JPH08171528A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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Publication number
JPH08171528A
JPH08171528A JP31437794A JP31437794A JPH08171528A JP H08171528 A JPH08171528 A JP H08171528A JP 31437794 A JP31437794 A JP 31437794A JP 31437794 A JP31437794 A JP 31437794A JP H08171528 A JPH08171528 A JP H08171528A
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JP
Japan
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interruption
status
dmac
dma transfer
processor
Prior art date
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Application number
JP31437794A
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English (en)
Inventor
Osamu Nakayama
道 中山
Masayuki Ishigami
正之 石上
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロセッサの要求により、実行中のDMA転
送を中断できるようにする。 【構成】 プロセッサ16が中断要求信号を緊急信号ラ
イン19によりバス調停回路17に送信すると、このバ
ス調停回路17は中断指令信号を指令信号ライン20に
よりDMAC18に送信するので、このDMAC18は
DMA転送を中断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DMA転送を実行する
データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、バスに複数のデバイスを接続した
データ処理装置において、DMA転送によりデータ転送
を高速化すると共にプロセッサの負担を軽減することが
行なわれている。
【0003】このようなデータ処理装置の一従来例を図
2に基づいて以下に説明する。まず、このデータ処理装
置1は、バスとしてシステムバス2を有している。この
システムバス2には、メモリであるRAM(Random Acce
ss Memory)等のメインメモリ3、プロセッサであるCP
U(Central Processing Unit)4、バス調停回路5、D
MAC6が接続されており、このDMAC6には、複数
のI/O(Input/Output)7が各々専用の信号ライン8
により接続されている。
【0004】前記システムバス2は、データライトとコ
ントロールラインとを有しており、データラインにより
各種データを転送し、コントロールラインにより、アド
レスやリードやライトなどの各種のコントロール信号を
転送する。
【0005】前記DMAC6は、DMA転送を実行する
コントローラであり、メモリアドレスレジスタ、転送バ
イトカウンタ、コントロールレジスタ(何れも図示せ
ず)等、DMA転送の実行に必要な各種機構を有してい
る。前記CPU4は、各種のデータ処理を実行するプロ
セッサであり、各種の命令やデータを保持するキャッシ
ュメモリ(図示せず)を有している。
【0006】また、前記CPU4と前記バス調停回路5
とには、要求信号ライン9と応答信号ライン10とが接
続されており、前記バス調停回路5と前記DMAC6と
にも、要求信号ライン11と応答信号ライン12とが接
続されている。前記CPU4と前記DMAC6とには、
割込信号ライン13が接続されており、前記CPU4と
前記バス調停回路5と前記DMAC6とには、コントロ
ール信号ライン14が接続されている。
【0007】前記信号ライン8は、DMA転送の実行を
要求する要求信号や、これに対する応答信号など、DM
A転送の実行に必要な各種の信号を転送する。前記要求
信号ライン9,11は、DMA転送の実行を要求する要
求信号を転送し、前記応答信号ライン10,12は、各
種の応答信号を転送する。前記割込信号ライン13は、
DMA転送の終了を示す割込信号を転送し、前記コント
ロール信号ライン14は、前記システムバス2の占有状
態を示すバスビジー信号を転送する。
【0008】このような構成において、I/O7からD
MAC6にDMA転送が要求されると、DMAC6はバ
ス調停回路5にDMA転送の要求信号を出力する。する
と、このバス調停回路5は、システムバス2をCPU4
から切り離してDMAC6に占有させるので、この状態
でDMAC6はメインメモリ3とI/O7とで各種デー
タのDMA転送を実行する。
【0009】CPU4は、上述のようなDMA転送の実
行中はシステムバス2を使用できないが、DMA転送の
開始以前に内部のキャッシュメモリに命令やデータを保
持していた場合は、この命令やデータによりデータ処理
を内部で実行することはできる。
【0010】つまり、CPU4が関与することなくメイ
ンメモリ3とI/O7とでデータ転送が高速に実行さ
れ、これと並列してCPU4によるデータ処理が実行さ
れるので、CPU4の負担を増加させることなくデータ
処理とデータ転送とが高速に実行される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したデータ処理装
置1は、DMA転送によりデータ転送とデータ処理とを
高速化することができる。
【0012】しかし、上述のようにDMA転送と並列に
CPU4が内部でデータ処理を実行する場合、このデー
タ処理にメインメモリ3の記憶データが必要となって
も、CPU4はDMA転送が終了するまでシステムバス
2からメインメモリ3にアクセスすることができないの
でデータ処理が遅滞する。
【0013】このような課題の解決を目的としたデータ
処理装置が、特開平6-175966号公報に開示されている。
このデータ処理装置は、各々CPUやメモリやDMAC
を有する複数のモジュールが共通バスに接続されてお
り、これらのモジュールが共通バスを通じてDMA転送
を実行する。この時、DMA転送を実行しているモジュ
ールのCPUがDMACに中断要求信号を転送すると、
実行中のDMA転送が中断される。
【0014】しかし、上記公報に開示されたデータ処理
装置では、モジュールは他のモジュール間のDMA転送
を中断することはできない。
【0015】また、このようなデータ処理装置をプリン
タ装置に利用し、メインメモリに一時記憶した画像デー
タを印刷機構にDMA転送するような場合、このDMA
転送を中断すると印刷機構の印刷動作も中断される。し
かし、印刷機構の連続的な印刷動作を中断させると画像
ズレなどが発生するので、このような場合にはDMA転
送を中断しないことが望ましい。
【0016】しかし、このようなことに対処する用意
も、上記公報のデータ処理装置にはない。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
バスにメモリとプロセッサとバス調停回路とDMACと
を接続し、前記バス調停回路が前記バスを前記プロセッ
サや前記DMACなどに選択的に占有させることによ
り、前記プロセッサが前記バスを占有して前記メモリに
アクセスすることや、前記DMACが前記バスを占有し
て前記プロセッサを介することなく前記メモリと外部と
でDMA転送を実行することを行なうデータ処理装置に
おいて、DMA転送の中断を要求する中断要求信号を専
用の緊急信号ラインにより前記バス調停回路に送信する
中断要求手段を前記プロセッサに設け、中断要求信号を
受信すると中断指令信号を専用の指令信号ラインにより
前記DMACに送信する中断指令手段を前記バス調停回
路に設け、中断指令信号を受信するとDMA転送を中断
するDMA中断手段を前記DMACに設け、このDMA
CがDMA転送を中断すると前記プロセッサに前記バス
を占有させる緊急制御手段を前記バス調停回路に設け
た。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、実行中のDMA転送の中断が可能か不可能
かを判断して中断ステータスを出力する中断判断手段を
DMACに設け、このDMACは中断指令信号を受信し
ても中断ステータスが不可能であるとDMA転送を継続
する。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、中断判断手段がDMA転送の実行中に中断
が可能か不可能かを逐次判断して中断ステータスを順次
更新する。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、実行中のDMA転送の中断が可能か不可能
かを判断して中断ステータスを出力する中断判断手段を
DMACに設け、中断ステータスを専用のステータスラ
インによりバス調停回路に送信するステータス送信手段
を前記DMACに設け、前記バス調停回路は中断要求信
号を受信しても中断ステータスが不可能であると中断指
令手段による中断指令信号の送信を中止する。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、複数レベルの中断要求信号を複数の緊急信
号ラインによりバス調停回路に個々に送信する中断要求
手段をプロセッサに設け、実行中のDMA転送の中断が
可能か不可能かを複数レベルに判断して複数レベルの中
断ステータスを出力する中断判断手段をDMACに設
け、複数レベルの中断ステータスを複数のステータスラ
インにより前記バス調停回路に個々に送信するステータ
ス送信手段を前記DMACに設け、前記バス調停回路は
中断要求信号が中断ステータスより高レベルならば中断
指令手段による中断指令信号の送信を実行する。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、実行中のDMA転送の中断が可能か不可能
かを判断して中断ステータスを出力する中断判断手段を
DMACに設け、中断ステータスを専用のステータスラ
インによりプロセッサに送信するステータス送信手段を
前記DMACに設け、前記プロセッサは中断ステータス
が不可能ならば中断要求手段による中断要求信号の送信
を中止する。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、実行中のDMA転送の中断が可能か不可能
かを複数レベルに判断して複数レベルの中断ステータス
を出力する中断判断手段をDMACに設け、複数レベル
の中断ステータスを複数のステータスラインによりプロ
セッサに個々に送信するステータス送信手段を前記DM
ACに設け、前記プロセッサは自身の中断要求が中断ス
テータスより高レベルならば中断要求手段による中断要
求信号の送信を実行する。
【0024】なお、本発明で云うプロセッサとは、各種
のデータ処理を実行する処理回路であり、いわゆるCP
UやMPU(Microprocessor Unit)などの回路部品に相
当する。
【0025】
【作用】請求項1記載の発明では、プロセッサの中断要
求手段がDMA転送の中断を要求する中断要求信号を専
用の緊急信号ラインによりバス調停回路に送信すると、
このバス調停回路の中断指令手段が中断指令信号を専用
の指令信号ラインによりDMACに送信する。このDM
ACが、DMA中断手段によりDMA転送を中断する
と、バス調停回路の緊急制御手段がプロセッサにバスを
占有させるので、プロセッサはバスを占有してメモリな
どにアクセスできる。
【0026】請求項2記載の発明では、DMACにおい
て、実行中のDMA転送の中断が可能か不可能かを中断
判断手段が判断して中断ステータスを出力すると、この
中断ステータスが不可能の場合は中断指令信号を受信し
てもDMA転送を継続するので、中断不可能なDMA転
送が強制的に中断されることがない。
【0027】請求項3記載の発明では、DMACがDM
A転送の実行中、その中断が可能か不可能かを中断判断
手段が逐次判断して中断ステータスを順次更新するの
で、DMA転送の中断が適切なタイミングで実行され
る。
【0028】請求項4記載の発明では、DMACにおい
て、実行中のDMA転送の中断が可能か不可能かを中断
判断手段が判断して中断ステータスを出力し、この中断
ステータスをステータス送信手段が専用のステータスラ
インによりバス調停回路に送信する。このバス調停回路
は、中断要求信号を受信しても中断ステータスが不可能
であると中断指令手段による中断指令信号の送信を中止
するので、中断指令信号がDMA転送の中断に適切なタ
イミングで送信される。
【0029】請求項5記載の発明では、プロセッサにお
いて、中断要求手段が複数レベルの中断要求信号を複数
の緊急信号ラインによりバス調停回路に個々に送信し、
DMACにおいて、中断判断手段が出力した複数レベル
の中断ステータスを、ステータス送信手段が複数のステ
ータスラインによりバス調停回路に個々に送信する。バ
ス調停回路は中断ステータスが不可能でも中断要求信号
が中断ステータスより高レベルならば中断指令手段によ
る中断指令信号の送信を実行するので、中断指令信号の
送信が、DMA転送の中断と継続との要求のバランスに
対応して実行される。
【0030】請求項6記載の発明では、DMACにおい
て、実行中のDMA転送の中断が可能か不可能かを中断
判断手段が判断して中断ステータスを出力し、この中断
ステータスをステータス送信手段が専用のステータスラ
インによりプロセッサに送信する。このプロセッサは、
中断ステータスが不可能ならば中断要求手段による中断
要求信号の送信を中止するので、中断要求信号がDMA
転送の中断に適切なタイミングで送信される。
【0031】請求項7記載の発明では、DMACにおい
て、中断判断手段が出力した複数レベルの中断ステータ
スを、ステータス送信手段が複数のステータスラインに
よりプロセッサに個々に送信する。このプロセッサは、
中断ステータスが不可能でも自身の中断要求が中断ステ
ータスより高レベルならば中断要求手段による中断要求
信号の送信を実行するので、中断要求信号の送信が、D
MA転送の中断と継続との要求のバランスに対応して実
行される。
【0032】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて以下に説
明する。なお、本実施例で示すデータ処理装置15に関
し、一従来例として前述したデータ処理装置1と同一の
部分は、同一の名称及び符号を利用して詳細な説明は省
略する。
【0033】まず、本実施例のデータ処理装置15も、
システムバス2に、メインメモリ3、プロセッサである
CPU16、バス調停回路17、DMAC18が接続さ
れており、このDMAC18に、複数のI/O7が信号
ライン8により接続されている。
【0034】そして、前記CPU16と前記バス調停回
路17とには、要求信号ライン9と応答信号ライン10
との他、緊急信号ライン19が接続されており、前記バ
ス調停回路17と前記DMAC18とには、要求信号ラ
イン11と応答信号ライン12との他、指令信号ライン
20が接続されている。
【0035】前記CPU16には、中断要求手段が設け
られており、この中断要求手段は、DMA転送の中断を
要求する中断要求信号を前記緊急信号ライン19により
バス調停回路17に送信する。このバス調停回路17に
は、中断指令手段が設けられており、この中断指令手段
は、中断要求信号を受信すると中断指令信号を前記指令
信号ライン20によりDMAC18に送信する。このD
MAC18には、DMA中断手段が設けられており、こ
のDMA中断手段は、中断指令信号を受信するとDMA
転送を中断する。前記バス調停回路17には、緊急制御
手段が設けられており、この緊急制御手段は、前記DM
AC18がDMA転送を中断すると前記CPU16に前
記システムバス2を占有させる。
【0036】また、本実施例のデータ処理装置15で
は、前記DMAC18に中断判断手段も設けられてお
り、この中断判断手段は、実行中のDMA転送の中断が
可能か不可能かを判断して中断ステータスを出力する。
そして、前記DMAC18は、上述のように前記バス調
停回路17から中断指令信号を受信しても、前記中断判
断手段が処理する中断ステータスが不可能の場合は、D
MA転送を前記DMA中断手段により中断することなく
継続する。なお、前記中断判断手段は、DMA転送の中
断が可能か不可能かを逐次判断して中断ステータスを順
次更新するので、中断指令信号を受信した前記DMA中
断手段によるDMA転送の中断は、中断ステータスが可
能となった時点で実行される。
【0037】このような構成において、本実施例のデー
タ処理装置15は、一従来例のデータ処理装置1と同様
に、バス調停回路17の制御によりDMAC18がシス
テムバス2を占有した状態でメインメモリ3とI/O7
とによるDMA転送を実行することができ、この状態で
もCPU16は、内蔵のキャッシュメモリを利用してデ
ータ処理を内部で実行することができる。
【0038】そして、上述のような状態において、DM
A転送の実行中にCPU16のデータ処理にメインメモ
リ3の記憶データが必要となった場合、CPU16は、
コントロール信号ライン14からバスビジー信号を検出
してDMA転送が実行中であることを認識すると、通常
は非アクティブにネゲートされている緊急信号ライン1
9の中断要求信号をアサートしてアクティブにすること
により、DMA転送の中断を要求する中断要求信号をバ
ス調停回路17に送信する。この中断要求信号を受信し
たバス調停回路17は、通常は非アクティブにネゲート
されている指令信号ライン20の中断指令信号をアサー
トしてアクティブにすることにより、DMA転送の中断
を指令する中断指令信号をDMAC18に送信するの
で、この中断指令信号を受信したDMAC18は実行中
のDMA転送を中断する。
【0039】より詳細には、DMA転送を実行している
DMAC18では、実行中のDMA転送の中断が可能か
不可能かが逐次判断されて中断ステータスが順次更新さ
れているので、中断指令信号を受信した時点で中断ステ
ータスが可能か不可能かが判断される。この判断結果と
して、中断ステータスが可能の場合は直ちにDMA転送
が中断されるが、中断ステータスが不可能の場合は、こ
の時点ではDMA転送は中断されることなく継続され、
中断ステータスが可能となった時点で中断される。
【0040】このようにDMA転送を中断したDMAC
18は、コントロール信号ライン14のバスビジー信号
を非アクティブにネゲートするので、これを検知したバ
ス調停回路17が応答信号ライン10の応答信号をアサ
ートしてアクティブにすることによりCPU16に応答
信号を出力する。この応答信号によりCPU16はシス
テムバス2を使用できる状態となるので、このCPU1
6は、コントロール信号ライン14のバスビジー信号を
アサートしてアクティブにし、システムバス2からメイ
ンメモリ3にアクセスしてデータ処理を実行する。
【0041】この時、DMAC18は、中断されたDM
A転送を再開するために要求信号ライン11の要求信号
をアサートしてアクティブにすることにより、要求信号
をバス調停回路17に出力しているので、CPU16が
データ処理を完了してコントロール信号ライン14のバ
スビジー信号を非アクティブにネゲートすると、これを
検知したバス調停回路17は応答信号ライン12の応答
信号をアサートしてアクティブにすることにより、応答
信号をDMAC18に出力する。この応答信号を検知し
たDMAC18は、コントロール信号ライン14のバス
ビジー信号をアサートしてアクティブにし、システムバ
ス2を占有してDMA転送を再開する。
【0042】上述のように、本実施例のデータ処理装置
15は、CPU16がDMA転送の最中でもシステムバ
ス2を一時的に使用できるので、CPU16のデータ処
理が遅滞することを防止できる。このため、CPU16
のデータ処理とDMAC18のDMA転送とが並行処理
される割合が向上し、データ処理装置15の作業能率が
改善される。また、データ処理装置15がリアルタイム
にデータ処理を実行する場合、デッドラインを満たすよ
うにCPU16をスケジューリングできる確率も向上す
るので、データ処理装置15のリアルタイム性を保証し
やすい。
【0043】しかも、I/O7の状態などのためにDM
A転送の中断が不可能な場合は、中断ステータスが不可
能とされることによりDMA転送の中断が中止されるの
で、中断不可能なDMA転送が強制的に中断されるよう
なことがない。さらに、このようにDMA転送の中断が
不可能の中断ステータスにより中止されても、この中断
ステータスはDMA転送の状態に従って順次更新される
ので、DMA転送は適正なタイミングで中断される。
【0044】なお、前述した特開平6-175966号公報のデ
ータ処理装置と同様に、本実施例のデータ処理装置1を
モジュール化し、複数のモジュールを一つのシステムバ
ス2に接続することも可能である。この場合、一個のモ
ジュールをCPU16とDMAC18とにより形成し、
複数のモジュールが一個のバス調停回路17を共有する
構成となる。このようなデータ処理装置では、一個のモ
ジュールがDMA転送を実行している最中でも、他のモ
ジュールのCPU16がバス調停回路17に中断要求信
号を送信してDMA転送を中断させることができる。
【0045】また、本実施例のデータ処理装置1では、
DMAC18が中断ステータスによりDMA転送の中断
の可否を判断して実行することを例示したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、DMAC18に
ステータス送信手段を設け、バス調停回路17に中断指
令手段を設け、DMAC18とバス調停回路17とにス
テータスライン21を接続することも可能である。この
場合、DMAC18のステータス送信手段は、中断ステ
ータスをステータスライン21により前記バス調停回路
17に送信するので、このバス調停回路17は、受信し
たステータス信号が不可能ならば中断要求信号を受信し
ても中断指令手段による中断指令信号の送信を中止す
る。
【0046】さらに、DMA転送の中断を、CPU16
の中断要求とDMAC18の継続要求とのバランスに従
って制御することも可能である。この場合、CPU16
の中断要求手段が複数レベルの中断要求信号を出力する
ようにし、CPU16とバス調停回路17とに複数の緊
急信号ライン19を接続して複数レベルの中断要求信号
を個々に送信させる。同様に、DMAC18の中断判断
手段が複数レベルの中断ステータスを出力するように
し、DMAC18とバス調停回路17とに複数のステー
タスライン21を接続して複数レベルの中断ステータス
を個々に送信させる。
【0047】そして、バス調停回路17は、CPU16
から中断要求信号を受信するとDMAC18から受信す
る中断ステータスが可能か不可能かを判断し、これが可
能ならば、中断指令手段による中断指令信号の送信を実
行する。また、中断ステータスが不可能の場合は、中断
要求信号と中断ステータスとのレベルを比較し、中断要
求信号が中断ステータスより低レベルならば、中断指令
手段による中断指令信号の送信を中止し、中断要求信号
が中断ステータスより高レベルならば、中断指令手段に
よる中断指令信号の送信を実行する。
【0048】この場合、DMA転送の中断がCPU16
の中断要求とDMAC18の継続要求とのバランスに従
って制御されるので、重要な処理を優先させることがで
きる。
【0049】なお、可能の中断ステータスを、中断要求
信号より常に低レベルとなる最低レベルの不可能の中断
ステータスとして設定すれば、中断ステータスが可能か
不可能かを判断する処理は不用となり、最初から中断要
求信号と中断ステータスとのレベルを比較すれば良いこ
とになる。
【0050】上述した変形例と同様に、ステータスライ
ン21をCPU16に接続し、このCPU16が、中断
ステータスが不可能ならば中断要求手段による中断要求
信号の送信を中止することも可能である。さらに、DM
AC18の中断判断手段が複数レベルの中断ステータス
を出力するようにし、DMAC18とCPU16とを接
続するステータスライン21を複数とし、このCPU1
6が、中断ステータスが不可能でも自身の中断要求が中
断ステータスより高レベルならば中断要求手段による中
断要求信号の送信を実行することも可能である。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、DMA転送の中
断を要求する中断要求信号を専用の緊急信号ラインによ
りバス調停回路に送信する中断要求手段をプロセッサに
設け、中断要求信号を受信すると中断指令信号を専用の
指令信号ラインによりDMACに送信する中断指令手段
をバス調停回路に設け、中断指令信号を受信するとDM
A転送を中断するDMA中断手段をDMACに設け、こ
のDMACがDMA転送を中断するとプロセッサにバス
を占有させる緊急制御手段をバス調停回路に設けたこと
により、プロセッサの要求により実行中のDMA転送を
中断することができるので、DMA転送の最中にプロセ
ッサがバスを使用してデータ処理を実行することがで
き、プロセッサによるデータ処理とDMACによるDM
A転送の並行処理の割合が向上するので、作業能率を改
善することができる。
【0052】請求項2記載の発明は、実行中のDMA転
送の中断が可能か不可能かを判断して中断ステータスを
出力する中断判断手段をDMACに設け、このDMAC
は中断指令信号を受信しても中断ステータスが不可能で
あるとDMA転送を継続することにより、DMA転送が
中断不可能なタイミングで強制的に中断されることを防
止できる。
【0053】請求項3記載の発明は、中断判断手段がD
MA転送の実行中に中断が可能か不可能かを逐次判断し
て中断ステータスを順次更新することにより、DMA転
送が中断不可能として中断されなくとも、このDMA転
送が中断可能となった時点で中断されるので、DMA転
送を最適なタイミングで中断することができる。
【0054】請求項4記載の発明は、実行中のDMA転
送の中断が可能か不可能かを判断して中断ステータスを
出力する中断判断手段をDMACに設け、中断ステータ
スを専用のステータスラインによりバス調停回路に送信
するステータス送信手段をDMACに設け、バス調停回
路は中断要求信号を受信しても中断ステータスが不可能
であると中断指令手段による中断指令信号の送信を中止
することにより、DMA転送が中断不可能なタイミング
で強制的に中断されることを防止できる。
【0055】請求項5記載の発明は、複数レベルの中断
要求信号を複数の緊急信号ラインによりバス調停回路に
個々に送信する中断要求手段をプロセッサに設け、実行
中のDMA転送の中断が可能か不可能かを複数レベルに
判断して複数レベルの中断ステータスを出力する中断判
断手段をDMACに設け、複数レベルの中断ステータス
を複数のステータスラインによりバス調停回路に個々に
送信するステータス送信手段をDMACに設け、バス調
停回路は中断要求信号が中断ステータスより高レベルな
らば中断指令手段による中断指令信号の送信を実行する
ことにより、プロセッサによるDMA転送の中断要求の
レベルと、DMACによるDMA転送の継続要求のレベ
ルとに対応して、DMA転送の中断が制御されるので、
重要な処理を優先させることができる。
【0056】請求項6記載の発明は、実行中のDMA転
送の中断が可能か不可能かを判断して中断ステータスを
出力する中断判断手段をDMACに設け、中断ステータ
スを専用のステータスラインによりプロセッサに送信す
るステータス送信手段をDMACに設け、プロセッサは
中断ステータスが不可能ならば中断要求手段による中断
要求信号の送信を中止することにより、DMA転送が中
断不可能なタイミングで強制的に中断されることを防止
できる。
【0057】請求項7記載の発明は、実行中のDMA転
送の中断が可能か不可能かを複数レベルに判断して複数
レベルの中断ステータスを出力する中断判断手段をDM
ACに設け、複数レベルの中断ステータスを複数のステ
ータスラインによりプロセッサに個々に送信するステー
タス送信手段をDMACに設け、プロセッサは自身の中
断要求が中断ステータスより高レベルならば中断要求手
段による中断要求信号の送信を実行することにより、プ
ロセッサによるDMA転送の中断要求のレベルと、DM
ACによるDMA転送の継続要求のレベルとに対応し
て、DMA転送の中断が制御されるので、重要な処理を
優先させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】データ処理装置の一従来例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
2 バス 3 メモリ 15 データ処理装置 16 プロセッサ 17 バス調停回路 18 DMAC 19 緊急信号ライン 20 指令信号ライン 21 ステータス信号ライン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスにメモリとプロセッサとバス調停回
    路とDMAC(Direct Memory Access Controller)とを
    接続し、前記バス調停回路が前記バスを前記プロセッサ
    や前記DMACなどに選択的に占有させることにより、
    前記プロセッサが前記バスを占有して前記メモリにアク
    セスすることや、前記DMACが前記バスを占有して前
    記プロセッサを介することなく前記メモリと外部とでD
    MA転送を実行することを行なうデータ処理装置におい
    て、DMA転送の中断を要求する中断要求信号を専用の
    緊急信号ラインにより前記バス調停回路に送信する中断
    要求手段を前記プロセッサに設け、中断要求信号を受信
    すると中断指令信号を専用の指令信号ラインにより前記
    DMACに送信する中断指令手段を前記バス調停回路に
    設け、中断指令信号を受信するとDMA転送を中断する
    DMA中断手段を前記DMACに設け、このDMACが
    DMA転送を中断すると前記プロセッサに前記バスを占
    有させる緊急制御手段を前記バス調停回路に設けたこと
    を特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 実行中のDMA転送の中断が可能か不可
    能かを判断して中断ステータスを出力する中断判断手段
    をDMACに設け、このDMACは中断指令信号を受信
    しても中断ステータスが不可能であるとDMA転送を継
    続することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 中断判断手段がDMA転送の実行中に中
    断が可能か不可能かを逐次判断して中断ステータスを順
    次更新することを特徴とする請求項2記載のデータ処理
    装置。
  4. 【請求項4】 実行中のDMA転送の中断が可能か不可
    能かを判断して中断ステータスを出力する中断判断手段
    をDMACに設け、中断ステータスを専用のステータス
    ラインによりバス調停回路に送信するステータス送信手
    段を前記DMACに設け、前記バス調停回路は中断要求
    信号を受信しても中断ステータスが不可能であると中断
    指令手段による中断指令信号の送信を中止することを特
    徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 複数レベルの中断要求信号を複数の緊急
    信号ラインによりバス調停回路に個々に送信する中断要
    求手段をプロセッサに設け、実行中のDMA転送の中断
    が可能か不可能かを複数レベルに判断して複数レベルの
    中断ステータスを出力する中断判断手段をDMACに設
    け、複数レベルの中断ステータスを複数のステータスラ
    インにより前記バス調停回路に個々に送信するステータ
    ス送信手段を前記DMACに設け、前記バス調停回路は
    中断要求信号が中断ステータスより高レベルならば中断
    指令手段による中断指令信号の送信を実行することを特
    徴とする請求項4記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 実行中のDMA転送の中断が可能か不可
    能かを判断して中断ステータスを出力する中断判断手段
    をDMACに設け、中断ステータスを専用のステータス
    ラインによりプロセッサに送信するステータス送信手段
    を前記DMACに設け、前記プロセッサは中断ステータ
    スが不可能ならば中断要求手段による中断要求信号の送
    信を中止することを特徴とする請求項1記載のデータ処
    理装置。
  7. 【請求項7】 実行中のDMA転送の中断が可能か不可
    能かを複数レベルに判断して複数レベルの中断ステータ
    スを出力する中断判断手段をDMACに設け、複数レベ
    ルの中断ステータスを複数のステータスラインによりプ
    ロセッサに個々に送信するステータス送信手段を前記D
    MACに設け、前記プロセッサは自身の中断要求が中断
    ステータスより高レベルならば中断要求手段による中断
    要求信号の送信を実行することを特徴とする請求項6記
    載のデータ処理装置。
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