JPH08172825A - 苗トレイの縦送り装置 - Google Patents

苗トレイの縦送り装置

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JPH08172825A
JPH08172825A JP32903394A JP32903394A JPH08172825A JP H08172825 A JPH08172825 A JP H08172825A JP 32903394 A JP32903394 A JP 32903394A JP 32903394 A JP32903394 A JP 32903394A JP H08172825 A JPH08172825 A JP H08172825A
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JP
Japan
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drive link
seedling
rotation
end position
posture
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JP32903394A
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English (en)
Inventor
Junji Kurano
淳次 蔵野
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で2種類のポット部40間ピッチ
の苗トレイ41に対応して縦送り量を変更できるように
するとともに、縦送りの正確化を図る。 【構成】 苗トレイ41を縦送りするホイール77の横
軸75にワンウェイクラッチ79を介して駆動リンク8
0を連結し、この駆動リンク80を所定角度の範囲内で
揺動させることで苗トレイ41を1ピッチずつ間欠的に
縦送りするようにしたものであって、駆動リンク80の
回動始端位置を調節する調節手段4を設けて、駆動リン
ク80の揺動角度を変更可能とするとともに、回動終端
位置は一定として、駆動リンク80に回転駆動力を作用
する駆動力作用機構3の構成の簡素化を図り得るように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移植機に装着されて複
数のポット部を有する苗トレイを間欠的に縦送りする装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、従来の苗トレイの縦送り装置と
しては、例えば特開平5−91810号公報に開示され
たものがある。この従来例では、複数のポット部が縦方
向に列設された苗トレイが縦送り可能に取付けられる装
置枠と、該装置枠に回転自在に設けられた横軸(トレイ
搬送軸)と、該横軸に一体的に設けられた駆動スプロケ
ットホイールとを備えて、該駆動スプロケットホイール
により苗トレイを間欠的に縦送りするように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、苗トレイの
ポット部間のピッチは一定ではなく、異なるポット部間
ピッチの数種の苗トレイが存在するが、上記従来例で
は、かかる数種の苗トレイのポット部間ピッチにそれぞ
れ対応して縦送り量を調節することができない。そこ
で、本発明は、苗トレイのポット部間ピッチに対応して
縦送り量を調節することができる苗トレイの縦送り装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のポット部が縦方向に列設された苗
トレイが縦送り可能に取付けられる装置枠と、該装置枠
に回転自在に設けられた横軸と、該横軸に一体的に設け
られた縦送りホイールとを備えて、該縦送りホイールに
より苗トレイを間欠的に縦送りする苗トレイの縦送り装
置において、次の特徴的構成を具備するものである。
【0005】即ち、本発明は、前記縦送りホイールの横
軸にワンウェイクラッチを介して連結された駆動リンク
と、該駆動リンクを前記ワンウェイクラッチの空転方向
に回動させるべく付勢する付勢手段と、該付勢手段の付
勢力による回動を規制して駆動リンクの回動始端位置を
設定する規制手段と、前記付勢手段の付勢力に抗して前
記駆動リンクを前記回動始端位置から所定の回動終端位
置まで前記ワンウェイクラッチの動力伝達方向に回動さ
せる回転駆動力を間欠的に駆動リンクに作用させる駆動
力作用手段と、前記規制手段により設定される駆動リン
クの回動始端位置を調節する調節手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0006】縦送りホイールに、第1の中心角で複数の
第1係合凹部を円周方向に列設するとともに、該第1係
合凹部の内周側に前記第1の中心角とは異なる第2の中
心角で複数の第2係合凹部を円周方向に列設し、駆動力
作用手段の回転駆動力により係合解除されるように第1
係合凹部と第2係合凹部とのいずれか一方に選択的に係
合する係合手段を装置枠に取付けることができる。
【0007】また、本発明は、前記縦送りホイールの横
軸にワンウェイクラッチを介して連結された駆動リンク
と、該駆動リンクを前記ワンウェイクラッチの空転方向
に回動させるべく付勢する付勢手段と、該付勢手段の付
勢力による回動を規制して駆動リンクの回動始端位置を
設定する規制体と、前記付勢手段の付勢力に抗して前記
駆動リンクを前記回動始端位置から所定の回動終端位置
まで前記ワンウェイクラッチの動力伝達方向に回動させ
る回転駆動力を間欠的に駆動リンクに作用させる駆動力
作用手段とを備えており、前記規制体は、駆動リンクの
回動始端位置を調節すべく第1姿勢と第2姿勢とに姿勢
変更可能に装置枠に取付固定されており、前記縦送りホ
イールには、第1の中心角で複数の第1係合凹部が円周
方向に列設されているとともに、該第1係合凹部の内周
側に前記第1の中心角とは異なる第2の中心角で複数の
第2係合凹部が円周方向に列設されており、前記規制体
には、駆動力作用手段の回転駆動力により係合解除され
るように、第1姿勢のとき第1係合凹部に係合し、第2
姿勢のとき第2係合凹部に係合する係合部が設けられて
おり、第1姿勢の規制体により設定された回動始端位置
から回動終端位置までの回動角度は前記第1の中心角と
等しくされ、第2姿勢の規制体により設定された回動始
端位置から回動終端位置までの回動角度は前記第2の中
心角と等しくされていることを特徴としている。
【0008】
【作用】駆動力作用手段により回転駆動力が駆動リンク
に作用されていないときには、付勢手段の付勢力により
駆動リンクがワンウェイクラッチの空転方向に回動せら
れ、該駆動リンクは規制体(規制手段)によって回動始
端位置で回動が規制される。
【0009】そして、駆動力作用手段によって駆動リン
クに回転駆動力が作用すると、付勢手段の付勢力に抗し
て駆動リンクがワンウェイクラッチの動力伝達方向に回
動せられ、該駆動リンクは所定の回動終端位置まで回動
する。すると、回動始端位置から回動終端位置までの駆
動リンクの回動角度と同じだけ縦送りホイールが回動
し、この一定の回動角度分(ポット部間ピッチ分)だけ
苗トレイが縦送りされることとなる。
【0010】異なるポット部間ピッチの苗トレイを使用
するときには、調節手段によって、規制手段(規制体)
により設定される駆動リンクの回動始端位置を調節す
る。かかる調節により、回動始端位置から所定の回動終
端位置までの駆動リンクの回動角度が変わるため、縦送
りホイールの回動角度も変化し、苗トレイの縦送り量が
ポット部間ピッチに合わせられる。
【0011】また、被係合部が第1又は第2係合部のい
ずれか一方に選択的に係合させることで、駆動リンクに
回転駆動力が作用しないときに縦送りホイールが不慮に
回転することを防止して、苗トレイの縦送りの正確化を
図っているとともに、2種類のポット部間ピッチに対応
可能となる。被係合部を規制体に設ければ、駆動リンク
の回動角度を変更すべく規制体を第1姿勢と第2姿勢と
の間で姿勢変更すれば、規制体に設けた被係合部が係合
する部位が、自動的に第1係合部と第2係合部のいずれ
か一方から他方に変更される。従って、苗トレイのポッ
ト部間ピッチに応じた調節作業を容易かつ迅速に行え
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図14及び図15に示す野菜移植機11は、走
行車体12の後部に操縦ハンドル13を有する歩行型で
あって、畝14を跨いでその長手方向に走行しつつ、土
付苗Cを畝14に所定間隔で植え付けるようになってい
る。
【0013】走行車体12は、主フレーム15、主フレ
ーム15の前端部に設けられた架台16等により構成さ
れている。架台16上にはエンジン17が搭載され、こ
のエンジン17はボンネット18で覆われており、架台
16の後部にはミッションケース19が固定され、その
入力部とエンジン17の出力部とは巻掛伝動体20で連
動されている。
【0014】ミッションケース19内からの動力は、車
輪伝動軸21と、PTO軸22との2系統で取り出すよ
うになっており、車輪伝動軸21の左右端には軸心回り
に上下揺動する伝動ケース23を介して左右の駆動輪2
4を支持して、伝動ケース23内の巻掛伝動体により駆
動輪24を駆動可能にしている。この駆動輪24は畝1
4間の溝内を転動する。また、走行車体12の前部に
は、左右一対の前輪25、畝肩倣いローラ26が備えら
れている。
【0015】走行車体12の主フレーム15は角パイプ
等で形成され、その前部が下向きに曲がっていて架台1
6の側部に固定されており、後部が上向きに曲がってい
て操縦ハンドル13の取付部とされている。走行車体1
2の後部には、移植作業部30が設けられている。この
移植作業部30は、苗供給装置10と、該苗供給装置1
0から供給される土付苗Cを畝14に植え付ける植付装
置31等を有し、ミッションケース19等の固定側に支
持されている動力受入軸32の軸心回りに上下方向に揺
動する可動フレーム33に備えられている。なお、可動
フレーム33の後部には鎮圧ローラ(又は覆土ローラ)
34が設けられている。
【0016】植付装置31は、可動フレーム33に吊持
リンク35を介して平行リンク36により上下方向に揺
動自在に支持されており、平行リンク36の先端にくち
ばし筒形の植付筒37が備えられ、該植付筒37は、平
行リンク36の中途部に連係するクランク体38による
クランク運動で上下動自在とされている。また、植付筒
37は、上方開放状とされ、植付筒37の上方に配置さ
れた苗供給装置10から土付苗Cが落とし込まれるよう
になっており、平行リンク36によって下動されて畝1
4に突き刺されたときに下側先端部が開口して土付苗C
を植え付けるようになっている。
【0017】苗供給装置10は、土付苗Cが育苗された
ポット部40が縦横に多数配設された苗トレイ41か
ら、土付苗Cを一つずつ取り出して植付筒37内に落と
し込むようになされている。この苗トレイ41は樹脂製
で可撓性を有し、縦横に多数配列したポット部40は背
面に突出して備えられており、このポット部40の有底
部には水抜き孔(図示せず)が形成されている。各ポッ
ト部40には土付苗Cが育苗されており、ポット部40
間には縦横に間隙が形成されている。また、苗トレイ4
1としては、ポット部40間ピッチが異なる数種のもの
があり、本実施例の苗供給装置10では、2種類のポッ
ト部40間ピッチの苗トレイ41に対応可能とされてい
る。
【0018】苗供給装置10は、図1〜図13に示すよ
うに、植付装置31に対して所定の苗取出位置で苗トレ
イ41のポット部40から苗取出爪56により土付苗C
を一つずつ取り出す苗取出装置42と、該苗取出装置4
2の後方に設けられて、縦横に配設された多数のポット
部40を苗取出装置42による取出位置に順次位置させ
るべく苗トレイ41を横方向及び縦方向に搬送する搬送
装置43とを備えている。
【0019】苗取出装置42は、可動フレーム33上に
固定された装置枠44を備え、該装置枠44には、PT
O軸22からの回転動力によって、図8〜図13におい
て反時計回りに回転駆動されるクランク体45が設けら
れている。このクランク体45の先端部にはクランクピ
ン46が側方に突設されている。また、装置枠44に
は、クランク体45の下方で揺動アーム47の基端部が
枢結されている。この揺動アーム47には上下方向に延
びる長孔48が形成され、該長孔48にクランク体45
のクランクピン46が挿通係合されており、而して、揺
動アーム47が搬送装置43に接近する方向に揺動する
時間よりも離反する方向に揺動する時間の方が長くなる
早戻り機構が構成されている。
【0020】揺動アーム47の先端部にはガイドリンク
49が枢結されている。このガイドリンク49には筒状
の保持部54が設けられており、該保持部54には、軸
方向移動自在に直棒状のロッド55が挿通案内されて、
該ロッド55は搬送装置43の苗トレイ41に向かって
出退可能とされている。このロッド55の先端部に、ポ
ット部40内の土付苗Cに斜め方向から突き刺される略
U字状の苗取出爪56が取付けられている。
【0021】また、ガイドリンク49にはブラケット5
0を介して遊転自在にローラ51が取付けられ、該ロー
ラ51は、装置枠44の上部に取付けられたガイド板5
2に形成されたカム溝53に係合されて、揺動アーム4
7の揺動角度に応じたガイドリンク49の姿勢(特に、
揺動アーム47に対するガイドリンク49の相対角度)
を規制している。
【0022】即ち、土付苗Cをポット部40から引き出
すとき(図8に示す状態から図9に示す状態まで)に
は、揺動アーム47に対するガイドリンク49の相対角
度があまり変化しないように、カム溝53の後部側(図
8右側)は、ローラ51を揺動アーム47の揺動軸47
Aを中心として移行させる形状とされている。これによ
り苗取出爪56の先端が揺動アーム47の揺動軸47A
を中心とする軌跡を描きながら土付苗Cはポット部40
から引き出され、この苗取出爪56により土付苗Cはポ
ット部40からゆっくりと掬い上げるように取り出され
る。
【0023】また、ポット部40から取り出された土付
苗Cを植付筒37の上方に移送させるとき(図9に示す
状態から図10に示す状態まで)には、苗取出爪56を
大きく前方へ移動させるとともに土付苗Cを略鉛直姿勢
とするべく、カム溝53の前部側(図9左側)は、ロー
ラ51を揺動アーム47の揺動軸47Aから離れる方向
に移送させる形状とされている。
【0024】ロッド55の基端部に設けたフランジ部5
5aと保持部54との間には圧縮コイルスプリング57
が介装されて、ロッド55を退入方向へ常時付勢する付
勢手段とされている。また、ロッド55には取付座58
aを介して案内棒58が一体的に取付けられており、該
案内棒58はガイドリンク49に設けた規制部59に係
合されて、ガイドリンク49に対するロッド55の軸回
転を阻止している。
【0025】ロッド55の軸方向中途部には切欠凹部6
0が形成されており、ガイドリンク49にはロック片6
1が軸62を介して枢結されており、該ロック片61の
先端部は、保持部54から搬送装置51に向かって突出
した姿勢のロッド55を保持すべく切欠凹部60に係脱
自在に係合する係合部63とされている。このロック片
61は、軸62に外嵌されたコイルスプリング64によ
り係合部63が切欠凹部60に係合する方向に常時付勢
されている。
【0026】また、装置枠44には、揺動アーム47が
搬送装置43から最も離れた位置(図10又は図11参
照)で、ロック片61に衝当して係合部63と切欠凹部
60との係合を解除する方向にロック片61を揺動させ
る衝当体65が取付けられている。ガイドリンク49の
下端部には、押出リンク66が枢結されている。この押
出リンク66の先端部には長孔67が形成され、ロッド
55の先端部近傍に突設されたピン68が長孔67に挿
通係合されて、ロッド55と押出リンク66とが枢結さ
れている。
【0027】この押出リンク66には、揺動アーム47
が搬送装置43側の揺動端に位置するときに(図8又は
図13参照)、押出リンク66を強制的にガイドリンク
49に対して搬送装置43側へ向けて押動させるべくク
ランクピン46に摺接するカム69が設けられている。
なお、揺動アーム47に設けた長孔48の中途部は、ク
ランクピン46がカム69に当接して押出リンク66が
揺動されるときに、揺動アーム47及びガイドリンク4
9を制止させるべく、クランクピン46の回転軌跡に沿
って屈曲されている。
【0028】また、苗取出爪56が保持部54から突出
する姿勢から、付勢手段57の付勢力によって退入した
ときに、苗取出爪56に保持された土付苗Cを落下させ
るべく土付苗Cを押し出す押出部材70が、ガイドリン
ク49に取付けられている。この押出部材70は、鋼線
を屈曲形成してなり、先端部に形成された環状部70a
に苗取出爪56が挿通されている。
【0029】したがって、苗取出爪56によって土付苗
Cを植付筒37の上方まで移送してくると(図9参
照)、ロック片61が衝当体65に衝当して、図9に二
点鎖線で示すように揺動され、係合部63と切欠凹部6
0との係合が解除されるので、付勢手段57の付勢力に
よってロッド55及び苗取出爪56が急速に上方へ退入
される。このとき、土付苗Cは押出部材70の環状部7
0aによって上方移動が規制されるため、苗取出爪56
から離脱され、植付筒37内に落とし込まれる。
【0030】そして、次の土付苗Cを植付装置31に供
給すべく、クランク体45によって揺動アーム47が揺
動されて苗取出爪56が再び苗取出位置のポット部40
に接近し、該爪56の先端がポット部40の縁部近傍に
位置すると(図13参照)、押出リンク66のカム69
がクランクピン46に当接して、付勢手段57の付勢力
に抗して押出リンク66が強制的に苗トレイ41に向け
て押し出され、苗取出爪56が斜め方向から土付苗Cに
突き刺される。このとき、後述する支持部材74によっ
て苗取出位置のポット部40の底部が支持されて、苗ト
レイ41の変形が阻止され、苗取出爪56による安定し
た土付苗Cの取出しができる。以下、上記と同様の動作
が繰り返される。
【0031】なお、図8〜図13には、土付苗Cに苗取
出爪56を突き刺したときから植付筒37の上方で土付
苗Cを落下させるときまでの苗取出過程(往行過程)の
苗取出爪56の先端部の軌跡Xを一点鎖線で、復行過程
の苗取出爪56の先端部の軌跡Yを点線で示している。
搬送装置43は、本発明の実施例に係る苗トレイの縦送
り装置を構成するものであって、図1〜図4に示すよう
に、複数のポット部40が縦方向に列設された苗トレイ
41が縦送り可能に取付けられる装置枠(搬送枠)71
と、該装置枠71を横方向(左右方向)に往復動可能に
支持する基枠72とを備えている。また、装置枠71に
は、ホイール77に沿って苗トレイ41を縦方向に湾曲
させるべく、苗トレイ41の側縁部を案内支持するガイ
ド部材90が設けられている。
【0032】装置枠71には、苗トレイ41の底部を支
持する支持板73が、前下方傾斜状に取付けられてい
る。この支持板73の左右方向中央には、図3に示すよ
うに、ポット部40間の間隙に係合して苗トレイ41の
左右方向の移動を規制する案内壁部73aが屈曲形成さ
れている。この支持板73は、苗取出装置42の苗取出
爪56によって土付苗Cが取出される位置のポット部4
0にまで延設されており、この支持板73の先端部が、
苗取出爪56を土付苗Cに突き刺したときの苗トレイ4
1の撓みを阻止すべく苗取出位置のポット部40の底部
を支持する支持部材74とされている。この支持部材7
4は、苗取出位置の横一列のすべてのポット部40の底
部を支持するべく左右方向に延設されている。
【0033】また、装置枠71には、横軸75が軸受け
76を介して回動自在に取付けられており、該横軸75
に左右一対の縦送りホイール77が一体的に設けられて
いる。このホイール77の内面側には、周方向に適宜の
箇所に、苗トレイ41のポット部40間の間隙に係合す
る搬送ピン78が着脱自在に取付けられており、該ホイ
ール77により苗トレイ41を縦送りし得るようになっ
ている。この搬送ピン78は、縦送りホイール77の周
縁部に周設された複数の取付孔(図示せず)に選択的に
取付けられており、数種の苗トレイ41のポット部40
間のピッチに合わせて取付位置が変更可能とされてい
る。
【0034】なお、縦送りホイール77を駆動側スプロ
ケットホイールとし、その後方に従動側スプロケットホ
イールを配設して、これらスプロケットホイールに搬送
チェンを巻回し、該搬送チェンの左右内側部に搬送ピン
を突設して、かかる搬送チェンを介して縦送りホイール
77により苗トレイ41を縦送りさせることも可能であ
る。
【0035】縦送りホイール77の横軸75には、ワン
ウェイクラッチ79を介して駆動リンク80が連結され
ており、駆動リンク80を所定の揺動角度の範囲内(回
動始端位置から回動終端位置までの間)で往復動するこ
とによりホイール77が一方向(苗トレイ41を下方に
送る方向)にのみ間欠的に回転するようになっている。
駆動リンク80の先端部にはピン83が突設されてい
る。ワンウェイクラッチ79としては、摩擦クラッチ板
式のもの、ラチェット機構式のもの等の種々のものを採
用でき、即ち、一方向にのみ回転動力を伝達し得るもの
であればよい。
【0036】この駆動リンク80は、横軸75に外嵌さ
れたコイルスプリングからなる付勢手段84により、ワ
ンウェイクラッチ79の空転方向(ロ)に回動させるべ
く付勢されている。この付勢手段84の付勢力による駆
動リンク80の回動は、装置枠71に取付けられた規制
体81によって規制され、これにより駆動リンク80の
回動始端位置(S1又はS2)を設定する規制手段2が
構成されている。
【0037】規制体81は、支軸81aを介して装置枠
71に揺動自在に取付けられている。この規制体81に
は、支軸81aを中心とする周方向に並設された2つの
固定孔87が形成されており、いずれかの固定孔87を
選択してボルト88により搬送枠71に固定され、図4
に実線で示す第1姿勢81Aと、図4に二点鎖線で示す
第2姿勢81Bとに姿勢変更自在とされている。
【0038】また、規制体81には、付勢手段84の付
勢力により駆動リンク80が回動された際、第1姿勢8
1Aのときに駆動リンク80のピン83が衝当する第1
衝当部82Aと、第2姿勢81Bのときにピン83が衝
当する第2衝当部82Bとを備え、第2姿勢81Bのと
きにピン83の揺動範囲が大きくなるように第1衝当部
81Aと第2衝当部82Bとが段状に形成されており、
而して、2種類の苗トレイ41のポット部40間ピッチ
に対応して、規制手段2により設定される駆動リンク8
0の回動始端位置(S1又はS2)を調節する調節手段
4が構成されている。
【0039】一方、基枠72は可動フレーム33に取付
けられており、この基枠72には、トラバース溝91を
有する横送り軸92が軸回転自在に取付けられている。
該軸92には、苗供給装置42のクランク体45の回転
動力が、巻掛伝動体93、駆動ギヤ94、従動ギヤ95
等を介して伝達されている。なお、駆動ギヤ94及び従
動ギヤ95は、基枠72に対して脱着交換自在に取付け
られたギヤボックス96内に設けられており、ギヤボッ
クス96を交換することでクランク体45と横送り軸9
2との回転速度比を調節して、ポット部40間ピッチに
応じて苗トレイ41の横送り量を苗取出装置42の動作
に同期させ得るようになっている。
【0040】横送り軸92には、トラバース溝91に係
合する係合ピン97を有するスライダ98が外嵌されて
おり、該スライダ98は装置枠71にアーム99を介し
て連結一体化されており、横送り軸92を回転駆動する
とスライダ98を介して装置枠71を左右方向に往復動
する横送り機構が構成されている。なお、スライダ98
と基枠72との間には軸方向伸縮自在な蛇腹状カバー1
00が設けられて、トラバース溝91内に砂等が入りこ
むことを防止している。
【0041】横送り軸92の左右両端部にはクランクア
ーム101が設けられ、装置枠71には横軸102aを
介して回転自在に伝動リンク102が設けられている。
この伝動リンク102は、装置枠71が最左端又は最右
端にまで移動したときにクランクアーム101に係合す
る係合部103を備えているとともに、伝動リンク10
2と駆動リンク80とが連結リンク104により連結さ
れて、付勢手段84の付勢力に抗して駆動リンク80を
回動始端位置(S1又はS2)から所定の回動終端位置
Eまでワンウェイクラッチ79の動力伝達方向(イ)に
回動させる回転駆動力を間欠的に駆動リンク80に作用
させる駆動力作用手段3が構成されている。
【0042】すなわち、クランクアーム101によって
伝動リンク102が揺動されると、連結リンク104を
介して駆動リンク80に回転駆動力が伝達され、駆動リ
ンク80が強制的に一定の回動終端位置Eまで回動させ
られて、縦送りホイール77が苗トレイ41のポット部
40間ピッチ分だけ回動される。そして、クランクアー
ム101が伝動リンク102の係合部103から離脱す
ると、付勢手段84の付勢力によって駆動リンク80が
回動始端位置(S1又はS2)に復帰されるとともに、
伝動リンク102も揺動復帰される。この復帰時におい
ては、ワンウェイクラッチ79は空転し、縦送りホイー
ル77は回転させられない。
【0043】また、本実施例の搬送装置43には、縦送
りホイール77が不慮に回転することを防止する回転規
制手段5が備えられている。この回転規制手段5の構成
を説明すると、縦送りホイール77には、第1の中心角
R1で複数の第1係合部85が円周方向に列設されてい
るとともに、該第1係合部85の内周側に第1の中心角
R1とは異なる第2の中心角R2で複数の第2係合部8
9が円周方向に列設されている。第1係合部85及び第
2係合部89は、共に丸孔状に形成されている。また、
第1の中心角R1よりも第2の中心角R2の方が大きく
設定されている。
【0044】また、規制体81には、駆動力作用手段3
の回転駆動力により係合解除されるように、第1姿勢8
1Aのとき第1係合部85に係合し、第2姿勢81Bの
とき第2係合部89に係合する被係合部86が設けられ
ている。すなわち、被係合部86は、第1係合部85と
第2係合部89とのいずれか一方に選択的に係合するよ
うに規制体81を介して装置枠71に取付けられてい
る。
【0045】この被係合部86は、保持筒86a内にコ
イルスプリング86bを埋入するとともに、保持筒86
aの先端部に、コイルスプリング86bによって縦送り
ホイール77側に突出する方向に付勢された鋼球86c
を出没自在に設けてなり、該鋼球86cが第1係合部8
5又は第2係合部89に係入するように構成されてい
る。
【0046】第1の中心角R1は、第1姿勢81Aの規
制体81により設定された回動始端位置S1から回動終
端位置Eまでの回動角度θ1と等しくされており、ま
た、第2の中心角R2は、第2姿勢81Bの規制体81
により設定された回動始端位置S2から回動終端位置E
までの回動角度θ2と等しくされている。本実施例の作
用について説明すると、ポット部40間ピッチの狭い苗
トレイ41を使用するときには、規制体81を第1姿勢
81Aで固定しておく。
【0047】苗トレイ41の幅方向両端のポット部以外
のポット部40から苗取出装置42により土付苗Cを取
り出す際には、搬送装置43によって装置枠71は基枠
72に対して横送りされるが、クランクアーム101と
伝動リンク102の係合部103とが係合されないた
め、苗トレイ41の縦送りはなされない。このとき、駆
動力作用手段3により回転駆動力が駆動リンク80に作
用せず、付勢手段84の付勢力により駆動リンク80が
ワンウェイクラッチ79の空転方向に回動せられ、該駆
動リンク80のピン83が規制体81の第1衝当部82
Aに衝当して、駆動リンク80の回動が回動始端位置S
1で規制される。また、縦送りホイール77は、回転規
制手段5によって不慮に回動することが防止される。
【0048】装置枠71が基枠72に対して最左端又は
最右端まで搬送されると、クランクアーム101が伝動
リンク102を強制的に揺動させて、駆動力作用手段3
によって駆動リンク80に回転駆動力が作用する。この
回転駆動力により、付勢手段84の付勢力に抗して駆動
リンク80がワンウェイクラッチ79の動力伝達方向
(イ)に回動せられ、該駆動リンク80は所定の回動終
端位置Eまで強制的に回動する。すると、回動始端位置
S1から回動終端位置Eまでの駆動リンク80の回動角
度θ1と同じだけ縦送りホイール77が回動し、この一
定の回動角度分(ポット部40間ピッチ分)だけ苗トレ
イが41が縦送りされることとなる。
【0049】このときの駆動リンク80の回動角度θ1
と、第1係合部85間の第1の中心角R1とが等しくさ
れているため、縦送りホイールが駆動リンク80により
θ1だけ回動すると、被係合部86は次の第1係合部8
5に確実に係合される。苗トレイ41がポット部間ピッ
チだけ縦送りされてクランクアーム101とピン103
との係合が解除されると、駆動リンク80に回転駆動力
が作用しなくなるので、付勢手段84の付勢力によって
駆動リンク80は回動始端位置S1にまで復帰される。
このとき、回転規制手段5によって縦送りホイール77
のつれ回りを防止でき、苗トレイ41の縦送りの正確化
が図られる。
【0050】かかる動作の繰り返しにより、苗トレイ4
1の横送り及び縦送りが行われる。ポット部40間ピッ
チの広い苗トレイ41を使用するときには、調節手段4
によって、規制手段2により設定される駆動リンク80
の回動始端位置を調節する。すなわち、規制体81を第
2姿勢81Bとして装置枠71にボルト88で締結固定
して、該規制体81により設定される駆動リンク80の
回動始端位置S2から回動終端位置Eまでの回動角度θ
2を大きくする。なお、規制体81の姿勢変更ととも
に、ポット部40間ピッチに応じた間隔に搬送ピン78
の付け替えをし、ギアボックス96の交換等を行う。
【0051】規制体81を姿勢変更すると、規制体81
に設けた被係合部86が係合する部位が、第1係合部8
5から第2係合部89に自動的に変更され、作業能率の
向上が図られる。本実施例によれば、苗取出装置42の
回転動力を利用して苗トレイ41の縦送り装置の装置枠
71を横送りすることができるとともに、該回転動力を
利用して苗トレイ41の縦送りをすることができ、さら
に、苗トレイ41のポット部40間ピッチに対応して縦
送り量及び横送り量を調節可能であるにもかかわらず上
記のように動力の共用をすることができ、一つの動力供
給源(本実施例ではPTO軸22)からの駆動力により
ポット部40からの土付苗Cの取出し、苗トレイ41の
横送り、苗トレイ41の縦送りとを行うことができ、装
置全体の構造の簡素化を図ることができる。
【0052】なお、上記した移植機11には、走行車体
12の略中央部(前輪25及び駆動輪24の間)に、畝
14に供給するための水又は薬を貯留するためのタンク
110が一体的に設けられ、該タンク110の上に予備
苗乗せ台111が取付けられており、車体バランスを良
くし、かつ重心が高くならないようにして、特に傾斜地
における牽引力の増加を図っている。このタンク110
には、植付装置31の植付運動に連動するコック112
を介して吐出管113が取付けられており、畝14に植
付けられた土付苗C近傍にのみ水又は薬を供給するよう
にして、水又は薬の使用量の効率化を図っている。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
調節手段によって規制手段により設定される駆動リンク
の回動始端位置を調節することで、回動始端位置から所
定の回動終端位置までの駆動リンクの回動角度を変更し
て、該駆動リンクにワンウェイクラッチを介して連結さ
れた縦送りホイールの回動角度を変更することができ、
簡単な構造で苗トレイのポット部間ピッチに応じて苗ト
レイの縦送り量を変更することができる。
【0054】また、本発明によれば、苗トレイの縦送り
量に応じて、装置枠に取り付けた被係合部を第1又は第
2係合部のいずれか一方に選択的に係合させることがで
き、縦送りホイールが不慮に回転することを防止でき、
苗トレイの縦送りの正確化を図ることができる。また、
本発明によれば、駆動リンクの回動始端位置を設定すべ
く装置枠に姿勢変更自在に取付固定された規制体に被係
合部を設けたので、駆動リンクの回動角度を変更すべく
規制体を第1姿勢と第2姿勢との間で姿勢変更すれば、
規制体に設けた被係合部が係合する部位を、自動的に第
1係合部と第2係合部のいずれか一方から他方に変更さ
せることができ、苗トレイのポット部間ピッチに応じた
調節作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る苗トレイの縦送り装置を
示す側面図である。
【図2】同装置の横送り機構を示す展開断面図である。
【図3】同装置の正面図である。
【図4】同装置の作用説明図である。
【図5】苗取出装置の側面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】同背面図である。
【図8】苗取出爪を土付苗に突き刺したときの苗供給装
置の側面図である。
【図9】土付苗をポット部から抜き出したときの苗供給
装置の側面図である。
【図10】土付苗を植付筒の上方まで移送したときの苗
供給装置の側面図である。
【図11】土付苗を苗取出爪から離脱したときの苗供給
装置の側面図である。
【図12】苗取出爪を苗トレイに接近させる過程の苗供
給装置の側面図である。
【図13】苗取出爪を土付苗に突き刺す直前の苗供給装
置の側面図である。
【図14】移植機の側面図である。
【図15】移植機の平面図である。
【符号の説明】
2 規制手段 3 駆動力作用手段 4 調節手段 40 ポット部 41 苗トレイ 71 装置枠 75 横軸 77 縦送りホイール 79 ワンウェイクラッチ 80 駆動リンク 81 規制体 81A 第1姿勢 81B 第2姿勢 84 付勢手段 85 第1係合部 86 被係合部 89 第2係合部 θ1 駆動リンクの回動角度 θ2 駆動リンクの回動角度 R1 隣接する第1係合部間の第1の中心角 R2 隣接する第2係合部間の第2の中心角 S1 第1姿勢の規制体により設定された駆動リンクの
回動始端位置 S2 第2姿勢の規制体により設定された駆動リンクの
回動始端位置 E 駆動リンクの回動終端位置 イ ワンウェイクラッチの動力伝達方向 ロ ワンウェイクラッチの空転方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポット部(40)が縦方向に列設
    された苗トレイ(41)が縦送り可能に取付けられる装
    置枠(71)と、該装置枠(71)に回転自在に設けら
    れた横軸(75)と、該横軸(75)に一体的に設けら
    れた縦送りホイール(77)とを備えて、該縦送りホイ
    ール(77)により苗トレイ(41)を間欠的に縦送り
    する苗トレイの縦送り装置において、 前記縦送りホイール(77)の横軸(75)にワンウェ
    イクラッチ(79)を介して連結された駆動リンク(8
    0)と、該駆動リンク(80)を前記ワンウェイクラッ
    チ(79)の空転方向(ロ)に回動させるべく付勢する
    付勢手段(84)と、該付勢手段(84)の付勢力によ
    る回動を規制して駆動リンク(80)の回動始端位置
    (S1,S2)を設定する規制手段(2)と、前記付勢
    手段(84)の付勢力に抗して前記駆動リンク(80)
    を前記回動始端位置(S1,S2)から所定の回動終端
    位置(E)まで前記ワンウェイクラッチ(79)の動力
    伝達方向(イ)に回動させる回転駆動力を間欠的に駆動
    リンク(80)に作用させる駆動力作用手段(3)と、
    前記規制手段(2)により設定される駆動リンク(8
    0)の回動始端位置(S1,S2)を調節する調節手段
    (4)とを備えていることを特徴とする苗トレイの縦送
    り装置。
  2. 【請求項2】 縦送りホイール(77)には、第1の中
    心角(R1)で複数の第1係合部(85)が円周方向に
    列設されているとともに、該第1係合部(85)の内周
    側に前記第1の中心角(R1)とは異なる第2の中心角
    (R2)で複数の第2係合部(89)が円周方向に列設
    されており、駆動力作用手段(3)の回転駆動力により
    係合解除されるように第1係合部(85)と第2係合部
    (89)とのいずれか一方に選択的に係合する被係合部
    (86)が装置枠(71)に取付けられていることを特
    徴とする請求項1に記載の苗トレイの縦送り装置。
  3. 【請求項3】 複数のポット部(40)が縦方向に列設
    された苗トレイ(41)が縦送り可能に取付けられる装
    置枠(71)と、該装置枠(71)に回転自在に設けら
    れた横軸(75)と、該横軸(75)に一体的に設けら
    れた縦送りホイール(77)とを備えて、該縦送りホイ
    ール(77)により苗トレイ(41)を間欠的に縦送り
    する苗トレイの縦送り装置において、 前記縦送りホイール(77)の横軸(75)にワンウェ
    イクラッチ(79)を介して連結された駆動リンク(8
    0)と、該駆動リンク(80)を前記ワンウェイクラッ
    チ(79)の空転方向(ロ)に回動させるべく付勢する
    付勢手段(84)と、該付勢手段(84)の付勢力によ
    る回動を規制して駆動リンク(80)の回動始端位置
    (S1,S2)を設定する規制体(81)と、前記付勢
    手段(84)の付勢力に抗して前記駆動リンク(80)
    を前記回動始端位置(S1,S2)から所定の回動終端
    位置(E)まで前記ワンウェイクラッチ(79)の動力
    伝達方向(イ)に回動させる回転駆動力を間欠的に駆動
    リンク(80)に作用させる駆動力作用手段(3)とを
    備えており、 前記規制体(81)は、駆動リンク(80)の回動始端
    位置(S1,S2)を調節すべく第1姿勢(81A)と
    第2姿勢(81B)とに姿勢変更可能に装置枠(71)
    に取付固定されており、 前記縦送りホイール(77)には、第1の中心角(R
    1)で複数の第1係合部(85)が円周方向に列設され
    ているとともに、該第1係合部(85)の内周側に前記
    第1の中心角(R1)とは異なる第2の中心角(R2)
    で複数の第2係合部(89)が円周方向に列設されてお
    り、 前記規制体(81)には、駆動力作用手段(3)の回転
    駆動力により係合解除されるように、第1姿勢(81
    A)のとき第1係合部(85)に係合し、第2姿勢(8
    1B)のとき第2係合部(89)に係合する被係合部
    (86)が設けられており、 第1姿勢(81A)の規制体(81)により設定された
    回動始端位置(S1)から回動終端位置(E)までの回
    動角度(θ1)は前記第1の中心角(R1)と等しくさ
    れ、第2姿勢(81B)の規制体(81)により設定さ
    れた回動始端位置(S2)から回動終端位置(E)まで
    の回動角度(θ2)は前記第2の中心角(R2)と等し
    くされていることを特徴とする苗トレイの縦送り装置。
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