とを接合一体化して構成され、各構成部材(3
a)(3b)(3c)の内径部には互いに連通する給液路
(5)が形成されている。給液路(5)の上流側(図面
右方)端部には、給液口(7)が設けられおり、この給
液口(7)には、給液管(図示省略)を介してコーティ
ング液の供給源(図示省略)が接続されている。
【0016】基部(3a)の下流側(図面作用)端部で且
つその内径部には、ニードルバルブ(11)が配置され
る。このニードルバルブ(11)は、バルブ駆動部(13)
で生じた加圧エアにより駆動され、水平方向に往復移動
して給液路(5)を開放・閉塞する。ニードルバルブ
(11)を開くと、供給源から高圧で供給されたコーティ
ング液が給液路(5)の下流側に圧送され、一方、ニー
ドルバルブ(11)を閉じると、基部(3a)内の給液路
(5)を流れるコーティング液が図示しない還流管を介
して供給源に付設された給液タンク(図示省略)に還流
される。
【0017】液送管(3)の先端部(3c)には、その内
径部の給液路(5)と連通する複数のノズル(15)が設
けられる。供給源から給液路(5)内に圧送されたコー
ティング液は、このノズル(15)からドラム(2)内に
噴霧され、粒状物の表面にコーティング皮膜を形成す
る。このように本発明にかかるスプレーシステム(1)
は、高圧下で圧送したコーティング液をノズル(15)か
ら直接噴霧してコーティング皮膜を形成するものであ
り、従来のスプレーガン(27)で採用される、高圧エア
を利用して液体を霧化するいわゆる一流体式のノズルや
圧力を異ならせた二種類の高圧エアを利用して液体を霧
化する二流体式のノズルとはその構造を異にするもので
ある。
【0018】なお、各ノズル(15)から噴霧されるコー
ティング液の噴霧形態は、ノズル(15)の先端部に装着
したリテーニングナット(17)の形状によって決定され
る。換言すれば、リテーニングナット(17)を他の形状
のものに交換することにより、各種粒状物の特性に合致
する最適な噴霧形態を選択することができる。
【0019】基部(3a)の上流側端部は、図示しない支
持装置により回転可能に支持されている。また、基部
(3a)の上流側端部は、図示しない回転駆動源に連結さ
れており、この回転駆動源を正逆駆動すると、基部(3
a)、さらには液送管(3)全体が軸線X−Xを中心とし
て正逆方向に回転駆動される。なお、この回転駆動源
は、遠隔操作で制御できるよう構成するのが望ましい。
【0020】このように本発明では、高圧エアを用いる
ことなくコーティング液をノズル(15)から噴霧するこ
とができ、しかも給液路(5)を液送管(3)の内部に
形成しているので、従来装置に必須の圧空ホースや給液
循環ホースが不要となる。このため、簡素でコンパクト
なスプレーシステム(1)を提供することができ、流動
粒状物の「乗り」の問題を確実に回避することが可能と
なる。また、ノズル(15)の増設も容易であり、増設し
てもスプレーシステム(1)の構造が著しく複雑化する
ことはないという利点もある。
【0021】さらに、コーティング液の供給源をドラム
(2)外に配置しており、当該供給源が高温多湿環境下
に曝されることもないので、その性能劣化や保守性の悪
化といった問題を回避することができる。
【0022】さらに、液送管(3)を、基部(3a)の軸
線X−Xを中心として回転可能に構成しているので、ノズ
ル(15)を多方向に向けることができ、粒状物の特性に
合ったスプレー角度及びスプレー距離の設定が簡単且つ
自由に行なえる。
【0023】
【発明の効果】このように、本発明によれば、簡素でコ
ンパクトなスプレーシステムを提供することができ、流
動粒状物の「乗り」の問題を確実に回避することができ
る。従って、コーティング不良物の少ない高品質のコー
ティング製品を得ることが可能となる。また、コーティ
ング液の供給源を、高温多湿環境下に曝されることのな
いドラム外に配置しているので、供給源、延いてはシス
テム全体の性能劣化を抑制することができ、また、保守
点検も容易なものとなる。
【0024】液送管を、その軸線を中心として回転駆動
すれば、ノズルを多方向に向けることができ、加工条件
に合致したスプレー角度及びスプレー距離の設定が容易
に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスプレーシステムの断面図であ
る。
【図2】従来のスプレーシステムを使用したコーティン
グ装置の断面図である。
【図3】従来のスプレーシステムの要部を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 スプレーシステム 2 ドラム 3 液送管 5 給液路 15 ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥エアを導入しながら回転するドラム
    内にコーティング液を噴霧してドラム内に収容された粒
    状物にコーティング処理を施すためのスプレーシステム
    であって、 前記ドラム外からドラム内部にかけて延設され、内径部
    に給液路の形成された液送管と、ドラム外に配置され、
    前記給液路に高圧のコーティング液を供給する供給源
    と、ドラム内の液送管に、給液路と連通させて設けられ
    たノズルとを具備することを特徴とするスプレーシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記液送管をその軸線を中心として回転
    駆動することを特徴とする請求項1記載のスプレーシス
    テム。
JP16081494A 1994-07-13 1994-07-13 スプレーシステム Pending JPH0824741A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010607