JP2002272854A - 医療用ガイドワイヤ・医療用チューブ体 - Google Patents

医療用ガイドワイヤ・医療用チューブ体

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JP2002272854A
JP2002272854A JP2001079720A JP2001079720A JP2002272854A JP 2002272854 A JP2002272854 A JP 2002272854A JP 2001079720 A JP2001079720 A JP 2001079720A JP 2001079720 A JP2001079720 A JP 2001079720A JP 2002272854 A JP2002272854 A JP 2002272854A
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Kenji Miyata
憲次 宮田
Tomihisa Kato
富久 加藤
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Asahi Intecc Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血管内へ挿入して病変部治療する医療用ガイ
ドワイヤに、放射線投射映像によって「病変部の形状・
サイズ」と血管内挿入状態が的確に視認計測できる計測
スケール機能・マーカー機能を付与して治療性の向上を
図る。 【解決手段】 複数本の素線5A・5Bを並設して概ね
密着巻き形態にした継目なし単一コイル体の多条コイル
体にして、前記複数素線の少くとも1本の全長または一
部分が放射線不透過材Sから成り、放射線透過材Pのコ
イルと放射線不透過材Sのコイルが混在する混成コイル
ゾーン11、または、放射線透過材コイルのみの放射線
透過コイルゾーンを計測スケール部・マーカー部として
構成した多条コイル体3を、先端部分に嵌装した構造の
医療用ガイドワイヤ1が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管内に挿入して
放射線投射して血管病変部を治療するのに使用する医療
用ガイドワイヤと、胆管等に挿入して放射線投射して治
療するのに用いるカテーテル・内視鏡チューブ等の医療
用チューブ体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用ガイドワイヤ(以下、単にガイド
ワイヤという)とカテーテル・胆管等へ挿入する内視鏡
チューブの医療用チューブ体は、血管狭窄部等の治療対
象部位を放射線投射して映像で視認確認して、体内の挿
入状態や病変部の形状・サイズを正確に把握しながら適
切な治療が進められるので、その治療に対応するものと
してガイドワイヤや内視鏡チューブ体の要所に「放射線
不透過材から成るマーカー」を付設した構造の公知例が
ある。
【0003】即ち、特表平9−510125号公報に示
されるガイドワイヤは「先端部分に嵌装したスリーブの
外周に放射線不透過性のマーカー帯を連設し、そのマー
カー帯間を測長単位長とする構造」を有し、他の普遍型
のガイドワイヤは先端部分に嵌装するコイル体の一部を
放射線不透過材コイルによって形成している。
【0004】そして、特開2000−237319に示
される内視鏡チューブは、放射線不透過材の帯状リング
をチューブ体外周に嵌着したマーカーを長手方向に連設
して、そのマーカーを放射線投射映像で視認把握するこ
とによって、そのマーカー間の距離を計測単位長として
計測可能にした構造を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の公知例の特表平
9−510125号公報のものは、放射線透過材のスリ
ーブの外周に放射線不透過材のマーカー帯を間隔をおい
て連設固定する構造のため、そのスリーブの存在によっ
てガイドワイヤ先端部分として不可欠の高可撓性を損う
と共に、そのマーカー帯つきスリーブの成形加工が煩雑
にして実用性に欠ける。そして、前記の普遍型のガイド
ワイヤは放射線投影の映像による血管内挿入状態の視認
確認はできるものの計測機能が存在しない。
【0006】そして、特開2000−237319の内
視鏡チューブは管状のマーカーをチューブ体外周へ仮固
定する工程と埋め込み固定する工程が必要にして加工性
が悪く、その上管状のマーカー群が細ピッチで連設され
るので、チューブ体の可撓性を低下して胆管等への挿入
性を損う不具合がある。
【0007】一方、医療用ガイドワイヤ・カテーテル・
内視鏡チューブ体を血管・胆管へ挿入して治療する場合
は、放射線不透過性の造影剤を速いインターバルで間欠
注入して放射線投射による患部状況を映像面で視認確認
すると共に、その映像面を適宜拡大して的確な視認可能
状態にして治療が進められる。
【0008】従って、造影剤注入時は血管等の全体が映
像面に黒色としてあらわれるので、前記公知例のものの
マーカーや放射線不透過材部分は、その黒色映像に埋没
して視認把握不能となる。そして、従来のガイドワイヤ
の放射線透過部分は白色映像となって、造影剤注入時に
白色映像となる血管壁・病変部と接合したり重複するこ
とになるので、その血管壁・病変部との境界が不鮮明に
して血管・病変部の形状誤認を生ずることがある。そし
て、「立体形態の血管の分岐部分に病変部が多く見られ
るので」この分岐部分の重複映像のとき前記の形状誤認
が顕著にして、ガイドワイヤによる治療性を損う不具合
がある。
【0009】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る医療用ガイドワイヤ・医療用チューブ体を提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の医療用ガイドワイヤ・医療用チューブ体は
「少くとも1本の全長または線長方向の一部分が放射線
不透過材である複数の素線を並設し、概ね密着巻き形態
にした継目なし単一コイル体の多条コイル体を要所に装
着し、「放射線不透過材コイルと放射線透過材コイルが
混在する混成コイルゾーン」または、「放射線不透過材
コイルが存在するコイルゾーンの中間に設けた、放射線
透過材コイルのみの放射線透過コイルゾーン」を計測ス
ケール部・マーカー部として機能させる構成」を主要部
に成すものにして、前記多条コイル体を先端部分に嵌装
したガイドワイヤと、前記多条コイル体をチューブ外周
の要所に嵌装した医療用チューブ体に成っている。
【0011】そして、前記構成の本発明の医療用ガイド
ワイヤは、線長方向の一部の若干が放射線不透過材から
なる同一素線を組合せセットした多条コイル体に形成
し、放射線不透過コイルゾーンと放射線透過コイルゾー
ンの異質2ゾーンの連設形態、または、全長が放射線透
過材または放射線不透過材である単質素線と、線長の一
部に放射線不透過材を有する混質素線の組合せセットに
して、放射線不透過コイルゾーンと放射線透過コイルゾ
ーンと「放射線不透過コイルと放射線透過コイルの混成
コイルゾーン」の異質3ゾーンの組合せ形態等の態様に
する。
【0012】そして、前記混成コイルゾーンの放射線不
透過材コイルのコイルピッチを素線直径の概ね4倍以上
の拡大ピッチに設定し、拡大映像面に該拡大ピッチの不
透過コイルを視認把握可能にして、該拡大ピッチを小な
る計測単位として活用できる態様を採択する。
【0013】なお、本発明における「概ね密着巻き形
態」とは、素線を接合または近似接合状態にしてコイル
巻きした巻き状態をいう。そして、放射線不透過材は公
知の白金・タングステン等の「密度が概ね13グラム毎
立方センチメートル」以上の線材、または、ステンレス
線等の放射線透過材の芯線に、放射線不透過材の被膜を
蒸着法・スパッタ法等によって設けた線材を用いる。
【0014】
【作用】本発明の医療用ガイドワイヤまたは医療用チュ
ーブ体の前記の「放射線不透過コイルゾーン」は放射線
不透過コイルのみの集合から成るので、放射線投射映像
(以下、単に映像という)は黒色ゾーンとしてあらわれ
るので、造影剤不存在時の映像上の視認把握が容易にし
て、そのゾーン長を単位長とする計測スケール部・マー
カー部として有効に機能する。
【0015】そして、前記の混成コイルゾーンは「放射
線不透過コイルが極小ピッチで存在するので」映像では
視認可能の淡黒色ゾーン(灰色)としてあらわれる。従
って、造影剤注入によって全体が黒色化した映像中に存
在する該淡黒色ゾーンが的確に視認把握可能となり、そ
の淡黒色ゾーンの視認把握によって「血管壁・病変部の
正確な境界把握・ガイドワイヤの挿入状態の正確な把
握」が可能に成って、有効なマーカー部・計測スケール
部として機能する。
【0016】そして、前記放射線透過材コイルのみから
成るコイルゾーンを、放射線不透過材コイルが存在する
不透過コイルゾーン・混成コイルゾーンの中間に配設し
ておくと、そのコイルゾーンは、黒色・淡黒色を呈する
放射線不透過コイルゾーン・混成コイルゾーンの中間に
近白色を呈して現れるので、同じく有効な計測スケール
部・マーカー部として機能する。
【0017】そして、以上の計測スケール機能を有する
多条コイル体は継目なし単一コイル体にしてロー付接続
等の結合部が不存在であることから、ガイドワイヤ・医
療用チューブ体として不可欠な高可撓性・高屈曲性を阻
害するおそれがなく、かつ、多条コイル体に基づく「屈
曲率の一定化による微小血管等への良好な挿入性」「屈
曲からの良好な復元性」「良好な荷重特性」等のメリッ
ト作用が享受できる。そして、本発明のガイドワイヤ・
医療用チューブ体の計測スケール部・マーカー部は、前
記の多条コイル体を嵌装セットするのみで形成できるの
で、従来技術のマーカー構造より加工成形がし易い。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、本発明のガイドワイヤの一
実施例を図1を参照して説明する。即ち、線状体のワイ
ヤ主部2の先端部分のコア材4にコイル体3を嵌装した
ガイドワイヤ1において、この実施例のコイル体3は
「タングステン・白金等の放射線不透過材S(以下、単
に不透過材Sという)のみからなる単質単一線の素線5
A」と「線長の中間部分のステンレス材の放射線透過材
P(以下、単に透過材Pという)の両側に不透過材Sを
連結して混質単一線にした素線5B」の2本の素線を並
設して密着状にコイル巻きした継目なし単一コイル体の
2条コイル体に成っている。
【0019】そして、その素線5A・5Bの組合せから
成るコイル体3は、線長の約1/3長に当る前端部分と
後端部分が不透過材Sのコイル群のみからなる放射線不
透過コイルゾーン10に形成され、中間部分の約1/3
長が「不透過材Sのコイルと透過材Pのコイルが交互に
配列された混成コイルゾーン11を形成している。
【0020】以上の図1実施例のガイドワイヤ1は前記
の作用があり、血管6の狭窄病変部7へ挿入したとき、
造影剤の存在・不存在に関係なく混成コイルゾーン11
が淡黒色(灰色)を呈して映像に現れて視認把握可能と
なり、血管・病変部との境界の誤認を生ずることなく、
その長さL1・線径Dを計測単位として病変部7の的確
なサイズ・形状計測ができる。なお、素線5A・5Bは
概ね0.072粍直径にしてコイル径Dは概ね0.35
5粍、混質単一線5Bの透過材Pと不透過材Sはロー付
または溶接手段等によって連結される。
【0021】以上のサイズ計測に基づいて当該病変部に
最適サイズのバルーンカテーテル・ステントを選定して
極めて的確にして有効な病変部治療が能率的にできる。
そして、その混成コイルゾーン11の両側に存在する不
透過コイルゾーン10は、造影剤不存在時に濃黒色を呈
して混成コイルゾーン11の淡黒色との濃度差が映像把
握できるので、それぞれのゾーン長L2・L3を計測単
位とする従たる計測スケール部・マーカー部として作用
する。
【0022】続いて、図2〜図4を参照して本発明のガ
イドワイヤの他の実施例を説明する。即ち、複数の素線
を並設して概ね密着巻きした単一コイル体の多条コイル
体のコイル体3を先端部分に嵌装するものにおいて、図
2のもののコイル体3は図1実施例に示した素線5Bと
透過材Pのみの素線5Cの2条コイル体にして、中間部
分の「透過材コイルのみの透過コイルゾーン12」の両
側に、混成コイルゾーン11を設けた構造に成ってい
る。
【0023】この図2実施例のものは透過コイルゾーン
12が造影剤の黒色中に近白色を呈して現れるので、よ
り明瞭な映像把握が可能となり、また、造影剤不存在時
には両側の混成コイルゾーン11の淡黒色ゾーン間の透
明ゾーンとして現れるので、有効な計測スケール部・マ
ーカー部として作用する。そして、その両側の混成コイ
ルゾーン11は図1実施例のものと同様に作用して、そ
れぞれのゾーン長L2・L3を計測単位とする従たる計
測スケール部として機能する。
【0024】そして、図3のものは前記の素線5Bの2
本セットから成るコイル体3にして、その両側の不透過
コイルゾーン10の中間が、透過材コイルのみから成る
透過コイルゾーン12に形成されており、図1・図2実
施例の組合せ構造を有している。
【0025】一方、図4のものは前記の素線5B3本と
素線5A1本の4本セットにして、コイル体3の前端部
分と後端部分が不透過コイルゾーン10、中間部分が混
成コイルゾーン11にして、この混成コイルゾーン11
の不透過材コイルのコイルピッチDは素線5A・5Bの
直径の4倍以上の拡大ピッチDに設定されており、この
拡大ピッチDの放射線不透過コイルが「ジグザク」状に
なって拡大映像に現れるように成っている。この図4実
施例のものは各ゾーン長L1〜L4が大なる計測単位、
拡大ピッチDが小なる計測単位として活用できるので、
計測精度と計測性が一段と向上する特有作用がある。
【0026】つぎに、以上の実施例のガイドワイヤ1の
有効な用法を例示説明する。即ち(図7参照)血管狭窄
の病変部7は血管6の分岐部分に多く見られ、数個の狭
窄部が集中存在する形態が多いので、このような病変部
7へは2本のガイドワイヤ1A・1Bを径路別に挿入す
る手技治療が行われる。このダブル挿入のケースにおい
て、例えば1Aを本発明のガイドワイヤ・1Bを前記従
来のガイドワイヤにしてセット挿入すると、1Aに存在
する計測スケール部・マーカー部によって、この2本の
識別視認確認が可能となり当該治療性の特段の向上がで
きる。
【0027】このガイドワイヤの2本セット挿入のとき
の識別視認確認のメリット作用は「ガイディングカテー
テルを所望の病変部へ導くときに、患部への半固定用ガ
イドワイヤと治療用ガイドワイヤを2本セット挿入する
ケース」或は「大動脈入口部の解離発生時に、誤挿入を
防止して所望ポイントへガイドワイヤを導くときの2本
セット使用」または「ステント等の異物を血管から回収
するときのガイドワイヤの2本セット使用(後入のガイ
ドワイヤを先挿入のガイドワイヤに平行させてセットす
る)」のケースにおいて、的確にして能率的に当該治療
が行える有用な効果をもたらす。
【0028】つぎに、図5・図6を参照して本発明の医
療用チューブ体のカテーテル8と、胆管等へ挿入する内
視鏡チューブ9の実施例を説明する。即ち、図5はその
カテーテル8が示してあり、前記の「素線5A・5B」
または「素線5A・5C」の2本の素線を並設して概ね
密着形態に巻回した「継目なし単一コイル体の2条コイ
ル体3」がバルーンカテーテル8のバルーン部15内ま
たはバルーンカテーテルの先導部チューブ16に嵌装さ
れている。このコイル体3が血管挿入時の計測スケール
部・マーカー部として機能するようになっている。
【0029】この実施例の素線5A・5Bから成るコイ
ル体3は(図5(C)参照)、前記実施例のガイドワイ
ヤ1と同様に「中間の混成コイルゾーン11の両側に不
透過コイルゾーン10」を備えた形態となるので、混成
コイルゾーン11が映像上に淡黒色(灰色)として現れ
て造影剤の存在・不存在に関係なく視認把握可能にして
極めて有効な計測スケール部・マーカー部として機能す
る。そして、素線5A・5Cから成るコイル体3(図5
(D)参照)は全長が混成コイルゾーン11にして同じ
く視認把握可能となり、造影剤の存在・不存在に関係な
く有効な計測スケール部・マーカー部として機能する。
【0030】一方、図6の内視鏡チューブ9の要所には
図5実施例のコイル体3が装着され、このコイル体3が
「胆管等への挿入状態を映像で視認把握したり胆管等の
サイズ計測をする計測スケール部・マーカー部」として
機能するようになっている。なお、この実施例のコイル
体3はチューブ主管18に嵌装されて、その上に被覆1
9が施されて保護されている。この図6実施例のものも
図5実施例と同様な作用が存在する。
【0031】なお、本発明の前記実施例の線長の全体ま
たは一部に不透過材を有する素線5A・5Bは(図6
(C)参照)ステンレス材等の透過材Pの芯線20の外
周に「白金・金・タングステン・イリジウム等の不透過
材の被膜21を蒸着法・スパッタ法等によって設けた不
透過材形態にすることがある。そして、図4実施例の拡
大ピッチDの計測スケール部・マーカー部、および図1
〜図3実施例に示すコイルゾーン形態を、必要に応じて
医療用チューブ体にも適用する。そして、図1〜図4の
態様は造影用ガイドワイヤにも適用する。
【0032】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の医療用ガ
イドワイヤ・医療用チューブ体は、体内への挿入治療時
に造影剤の存在・不存在に関係なく有効な計測スケール
部・マーカー部として映像で視認把握できる多条コイル
体を有するので、血管・胆管等への的確な挿入状態の視
認確認と血管狭窄部等の病変部の精確なサイズ・形状計
測が可能にして、その計測量に基づく的確な診断と当該
治療用の「バルーンカテーテル・ステント等の治療具」
の的確なサイズ・形状選定が可能になる。
【0033】そして、その治療具の的確選定によって、
従来の計測不備による治療具の誤選定に基づく治療具の
体内への差し入れ交換や治療不備をもたらすことがな
く、さらに「血管・病変部の境界誤認の防止」「血管分
岐部の重複映像における狭窄範囲の誤認防止」「濃黒色
・淡黒色・濃黒色、淡黒色・近白色・淡黒色、濃黒色・
ジグザク黒色・濃黒色等の多色コントラスト構成・異形
コントラスト構成の計測スケール部・マーカー部による
当該病変部の明瞭な計測・体内状態の視認把握」を可能
にして、医療用ガイドワイヤ・医療用チューブ体を用い
る治療性のさらなる向上を図る。以上の諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の医療用ガイドワイヤを示
し、(A)はその要部の正面図、(B)は多条コイル体
の素線の説明図、(C)はそのコイル体の構造と作用の
説明図
【図2】本発明の他の実施例の医療用ガイドワイヤを示
し、(A)はその多条コイル体の素線の説明図、(B)
はそのコイル体の構造と作用の説明図
【図3】本発明の他の実施例の医療用ガイドワイヤを示
し、(A)はその多条コイル体の素線の説明図、(B)
はそのコイル体の構造と作用の説明図
【図4】本発明の他の実施例の医療用ガイドワイヤを示
し、(A)はその多条コイル体の素線の説明図、(B)
はそのコイル体の構造と作用の説明図
【図5】本発明の一実施例の医療用チューブ体を示し、
(A)(B)はその多条コイル体の素線の説明図、
(C)(D)は多条コイル体を装着した医療用チューブ
体の部分正面図
【図6】本発明の他の実施例の医療用チューブ体を示
し、(A)(B)は多条コイル体を装着した医療用チュ
ーブ体の部分正面図、(C)はコイル体素線の他の形態
の説明図
【図7】本発明の医療用ガイドワイヤの用法説明図
【符号の説明】
1 医療用ガイドワイヤ 2 ワイヤ主部 3 多条コイル体 5A・5B・5C 素線 6 血管 7 病変部 8 カテーテル 9 内視鏡チューブ 10 不透過コイルゾーン 11 混成コイルゾーン 12 透過コイルゾーン 15 バルーン部 16 カテーテルチューブ D 拡大ピッチ P 放射線透過材 S 放射線不透過材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月10日(2001.4.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の素線を並設して概ね密着巻き形
    態にした継目なし単一コイル体の多条コイル体にして、
    前記複数素線の少くとも1本の全長または一部分が放射
    線不透過材から成り、放射線不透過材コイルと放射線透
    過材コイルが混在する混成コイルゾーン、または、該混
    成コイルゾーン・放射線不透過材コイルのみの放射線不
    透過コイルゾーンの中間に設けた放射線透過材コイルの
    みの放射線透過コイルゾーンを、計測スケール部・マー
    カー部として構成した多条コイル体を、先端部分に嵌装
    した構造を特徴とする医療用ガイドワイヤ。
  2. 【請求項2】 放射線不透過材コイルのみから成る放射
    線不透過コイルゾーンの中間に、混成コイルゾーンを設
    けた多条コイル体から成る請求項1の医療用ガイドワイ
    ヤ。
  3. 【請求項3】 放射線透過材コイルのみから成る放射線
    透過コイルゾーンの両側に、混成コイルゾーンを設けた
    多条コイル体から成る請求項1の医療用ガイドワイヤ。
  4. 【請求項4】 複数本の素線を並設して概ね密着巻き形
    態にした継目なし単一コイル体の多条コイル体にして、
    前記複数素体の少くとも1本の全長または一部分が放射
    線不透過材から成り、放射線不透過材コイルと放射線透
    過材コイルが混在する混成コイルゾーン、または、放射
    線透過材コイルのみの放射線透過コイルゾーンを計測ス
    ケール部・マーカー部として構成した多条コイル体を、
    チューブ外周に嵌装した構造を特徴とする医療用チュー
    ブ体。
  5. 【請求項5】 混成コイルゾーンの放射線不透過材コイ
    ルのコイルピッチを素線直径の概ね4倍以上の拡大ピッ
    チに設定し、該拡大ピッチを小なる計測単位と成す請求
    項1の医療用ガイドワイヤ、または、請求項4の医療用
    チューブ体。
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