JPH0817238A - システム天井用照明器具 - Google Patents

システム天井用照明器具

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JPH0817238A
JPH0817238A JP15073294A JP15073294A JPH0817238A JP H0817238 A JPH0817238 A JP H0817238A JP 15073294 A JP15073294 A JP 15073294A JP 15073294 A JP15073294 A JP 15073294A JP H0817238 A JPH0817238 A JP H0817238A
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locking
supporting
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Application number
JP15073294A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Komatsu
宏行 小松
Makoto Abe
阿部  誠
Hiroshi Takada
弘 高田
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Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Lighting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 器具本体を載置台上に支持する支持脚体の水
平及び垂直状態への移動をスムーズに行うことができ、
制光体の選択的使用の容易化を図ったシステム天井用照
明器具を得る。 【構成】 天井面に設置されたTバー100上に載置さ
れて器具本体103のフレーム105aを支持する支持
脚体1を備えたシステム照明器具において、支持脚体1
は、器具本体103のフレーム105aに摺動可能に装
着されてフレーム105aを支持する支持部材4と、こ
の支持部材4にフレーム105aの摺動方向と直交して
摺動可能に装着されると共に、Tバー100上に載置さ
れ、かつフレーム105aが支持部材4によって支持さ
れたときにフレーム105aに当接する脚部材3とによ
って構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば天井面に埋め込
み設置されるシステム天井用照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、天井面に埋め込み設置される照明
器具、いわゆる一般にシステム天井用照明器具と呼称さ
れるものにおいては、室内の用途に応じて適切な配光が
得られるように、器具本体に対して、所望の反射板、セ
ード及びルーバー等の制光体を選択的に配設可能とした
構造のものがある。
【0003】図11は、このような従来のシステム天井
用照明器具の外観を説明する斜視図である。図におい
て、100は上方から吊りボルトによって吊下げ支持さ
れて、天井板(図示なし)及び器具本体103を支持す
るTバーである。器具本体103は、両側の一対のフレ
ーム105aとこのフレーム105aの長手方向両端部
に連結されたソケット取付台105bとからなる枠組、
この枠組に架設固定されて安定器などの点灯装置を有す
る安定器取付体106、ソケット取付台105bに取り
付けられた一対のランプソケット、このランプソケット
107に取り付けられた蛍光ランプ109及びソケット
取付台105bに取り付けられた反射板111から構成
されている。そして、器具本体103は複数の支持脚体
113によって、Tバー100に取り付けられている。
【0004】図12は支持脚体113の詳細を説明する
斜視図である。次に、図12に基づいて支持脚体113
を説明する。支持脚体113は、Tバー100の上部水
平片部に載置される脚部材115と、この脚部材115
に垂直方向に移動可能に取り付けられると共に、フレー
ム105aをスライド可能に支持する支持部材117と
から構成されている。さらに各部材を詳細に説明する
と、脚部材115は両側がほぼ直角に折曲された断面略
コ字状に形成され、その上下部に後述する支持部材11
7に取り付けられた係止部材119が係合する係合孔1
15a、115bがそれぞれ設けられている。また、脚
部材115の下部にはTバー100の上部水平片部に係
合して脚部材115がTバー100から外れるのを防止
する先端が鋭角状に折曲された係止ばね116が取り付
けられている。
【0005】一方、支持部材117は、脚部材115の
両側をスライド可能に支持する脚部材支持部117a
と、フレーム105aをスライド可能に支持するフレー
ム支持部117bとから構成されている。脚部材支持部
117aは断面略コ字状に形成されて脚部材115の折
曲片部と抱き抱えるように係合して、摺動するように構
成されている。また、フレーム支持部117bも、断面
略コ字状に形成されて、フレーム105aの上下面と抱
き抱えるように係合して、摺動するように構成されてい
る。図13は図11の一部分を拡大して示した部分側面
図である。図13に示すように、フレーム支持部117
bとフレーム105aのそれぞれの垂直面には一定の隙
間123が設けられている。これは、図14に示すよう
に、器具本体のフレームの下面に支持脚体の係止片部を
係止させ、フレームと係止片部との接点を中心に支持脚
体を回動させて、支持脚体をフレームに係合することが
できるようにするのに必要だからである。このような構
造にすることによって、フレームとソケット取付台にて
器具本体を組み立てた後に、器具本体のフレームに支持
脚体を係合することができる。このため、フレームの長
手方向の端部より支持脚体をフレームに挿通して係合さ
せてから、フレームの端部にソケット取付台を固定する
器具本体の組み立て手順に比較して作業が容易になる。
【0006】また、支持部材117には板ばねからなる
係止部材119が取り付けられており、この係止部材1
19の中間部に設けられた略L字状に突設した係合部1
19aが係合孔115a、115bのいずれかに弾性的
に係合することにより、支持部材117が脚部材115
に対して垂直方向の2か所で支持されることになる。
【0007】図15は図11に示した従来のシステム天
井用照明器具にルーバ121を配設した場合の横断面図
である。次に、上記のように構成された従来のシステム
天井用照明器具の機能について、図11〜図15に基づ
いて説明する。まず、施工時においては、複数の支持脚
体113により器具本体103を天井に配置されている
一対のTバー100上に支持し、かつ、支持部材117
を脚部材115に対して下端側に移動させ、係止部材1
19の係止部119aを脚部材115の下側の係合孔1
15bに係合させることにより、器具本体103を反射
板111の下部がTバー100上を臨む下部位置に支持
する。そして、支持脚体113をスライドさせて、位置
が決定したら固定ねじ125によって固定する(図13
参照)。
【0008】また、ルーバ121を配設する場合には、
支持部材117を脚部材115に対して上端側に移動さ
せて、係止部材119の係止部119aを脚部材115
の上部の係合孔115aに係合させることにより、図1
5に示すように、器具本体103に取り付けた反射板1
11の下部にルーバ121を配設可能な上部位置に支持
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
ステム天井用照明器具では、支持脚体113をフレーム
105aに係合したまま移動する場合には、固定ねじ1
25を一端緩めて移動させ、再び締め込む作業が必要で
あり、作業が煩雑である。また、フレーム支持部117
bとフレーム105aのそれぞれの垂直面に隙間を設け
ていないものとして、例えば図16に示す特開平4−3
29206号公報の従来例で示されたものがある。図1
6のものは、フレーム105aの外側面に当接するガイ
ド126をフレーム支持部117bに設けたものである
が、この場合にはガイド126の精度を良くしないとガ
タが発生し、支持脚体113の垂直方向のガタと複合す
ることとなり、器具本体103の垂直方向の移動がスム
ーズに行えないようになる。
【0010】また、脚部材115に対する支持部材11
7の垂直方向の位置規制を脚部材115に設けた係合孔
115a、115bによって行い、さらに、係止部11
9aと脚部材115の係合孔115aとの係合部によっ
て、器具本体103を支持することになるので、支持が
不安定になりやすく、また、薄い板の端部で係止部11
9aを支えることにもなるので、係止部119aを頑丈
に制作しなければならない。一方、あまり頑丈に作り過
ぎると、ばね力が強すぎることになり、支持部材117
を脚部材115に対して上端側に移動させるときにスム
ーズな移動ができなくなってしまう。
【0011】さらに、脚部材115がTバー100から
外れるのを防止するのに、脚部材115の下部に取り付
けられた係止ばね116を利用しているので、脚部材1
15を取り外すには、複数の係止ばね116を同時に内
方に曲げてTバー100との係合を外さなければならな
いが、この作業が極めて困難であった。何故ならば、係
止ばね116はその弾性によりすぐに元に戻ってしまう
ので、Tバー100への係合を外すには、複数の係止ば
ね116を内方に曲げた状態で保持しなければならない
からである。このため、器具本体103のTバー100
からの取外時における作業性が極めて悪かった。
【0012】本発明は係る課題を解決するためになされ
たものであり、支持脚体における摺動部のガタが少な
く、器具本体の垂直方向の移動と、支持脚体の水平方向
への移動をスムーズに行うことができるシステム天井用
照明器具を得ることを目的としている。
【0013】また、垂直方向に移動した際の位置保持を
安定して行うことができるシステム天井用照明器具を得
ることを目的としている。
【0014】さらに、器具本体のTバーからの取り外し
作業が容易にできるシステム天井用照明器具を得ること
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシステム天
井用照明器具においては、天井面に設置された被載置台
上に載置されて器具本体のフレームを支持する支持脚体
を備えたシステム天井用照明器具において、前記支持脚
体は、前記器具本体のフレームに摺動可能に装着され
て、該フレームを支持する支持部材と、該支持部材に前
記フレームの摺動方向と直交して摺動可能に装着される
と共に、前記被載置台上に載置され、かつ前記フレーム
が前記支持部材によって支持されたときに該フレームに
当接する脚部材とによって構成したものである。
【0016】また、脚部材に、支持部材を一方の側に移
動させたときにその位置を規制するストッパと、ほぼ中
央部に段部を有し、該支持部材を他方の側に移動させた
ときに前記段部が支持部材に係止するばね材からなる係
止部材とを設けたものである。
【0017】さらに、天井面に設置された被載置台上に
載置されて器具本体を支持する支持脚体と、該支持脚体
と共働して該支持脚体が前記被載置台から外れるのを防
止する係止ばねを備えたシステム天井用照明器具におい
て、前記係止ばねは、線材で形成され、一端が前記支持
部材に回動可能に取付けられると共にそのほぼ中央部が
該脚部材に着脱可能に保持され、他端が前記被載置台に
係止するようにしたものである。
【0018】また、天井面に設置された被載置台上に載
置されて器具本体のフレームを支持する支持部材及び該
支持部材に垂直方向に摺動可能に取り付けられた脚部材
とからなる支持脚体を有し、該支持脚体は、前記脚部材
に取付けられて該脚部材と前記支持部材の相対位置を規
制する係止部材と、前記脚部材に取付けられて該脚部材
が前記被載置台から外れるのを防止する係止ばねとを備
え、前記脚部材に、前記係止ばねの一端を保持する保持
部及び該保持部の近傍に該保持部側に突出する突起部を
設けると共に、前記係止部材に、前記保持部に保持され
た前記係止ばねを係止する係止部及び前記突起部に係止
する係止穴を設けたものである。
【0019】
【作用】上記のように構成された本発明になるシステム
天井用照明器具においては、フレームが支持部材によっ
て支持されたときに、脚部材がフレームに当接するよう
に構成したので、支持部材がフレームを摺動するのに必
要なクリアランスと、脚部材が支持部材を摺動するのに
必要なクリアランスとが共に脚部材とフレームとの間の
クリアランスになり、支持脚体の摺動部におけるクリア
ランスが全体として少なくてよく、ガタが少なくなる。
【0020】また、請求項2記載のシステム天井用照明
器具においては、ストッパが支持部材の一方の位置を、
係止部材の段部が支持部材の他方の位置をそれぞれ規制
するように作用する。
【0021】さらに、請求項3および4記載のシステム
天井用照明器具においては、線材で形成された係止ばね
は、支持脚体が被載置台に載置される際にはその他端が
被載置台に係止し、支持脚体が被載置台から外れるのを
防止する。また、支持脚体を被載置台から取り外す際に
は、係止ばねのほぼ中央における保持を外して一端を回
動することによって行う。
【0022】また、請求項5記載のシステム天井用照明
器具においては、脚部材に設けられた保持部が係止ばね
の一端を保持し、この保持された係止ばねの一端が係止
部材の係止部に係止される。一方、係止部材は係止穴が
突起部に係合すると共に、保持された係止ばねの一端に
よって係止される。すなわち、係止部材と係止ばねは相
互に関連し合って脚部材から外れなくなる。
【0023】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の一実施例の要部の斜視図であ
る。図において、従来例を示した図1と同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。1は器具本体103を
Tバー100に取り付ける複数の支持脚体であり、Tバ
ー100の上部水平片部に載置される脚部材3と、この
脚部材3に垂直方向に移動可能に取り付けられると共
に、フレーム105aに沿ってフレームを水平方向にス
ライド可能に支持する支持部材4とから構成されてい
る。そして、器具本体103は図1の矢印に示すように
支持脚体1の下端をTバー100に載置されることによ
って、図2に示す状態に設置される。このとき、支持脚
体1は図2の矢印で示すようにフレーム上を摺動して移
動することができ、Tバー100の適当な位置で器具本
体103を支持することができる。
【0024】図3は支持脚体1を構成する脚部材3の構
造を説明する斜視図である。以下、図3に基づいて脚部
材3の構造を説明する。図3に示すように、脚部材3
は、両側縁にフランジ5を有する溝形に形成された脚部
材本体7、板ばねからなる係止部材9および脚部材3が
Tバー100から外れるのを防止する係止ばね11から
構成されている。溝形に形成された脚部材本体7は、そ
の溝形の底部における上端側に溝の内方に向かって切り
起こし形成されたガイド部13および突起15を有して
いる。そして、このガイド部13および突起15によっ
て係止部材9が脚部材本体7に装着されることになる。
【0025】また、脚部材本体7の底部における突起1
5の両側には、溝の内方に向かって切り起こし形成され
たブラケット17が、さらに脚部材本体7の両側壁であ
ってブラケット17の下方には溝の内方に向かって切り
起こし形成された突起19がそれぞれ設けられている。
そして、これらのブラケット17と突起19とによって
係止ばね11が脚部材本体7に装着されることになる。
【0026】さらに、脚部材本体7の側壁の下端部には
切り欠き部20が形成されており、この切り欠き部20
と脚部材本体7の底部およびフランジ5から形成される
開口部22にTバー100の水平辺部が挿入されること
によって、脚部材本体7がTバー上に載置されることに
なる。
【0027】次に、係止部材9の形状、構造について説
明する。係止部材9は、板ばねをU字状に折り曲げて形
成されており、固定片21と自由片23とから構成され
ている。固定片21の中央部にはU字の内方に向かって
切り起こし形成された鉤状の突起24と、突起24が切
り起こされた部位に開口部25とを備えている。一方、
自由片23には、そのの中間部が外方に折り曲げられ、
さらにその先端側が鋭角的に折り曲げられることによっ
て段部27および傾斜面29が形成されている。
【0028】次に、係止ばね11の形状、構造について
説明する。係止ばね11は、線材をU字状に折曲形成し
たものであり、連結部31の両端に連なる脚部33が側
方より見て一側方へ突出するクランク状にそれぞれ折り
曲げられ、さらに両脚部の先端にはクランク突出方向と
は逆向きの内方に向かって鉤状に折曲形成されたフック
35を備えている。
【0029】図4(a) は脚部材3の組み立て状態の斜視
図であり、説明の都合上、係止部材9の自由片23を省
略して示したものである。以下、図4に基づいて、脚部
材3の組み立て手順を説明する。まず、係止ばね11の
連結部31の両端部を脚部材3のブラケット17に架設
すると共に、両方の脚部33を突起19の下面側で止め
るようにする。このとき、係止ばね11のフック35は
脚部材本体7の底部側に折曲されているので、脚部材本
体7を側方から見たときに、図4(b) に示すようにフッ
ク35は開口部22内に突出している。そして、Tバー
上に脚部材7が載置された状態では、フック35は脚部
材の底部側と協働してTバーからの脱落を防ぐように作
用する。
【0030】次に、係止部材9の固定片21を脚部材本
体7のガイド部13に沿って挿入し、 固定片21に設
けられた開口部25に脚部材本体7の突起15を係合さ
せる。このとき、係止部材9の固定片21に設けられた
突起24が係止ばね11の連結部31に係合するので、
係止ばね11はブラケット17の鉤部と突起24とによ
って上下方向から規制されて外れなくなる。一方、係止
部材9はその固定片21が係止ばね11の連結部31に
よって押さえられているので、開口部25と脚部材本体
7の突起15の係合が外れず、取り外すことが出来なく
なる。すなわち、係止部材9と係止ばね11がいわゆる
嵌め殺し状態で装着されることになる。
【0031】図5(a) は係止ばね11の動作を説明する
説明図である。係止ばね11は破線で示す状態から、矢
印で示すように、両方の脚部33を互いに近づける方向
に変形させ、脚部33が突起19から外れた状態で、連
結部31を中心として脚部材本体7の底部から離れる方
向に回動して(図中の矢印の方向)、脚部33を突起1
9の上面に乗せるようにする。このとき、脚部材本体7
を側方から見ると、図5(b) のように開口部22に突出
していたフック35が後退して、脚部材本体7をTバー
100から取り外し可能になるのである。
【0032】図6は支持脚体1の構成部品である支持部
材4の斜視図である。図6に示すように、支持部材4は
断面略コ字状に形成された筒体であり、図1に示したよ
うに、その内面側で器具本体103のフレーム105a
をスライド可能に支持するものである。また、支持部材
4の垂直面の左右には突出部41,42を残して上下面
43,44に連続する切り欠部45,47が形成されて
いる。そして支持部材4を上面43側から見たときに
は、突出部41,42と切り欠部45,47との間に一
定の隙間48が形成されている。
【0033】図7は支持脚体1の組立状態を説明する斜
視図である。支持部材4の垂直面側に設けられた隙間4
8に脚部材本体7のフランジ5が挿入されることによっ
て両者が連結され、支持部材4は突出部41,42にガ
イドされてフランジ5を図中上下方向に摺動する。図7
において、5aはフランジ5の上下方向所定の位置に切
り起こし形成されたストッパであり、支持部材4の下方
向の位置を規制する。すなわち、突出部41,42がス
トッパ5aに当接することによって、支持部材4の下側
の位置が規制されるのである。このとき、左右の突出部
41,42が比較的離れた位置でストッパ5aに当接す
るので、支持部材4は安定的に下部位置に設定されるこ
とになる。5bはフランジ5の上端を折曲させて設けた
折曲部であり、支持部材4がフランジ5から抜けるのを
防止している。
【0034】図8は図7を支持部材4の開口側から見た
斜視図であり、この図から分かるように、支持部材4が
フランジ5の下部側に位置するときには、支持部材4の
垂直面と係止部材9の傾斜面29とが当接した状態にな
っている。
【0035】図9は支持部材4をフランジ5の上部側に
移動した状態の斜視図である。図に示すように、支持部
材4がフランジ5の上部側に移動した場合には、突出部
41,42がフランジ5の折曲部5bに当接するので、
支持部材4がフランジ5から抜けてしまうことはない。
図10は図9を支持部材4の開口側から見た斜視図であ
り、説明の便宜上支持部材4の一部分を省略して示した
ものである。この図から分かるように、支持部材4がフ
ランジ5の上部側に位置するときには、支持部材4の下
面44が係止部材9の段部27に載置される状態になっ
ている。これによって、支持部材4の下部側の位置が規
制されるのである。
【0036】次に、上記のように構成された本実施例の
機能について、図1、2に基づくと共に、図3〜図10
を適宜参照しながら説明する。まず、予め支持部材4を
フレーム105aに挿通しておき、施工時において、脚
部材3のフランジ5を支持部材4の隙間48(図6参
照)に挿入することによって、図1に示す状態にする。
このとき、フレーム105aの外側面は脚部材本体7の
フランジ5に当接するように配置される。したがって、
支持部材4がフレーム105aに沿ってスライドし、か
つ支持部材4がフランジ5をスライドするのに必要なク
リアランスはフランジ5とフレーム105aの外側面と
の間のものだけでよいことになる。その結果、装置全体
のガタが少なくなり、支持部材4の上下方向および水平
方向の移動がスムーズに行うことができるようになる。
【0037】次に、脚部材3の下部に設けられた開口部
22(図3参照)にTバー100の上部水平辺部を挿入
し、脚部材3をTバー100上に載置することによって
器具本体103をTバー100上に設置する(図2参
照)。このとき、開口部22に突出している係止ばね1
1のフック35がTバー100の上部水平辺部に係合し
て、脚部材3がTバー100から外れるのを防止する。
この状態においては、前述したように支持部材4とフレ
ーム105aとの間のガタが少ないので、図2に示す矢
印の方向にスムーズにスライドでき、また位置が決まっ
た場合にも従来例のように更にネジで固定する等の手段
の必要もない。
【0038】また、ルーバ9を配設する場合には、支持
部材4を脚部材3に対して上端側に移動させて、支持部
材4の下面44を係止部材9の段部27に載置させる
(図10参照)。このとき、支持部材4の下面44と係
止部材9の段部27との接触面積が比較的大きいので、
支持部材4は安定して載置されることになる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。
【0040】フレームが支持部材によって支持されたと
きに、脚部材がフレームに当接するように構成したの
で、支持脚体の摺動部におけるクリアランスが全体とし
て少なくてよく、ガタが少なくなる。このため、支持脚
体の垂直方向および水平方向の移動をスムーズに行うこ
とができる。
【0041】また、ストッパが支持部材の一方の位置
を、係止部材の段部が支持部材の他方の位置をそれぞれ
規制するようにしたので、垂直方向に移動した際の位置
保持を安定して行うことができる。
【0042】また、支持脚体を被載置台から取り外す際
に、係止ばねのほぼ中央における保持を外して一端を回
動できるようにしたので、器具本体と被載置台との取り
外し作業が容易にできる
【0043】さらに、係止部材と係止ばねは相互に関連
し合って、脚部材から外れなくなるようにしたので、例
えばねじやリベットが不要となるだけでなく器具本体を
取り外した際に単独に分離する部品が存在することがな
く、したがって従来のように部品を紛失することが全く
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の要部の斜視図である。
【図2】 図1に示した実施例の設置状態の説明図であ
る。
【図3】 実施例における脚部材3の構造を説明する斜
視図である。
【図4】 実施例における脚部材3の組み立て状態の図
であり(a) は斜視図、(b) はその状態を示す側面説明図
である。
【図5】 実施例における係止ばね11の動作を説明す
る説明図であり、(a) は斜視図、(b) はその状態を示す
側面説明図である。
【図6】 実施例における支持部材4の斜視図である。
【図7】 実施例における支持脚体1の組立状態を説明
する斜視図である。
【図8】 図7に示した支持部材4をその開口側から見
た斜視図である。
【図9】 実施例における支持部材4をフランジ5の上
部側に移動した状態の斜視図である。
【図10】 図9に示した支持部材4をその開口側から
見た斜視図である。
【図11】 従来のシステム天井用照明器具の外観を説
明する斜視図である。
【図12】 従来例における支持部材113の詳細を説
明する斜視図である。
【図13】 図11の一部分を拡大して示した部分側面
図である。
【図14】 従来例における支持部材117bのフレー
ム105aへの装着方法を説明する説明図である。
【図15】 図11に示した従来のシステム天井用照明
器具にルーバ121を配設した場合の横断面図である。
【図16】 従来例における支持部材117bとフレー
ム105aとの装着状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 支持脚体、3 脚部材、4 支持部材、9 係止部
材、11 係止ばね 15、19、24 突起、17 ブラケット、25 開
口部、27 段部、35フック、100 Tバー、10
3 器具本体、105a フレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 弘 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機照明 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井面に設置された被載置台上に載置さ
    れて器具本体のフレームを支持する支持脚体を備えたシ
    ステム天井用照明器具において、 前記支持脚体は、前記器具本体のフレームに摺動可能に
    装着されて、該フレームを支持する支持部材と、 該支持部材に前記フレームの摺動方向と直交して摺動可
    能に装着されると共に、前記被載置台上に載置され、か
    つ前記フレームが前記支持部材によって支持されたとき
    に該フレームに当接する脚部材とによって構成したこと
    を特徴とするシステム天井用照明器具。
  2. 【請求項2】 脚部材に、支持部材を一方の側に移動さ
    せたときにその位置を規制するストッパと、 ほぼ中央部に段部を有し、該支持部材を他方の側に移動
    させたときに前記段部が支持部材に係止するばね材から
    なる係止部材とを設けたことを特徴とする請求項1記載
    のシステム天井用照明器具。
  3. 【請求項3】 天井面に設置された被載置台上に載置さ
    れて器具本体を支持する支持脚体と、該支持脚体と共働
    して該支持脚体が前記被載置台から外れるのを防止する
    係止ばねとを備えたシステム天井用照明器具において、 前記係止ばねは、一端が前記支持脚体に回動可能に取付
    けられると共にそのほぼ中央部が該脚部材に着脱可能に
    保持され、他端が前記被載置台に係止することを特徴と
    するシステム天井用照明器具。
  4. 【請求項4】 係止ばねは線材で略U字状に一体に形成
    されて成り、その中間部は脚部材に着脱可能に保持さ
    れ、中間段部を形成して延在する両端は、内方につり針
    状に折曲げ形成されて成ることを特徴とする請求項第3
    項記載のシステム天井用照明器具。
  5. 【請求項5】 天井面に設置された被載置台上に載置さ
    れて器具本体のフレームを支持する支持部材及び該支持
    部材に垂直方向に摺動可能に取り付けられた脚部材とか
    らなる支持脚体を有し、 該支持脚体は、前記脚部材に取付けられて該脚部材と、
    前記支持部材の相対位置を規制する係止部材と、前記脚
    部材に取付けられて該脚部材が前記被載置台から外れる
    のを防止する係止ばねとを備え、 前記脚部材に前記係止ばねの一端を保持する保持部及び
    該保持部の近傍に突起部を設けると共に、前記係止部材
    に前記保持部に保持された前記係止ばねを係止する係止
    部及び前記突起部に係止する係止穴を設けたことを特徴
    とするシステム天井用照明器具。
  6. 【請求項6】 支持脚体は、器具本体のフレームに摺動
    可能に装着されて成る支持部材に対して、下方から垂直
    に差し込んだ後にその先端部を折り曲げて形成するよう
    にしたことを特徴とする請求項第1乃至第5項のいずれ
    かに記載のシステム天井用照明器具。
JP15073294A 1994-07-01 1994-07-01 システム天井用照明器具 Pending JPH0817238A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7189994B2 (en) 2002-10-07 2007-03-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
KR200453286Y1 (ko) * 2009-09-29 2011-04-18 (주)효성조명 천장에 설치가 용이한 엘이디 조명등기구
KR200483716Y1 (ko) * 2017-03-23 2017-06-15 박은진 Led 모듈 장착장치

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