JPH02503068A - 粉末噴霧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 粉末スプレー装置 本発明は一般に１個、又は複数個のスプレー・ノズルから粉末材料を噴出させる 装置と方法に関する。更に詳述すると、本発明はマニホルドに・粉末材料を供給 する比率を制御する検出制御部を具えている粉末スプレー装置に関し、同装置に よれば１−個、又は複数個のスプレー・ノズルに粉末材料を均等に供給すること ができる。

先行技術による装置にも粉末材料をスプレー・ノズルに供給するものがある。° 更に最近では粉末材料を複数個のスプレー・ノズルから放出する装置も開発され ている。しかしこれらの様々な装置は複雑にして効率が悪く、シかも粉末材料の 流れを制御するためには高価な構造上の要素を必要としている。これらの装置は 粉末の流量の規則性と、ノズルから噴出される粉末材料のスプレーのパターンの 密度を均一に保つように制御する点で困難をもたらしている。

発明の概要 本発明の主な目的は、１個、又は複数個のスプレー・ノズルから粉末材料を噴射 させる改良装置と方法を提供する点にある。

本発明の更に詳細な目的は、１個、又は複数個のスプレー・ノズルから粉末を均 一に分与するとともに、検出制御装置を用いて粉末の流量と、各ノズルから噴射 される粉末のパターンを制御する新規な装置と方法を提供する点にある。

本発明の付加的な目的は、簡単なマニホルド構造を用いて粉末材料を１個、又は 複数個のノズルから均一に噴出させる装置であって、粉末材料が関連のスプレー ・ノズルに連結されたラインを経て噴出される改良装置を提供する点にある。

本発明のその他の目的や利点、及び本発明の機構や作動態様は、添付図面を参照 しながら以下の説明を読めば明らかになるものと思う。図面では同一部材には同 一番号を付与している。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の一実施例を断面で示す立面図；第２図は第１図の２−２線によ る断面図；第３図は粉末材料供給部の気圧制御部分を詳細に示す断面図： 第４図は第１図の４−４線による断面図；及び第５図は第４図の供給制御部の一 部分として相互に隣接して配置された２個のディスクを示す図面である。

好ましい実施例の詳細な説明 図面、特に第１図を参照すると、本発明の一実施例による装置（ｌＯ）の断面が 示されている。装置（ｌＯ）は少なくとも１個、好ましくは複数個のスプレー・ ノズル（１４）から粉末流（１２）を噴出させるために使用するものである。

装！　（１０）は粉末材料を供給ｆる装置、例えば粉末（１８）を保有する貯槽 （１６）を有する。粉末（１Ｂ）は例えばフルオロカーボンをベースとした材料 である。この種の材料は例えばデュポン・コーポレーションによって製造され、 商標名「テフロン−Ｐ」で販売されている。その他の熱可塑性材料の例としては 、ナイロン、アクリル、又はポリエチレンをベースとした材料が挙げられる。更 に装置（１０）は、貯槽（１６）から粉末（１８）を制御しながら送り出すため 【こ、例えば粉末供給部（２ｏ）を具えた供給装置を持っている。貯槽（１６） は粉末（１８）の供給量を制御するために振動することができ、粉末供給部（２ ｏ）は粉末材料供給流（２２）　Ｃ以下、供給流（２２）と称す）を発生させる 。この供給流（２２）は例えばマニホルド（２４）のような受容装置内に流入し 、マニホルド（２４）は供給流（２２）を１個、又は複数個の出口ポー）　（２ Ｂ）から均一に排出する。各出口ポート（２Ｂ）は複数個のスプレー・ノズル（ １４）の−を具えた導管（２８）と連通している。供給流（２２）は気体導管（ ３１）とマニホルド（２４）内を通過する空気流（３ｏ）によって推進される。

供給流（２２）がマニホルド（２４）から流出すると、供給流（２２）は供給排 出流（２５）とならて１個、又は複数個の出口ボート（２６）の各々から排出さ れる粉末流（１２）になる。

空気流（３０）は制御された高圧気体源（図示せず）によって発生される。変圧 気体源は空気が代表的であるが、窒素やアルゴンでもよい。

粉末供給部（２０）は粉末（１８）の流入量を変化する装置をも具えている。こ の流入量を変化する装置の実施例を第１図と第３図に示す。一般的に言えば、供 給量というのは貯槽（１Ｂ）を所望の周期と振幅で振動させ、粉末（１８）が流 動する通路の寸法を変え、粉末供給部（２０）内の空気圧を制御することによっ て制御することができる。

第３図では気体導管（３１ａ）は貯槽出口開口（３５）内で一時的に終端してい る。気体導管（３１ａ）から流出した空気流（３４）は、粉末供給部の領域内で 気体導管（３１ａ）の端部の後ろ側、又は上流側でベンチュリ状の気圧の低下を もたらす。従って空気流（３４）の流量を変化することによって、供給流（２２ ）の流量を制御することができる。更に、第１図、及び第３図に示すように、気 圧導管（３２）が貯槽出口開口（３５）内で開口している。使用者は貯槽出口開 口（３５）の区域内の空気圧を変化させることによって、供給流（２２）の流量 を制御することができる。このように空気圧を変化させることは、気圧導管（３ ２）内の気圧を変えたり、又は貯槽出口開口（３５）の区域内に可変型の気圧開 口（３Ｂ）　（第３図に点線で示す）を設けることによって実現できる。気圧開 口（３６）の大きさは、例えば調節可能な開口レンズ（図示せず）を用いたりし て種々の従来の方法で変化させることができる。

気体導管（３１ａ）の端部の下流側で回収管（３７）が圧力制御された供給流（ ２２）を回収するように作用して、回収した供給流（２２）をマニホルド（２４ ）内に導き、もって１個、又は複数個の出口ポート（２Ｂ）から供給流（２２） を粉末流（１２）の形状にさせて噴射させる。

第１図に示すマニホルド（２４）はチャンバとして形成されていて、同チャンバ は好ましい実施例では複数個の出口と粉末供給面（３８）を具えている。粉末供 給面（３８）は供給流（２２）を均等な部分に分割して各出口ボート（２Ｂ）に 導く。供給流（２２）はマニホルド（２４）の入口側、すなわちマニホルドの上 部に導入される。供給流（２２）は粉末供給面（３８）によって実質的に均一に 分割された上、マニホルド（２４）の出口側部分に導かれる。マニホルド（２４ ）の出口側部分は出口ボート（２Ｂ）に近接した位置に粉末供給面（３８）の底 部を含む。好ましくは複数個の出口ポート（２６）は、マニホルド（２４）の出 口端の実質的に同一の水平線に沿って均等に配置される（第１図参照）。加えて 出口ボート（２Ｂ）はマニホルド（２４）の出口側部分の周囲に実質的に均等に 配列されていて、各出口ボート（２６）の直径はマニホルド（２４）の内径より も短い。粉末供給面（３８）は好ましくは円い先端、すなわち端部（４０）を具 えた円錐面を具えたものである。粉末供給面（３８）は更に供給流（２２）を出 口ボート（２６）に導くためのトラフ部分（４２）を有する。本発明の他の実施 例ではマニホルド（２４）内に粉末供給面（３８）は用いられていない。

第１図の実施例では、空気流（３０）によって搬送された供給流（２２）は排出 流（２５）となり、同排出流（２５）は各スプレー・ノズル（１４）から粉末流 （１２）として排出される。こうして粉末（１８）は目的に従って使用者の望み どおりに使用される。第１図では固定子（４４）に対して固定子に隣接して示さ れた矢印Ａの方向に沿って粉末流（１２）が付与されている状態が示されている 。固定子（４４）は加熱されていて、固定子（４４）に付着する粉末（１８）が 軟化して固定子（４４）のねじ部の区域に付着しやすくされている。複数個のス プレー・ノズル（１４）を使用する実施例は複数列の固は複数列の固定子（４４ ）に対して複数枚の粉末（１８）の層を連続的に付加する場合に使用し得る。流 量を検出して制御して粉末流（１２）のパターンが均一になるので、装置（ｌＯ ）は、固定子（４４）のねじ部分の全域を粉末（１８）で均等に被覆する点で著 しい利点をもっている。

装置（１０）の今一つの利点は、°粉、末供給部（２ｏ）に粉末（１８）を連続 的に供給し得る点にある。貯槽出口開口（３５）の開口度を調節する装置を設け ることによって、供給流入量を付加的に制御し得る。第４図、及び第５図ではそ のような調節装置は複数個の開口（５０）を具えた隣接した２個のディスク（４ Ｇ）、（４ｇ）として例示されている。これらのディスク（４８）　、　（４ｇ ）は第５図で実線（５１）で示すように相互に回転調節して開口の大きさを変化 させることができる。別の実施例として第１図、及び第３図の気体導管（３１） 　、　（３１ａ）は、貯槽出口開口（３５）内で上昇、下降し得るようになって いて、それによって導管と内壁（５２）間の間隔が制御されるので、供給流入量 を変化することができる。

本発明の装置と方法によれば、粉末材料を１個、又は複数個のスプレー−；ノズ ルから噴出でき、更に各スプレー＋１ノズルから粉末材料による極めて均一なス プレー・パターンが得られる。装置は気圧検出制御部を含み、同制御部はマニホ ルドに向けての粉末材料の供給量を制御するので、マニホルドは１個、又は複数 個のスプレー・ノズルに向けて粉末材料を均等に供給する。この気圧検出制御部 は各ノズルから噴射される粉末流内の粉末材料の密度をも制御する。本発明の装 置と方法は熱可塑性の粉末材料をねじ付きの固定子にスプレー状に塗布する上で 著しい利点をもっている。

以上、本発明の好ましい実施例を図示、説明したが、本発明の広義の精神から逸 脱することなく、本発明を種種変更し得ることは理解できよう。本発明の種々の 特徴を本願請求の範囲に記載している。

Ｆ５Ｑ・５ 手続補正書輸発） 平成２年　３月２日

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. １．複数個のノズルの各々を介して粉末流を発生させる装置であって、 粉末材料を提供する装置と、 上記粉末材料を上記提供装置から制御可能に除去して上記粉末材料の供給流を発 生する供給装置と、上記供給流を受領して均一に分布するためのマニホルド装置 であって、上記粉末流をスプレイするためにその各々の出口ポートが上記複数個 のノズルのうちの関連するものと連通するようにした複数個の出口ポートを含有 するマニホルド装置とを含む装置。
2. ２．上記マニホルド装置が、入口部と出口部とを有する部屋を含有していて、上 記出口ポートが上記出口部のまわりに均等に分布されておりかつ上記出口ポート の直径が上記部屋の内径より小さくしてあることを特徴とする、請求項１記載の 装置。
3. ３．上記出口ポート中心が上記出口部の実質的に同一の水平線に沿って均等に分 布してあることを特徴とする、請求項２記載の装置。
4. ４．粉末材料を計量分配しかつノズルを介して粉末流を発生する装置であって、 上記粉末源と、 上記粉末を上記粉末源から除去して上記粉末の供給流を提供する供給装置であっ て、上記供給流れの入口速度を変える装置を有する供給装置と、 上記粉末を上記供給装置から受領するマニホルドと、上記マニホルドに連結され た管路と、 上記管路に連結された粉末スブレー・ノズルと、上記マニホルドに達するその入 口で制御可能なガス流を発生し、かつ上記粉末を上記マニホルドの出口端へ均等 に運ぶためのガス流装置とを有していて、上記マニホルドが上記管路を介して上 記粉末を分散させることによって上記粉末流を上記関連した粉末スブレー・ノズ ルから排出させるようにすることを特徴とする、請求項２記載の装置。
5. ５．複数個のスブレー・ノズルを介して粉末流を発生する装置であって、 粉末材料を提供する装置と、 上記粉末材料を上記粉末提供装置から制御可能に除去して上記粉末材料の供給流 を発生する供給装置と、上記供給流れを受領して均一に分布するためのマニホル ド装置であって、複数個の出口ポートと、上記粉末材料流を均一な部分に分割し て上記各出口部分に投入されるようにした粉末分布面とを含有するマニホルド装 置とを具備する装置。
6. ６．上記粉末分布面が平滑な円錐面を含有していることを特徴とする、請求項５ 記載の装置。
7. ７．上記円錐面の端部に丸みが付けてあることを特徴とする、請求項６記載の装 置。
8. ８．上記粉末材料提供装置が、上記粉末材料を収容する貯槽と、上記貯槽の出口 開口部からの上記粉末流の上記マニホルド装置への流量を規制する制御装置とを 具備していることを特徴とする、請求項５記載の装置。
9. ９．上記円錐面が上記各出口ポートに達するトラフを含有していることを特徴と する、請求項６記載の装置。
10. １０．上記各出口ポートの面開口が上記各関連したノズルの面閉口よりも大きい ことを特徴とする、請求項６記載の装置。
11. １１．上記粉末提供装置が貯槽出口開口を有する貯槽を有すること、また上記制 御装置が上記貯槽出口開口内に気圧導管を配置していて、上記気圧導管を上記貯 槽出口開口内で位置調整できることを特徴とする、請求項８記載の装置。
12. １２．ノズルから粉末流を発生する粉末スブレー装置であって、 上記粉末材料の供給流を計量分配するための貯槽出口開口を有する、粉末材料を 収容するための貯槽と、上記貯槽出口路口と連通する気圧閉口を有していて、上 記貯槽出口閉口からの上記粉末材料供給流の流量を規制する粉末材料制御部と、 上記ノズルと連通する出口ポートを具備していて、上記貯槽出口開口から受領し た上記粉末材料供給流を受領して均一に分布するマニホルド装置とを含有する粉 末スプレー装置。
13. １３．上記粉末材料制御部の貯槽出口開口が開口サイズ調整装置を含有している ことを特徴とする、請求項１２記載の粉末スブレー装置。
14. １４．上記開口サイズ調整装置が相互に回転可能に調整可能な２個の隣接する円 板を含有していて、上記各円板が複数個の孔を有しでいることを特徴とする、請 求項１３記載の粉末スブレー装置。
15. １５．上記貯槽が上記供給流を連続的に提供することを特徴とする、請求項１２ 記載の粉末スブレー装置。
16. １６．上記マニホルド装置の出口端付近に複数個の上記出口ポートが実質的に均 一に分布してあることを特徴ととする、請求項１２記載の粉末スブレー装置。
17. １７．上記気圧管路が上記貯槽と上記貯槽出口閉口とを通り上記マニホルド装置 に連通する導管を含有していることを特徴とする、請求項１２記載の粉末スブレ ー装置。
18. １８．上記気圧開口が開口サイズ調整装置を含有することを特徴とする、請求項 １２記載の粉末スブレー装置。
19. １９．上記制御部が上記マニホルド装置と大気閉口とに開放している正圧空気管 路を含有することを特徴とする、請求項１２記載の粉末スブレー装置。