JPH08172816A - 移植機のトレースマーカー装置 - Google Patents
移植機のトレースマーカー装置Info
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- JPH08172816A JPH08172816A JP33730994A JP33730994A JPH08172816A JP H08172816 A JPH08172816 A JP H08172816A JP 33730994 A JP33730994 A JP 33730994A JP 33730994 A JP33730994 A JP 33730994A JP H08172816 A JPH08172816 A JP H08172816A
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- Japan
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- marker
- markers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トレースマーカーの位置切り換えを行うため
の単独操作をなくす。 【構成】 機体4側に設けられたトレースマーカー25
L,25Rを作用位置と退避位置とに切換えるトレース
マーカー切換作動部23を、植付け機16の昇降動作又
は昇降させるための操作に連動するように植付け機16
の昇降駆動部19または昇降操作部20に連動手段39
L,39Rを介して連結した。又は植付け機16の左右
に設けられた線引きマーカー51L,51Rを作業位置
と非作業位置とに切換える制御部26に連結した。
の単独操作をなくす。 【構成】 機体4側に設けられたトレースマーカー25
L,25Rを作用位置と退避位置とに切換えるトレース
マーカー切換作動部23を、植付け機16の昇降動作又
は昇降させるための操作に連動するように植付け機16
の昇降駆動部19または昇降操作部20に連動手段39
L,39Rを介して連結した。又は植付け機16の左右
に設けられた線引きマーカー51L,51Rを作業位置
と非作業位置とに切換える制御部26に連結した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は苗等の植付け作業時
に、田植機等の移植機を直進させるために用いられる移
植機のトレースマーカー装置に関する。
に、田植機等の移植機を直進させるために用いられる移
植機のトレースマーカー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来移植機、例えば田植機におけるトレ
ースマーカー装置は、実公昭63ー27542広報に示
されように、植付け機の昇降に伴ってトレースマーカー
を作用位置または退避位置のどちらか必要な位置に切り
換えるため、作業者自身がトレースマーカーの単独操作
を行うものが知られていた。
ースマーカー装置は、実公昭63ー27542広報に示
されように、植付け機の昇降に伴ってトレースマーカー
を作用位置または退避位置のどちらか必要な位置に切り
換えるため、作業者自身がトレースマーカーの単独操作
を行うものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしトレースマーカ
ーを作業者自身が単独操作して必要な位置への切り換え
を行うため、トレースマーカーの切り換え忘れが発生
し、特に畦ぎわで機体を回向させる際にトレースマーカ
ーを退避位置に移動させることを忘れると、トレースマ
ーカーが畦等へ接当してしまいトレースマーカー装置を
破損してしまう等の欠点があった。
ーを作業者自身が単独操作して必要な位置への切り換え
を行うため、トレースマーカーの切り換え忘れが発生
し、特に畦ぎわで機体を回向させる際にトレースマーカ
ーを退避位置に移動させることを忘れると、トレースマ
ーカーが畦等へ接当してしまいトレースマーカー装置を
破損してしまう等の欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の移植機のトレースマーカー装置の第1の特
徴は、機体4側に昇降リンク14を介して昇降自在に連
結された植付け機16と、該機体4側に設けられた該植
付け機16の作動時に機体4側方に突出し得るトレース
マーカー25L,25Rとを備えた移植機において、ト
レースマーカー25L,25Rを機体4側方に突出する
作用位置と機体4側に沿った退避位置とに切換えするト
レースマーカー切換作動部23をトレースマーカー25
L,25R基端部に設け、さらに植付け機16の昇降動
作又は昇降させるための操作に連動して、トレースマー
カー25L,25Rが植付け機16下降時に作用位置に
突出し、植付け機16上昇時に退避位置に収納されるよ
うにトレースマーカー切換作動部23と昇降駆動部19
または昇降操作部20とを連動手段39L,39Rを介
して連結させてなることである。
めの本発明の移植機のトレースマーカー装置の第1の特
徴は、機体4側に昇降リンク14を介して昇降自在に連
結された植付け機16と、該機体4側に設けられた該植
付け機16の作動時に機体4側方に突出し得るトレース
マーカー25L,25Rとを備えた移植機において、ト
レースマーカー25L,25Rを機体4側方に突出する
作用位置と機体4側に沿った退避位置とに切換えするト
レースマーカー切換作動部23をトレースマーカー25
L,25R基端部に設け、さらに植付け機16の昇降動
作又は昇降させるための操作に連動して、トレースマー
カー25L,25Rが植付け機16下降時に作用位置に
突出し、植付け機16上昇時に退避位置に収納されるよ
うにトレースマーカー切換作動部23と昇降駆動部19
または昇降操作部20とを連動手段39L,39Rを介
して連結させてなることである。
【0005】また機体4側に昇降リンク14を介して昇
降自在に連結された植付け機16と、該植付け機16の
左右に設けられた線引きマーカー51L,51Rと、該
線引きマーカー51L,51Rを上記植付け機16の昇
降に伴って機体4側方に下降して張り出す作業位置と上
昇収納する非作業位置とに切換える制御部26と、上記
植付け機16の作動時に機体4側方に突出し得るトレー
スマーカー25L,25Rとを備えた移植機において、
トレースマーカー25L,25Rを機体4側方に突出す
る作用位置と機体4側に沿った退避位置とに切換するト
レースマーカー切換作動部23をトレースマーカー25
L,25R基端部に設け、さらに線引きマーカー51
L,51Rの位置切り換えに連動して、トレースマーカ
ー25L,25Rが線引きマーカー51L,51R下降
張り出し時に作用位置に突出し、線引きマーカー51
L,51R上昇収納時には退避位置に収納されるように
トレースマーカー切換作動部23と制御部26とを連動
手段39L,39Rで連結させてなることを第2の特徴
としている。
降自在に連結された植付け機16と、該植付け機16の
左右に設けられた線引きマーカー51L,51Rと、該
線引きマーカー51L,51Rを上記植付け機16の昇
降に伴って機体4側方に下降して張り出す作業位置と上
昇収納する非作業位置とに切換える制御部26と、上記
植付け機16の作動時に機体4側方に突出し得るトレー
スマーカー25L,25Rとを備えた移植機において、
トレースマーカー25L,25Rを機体4側方に突出す
る作用位置と機体4側に沿った退避位置とに切換するト
レースマーカー切換作動部23をトレースマーカー25
L,25R基端部に設け、さらに線引きマーカー51
L,51Rの位置切り換えに連動して、トレースマーカ
ー25L,25Rが線引きマーカー51L,51R下降
張り出し時に作用位置に突出し、線引きマーカー51
L,51R上昇収納時には退避位置に収納されるように
トレースマーカー切換作動部23と制御部26とを連動
手段39L,39Rで連結させてなることを第2の特徴
としている。
【0006】
【作用】機体4側に植付け機16が昇降リンク14を介
して昇降自在に連結されており、さらに植付け機16を
昇降させる昇降リンク14を駆動する昇降駆動部19ま
たは植付け機16の昇降を操作する昇降操作部20とト
レースマーカー25L,25Rを作用位置と退避位置と
に切り換えるトレースマーカー切換作動部23とを連動
手段39L,39Rで連結しているため、植付け機16
の昇降動作に伴って自動的にトレースマーカー25L,
25Rが作用位置または退避位置のどちらか必要な位置
に切り換えられる。
して昇降自在に連結されており、さらに植付け機16を
昇降させる昇降リンク14を駆動する昇降駆動部19ま
たは植付け機16の昇降を操作する昇降操作部20とト
レースマーカー25L,25Rを作用位置と退避位置と
に切り換えるトレースマーカー切換作動部23とを連動
手段39L,39Rで連結しているため、植付け機16
の昇降動作に伴って自動的にトレースマーカー25L,
25Rが作用位置または退避位置のどちらか必要な位置
に切り換えられる。
【0007】また植付け機16の左右に設けられている
線引きマーカー51L,51Rを植付け機16の昇降に
伴って作業位置と非作業位置に切り換える制御部26と
トレースマーカー切換作動部23を連動手段39L,3
9Rで連結することによっても、植付け機16の昇降動
作に伴って線引きマーカー51L,51Rが位置制御さ
れるので、この線引きマーカー51L,51Rの動作に
連動して自動的にトレースマーカー25L,25Rが作
用位置または退避位置のどちらか必要な位置に切り換え
られる。
線引きマーカー51L,51Rを植付け機16の昇降に
伴って作業位置と非作業位置に切り換える制御部26と
トレースマーカー切換作動部23を連動手段39L,3
9Rで連結することによっても、植付け機16の昇降動
作に伴って線引きマーカー51L,51Rが位置制御さ
れるので、この線引きマーカー51L,51Rの動作に
連動して自動的にトレースマーカー25L,25Rが作
用位置または退避位置のどちらか必要な位置に切り換え
られる。
【0008】
【実施例】図1,図2は本発明を応用した移植機の例と
して田植機を示している。田植機は前輪2及び後輪3に
よって支持されている機体4を有し、該機体4はミッシ
ョンケース18及びリアアクスル5を連結するフレーム
1上に設けられており、該機体4の略中央部にはハンド
ル6及び座席7等からなる運転席8が設けられている。
またフレーム1上に立設され且つ座席7の支持脚を兼ね
ている左右の座席フレーム1aにアッパリンク9及びロ
ワリンク11がそれぞれの支点軸12,13を介して軸
支されており、該リンク9,11等から構成される平行
リンク機構14により植付け機16が運転席8後方に昇
降自在に支持されている。そして上記アッパリンク9に
固設されたリフトアーム17と前記ミッションケース1
8との間は油圧シリンダ装置19を介して連結されてお
り、油圧植付レバー20の操作により該油圧シリンダ装
置19を伸縮させて平行リンク14を上下揺動させ、植
付け機16を機体4に対して昇降動作させる構造になっ
ている。
して田植機を示している。田植機は前輪2及び後輪3に
よって支持されている機体4を有し、該機体4はミッシ
ョンケース18及びリアアクスル5を連結するフレーム
1上に設けられており、該機体4の略中央部にはハンド
ル6及び座席7等からなる運転席8が設けられている。
またフレーム1上に立設され且つ座席7の支持脚を兼ね
ている左右の座席フレーム1aにアッパリンク9及びロ
ワリンク11がそれぞれの支点軸12,13を介して軸
支されており、該リンク9,11等から構成される平行
リンク機構14により植付け機16が運転席8後方に昇
降自在に支持されている。そして上記アッパリンク9に
固設されたリフトアーム17と前記ミッションケース1
8との間は油圧シリンダ装置19を介して連結されてお
り、油圧植付レバー20の操作により該油圧シリンダ装
置19を伸縮させて平行リンク14を上下揺動させ、植
付け機16を機体4に対して昇降動作させる構造になっ
ている。
【0009】上記機体4前方の左右両側にはそれぞれト
レースマーカー装置21L,21Rが設けられており、
該トレースマーカー装置21L,21Rはそれぞれの切
換作動部23と、左右に突出可能な揺動アーム22L,
22Rの先端に上下方向に位置調節自在にマーカー24
L,24Rが支持されたトレースマーカー25L,25
Rで構成されている。このとき該マーカー24L,24
Rは圃場に対してほぼ垂直に取り付けられる。さらに座
席7の後方における左右座席フレーム1a上端の間部分
には制御部26が設置されており、後述するような線引
きマーカー装置27L,27Rの位置切換えを行う。な
おトレースマーカー装置21L,21Rと制御部26の
詳細な構成については後述する。
レースマーカー装置21L,21Rが設けられており、
該トレースマーカー装置21L,21Rはそれぞれの切
換作動部23と、左右に突出可能な揺動アーム22L,
22Rの先端に上下方向に位置調節自在にマーカー24
L,24Rが支持されたトレースマーカー25L,25
Rで構成されている。このとき該マーカー24L,24
Rは圃場に対してほぼ垂直に取り付けられる。さらに座
席7の後方における左右座席フレーム1a上端の間部分
には制御部26が設置されており、後述するような線引
きマーカー装置27L,27Rの位置切換えを行う。な
おトレースマーカー装置21L,21Rと制御部26の
詳細な構成については後述する。
【0010】一方植付け機16はドライブケース28、
フロート29及びプランタケース31、そして植付フレ
ーム32に取付ステー32aを介して左右方向移動自在
に支持され且つマット苗を載置し得る長尺の苗のせ台3
3及びプランタケース28に配設されているプランタ3
4を有している。また該取付ステー32aには左右に後
述する構成の線引きマーカ装置27L,27Rが設けら
れている。
フロート29及びプランタケース31、そして植付フレ
ーム32に取付ステー32aを介して左右方向移動自在
に支持され且つマット苗を載置し得る長尺の苗のせ台3
3及びプランタケース28に配設されているプランタ3
4を有している。また該取付ステー32aには左右に後
述する構成の線引きマーカ装置27L,27Rが設けら
れている。
【0011】つぎに上記線引きマーカー装置27L,2
7R,トレースマーカー装置21L,21R,制御部2
6の構成とそれぞれの連結構造について説明する。制御
部26の構造を図3,図4に示す。フレーム1の左右両
側のビーム1bに支点軸36を介して左右それぞれの連
動レバー37L,37Rが縦向き前後方向に回動自在に
軸支されている。そして該連動レバー37L,37Rの
上端にはピン38L,38Rが突出しており、それぞれ
後述するようにトレースマーカー装置21L,21Rか
らの駆動ワイヤー39L,39Rと線引きマーカー装置
27L,27Rからの操作ワイヤー41L,41Rが連
結されている。一方上記連動レバー37L,37Rの下
端は前述のリフトアーム17の基端部付近に軸支された
左右のロッド42先端のロッドエンド42aに設けられ
た前後方向の長孔42bにスライド自在にそれぞれのピ
ン43を介して連結されている。
7R,トレースマーカー装置21L,21R,制御部2
6の構成とそれぞれの連結構造について説明する。制御
部26の構造を図3,図4に示す。フレーム1の左右両
側のビーム1bに支点軸36を介して左右それぞれの連
動レバー37L,37Rが縦向き前後方向に回動自在に
軸支されている。そして該連動レバー37L,37Rの
上端にはピン38L,38Rが突出しており、それぞれ
後述するようにトレースマーカー装置21L,21Rか
らの駆動ワイヤー39L,39Rと線引きマーカー装置
27L,27Rからの操作ワイヤー41L,41Rが連
結されている。一方上記連動レバー37L,37Rの下
端は前述のリフトアーム17の基端部付近に軸支された
左右のロッド42先端のロッドエンド42aに設けられ
た前後方向の長孔42bにスライド自在にそれぞれのピ
ン43を介して連結されている。
【0012】また上記ピン38L,38Rは作動体44
L,44Rのそれぞれの延出部44aの後方に位置し、
さらにピン38L,38Rの後方には作動体44L,4
4Rと一体的で且つ上下揺動可能な逆L字形状の線引マ
ーカ解除レバー46L,46Rが位置している。また上
記作動体44L,44Rは、運転席8の上部カバー47
に取付けられた前後端に取付脚48aを上向きに突設し
たチャンネル状断面の取付ベース48の左右の側壁48
bにそれぞれ設けられた摺動溝49をガイドに前後スラ
イド自在となっている。上記構造により該線引マーカ解
除レバー46L,46Rが下降しているときはピン38
L,38Rは線引マーカ解除レバー46L,46Rと作
動体44L,44R(延出部44a,44a)とに挟ま
れるため、連結レバー37L,37Rと作動体44L,
44Rが一体的に動作することになり、線引マーカ解除
レバー46L,46Rが上昇しているときは連結レバー
37L,37Rは単独で動作可能となる。制御部26の
その他の構造は特開昭62ー282505号公報に示さ
れるものと同様の構成であるのでここでの説明を割愛す
る。
L,44Rのそれぞれの延出部44aの後方に位置し、
さらにピン38L,38Rの後方には作動体44L,4
4Rと一体的で且つ上下揺動可能な逆L字形状の線引マ
ーカ解除レバー46L,46Rが位置している。また上
記作動体44L,44Rは、運転席8の上部カバー47
に取付けられた前後端に取付脚48aを上向きに突設し
たチャンネル状断面の取付ベース48の左右の側壁48
bにそれぞれ設けられた摺動溝49をガイドに前後スラ
イド自在となっている。上記構造により該線引マーカ解
除レバー46L,46Rが下降しているときはピン38
L,38Rは線引マーカ解除レバー46L,46Rと作
動体44L,44R(延出部44a,44a)とに挟ま
れるため、連結レバー37L,37Rと作動体44L,
44Rが一体的に動作することになり、線引マーカ解除
レバー46L,46Rが上昇しているときは連結レバー
37L,37Rは単独で動作可能となる。制御部26の
その他の構造は特開昭62ー282505号公報に示さ
れるものと同様の構成であるのでここでの説明を割愛す
る。
【0013】次に線引きマーカ装置27L,27Rの構
造について説明する。図5に示すように、L字状の線引
きマーカー51L,51Rの一端がブラケット52L,
52Rに固定されている。該ブラケット52L,52R
は取付ステー32aに支点軸53L,53Rを介して回
動自在に軸支されているとともに、植付フレーム32と
ブラケット52L,52Rの間に戻しスプリング54
L,54Rが張設されている。またブラケット52L,
52Rには操作ワイヤ41L,41Rの一端が固着され
ており、該操作ワイヤ41L,41Rの他端は図3,図
4に示される前述の制御部26内の連動レバー37L,
37Rから突設しているピン38L,38Rに係止され
ている。
造について説明する。図5に示すように、L字状の線引
きマーカー51L,51Rの一端がブラケット52L,
52Rに固定されている。該ブラケット52L,52R
は取付ステー32aに支点軸53L,53Rを介して回
動自在に軸支されているとともに、植付フレーム32と
ブラケット52L,52Rの間に戻しスプリング54
L,54Rが張設されている。またブラケット52L,
52Rには操作ワイヤ41L,41Rの一端が固着され
ており、該操作ワイヤ41L,41Rの他端は図3,図
4に示される前述の制御部26内の連動レバー37L,
37Rから突設しているピン38L,38Rに係止され
ている。
【0014】このとき操作ワイヤー41Lはピン38L
に、操作ワイヤー41Rはピン38Rにそれぞれ連結さ
れている。上記構造により該線引きマーカー装置27
L,27Rに設けられた線引きマーカー51L,51R
は苗のせ台33の裏面に収納した非作業位置(A)及び
植付け機16側方に張出してその折曲されている先端が
圃場面に接触する作業位置(B)とに切換え可能となっ
ている。すなわち戻しスプリング54L,54Rによっ
て作業位置(A)方向に付勢されている線引きマーカー
51L,51R(ブラケット52L,52R)を操作ワ
イヤー41L,41Rを引くことで戻しスプリング54
L,54Rに抗して非作業位置(B)に移動させるので
ある。
に、操作ワイヤー41Rはピン38Rにそれぞれ連結さ
れている。上記構造により該線引きマーカー装置27
L,27Rに設けられた線引きマーカー51L,51R
は苗のせ台33の裏面に収納した非作業位置(A)及び
植付け機16側方に張出してその折曲されている先端が
圃場面に接触する作業位置(B)とに切換え可能となっ
ている。すなわち戻しスプリング54L,54Rによっ
て作業位置(A)方向に付勢されている線引きマーカー
51L,51R(ブラケット52L,52R)を操作ワ
イヤー41L,41Rを引くことで戻しスプリング54
L,54Rに抗して非作業位置(B)に移動させるので
ある。
【0015】またトレースマーカー装置21L,21R
の構造について図6,図7に示すトレースマーカー装置
21Lを例に説明する。なおトレースマーカー装置21
Rはトレースマーカー装置21Lと同じ構造である。ト
レースマーカー装置21Lはフレーム1側の機体フレー
ム1c前端に設けられたトレースマーカー取付部材56
に取付ネジ57で機体4から突出するように固定された
側面視で略Z字型の取付プレート58の取付面58a上
に取り付けられている。そして該取付プレート58の屈
曲部からは平面視で略L字状をなす先端にフック59a
が設けられた格納フック59Lが機体4前方に向かって
突設されている。
の構造について図6,図7に示すトレースマーカー装置
21Lを例に説明する。なおトレースマーカー装置21
Rはトレースマーカー装置21Lと同じ構造である。ト
レースマーカー装置21Lはフレーム1側の機体フレー
ム1c前端に設けられたトレースマーカー取付部材56
に取付ネジ57で機体4から突出するように固定された
側面視で略Z字型の取付プレート58の取付面58a上
に取り付けられている。そして該取付プレート58の屈
曲部からは平面視で略L字状をなす先端にフック59a
が設けられた格納フック59Lが機体4前方に向かって
突設されている。
【0016】該取付面58aには該取付プレート58と
平行に、スプリング取付ボス61とストッパ62,63
が突設された固定ベース60がボルト64で固定されて
おり、さらに該固定ベース61前端には取付けアーム6
6Lと揺動アーム22Lが固定ベース61下方から突設
された支点軸68を中心に回動自在に軸支されている。
なおスプリング取付ボス61は平面視において支点軸6
8より機体4後方(図6における下方)に位置してい
る。
平行に、スプリング取付ボス61とストッパ62,63
が突設された固定ベース60がボルト64で固定されて
おり、さらに該固定ベース61前端には取付けアーム6
6Lと揺動アーム22Lが固定ベース61下方から突設
された支点軸68を中心に回動自在に軸支されている。
なおスプリング取付ボス61は平面視において支点軸6
8より機体4後方(図6における下方)に位置してい
る。
【0017】そして該揺動アーム22Lの回動支点外側
方にはスプリング取付ボス69が突設されており、また
該取付アーム66Lの回動支点を挟んだ両端にもスプリ
ング取付ボス71,72が突設されている。さらに取付
アーム66Lにはスプリング取付ボス71の側方にワイ
ヤー取付ボス73も突設されている。また取付アーム6
6Lには図8に示すようにストッパ部66aが設けられ
ており、また該ストッパー部66aに対して略直角に固
定部66b,位置決め部66cが設けられている。
方にはスプリング取付ボス69が突設されており、また
該取付アーム66Lの回動支点を挟んだ両端にもスプリ
ング取付ボス71,72が突設されている。さらに取付
アーム66Lにはスプリング取付ボス71の側方にワイ
ヤー取付ボス73も突設されている。また取付アーム6
6Lには図8に示すようにストッパ部66aが設けられ
ており、また該ストッパー部66aに対して略直角に固
定部66b,位置決め部66cが設けられている。
【0018】上記取付アーム66Lと固定ベース60は
該スプリング取付ボス72,61を介して引出スプリン
グ74Lによって連結されており、上記取付アーム66
Lの位置決め部66cが上記固定ベース60Lのストッ
パ63に当たるように付勢されている。つまり取付アー
ム66Lは平面視において上記固定ベース60Lに対し
て略直角方向に位置決めされる。
該スプリング取付ボス72,61を介して引出スプリン
グ74Lによって連結されており、上記取付アーム66
Lの位置決め部66cが上記固定ベース60Lのストッ
パ63に当たるように付勢されている。つまり取付アー
ム66Lは平面視において上記固定ベース60Lに対し
て略直角方向に位置決めされる。
【0019】さらに上記取付アーム66Lと上記揺動ア
ーム22Lも該スプリング取付ボス71,69を介して
逃げスプリング76により連結されており、上記揺動ア
ーム22Lのスプリング取付ボス69が上記取付アーム
66Lのストッパ部66aに当接するように付勢されて
いる。以上のような構造により上記揺動アーム22Lは
平面視で固定ベース60Lに対して平行に位置決めされ
るとともに、機体4前方(図6における上方)に揺動す
る場合は取付アーム66Lと一体的に動作し、機体4後
方に揺動する場合は単独で動作する。
ーム22Lも該スプリング取付ボス71,69を介して
逃げスプリング76により連結されており、上記揺動ア
ーム22Lのスプリング取付ボス69が上記取付アーム
66Lのストッパ部66aに当接するように付勢されて
いる。以上のような構造により上記揺動アーム22Lは
平面視で固定ベース60Lに対して平行に位置決めされ
るとともに、機体4前方(図6における上方)に揺動す
る場合は取付アーム66Lと一体的に動作し、機体4後
方に揺動する場合は単独で動作する。
【0020】トレースマーカー装置21Lの切換作動部
23は上記のように構成されている。そしてこの機構に
より切換作動部23に上記の様に連接された揺動アーム
22Lは機体4側方に突出する作用位置(a)と機体4
側に沿った退避位置(b)とに切換え可能となってい
る。すなわち取付アーム66が引出スプリング74Lに
よって位置決めされている場合は揺動アーム22Lは作
用位置(a)に位置決めされ、取付アーム66Lのスト
ッパ部66bが固定ベース60のストッパ62に当接す
るまで駆動ワイヤー39を引くと揺動アーム22Lは退
避位置(b)に移動するのである。
23は上記のように構成されている。そしてこの機構に
より切換作動部23に上記の様に連接された揺動アーム
22Lは機体4側方に突出する作用位置(a)と機体4
側に沿った退避位置(b)とに切換え可能となってい
る。すなわち取付アーム66が引出スプリング74Lに
よって位置決めされている場合は揺動アーム22Lは作
用位置(a)に位置決めされ、取付アーム66Lのスト
ッパ部66bが固定ベース60のストッパ62に当接す
るまで駆動ワイヤー39を引くと揺動アーム22Lは退
避位置(b)に移動するのである。
【0021】一方上記揺動アーム22Lの先端は図9に
示すように前後対面に平面77,78が設けられてお
り、前述のマーカー24Lが挿入されたボルト79がス
ペーサ81を介してチョウナット82で固定されてい
る。このとき上記マーカー24が図7に示すように上下
方向を向くよう該ボルト79の向きを調整する。そして
上記揺動アーム22Lの該平面77と上記マーカー24
Lの間にはスプリング83が挿入されており、上記マー
カー24Lを摩擦力によって固定している。なお上記マ
ーカー24L自体弾性体で構成されており下端が前後に
弾性的に湾曲可能となっている。そしてマーカー24L
と揺動アーム22Lによって構成されるトレースマーカ
ー25Lは揺動アーム22Lの上記切り換え動作により
作用位置(a)と退避位置(b)に切り換えられる。
示すように前後対面に平面77,78が設けられてお
り、前述のマーカー24Lが挿入されたボルト79がス
ペーサ81を介してチョウナット82で固定されてい
る。このとき上記マーカー24が図7に示すように上下
方向を向くよう該ボルト79の向きを調整する。そして
上記揺動アーム22Lの該平面77と上記マーカー24
Lの間にはスプリング83が挿入されており、上記マー
カー24Lを摩擦力によって固定している。なお上記マ
ーカー24L自体弾性体で構成されており下端が前後に
弾性的に湾曲可能となっている。そしてマーカー24L
と揺動アーム22Lによって構成されるトレースマーカ
ー25Lは揺動アーム22Lの上記切り換え動作により
作用位置(a)と退避位置(b)に切り換えられる。
【0022】そして左右のトレースマーカー装置21
L,21Rの制御部26への連結は図10に示されるよ
うに構成されている。すなわち左右それぞれの取付アー
ム66L,66Rのワイヤー取付ボス73L,73Rに
一端が固着されている駆動ワイヤ39L,39Rの他端
が図4,図5に示される前述の制御部26内の連動レバ
ー37L,37Rから突設しているピン38L,38R
に係止されている。このとき駆動ワイヤー39Lはピン
38Rに駆動ワイヤー39Rはピン38Lに連結されて
いるのである。なお図10には線引きマーカー装置27
L,27Rと制御部26との連結状態についても併せて
示しておく。
L,21Rの制御部26への連結は図10に示されるよ
うに構成されている。すなわち左右それぞれの取付アー
ム66L,66Rのワイヤー取付ボス73L,73Rに
一端が固着されている駆動ワイヤ39L,39Rの他端
が図4,図5に示される前述の制御部26内の連動レバ
ー37L,37Rから突設しているピン38L,38R
に係止されている。このとき駆動ワイヤー39Lはピン
38Rに駆動ワイヤー39Rはピン38Lに連結されて
いるのである。なお図10には線引きマーカー装置27
L,27Rと制御部26との連結状態についても併せて
示しておく。
【0023】なお上記構成により連動レバー37L,3
7Rは操作ワイヤー41L,41Rを介した戻しスプリ
ング54L,54Rと駆動ワイヤー39R,39Lを介
した引き出しスプリング74R,74Lによって図4に
おけるX方向に付勢されていることになる。
7Rは操作ワイヤー41L,41Rを介した戻しスプリ
ング54L,54Rと駆動ワイヤー39R,39Lを介
した引き出しスプリング74R,74Lによって図4に
おけるX方向に付勢されていることになる。
【0024】つぎに植付け機16の上下揺動に伴ったト
レースマーカー25L,25Rと線引きマーカー51
L,51Rの動作について説明する。なお制御部26の
詳細な動作については公知(特開昭62ー282505
号公報)であるので以下これを割愛する。植付作業前に
は植付け機16は上昇しているが、この場合は前述のよ
うに油圧シリンダ装置19の伸び動作によりリフトアー
ム17が支点軸12を中心に上方に揺動させられてお
り、平行リンク14が上方に揺動させられている状態と
なっている。このときのリフトアーム17の上方への揺
動により、ロッド42は機体4後方(図3における後
方)に移動しており、ロッド42の長孔42bの前端に
ピン43が位置し、連動レバー37L,37RがY方向
に揺動され、操作ワイヤー41L,41Rと駆動ワイヤ
ー39L,39Rが機体4前方(図3における前方)に
引っ張られ、左右の線引きマーカー51L,51Rを非
作業位置に、そして左右のトレースマーカー25L,2
5Rを退避位置にそれぞれ位置させている。なお図4は
上記状態の連動レバー37L,37R等の動作位置を示
している。
レースマーカー25L,25Rと線引きマーカー51
L,51Rの動作について説明する。なお制御部26の
詳細な動作については公知(特開昭62ー282505
号公報)であるので以下これを割愛する。植付作業前に
は植付け機16は上昇しているが、この場合は前述のよ
うに油圧シリンダ装置19の伸び動作によりリフトアー
ム17が支点軸12を中心に上方に揺動させられてお
り、平行リンク14が上方に揺動させられている状態と
なっている。このときのリフトアーム17の上方への揺
動により、ロッド42は機体4後方(図3における後
方)に移動しており、ロッド42の長孔42bの前端に
ピン43が位置し、連動レバー37L,37RがY方向
に揺動され、操作ワイヤー41L,41Rと駆動ワイヤ
ー39L,39Rが機体4前方(図3における前方)に
引っ張られ、左右の線引きマーカー51L,51Rを非
作業位置に、そして左右のトレースマーカー25L,2
5Rを退避位置にそれぞれ位置させている。なお図4は
上記状態の連動レバー37L,37R等の動作位置を示
している。
【0025】そして上記状態から植付作業のため植付け
機16を下降させる場合について説明する。このとき線
引マーカ解除レバー46L,46Rはともに下降してお
り、さらに線引きマーカーレバー84がロック解除され
ているものとする。機体4の進行方向により必要となる
線引きマーカー51L,51Rのどちらか一方、たとえ
ば左側の線引きマーカー51Lを線引きマーカーレバー
84により選択し、油圧植付レバー20を操作し植付け
機16を下降させる。該植付け機16の下降は油圧シリ
ンダ装置19を縮小させてリフトアーム17を下方に揺
動させ、リンク機構14を下降させることで行われる。
このためロッド42は機体4前方に移動し、連動レバー
37L,37Rがロッドエンド42aの長孔42bに案
内されてX方向に揺動する。このときの連結レバー37
のX方向への揺動は前述の戻しスプリング54L,54
Rと引き出しスプリング74L,74Rの付勢力により
行われる。
機16を下降させる場合について説明する。このとき線
引マーカ解除レバー46L,46Rはともに下降してお
り、さらに線引きマーカーレバー84がロック解除され
ているものとする。機体4の進行方向により必要となる
線引きマーカー51L,51Rのどちらか一方、たとえ
ば左側の線引きマーカー51Lを線引きマーカーレバー
84により選択し、油圧植付レバー20を操作し植付け
機16を下降させる。該植付け機16の下降は油圧シリ
ンダ装置19を縮小させてリフトアーム17を下方に揺
動させ、リンク機構14を下降させることで行われる。
このためロッド42は機体4前方に移動し、連動レバー
37L,37Rがロッドエンド42aの長孔42bに案
内されてX方向に揺動する。このときの連結レバー37
のX方向への揺動は前述の戻しスプリング54L,54
Rと引き出しスプリング74L,74Rの付勢力により
行われる。
【0026】そして線引マーカ解除レバー46L,46
Rが下降しているため、連結レバー37L,37Rは作
動体44L,44Rを機体4後方にスライドさせようと
する。しかし制御部26内で線引きマーカーレバー84
の揺動に伴って切換プレート86を介して規制プレート
87が図4におけるQ方向に回動し規制棒88がS方向
に突出するため、右側の作動体44Rのみが後方へのス
ライドを規制され、右側の連動レバー37Rの左方向へ
の揺動が規制される。なお左側の作動体44Lの後方ス
ライドは規制されないので左側の連動レバー37Lの左
方向への揺動も規制されない。つまり駆動ワイヤー39
Lと操作ワイヤー41Rは引っ張られたままとなり、駆
動ワイヤー39Rと操作ワイヤー41Lは引っ張られた
状態が解除される。
Rが下降しているため、連結レバー37L,37Rは作
動体44L,44Rを機体4後方にスライドさせようと
する。しかし制御部26内で線引きマーカーレバー84
の揺動に伴って切換プレート86を介して規制プレート
87が図4におけるQ方向に回動し規制棒88がS方向
に突出するため、右側の作動体44Rのみが後方へのス
ライドを規制され、右側の連動レバー37Rの左方向へ
の揺動が規制される。なお左側の作動体44Lの後方ス
ライドは規制されないので左側の連動レバー37Lの左
方向への揺動も規制されない。つまり駆動ワイヤー39
Lと操作ワイヤー41Rは引っ張られたままとなり、駆
動ワイヤー39Rと操作ワイヤー41Lは引っ張られた
状態が解除される。
【0027】これにより左側の連動レバー37Lに連結
されている左側の線引きマーカー51Lと右側のトレー
スマーカ25Rはそれぞれ戻しスプリング54Lと引き
出しスプリング74Rにより作業位置(A)と作用位置
(a)とに突出するが、右側の線引きマーカ51Rと左
側のトレースマーカ25Lは非作業位置(B)と退避位
置(b)に収納されたままになる。
されている左側の線引きマーカー51Lと右側のトレー
スマーカ25Rはそれぞれ戻しスプリング54Lと引き
出しスプリング74Rにより作業位置(A)と作用位置
(a)とに突出するが、右側の線引きマーカ51Rと左
側のトレースマーカ25Lは非作業位置(B)と退避位
置(b)に収納されたままになる。
【0028】そしてつぎに畦際等による機体4の回動等
で植付け機16を上昇させると左側の連動レバー37L
がY方向に揺動させられ、作動体44Lが機体4前方に
戻される。該作動体44Lは植付け機16が降ろされる
とき上記のように機体4後方にスライドさせられるが、
このとき作動体44Lの切換部44bが規制プレート8
7の取付ベース48の左側の側壁48bからの突出部分
に当接し、規制プレート87をP方向に回動させ、規制
棒88をR方向に突出させようとするが作動体44Lに
妨げられて突出できない状態となる。そして植付け機1
6を上昇させるとこの状態で規制プレート87が機体4
前方に戻されるので、規制プレート87が規制棒88を
支持する受溝48cを通り過ぎたあと規制棒88が左側
に突出する。
で植付け機16を上昇させると左側の連動レバー37L
がY方向に揺動させられ、作動体44Lが機体4前方に
戻される。該作動体44Lは植付け機16が降ろされる
とき上記のように機体4後方にスライドさせられるが、
このとき作動体44Lの切換部44bが規制プレート8
7の取付ベース48の左側の側壁48bからの突出部分
に当接し、規制プレート87をP方向に回動させ、規制
棒88をR方向に突出させようとするが作動体44Lに
妨げられて突出できない状態となる。そして植付け機1
6を上昇させるとこの状態で規制プレート87が機体4
前方に戻されるので、規制プレート87が規制棒88を
支持する受溝48cを通り過ぎたあと規制棒88が左側
に突出する。
【0029】そしてつぎに植付け機16を下降させる
と、前記右側の作動体44Rが後方スライドを規制され
たのと同様の動作で左側の作動体44Lの後方スライド
が規制され、左側の連動レバー37Lの回動が規制され
る。このためはじめに植付け機16を下降させたときと
は逆の右側の線引きマーカー51Rと左側のトレースマ
ーカ25Lがそれぞれ戻しスプリング54Rと引き出し
スプリング74Lにより作業位置(A)と作用位置
(a)とに突出し、左側の線引きマーカ51Lと右側の
トレースマーカ25Rは非作業位置(B)と退避位置
(b)に収納されたままになる。そして植付け機16を
一度上昇させ再び下降させると、前述と同様の動作によ
り左側の線引きマーカー51Lと右側のトレースマーカ
ー25Rのみが突出しその後はこの動作が繰り返されて
いく。
と、前記右側の作動体44Rが後方スライドを規制され
たのと同様の動作で左側の作動体44Lの後方スライド
が規制され、左側の連動レバー37Lの回動が規制され
る。このためはじめに植付け機16を下降させたときと
は逆の右側の線引きマーカー51Rと左側のトレースマ
ーカ25Lがそれぞれ戻しスプリング54Rと引き出し
スプリング74Lにより作業位置(A)と作用位置
(a)とに突出し、左側の線引きマーカ51Lと右側の
トレースマーカ25Rは非作業位置(B)と退避位置
(b)に収納されたままになる。そして植付け機16を
一度上昇させ再び下降させると、前述と同様の動作によ
り左側の線引きマーカー51Lと右側のトレースマーカ
ー25Rのみが突出しその後はこの動作が繰り返されて
いく。
【0030】なお植付け作業前に線引きマーカレバー8
4により右側の線引きマーカ51Rを選択した場合は、
最初に右側の線引きマーカ51Rと左側のトレースマー
カ25Lが戻しスプリング54R,引き出しスプリング
74Lにより作業位置(A)と作用位置(a)とに突出
し、左側の線引きマーカ51Lと右側のトレースマーカ
25Rが非作業位置(B)と退避位置(b)に収納され
たままとなるだけで、あとは上記同様にそれぞれのマー
カーが交互に突出する。
4により右側の線引きマーカ51Rを選択した場合は、
最初に右側の線引きマーカ51Rと左側のトレースマー
カ25Lが戻しスプリング54R,引き出しスプリング
74Lにより作業位置(A)と作用位置(a)とに突出
し、左側の線引きマーカ51Lと右側のトレースマーカ
25Rが非作業位置(B)と退避位置(b)に収納され
たままとなるだけで、あとは上記同様にそれぞれのマー
カーが交互に突出する。
【0031】また植付け機16が上昇した状態で線引マ
ーカ解除レバー46L,46Rを上昇させ固定し、その
後植付け機16を下降させると、左右の連動レバー37
L,37Rはともに単独で回動するので、作動体44
L,44Rの後方スライド規制にかかわらずX方向に回
動し、操作ワイヤー41L,41Rと駆動ワイヤー39
L,39Rすべての引っ張り状態を解除することにな
り、左右両方の線引きマーカ51L,51Rが作業位置
(A)にセットされ、同じく両側のトレースマーカ51
L,51Rが作用位置(a)にセットされる。
ーカ解除レバー46L,46Rを上昇させ固定し、その
後植付け機16を下降させると、左右の連動レバー37
L,37Rはともに単独で回動するので、作動体44
L,44Rの後方スライド規制にかかわらずX方向に回
動し、操作ワイヤー41L,41Rと駆動ワイヤー39
L,39Rすべての引っ張り状態を解除することにな
り、左右両方の線引きマーカ51L,51Rが作業位置
(A)にセットされ、同じく両側のトレースマーカ51
L,51Rが作用位置(a)にセットされる。
【0032】さらに線引きマーカーレバー84を機体4
前方に引くと、規制棒88が取付ベース48の左右の側
壁48b両側から突出し左右両側の作動体44L,44
Rの後方スライドを規制する。このため線引マーカ解除
レバー46L,46Rを下降させ連動レバー37L,3
7Rと作動体44L,44Rとが一体動作するようにセ
ットし、植付け機16を下降させても作動体44L,4
4Rの後方スライド規制により連動レバー37L,37
RのX方向への回動が規制され、操作ワイヤー41L,
41Rと駆動ワイヤー39L,39Rのすべてが引っ張
られたままとなり、左右両方の線引きマーカ51L,5
1Rが非作業位置(B)に、同じく両側のトレースマー
カ25L,25Rが格納位置(b)に収納されたままと
なる。
前方に引くと、規制棒88が取付ベース48の左右の側
壁48b両側から突出し左右両側の作動体44L,44
Rの後方スライドを規制する。このため線引マーカ解除
レバー46L,46Rを下降させ連動レバー37L,3
7Rと作動体44L,44Rとが一体動作するようにセ
ットし、植付け機16を下降させても作動体44L,4
4Rの後方スライド規制により連動レバー37L,37
RのX方向への回動が規制され、操作ワイヤー41L,
41Rと駆動ワイヤー39L,39Rのすべてが引っ張
られたままとなり、左右両方の線引きマーカ51L,5
1Rが非作業位置(B)に、同じく両側のトレースマー
カ25L,25Rが格納位置(b)に収納されたままと
なる。
【0033】また上記実施例ではトレースマーカー装置
21L,21Rからの駆動ワイヤー39L,39Rを制
御部26に連結すると同時に植付け機16の昇降リンク
14に連結したものであるが、駆動ワイヤー39L,3
9Rを油圧植付レバー20に直接連結する又は油圧シリ
ンダ装置19に直接連結しても同様の動作が実現でき
る。
21L,21Rからの駆動ワイヤー39L,39Rを制
御部26に連結すると同時に植付け機16の昇降リンク
14に連結したものであるが、駆動ワイヤー39L,3
9Rを油圧植付レバー20に直接連結する又は油圧シリ
ンダ装置19に直接連結しても同様の動作が実現でき
る。
【0034】なお田植機を格納する際にはトレースマー
カー25L,25Rが邪魔にならないように退避位置
(b)の状態のまま固定する。このためトレースマーカ
ー25L,25Rを手動等で退避位置(b)に回動さ
せ、揺動アーム22L,22Rを格納用フック59L,
59Rのそれぞれのフック部59aに引っ掛け、引き出
しスプリング74L,74Rによる揺動アーム22L,
22Rへの付勢力に抗して退避位置(b)に固定する構
造となっている。
カー25L,25Rが邪魔にならないように退避位置
(b)の状態のまま固定する。このためトレースマーカ
ー25L,25Rを手動等で退避位置(b)に回動さ
せ、揺動アーム22L,22Rを格納用フック59L,
59Rのそれぞれのフック部59aに引っ掛け、引き出
しスプリング74L,74Rによる揺動アーム22L,
22Rへの付勢力に抗して退避位置(b)に固定する構
造となっている。
【0035】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、植付け機の昇降に伴って自動的にトレースマーカー
が作用位置と退避位置とに切り換えられるので、トレー
スマーカーを両位置に切り換える単独操作が無くなり、
トレースマーカーの両位置への切り換えが簡単になるだ
けでなく、トレースマーカーを必要に応じてどちらかの
位置に切り換える時の切り換え忘れも防止できる。
ば、植付け機の昇降に伴って自動的にトレースマーカー
が作用位置と退避位置とに切り換えられるので、トレー
スマーカーを両位置に切り換える単独操作が無くなり、
トレースマーカーの両位置への切り換えが簡単になるだ
けでなく、トレースマーカーを必要に応じてどちらかの
位置に切り換える時の切り換え忘れも防止できる。
【0036】特に畦ぎわで植付け機を上昇させて機体を
回向させる際、自動的にトレースマーカーが退避位置に
移動するので、トレースマーカーの畦等への接当が防止
される効果がある。
回向させる際、自動的にトレースマーカーが退避位置に
移動するので、トレースマーカーの畦等への接当が防止
される効果がある。
【図1】田植機の斜視図である。
【図2】田植機の右側面図である。
【図3】制御部の右側面図である。
【図4】制御部の平面図である。
【図5】線引きマーカー装置の背面図である。
【図6】左トレースマーカー装置の平面図である。
【図7】左トレースマーカー装置の背面図である。
【図8】取付アームの平面図である。
【図9】マーカー取付部の要部拡大断面図である。
【図10】トレースマーカー装置と線引きマーカー装置
の連結を示す平面図である。
の連結を示す平面図である。
4 機体 14 昇降リンク 16 植付け機 19 油圧シリンダ装置(昇降駆動部) 20 油圧植付レバー(昇降操作部) 23 トレースマーカー切換作動部 25L 左側トレースマーカー 25R 右側トレースマーカー 26 制御部 39L 左側駆動ワイヤー(連動手段) 39R 右側駆動ワイヤー(連動手段) 51L 左側線引きマーカー 51R 右側線引きマーカー
Claims (2)
- 【請求項1】 機体(4)側に昇降リンク(14)を介
して昇降自在に連結された植付け機(16)と、該機体
(4)側に設けられた該植付け機(16)の作動時に機
体(4)側方に突出し得るトレースマーカー(25
L),(25R)とを備えた移植機において、トレース
マーカー(25L),(25R)を機体(4)側方に突
出する作用位置と機体(4)側に沿った退避位置とに切
換えするトレースマーカー切換作動部(23)をトレー
スマーカー(25L),(25R)基端部に設け、さら
に植付け機(16)の昇降動作又は昇降させるための操
作に連動して、トレースマーカー(25L),(25
R)が植付け機(16)下降時に作用位置に突出し、植
付け機(16)上昇時に退避位置に収納されるようにト
レースマーカー切換作動部(23)と昇降駆動部(1
9)または昇降操作部(20)とを連動手段(39
L),(39R)を介して連結させてなる移植機のトレ
ースマーカー装置。 - 【請求項2】 機体(4)側に昇降リンク(14)を介
して昇降自在に連結された植付け機(16)と、該植付
け機(16)の左右に設けられた線引きマーカー(51
L),(51R)と、該線引きマーカー(51L),
(51R)を上記植付け機(16)の昇降に伴って機体
(4)側方に下降して張り出す作業位置と上昇収納する
非作業位置とに切換える制御部(26)と、上記植付け
機(16)の作動時に機体(4)側方に突出し得るトレ
ースマーカー(25L),(25R)とを備えた移植機
において、トレースマーカー(25L),(25R)を
機体(4)側方に突出する作用位置と機体(4)側に沿
った退避位置とに切換するトレースマーカー切換作動部
(23)をトレースマーカー(25L),(25R)基
端部に設け、さらに線引きマーカー(51L),(51
R)の位置切り換えに連動して、トレースマーカー(2
5L),(25R)が線引きマーカー(51L),(5
1R)下降張り出し時に作用位置に突出し、線引きマー
カー(51L),(51R)上昇収納時には退避位置に
収納されるようにトレースマーカー切換作動部(23)
と制御部(26)とを連動手段(39L),(39R)
で連結させてなる移植機のトレースマーカー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33730994A JPH08172816A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 移植機のトレースマーカー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33730994A JPH08172816A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 移植機のトレースマーカー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08172816A true JPH08172816A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18307421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33730994A Pending JPH08172816A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 移植機のトレースマーカー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08172816A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011200206A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 移植機 |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP33730994A patent/JPH08172816A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011200206A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 移植機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040629 |