JP2006023808A - データ転送装置及びデータ転送方法 - Google Patents

データ転送装置及びデータ転送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006023808A
JP2006023808A JP2004199061A JP2004199061A JP2006023808A JP 2006023808 A JP2006023808 A JP 2006023808A JP 2004199061 A JP2004199061 A JP 2004199061A JP 2004199061 A JP2004199061 A JP 2004199061A JP 2006023808 A JP2006023808 A JP 2006023808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data transfer
control
external memory
cpu
under
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004199061A
Other languages
English (en)
Inventor
Takakuni Yamamoto
孝訓 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2004199061A priority Critical patent/JP2006023808A/ja
Publication of JP2006023808A publication Critical patent/JP2006023808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 システムのスループットを低減させることなくデータ転送を効率よく行わせ、かつCPU及びDMA制御部による外部メモリへのアクセス競合を確実に調停する。
【解決手段】 外部メモリ109との間のデータ転送をCPU102の動作と独立して行うDMA制御部106及び外部バスインタフェースユニット107を内蔵するコンピュータシステムシにおいて、DMA制御部106の制御による外部メモリ109とのデータ転送をDMA制御部106と外部バスインタフェースユニット107との間に設けたローカルバス110を通して行い、CPUの制御下での外部メモリとのデータ転送及びDMA制御部の制御下での外部メモリとのデータ転送に対する優先順位を外部バスインタフェースユニットに設けた転送順位設定手段111により設定する構成にした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像や音楽などのデータを処理するコンピュータシステムに適用されるデータ転送装置及びデータ転送方法に関し、さらに詳しくは、システムのデータ処理速度を低減することなく効率のよいデータ転送を可能にしたデータ転送装置及びデータ転送方法に関する。
近年、ディジタルカメラや携帯型PCなどを構成するコンピュータシステムで処理されるデータには画像や音楽などの情報も含まれる関係上、その処理データ量は大幅に増えている。このため、コンピュータシステムで処理されメインメモリに格納されているデータをフラッシュメモリのような外部メモリに保存する場合、メインメモリから外部メモリへのデータ転送にかかる時間が大幅に増加し、この間、コンピュータシステムを制御し管理するCPUがデータ転送制御に占有されてしまう。
そこで、この種のコンピュータシステムでは、CPUを介在さずに、直接メインメモリと外部メモリとの間でデータのやり取りを可能にしたDMA(Direct Memory Access)方式がある(例えば特許文献1参照)。
以下、図6により従来のコンピュータシステムについて説明する。図6において、DMA転送を可能にしたコンピュータシステム60は、アドレス・データ・コントロールの各バスを含むシステムバス61に接続されたCPU62、メインメモリ(またはI/O装置を含むペリフェラルモジュール)63、DMA制御部64及び外部バスインタフェースユニット(BIU)65を含んで構成され、外部バスインタフェースユニット65には画像や音楽などのデータを格納する外部メモリ66が接続されている。
このようなコンピュータシステムにおいて、例えばメインメモリ63と外部メモリ66との間でデータを直接転送(DMA)する場合は、DMA制御部64からCPU62にDMA要求を出し、この要求に対するDMA応答をDMA制御部64に与えることによりシステムバス61の使用権をDMA制御部64に移す。これにより、外部バスインタフェースユニット65によるメインメモリ63及び外部メモリ66へのアクセスを可能にする。この状態で、DMA制御部64からアドレス信号とデータの読み込みまたは書き込みのたもの制御信号をメインメモリ63と外部メモリ66に与えることにより、メインメモリ63内のデータを外部メモリ66に転送し、または外部メモリ66からメインメモリ63へデータを転送する。
特開平11−238032号公報
しかしながら、このような従来のコンピュータシステムに用いられるDMA方式は、内部メモリ、入出力装置など及びこれらを管理し制御するCPUはシステムバスにより相互に接続されているため、DMA制御部を使用して外部メモリと内部メモリまたは入出力装置などとの間でデータのやり取りを行う場合、これらのデータ転送にシステムバスが占有されてしまい、この間CPUはバスマスターになることができず、CPUが他のI/O装置を含むペリフェラルモジュールに対して命令を実行できなくなり、システム全体のスループットが低下してしまう。
また、DMA方式において、データの転送相手である外部メモリの動作スピードが遅い場合、最小単位のデータの転送でさえシステムバスが数クロック必要になり、これに伴いデータを転送する時間が増加し、さらにシステム全体のスループットを低下させる要因になってしまう。これを解決するために従来においては(例えば特許文献1の図1参照)、システムバス上にバススイッチ回路を設け、このバススイッチ回路をDMA制御部とBIU間をローカルバスのように使用すれば、CPUは他のペリフェラルモジュールに対して命令を実行することができる。しかし、この方法だとバススイッチ回路が必要であり、さらにバススイッチ回路を制御するアドレス比較回路や制御線が必要になり、コンピュータシステムの構成が複雑になる問題がある。
また、上述の問題を解決するために従来においては(例えば特許文献1の図5参照)、DMA制御部とBIUをローカルバスで接続し、このローカルバスを通して外部メモリにデータ転送するようにしている。しかし、このような従来方式では、CPUから外部メモリにデータ転送するには別のBIUとこのBIUにローカルバスを介して接続された別のDMA制御部が必要なるとともにBIUを2つ搭載しているため、その分端子が増加してしまうという問題がある。
また、従来のデータ伝送方式においては、DMA制御部とCPUから外部メモリに同時にデータ転送を行おうとしたときに、アクセス競合が起こり、お互いにデータ転送ができなくなるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、システムのスループットを低減させることなく外部メモリとのデータ転送を効率よく行わせるとともに、CPU及びDMA制御部による外部メモリへのアクセス競合を確実に調停できるようにしたデータ転送装置及びデータ転送方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、システムバスと、前記システムバスに接続されシステム全体を管理し制御するとともに命令の解析や必要な演算及び転送処理などを実行するCPUと、前記システムバスに接続され前記CPUでの処理データ及びシステム制御用のプログラムを格納する内部メモリを含むペリフェラルモジュールと、前記システムバスに接続されたDMA制御部と、前記システムバスに接続された外部バスインタフェースユニットと、前記外部バスインタフェースユニットに接続された外部メモリと、前記DMA制御部と前記外部バスインタフェースユニットとの間に接続され前記DMA制御部の制御下で前記外部メモリとのデータ転送を行うローカルバスと備え、前記外部バスインタフェースユニットは、前記CPUの制御下での前記外部メモリとのデータ転送及び前記DMA制御部の制御下での前記外部メモリとのデータ転送に対する優先順位を設定する転送順位設定手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、外部メモリとの間のデータ転送をCPUの動作と独立して自律的に行うDMA制御部及び外部バスインタフェースユニットを内蔵するコンピュータシステムシのデータ転送方法であって、前記CPU,前記DMA制御部及び外部バスインタフェースユニットが接続されるシステムバスを備え、前記DMA制御部の制御による前記外部メモリとのデータ転送を前記DMA制御部と前記外部バスインタフェースユニットとの間に設けたローカルバスを通して行い、前記CPUの制御下での前記外部メモリとのデータ転送及び前記DMA制御部の制御下での前記外部メモリとのデータ転送に対する優先順位を前記外部バスインタフェースユニットに設けた転送順位設定手段により設定するようにしたことを特徴とする。
本発明のデータ転送装置及びデータ転送方法によれば、DMA制御部から外部バスインタフェースユニットを通して外部メモリとのデータ転送を行う時、DMA制御部と外部バスインタフェースユニットとの間に設けたローカルバスを用いるようにしたので、DMA制御部から外部バスインタフェースユニットにデータを転送中でも、CPUはこれに関係なくプログラムを実行することができ、コンピュータシステムのスループットを向上できる。
また、本発明によれば、外部バスインタフェースユニットに設けた転送順位設定手段により、CPUの制御下での外部メモリとのデータ転送とDMA制御部の制御下での外部メモリとのデータ転送に対する優先順位を設定してアクセス競合を調停できるように構成したので、外部バスインタフェースユニットにシステムバスとローカルバスが接続されていることにより、DMA制御部の制御下とCPUの制御下で外部メモリに同時にデータ転送要求が発生しても、これによるアクセス競合が起こるおそれがなく、常に安定した効率のよいデータ転送が可能になる。
システムのスループットを低減させることなくデータ転送を効率よく行わせ、かつCPU及びDMA制御部による外部メモリへのアクセス競合を確実に調停できるデータ転送装置を提供するという目的を、DMA制御部の制御による外部メモリとのデータ転送をDMA制御部と外部バスインタフェースユニットとの間に設けたローカルバスを通して行い、CPUの制御下での外部メモリとのデータ転送及びDMA制御部の制御下での外部メモリとのデータ転送に対する優先順位を外部バスインタフェースユニットに設けた転送順位設定手段により設定することによって実現した。
以下、本発明の実施例1について図面を参照して説明する。
図1は本発明のデータ転送方法を適用したコンピュータシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図1において、10はディジタルカメラや携帯型PCなどを構成するコンピュータシステムであり、外部メモリとの間のデータ転送をCPUの動作と独立して自律的に行うDMA制御機能を内蔵している。
このコンピュータシステム10は、アドレス・データ・コントロールの各バスを含むシステムバス101を有し、このシステムバス101には、システム全体を管理し制御するとともに命令の解析や必要な演算及び転送処理などを実行するCPU102、システム制御用のプログラムなどのデータを格納するROM103、CPU102での処理データや外部から取り込まれたプログラムなどのデータを格納するRAM104、キー処理回路やタイマー回路などの複数の内部I/O装置105、DMA制御部106及び外部バスインタフェースユニット(BIU)107がそれぞれ接続されている。
外部バスインタフェースユニット107には外部バス108を介して外部メモリ109が接続されている。この外部メモリ109はフラッシュメモリやEEPRAMから構成される。また、DMA制御部106と外部バスインタフェースユニット107との間はローカルバス110によって接続され、このローカルバス110はDMA制御部106の制御下で外部メモリ109とのデータ転送に使用される。
また、外部バスインタフェースユニット107は、CPU102の制御下での外部メモリ109とのデータ転送及びDMA制御部106の制御下での外部メモリ109とのデータ転送に対する優先順位を設定する転送順位設定手段111を備えている。この転送順位設定手段111に対する優先順位の設定はコンピュータシステム10においてCPU102で実行されるプログラムにより行われる。
次に、本実施例に示すデータ転送の動作について説明する。
例えば、RAM104に格納されているデータをDMA方式で外部メモリ109に転送し、または外部メモリ109のデータをRAM104に転送するに際しては、まず、コンピュータシステム10のプログラム制御下において、CPU102から信号線112を通して供給させる命令により、DMA制御部106、外部バスインタフェースユニット107及び外部メモリ109にDMAコマンドを与え初期設定する。これに伴い、外部メモリ109でデータ転送の用意ができると、外部メモリ109から信号線113及び112を通してDMA制御部106及び外部バスインタフェースユニット107に対しDMA要求が出され、それによってDMA制御部106が信号線114を通してRAM104にメモリに対しR/Wすべきアドレスを送出するとともに外部バスインタフェースユニット107及びローカルバス110に対してアドレス発生とデータの読み込みまたは書き込みを要求する。ここで、RAM104に格納されているデータを外部メモリ109に転送する場合には、上記アドレスされたRAM104内のデータを読み出し、システムバス101を通してDMA制御部106のバッファ106Aに一時記憶させる。しかる後、バッファ106A内のデータは、ローカルバス110、外部バスインタフェースユニット107及び外部バス108を通してダイレクトに外部メモリ109に転送される。また、外部メモリ109のデータをRAM104に転送する場合は、上記の逆に外部メモリ109内のデータを読み出し、外部バス108、外部バスインタフェースユニット107及びローカルバス110を通してDMA制御部106のバッファ106Aに一時記憶させる。しかる後、バッファ106A内のデータはCPU102の空き時間などを利用してRAM104に転送される。
したがって、DMA制御部106の制御下で外部メモリ109とのデータ転送が行われている時は、CPU102にはほとんど負担がかからないため、このCPU102及びシステムバス101を内部I/O装置105などとのデータ転送や命令の解析や演算、プロセスの実行制御など利用できる。
次に、CPU102の制御下で外部メモリ109とRAM104間でのデータ転送を行う場合について説明する。
この場合は、まず、コンピュータシステム10のプログラム制御下において、CPU102から信号線112を通して供給させる命令により、外部バスインタフェースユニット107及び外部メモリ109にデータ転送コマンドを与え初期設定する。これに伴い、外部メモリ109でデータ転送の用意ができると、外部メモリ109から信号線112を通して外部バスインタフェースユニット107に対し転送要求が出され、それによってRAM104に対しR/Wすべきアドレスを送出するとともに外部バスインタフェースユニット107に対してアドレス発生とデータの読み込みまたは書き込みを要求する。ここで、RAM104に格納されているデータを外部メモリ109に転送する場合は、上記アドレスされたRAM104内のデータを読み出し、この読み出されたデータはシステムバス101、外部バスインタフェースユニット107及び外部バス108を通して外部メモリ109に転送される。外部メモリ109のデータをRAM104に転送する場合は、上記の逆になる。
次に、CPU102の制御による外部メモリ109とのデータ転送をDMA制御部106の制御によるデータ転送より優先する場合の動作について、図2及び図3を参照して説明する。
CPU102の制御下でのデータ転送を優先する場合は、転送順位設定手段111はCPU102の制御によるデータ転送が最優先に実行されるように設定されている。かかる状態において、CPU102の制御下で外部メモリ109とRAM104間のデータ転送をDMA制御部106の制御によるデータ転送より優先して行う場合は、図2に示すように、CPU102から外部バスインタフェースユニット107に対して外部メモリ109とのデータ転送要求コマンドを出す(ステップS11)。その後、CPU102の制御下で外部メモリ109とのデータ転送が開始され(ステップS12)、しかる後、外部メモリ109とのデータ転送終了へと移行する(ステップS13)。
一方、CPU102の制御下で外部メモリ109とのデータ転送を行っている時に、図2に示すように、DMA制御部106から外部バスインタフェースユニット107に対して外部メモリ109とのデータ転送要求コマンドが出されると(ステップS14)、このコマンドを受けた転送順位設定手段111ではDMA制御部106に対して「DMA−WAIT」信号を出し(ステップS15)、DMA制御部106の制御下でのデータ転送の開始を待たせる。その後、CPU102の制御下での外部メモリ109とのデータ転送が終了すると、転送順位設定手段111はDMA制御部106に対する「DMA−WAIT」信号を解除し(ステップS16)、その旨をDMA制御部106に通知する。これにより、DMA制御部106の制御下での外部メモリ109とのデータ転送が行われる(ステップS17)。
次に、外部バスインタフェースユニット107の転送順位設定手段111がCPU102の制御下でのデータ転送が最優先に実行されるように設定されている場合において、DMA制御部106の制御によるデータ転送が行われている時にCPU102の制御によるデータ転送が開始された場合について説明する。
この場合は、図3のステップS21に示すように、DMA制御部106の制御下で外部メモリ109とのデータ転送が行われている。かかる状態において、CPU102から外部バスインタフェースユニット107に対して外部メモリ109とのデータ転送要求コマンドを出されると(ステップS22)、このコマンドを受けた転送順位設定手段111はDMA制御部106に対して「DMA−WAIT」信号を出す(ステップS23)。これにより、DMA制御部106の制御下での外部メモリ109とのデータ転送を中断させる(ステップS24)。これに伴い、CPU102の制御下で外部メモリ109とのデータ転送が開始され(ステップS25)、その後、外部メモリ109とのデータ転送終了へと移行する(ステップS26)。上記CPU102の制御下での外部メモリ109とのデータ転送が終了すると、転送順位設定手段111はDMA制御部106に対する「DMA−WAIT」信号を解除し(ステップS27)、その旨をDMA制御部106に通知する。これにより、DMA制御部106の制御下で外部メモリ109とのデータ転送が再開される(ステップS28)。
次に、DMA制御部106の制御によるデータ転送をCPU102の制御による外部メモリ109とのデータ転送よりを優先する場合の動作について、図4及び図5を参照して説明する。
DMA制御部106の制御下でのデータ転送が優先する場合は、転送順位設定手段111はDMA制御部106の制御によるデータ転送が最優先に実行されるように設定されている。かかる状態において、DMA制御部106の制御による外部メモリ109とのデータ転送をCPU102の制御によるデータ転送より優先して行う場合は、図4に示すように、DMA制御部106から外部バスインタフェースユニット107に対して外部メモリ109とのデータ転送要求コマンドを出す(ステップS31)。その後、DMA制御部106の制御下で外部メモリ109とのデータ転送が開始され(ステップS32)、しかる後、外部メモリ109とのデータ転送終了へと移行する(ステップS33)。
一方、DMA制御部106の制御下で外部メモリ109とのデータ転送を行っている時に、図4に示すように、CPU102から外部バスインタフェースユニット107に対して外部メモリ109とのデータ転送要求コマンドが出されると(ステップS34)、このコマンドを受けた転送順位設定手段111ではCPU102に対して「CPU−WAIT」信号を出し(ステップS35)、CPU102の制御下でのデータ転送の開始を待たせる。その後、DMA制御部106の制御下での外部メモリ109とのデータ転送が終了すると、転送順位設定手段111はCPU102に対する「CPU−WAIT」信号を解除し(ステップS36)、その旨をCPU102に通知する。これにより、CPU102の制御下での外部メモリ109とのデータ転送が行われる(ステップS37)。
次に、外部バスインタフェースユニット107の転送順位設定手段111がDMA制御部106の制御下でのデータ転送が優先的に実行されるように設定されている場合において、CPU102の制御によるデータ転送が行われている時にDMA制御部106の制御によるデータ転送が開始された場合について説明する。
この場合は、図5のステップS41に示すように、CPU102の制御下で外部メモリ109とのデータ転送が行われている。かかる状態において、DMA制御部106から外部バスインタフェースユニット107に対して外部メモリ109とのデータ転送要求コマンドを出されると(ステップS42)、このコマンドを受けた転送順位設定手段111はCPU102に対して「CPU−WAIT」信号を出す(ステップS43)。これにより、CPU102の制御下での外部メモリ109とのデータ転送を中断させる(ステップS44)。これに伴い、DMA制御部106の制御下で外部メモリ109とのデータ転送が開始され(ステップS45)、その後、外部メモリ109とのデータ転送終了へと移行する(ステップS46)。上記DMA制御部106の制御下での外部メモリ109とのデータ転送が終了すると、転送順位設定手段111はCPU102に対する「CPU−WAIT」信号を解除し(ステップS47)、その旨をCPU102に通知する。これにより、CPU102の制御下で外部メモリ109とのデータ転送が再開される(ステップS48)。
このような本実施例によれば、外部メモリ109との間のデータ転送をCPU102の動作と独立して自律的に行うDMA制御部106、外部バスインタフェースユニット107を内蔵するコンピュータシステムにおいて、DMA制御部106と外部バスインタフェースユニット107との間にローカルバス110を設け、DMA制御部106から外部バスインタフェースユニット107を通して外部メモリ109とのデータ転送を行う時はローカルバス110を使用するようにしたので、DMA制御部106から外部バスインタフェースユニット107にデータを転送中でも、CPU102はこれに関係なくプログラムを実行することができる。これにより、CPUが外部メモリ109とのデータ転送に要するシステムバスの使用時間が大幅に縮減され、コンピュータシステムのスループットを向上できる。
また、本実施例によれば、外部バスインタフェースユニット107に転送順位設定手段111を設け、この転送順位設定手段111により、CPU102の制御下での外部メモリ109とのデータ転送とDMA制御部106の制御下での外部メモリ109とのデータ転送に対する優先順位を設定してアクセス競合を調停できるように構成したので、外部バスインタフェースユニット107にシステムバス101とローカルバス110が接続されていることにより、DMA制御部106の制御下とCPU102の制御下で外部メモリ109に同時にデータ転送要求が発生しても、これによるアクセス競合が起こるおそれがなく、常に安定した効率のよいデータ転送が可能になるとともに、システムバスに対するCPUのバスマスターとしての使用権を拡大できる。
本発明のデータ転送方法を適用したコンピュータシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例においてCPUの制御による外部メモリとのデータ転送をDMA制御部の制御によるデータ転送より優先する場合の動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施例においてCPUの制御による外部メモリとのデータ転送をDMA制御部の制御によるデータ転送より優先する場合の他の例を示す動作説明用のシーケンス図である。 本発明の実施例においてDMA制御部の制御による外部メモリとのデータ転送をCPUの制御によるデータ転送より優先する場合の動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施例においてDMA制御部の制御による外部メモリとのデータ転送をCPUの制御によるデータ転送より優先する場合の他の例を示す動作説明用のシーケンス図である。 従来のデータ転送方法を適用したコンピュータシステムの構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
10……コンピュータシステム、101……システムバス、102……CPU、103……ROM、104……RAM、105……内部I/O装置、106……DMA制御部、107……外部バスインタフェースユニット(BIU)、108……外部バス、109……外部メモリ、110……ローカルバス、111……転送順位設定手段。

Claims (10)

  1. システムバスと、
    前記システムバスに接続されシステム全体を管理し制御するとともに命令の解析や必要な演算及び転送処理などを実行するCPUと、
    前記システムバスに接続され前記CPUでの処理データ及びシステム制御用のプログラムを格納する内部メモリを含むペリフェラルモジュールと、
    前記システムバスに接続されたDMA制御部と、
    前記システムバスに接続された外部バスインタフェースユニットと、
    前記外部バスインタフェースユニットに接続された外部メモリと、
    前記DMA制御部と前記外部バスインタフェースユニットとの間に接続され前記DMA制御部の制御下で前記外部メモリとのデータ転送を行うローカルバスと備え、
    前記外部バスインタフェースユニットは、前記CPUの制御下での前記外部メモリとのデータ転送及び前記DMA制御部の制御下での前記外部メモリとのデータ転送に対する優先順位を設定する転送順位設定手段を有する、
    ことを特徴とするデータ転送装置。
  2. 前記転送順位設定手段は、前記CPUの制御によるデータ転送が最優先に実行されるように設定されている時は前記外部バスインタフェースユニットに対し前記外部メモリのデータ転送要求コマンドを出して外部メモリとのデータ転送が実行されるように制御することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 前記CPUの制御下で外部メモリとのデータ転送を行っている時に前記DMA制御部から前記外部バスインタフェースユニットに対して外部メモリとのデータ転送要求コマンドが出された場合は該コマンドを前記転送順位設定手段で受けることにより前記DMA制御部に対し待ち信号を出力して該DMA制御部の制御によるデータ転送の開始を待たせ、前記CPUの制御下での外部メモリとのデータ転送が終了した時点で前記DMA制御部の制御による外部メモリとのデータ転送を行うように構成したことを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  4. 前記転送順位設定手段は、前記DMA制御部の制御によるデータ転送が最優先に実行されるように設定されている時は前記外部バスインタフェースユニットに対し前記外部メモリのデータ転送要求コマンドを出して外部メモリとのデータ転送が実行されるように制御することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  5. 前記DMA制御部の制御下で外部メモリとのデータ転送を行っている時に前記CPUから前記外部バスインタフェースユニットに対して外部メモリとのデータ転送要求コマンドが出された場合は該コマンドを前記転送順位設定手段で受けることにより前記CPUに対し待ち信号を出力して該CPUの制御によるデータ転送の開始を待たせ、前記DMA制御部の制御下での外部メモリとのデータ転送が終了した時点で前記CPUの制御による外部メモリとのデータ転送を行うように構成したことを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  6. 外部メモリとの間のデータ転送をCPUの動作と独立して自律的に行うDMA制御部及び外部バスインタフェースユニットを内蔵するコンピュータシステムシのデータ転送方法であって、
    前記CPU,前記DMA制御部及び外部バスインタフェースユニットが接続されるシステムバスを備え、
    前記DMA制御部の制御による前記外部メモリとのデータ転送を前記DMA制御部と前記外部バスインタフェースユニットとの間に設けたローカルバスを通して行い、
    前記CPUの制御下での前記外部メモリとのデータ転送及び前記DMA制御部の制御下での前記外部メモリとのデータ転送に対する優先順位を前記外部バスインタフェースユニットに設けた転送順位設定手段により設定するようにした、
    ことを特徴とするデータ転送方法。
  7. 前記転送順位設定手段は、前記CPUの制御によるデータ転送が最優先に実行されるように設定されている時は前記外部バスインタフェースユニットに対し前記外部メモリのデータ転送要求コマンドを出して外部メモリとのデータ転送が実行されるように制御することを特徴とする請求項6記載のデータ転送方法。
  8. 前記CPUの制御下で外部メモリとのデータ転送を行っている時に前記DMA制御部から前記外部バスインタフェースユニットに対して外部メモリとのデータ転送要求コマンドが出された場合は該コマンドを前記転送順位設定手段で受けることにより前記DMA制御部に対し待ち信号を出力して該DMA制御部の制御によるデータ転送の開始を待たせ、前記CPUの制御下での外部メモリとのデータ転送が終了した時点で前記DMA制御部の制御による外部メモリとのデータ転送を行うように構成したことを特徴とする請求項6記載のデータ転送方法。
  9. 前記転送順位設定手段は、前記DMA制御部の制御によるデータ転送が最優先に実行されるように設定されている時は前記外部バスインタフェースユニットに対し前記外部メモリのデータ転送要求コマンドを出して外部メモリとのデータ転送が実行されるように制御することを特徴とする請求項6記載のデータ転送方法。
  10. 前記DMA制御部の制御下で外部メモリとのデータ転送を行っている時に前記CPUから前記外部バスインタフェースユニットに対して外部メモリとのデータ転送要求コマンドが出された場合は該コマンドを前記転送順位設定手段で受けることにより前記CPUに対し待ち信号を出力して該CPUの制御によるデータ転送の開始を待たせ、前記DMA制御部の制御下での外部メモリとのデータ転送が終了した時点で前記CPUの制御による外部メモリとのデータ転送を行うように構成したことを特徴とする請求項6記載のデータ転送方法。
JP2004199061A 2004-07-06 2004-07-06 データ転送装置及びデータ転送方法 Pending JP2006023808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004199061A JP2006023808A (ja) 2004-07-06 2004-07-06 データ転送装置及びデータ転送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004199061A JP2006023808A (ja) 2004-07-06 2004-07-06 データ転送装置及びデータ転送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006023808A true JP2006023808A (ja) 2006-01-26

Family

ID=35797064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004199061A Pending JP2006023808A (ja) 2004-07-06 2004-07-06 データ転送装置及びデータ転送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006023808A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014228590A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 富士通セミコンダクター株式会社 データ転送装置、データ転送方法及び半導体装置
CN106034199A (zh) * 2015-03-18 2016-10-19 中国科学院苏州纳米技术与纳米仿生研究所 一种模拟数据源的图像采集装置和方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60201463A (ja) * 1984-03-27 1985-10-11 Oki Electric Ind Co Ltd Dmaデ−タ転送方式
JPH06214960A (ja) * 1992-06-24 1994-08-05 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 多重プロセッサシステム
JPH07302251A (ja) * 1987-03-13 1995-11-14 Texas Instr Inc <Ti> 複数のオンチップメモリバスを備えたデータ処理装置
JPH08171528A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Ricoh Co Ltd データ処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60201463A (ja) * 1984-03-27 1985-10-11 Oki Electric Ind Co Ltd Dmaデ−タ転送方式
JPH07302251A (ja) * 1987-03-13 1995-11-14 Texas Instr Inc <Ti> 複数のオンチップメモリバスを備えたデータ処理装置
JPH06214960A (ja) * 1992-06-24 1994-08-05 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 多重プロセッサシステム
JPH08171528A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Ricoh Co Ltd データ処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014228590A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 富士通セミコンダクター株式会社 データ転送装置、データ転送方法及び半導体装置
CN106034199A (zh) * 2015-03-18 2016-10-19 中国科学院苏州纳米技术与纳米仿生研究所 一种模拟数据源的图像采集装置和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3573614B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
US7581054B2 (en) Data processing system
JP2006318139A (ja) データ転送装置、データ転送方法およびプログラム
JP2006195823A (ja) Dma装置
US20060059489A1 (en) Parallel processing system, interconnection network, node and network control method, and program therefor
JP2007219816A (ja) マルチプロセッサシステム
JP2006293927A (ja) ダイレクトメモリアクセス制御装置及びダイレクトメモリアクセス制御装置を含むシステムlsi
KR20050043303A (ko) 다중 프로세서 환경에서의 dma를 이용한 고속 데이터전송 방법 및 그 장치
JP2001333137A (ja) 自主動作通信制御装置及び自主動作通信制御方法
JP2008041059A (ja) マルチプロセッサ制御装置及び情報処理装置
JP2006023808A (ja) データ転送装置及びデータ転送方法
JP2003150395A (ja) プロセッサとそのプログラム転送方法
JP2009099092A (ja) 携帯型情報端末
US20050135402A1 (en) Data transfer apparatus
JP2005258509A (ja) ストレージ装置
JP6940283B2 (ja) Dma転送制御装置、dma転送制御方法、及び、dma転送制御プログラム
JP4190969B2 (ja) バスシステム及びambaにおけるバス調停システム
JP2010140440A (ja) バス調停装置
JP4292218B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
US20030177229A1 (en) Microcomputer, bus control circuit, and data access method for a microcomputer
US7272680B2 (en) Method of transferring data between computer peripherals
JP4150953B2 (ja) 情報処理装置
JP3959407B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
JP2008165463A (ja) バス制御装置
JP5002238B2 (ja) ディジタルシグナルプロセッサシステム及びディジタルシグナルプロセッサの起動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070404

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090807

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091013

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100114

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02