JPH08173545A - 磁気共鳴装置で見ることができるカテーテル - Google Patents
磁気共鳴装置で見ることができるカテーテルInfo
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- JPH08173545A JPH08173545A JP7238857A JP23885795A JPH08173545A JP H08173545 A JPH08173545 A JP H08173545A JP 7238857 A JP7238857 A JP 7238857A JP 23885795 A JP23885795 A JP 23885795A JP H08173545 A JPH08173545 A JP H08173545A
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- catheter
- magnetic resonance
- resonance apparatus
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/0105—Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
- A61M25/0127—Magnetic means; Magnetic markers
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biophysics (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 Ｘ線装置によっても核磁気共鳴装置によって
もそのスクリーンにおいて映像が目視できるカテーテル
を提供し、カテーテルの位置とそのカテーテルの周りの
部分の両方が、そのスクリーン上に明瞭に見ることがで
きるようにする。 【解決手段】 手元端部と末梢端部と少なくとも一本の
管路とを有する管状基体でなるカテーテルにおいて、そ
の管状基体に少なくとも一つの常磁性体要素が含まれて
いる、磁気共鳴装置で見ることができるカテーテル。
もそのスクリーンにおいて映像が目視できるカテーテル
を提供し、カテーテルの位置とそのカテーテルの周りの
部分の両方が、そのスクリーン上に明瞭に見ることがで
きるようにする。 【解決手段】 手元端部と末梢端部と少なくとも一本の
管路とを有する管状基体でなるカテーテルにおいて、そ
の管状基体に少なくとも一つの常磁性体要素が含まれて
いる、磁気共鳴装置で見ることができるカテーテル。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、患者の体に挿入
されて、診断・治療される患部や検査される部分が磁気
共鳴装置のスクリーンによって目視しながら患者の治療
や検査ができるように設計されたカテーテルに関する。
されて、診断・治療される患部や検査される部分が磁気
共鳴装置のスクリーンによって目視しながら患者の治療
や検査ができるように設計されたカテーテルに関する。
【０００２】
【従来の技術】かかるカテーテルは、患者の体の中に技
師によって挿入される。患者の脈管系を通じて、カテー
テルの末梢端部が、治療又は診断される部分にまで進入
して行く。そのような操作がなされるときには、カテー
テルの末梢端部の周囲がスクリーン上に目視できる。こ
れはＸ線照射の通常の技術によって行われる。
師によって挿入される。患者の脈管系を通じて、カテー
テルの末梢端部が、治療又は診断される部分にまで進入
して行く。そのような操作がなされるときには、カテー
テルの末梢端部の周囲がスクリーン上に目視できる。こ
れはＸ線照射の通常の技術によって行われる。
【０００３】公知のカテーテルは、従って、Ｘ線照射に
よってスクリーン上に明瞭に目視できるようにして作ら
れている。すなわち、それらは、実質的にＸ線にを通さ
ない金属か合金でなる目印要素を備えており、而してそ
れらの影像がスクリーン上に目視できるのである。公知
の目印要素は、例えばカテーテル周面の適当な位置に配
した目印帯条か目印リングである。
よってスクリーン上に明瞭に目視できるようにして作ら
れている。すなわち、それらは、実質的にＸ線にを通さ
ない金属か合金でなる目印要素を備えており、而してそ
れらの影像がスクリーン上に目視できるのである。公知
の目印要素は、例えばカテーテル周面の適当な位置に配
した目印帯条か目印リングである。
【０００４】そのようなタイプのカテーテルは、金属ワ
イヤを組んでなる補強層を有していて、その補強層のワ
イヤが目印要素を提供するように造られているのでＸ線
照射により明瞭に目視できるのである。
イヤを組んでなる補強層を有していて、その補強層のワ
イヤが目印要素を提供するように造られているのでＸ線
照射により明瞭に目視できるのである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ある用
途では、周知のようにＸ線を用いるよりはむしろ核磁気
共鳴装置によって影像を形成することが望ましいことが
ある。ところが、Ｘ線の撮像に用いるカテーテルは、必
ずしも核磁気共鳴装置には向かないのである。公知の目
印帯条は、通常は、例えばプラチナ又は金で形成されて
いるのであるが、これらの金属は非磁性体なので、核磁
気共鳴装置のスクリーンでは見ることができないのであ
る。
途では、周知のようにＸ線を用いるよりはむしろ核磁気
共鳴装置によって影像を形成することが望ましいことが
ある。ところが、Ｘ線の撮像に用いるカテーテルは、必
ずしも核磁気共鳴装置には向かないのである。公知の目
印帯条は、通常は、例えばプラチナ又は金で形成されて
いるのであるが、これらの金属は非磁性体なので、核磁
気共鳴装置のスクリーンでは見ることができないのであ
る。
【０００６】組んだ金属ワイヤの補強層を有するカテー
テルも、その補強層の金属ワイヤが通常鉄系金属である
から用いることができない。かかるカテーテルを核磁気
共鳴装置に用いると、磁界が邪魔をして、カテーテルの
幅より大きな範囲にわたって影像が阻害される。それ
は、１００の単位で越えてしまう。カテーテルの位置に
近接する部分は、「強光輝」（ｏｕｔｓｈｏｎｅ」して
しまってもはや目視することができなくなる。
テルも、その補強層の金属ワイヤが通常鉄系金属である
から用いることができない。かかるカテーテルを核磁気
共鳴装置に用いると、磁界が邪魔をして、カテーテルの
幅より大きな範囲にわたって影像が阻害される。それ
は、１００の単位で越えてしまう。カテーテルの位置に
近接する部分は、「強光輝」（ｏｕｔｓｈｏｎｅ」して
しまってもはや目視することができなくなる。
【０００７】米国特許第５１５４１７９号明細書には、
常磁性体材料を核磁気共鳴装置のカテーテルに用いるこ
とが教示されている。この特許明細書によれば、これら
の常磁性体材料は、カテーテルにおける別個の管路の中
の造影剤の中に入れて用いるものである。しかしなが
ら、殆どの用途において造影剤の使用は可能ではないと
されている。
常磁性体材料を核磁気共鳴装置のカテーテルに用いるこ
とが教示されている。この特許明細書によれば、これら
の常磁性体材料は、カテーテルにおける別個の管路の中
の造影剤の中に入れて用いるものである。しかしなが
ら、殆どの用途において造影剤の使用は可能ではないと
されている。
【０００８】この発明の目的はかかる課題を解決するこ
とにあり、核磁気共鳴装置によってもそのスクリーンに
おいて映像が目視できるカテーテルを提供するものであ
り、それは、カテーテルの位置とそのカテーテルの周り
の部分の両方が、そのスクリーン上に明瞭に見ることが
できるようにする。
とにあり、核磁気共鳴装置によってもそのスクリーンに
おいて映像が目視できるカテーテルを提供するものであ
り、それは、カテーテルの位置とそのカテーテルの周り
の部分の両方が、そのスクリーン上に明瞭に見ることが
できるようにする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明は、かかる課題
を解決するために、手元端部と末梢端部と少なくとも一
本の管路とを有する管状基体でなるカテーテルにおい
て、その管状基体に少なくとも一つの常磁性体要素が含
まれている、磁気共鳴装置で見ることができるカテーテ
ルを提供する。
を解決するために、手元端部と末梢端部と少なくとも一
本の管路とを有する管状基体でなるカテーテルにおい
て、その管状基体に少なくとも一つの常磁性体要素が含
まれている、磁気共鳴装置で見ることができるカテーテ
ルを提供する。
【００１０】これにより、常磁性体材料が核磁気共鳴装
置における磁界を攪乱する範囲は極限されるので、カテ
ーテル近辺が「強光輝」することなく良好な影像が得ら
れることになる。そこで、前記常磁性体要素を前記管状
基体に沿って螺旋状に延在させることににより、磁界の
方向に合わせてカテーテルの視認性を保障することがで
きる。
置における磁界を攪乱する範囲は極限されるので、カテ
ーテル近辺が「強光輝」することなく良好な影像が得ら
れることになる。そこで、前記常磁性体要素を前記管状
基体に沿って螺旋状に延在させることににより、磁界の
方向に合わせてカテーテルの視認性を保障することがで
きる。
【００１１】また、前記管状基体にワイヤを編組してな
る補強層を設け、また、前記常磁性体要素が、少なくと
も前記補強層のワイヤの何本かで形成されていて、前記
補強層の残りのワイヤはこれを非磁性体材料で形成する
ことにより、前記常磁性体材料でなるワイヤの数を選択
することができ、それによって、カテーテルの正しい視
認性が得られる。弱常磁性体材料が用いられるならば、
全てのあるいはあらゆるワイヤがその材料として用いら
れる。より強い常磁性体材料では、良好な影像を得るに
はそのワイヤの材料として多く採用することがでない。
かくして、コストや補強層の強度を考慮に入れて適当な
選択がなされなければならない。非磁性体材料には非磁
性体金属でよく、その他に、「ＫＥＶＬＡＲ」や「ＴＷ
ＡＲＯＮ」のような強化プラスチック材も利用できる。
る補強層を設け、また、前記常磁性体要素が、少なくと
も前記補強層のワイヤの何本かで形成されていて、前記
補強層の残りのワイヤはこれを非磁性体材料で形成する
ことにより、前記常磁性体材料でなるワイヤの数を選択
することができ、それによって、カテーテルの正しい視
認性が得られる。弱常磁性体材料が用いられるならば、
全てのあるいはあらゆるワイヤがその材料として用いら
れる。より強い常磁性体材料では、良好な影像を得るに
はそのワイヤの材料として多く採用することがでない。
かくして、コストや補強層の強度を考慮に入れて適当な
選択がなされなければならない。非磁性体材料には非磁
性体金属でよく、その他に、「ＫＥＶＬＡＲ」や「ＴＷ
ＡＲＯＮ」のような強化プラスチック材も利用できる。
【００１２】なお、前記常磁性体要素の磁性体材料たる
ワイヤを、適当な方法で加工して非磁性体材料と強常磁
性体材料の合金とすることにより、常磁性体材料として
のワイヤは、適当な引っ張り強度と磁化特性とがその材
料中で組み合わせられる。これは、前記合金に、チタ
ン，銅，ニッケルのグループのうちの一つを含んでいる
ように選択することで、より効果的となる。
ワイヤを、適当な方法で加工して非磁性体材料と強常磁
性体材料の合金とすることにより、常磁性体材料として
のワイヤは、適当な引っ張り強度と磁化特性とがその材
料中で組み合わせられる。これは、前記合金に、チタ
ン，銅，ニッケルのグループのうちの一つを含んでいる
ように選択することで、より効果的となる。
【００１３】そして、常磁性体材料により、前記管状基
体の周りの目印を形成させることにより、Ｘ線照射のと
きにもカテーテルの影像が視認できるようになる。通常
用いられている金又はプラチナでなる目印リングは、常
磁性体材料でなるリングに置き換えられる。リング状の
常磁性体要素を用いると、これらの常磁性体要素が磁界
の方向と関係なくカテーテルの視認性が得られるという
利点がある。
体の周りの目印を形成させることにより、Ｘ線照射のと
きにもカテーテルの影像が視認できるようになる。通常
用いられている金又はプラチナでなる目印リングは、常
磁性体材料でなるリングに置き換えられる。リング状の
常磁性体要素を用いると、これらの常磁性体要素が磁界
の方向と関係なくカテーテルの視認性が得られるという
利点がある。
【００１４】このようすると、非常に良好な作用を発揮
するものであり、多機能のカテーテルが提供され、これ
を、Ｘ線透視装置や核磁気共鳴装置の両方に使用して患
者の治療・検査を受ける部分と共に視認できるようにな
る。この作用は、更に、前記目印リングを、Ｘ線照射し
たときに目視できる非磁性体材料と常磁性体材料とを同
心状に組合せて構成することによりより顕著に発揮され
る。
するものであり、多機能のカテーテルが提供され、これ
を、Ｘ線透視装置や核磁気共鳴装置の両方に使用して患
者の治療・検査を受ける部分と共に視認できるようにな
る。この作用は、更に、前記目印リングを、Ｘ線照射し
たときに目視できる非磁性体材料と常磁性体材料とを同
心状に組合せて構成することによりより顕著に発揮され
る。
【００１５】そして、前記常磁性体材料のリングを、非
磁性体材料のリングの内表面に付着させる技術によって
形成することによって、常磁性体材料が人体に有害であ
っても、それが患者の体や体液に接触することはなくな
る。常磁性体材料は非磁性体材料のリングの内側に配さ
れるので、このような患者の体や体液との接触は問題外
となる。
磁性体材料のリングの内表面に付着させる技術によって
形成することによって、常磁性体材料が人体に有害であ
っても、それが患者の体や体液に接触することはなくな
る。常磁性体材料は非磁性体材料のリングの内側に配さ
れるので、このような患者の体や体液との接触は問題外
となる。
【００１６】前記常磁性体材料を前記非磁性体リングに
付着させる技術にスパッタリングを用いると、常磁性体
材料の必要なだけ薄く付着できるのでより効果的であ
る。しかしながら、この発明でも、Ｘ線照射によって目
視できる前記非磁性体材料として、金とプラチナとの少
なくともいずれかを含んでいるようにできることは勿論
である。
付着させる技術にスパッタリングを用いると、常磁性体
材料の必要なだけ薄く付着できるのでより効果的であ
る。しかしながら、この発明でも、Ｘ線照射によって目
視できる前記非磁性体材料として、金とプラチナとの少
なくともいずれかを含んでいるようにできることは勿論
である。
【００１７】また、前記常磁性体材料を、螺旋状に巻回
している常磁性体材料でなるワイヤであり、カテーテル
の管状基体が形成されている材料の中に埋め込んである
構成にすると、カテーテルの可撓性にさしたる影響を与
えないですむ。この場合においても、そのワイヤは、人
体に接触させるのには不適当な常磁性体材料で構成する
ことができる。それがカテーテルが形成されている材料
に埋め込んであるのでそのワイヤは人体に接触しないの
である。
している常磁性体材料でなるワイヤであり、カテーテル
の管状基体が形成されている材料の中に埋め込んである
構成にすると、カテーテルの可撓性にさしたる影響を与
えないですむ。この場合においても、そのワイヤは、人
体に接触させるのには不適当な常磁性体材料で構成する
ことができる。それがカテーテルが形成されている材料
に埋め込んであるのでそのワイヤは人体に接触しないの
である。
【００１８】そして、前記常磁性体材料には、銅，マン
ガン，クロム，ニッケル，ガドリニウム，ディスプロジ
ウム，これらの混合物，これらの合金，これらの塩類の
グループから選択されて得るものであり、広範囲な材料
選択が可能である。
ガン，クロム，ニッケル，ガドリニウム，ディスプロジ
ウム，これらの混合物，これらの合金，これらの塩類の
グループから選択されて得るものであり、広範囲な材料
選択が可能である。
【００１９】
【発明の実施の形態】この発明の好適な実施例を、添付
図面に従って説明する。図１は、この発明の、金属ワイ
ヤを組んで形成した補強層を有するカテーテルの一部破
断側面図である。図２は、この発明の他の実施例の関係
部分を示す一部破断側面図である。
図面に従って説明する。図１は、この発明の、金属ワイ
ヤを組んで形成した補強層を有するカテーテルの一部破
断側面図である。図２は、この発明の他の実施例の関係
部分を示す一部破断側面図である。
【００２０】図３は、図２中の３−３線に沿って切断し
た横断面図である。図４は、この発明のカテーテルの別
な実施例の端部を示す一部破断斜視図である。図１に、
カテーテルは全体的に符号１で示してあり、これは通常
のように管路３を有する管状基体２で構成されている。
そのカテーテル１は、金属ワイヤを組んで形成した補強
層４を有するタイプのものである。
た横断面図である。図４は、この発明のカテーテルの別
な実施例の端部を示す一部破断斜視図である。図１に、
カテーテルは全体的に符号１で示してあり、これは通常
のように管路３を有する管状基体２で構成されている。
そのカテーテル１は、金属ワイヤを組んで形成した補強
層４を有するタイプのものである。
【００２１】このカテーテル１では、補強層４が組成さ
れているワイヤの一つで符号６で示してあるものは、常
磁性体材料によって形成されている。他のワイヤ５は非
磁性体材料でなる。非磁性体材料のワイヤ５は、核磁気
共鳴装置によっては見ることができず、常磁性体材料で
なるワイヤ６だけが、磁界の均一性に十分な変化を与え
てカテーテルをスクリーン上に見ることができるように
する。
れているワイヤの一つで符号６で示してあるものは、常
磁性体材料によって形成されている。他のワイヤ５は非
磁性体材料でなる。非磁性体材料のワイヤ５は、核磁気
共鳴装置によっては見ることができず、常磁性体材料で
なるワイヤ６だけが、磁界の均一性に十分な変化を与え
てカテーテルをスクリーン上に見ることができるように
する。
【００２２】ワイヤ６は、非磁性体材料と強常磁性体材
料との合金、とりわけチタンと銅又はニッケルの合金で
構成される。他の実施例によれば、一つの又は全部のワ
イヤですら常磁性体材料で構成することもある。図２の
カテーテル１０は、また、管路１２を有する管状基体１
１で構成されている。管状基体１１は、そのために、通
常的に用いられている例えばポリエチレンやポリウレタ
ンのようなプラスチック材で構成されている。
料との合金、とりわけチタンと銅又はニッケルの合金で
構成される。他の実施例によれば、一つの又は全部のワ
イヤですら常磁性体材料で構成することもある。図２の
カテーテル１０は、また、管路１２を有する管状基体１
１で構成されている。管状基体１１は、そのために、通
常的に用いられている例えばポリエチレンやポリウレタ
ンのようなプラスチック材で構成されている。
【００２３】管状基体１１では、凹部１５が形成されて
いて、そこには、二枚の同心リング１３，１４を入れて
ある。リング１３は、常磁性体材料でなり、またリング
１４は、非磁性体材料でなる。リング１３，１４は、そ
の凹部１５の中で接着されていて、それらは、管状基体
１１と一体となっている。常磁性体材料でなるリング１
３は、カテーテルを核磁気共鳴装置で見ることができる
ようにし、またプラチナや金のような非磁性体材料でな
るリング１４は、Ｘ線装置でカテーテルが見られるよう
にする。カテーテル１０は、従って、用いる撮像装置に
関係がなく自由に用いることができる。
いて、そこには、二枚の同心リング１３，１４を入れて
ある。リング１３は、常磁性体材料でなり、またリング
１４は、非磁性体材料でなる。リング１３，１４は、そ
の凹部１５の中で接着されていて、それらは、管状基体
１１と一体となっている。常磁性体材料でなるリング１
３は、カテーテルを核磁気共鳴装置で見ることができる
ようにし、またプラチナや金のような非磁性体材料でな
るリング１４は、Ｘ線装置でカテーテルが見られるよう
にする。カテーテル１０は、従って、用いる撮像装置に
関係がなく自由に用いることができる。
【００２４】ここに示したカテーテルの実施例では、リ
ング１３が形成されている常磁性体材料は人体に有害で
あってよい。リング１３は完全にカテーテルの管状基体
１１とリング１４とにより封入されているので、患者の
体や体液と直接的に接触することはない。リング１３が
形成される常磁性体材料は、従って、核磁気共鳴送致で
の撮像に最適の特性が発揮できるように自由に選択でき
るのである。
ング１３が形成されている常磁性体材料は人体に有害で
あってよい。リング１３は完全にカテーテルの管状基体
１１とリング１４とにより封入されているので、患者の
体や体液と直接的に接触することはない。リング１３が
形成される常磁性体材料は、従って、核磁気共鳴送致で
の撮像に最適の特性が発揮できるように自由に選択でき
るのである。
【００２５】また、この発明の他の実施例によれば、常
磁性体材料でなるリングは、非磁性体材料でなるリング
の内側に、付着技術によって付着させることができる。
この付着技術にはスパッタリングが好適である。かくし
て、リングを取り扱う簡単な手段で、カテーテルの製造
工程を簡単することができる。図４のカテーテル２０で
は、常磁性体要素をカテーテルの中に入れるために他の
方法が用いられている。このカテーテル２０では、この
常磁性体要素は、螺旋状に巻回していて、カテーテル２
０の管状基体２１が形成されているプラスチック材の中
に埋め込んだワイヤ２３によって構成されている。
磁性体材料でなるリングは、非磁性体材料でなるリング
の内側に、付着技術によって付着させることができる。
この付着技術にはスパッタリングが好適である。かくし
て、リングを取り扱う簡単な手段で、カテーテルの製造
工程を簡単することができる。図４のカテーテル２０で
は、常磁性体要素をカテーテルの中に入れるために他の
方法が用いられている。このカテーテル２０では、この
常磁性体要素は、螺旋状に巻回していて、カテーテル２
０の管状基体２１が形成されているプラスチック材の中
に埋め込んだワイヤ２３によって構成されている。
【００２６】管路２２の外側と側部の両方で、ワイヤ２
３は、カテーテル２０が形成されている材料によって遮
蔽されており、而してワイヤ２３に常磁性体要素を選択
するのに何らの支障はなく、その材料には、人体に有害
であっても核磁気共鳴装置の影像形成に最適なものを選
択できる。ワイヤを螺旋状に巻回することにより、カテ
ーテル２０の端部の可撓性に影響を与えない。
３は、カテーテル２０が形成されている材料によって遮
蔽されており、而してワイヤ２３に常磁性体要素を選択
するのに何らの支障はなく、その材料には、人体に有害
であっても核磁気共鳴装置の影像形成に最適なものを選
択できる。ワイヤを螺旋状に巻回することにより、カテ
ーテル２０の端部の可撓性に影響を与えない。
【００２７】
【発明の効果】この発明によれば、カテーテルは、Ｘ線
装置に用いる場合でも、また核磁気共鳴装置に用いる場
合でも、そのスクリーンに鮮明な映像として映し出され
る。また、造影のための磁性体材料は、実質的に封入さ
れて人体と直接的な接触をしないので、人体に有害なも
のを選択しても何ら人体に害を与えることはない。
装置に用いる場合でも、また核磁気共鳴装置に用いる場
合でも、そのスクリーンに鮮明な映像として映し出され
る。また、造影のための磁性体材料は、実質的に封入さ
れて人体と直接的な接触をしないので、人体に有害なも
のを選択しても何ら人体に害を与えることはない。
【図１】この発明の、金属ワイヤを組んで形成した補強
層を有するカテーテルの一部破断側面図である。
層を有するカテーテルの一部破断側面図である。
【図２】この発明の他の実施例の関係部分を示す一部破
断側面図である。
断側面図である。
【図３】図２中の３−３線に沿って切断した横断面図で
ある。
ある。
【図４】この発明のカテーテルの別な実施例の端部を示
す一部破断斜視図である。
す一部破断斜視図である。
１，１０，２０・・・カテーテル ２，１１，２１・・・管状基体 ３，１２，２２・・・管路 ４・・・・・・・・・補強層４を有するタイプのもので
ある。 ５・・・・・・・・・非磁性体材料でなるワイヤ ６・・・・・・・・・常磁性体材料でなるワイヤ １３，２３・・・・・常磁性体リング １４・・・・・・・・非磁性体リング １５・・・・・・・・凹部
ある。 ５・・・・・・・・・非磁性体材料でなるワイヤ ６・・・・・・・・・常磁性体材料でなるワイヤ １３，２３・・・・・常磁性体リング １４・・・・・・・・非磁性体リング １５・・・・・・・・凹部
Claims (12)
- 【請求項１】 手元端部と末梢端部と少なくとも一本の
管路とを有する管状基体でなるカテーテルにおいて、 その管状基体に少なくとも一つの常磁性体要素が含まれ
ている、磁気共鳴装置で見ることができるカテーテル。 - 【請求項２】 請求項１に記載の磁気共鳴装置で見るこ
とができるカテーテルにおいて、前記常磁性体要素が前
記管状基体に沿って螺旋状に延在している、磁気共鳴装
置で見ることができるカテーテル。 - 【請求項３】 請求項２に記載の磁気共鳴装置で見るこ
とができるカテーテルにおいて、前記管状基体がワイヤ
を編組してなる補強層を有しており、前記常磁性体要素
が、少なくとも前記補強層のワイヤの何本かで形成され
ていて、前記補強層の残りのワイヤは非磁性体材料で形
成されていることを特徴とする、磁気共鳴装置で見るこ
とができるカテーテル。 - 【請求項４】 請求項３に記載の磁気共鳴装置で見るこ
とができるカテーテルにおいて、前記常磁性体要素の磁
性体材料たるワイヤは、非磁性体材料と強常磁性体材料
の合金である、磁気共鳴装置で見ることができるカテー
テル。 - 【請求項５】 請求項４に記載の磁気共鳴装置で見るこ
とができるカテーテルにおいて、前記合金は、チタン，
銅，ニッケルのグループのうちの一つを含んでいる、磁
気共鳴装置で見ることができるカテーテル。 - 【請求項６】 請求項１に記載の磁気共鳴装置で見るこ
とができるカテーテルにおいて、常磁性体材料は、管状
基体の周りの目印を形成している、磁気共鳴装置で見る
ことができるカテーテル。 - 【請求項７】 請求項６に記載の磁気共鳴装置で見るこ
とができるカテーテルにおいて、更に、Ｘ線照射したと
きに目視できる非磁性体材料と常磁性体材料とを同心状
に組合せてなる目印リングを有している、磁気共鳴装置
で見ることができるカテーテル。 - 【請求項８】 請求項７に記載の磁気共鳴装置で見るこ
とができるカテーテルにおいて、前記常磁性体材料のリ
ングは、非磁性体材料のリングの内表面に付着させる技
術によって形成されている、磁気共鳴装置で見ることが
できるカテーテル。 - 【請求項９】 請求項８に記載の磁気共鳴装置で見るこ
とができるカテーテルにおいて、前記付着させる技術は
スパッタリングである、磁気共鳴装置で見ることができ
るカテーテル。 - 【請求項１０】 請求項６から８のいずれか一に記載の
磁気共鳴装置で見ることができるカテーテルにおいて、
Ｘ線照射によって目視できる前記非磁性体材料は、金と
プラチナとの少なくともいずれかを含んでいる、磁気共
鳴装置で見ることができるカテーテル。 - 【請求項１１】 請求項２に記載の磁気共鳴装置で見る
ことができるカテーテルにおいて、前記常磁性体材料
が、螺旋状に巻回している常磁性体材料でなるワイヤで
あり、カテーテルの管状基体が形成されている材料の中
に埋め込んである、磁気共鳴装置で見ることができるカ
テーテル。 - 【請求項１２】 請求項１から１１のいずれか一に記載
の磁気共鳴装置で見ることができるカテーテルにおい
て、前記常磁性体材料が、銅，マンガン，クロム，ニッ
ケル，ガドリニウム，ディスプロジウム，これらの混合
物，これらの合金，これらの塩類のグループから選択さ
れている、磁気共鳴装置で見ることができるカテーテ
ル。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| NL9401533 | 1994-09-21 | ||
| NL9401533A NL9401533A (nl) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | MR-zichtbare catheter met elementen van paramagnetisch materiaal. |
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|---|---|
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- 1995-09-19 AT AT95202535T patent/ATE237381T1/de not_active IP Right Cessation
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