JPH081725B2 - デイスクのロ−デイング装置 - Google Patents

デイスクのロ−デイング装置

Info

Publication number
JPH081725B2
JPH081725B2 JP62035053A JP3505387A JPH081725B2 JP H081725 B2 JPH081725 B2 JP H081725B2 JP 62035053 A JP62035053 A JP 62035053A JP 3505387 A JP3505387 A JP 3505387A JP H081725 B2 JPH081725 B2 JP H081725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc tray
lock lever
disc
plate
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62035053A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63201942A (ja
Inventor
文逸 山口
孝道 仲川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP62035053A priority Critical patent/JPH081725B2/ja
Publication of JPS63201942A publication Critical patent/JPS63201942A/ja
Publication of JPH081725B2 publication Critical patent/JPH081725B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光ディスク等の演奏を行うディスク演奏機器
のディスクローディング装置に関する。
従来の技術 近年、光ディスク等の演奏を行うディスク演奏機器の
ディスクローディング装置は、急速な発展が見られるよ
うに種々の方法が提示されている。以下図面を参照しな
がら、従来のディスクローディング装置の一例について
説明する。
第17図は従来のディスクローディング装置の構成を示
す分解斜視図であり、第15図は、従来のディスクローデ
ィング装置を搭載したディスク演奏機器全体の斜視図で
ある。第15図および第17図において、ディスクトレイ1
にはラック板2がディスクトレイ1のボス1-eに挿入さ
れ、ディスクトレイの収納、排出方向を示す矢印13の方
向に摺動自在に、ネジ21で支持される。ロックレバー3
はディスクトレイ1の突出ピン1-iに回動自在に挿入さ
れ止め輪23で保持される。フック1-kとフック3-aに保持
されロックレバー3とともに突出ピン1-iに挿入された
ロックレバーバネ24の付勢力により、ロックレバー3の
かぎ部3-dがラック板2の角ピン2-gに係合する様構成さ
れる。ロックレバー3の突出リブ3-cはラック板2の長
穴2-fよりラック板2を突抜けてディスクトレイ1の下
面方向に出ている。ディスクトレイ1のガイド溝1-gに
は、突出ピン18-aによりディスクトレイ1のローディン
グ方向、すなわち、矢印13方向に垂直方向に上下動可能
な様に支持されたディスク受け板18が組込まれている。
また、ローディングベース9の停止軸9-aには、フッ
ク9-bとフック6-aに保持された停止レバーバネ44と、停
止レバー6が回動自在に挿入され、止め輪45で支持され
る。ローディングベース9にはモータープーリー27が固
着したローディングモーター26と歯車29-aとプーリー29
-bで形成されたプーリーギャー29が取付けられプーリー
29-bとモータープーリー27はゴムベルト32で連結され
る。
ディスクトレイ1はローディングベース9のガイド溝
11-aと12-aにより摺動自在に支持されるが、第16図に示
すごとく、ガイド溝11-aの支持リブ11-dを矢印46方向に
たわませローディングベース9に挿入される。ローディ
ングベース9は、例えばアウトサート成形等により製作
されるもので、支持リブ11-dは樹脂材料であるから、矢
印46の様なたわみを生ずることが可能である。
ディスクトレイ1をローディングベース9に挿入する
と、停止レバー6の突出ピン6-bは停止レバーバネ44の
付勢力によりラック板2の段カム2-cに係合する。また
この時、ラック板2のラック部2-bとプーリーギヤー29
の歯車29-aが噛合する。
ディスク8をターンテーブル35に押接するクランプ板
5は、ローディングベース9の支柱9-cに突出ピン5-cを
挿入し、爪9-eによって回動自在に保持される。このと
き、支持ピン5-fはラック板2のクランプカム2-dと係合
する。クランプ板5のフック5-jとローディングベース
9のフック9-dにはクランプ板バネ47が掛けられ、クラ
ンプ板5を上方(矢印48)に付勢する。33はディスク8
の信号を読み取る光ピックアップである。
以上の様に構成されたディスクのローディング装置に
ついて、以下その動作について説明する。
第15図におけるローディングベース1の位置は、ディ
スク8の交換等の目的の為、イジエクトツマミ42を操作
しディスクトレイ1をディスク演奏器機4より排出した
状態を実線で示し、またディスクトレイ1がディスク8
の演奏のため収納された状態を破線で示す。
第17図においてディスクトレイ1のローディング動作
を行う駆動力は、ローディングモーター26の回転力がモ
ータープーリー27、ゴムベルト32、プーリーギヤー29を
通してラック板2に伝達されることにより起る。
第18図は、ディスクトレイ1がディスク演奏機器4に
収納される直前の状態、すなわち、ロックレバー3の突
出リブ3-cとローディングベース9に形成された解除ピ
ン9-fが当接した位置を示す。この当接した位置よりデ
ィスクトレイが排出された方向(矢印50)では、ロック
レバー3のかぎ部3-dとラック板2の角ピン2-gが、ロッ
クレバーバネ24の付勢力により係合されているので、ラ
ック板2はディスクトレイ1に固定された状態で保持さ
れることになり、ローディングモーター26の回転力を得
て、ディスクトレイ1はローディング動作を行う。
次にディスク8を演奏するため、ディスクトレイ1を
さらにローディング動作し、ディスクトレイ1がディス
ク演奏機器4に完全に収納された位置(第15図における
ディスクトレイ1の一点鎖線の状態)に移動すると、デ
ィスクトレイ1の端面がストッパー49に当接し、ディス
クトレイ1は動作を停止する。
この時、ロックレバー3は、第19図に示すごとく、突
出リブ3-cと解除ピン9-fが当接しているので、実線の状
態から一点鎖線の状態へと、回動し、ラック板2の角ピ
ン2-gとかぎ部3-dの係合がはずれる。
また停止レバー6の突出ピン6-bが、ラック板2の段
カム2-cに押されるので、停止レバー6は実線位置より
一点鎖線の位置まで回転する。
前述の様にラック板2はディスクトレイ1との係合を
離れ、さらに第18図矢印51まで進行すると、ラック板2
のクランプカム2-dとクランプ板5の支持ピン5-fが係合
し、クランプ板5をクランプ板バネ47の付勢力に打勝っ
て、ターンテーブル35の方向に回動することにより、デ
ィスク8をターンテーブル35に押接させ、ディスク8の
演奏を行う。
この時、停止レバー6の突出ピン6-bが、ラック板2
の段カム2-cに押され、停止レバー6はさらに回動し、
第19図に示す、一点鎖線の位置から二点鎖線の位置とな
る。
すると、停止レバー6の爪6-cが、ディスクトレイ1
の角ピン1-mに係合し、ディスクトレイ1はローディン
グベース9に対して固定される。ローディングベース9
は、第16図に示すごとく、ディスク演奏機器4のシャー
シ52にネジ53で固定されているので、ディスクトレイ1
はディスク演奏機器4より移動することなく、ディスク
8の演奏中にディスクトレイ1とディスク8が干渉せず
演奏が可能となる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、ディスクトレイ
1とラック板2を係合するためのロックレバー3とディ
スクトレイ1とローディングベース9を係合するための
停止レバー6等の多くの部品を必要とし、ディスクのロ
ーディング装置が、組立工数のかかる非常に高価なもの
となっていた。
また、ロックレバー3の動作タイミングと停止レバー
6の動作タイミングが、量産時の部品バラツキ等により
均一でない場合も生じ、例えば、ディスク演奏機器4が
ディスクトレイ1の出口を下方向にした傾斜面に設置さ
れた場合など、停止レバー6のディスクトレイ1に対す
る係合が遅れた場合など、ディスクトレイ1が、その重
量によりディスク演奏機器より排出してしまい、ディス
ク8の演奏に支障をきたし、商品価値を著しく低下さす
という問題もあった。
本発明は上記従来の欠点を解決するもので、簡単な構
成により、安価で、問題の無いローディング動作を行う
ディスクのローディング装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のディスクのロー
ディング装置は、本体に対して、案内部材により案内さ
れて、排出位置と収納位置の間で出入り可能なディスク
トレイと、前記ディスクトレイの移動方向と同じ方向に
摺動可能に前記ディスクトレイに支持され、かつ駆動源
からの駆動力を受けて前記ディスクトレイの前記本体に
対する出入り等を駆動する摺動板と、前記ディスクトレ
イに回動自在に支持されたロックレバーと、前記ロック
レバーに付勢力を与える部材と、前記ロックレバーに係
合可能な、前記摺動板に設けたカム部と、前記本体側に
設けられたフックリブとを備え、前記摺動板を駆動して
前記ディスクトレイの収納方向への移動時に前記ロック
レバーと前記カム部が係合して前記摺動板と前記ディス
クトレイが一体で排出位置から収納方向へ移動し、前記
ロックレバーと前記フックリブが当接することにより、
前記ロックレバーが回動して前記ロックレバーと前記カ
ム部の係合が離脱して前記ディスクトレイが収納位置に
停止し、かつ前記ロックレバーと前記フックリブが係合
し、さらに前記摺動板を前記ディスクトレイの収納方向
に動作することにより、前記摺動板にて前記ロックレバ
ーと前記フックリブの係合を保持し、かつこの状態から
前記摺動板を前記ディスクトレイの排出方向に駆動して
前記ロックレバーと前記フックリブの当接が解除された
時、前記ロックレバーに与えられた付勢力により、前記
ロックレバーが回動して前記ロックレバーと前記フック
リブの係合が離脱し、かつ前記ロックレバーと前記カム
部が係合し、さらに前記摺動板を前記ディスクトレイの
排出方向に駆動することにより前記ディスクトレイと前
記摺動板が一体で収納位置から排出方向に移動するよう
に構成したことを特徴とするものである。
作用 本発明では、前記摺動板を駆動して前記ディスクトレ
イの収納方向への移動時に前記ロックレバーと前記カム
部が係合して前記摺動板と前記ディスクトレイが一体で
排出位置から収納方向へ移動し、前記ロックレバーと前
記フックリブが当接することにより、前記ロックレバー
が回動して前記ロックレバーと前記カム部の係合が離脱
して前記ディスクトレイが収納位置に停止し、かつ前記
ロックレバーと前記フックリブが係合し、さらに前記摺
動板を前記ディスクトレイの収納方向に動作することに
より、前記摺動板にて前記ロックレバーと前記フックリ
ブの係合を保持し、かつこの状態から前記摺動板を前記
ディスクトレイの排出方向に駆動して前記ロックレバー
と前記フックリブの当接が解除された時、前記ロックレ
バーに与えられた付勢力により、前記ロックレバーが回
動して前記ロックレバーと前記フックリブの係合が離脱
し、かつ前記ロックレバーと前記カム部が係合し、さら
に前記摺動板を前記ディスクトレイの排出方向に駆動す
ることにより前記ディスクトレイと前記摺動板が一体で
収納位置から排出方向に移動するように構成したことに
より、ディスクトレイを収納位置へ収納した時にディス
クトレイのディスク演奏機器に対する抜け止めが、ロッ
クレバーとフックリブの係合を摺動板にて保持するとい
う簡単な方法で実現しうるので、安価な組立て性の良い
ディスクのローディング装置が提供できるものである。
実施例 以下、本発明に依るディスク等のローディング装置の
一例を図面を参照しつつ説明する。
第4図はディスク演奏機器4の全体を示すが、破線の
ディスクトレイ1はディスク演奏機器4の前面パネル7
に収容されており、ディスク8の演奏可能な位置であ
る。実線はディスクトレイ1が前面パネル7よりローデ
ィング動作を行い、例えばユーザーがディスク8を交
換、もしくは演奏するために、ディスクトレイ1に装填
する位置を示す。
ディスクトレイ1は、第3図に示すように、ローディ
ングベース9の両側にネジ10で固定された、支え板11と
支え板12に形成されるガイド溝11-aとガイド溝12-aに、
ディスクトレイ1の両側面に形成されるリブ1-aで、摺
動可能に係合され、上記、ディスク8の演奏位置と、デ
ィスク8の装填位置の間を矢印13方向に移動可能な様に
構成される。ディスクトレイ1には抜け止めフック1-b
が形成されており、ディスクトレイ1が、ディスク8の
装填位置にローディングした時に、抜け止めフック1-b
と支え板11に形成される突出部11-bが当接するように構
成される。
ディスクトレイ1は、ディスクトレイ1に形成された
ボス1-eとフックリブ1-fとで矢印13方向に摺動可能に組
込まれ、ネジ17で取付けられたラック板2と、ディスク
トレイ1に形成されたガイド溝1-gと、ディスク受け板1
8の突出ピン18-aとで、ディスクトレイ1のローディン
グ動作方向を示す矢印13に対して、垂直方向に、すなわ
ち、矢印15方向に上下動可能に挿入されたディスク受け
板18と、ディスクトレイ1に形成された支持リブ1-h
で、ディスクトレイ1に対して回動自在に支持された昇
降リング20と、ディスクトレイ1に形成された突出ピン
1-iに回動自在に組込まれたロックレバー3とで構成さ
れる。ディスク受け板18の突出ピン18-aは、昇降リング
20に形成される傾斜カム20-aに摺動可能に係合し、傾斜
カム20-aの底面を、ディスクトレイ1に形成されたボス
1-jに固定されるネジ21で昇降リング20をディスクトレ
イ1に対してスライド可能に支え、ディスクトレイ1に
対して、ディスク受け板18と昇降リング20を組立ててい
る。また昇降リング20に形成されるピン20-bが前述のラ
ック板2に形成されるカム部2-aに対して、スライド可
能に係合し、昇降リング20の20-bには、止め片22が固定
され前述カム部2-aとピン20-bの係合がはずれないよう
に構成している。ロックレバー3は、ディスクトレイ1
の突出ピン1-iに止め輪23を固定することにより、ディ
スクトレイ1に対して、回動自在に支持されるが、さら
にロックレバー3はロックレバー3に形成される、フッ
ク3-aとディスクトレイ1に形成されるフック1-kとロッ
クレバー3で支持されるロックレバーバネ24の付勢力に
より、ロックレバー3の突出ピン3-bが、ラック板2の
段カム部2-cに押し付けられた状態で保持される。
ローディングベース9にはネジ25により、駆動モータ
ー26が固定され、さらに駆動モーター26の出力軸26-aに
は、モータープーリー27が固定されている。支え板12に
圧入固定されたプーリーギヤー軸28には、プーリーギヤ
ー29が回動自在に挿入され、ワッシャ14をプーリーギヤ
ー軸28の溝28-aに挿入して支持されている。また、支え
板12には駆動ギヤー軸30も圧入固定されており、駆動ギ
ヤー31が回動自在に組込れている。駆動ギヤー31の大歯
車31-aとプーリーギヤー29の歯車29-aが係合して、モー
タープーリー27とプーリーギヤー29のプーリー部29-bと
をゴムベルト32で連結することにより、駆動モーター26
の回転が所定の減速比により、駆動ギヤー31に形成され
る、小歯車31-bに伝達される。駆動ギヤー31は、プーリ
ーギヤー29のプーリー部29-bにより支え板12に対して支
持される。
クランプ板5と支え板12の取付は、クランプ板5の突
出ピン5-cを支え板12の突出部12-bの凹部に挿入し、次
にクランプ板5の突出ピン5-dを、支え板12の突出部12-
cの爪12-dを矢印19方向に開げながら突出部12-cの溝12-
fに挿入し、爪12-dが弾性により元に戻るとクランプ板
5の突出ピン5-dの抜け止めとなる。トラバースメカニ
ズムブロック34は、フローティングバネ36と粘弾性体の
フローティングゴム37を介して、フローティング軸38に
より、ローディングベース9に取付けられる。
以上のように構成されたディスクのローディング装置
について、以下、図面を用いてその動作を説明する。
第1図において、ディスクトレイ1をローディングベ
ース9に挿入したとき、ラック板2に形成される基準ラ
ック2-bと駆動ギヤ−31の小歯車31-bとが係合して、駆
動モーター26の出力がディスクトレイ1に伝達される。
ディスクトレイ1が、ディスク演奏機器4に対して、
突出する方向にローディングされた場合、ラック板2は
基準ラック2-bで、駆動モーター26の回転力をプーリー
ギヤー29、駆動ギヤー31を通して受けているので、ラッ
ク板2はディスクトレイ1の前面方向に当接され、ディ
スクトレイ1を矢印54方向にローディングする。このと
き、ラック板2は、前述ロックレバー3の突出ピン3-b
が、ロックレバーバネ24の付勢力によりラック板2の段
カム部2-cの凹部に押接された状態となり、第5図に示
すごとくラック板2のカム部2-aにより、昇降リング20
のピン20-bがカム部2-aの溝で停止するので、昇降リン
グ20の傾斜カム20-aは、ディスク受け板18の突出ピン18
-aを、傾斜カム20-aの上方向位置で保持することとな
り、結果、ラック板2がディスクトレイ1の前方向に当
接された状態では、ディスク受け板18は、突出ピン18-a
をディスクトレイ1のガイド溝1-gに係合しつつ、ディ
スクトレイのローディング方向を示す第3図、矢印13に
対して、垂直方向に、すなわち、矢印15方向の上側位置
状態で保持される。このとき、ディスク8が、ディスク
受け板18に搭載された場合のローディングベース9に対
する高さ位置は、第7図に示すように、トラバースメカ
ニズムブロック34の、ディスク8を設置し回転するター
ンテーブル35のローディングベース9に対する高さ位置
よりも上方にあるので、ディスク8をディスク受け板18
に乗せて、ディスクトレイ1をローディング動作して
も、ディスク8が、ターンテーブル35に衝突することは
ない。
また、ディスクトレイ1が、ディスク演奏機器4に対
して、突出する方向にローディングされた場合は、第9
図に示すごとく、支え板12の突出部12-bと12-cに、矢印
15方向に回動自在に挿入されたクランプ板5は、ディス
クトレイ1に固定された、スライドネジ39により、クラ
ンプ板5のスライドリブ5-bが押し上げられているの
で、クランプ板5が矢印15の上側方向に回転し、クラン
プ板5の先端に組込まれた、クランパー40も持上げら
れ、ディスクトレイ1がローディング動作を行っている
時は、クランプ板5および、クランパー40とディスクト
レイ1が衝突することはない。
また第1図に示す様にディスクトレイ1が、ディスク
演奏機器4から突出する方向(矢印54)にローディング
する時、支え板12に形成されたスイッチピン12-jと固定
爪12-kにより取付けられたopenスイッチ41の検出レバー
41-aが、ディスクトレイ1のリブ1-aでopenスイッチ41
が導通状態(斜線で示す)で保持されているが、ディス
クトレイ1が、ディスク8の装填位置までローディング
した時、検出レバー41-aがリブ1-aからはずれ、openス
イッチ41は導通状態から遮断状態(実線のみで示す)に
変わる。このopenスイッチ41の変化をディスク演奏機器
4の電気回路システムのマイコンで感知し、駆動モータ
26の回転を停止することにより、ディスクトレイ1のロ
ーディング動作を止めることができる。
ディスクトレイ1がディスク8の装填位置にある時、
および前述の位置より、ディスクトレイ1が、ディスク
演奏機器4の前面パネル7に収容されるまでの間すなわ
ち、ディスクトレイ1が前面パネル7より、少しでも突
出方向にローディングされた場合は、ラック板2が駆動
ギヤー31の回転力によりディスクトレイ1の前面方向に
押し付けられ、ロックレバー3の突出ピン3-bとラック
板2の段カム2-cとが係合した状態(破線で示す)にあ
り、第5図に示すごとく昇降リング20のピン20-bがラッ
ク板2のカム部A2-aによりディスクトレイに対して固定
されているので、ディスク受け板18をユーザーが押えた
ままローディング動作を開始させても、ディスク8や、
ディスク受け板18が下げられることはなく、ディスクト
レイ1のローディング動作に支障をきたすことはない。
第4図のごとくディスクトレイ1が突出した状態で、
ディスク演奏機器4の前面パネル7に配置されたイジエ
クトツマミ42をユーザーが操作すると、マイコンの働き
により第1図に示す駆動モーター26が、ディスクトレイ
収容方向に回転を始め、駆動モーター26の回転力は、プ
ーリーギヤー29、駆動ギヤー31の減速機構を通して、ラ
ック板2の基準ラック2-bに伝達される。ラック板2は
ディスクトレイ1の後面方向すなわち、ディスクトレイ
1の収納方向(矢印55)に動作する。このとき、ロック
レバー3のディスクトレイ1における回転中心すなわ
ち、ロックレバー3の挿入されているディスクトレイ1
の突出ピン1-iの位置と、ラック板2の段カム部2-cに当
接したロックレバー3の突出ピン3-bがズレておりしか
も、ロックレバーバネ24の付勢力がロックレバー3をラ
ック板2に押接する方向に、すなわち前述のズレを保持
する方向で働いているので、ラック板2が動作しても、
ロックレバー3が、ラック板2より離れることがないの
で、ラック板2の動きとともに、ディスクトレイ1を収
納方向にローディングすることになる。ラック板2とロ
ックレバー3の係合が離れないので、当然ディスク受け
板18(第5図に示す)も下がることはない。
ディスクトレイ1をユーザーが直接収納方向(第1図
の矢印55)に押した時に、ラック板2が同時に移動する
が、駆動ギヤー31もそれにより回転を始め、駆動モータ
ー26もディスクトレイ1収容方向に機械的に回転する。
ところが、ディスクトレイ1が動作すると、リブ1-aがo
penスイッチ41の検出レバー41-aを押し、openスイッチ4
1が、遮断状態から導通状態に変わり、これをマイコン
が感知して駆動モーター26を電気的に、ディスクトレイ
1の収容方向に回転するので、ディスクトレイ1はユー
ザーの手をはなれローディング動作を開始できる。すな
わち、第4図の前面パネル7のイジェクトツマミ42を操
作しなくても、ディスクトレイ1を押すことにより、デ
ィスクトレイ1を収容さすことも可能である。
第1図に示すごとく、ディスクトレイ1が前面パネル
7に収納される直前でロックレバー3の突出リブ3-cと
支え板12のロックリブ12-lが当接する。突出リブ3-cと
ロックリブ12-lの接点位置が、ロックレバー3の回転中
心を基準に、ラック板2の段カム部2-cと、ロックレバ
ー3の突出ピン3-bの当接位置の反対側にもうけてある
ので、ロックレバー3は、ロックレバーバネ24の付勢力
に反して、ラック板2の段カム2-cとロックレバー3の
突出ピン3-bが離れる方向(矢印56)に回転する。
ロックレバー3の回転が、突出ピン3-bの位置で、ロ
ックレバー3の回転中心を基準に、支え板12のロックリ
ブ12-l側に移動した所で、ディスクトレイ1の両側面に
形成された、ストッパーリブ1-lと、支え板11の停止リ
ブ11-cと支え板12の停止リブ12-mがそれぞれ当接するよ
う構成する。故にディスクトレイ1は、前述の位置すな
わち、前面パネル7に収納された位置で停止する。さら
に、この時のディスクトレイ1の停止位置が第5図に示
す、トラバースメカニズムブロック34のターンテーブル
35の中心と、ディスク受け板18の中心とが合致するよう
に構成される。当然ディスクを受け板18に装填されてい
るディスク8の中心も合致することになるが、ディスク
トレイ1のディスク8の収容凹部1-cの径がディスク8
の演奏中の干渉を避けるためディスク8の外径より広く
取っているが、第7図に示すごとくターンテーブル35に
収納されている芯出しリング35-aの先端が、テーパー状
に形成されているので、ディスク8が収容凹部1-cの内
壁まで偏心していても、ディスク8はテーパーに導びか
れてターンテーブル35に搭載することができる。
第1図に示すごとくディスクトレイ1が前面パネル7
に収納された停止した後、ラック板2は、駆動ギヤー30
の回転力により、ロックレバー3の突出ピン3-bを支え
板12のロックリブ12-l側に押しながらディスクトレイ1
に対して、ディスクトレイ1の収納方向(矢印55)に摺
動をする。故に、ラック板2の段カム部2-cの凸面2-f
は、ロックレバー3の突出ピン3-bをロックリブ12-lに
フックした状態(第1図のディスクトレイ1が収納され
た位置の実線で示す)で保持することになり、例えば、
ディスク演奏機器4が傾斜状態にあっても、ディスクト
レイ1が前面パネル7よりズレて突出することがない。
この時、ロックレバー3の突出ピン3-bがロックリブ12-
lにフックするためには、ディスクトレイ1のストッパ
ーリブ1-lとロックレバー3の突出ピン3-bの内ノリ長さ
Bと支え板11と支え板12のそれぞれの停止リブ11-cと12
-mと支え板12のロックリブ12-lの外側寸法cを比較し
て、内ノリ長さBを大きく取る必要があり、内ノリ長さ
Bと外側寸法cの差分がディスクトレイ1収納時のロー
ディングベース9すなわちディスク演奏機器4に対する
ガタとなる。故にこのガタを、ディスク8の外径と、第
5図に示すディスクトレイ1の収容凹部1-cの内径の差
より小さくすれば、ディスクトレイ1のガタにより、デ
ィスク8演奏回転中にもディスクトレイ1とディスク8
は干渉することはない。
また、第11図−cに示すごとく、クランプ板5を持上
げていたスライドネジ39と、クランプ板5のスライドリ
ブ5-bの当接は、ディスクトレイ1が前面パネル7に収
納される直前にはずれるが、このはずれるポイント以前
で、ラック板2の後部に形成されたクランプカム2-dが
クランプ板5に形成された、支持ピン5-fを保持するの
で、クランプ板5は上側位置で支持される。この時、ス
ライドリブ5-bの端面に傾斜5-jを取れば、ディスクトレ
イ1を前面パネル7より突出する方向(矢印54)にロー
ディング動作した場合に、ラック板5のクランプカム2-
dで支持されたクランプ板5の高さと、スライドネジ39
で支持されるクランプ板5の高さが違っていた時の、移
動をショックの少ないスムーズなものにすることができ
る。
さらに第1図に示すごとくラック板2は、駆動モータ
ー26の回転力により、ディスクトレイ1に対して、矢印
55方向に摺動する。このとき第5図に示すごとくラック
板2のカム部2-aにより、昇降リング20が矢印57の方向
に回転し、傾斜カム20-aが同時に回転するので、ディス
ク受け板18の突出ピン18-aがディスクトレイ1のガイド
溝1-gにそって、傾斜カム20-aの回転に従って降下す
る。そしてディスク受け板18の上面に装填されていたデ
ィスク8をトラバースメカニズムブロック34のターンテ
ーブル35に搭載する。この時、第11図Aに示すごとくラ
ック板2に形成されているクランプカム2-dも移動する
ので、クランプカム2-dに係合されているクランプ板5
の支持ピン5-fもクランプカム2-dのカム溝に従って下側
方向に動作し、クランプ板5が回動し、第9図に示すご
とくクランパー40に収納されているクランパーマグネッ
ト40-aにより、クランパー40がターンテーブル35にディ
スク8を押接する。さらにクランプ板5は、支持ピン5-
fを介して、ラック板2のクランプカム2-dの動作により
回動し、クランパー40の突出爪40-bとが離れた位置すな
わち、第11図−Bに示すクランプ板5に形成された停止
ピン5-gがディスクトレイ1の上面に当接された状態で
止まる。
この時第1図に示すラック板2のスイッチカム2-eが
支え板12のスイッチピンB12-nと固定爪B12-oで取付けら
れた、closeスイッチ43の検出レバー43-aを押し、close
スイッチ43が遮断状態(実線で示す)から導通状態(斜
線で示す)に変化する。このcloseスイッチ43の変化
を、ディスク演奏機器4の電気回路システムのマイコン
で感知し、駆動モーター26の回転を停止することによ
り、ラック板2の動作も止まる。
なお、第9図に示すターンテーブル35の材質を鉄板で
形成していることにより、前述クランパーマグネット40
-aの磁力により、クランパー40がターンテーブル35に吸
着され、光ディスク8をターンテーブル35に押接した状
態で保持するので、ターンテーブル35の回転時にも光デ
ィスク8がスリップすることなく、安定した演奏が実現
できる。ターンテーブル35はトラバースメカニズムブロ
ック34がローディングベース9に対して、フローティン
グバネ36とフローティングゴム37で、フローティング状
態で支持されているので、クランプ板5とクランパー40
が離れることにより、外部振動が、トラバースメカニズ
ムブロック34に伝達されることがない。
クランプ板5の回動タイミングは、第6図に示される
ディスク受け板18の降下タイミングすなわち昇降リング
20に形成された傾斜カム20-aの形状によって決定される
降下タイミングとに差を持たしてある。つまり、ディス
ク受け板18が降下して、ディスク8をターンテーブル35
に乗せ芯出しリング35-aのテーパーに導かれて、ディス
ク8の芯出しを行った後にクランプ板5がラック板2の
クランプカム2-dにより、回動し第9図に示すクランパ
ー40とディスク8を当接する様構成してあるので、ディ
スク8がターンテーブル35に対し偏心することがなく、
高性能のプレヤービリティを実現する。第4図に示すデ
ィスク8の演奏状態より、ディスクトレイ1を前面パネ
ル7より突出する場合は、イジェクトツマミ42を操作す
ることにより、第1図に示す駆動モーター26を、ディス
クトレイ1の突出方向(矢印54)に回転させ、ラック板
2をディスクトレイ1の前面方向に摺動させるが、この
時、ラック板2の段カム部2-cの凸面が、ロックレバー
3の突出ピン3-bと支え板12のロックリブ12-lがフック
した状態で保持するので、ディスクトレイ1は停止して
おり、第11図−Aに示すラック板2のクランプカム2-d
と係合している、クランプ板5の支持ピン5-fがラック
板2の動作に従って、クランプ板5を持ち上げ、第9図
に示すごとくクランパー40がディスク8より離れた後に
第5図に示すラック板2のカム部A2-aにより、昇降リン
グ20のピン20-bを介して、昇降リング20を、ディスク受
け板18が上昇する方向(矢印58)に回転さすことによ
り、ディスク受け板18の突出ピン18-aが昇降リング20の
傾斜カム20-aに従って、ディスクトレイ1のガイド溝1-
gにそって、ディスク受け板18を持上げ、ディスク8も
ターンテーブル35から離れ上昇する。
クランプ板5はラック板2がディスクトレイ1の前面
方向(矢印54)にさらに摺動することにより第11図−C
に示すラック板2のクランプカム2-dの動きに従って、
支持ピン5-fを介して、さらに上方向に回動する。
ディスク受け板18がディスク8とターンテーブル35が
衝突しない位置(第7図に示す)までディスク8を持上
げた時、第9図に示すごとく、クランプ板5もラック板
2の動作により、クランパー40が、ディスクトレイ1と
干渉しない位置まで上側方向に回動する。
第1図に示すごとく、ラック板2の段カム部2-cが、
ロックレバー3の突出ピン3-bの位置まで移動した時、
ロックレバー3はロックレバーバネ24の付勢力により矢
印59方向に回転し突出ピン3-bと支え板12のロックリブ1
2-lのフックがはずれる。突出ピン3-bが、段カム部2-c
に当接する所まで回動し、この時ラック板2はディスク
トレイ1の前面部に押接された状態でディスクトレイ1
を前面パネル7より突出する方向(矢印54)にローディ
ング動作を開始させる。そして、ディスク8の装填位置
まで、ディスクトレイ1を移動し、openスイッチ41の変
化により、停止することになる。
以上のように本実施例によれば、ディスクトレイ1の
収納、排出方向に摺動自在に支持されたラック板2と、
ラック板2の段カム部2-cに対し、ロックレバーバネ24
により付勢力を与えられ、ディスクトレイ1に回動自在
に保持されたロックレバー3と、ディスク8を搭載し、
ディスクトレイ1の収納,排出方向に対して、上下方向
に動作可能に支持されたディスク受け板18を有するディ
スクトレイ1と、前記ラック板2のラック部2-bと噛合
して、ディスクトレイ1を収納、排出する駆動力を与え
る駆動装置と、ディスクトレイの摺動動作を支持する支
え板11,12と、前記ロックレバー3に当接するフックリ
ブ12-lを設けることにより、ディスクトレイ1が、ディ
スク演奏機器4に対して排出した状態で、ロックレバー
3とラック板2の段カム部2-cが係合し、ディスク受け
板18をディスクトレイ1に対し、持上げた状態で保持
し、ディスクトレイ1がディスク演奏機器4に収納され
た状態では、ロックレバー3とフックリブ12-lが当接す
ることにより、ロックレバー3とラック板2の段カム部
2-cの係合を離脱し、かつ、ロックレバー3とフックリ
ブ12-lが係合することにより、ディスクトレイ1を、デ
ィスク演奏機器4に対して保持することができる。
また従来、第17図に示すごとく、ローディングベース
9は、アウトサート成形等の技術により、鉄板等の基材
9に樹脂部材9-a,9-b,9-c,9-d,9-e,11-a,12-a等を同時
成形することにより作成していたが、金型も、基材9用
と各々の樹脂ブロック用が必要であり金型も大規模とな
り非常に高価であった。また、金型製作も時間がかか
り、特に金型修正、メンテナンス時には、大規模な金型
を分解,修理,組立が必要で、扱いが不利であった。
しかし、本実施例のごとく、第3図に示すように、デ
ィスクトレイ1の支え板11,12をそれぞれ単純な樹脂一
体成型品で作成し、ローディングベース9にネジ10で固
定するという構成を採用すれば、支え板11と12は、一つ
のモールドベース上で共取りの金型とすることも出来、
また、多数個取りの金型とすることで、多量に作成でき
る。またローディングベース9は、外形部に曲げ加工を
施し強度を上げることも出来る。アウトサート成型にお
いて、基材の平面度を確保するため、曲げ加工等がある
と、レベラー機を利用することが出来ない欠点があっ
た。しかし、本実施例のローディングベース9のよう
に、部品が単独で扱えれば、プレス時にきめ押し工程を
入れ、強度の強い平面度の高い部品を確保することもで
きるという効果もある。
また従来第16図に示すごとく、ローディングベース9
はネジ53により、ディスク演奏機器4のシャーシ52に直
接取り付けられていた。しかし、この方法では、ディス
クトレイ1のローディング動作中の走行雑音が直接シヤ
ーシ52に伝わり、シヤーシ52が共振したり、またディス
ク演奏機器4を設置した床振動がローディングベース9
に伝わり、ディスクトレイ1の走行に影響を与える問題
もあった。
そこで、第9図に断面状態、第12図に斜視図を示すご
とく、ネジ10でローディングベース9に固定された、支
え板11,12を粘弾性の材質で形成された防振ワッシャ60,
61を介して、段ネジ62によりシヤーシ52に固定すること
により、ローディングベース9とシヤーシ52が防振ワッ
シャ60と61によりフローティングされる。以上の様に本
実施例によれば、ローディング動作中のディスクトレイ
1の走行雑音がシヤーシ52に伝達され、シヤーシ52が共
振することを防止できる。また、外部床振動もシヤーシ
52よりローティングベース9に伝わることがない。
さらに第12図に示すごとくローディングモータ26もネ
ジ25によりローディングベース9に取付けられるので、
ローディングモーター26の直接回転振動も、シヤーシ52
に伝達することがなく、静かなローディング装置を実現
する効果もある。
また、従来、第1図に示す様に、ディスクトレイ1の
ローディングベース9すなわちディスク演奏機器4から
の抜け止めストッパーは、ディスクトレイ1に形成され
た抜け止めフック1-bが、ディスクトレイ1が前面パネ
ル7より排出方向にローディングした時、ローディング
ベース9にもうけられた突出部11-bに当接することによ
り、実施されていた。しかし前記のような方法では、例
えば、抜け止めフック1-bが破損した時などディスクト
レイ1が前面パネル7より飛出してしまい、前面パネル
7のディスクトレイ1挿入の開口部7-a(第9図に示
す)より、光ピックアップ33が直接目視され、レーザー
光が目に影響を与えるという安全上の問題があった。ま
た、第11図−F,Gに示すごとく前面パネル7の開口部7-a
(第9図に示す)より突出する大きさの凸部1-mをディ
スクトレイ1に形成すると、サービス対応時、前面パネ
ル7をディスク演奏機器4より分解しなければ、ディス
クトレイ1を抜くことが出来ず不便であった。
そこで本実施例のように、第9図に示すごとくディス
クトレイ1にスライドネジ39を締結した時、前面パネル
7の開口部7-aにスライドネジ39がオーバーラップする
様構成することにより、抜け止めフック1-bが破損して
も、スライドネジ39と開口部7-aが当接して、ディスク
トレイ1は前面パネル7より抜き取ることはできない。
また、サービス時には、スライドネジ39を抜き取ること
により、前面パネル7がディスク演奏機器4に固定され
ていても、簡単にディスクトレイ1を取りはずすことが
できるという効果を見ることができる。
また、従来、第17図に示すように、クランプ板5は、
クランプ板バネ47により付勢力を得て、クランプ板5先
端を矢印48方向に回動させ、持上げることにより、ディ
スクトレイ1のローディング動作時、クランプ板5や、
クランパー40とディスクトレイ1が干渉することがない
様に構成されていた。しかしこの様な構成では、ディス
ク8演奏中より、クランパー40を持ち上げ、クランパー
5を回動動作すると、クランパーマグネット40-aとター
ンテーブル35が吸着しているため、クランプ板バネ47が
一時のびた後、クランパー40を離し、クランプ板5がク
ランプ板バネ47の付勢力により回転を行うことになり、
クランプ板5の動作が加速され、クランパー40が振動し
て、異音を発生するという問題点があった。
そこで、第11図−A〜第11図−Eに示すごとく、本実
施例によれば、クランプ板5の支持ピン5-fとラック板
2のクランプカム2-dを係合することにより、クランプ
板5を持上げる動作は、ラック板2の動きに従いクラン
プカム2-dが支持ピン5-fを押し上げることにより実施さ
れる。また支持ピン5-fがクランプカム2-dから離れる前
に、クランプ板5は、スライドリブ5-bが、ディスクト
レイ1に固定されたスライドネジ39で支持されるので、
ディスクトレイ1のローディング動作中、クランプ板5
や、クランパー40がディスクトレイ1と干渉しない様構
成される。またスライドリブ5-bの先端に傾斜5-iをもう
けることにより、クランプ板5の支持がスムーズに実施
される。
この様に、本実施例によれば、クランプ板バネ47を必
要とせず、クランプ板5の動作もスムーズで静かな動作
が実現するという効果がある。
また、第5図に示すごとく、昇降リング20のピン20-b
の係合するラック板2のカム部A2-aに、昇降リング20を
矢印57,58方向に回転するための傾斜面2-hの両側にスト
レート部2-iおよび2-jをもうけることにより、例えばラ
ック板2の動作位置に多少バラツキを生じても、ピン20
-bがストレート部2-iおよび2-jに支持されることによ
り、昇降リング20の回転量を均一に確保できるという効
果がある。さらに、第8図に示すごとくカム部A2-aの傾
斜面2-hの途中にストレート部2-kをもうけることによ
り、昇降リング20のピン20-bを一定の位置で保持するこ
とが可能となり、このことは、例えば、ディスク受け板
18の高さをD,E,Fの3段階に対応する高さで規制するこ
とが可能になるという効果がある。
また、第9図に示すように、クランプ板5の外形凸部
5-eと支え板12の凸リブ12-eとを当接する様構成するこ
とにより、第2図に示すごとく、クランプ板5の上側方
向(矢印15)の回り止めを実施でき、ディスク演奏機器
4の天板4-aとクランプ板5が、当接することを防ぐと
いう効果もある。
また、本実施例によるクランプ板5のローディングベ
ース9すなわち支え板12への取付は第13図A〜Cに示す
ごとくクランプ板5の突出ピン5-dにはフックリブ5-iが
形成され支え板12の突出部12-cの溝12-fを形成するリブ
12-gをクランプ板5の突出ピン5-dを形成するクランプ
板5の本体部5-hとフックリブ5-iで保持する様な構成と
しており、クランプ板5の突出ピン5-dを支え板12の突
出部12-cに挿入した時には、爪12-dを外部力によって曲
げないかぎり、クランプ板5がはずれることはない。故
にディスク演奏機器4を輸送中に、落下した場合でも、
クランプ板5の重量は支え板12のリブ12-gで受けること
になり、爪12-dには負荷が加わることが無く、クランプ
板5がはずれない様な効果がある。このとき、フックリ
ブ5-iの大きさは、クランプ板5の回転範囲を防げる大
きさ以下、すなわち、クランプ板5の最上位置と最下位
置においても、フックリブ5-iが支え板12の突出部12-c
の内壁に当らない様にしている。
また、従来、ディスクトレイ1のローディングベース
9すなわち、ディスク演奏機器4からの抜け止めは、デ
ィスクトレイ1に形成された抜け止めフック1-bが、ロ
ーディングベース9にもうけられた突出部11-bと当接す
ることにより実施されていた。しかし前記のような方法
では、ディスクトレイ1の駆動側、すなわち、ラック板
2の支持側と離れた位置に、抜け止めフック1-bが形成
されているので、ディスクトレイ1が停止した時、抜け
止めフック1-bと突出部11-bを当接しても、ディスクト
レイ1と支え板11,12の摺動ガタ分だけ、ディスクトレ
イ1のラック板2の支持側が動作し、前面パネル7に対
して、ディスクトレイ1が斜めの状態で停止するという
欠点があった。
そこで本実施例では、第9図に示すごとく、クランプ
板5に形成された、ストップリブ5-aとディスクトレイ
1に形成された凸リブ1-dを当接する構成により、ディ
スクトレイ1の抜け止めを行っている。この様に構成す
ることにより、ディスクトレイ1の駆動側、すなわちラ
ック板2の支持側で抜け止めを実施できるので、従来の
様に抜け止めフック1-bと突出部11-bが当接した後、デ
ィスクトレイ1の駆動側が動作することのない確実なデ
ィスクトレイの保持が実施できるという効果がある。さ
らに本実施例の方法によれば、例えば、抜け止めフック
1-bの無いディスクトレイ1を作成すれば、クランプ板
5をローディングベース9の支え板12より取りはずすこ
とにより、簡単にディスクトレイ1を抜き差しできるの
で、サービス性の良い組立易いローディング装置が実現
するという効果もある。
さらに、本実施例によれば第9図および第12図に示す
ごとく、防振ワッシャ60に突リブ60-aをもうけ、支え板
12の突ピン12-pを挿入し、シヤーシ52の穴52-aに挿入す
ることにより、前面パネル7の開口部7-aに対して、デ
ィスクトレイ1の位置ズレの無い、しかも防振効果の高
い、ローディング装置のディスク演奏機器4に対する取
付けが可能になるという効果がある。また、第10図に示
すごとく、防振ワッシャ60の突リブ60-aを底付形状とす
ることにより、ローディングベース9を挿入する場合な
ど、例えば、防振ゴム60がシヤーシ52より浮いた状態で
あっても、支え板12に形成された突ピン12-pにより、突
リブ60-aをシヤーシ52に押し込むことが可能となり、き
わめて組立性の高いローディング装置のディスク演奏機
器4に対する取付方法を実現するという効果がある。
また、本実施例の様に第9図に示すごとく、トラバー
スメカニズムブロック34をローディングベース9に支持
する場合、フローティングゴム37にリブ37-aを形成し、
フローティングバネ36を前記リブ37-aで保持する構成に
することにより、フローティングバネ36がトラバースメ
カニズムブロック34に対して支持されるので、組立容易
な、フローティング機構が実現しうる効果もある。
さらに、本実施例によれば、第14図A〜Bに示すごと
く、ディスク受け板18に突起18-bを形成し、ディスクト
レイ1のディスク8を収納する凹部1-cまで、ディスク
8がズレた場合でも、突起18-bが、ディスク8の信号面
範囲H以外の場所Gに当接する様構成することにより、
例えば、ユーザーがディスク8の装填時、ディスク8を
押えた場合や、ディスク8がそっていた場合でも、信号
面にキズ等付着することが無いという効果もある。
発明の効果 以上のように本発明のディスクのローディング装置に
よれば、前記摺動板を駆動して前記ディスクトレイの収
納方向への移動時に前記ロックレバーと前記カム部が係
合して前記摺動板と前記ディスクトレイが一体で排出位
置から収納方向へ移動し、前記ロックレバーと前記フッ
クリブが当接することにより、前記ロックレバーが回動
して前記ロックレバーと前記カム部の係合が離脱して前
記ディスクトレイが収納位置に停止し、かつ前記ロック
レバーと前記フックリブが係合し、さらに前記摺動板を
前記ディスクトレイの収納方向に動作することにより、
前記摺動板にて前記ロックレバーと前記フックリブの係
合を保持し、かつこの状態から前記摺動板を前記ディス
クトレイの排出方向に駆動して前記ロックレバーと前記
フックリブの当接が解除された時、前記ロックレバーに
与えられた付勢力により、前記ロックレバーが回動して
前記ロックレバーと前記フックリブの係合が離脱し、か
つ前記ロックレバーと前記カム部が係合し、さらに前記
摺動板を前記ディスクトレイの排出方向に駆動すること
により前記ディスクトレイと前記摺動板が一体で収納位
置から排出方向に移動するように構成したことにより、
ディスクトレイを収納位置へ収納した時にディスクトレ
イのディスク演奏機器に対する抜け止めが、ロックレバ
ーとフックリブの係合を摺動板にて保持するという簡単
な方法で実現しうるので、安価な組立て性の良いディス
クのローディング装置が提供できるという効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のディスクのローディング装
置の動作を示す平面図、第2図は第4図を矢印I-Iより
見た断面図、第3図は本発明によるディスクのローディ
ング装置全体の分解斜視構成図、第4図は本発明による
ディスクのローディング装置を組入れたディスク演奏機
器の全体を示す斜視図、第5図は本発明の一実施例の動
作を示す平面図、第6図は本発明による昇降リング20の
傾斜カム20-aとディスク受け板18の突出ピン18-aの係合
状態を示す断面図、第7図は第5図を矢印J-Jより見た
断面図、第8図は本発明によるラック板2のカム部A2-a
の別の効果を示す平面図、第9図は本発明の一実施例の
動作を示す断面図、第10図は本発明によるローディング
ベース9の支え板12とシヤーシ52の結合方法の別の効果
を示す断面図、第11図A〜第11図Gは本発明によるクラ
ンプ板5のディスクトレイ1に対する支持方法を示す側
面図及び斜視図、第12図は本発明によるローディグベー
ス9の支え板11,12とシヤーシ52の結合方法の別の効果
を示す斜視図、第13図A〜第13図Cは本発明によるクラ
ンプ板5の支え板12に対する取付方法で、別の効果を示
す断面図と斜視図、第14図A〜第14図Bは本発明のディ
スク受け板18の別の効果を示す斜視図と断面図、第15図
は従来のディスクのローディング装置を組入れたディス
ク演奏機器4の全体斜視図、第16図は、第15図を矢印K-
Kより見た断面図、第17図は従来例を示す全体の斜視構
成図、第18図は従来例の動作を示す平面図、第19図は従
来の動作を示す拡大平面図である。 1……ディスクトレイ、2……ラック板、2-c……カム
部、3……ロックレバー、4……本体(ディスク演奏装
置)、24……ロックレバーバネ、12-l……フックリブ、
11……支え板、12……支え板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に対して、案内部材により案内され
    て、排出位置と収納位置の間で出入り可能なディスクト
    レイと、前記ディスクトレイの移動方向と同じ方向に摺
    動可能に前記ディスクトレイに支持され、かつ駆動源か
    らの駆動力を受けて前記ディスクトレイの前記本体に対
    する出入り等を駆動する摺動板と、前記ディスクトレイ
    に回動自在に支持されたロックレバーと、前記ロックレ
    バーに付勢力を与える部材と、前記ロックレバーに係合
    可能な、前記摺動板に設けたカム部と、前記本体側に設
    けられたフックリブとを備え、前記摺動板を駆動して前
    記ディスクトレイの収納方向への移動時に前記ロックレ
    バーと前記カム部が係合して前記摺動板と前記ディスク
    トレイが一体で排出位置から収納方向へ移動し、前記ロ
    ックレバーと前記フックリブが当接することにより、前
    記ロックレバーが回動して前記ロックレバーと前記カム
    部の係合が離脱して前記ディスクトレイが収納位置に停
    止し、かつ前記ロックレバーと前記フックリブが係合
    し、さらに前記摺動板を前記ディスクトレイの収納方向
    に動作することにより、前記摺動板にて前記ロックレバ
    ーと前記フックリブの係合を保持し、かつこの状態から
    前記摺動板を前記ディスクトレイの排出方向に駆動して
    前記ロックレバーと前記フックリブの当接が解除された
    時、前記ロックレバーに与えられた付勢力により、前記
    ロックレバーが回動して前記ロックレバーと前記フック
    リブの係合が離脱し、かつ前記ロックレバーと前記カム
    部が係合し、さらに前記摺動板を前記ディスクトレイの
    排出方向に駆動することにより前記ディスクトレイと前
    記摺動板が一体で収納位置から排出方向に移動するよう
    に構成したことを特徴とするディスクのローディング装
    置。
JP62035053A 1987-02-18 1987-02-18 デイスクのロ−デイング装置 Expired - Fee Related JPH081725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62035053A JPH081725B2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18 デイスクのロ−デイング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62035053A JPH081725B2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18 デイスクのロ−デイング装置

Related Child Applications (6)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62129346A Division JPS63204545A (ja) 1987-05-26 1987-05-26 ディスクのロ−ディング装置
JP12934787A Division JPS63204581A (ja) 1987-05-26 1987-05-26 ロ−ディング機構の防振装置
JP62129348A Division JPS63204546A (ja) 1987-05-26 1987-05-26 ディスクのロ−ディング装置
JP7080939A Division JPH07272372A (ja) 1995-04-06 1995-04-06 ローディング機構の防振装置
JP7080937A Division JP2699918B2 (ja) 1995-04-06 1995-04-06 ディスクのローディング装置
JP7080938A Division JP2822917B2 (ja) 1995-04-06 1995-04-06 ディスクのローディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63201942A JPS63201942A (ja) 1988-08-22
JPH081725B2 true JPH081725B2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=12431296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62035053A Expired - Fee Related JPH081725B2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18 デイスクのロ−デイング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH081725B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07272372A (ja) * 1995-04-06 1995-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ローディング機構の防振装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63201942A (ja) 1988-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3274125B2 (ja) コンパクトディスク保持装置
JPH081725B2 (ja) デイスクのロ−デイング装置
JPH07272374A (ja) ディスクのローディング装置
JP2555249B2 (ja) レーザディスクプレーヤー
JPS63204581A (ja) ロ−ディング機構の防振装置
JPH07282511A (ja) ディスクのローディング装置
JPS63204546A (ja) ディスクのロ−ディング装置
JP3566045B2 (ja) 記録媒体の装着装置
JPH07272372A (ja) ローディング機構の防振装置
JPS63204545A (ja) ディスクのロ−ディング装置
JPH0620375A (ja) ディスク自動演奏装置
JP2532556B2 (ja) マルチディスクプレ―ヤ
JPH082834Y2 (ja) テープカセットローディング装置
JP3556411B2 (ja) ディスク再生装置
JPH09251693A (ja) ディスク再生装置
JPH09251692A (ja) ディスク用トレーとディスク再生装置
JP3287092B2 (ja) ディスク装置
JPH06203519A (ja) ディスク収納マガジン及びディスク自動演奏装置
JPH0731404Y2 (ja) ディスク収納部搬出機構
JP3525459B2 (ja) ディスクカートリッジのイジェクト機構
JP2581055Y2 (ja) 指標装置
JP2539803Y2 (ja) 樹脂成形品の成形装置
JPH09245406A (ja) ディスク用トレーとディスク再生装置
JP2003115150A (ja) ディスクプレーヤ
JP2003123353A (ja) ディスククランプ装置およびディスク再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees