JP2002066393A - 多頭型スプレーガン及びそれを用いたコーティング装置、並びにコーティング方法 - Google Patents

多頭型スプレーガン及びそれを用いたコーティング装置、並びにコーティング方法

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JP2002066393A JP2000256116A JP2000256116A JP2002066393A JP 2002066393 A JP2002066393 A JP 2002066393A JP 2000256116 A JP2000256116 A JP 2000256116A JP 2000256116 A JP2000256116 A JP 2000256116A JP 2002066393 A JP2002066393 A JP 2002066393A
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Shigemichi Takei
成通 武井
Kazutomi Unosawa
一臣 鵜野沢
Katsuhiko Ito
雄彦 伊藤
Takuya Nakamura
卓也 中村
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/0221Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work characterised by the means for moving or conveying the objects or other work, e.g. conveyor belts
    • B05B13/025Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work characterised by the means for moving or conveying the objects or other work, e.g. conveyor belts the objects or work being present in bulk
    • B05B13/0257Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work characterised by the means for moving or conveying the objects or other work, e.g. conveyor belts the objects or work being present in bulk in a moving container, e.g. a rotatable foraminous drum

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーティング液を噴霧する多頭型のスプレー
ガンにおいて、噴霧平面における局所濡れが発生しない
ように平吹きできるようにする。 【解決手段】 2流体ノズルで構成した3個のノズル1
1a、11b、11cを、各々の噴出口13a、13
b、13cが一列になるように、本体10に設けて多頭
型スプレーガンとする。列内側のノズル11bを列外側
のノズル11a、11cより噴霧量を抑えることによ
り、噴霧平面で実質的に均一と見なせる程度に噴霧させ
て、例えばコーティング作業における局所濡れの抑制を
図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のノズルが一
体に設けられた多頭型のスプレーガンに関し、特に、噴
霧面における噴霧量の偏在を抑制して、コーティング作
業における局所濡れを抑制するのに有効な技術である。
【0002】
【従来の技術】医薬品製造、食品加工などの分野では、
その製造、加工工程において、例えば錠剤のフィルムお
よび糖衣コーティング、顆粒菓子のチョコレートコーテ
ィングなど種々のコーティング加工が行われている。
【0003】コーティング作業は、一般に、コーティン
グを施す核となる被コーティング物質を、コーティング
装置の回転パンなどで転動、攪拌などさせながら、スプ
レーガンのノズルからコーティング液を噴霧することに
より行われる。かかるコーティング液の噴霧において
は、コーティング液を被コーティング物質全体に過不足
なく被着させ、均一にコーティングすることが必要であ
る。
【0004】如何にして被コーティング物質に、コーテ
ィング液を均一に噴霧するかが、均一なコーティングを
達成するために必要である。研究室段階などでの比較的
ロットの小さい試験製造では、コーティング液を均一に
噴霧することはそれ程難しいことではないが、生産規模
を工場生産まで拡大する場合には、俄にかかる点が大き
な問題となって浮上してくる。
【0005】1個のノズルを有するスプレーガンの噴霧
状況を調べると、図10に示すように、噴霧域内での噴
霧液の液分布量は均一ではない。噴霧域内の中心部の噴
霧量が、噴霧域内の端の部分よりも多くなる。そのた
め、コーティングに必要な噴霧量を、噴霧域内の中心部
の液分布量が大きい部分に合わせると、噴霧域の端の部
分における噴霧量は少なく、コーティング不足が発生す
る。
【0006】かかるコーティング不足を避けるために、
噴霧域の端の部分における噴霧量を基にコーティングに
必要な噴霧量を設定すると、噴霧域中央部分では、過剰
な噴霧量となり、濡れが激しく、所謂局所濡れという現
象が発生する。
【0007】局所濡れにより、過剰に濡れた被コーティ
ング物質は、コーティング液が必要以上に厚く、且つ乾
燥しにくく、不均一な層厚のコーティング被膜が形成さ
れて粒径が不揃いになる虞がある。あるいは、既にコー
ティング被膜が乾燥したものに、過剰に濡れて乾ききら
ない被コーティング物質が接触して、その乾燥していた
コーティング被膜を、ピッキングといって剥離させる場
合もある。いずれも局所濡れに起因する代表的なコーテ
ィング不良である。
【0008】かかる1個のスプレーガンによる噴霧液量
の分布密度の不均一性を解消する方法として、図11
(A)に示すように、1個のスプレーガンの受け持ち噴
霧域を小さくして、かかるスプレーガンを複数使用する
ことが行われている。
【0009】しかし、個々のスプレーガンには、それぞ
れ、スプレーエアー供給用配管、スプレー液供給用配
管、および送液用ポンプなど種々の付帯設備が必要で、
スプレーガンの数を増やした分、付帯設備も増やす必要
があり、設備コストの面で負担増となる。また、スプレ
ーガンを複数にした分、メンテナンスコストも増加す
る。
【0010】そこで、1個のスプレーガンに、複数のノ
ズルを一体に設けた、所謂多頭型スプレーガンに構成す
ることで、スプレーガン1個分の付帯設備で、噴霧域を
拡大しようとする試みが提案されている。
【0011】医薬品製造などの分野では、複数のノズル
の噴出口を同一円周上に配置した構成の多頭型スプレー
ガンが市販され、実際に現場で使用されている。かかる
構成のスプレーガンでは、ノズルの噴出口が同一円周上
に配置されており、360度全周方向に向けて噴霧する
ことができ、容器内の洗浄など洗浄液を満遍なく吹きつ
けるのには適している。
【0012】しかし、かかる構成の多頭型スプレーガン
では、図11(B)に示すように、噴霧面を平面に設定
した場合には、中央部が周辺部より噴霧量が多くなる図
10に示すと同様の液分布量を示している。
【0013】また、医薬品製造、食品加工とは分野は異
なるが、塗料分野でも、多頭型スプレーガンの開発が行
われている。例えば、複数の塗料を、複数のノズルのそ
れぞれから噴出して、噴霧面に混色に類した状況が得ら
れるように構成したものが、特開昭63−1236号公
報で提案されている。かかる構成では、複数の塗料を混
色するため、少なくとも3個のノズルを装備し、各々の
ノズルの軸線を一点で交叉させ、この交叉点を被塗装面
上にくるようにして吹きつけ塗装を行う。
【0014】被塗装面には3個のノズルから噴霧された
3種類の色彩がほぼ均等に分散されるため、かかる被塗
装面から一定距離離れて観察すると、三色の色彩が混合
して生ずる混色の色彩を視認できるというものである。
画法でいう点描に類する構成である。
【0015】また、噴霧面に、例えば、複数個のドット
状パターンあるいは複数個のスプレ−状パターンを1個
のスプレーガンで噴霧できるように、液体ノズルのノズ
ル孔を囲んでその周辺に複数の分配用圧縮気体ノズルの
噴出孔を設け、液体ノズルからの噴出液体を、周囲の圧
縮気体の噴出により所望方向に分配して、例えば梅の花
状に噴霧面に噴霧パターンを形成する構成が特開平3−
238061号公報には記載されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記公知の多頭型スプ
レーガンをコーティング作業に用いようとする場合に
は、塗料分野で使用されている前記構成のスプレーガン
では、使用用途が異なり、局所濡れという観点からの技
術的対応は考慮されておらず、かかる構成を薄い被膜を
コーティングする医薬品製造、食品加工などのコーティ
ング分野にそのまま転用することはできない。
【0017】また、医薬品などの分野で現在使用されて
いる前記構成の多頭型スプレーガンを、例えば、パンコ
ーティング式装置で試験的に使用してみると、ノズルの
配置に基づき、パン内全域にコーティング液が噴霧され
るため、どうしても局所的な過剰噴霧となりやすく、局
所濡れの解消は行えないことが本発明者らにより明らか
にされた。すなわち、医薬品製造などの分野で従来より
使用されている市販の多頭型スプレーガンであっても、
コーティング処理における局所濡れという点からは、現
実的には使用しにくいことが確認された。
【0018】さらに、かかる市販の多頭型スプレーガン
の構成では、個々のノズルは、口径、ノズル長さなどが
同一に構成されており、同一圧力で供給されたスプレー
液は、個々のノズルから同一量噴霧されることとなる。
かかる構成では、噴霧面を平面とした場合には、複数の
ノズルの噴出口から噴霧平面までの距離が異なるため、
噴霧平面における噴霧液の分布量が不均一になることが
分かった。
【0019】市販の構成は、複数のノズルの噴出口の先
端を繋ぐ曲率に合わせた噴霧面が設定される場合には、
比較的均一な噴霧量が確保されるものと考えられる。
【0020】パンコーティング装置を使用して例えば被
コーティング物質として錠剤ををコーティングする場合
には、コーティング液は、例えば、コーティングパン内
に収容され転動、回転などしている錠剤層の層上面全域
に噴霧する必要はなく、かかる層上面の横断方向に略直
線的に噴霧、所謂平吹きができればよい。噴霧量が適切
に管理され平吹きされている噴霧域を、個々に回転、転
動している錠剤が速やかに通過できれば、過剰に濡れる
ことなく、局所濡れを起こさないで済む。
【0021】市販の多頭型のスプレーガンを使用して、
層上面の全域に噴霧液を噴霧し続ける構成では、個々の
錠剤が長時間噴霧域中に入ることとなり、濡れが過剰と
なり、コーティング不良が発生する。
【0022】一方、多頭型のスプレーガンを使用するこ
となく、複数のノズルを横一列に設け対処する従来法で
は、前記の如く設備コスト面での負担増が問題となり、
低コストでの製品提供にはコスト面でそぐわない。ノズ
ル本数を減らすことでその対応を行おうとすれば、噴霧
量の不均一化を招き、局所濡れの問題が再浮上する。
【0023】現状では、医薬品製造、食品加工のコーテ
ィング分野において、局所濡れなどを起こさずに適切な
コーティングが行える多頭型のスプレーガンは見当たら
ないと言える。
【0024】そこで、本発明者は、コスト面、メンテナ
ンス面などにおいて種々の利点を有する多頭型のスプレ
ーガンにおいて、平吹き可能で、且つ、局所濡れの防止
ができる多頭型のスプレーガンの開発が必要と考えた。
【0025】本発明の目的は、コーティング液を噴霧す
る多頭型のスプレーガンにおいて、噴霧平面における局
所濡れが発生しないように平吹きできるようにすること
にある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、コーティング
装置に用いられる複数のノズルを一体に設けた多頭型ス
プレーガンであって、前記複数のノズルは、スプレー液
を噴出するそれぞれの噴出口が一列に並ぶように配置さ
れていることを特徴とする。前記噴出口が一列に並ぶよ
うに配置された前記複数のノズルは、噴霧量制御手段に
より、スプレー液の噴霧量が制御されていることを特徴
とする。
【0027】前記噴出口が一列に並ぶように配置された
前記複数のノズルは、噴霧量制御手段により、列内側に
配置されたノズルの方が、列外側に配置されたノズルよ
りもスプレー液の噴霧量が少なくなるように制御されて
いることを特徴とする。前記噴霧量制御手段は、前記ノ
ズルの噴出口径および/またはノズル長を調節する手段
であることを特徴とする。スプレー空気量が各ノズル毎
に制御されていることを特徴とする。
【0028】本発明のコーティング装置は、上記いずれ
かの構成の多頭型スプレーガンを有することを特徴とす
る。
【0029】本発明のコーティング方法は、被コーティ
ング物質にコーティング液を噴霧し、乾燥させてコーテ
ィングを行うコーティング方法であって、前記被コーテ
ィング物質の層上面に、前記層上面を横断方向に、複数
のノズルを一体に設けた多頭型スプレーガンにより、前
記コーティング液を、局所濡れが発生しないように噴霧
することを特徴とする。前記多頭型スプレーガンは、前
記構成のいずれかの多頭型スプレーガンであることを特
徴とする。
【0030】本発明の多頭型のスプレーガンでは、一体
に設けられているノズルの噴出口を一列に配置して、平
吹きに適した構成が採用されている。特に、列内側のノ
ズルからの噴霧量を、列外側のノズルからの噴霧量より
少なく制御することにより、噴霧面を平面状に設定した
場合における噴霧平面からの各ノズルの噴霧口までの距
離差の影響を平均化することができる。
【0031】そのため本発明の多頭型スプレーガンを使
用した場合には、個々独立に複数のスプレーガンを使用
した場合と同様の局所濡れの発生しない噴霧パターンが
得られる。局所濡れに敏感なコーティング、例えば医薬
品製造、食品加工などにおけるコーティングに最適なス
プレーガンと言える。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1(A)は、本発明の多
頭型スプレーガンの断面図を示し、(B)、(C)は
(A)の多頭型スプレーガンを構成するノズルの先端部
分を分かりやすく拡大した部分断面図である。図2は、
図1に示すスプレーガンを噴出口側からみた正面図であ
る。図3は、図1のA−A線の矢視に沿って切断した断
面図である。図4は、本発明のスプレーガンを使用した
場合の噴霧平面における噴霧状況、液分布量を示す説明
図である。
【0033】本発明のスプレーガンは、図1(A)に示
すように、本体10のノズル装着部10aに3個のノズ
ル11a、11b、11cを一体に設けた構成の多頭型
のスプレーガンに形成されている。ノズル11a、11
b、11cは、それぞれ2流体ノズルに構成されてい
る。ノズル11aには、コーティング液などのスプレー
液を案内するスプレー液案内路12aと、これに連通
し、ノズル先端で小口径に開口される噴出口13aとか
らなるノズル本体14aが設けられている。
【0034】ノズル本体14aの外周側には、二重筒状
にノズル本体14aの略前方を覆う空気キャップ15a
が設けられている。空気キャップ15aは、その内側と
ノズル本体14aの外側との間に、所定間隔の空間16
aがあくように、キャップ固定ナット17aでノズル本
体14aに取り付けされている。かかる空間16aは、
図1(B)に示すように、ノズル本体14aの噴出口1
3a側の少し後退位置で、狭間隔のリング状に開口した
空気噴出口18aに形成されている。噴出口13aから
噴出されたスプレー液は、空気噴出口18aから噴出さ
れる空気により微粒化されて、スプレー液の噴霧が行わ
れることとなる。一列に並ぶように配置されたノズル1
1a、11b、11cのうち、列外側のノズル11a、
11cでは、噴出口13a、13c、空気噴出口18
a、18cは、それぞれ同一に構成されている。
【0035】一方、一列に並べられたノズル11a、1
1b、11cの列内側に配置されるノズル11bでは、
図1(C)に示すように、ノズル本体14bの噴出口1
3b形成側が、図1(B)に示す噴出口13a形成側よ
りも少し長く形成され、それに合わせて空気噴出口18
b形成側が空気噴出口18a形成側よりも少し長く形成
されている。ノズル11a、11cと、ノズル11bと
では、このようにスプレー液の流量抵抗に差を設けた噴
霧量制御手段により、噴霧量の調節が行われている。
【0036】ノズル11bは、上記のように流量抵抗に
差を設ける手段以外の構成は、ノズル11aと同様の構
成を有している。ノズル11cもノズル11aと同様の
構成を有している。すなわち、両ノズル11b、11c
は、そのノズル本体14b、14cには、それぞれスプ
レー液案内路12b、12cと、それに連通する噴出口
13b、13cとが設けられている。ノズル本体14
b、14cには、その外周側に二重筒状に空気キャップ
15b、15cが設けられ、ノズル本体14b、14c
の外周側と空気キャップ15b、15cとの間には、そ
れぞれ所定間隔の空間16b、16cが形成されてい
る。
【0037】空間16b、16cは、ノズル11b、1
1cの噴出口13b、13cより少し後退位置で、狭間
隔のリング状の空気噴出口18b、18cに開口されて
いる。空気キャップ15b、15cは、それぞれキャッ
プ固定ナット17b、17cで固定しておけばよい。
【0038】3個のノズル11a、11b、11cは、
本体10のノズル装着部10aに、それぞれの噴出口1
3a、13b、13cが一列に配置され、一列に配置さ
れた状態で個々の噴出口13a、13cは、その噴霧軸
方向が、噴出口13bの噴霧軸から左右にそれぞれ20
度ずつ開いた方向に向けられている。図1(A)に示す
場合には、かかる噴出口13a、13b、13cの先端
は、ほぼ同一円弧上に位置するようになっている。
【0039】本体10のノズル装着部10a側方には、
スプレー液を噴霧させる圧縮空気の空気流入口20が設
けられている。圧縮空気源(図示しない)からの配管
を、この空気流入口20にプラグ接続で接続させるよう
にすればよい。本体10のノズル装着部10a内には、
この空気流入口20に連通して、ノズル11a、11c
に向けて空気案内路21a、21cが設けられている。
空気案内路21a、21cの先は、ノズル本体14aと
空気キャップ15a、ノズル本体14cと空気キャップ
15cとでそれぞれ形成される空間16a、16cにそ
れぞれ連通されている。
【0040】また、空気案内路21a、21cは、ノズ
ル本体14bと空気キャップ15bとで形成された空間
16bに、空気案内路22ba、22bcにより接続さ
れている。このようにして、2流体ノズルに構成された
3個のノズル11a、11b、11cの各々に、スプレ
ー液の噴霧に必要な圧縮空気の送気が行えるようになっ
ている。
【0041】本体10のノズル装着部10aには、ノズ
ル本体14a、14b、14cの背後に、スプレー液共
用案内路25が設けられ、ノズル本体14a、14b、
14cのそれぞれのスプレー液案内路12a、12b、
12cに連通されている。スプレー液共用案内路25
は、連絡路26を介して、本体10の小径部10bの側
面に開口させたスプレー液流入口27に連通されてい
る。
【0042】スプレー液流入口27側の連絡路26に
は、ニードル弁28がピストン機構により前進、後進を
行って連絡路口側を必要に応じて塞いだり、開けたりす
ることができるように設けられている。かかるニードル
弁28は、図1(A)に示すように、ニードルシリンダ
29、ニードルパッキンねじ31、ピストン32と、ニ
ードル固定ねじ33により固定されている。
【0043】ピストン32は、常時ピストンばね34に
よりニードル弁28が、連絡路26側を閉じるようにば
ね力により押され、スプレー液の噴霧を行わないときに
は、スプレー液の連絡路26側への流入が自動的に停止
されるようになっている。
【0044】スプレー液を連絡路26からスプレー液共
用案内路25に通すには、図3に示すように、本体10
の小径部10bに設けたピストン起動用の空気流入口3
5からピストンばね34のばね力に抗して空気を入れれ
ばよい。空気の流入により、ニードルシリンダ29が、
図1(A)では、紙面右側に移動して、図3の断面図に
示すように、小径部10bの側方に設けたスプレー液流
入口27からスプレー液が連絡路26側に流入する。
【0045】なお、本体10の小径部10bに設けられ
たピストン機構部は、図1(A)に示すように、小径部
10bに被せたシリンダキャップ36で覆われている。
かかるシリンダキャップ36には、排気孔36aが設け
られ、ピストン32の後退時の排気が行えるようになっ
ている。
【0046】ノズル装着部10bの側方には、図2に示
すように、取付栓ロックナット37、取付栓38、ロー
レットノブ39が設けられ、噴霧に適した位置、角度に
スプレーガンが設置できるようになっている。
【0047】かかる構成の本発明のスプレーガンは、次
のようにしてコーティング液を噴霧することとなる。ス
プレー液を噴霧する前の状態では、ピストンばね34に
よってピストン32がばね力により押され、ピストン3
2につながるニードル弁28の先端は、連絡路26側に
押しつけられて、スプレー液の連絡路26への流入は阻
止された状態になっている。
【0048】スプレー液を噴霧する際には、先ず、空気
流入口35から空気を流入させ、ピストン32をピスト
ンばね34のばね力に抗して移動させ、ニードル弁28
を後退させる。ニードル弁28が後退することにより、
図3に示すスプレー液流入口27から流入したスプレー
液は、連絡路26内に入り、さらに、スプレー液共用案
内路25に入る。スプレー液共用案内路25に入ったス
プレー液は、それぞれノズル11a、11b、11cの
スプレー液案内路12a、12b、12cに入り、噴出
口13a、13b、13cから噴出される。
【0049】併せて、本体10のノズル装着部10aの
側方に設けた空気流入口20からも、圧縮空気が空気案
内路21a、21cを通して、ノズル11a、11cの
空間16a、16cに送られる。ノズル11b、空間1
6bにも、空気案内路22ba、22bcを通って圧縮
空気が送られる。ノズル11a、11b、11cのそれ
ぞれの空間16a、16b、16cに送られた空気は、
リング状に開口させられた空気噴出口18a、18b、
18cから噴出される。
【0050】空気噴出口18a、18b、18cから噴
出される空気によって、噴出口13a、13b、13c
から噴出されるスプレー液が微粒化されて噴霧されるこ
ととなる。
【0051】また、本実施の形態では、前記説明のよう
に、ノズル11a、11cに比べて、ノズル11bで
は、噴出口13b形成側、空気噴出口18b形成側をそ
れぞれ長く形成することにより、流量抵抗に差を設ける
噴霧量制御手段が設けられ、噴霧平面に局所濡れを起こ
さないように噴霧できるようになっている。ノズル毎に
流量抵抗に差を設ける手段としては、上記構成以外の他
の構成を採用しても構わない。
【0052】例えば、空気噴出口18bの開口量を空気
噴出口18a、18cよりも小さく設定したり、あるい
は噴出口13bの開口量を噴出口13a、13cよりも
小さく設定したり、あるいは両者を種々組合せたりし
て、列内側にあるノズル11bからのスプレー液の噴霧
量を、ノズル11bから見て列外側に位置するノズル1
1a、11cのスプレー液の噴霧量より少なく設定して
もよい。
【0053】このようにして、本発明では、噴霧量制御
手段を採用することにより、従来構成のスプレーガンと
は異なり、多頭型のスプレーガンにおいて、スプレー空
気量、スプレー液量の少なくともいずれか一方を制御し
て、局所濡れの発生を起こさないような構成を積極的に
採用している。
【0054】このように流量抵抗に差を設ける噴霧量制
御手段で、噴霧量が調節された前記構成のスプレーガン
を使用することにより、図4に示すように、スプレー液
の噴霧面を略平面状に設定した噴霧平面Sでは、スプレ
ー液はノズル11a、11b、11cから、噴霧平面S
で互いに噴霧域の一部をオーバーラップさせた状態で、
略均一に噴霧される。図4には、液分布量のグラフを併
記してある。
【0055】図4に示すように、本発明のスプレーガン
を使用することにより、図11(A)に示す複数のノズ
ルを個々別々に設置することにより行った場合の液分布
量と同程度の結果が得られることが分かり、中央位置の
ノズルの側のみ噴霧量が多くなるなどの噴霧量の偏在が
大幅に解消されている。
【0056】このように噴霧平面に略短冊状にスプレー
液を噴霧することができる本発明のスプレーガンは、局
所濡れを嫌い、被コーティング物質の移動方向に対して
横断方向に狭い幅で噴霧するコーティング用のスプレー
ガンとして極めて有効である。本発明の多頭型スプレー
ガンを使用するコーティング方法では、被コーティング
物質の層上面、すなわち噴霧面で局所濡れの発生防止を
図りながら、平吹きを行うことができるので、ピッキン
グなどのコーティング不良の防止が図れる有効なコーテ
ィング方法である。
【0057】次に、本発明の上記構成のスプレーガン
を、実際のコーティング装置に適用した場合について、
パンコーティング装置を例に挙げ説明する。
【0058】パンコーティング装置は、図5(A)に示
すように、横型ドラム状に形成された回転可能なコーテ
ィングパン40と乾燥空気の送気ダクト41、排気用ダ
クト42を有している。コーティングパン40の側方に
は、開口部43が設けられ、かかる開口部43を通し
て、スプレー配管44がなされ、スプレー配管44の先
端に上記説明の構成を有する本発明に係る多頭型のスプ
レーガン45が、噴霧方向を下方に向けて設けられてい
る。
【0059】開口部43の前面には、蓋46が設けら
れ、この蓋46を開いてコーティングパン40内に、例
えば錠剤などの被コーティング物質の投入が行えるよう
になっている。
【0060】コーティングパン40はその背面側に設け
た回転軸47を、モータ48で回転させることにより、
コーティングパン40内の例えば錠剤などの被コーティ
ング物質の転動、攪拌が行えるようになっている。
【0061】コーティングパン40の周面には、特定間
隔で数箇所に多孔板49が設けられ、かかる多孔板49
部分を囲うようにしてコーティングパン40の外周側に
ダクト51が設けられている。ダクト51は、コーティ
ングパン40の外周面上を後部に向けて配管され、コー
ティングパン40の回転に合わせて回転させられる。ダ
クト51の後端側は、すり合わせ部52の下方に設けた
貫通孔53を介して排気ダクト42に連通されている。
【0062】かかる構成のパンコーティング装置では、
錠剤などの被コーティング物質は、図5(A)に示すよ
うに、コーティングパン40内に収容されて、コーティ
ングパン40の回転により内部で転動、回転、あるいは
反転、攪拌されている。かかる状態で、コーティングパ
ン40内に設けたスプレーガン45から、所定のコーテ
ィング液が下方に向けて平吹き状態で吹きつけられる。
【0063】スプレーガン45による吹きつけは、コー
ティングパン40内に収容された所定量の錠剤層の実質
的に略平らと見なせる層上面Fで、図5(B)に示すよ
うに、錠剤の移動方向に対して横断方向に吹きつけられ
ることとなる。吹きつけ範囲Xは、図5(B)に示すよ
うに、狭幅の短冊状に形成される。かかる吹きつけ範囲
Xを錠剤が通過することにより、個々の錠剤にコーティ
ング液が吹きつけられることとなる。
【0064】かかるコーティング液の吹きつけに際して
は、吹きつけ範囲Xは狭幅の短冊状に形成され、錠剤の
移動方向の吹きつけ範囲の広がりが抑制されているた
め、移動する錠剤は、所謂カーテン状に噴霧されるコー
ティング液中を、ほんの短時間通過することでコーティ
ング液の吹きつけが行われる。そのため、コーティング
液のシャワー中を長時間通過する必要がなく、局所濡れ
が発生しない。
【0065】このようにして移動しながらコーティング
液の噴霧を受けた錠剤は、その層上面F側から、上記送
気ダクト41から送気された乾燥空気が錠剤底部側に向
けて通る。錠剤層中を通った乾燥空気は、多孔板49の
孔を通ってダクト51内に入り、さらに排気ダクト42
から排気されることとなる。
【0066】かかる構成のパンコーティング装置では、
本発明に係るスプレーガンを使用することにより、錠剤
面の進行方向に対して横断方向に狭幅の噴霧域Xでコー
ティング液を噴霧するため、局所濡れが防止でき、良好
なコーティング作業が行われる。本発明のスプレーガン
が適用できるコーティング装置は、上記説明のパンコー
ティング装置にかかわらず、例えば、回転する水平円板
上、あるいは傾斜皿内を被コーティング物質を回転さ
せ、これにコーティング液を噴霧する方式の転動コーテ
ィング装置でも使用することができる。
【0067】上記説明では、3個のノズルを一体に設け
た場合について説明したが、例えば、4個のノズルを一
体に設けるようにしてもよい。図6、7に示すように、
本体55のノズル装着部55aに、4個のノズル56を
一体に設けた本発明に係るスプレーガンについて説明す
る。なお、説明の便宜上、列内側の2個のノズルを56
aとし、列外側の2個のノズルを56bとして以下説明
する。
【0068】列内側に配置された2個のノズル56a
は、互いの噴霧軸方向が10度開くように設定されて、
本体55のノズル装着部55aに固定装着されている。
さらに、列内側のノズル56aの左右外側に配置された
2個のノズル56bは、ノズル56b間で噴霧軸方向が
35度開くように設定され、スプレーガンの中心に対し
て、左右のノズル56a、56bの配置が軸対称となる
ように本体55のノズル装着部55aに固定装着されて
いる。
【0069】ノズル56a、56bは、それぞれ2流体
ノズルに構成されている。ノズル56a、56bには、
コーティング液などのスプレー液を案内するスプレー液
案内路57a、57bと、これに連通し、ノズル先端で
小口径に開口され、噴出口58a、58bとからなるノ
ズル本体59a、59bがそれぞれ設けられている。
【0070】ノズル本体59a、59bの外周側には、
二重筒状にノズル本体59a、59bを覆う空気キャッ
プ61a、61bがそれぞれ設けられている。空気キャ
ップ61a、61bそれぞれの内側とノズル本体59
a、59bの外側との間は、所定間隔の空間62a、6
2bがそれぞれあくように、キャップ固定ナット63
a、63bでノズル本体59a、59bにそれぞれ固定
されている。かかる空間62a、62bは、ノズル本体
59a、59bの噴出口58a、58b側の少し後退位
置で、狭間隔のリング状の間口が空気噴出口64a、6
4bに形成されている。
【0071】噴出口58a、58bから噴出されたスプ
レー液は、空気噴出口64a、64bから噴出される空
気により微粒化されて、スプレー液の噴霧が行われる。
【0072】このようにして4個のノズル56a、56
bを設けた本体55のノズル装着部55aの側方には、
スプレー液を噴霧させる圧縮空気の空気流入口65が設
けられている。圧縮空気源(図示しない)からの配管
を、この空気流入口65にプラグ接続で接続させるよう
にすればよい。
【0073】本体55のノズル装着部55a内には、こ
の空気流入口65に連通して、隣り合う2個のノズル5
6aに向けて2本の空気案内路66が設けられている。
空気案内路66の先は、ノズル本体59aと空気キャッ
プ61aとで形成される空間62aにそれぞれ連通され
ている。
【0074】さらに、ノズル56aの空間62aから
は、列外側のノズル56bに向けて空気案内路67が設
けられている。空気案内路67は、列外側のノズル56
bの空間62bに連通する空気案内路68に合流してい
る。
【0075】本体55内には、ノズル本体59a、59
bの背後に、スプレー液共用案内路69L、69Rが設
けられ、ノズル本体59a、59bのそれぞれのスプレ
ー液案内路57a、57bに連通されている。スプレー
液共用案内路69L、69Rは、連絡路71を介して、
本体55の小径部55bの両側面に開口させたスプレー
液流入口72L、72R(図8参照)に連通されてい
る。連絡路71のスプレー液流入口72L、72R側に
は、ニードル弁73がピストン機構により前進、後進を
自在に行って流入調節が行えるように設けられている。
【0076】ニードル弁73は、図6に示すように、ニ
ードルシリンダ74、ニードルパッキンねじ75、ピス
トン76と、ニードル固定ねじ77により固定されてい
る。ピストン76は、常時ピストンばね78によりニー
ドル弁73が、連絡路71側を閉じるようにばね力によ
り押され、スプレー液の噴霧を行わないときには、スプ
レー液の連絡路71側への流入が自動的に停止されるよ
うになっている。
【0077】スプレー液を連絡路71からスプレー液共
用案内路72L、72Rに通すには、図8に示すよう
に、本体55に設けたピストン起動用の空気流入口79
からピストンばね78のばね力に抗して空気を入れれば
よい。空気の流入により、ニードルシリンダ74が、図
6では、紙面右側に移動して、図8の断面図に示すよう
に、小径部側方に設けたスプレー液流入口72L、72
Rからスプレー液が連絡路71側に流入する。
【0078】なお、小径部に設けられたピストン機構部
は、図6に示すように、小径部に被せたシリンダキャッ
プ81で覆われている。かかるシリンダキャップ81に
は、排気孔81aが設けられ、ピストン76の後退時の
排気が行えるようになっている。
【0079】ノズル装着部側方には、図7に示すよう
に、取付栓ロックナット82、取付栓83、ローレット
ノブ84が設けられている。
【0080】スプレー液を噴霧する前の状態では、ピス
トンばね78によってピストン76がばね力により押さ
れ、ピストン76につながるニードル弁73は、連絡路
71側に押しつけられて、スプレー液の連絡路71への
流入は阻止された状態になっている。
【0081】スプレー液を噴霧する際には、先ず、空気
流入口79から空気を流入させてニードル弁73を後退
させ、スプレー液流入口72L、72Rから流入したス
プレー液を連絡路71内に入れる。連絡路71内に流入
したスプレー液は、スプレー液共用案内路69L、69
Rに入る。スプレー液共用案内路69L、69Rに入っ
た流入量は、それぞれノズル56a、56bのスプレー
液案内路57a、57bに入り、噴出口58a、58b
から噴霧される。
【0082】ノズル装着部55aの側方に設けた空気流
入口65からも、圧縮空気が空気案内路66、67、6
8を通して、ノズル56a、56bの空間62a、62
bに送られる。送られた空気は、リング状に開口させら
れた空気噴出口64a、64bから噴出される。かかる
空気噴出口64a、64bから噴出される空気によっ
て、噴出口58a、58bから噴出されるスプレー液が
微粒化されて噴霧されることとなる。
【0083】本変形例でも、一列に配置されたノズル5
6b、56a、56a、56bのうち、列内側の2個の
ノズル56aは、列外側の2個のノズル56bとは異な
り、前記図1で示したノズル11bに設けたと同様の流
量抵抗を設ける噴霧量制御手段が設けられており、列内
側のノズル56aからの噴霧量と、列外側のノズル56
bとからの噴霧量のバランスをとって、噴霧平面上での
局所濡れが発生しないように構成されている。
【0084】さらに、本変形例でも、前述のように、空
気噴出口64aの開口量を空気噴出口64bよりも小さ
く設定したり、あるいは噴出口58aの開口量を噴出口
58bよりも小さく設定したり、あるいは両者を併用し
たりすることにより、列内側のノズル58aからのスプ
レー液の噴霧量を、列外側のノズル56bに比べてスプ
レー液の噴霧量より小さく設定してもよい。
【0085】かかる噴出口径、空気噴出口径の開口量を
調節する噴霧量制御手段で、噴霧量が調節された上記構
成のスプレーガンを使用することにより、スプレー液の
噴霧面を略平面状に設定した場合に、4個のノズル56
a、56bから噴霧平面に互いに噴霧域の一部をオーバ
ーラップさせた状態で略均一に噴霧される。
【0086】このように一体に設けるノズルの本数を4
個にした場合でも、前記説明の3個のノズルを使用した
場合と同様、複数のノズルを個々別々に設置することに
より行った場合の液分布量と同程度あるいはそれ以上の
良好な結果が得られ、中央位置のノズル側のみ噴霧量が
多くなるなどの噴霧量の偏在が大幅に解消される。
【0087】かかる変形例に示す構成でも、噴霧平面に
略短冊状にスプレー液を噴霧することができ、局所濡れ
を嫌い、被コーティング物の移動方向に対して横断方向
に狭い幅で噴霧するコーティング液のスプレーガンには
極めて有効である。3個使いの多頭型の構成に比べて、
噴霧口の列方向の噴霧範囲を広くすることができる。
【0088】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で必要に応じて
変更してもよい。
【0089】例えば、上記説明では、一体に設けるノズ
ルの個数を3個、4個使用した場合について説明した
が、2個でも、あるいは5個以上でも構わない。
【0090】複数のノズル間の開口角度は、上記説明の
角度に限定する必要はなく、使用するノズル本数、ノズ
ル径、噴霧圧力、噴霧面からのノズル高さ、所望噴霧範
囲などを考慮して実際的に決定すればよい。
【0091】上記説明では、複数のノズルの噴出口が、
ほぼ同一円弧状に配列する場合について説明したが、例
えば、列内側の噴出口が配列する円弧と、列外側の噴出
口が配列する円弧とは、同心円弧として、列内側の噴出
口が配列する円弧の方を半径を短くするように設定して
もよい。要は、噴霧平面に各々のノズルに基づく噴霧域
の噴霧液分布量が略均一と見なせるように噴霧できれ
ば、その他の配置方法で一列に配置すればよい。
【0092】また、上記説明では、例えば、図9(A)
に示すように複数のノズルa、b、c、dを横一列に、
すなわち、複数の噴出口の中心を連絡する線が一直線
(仮想線)上に配列する場合を示したが、噴霧状況によ
っては、図9(B)に示すように、細い帯状の仮想線で
囲まれた範囲で、ある程度左右に設置位置を振っても構
わない。
【0093】上記説明では、ノズルの噴霧量の制御手段
として、スプレー液の噴出口の径、空気噴出口の径をそ
れぞれ適宜組み合わせることにより変更するように構成
したが、ノズル長さを変更したり、あるいはノズル内に
オリフィスを設けるなどして、ノズル間の噴霧量に差を
持たせるようにすることもできる。
【0094】前記説明では、3個のノズル、4個のノズ
ルは全て噴霧軸が一定方向に据えられて本体に固定され
ていたが、ノズルの首振りができるように構成して、噴
霧軸方向の変更がノズル単位で行えるようにしてもよ
い。
【0095】また、ノズルを本体に着脱自在に取り付け
る構成としてもよく、かかる構成を採用しておけば、ノ
ズルが詰まったときでもノズル交換で短時間に対処する
こともできる。さらには、予め各種の噴霧量に設定した
ノズルを用意しておき、噴霧状況に応じてノズル交換を
行うことにより対処することができる。
【0096】本発明の多頭型スプレーガンについては、
上記説明ではコーティングに使用した場合について説明
したが、造粒装置、造粒とコーティングを兼ねる装置で
も使用することができる。さらには、基本的には、コン
ベアで直線的に移動する被コーティング物質に、移動方
向に対して横断方向に、略均一に平吹きを行う作業で
は、本発明の多頭型スプレーガンを適用できる。
【0097】
【発明の効果】本発明により、従来構成とは異なり、多
頭型に構成したスプレーガンでも、噴霧平面における局
所濡れを防止することができる。コーティング装置に使
用することにより、局所濡れに起因するコーティング不
良の発生防止を図ることができる。
【0098】本発明のコーティング装置では、噴霧平面
における局所濡れが図れる本発明の多頭型のスプレーガ
ンが用いられているため、局所濡れに基づくコーティン
グ不良の発生を抑えた効率よいコーティングが行える。
1個のスプレーガンを使用しているため、複数のノズル
を個々別々に使用する場合とは異なり、スプレーガンに
必要となる付帯設備も1個分で済み、設備コストの負担
増を避けることができる。
【0099】本発明のコーティング方法では、被コーテ
ィング物質の層上面で局所濡れの発生防止を図りなが
ら、平吹きを行うことができるため、ピッキングなどの
コーティング不良の防止が図れ、生産効率の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施の形態の多頭型スプレ
ーガンを示す断面図であり、(B)、(C)は(A)に
示すノズルの先端部分を拡大した部分拡大図である。
【図2】図1に示す多頭型スプレーガンの噴出口側から
見た正面図である。
【図3】図1のA−A線で切断した場合の矢視方向の断
面図である。
【図4】本発明の多頭型スプレーガンを使用した場合の
噴霧平面における噴霧状況、液量分布を示す説明図であ
る。
【図5】(A)は本発明の多頭型スプレーガンを使用し
たパンコーティング装置を示す断面図である。(B)は
(A)のパンコーティング装置を使用した場合における
噴霧パターンを噴霧面上方からみた様子を示す説明図で
ある。
【図6】本発明の多頭型スプレーガンの変形例を示す断
面図である。
【図7】図6に示す多頭型スプレーガンの噴霧口側から
見た正面図である。
【図8】図6に示す多頭型スプレーガンのB−B線で切
断した場合の矢視方向の断面図である。
【図9】(A)は、本発明の多頭型スプレーガンの噴出
口の配列状況を示す説明図であり、(B)は配列状況の
変形例を示す説明図である。
【図10】従来構成のスプレーガンの噴霧平面における
噴霧状況、および液分布量を示す説明図である。
【図11】(A)は従来構成の複数個のスプレーガンを
使用した場合の噴霧状況および液分布量を示す説明図で
あり、(B)は従来構成の多頭型のスプレーガンを使用
した場合における噴霧状況および液分布量を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 本体 10a ノズル装着部 10b 小径部 11a、11b、11c ノズル 12a、12b、12c スプレー液案内路 13a、13b、13c 噴出口 14a、14b、14c ノズル本体 15a、15b、15c 空気キャップ 16a、16b、16c 空間 17a、17b、17c キャップ固定ナット 18a、18b、18c 空気噴出口 20 空気流入口 21a、21c 空気案内路 22ba、22bc 空気案内路 25 スプレー液共用案内路 26 連絡路 27 スプレー液流入口 28 ニードル弁 29 ニードルシリンダ 31 ニードルパッキンねじ 32 ピストン 33 ニードル固定ねじ 34 ピストンばね 35 空気流入口 36 シリンダキャップ 36a 排気孔 37 取付栓ロックナット 38 取付栓 39 ローレットノブ 40 コーティングパン 41 送気ダクト 42 排気ダクト 43 開口部 44 スプレー配管 45 スプレーガン 46 蓋 47 回転軸 48 モータ 49 多孔板 51 ダクト 52 すり合わせ部 53 貫通孔 55 本体 55a ノズル装着部 55b 小径部 56 ノズル 56a、57b ノズル 57a、57b スプレー液案内路 58a、59b 噴霧口 59a、59b ノズル本体 61a、61b 空気キャップ 62a、62b 空間 63a、63b キャップ固定ナット 64a、64b 空気噴出口 65 空気流入口 66 空気案内路 67 空気案内路 68 空気案内路 69L スプレー液共用案内路 69R スプレー液共用案内路 71 連絡路 72L スプレー液流入口 72R スプレー液流入口 73 ニードル弁 74 ニードルシリンダ 75 ニードルパッキンねじ 76 ピストン 77 ニードル固定ねじ 78 ピストンばね 79 空気流入口 81 シリンダキャップ 81a 排気孔 82 取付栓ロックナット 83 取付栓 84 ローレットノブ a、b、c、d ノズル F 層上面 S 噴霧平面 X 噴霧域
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 雄彦 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内 (72)発明者 中村 卓也 東京都新宿区高田馬場2丁目14番2号 フ ロイント産業株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AA02 AA83 CA47 DC38 EA05 4F033 AA01 BA03 CA02 DA01 EA03 EA04 LA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーティング装置に用いられる複数のノ
    ズルを一体に設けた多頭型スプレーガンであって、 前記複数のノズルは、スプレー液を噴出するそれぞれの
    噴出口が一列に並ぶように配置されていることを特徴と
    する多頭型スプレーガン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多頭型スプレーガンにお
    いて、 前記噴出口が一列に並ぶように配置された前記複数のノ
    ズルは、噴霧量制御手段により、スプレー液の噴霧量が
    制御されていることを特徴とする多頭型スプレーガン。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の多頭型スプレーガンにお
    いて、 前記噴出口が一列に並ぶように配置された前記複数のノ
    ズルは、噴霧量制御手段により、列内側に配置されたノ
    ズルの方が、列外側に配置されたノズルよりもスプレー
    液の噴霧量が少なくなるように制御されていることを特
    徴とする多頭型スプレーガン。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の多頭型スプレー
    ガンにおいて、 前記噴霧量制御手段は、前記ノズルの噴出口径および/
    またはノズル長を調節する手段であることを特徴とする
    多頭型スプレーガン。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の多頭型スプレーガンにお
    いて、 スプレー空気量が各ノズル毎に制御されていることを特
    徴とする多頭型スプレーガン。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の多頭型スプレーガンを有することを特徴とするコーテ
    ィング装置。
  7. 【請求項7】 被コーティング物質にコーティング液を
    噴霧し、乾燥させてコーティングを行うコーティング方
    法であって、 前記被コーティング物質の層上面に、前記層上面を横断
    方向に、複数のノズルを一体に設けた多頭型スプレーガ
    ンにより、前記コーティング液を、局所濡れが発生しな
    いように噴霧することを特徴とするコーティング方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のコーティング方法におい
    て、 前記多頭型スプレーガンは、請求項1ないし5のいずれ
    か1項に記載の多頭型スプレーガンであることを特徴と
    するコーティング方法。
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