JPH08171184A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料Info
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- JPH08171184A JPH08171184A JP31655294A JP31655294A JPH08171184A JP H08171184 A JPH08171184 A JP H08171184A JP 31655294 A JP31655294 A JP 31655294A JP 31655294 A JP31655294 A JP 31655294A JP H08171184 A JPH08171184 A JP H08171184A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿熱堅牢性に優れた色素を形成し、特に最高
濃度が高くかつ感度およびカブリ性が改良されたポリマ
ーカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
を提供する。 【構成】 支持体上に少なくとも一層のハロゲン化銀乳
剤層が設けられたハロゲン化銀写真感光材料であって、
前記乳剤層に芳香族第一級アミン現像薬の酸化体とカッ
プリングして色素を形成しうる下記一般式〔I〕、〔I
I〕または〔III〕で表される単量体から誘導される繰返
し単位を少なくとも一種有するポリマーカプラーをハロ
ゲン化銀乳剤層に含有することを特徴とするハロゲン化
銀カラー写真感光材料。 【化1】 式中、R1,R2:水素原子、C1〜C10アルキル基、ア
ラルキル基、アリール基、A1〜A3,B1〜B3:−COO
−、−CONR3−、R3:水素原子、C1〜C4のアルキル
基、C1〜C6の置換アルキル基、L1〜L4:二価の連結
基、Q1〜Q4:カプラー残基、i,j,k,lは各々0
または1を表す。
濃度が高くかつ感度およびカブリ性が改良されたポリマ
ーカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
を提供する。 【構成】 支持体上に少なくとも一層のハロゲン化銀乳
剤層が設けられたハロゲン化銀写真感光材料であって、
前記乳剤層に芳香族第一級アミン現像薬の酸化体とカッ
プリングして色素を形成しうる下記一般式〔I〕、〔I
I〕または〔III〕で表される単量体から誘導される繰返
し単位を少なくとも一種有するポリマーカプラーをハロ
ゲン化銀乳剤層に含有することを特徴とするハロゲン化
銀カラー写真感光材料。 【化1】 式中、R1,R2:水素原子、C1〜C10アルキル基、ア
ラルキル基、アリール基、A1〜A3,B1〜B3:−COO
−、−CONR3−、R3:水素原子、C1〜C4のアルキル
基、C1〜C6の置換アルキル基、L1〜L4:二価の連結
基、Q1〜Q4:カプラー残基、i,j,k,lは各々0
または1を表す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀カラー写
真感光材料に関し、さらに詳しくは芳香族第一級アミン
とカップリングして色素を形成しうる新規なポリマーカ
プラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料に関
するものである。
真感光材料に関し、さらに詳しくは芳香族第一級アミン
とカップリングして色素を形成しうる新規なポリマーカ
プラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材料に関
するものである。
【0002】
【従来技術】減色法に基づくカラー写真画像の形成は、
一般にハロゲン化銀写真感光材料をシアンカプラー、マ
ゼンタカプラーおよびイエローカプラーの存在下に芳香
族第一級アミン現像主薬を用いて発色現像処理すること
によって行われ、露光されたハロゲン化銀写真感光材料
のハロゲン化銀粒子は、現像主薬によって還元され、同
時に生成する現像主薬の酸化体はカプラーとカップリン
グ反応してシアン色素、マゼンタ色素およびイエロー色
素からなるカラー画像を形成する。
一般にハロゲン化銀写真感光材料をシアンカプラー、マ
ゼンタカプラーおよびイエローカプラーの存在下に芳香
族第一級アミン現像主薬を用いて発色現像処理すること
によって行われ、露光されたハロゲン化銀写真感光材料
のハロゲン化銀粒子は、現像主薬によって還元され、同
時に生成する現像主薬の酸化体はカプラーとカップリン
グ反応してシアン色素、マゼンタ色素およびイエロー色
素からなるカラー画像を形成する。
【0003】使用されるカプラーは発色現像により単に
色素を形成するだけでなく、例えば発色現像性が良いこ
と、ハロゲン化銀乳剤への分散性および安定性が良いこ
と、また形成された色素が光、熱、湿気等に対して堅牢
性を有し、光吸収領域が望ましい範囲にあること等の種
々の特性を有することが必要である。さらに、多層カラ
ー感光材料において、各色素の混色を少なくし、色再現
を向上するために各々の層にカプラーを固定化すること
が要求される。このカプラーの耐拡散化を達成するため
には従来から種々の方法が知られている。
色素を形成するだけでなく、例えば発色現像性が良いこ
と、ハロゲン化銀乳剤への分散性および安定性が良いこ
と、また形成された色素が光、熱、湿気等に対して堅牢
性を有し、光吸収領域が望ましい範囲にあること等の種
々の特性を有することが必要である。さらに、多層カラ
ー感光材料において、各色素の混色を少なくし、色再現
を向上するために各々の層にカプラーを固定化すること
が要求される。このカプラーの耐拡散化を達成するため
には従来から種々の方法が知られている。
【0004】その1つとして、長鎖脂肪族等の親油性基
をカプラーの構造中に導入し、耐拡散性を付与する方法
が挙げられる。この方法によるカプラーは、アルカリ雰
囲気下で可溶性としゼラチン水溶液に添加するか、ある
いは高沸点有機溶剤に溶解してゼラチン水溶液中に乳化
分散することによって用いられる。しかしながら、これ
らのカプラーはゼラチン水溶液の粘度を著しく上昇させ
たり、または乳剤中で結晶の析出を生じる欠点を有す
る。また、高沸点有機溶剤の使用は、乳剤層を軟化させ
るために多量のゼラチンを必要とし、乳剤層の薄膜化が
困難となる。
をカプラーの構造中に導入し、耐拡散性を付与する方法
が挙げられる。この方法によるカプラーは、アルカリ雰
囲気下で可溶性としゼラチン水溶液に添加するか、ある
いは高沸点有機溶剤に溶解してゼラチン水溶液中に乳化
分散することによって用いられる。しかしながら、これ
らのカプラーはゼラチン水溶液の粘度を著しく上昇させ
たり、または乳剤中で結晶の析出を生じる欠点を有す
る。また、高沸点有機溶剤の使用は、乳剤層を軟化させ
るために多量のゼラチンを必要とし、乳剤層の薄膜化が
困難となる。
【0005】一方、別の方法としては、カプラー分子内
に重合性官能基を導入し重合反応によって生じたポリマ
ーカプラーをラテックスの形で用いることにより、写真
構成層中でのカプラーの耐拡散化が成し遂げられる。
に重合性官能基を導入し重合反応によって生じたポリマ
ーカプラーをラテックスの形で用いることにより、写真
構成層中でのカプラーの耐拡散化が成し遂げられる。
【0006】ポリマーカプラーをラテックスの形で親水
性コロイド組成物に加える方法としては、乳化重合法で
得られたラテックスを直接ハロゲン化銀乳剤に添加する
方法と単量体カプラーの重合反応で得られる親油性ポリ
マーカプラーをゼラチン水溶液中にラテックスの形で分
散する方法が知られている。前者の乳化重合法について
は米国特許第3,370,952号および同第4,080,211号に記載
されている。後者の方法については、例えば米国特許第
3,451,820号に記載されている。このようなポリマーカ
プラーをラテックスの形で親水性コロイド組成物に加え
る方法は他の方法と比較して次のような利点を有する。
性コロイド組成物に加える方法としては、乳化重合法で
得られたラテックスを直接ハロゲン化銀乳剤に添加する
方法と単量体カプラーの重合反応で得られる親油性ポリ
マーカプラーをゼラチン水溶液中にラテックスの形で分
散する方法が知られている。前者の乳化重合法について
は米国特許第3,370,952号および同第4,080,211号に記載
されている。後者の方法については、例えば米国特許第
3,451,820号に記載されている。このようなポリマーカ
プラーをラテックスの形で親水性コロイド組成物に加え
る方法は他の方法と比較して次のような利点を有する。
【0007】すなわち、ポリマーカプラーラテックスは
高濃度のカプラー単位を含むことができ、高沸点有機溶
剤の使用量の低減もしくは使用の必要性がなくなること
から乳剤層の薄膜化が可能となり、鮮鋭性も向上もす
る。また、ゼラチン水溶液の粘度の増加が抑えられるこ
とから高速均一塗布が可能となる。さらにポリマーカプ
ラーはラテックスであるため、形成した膜の強度の劣化
を低減できる。
高濃度のカプラー単位を含むことができ、高沸点有機溶
剤の使用量の低減もしくは使用の必要性がなくなること
から乳剤層の薄膜化が可能となり、鮮鋭性も向上もす
る。また、ゼラチン水溶液の粘度の増加が抑えられるこ
とから高速均一塗布が可能となる。さらにポリマーカプ
ラーはラテックスであるため、形成した膜の強度の劣化
を低減できる。
【0008】このようにポリマーカプラーをラテックス
の形でハロゲン化銀に加えたものとしては、いくつかの
例が挙げられる。例えば、米国特許第3,451,820号、同
第4,080,211号、英国特許第1,247,688号ではマゼンタポ
リマーラテックスについての製造方法が記載され、米国
特許第3,926,436号ならびに西独特許第2,725,591号には
競争カプラーとの共重合ラテックスが記載されている。
しかしながら、これらのポリマーラテックスには前記の
ような優れた利点を有しているが、次のような改良すべ
き点を有しており、解決が強く望まれている。
の形でハロゲン化銀に加えたものとしては、いくつかの
例が挙げられる。例えば、米国特許第3,451,820号、同
第4,080,211号、英国特許第1,247,688号ではマゼンタポ
リマーラテックスについての製造方法が記載され、米国
特許第3,926,436号ならびに西独特許第2,725,591号には
競争カプラーとの共重合ラテックスが記載されている。
しかしながら、これらのポリマーラテックスには前記の
ような優れた利点を有しているが、次のような改良すべ
き点を有しており、解決が強く望まれている。
【0009】(1) カップリング反応が遅く、充分な感
度および色素濃度が得られない。
度および色素濃度が得られない。
【0010】(2) 発色現像によりカブリが生じやす
い。
い。
【0011】(3) カプラーモノマーの溶解性が低く、
極めて重合性が低い。
極めて重合性が低い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、湿熱
堅牢性に優れた色素を形成し得るばかりでなく、特に最
高濃度が高くかつ感度およびカブリ性が改良されたポリ
マーカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材
料を提供することにある。
堅牢性に優れた色素を形成し得るばかりでなく、特に最
高濃度が高くかつ感度およびカブリ性が改良されたポリ
マーカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材
料を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、支持体上
に少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層が設けられたハ
ロゲン化銀写真感光材料であって、前記乳剤層に芳香族
第一級アミン現像薬の酸化体とカップリングして色素を
形成しうる下記一般式〔I〕、〔II〕または〔III〕で
表される単量体から誘導される繰返し単位を少なくとも
一種有するポリマーカプラーをハロゲン化銀乳剤層に含
有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材
料。
に少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層が設けられたハ
ロゲン化銀写真感光材料であって、前記乳剤層に芳香族
第一級アミン現像薬の酸化体とカップリングして色素を
形成しうる下記一般式〔I〕、〔II〕または〔III〕で
表される単量体から誘導される繰返し単位を少なくとも
一種有するポリマーカプラーをハロゲン化銀乳剤層に含
有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材
料。
【0014】
【化2】
【0015】式中,R1,R2はそれぞれ水素原子、炭素
数1〜10の置換もしくは無置換のアルキル基、アラルキ
ル基またはアリール基を表し、アルキル基は直鎖でも分
岐してもよい。A1〜A3,B1〜B3はそれぞれ−COO−
または−CONR3−を表し、R3は水素原子、炭素数1〜4
のアルキル基または炭素数1〜6の置換アルキル基を表
す。L1〜L4はそれぞれ二価の連結基を表す。Q1〜Q4
は芳香族第一級アミンとカップリングしてイエロー、マ
ゼンタあるいはシアン色素を形成しうるカプラー残基を
示し、Q1〜Q4は同じであっても異なってもよい。i,
j,k,lは各々0または1を表す。
数1〜10の置換もしくは無置換のアルキル基、アラルキ
ル基またはアリール基を表し、アルキル基は直鎖でも分
岐してもよい。A1〜A3,B1〜B3はそれぞれ−COO−
または−CONR3−を表し、R3は水素原子、炭素数1〜4
のアルキル基または炭素数1〜6の置換アルキル基を表
す。L1〜L4はそれぞれ二価の連結基を表す。Q1〜Q4
は芳香族第一級アミンとカップリングしてイエロー、マ
ゼンタあるいはシアン色素を形成しうるカプラー残基を
示し、Q1〜Q4は同じであっても異なってもよい。i,
j,k,lは各々0または1を表す。
【0016】一般式〔I〕,〔II〕,〔III〕のR1,R
2,A1〜A3,B1〜B3,L1〜L4,Q1〜Q4に関して
さらに詳しく説明する。
2,A1〜A3,B1〜B3,L1〜L4,Q1〜Q4に関して
さらに詳しく説明する。
【0017】式中のR1およびR2は同じであっても異な
ってもよく、水素原子、炭素数1〜10の置換もしくは無
置換のアルキル基、アラルキル基またはアリール基を表
し、アルキル基は直鎖でも分岐してもよい。アルキル基
としては例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプ
ロピル、n-ブチル、n-ペンチル、n-デシル、アラルキル
基としては例えばベンジル、アリール基としては例えば
フェニル基などがある。
ってもよく、水素原子、炭素数1〜10の置換もしくは無
置換のアルキル基、アラルキル基またはアリール基を表
し、アルキル基は直鎖でも分岐してもよい。アルキル基
としては例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプ
ロピル、n-ブチル、n-ペンチル、n-デシル、アラルキル
基としては例えばベンジル、アリール基としては例えば
フェニル基などがある。
【0018】ここで、アルキル基、アラルキル基または
アリール基の置換基としては特に制限はないが好ましく
はハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原
子等)、水酸基、シアノ基、スルホ基、ニトロ基、カル
ボキシ基、カルバモイル基(例えばメトキシカルバモイ
ル基等)、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカ
ルボニル基等)、スルホニル基(例えばメチルスルホニ
ル基等)、アリール基(例えばフェニル基等)、アリー
ルオキシ基(例えばフェノキシ基等)、アルコキシ基
(例えばメトキシ基、エトキシ基等)、アシルオキシ基
(例えばアセトキシ基等),アシルアミノ基(例えばア
セチルアミノ基等)、スルホンアミド基(例えばメタン
スルホンアミド基等)、スルファモイル基(例えばメチ
ルスルファモイル基等)、アミノ基(例えばジメチルア
ミノ基)などを挙げることができる。
アリール基の置換基としては特に制限はないが好ましく
はハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原
子等)、水酸基、シアノ基、スルホ基、ニトロ基、カル
ボキシ基、カルバモイル基(例えばメトキシカルバモイ
ル基等)、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカ
ルボニル基等)、スルホニル基(例えばメチルスルホニ
ル基等)、アリール基(例えばフェニル基等)、アリー
ルオキシ基(例えばフェノキシ基等)、アルコキシ基
(例えばメトキシ基、エトキシ基等)、アシルオキシ基
(例えばアセトキシ基等),アシルアミノ基(例えばア
セチルアミノ基等)、スルホンアミド基(例えばメタン
スルホンアミド基等)、スルファモイル基(例えばメチ
ルスルファモイル基等)、アミノ基(例えばジメチルア
ミノ基)などを挙げることができる。
【0019】A1〜A3,B1〜B3はそれぞれ−COO−ま
たは−CONR3−を表し、ここでR3は水素原子、炭素数1
〜4のアルキル基または炭素数1〜6の置換アルキル基
を表す。
たは−CONR3−を表し、ここでR3は水素原子、炭素数1
〜4のアルキル基または炭素数1〜6の置換アルキル基
を表す。
【0020】L1およびL2で表される連結基は具体的に
はそれぞれ、L1:−[−X1−(D1−X2)p−(D2−
X3)q−(D3)r]−,L2:−[−X4−(D4−X5)
s−(D5−X6)t−(D6)u]−で表される。
はそれぞれ、L1:−[−X1−(D1−X2)p−(D2−
X3)q−(D3)r]−,L2:−[−X4−(D4−X5)
s−(D5−X6)t−(D6)u]−で表される。
【0021】D1〜D6は同じであっても異なってもよ
く、−CO−,−SO2−,−CONR4−,−SO2NR4−,−O
−,−S−,−N(R4)CONR5−,−N(R4)SO2NR5−,−COO
−,−OCO−,−N(R4)CO2−,−N(R4)CO−、−OCONR4
−,−SO−,−NR4−,−N(R4)SO2−,−N(R4)R6−,−
N(R4)R6−NR5−を表す。R4,R5は水素原子、置換もし
くは無置換のアルキル基(炭素数1〜6)を表し、
R4,R5は同じであっても異なってもよく、R6は炭素
数1〜4のアルキレン基を表す。
く、−CO−,−SO2−,−CONR4−,−SO2NR4−,−O
−,−S−,−N(R4)CONR5−,−N(R4)SO2NR5−,−COO
−,−OCO−,−N(R4)CO2−,−N(R4)CO−、−OCONR4
−,−SO−,−NR4−,−N(R4)SO2−,−N(R4)R6−,−
N(R4)R6−NR5−を表す。R4,R5は水素原子、置換もし
くは無置換のアルキル基(炭素数1〜6)を表し、
R4,R5は同じであっても異なってもよく、R6は炭素
数1〜4のアルキレン基を表す。
【0022】X1〜X6は同じであっても異なってもよ
く、炭素数1〜10の置換もしくは無置換のアルキレン
基、アラルキレン基またはアリーレン基を表し、アルキ
レン基は直鎖でも分岐してもよい。p,q,r,s,t
およびuは、それぞれ0または1を表す。ここで、上記
X1〜X6で表されるアルキレン基としては例えばメチレ
ン、ジメチルメチレン、ジメチレン、トリメチレン、テ
トラメチレン、ヘキサメチレン、オクタメチレン、アラ
ルキレン基としては例えばベンジリデン、アリーレン基
としては特にフェニレン基が好ましく、例えばメチルフ
ェニレン、p-フェニレン、m-フェニレンなどがある。
く、炭素数1〜10の置換もしくは無置換のアルキレン
基、アラルキレン基またはアリーレン基を表し、アルキ
レン基は直鎖でも分岐してもよい。p,q,r,s,t
およびuは、それぞれ0または1を表す。ここで、上記
X1〜X6で表されるアルキレン基としては例えばメチレ
ン、ジメチルメチレン、ジメチレン、トリメチレン、テ
トラメチレン、ヘキサメチレン、オクタメチレン、アラ
ルキレン基としては例えばベンジリデン、アリーレン基
としては特にフェニレン基が好ましく、例えばメチルフ
ェニレン、p-フェニレン、m-フェニレンなどがある。
【0023】また、X1〜X6で表されるアルキレン基、
アラルキレン基またはアリーレン基の置換基としては特
に制限はないが好ましくはハロゲン原子(例えばフッ素
原子、塩素原子、臭素原子等)、水酸基、シアノ基、ス
ルホ基、ニトロ基、カルボキシ基、カルバモイル基(例
えばメトキシカルバモイル基等)、アルコキシカルボニ
ル基(例えばメトキシカルボニル基等)、スルホニル基
(例えばメチルスルホニル基等)、アリール基(例えば
フェニル基等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ
基等)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基
等)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ基等)、アシ
ルアミノ基(例えばアセチルアミノ基等)、スルホンア
ミド基(例えばメタンスルホンアミド基等)、スルファ
モイル基(例えばメチルスルファモイル基等)、アミノ
基(例えばジメチルアミノ基)などが挙げられる。
アラルキレン基またはアリーレン基の置換基としては特
に制限はないが好ましくはハロゲン原子(例えばフッ素
原子、塩素原子、臭素原子等)、水酸基、シアノ基、ス
ルホ基、ニトロ基、カルボキシ基、カルバモイル基(例
えばメトキシカルバモイル基等)、アルコキシカルボニ
ル基(例えばメトキシカルボニル基等)、スルホニル基
(例えばメチルスルホニル基等)、アリール基(例えば
フェニル基等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ
基等)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基
等)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ基等)、アシ
ルアミノ基(例えばアセチルアミノ基等)、スルホンア
ミド基(例えばメタンスルホンアミド基等)、スルファ
モイル基(例えばメチルスルファモイル基等)、アミノ
基(例えばジメチルアミノ基)などが挙げられる。
【0024】Q1〜Q4で表される色素形成カプラー残基
としては、下記一般式(Cp−1)〜(Cp−11)のR
31〜R40,Z1〜Z3およびYのいずれかの部分で一般式
〔I〕あるいは〔II〕もしくは〔III〕に結合する基を
表す。
としては、下記一般式(Cp−1)〜(Cp−11)のR
31〜R40,Z1〜Z3およびYのいずれかの部分で一般式
〔I〕あるいは〔II〕もしくは〔III〕に結合する基を
表す。
【0025】
【化3】
【0026】前記一般式(Cp−1)〜(Cp−11)の
R31〜R40、f,gおよびhについて説明する。
R31〜R40、f,gおよびhについて説明する。
【0027】式中、R31は脂肪族基、芳香族基、アルコ
キシ基または複素環基を、R32およびR33は各々芳香族
基または複素環基を表す。式中、R31で表される脂肪族
基は好ましくは炭素数1〜22で、置換もしくは無置換、
鎖状もしくは環状のいずれであってもよい。脂肪族基へ
の好ましい置換基はアルコキシ基、アリールオキシ基、
アミノ基、アシルアミノ基、ハロゲン原子等でこれらは
それ自体にさらに置換基をもっていてもよい。R31とし
て有用な脂肪族基の具体的な例は、次のようなものであ
る。イソプロピル基、イソブチル基、tert-ブチル基、
イソアミル基、tert-アミル基、1,1-ジメチルブチル
基、1,1-ジメチルヘキシル基、1,1-ジエチルヘキシル
基、ドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、シ
クロヘキシル基、2-メトキシイソプロピル基、2-フェノ
キシイソプロピル基、α-アミノイソプロピル基、α-
(ジエチルアミノ)イソプロピル基、α-(サクシンイ
ミド)イソプロピル基、α-(フタルイミド)イソプロ
ピル基、α-(ベンゼンスルホンアミド)イソプロピル
基等である。
キシ基または複素環基を、R32およびR33は各々芳香族
基または複素環基を表す。式中、R31で表される脂肪族
基は好ましくは炭素数1〜22で、置換もしくは無置換、
鎖状もしくは環状のいずれであってもよい。脂肪族基へ
の好ましい置換基はアルコキシ基、アリールオキシ基、
アミノ基、アシルアミノ基、ハロゲン原子等でこれらは
それ自体にさらに置換基をもっていてもよい。R31とし
て有用な脂肪族基の具体的な例は、次のようなものであ
る。イソプロピル基、イソブチル基、tert-ブチル基、
イソアミル基、tert-アミル基、1,1-ジメチルブチル
基、1,1-ジメチルヘキシル基、1,1-ジエチルヘキシル
基、ドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、シ
クロヘキシル基、2-メトキシイソプロピル基、2-フェノ
キシイソプロピル基、α-アミノイソプロピル基、α-
(ジエチルアミノ)イソプロピル基、α-(サクシンイ
ミド)イソプロピル基、α-(フタルイミド)イソプロ
ピル基、α-(ベンゼンスルホンアミド)イソプロピル
基等である。
【0028】R31,R32またはR33が芳香族基(特にフ
ェニル基)を表す場合、芳香族基は置換されていてもよ
い。フェニル基等の芳香族基は炭素数32以下のアルキル
基、アルケニル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニ
ル基、アルコキシカルボニルアミノ基、脂肪族アミド
基、アルキルスルファモイル基、アルキルスルホンアミ
ド基、アルキルウレイド基、アルキル置換サクシンイミ
ド基等で置換されてもよく、この場合アルキル基は鎖中
にフェニレンなど芳香族基が介在してもよい。フェニル
基はまたアリールオキシ基、アリールオキシカルボニル
基、アリールカルバモイル基、アリールアミド基、アリ
ールスルホンアミド基、アリールウレイド基等で置換さ
れてもよく、これらの置換基のアリール基の部分はさら
に炭素数の合計が1〜22の一つ以上のアルキル基で置換
されてもよい。R31,R32またはR33で表されるフェニ
ル基はさらに、炭素数1〜6の低級アルキル基で置換さ
れたものを含むアミノ基、ヒドロキシル基、カルボキシ
ル基、スルホ基、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基あ
るいはハロゲン原子で置換されてもよい。またR31,R
32またはR33はフェニル基が他の環を縮合した置換基、
例えばナフチル基、キノリル基、イソキノリル基、クロ
マニル基、クマラニル基、テトラヒドロナフチル基等を
表してもよい。これらの置換基はそれ自体さらに置換基
を有してもよい。
ェニル基)を表す場合、芳香族基は置換されていてもよ
い。フェニル基等の芳香族基は炭素数32以下のアルキル
基、アルケニル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニ
ル基、アルコキシカルボニルアミノ基、脂肪族アミド
基、アルキルスルファモイル基、アルキルスルホンアミ
ド基、アルキルウレイド基、アルキル置換サクシンイミ
ド基等で置換されてもよく、この場合アルキル基は鎖中
にフェニレンなど芳香族基が介在してもよい。フェニル
基はまたアリールオキシ基、アリールオキシカルボニル
基、アリールカルバモイル基、アリールアミド基、アリ
ールスルホンアミド基、アリールウレイド基等で置換さ
れてもよく、これらの置換基のアリール基の部分はさら
に炭素数の合計が1〜22の一つ以上のアルキル基で置換
されてもよい。R31,R32またはR33で表されるフェニ
ル基はさらに、炭素数1〜6の低級アルキル基で置換さ
れたものを含むアミノ基、ヒドロキシル基、カルボキシ
ル基、スルホ基、ニトロ基、シアノ基、チオシアノ基あ
るいはハロゲン原子で置換されてもよい。またR31,R
32またはR33はフェニル基が他の環を縮合した置換基、
例えばナフチル基、キノリル基、イソキノリル基、クロ
マニル基、クマラニル基、テトラヒドロナフチル基等を
表してもよい。これらの置換基はそれ自体さらに置換基
を有してもよい。
【0029】R31がアルコキシ基を表す場合、そのアル
キル部分は、炭素数1〜32、好ましくは1〜22の直鎖あ
るいは分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、環状アルキ
ル基もしくは環状アルケニル基を表わし、これらは、ハ
ロゲン原子、アリール基、アルコキシ基等で置換されて
もよい。R31、R32またはR33が複素環基を表す場合、
複素環はそれぞれ、環を形成する炭素原子の1つを介し
てα-アシルアセトアミドにおけるアシル基をカルボニ
ル基の炭素原子またはアミド基の窒素原子と結合する。
このような複素環としてはチオフェン、フラン、ピラ
ン、ピロール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリ
ミジン、ピリダジン、インドリジン、イミダゾール、チ
アゾール、オキサゾール、トリアジン、チアジアジン、
オキサジンなどがその例である。これらはさらに環上に
置換基を有してもよい。
キル部分は、炭素数1〜32、好ましくは1〜22の直鎖あ
るいは分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、環状アルキ
ル基もしくは環状アルケニル基を表わし、これらは、ハ
ロゲン原子、アリール基、アルコキシ基等で置換されて
もよい。R31、R32またはR33が複素環基を表す場合、
複素環はそれぞれ、環を形成する炭素原子の1つを介し
てα-アシルアセトアミドにおけるアシル基をカルボニ
ル基の炭素原子またはアミド基の窒素原子と結合する。
このような複素環としてはチオフェン、フラン、ピラ
ン、ピロール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリ
ミジン、ピリダジン、インドリジン、イミダゾール、チ
アゾール、オキサゾール、トリアジン、チアジアジン、
オキサジンなどがその例である。これらはさらに環上に
置換基を有してもよい。
【0030】一般式(Cp−3)においてはR35は、炭
素数1〜32、好ましくは1〜22の直鎖ないし分岐鎖のア
ルキル基(例えばメチル、イソプロピル、tert-ブチ
ル、ヘキシル、ドデシル基)、アルケニル基(例えばア
リル基等)、環状アルキル基(例えばシクロペンチル
基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基等)、アラルキ
ル基(例えばベンジル、β-フェニルエチル基等)、環
状アルケニル基(例えばシクロペンテニル、シクロヘキ
セニル基等)を表し、これらはハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、アリール基、アルコキシ基、アリールオ
キシ基、カルボキシル基、アルキルチオカルボニル基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、スルホ基、スルファモイル基、カルバモイル基、ア
シルアミノ基、ジアシルアミノ基、ウレイド基、ウレタ
ン基、チオウレタン基、スルホンアミド基、複素環基、
アリールスルホニル基、アルキルスルホニル基、アリー
ルチオ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ジアル
キルアミノ基、アニリノ基、N-アリールアニリノ基、N-
アルキルアニリノ基、N-アシルアニリノ基、ヒドロキシ
ル基、メルカプト基等で置換されていてもよい。
素数1〜32、好ましくは1〜22の直鎖ないし分岐鎖のア
ルキル基(例えばメチル、イソプロピル、tert-ブチ
ル、ヘキシル、ドデシル基)、アルケニル基(例えばア
リル基等)、環状アルキル基(例えばシクロペンチル
基、シクロヘキシル基、ノルボルニル基等)、アラルキ
ル基(例えばベンジル、β-フェニルエチル基等)、環
状アルケニル基(例えばシクロペンテニル、シクロヘキ
セニル基等)を表し、これらはハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、アリール基、アルコキシ基、アリールオ
キシ基、カルボキシル基、アルキルチオカルボニル基、
アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル
基、スルホ基、スルファモイル基、カルバモイル基、ア
シルアミノ基、ジアシルアミノ基、ウレイド基、ウレタ
ン基、チオウレタン基、スルホンアミド基、複素環基、
アリールスルホニル基、アルキルスルホニル基、アリー
ルチオ基、アルキルチオ基、アルキルアミノ基、ジアル
キルアミノ基、アニリノ基、N-アリールアニリノ基、N-
アルキルアニリノ基、N-アシルアニリノ基、ヒドロキシ
ル基、メルカプト基等で置換されていてもよい。
【0031】さらにR35は、アリール基(例えばフェニ
ル基、α-あるいはβ-ナフチル基等)を表してもよい。
アリール基は1個以上の置換基を有してもよく、置換基
として例えばアルキル基、アルケニル基、環状アルキル
基、アラルキル基、環状アルケニル基、ハロゲン原子、
ニトロ基、シアノ基、アリール基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、スルホ基、スルファ
モイル基、カルバモイル基、アシルアミノ基、ジアシル
アミノ基、ウレイド基、ウレタン基、スルホンアミド
基、複素環、アリールスルホニル基、アルキルスルホニ
ル基、アリールチオ基、アルキルチオ基、アルキルアミ
ノ基、ジアルキルアミノ基、アニリノ基、N-アルキルア
ニリノ基、N-アリールアニリノ基、N-アシルアニリノ
基、ヒドロキシル基を有してもよく、さらにR35は複素
環基(例えばヘテロ原子として窒素原子、酸素原子、イ
オウ原子を含む5員または6員環の複素環、縮合複素環
基で、ピリジル基、キノリル基、フリル基、ベンソチア
ゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ナフトオ
キサゾリル基等)、前記のアリール基について列挙した
置換基によって置換された、複素環基、脂肪族基または
芳香族アシル基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、アルキルカルバモイル基、アリールカルバモ
イル基、アルキルチオカルバモイル基またはアリールチ
オカルバモイル基を表してもよい。
ル基、α-あるいはβ-ナフチル基等)を表してもよい。
アリール基は1個以上の置換基を有してもよく、置換基
として例えばアルキル基、アルケニル基、環状アルキル
基、アラルキル基、環状アルケニル基、ハロゲン原子、
ニトロ基、シアノ基、アリール基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、アリールオキシカルボニル基、スルホ基、スルファ
モイル基、カルバモイル基、アシルアミノ基、ジアシル
アミノ基、ウレイド基、ウレタン基、スルホンアミド
基、複素環、アリールスルホニル基、アルキルスルホニ
ル基、アリールチオ基、アルキルチオ基、アルキルアミ
ノ基、ジアルキルアミノ基、アニリノ基、N-アルキルア
ニリノ基、N-アリールアニリノ基、N-アシルアニリノ
基、ヒドロキシル基を有してもよく、さらにR35は複素
環基(例えばヘテロ原子として窒素原子、酸素原子、イ
オウ原子を含む5員または6員環の複素環、縮合複素環
基で、ピリジル基、キノリル基、フリル基、ベンソチア
ゾリル基、オキサゾリル基、イミダゾリル基、ナフトオ
キサゾリル基等)、前記のアリール基について列挙した
置換基によって置換された、複素環基、脂肪族基または
芳香族アシル基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基、アルキルカルバモイル基、アリールカルバモ
イル基、アルキルチオカルバモイル基またはアリールチ
オカルバモイル基を表してもよい。
【0032】式中R34は水素原子、炭素数1〜32、好ま
しくは1〜22の直鎖ないしは分岐鎖のアルキル、アルケ
ニル、環状アルキル、アラルキル、環状アルケニル基
(これらの基は前記R35について列挙した置換基を有し
てもよい)、アリール基および複素環基(これらは前記
R35について列挙した置換基を有してもよい)、アルコ
キシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エト
キシカルボニル基、ステアリルオキシカルボニル基)、
アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボ
ニル基、ナフトキシカルボニル基)、アラルキルオキシ
カルボニル基(例えばベンジルオキシカルボニル基)、
アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、ヘプタ
デシルオキシ基)、アリールオキシ基(例えばフェノキ
シ基、トリルオキシ基)、アルキルチオ基(例えばエチ
ルチオ基、ドデシルチオ基)、アリールチオ基(例えば
フェニルチオ基、α-ナフチルチオ基)、カルボキシル
基、アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ基、3-
〔(2,4-ジ-tert-アミルフェノキシ)アセトアミド〕ベ
ンズアミド基)、ジアシルアミノ基、N-アルキルアシル
アミノ基(例えばN-メチルプロピオンアミド基)、N-ア
リールアシルアミノ基(例えばN-フェニルアセトアミド
基)、ウレイド基(例えばウレイド基、N-アリールウレ
イド基、N-アルキルウレイド基)、ウレタン基、チオウ
レタン基、アリールアミノ基(例えばフェニルアミノ
基、N-メチルアニリノ基、ジフェニルアミノ基、N-アセ
チルアニリノ基、2-クロロ-5-テトラデカンアミドアニ
リノ基)、アルキルアミノ基(例えばn-ブチルアミノ
基、メチルアミノ基)、シクロアミノ基(例えばピペリ
ジノ基、ピロリジノ基)、複素環アミノ基(例えば4-ピ
リジルアミノ基、2-ベンゾオキサゾリルアミノ基)、ア
ルキルカルボニル基(例えばエチルカルボニル基)、ア
リールカルボニル基(例えばフェニルカルボニル基)、
スルホンアミド基(例えばアルキルスルホンアミド基、
アリールスルホンアミド基)、カルバモイル基(例えば
エチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、N-メ
チル-フェニルカルバモイル基、N-フェニルカルバモイ
ル基)、スルファモイル基(例えばN−アルキルスルフ
ァモイル基、N,N-ジアルキルスルファモイル基、N-アリ
ールスルファモイル基、N-アルキル-N-アリールスルフ
ァモイル基、N,N-ジアリールスルファモイル基)、シア
ノ基、ヒドロキシル基およびスルホ基のいずれかを表
す。
しくは1〜22の直鎖ないしは分岐鎖のアルキル、アルケ
ニル、環状アルキル、アラルキル、環状アルケニル基
(これらの基は前記R35について列挙した置換基を有し
てもよい)、アリール基および複素環基(これらは前記
R35について列挙した置換基を有してもよい)、アルコ
キシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エト
キシカルボニル基、ステアリルオキシカルボニル基)、
アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボ
ニル基、ナフトキシカルボニル基)、アラルキルオキシ
カルボニル基(例えばベンジルオキシカルボニル基)、
アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、ヘプタ
デシルオキシ基)、アリールオキシ基(例えばフェノキ
シ基、トリルオキシ基)、アルキルチオ基(例えばエチ
ルチオ基、ドデシルチオ基)、アリールチオ基(例えば
フェニルチオ基、α-ナフチルチオ基)、カルボキシル
基、アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ基、3-
〔(2,4-ジ-tert-アミルフェノキシ)アセトアミド〕ベ
ンズアミド基)、ジアシルアミノ基、N-アルキルアシル
アミノ基(例えばN-メチルプロピオンアミド基)、N-ア
リールアシルアミノ基(例えばN-フェニルアセトアミド
基)、ウレイド基(例えばウレイド基、N-アリールウレ
イド基、N-アルキルウレイド基)、ウレタン基、チオウ
レタン基、アリールアミノ基(例えばフェニルアミノ
基、N-メチルアニリノ基、ジフェニルアミノ基、N-アセ
チルアニリノ基、2-クロロ-5-テトラデカンアミドアニ
リノ基)、アルキルアミノ基(例えばn-ブチルアミノ
基、メチルアミノ基)、シクロアミノ基(例えばピペリ
ジノ基、ピロリジノ基)、複素環アミノ基(例えば4-ピ
リジルアミノ基、2-ベンゾオキサゾリルアミノ基)、ア
ルキルカルボニル基(例えばエチルカルボニル基)、ア
リールカルボニル基(例えばフェニルカルボニル基)、
スルホンアミド基(例えばアルキルスルホンアミド基、
アリールスルホンアミド基)、カルバモイル基(例えば
エチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、N-メ
チル-フェニルカルバモイル基、N-フェニルカルバモイ
ル基)、スルファモイル基(例えばN−アルキルスルフ
ァモイル基、N,N-ジアルキルスルファモイル基、N-アリ
ールスルファモイル基、N-アルキル-N-アリールスルフ
ァモイル基、N,N-ジアリールスルファモイル基)、シア
ノ基、ヒドロキシル基およびスルホ基のいずれかを表
す。
【0033】式中R36およびR37はそれぞれ、水素原子
または炭素数1〜32、好ましくは1〜22の直鎖あるいは
分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、環状アルキル基、
アラルキル基、もしくは環状アルケニル基を表し、これ
らは前記R35について列挙した置換基を有してもよい。
またR36あるいはR37はアリール基もしくは複素環基を
表してもよく、これらは前記R35について列挙した置換
基を有してもよい。またR36あるいはR37は、シアノ
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、
カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、スルホ基、
スルファモイル基、カルバモイル基、アシルアミノ基、
ジアリールアミノ基、ウレイド基、ウレタン基、スルホ
ンアミド基、アリールスルホニル基、アルキルスルホニ
ル基、アリールチオ基、アルキルチオ基、アルキルアミ
ノ基、ジアルキルアミノ基、アニリノ基、N-アリールア
ニリノ基、N-アルキルアニリノ基、N-アシルアニリノ基
またはヒドロキシル基を表してもよい。
または炭素数1〜32、好ましくは1〜22の直鎖あるいは
分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、環状アルキル基、
アラルキル基、もしくは環状アルケニル基を表し、これ
らは前記R35について列挙した置換基を有してもよい。
またR36あるいはR37はアリール基もしくは複素環基を
表してもよく、これらは前記R35について列挙した置換
基を有してもよい。またR36あるいはR37は、シアノ
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、
カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、スルホ基、
スルファモイル基、カルバモイル基、アシルアミノ基、
ジアリールアミノ基、ウレイド基、ウレタン基、スルホ
ンアミド基、アリールスルホニル基、アルキルスルホニ
ル基、アリールチオ基、アルキルチオ基、アルキルアミ
ノ基、ジアルキルアミノ基、アニリノ基、N-アリールア
ニリノ基、N-アルキルアニリノ基、N-アシルアニリノ基
またはヒドロキシル基を表してもよい。
【0034】R38,R39およびR40は各々通常の4当量
型フェノール基もしくはα-ナフトールカプラーにおい
て用いられる基を表し、具体的にはR38として水素原
子、ハロゲン原子、アルコキシカルボニルアミノ基、脂
肪族炭化水素残基、N-アリールウレイド基、アシルアミ
ノ基、アミノ基、スルホニルアミノ基、−O−R42または
−S−R42(但しR42は脂肪族炭化水素残基)が挙げら
れ、同一分子内に2個以上のR38が存在する場合には2
個以上のR38は異なる基であってもよく、脂肪族炭化水
素残基は置換基を有しているものを含む。また2個のR
38が共同して含窒素複素環核を形成してもよい。また、
これらの置換基がアリール基を含む場合、アリール基は
前記R35について列挙した置換基を有してもよい。
型フェノール基もしくはα-ナフトールカプラーにおい
て用いられる基を表し、具体的にはR38として水素原
子、ハロゲン原子、アルコキシカルボニルアミノ基、脂
肪族炭化水素残基、N-アリールウレイド基、アシルアミ
ノ基、アミノ基、スルホニルアミノ基、−O−R42または
−S−R42(但しR42は脂肪族炭化水素残基)が挙げら
れ、同一分子内に2個以上のR38が存在する場合には2
個以上のR38は異なる基であってもよく、脂肪族炭化水
素残基は置換基を有しているものを含む。また2個のR
38が共同して含窒素複素環核を形成してもよい。また、
これらの置換基がアリール基を含む場合、アリール基は
前記R35について列挙した置換基を有してもよい。
【0035】R39およびR40としては脂肪族炭化水素残
基、アリール基および複素環残基から選択される基を挙
げることができ、あるいはこれらの一方は水素原子であ
ってもよく、またこれらの基の置換基を有しているもの
も含む。またR39とR40は共同して含窒素複素環核を形
成してもよい。そして脂肪族炭化水素残基としては飽和
のもの、不飽和のもののいずれでもよく、また直鎖、分
岐あるいは環状のもののいずれでもよい。そして好まし
くはアルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、tert-ブチル、イソブチル、ドデ
シル、オクタデシル、シクロブチル、シクロヘキシル等
の各基)、アルケニル基(例えばアリル、オクテニル等
の各基)である。アリール基としてはフェニル基、ナフ
チル基等があり、また複素環残基としてはピリジニル、
キノリル、チエニル、ピペリジル、イミダゾリル等の各
基が代表的である。これら脂肪族炭化水素残基、アリー
ル基および複素環残基に導入される置換基としてはハロ
ゲン原子、ニトロ、ヒドロキシル、カルボキシル、アミ
ノ、置換アミノ、スルホ、アルキル、アルケニル、アリ
ール、複素環、アルコキシ、アリールオキシ、アリール
チオ、アリールアゾ、アシルアミノ、カルバモイル、エ
ステル、アシル、アシルオキシ、スルホンアミド、スル
ファモイル、スルホニル、モルホリノ等の各基が挙げら
れる。fは1〜4の整数、gは1〜3の整数、hは1〜
5の整数を表す。
基、アリール基および複素環残基から選択される基を挙
げることができ、あるいはこれらの一方は水素原子であ
ってもよく、またこれらの基の置換基を有しているもの
も含む。またR39とR40は共同して含窒素複素環核を形
成してもよい。そして脂肪族炭化水素残基としては飽和
のもの、不飽和のもののいずれでもよく、また直鎖、分
岐あるいは環状のもののいずれでもよい。そして好まし
くはアルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、tert-ブチル、イソブチル、ドデ
シル、オクタデシル、シクロブチル、シクロヘキシル等
の各基)、アルケニル基(例えばアリル、オクテニル等
の各基)である。アリール基としてはフェニル基、ナフ
チル基等があり、また複素環残基としてはピリジニル、
キノリル、チエニル、ピペリジル、イミダゾリル等の各
基が代表的である。これら脂肪族炭化水素残基、アリー
ル基および複素環残基に導入される置換基としてはハロ
ゲン原子、ニトロ、ヒドロキシル、カルボキシル、アミ
ノ、置換アミノ、スルホ、アルキル、アルケニル、アリ
ール、複素環、アルコキシ、アリールオキシ、アリール
チオ、アリールアゾ、アシルアミノ、カルバモイル、エ
ステル、アシル、アシルオキシ、スルホンアミド、スル
ファモイル、スルホニル、モルホリノ等の各基が挙げら
れる。fは1〜4の整数、gは1〜3の整数、hは1〜
5の整数を表す。
【0036】上記カプラー残基のうち、イエローカプラ
ー残基としては、一般式(Cp−1)において、R31が
tert−ブチル基または置換もしくは無置換のアリール
基、R32が置換もしくは無置換のアリール基を表す場
合、および一般式(Cp−2)において、R32およびR
33が置換もしくは無置換のアリール基を表す場合が好ま
しい。
ー残基としては、一般式(Cp−1)において、R31が
tert−ブチル基または置換もしくは無置換のアリール
基、R32が置換もしくは無置換のアリール基を表す場
合、および一般式(Cp−2)において、R32およびR
33が置換もしくは無置換のアリール基を表す場合が好ま
しい。
【0037】マゼンタカプラー残基として好ましいの
は、一般式(Cp−3)におけるR34がアシルアミノ
基、ウレイド基およびアリールアミノ基、R35が置換ア
リール基を表す場合、一般式(Cp−4)におけるR34
が、アシルアミノ基、ウレイド基、およびアリールアミ
ノ基、R36が水素原子を表す場合、そして、一般式(C
p−5)〜(Cp−8)においてR34およびR36あるい
はR37が直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、アルケニル
基、環状アルキル基、アラルキル基、環状アルケニル基
を表す場合である。
は、一般式(Cp−3)におけるR34がアシルアミノ
基、ウレイド基およびアリールアミノ基、R35が置換ア
リール基を表す場合、一般式(Cp−4)におけるR34
が、アシルアミノ基、ウレイド基、およびアリールアミ
ノ基、R36が水素原子を表す場合、そして、一般式(C
p−5)〜(Cp−8)においてR34およびR36あるい
はR37が直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、アルケニル
基、環状アルキル基、アラルキル基、環状アルケニル基
を表す場合である。
【0038】シアンカプラー残基としては、一般式(C
p−9)におけるR38が、2位のアシルアミノ基もしく
はウレイド基、5位がアシルアミノ基もしくはアルキル
基、そして6位が水素原子もしくは塩素原子を表す場合
と、一般式(Cp−11)におけるR38が5位の水素原
子、アシルアミノ基、スルホンアミド基、アルコキシカ
ルボニル基で、R39が水素原子で、さらにR40がフェニ
ル基、アルキル基、アルケニル基、環状アルキル基、ア
ラルキル基および環状アルケニル基を表す場合である。
p−9)におけるR38が、2位のアシルアミノ基もしく
はウレイド基、5位がアシルアミノ基もしくはアルキル
基、そして6位が水素原子もしくは塩素原子を表す場合
と、一般式(Cp−11)におけるR38が5位の水素原
子、アシルアミノ基、スルホンアミド基、アルコキシカ
ルボニル基で、R39が水素原子で、さらにR40がフェニ
ル基、アルキル基、アルケニル基、環状アルキル基、ア
ラルキル基および環状アルケニル基を表す場合である。
【0039】本発明で使用するポリマーカプラーにおい
て、一般式(Cp−1)〜(Cp−11)のZ1〜Z3およ
びYについて以下に詳しく説明する。Z1は水素原子、
ハロゲン原子、スルホ基、アシルオキシ基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アルキルチオ
基、アリールチオ基または複素環チオ基を表し、これら
の基はさらにアリール基(例えばフェニル基)、ニトロ
基、水酸基、シアノ基、スルホ基、アルコキシ基(例え
ばメトキシ基)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ
基)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ基)、アシル
アミノ基(例えばアセチルアミノ基)、スルホンアミド
基(例えばメタンスルホンアミド基)、スルファモイル
基(例えばメチルスルファモイル基)、ハロゲン原子
(例えばフッ素、塩素、臭素等)、カルボキシル基、カ
ルバモイル基(例えばメチルカルバモイル基)、アルコ
キシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基な
ど)、スルホニル基(例えばメチルスルホニル基)など
の置換基で置換されてもよい。
て、一般式(Cp−1)〜(Cp−11)のZ1〜Z3およ
びYについて以下に詳しく説明する。Z1は水素原子、
ハロゲン原子、スルホ基、アシルオキシ基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、アルキルチオ
基、アリールチオ基または複素環チオ基を表し、これら
の基はさらにアリール基(例えばフェニル基)、ニトロ
基、水酸基、シアノ基、スルホ基、アルコキシ基(例え
ばメトキシ基)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ
基)、アシルオキシ基(例えばアセトキシ基)、アシル
アミノ基(例えばアセチルアミノ基)、スルホンアミド
基(例えばメタンスルホンアミド基)、スルファモイル
基(例えばメチルスルファモイル基)、ハロゲン原子
(例えばフッ素、塩素、臭素等)、カルボキシル基、カ
ルバモイル基(例えばメチルカルバモイル基)、アルコ
キシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基な
ど)、スルホニル基(例えばメチルスルホニル基)など
の置換基で置換されてもよい。
【0040】Z2およびYは、水素原子、酸素原子、窒
素原子またはイオウ原子でカップリング位に結合してい
る離脱基を表し、Z2およびYが酸素原子、窒素原子ま
たはイオウ原子でカップリング位に結合している場合に
は、これらの原子は、アルキル基、アリール基、アルキ
ルスルホニル基、アリールスルホニル基、アルキルカル
ボニル、アリールカルボニル基または複素環基と結合し
ており、さらに窒素原子の場合には、その窒素原子を含
み5員環または6員環を形成して離脱基となりうる基を
意味する(例えばイミダゾリル基、ピラゾリル基、トリ
アゾリル基、テトラゾリル基など)。
素原子またはイオウ原子でカップリング位に結合してい
る離脱基を表し、Z2およびYが酸素原子、窒素原子ま
たはイオウ原子でカップリング位に結合している場合に
は、これらの原子は、アルキル基、アリール基、アルキ
ルスルホニル基、アリールスルホニル基、アルキルカル
ボニル、アリールカルボニル基または複素環基と結合し
ており、さらに窒素原子の場合には、その窒素原子を含
み5員環または6員環を形成して離脱基となりうる基を
意味する(例えばイミダゾリル基、ピラゾリル基、トリ
アゾリル基、テトラゾリル基など)。
【0041】上記のアルキル基、アリール基、複素環基
は、置換基を有していてもよく、具体的にはアルキル基
(例えばメチル基、エチル基など)、アルコキシ基(例
えばメトキシ基、エトキシ基など)、アリールオキシ基
(例えばフェニルオキシ基など)、アルコキシカルボニ
ル基(例えばメトキシカルボニル基など)、アシルアミ
ノ基(例えばアセチルアミノ基)、カルバモイル基、ア
ルキルカルバモイル基(例えばメチルカルバモイル基、
エチルカルバモイル基など)、ジアルキルカルバモイル
基(例えばジメチルカルバモイル基)、アリールカルバ
モイル基(フェニルカルバモイル基)、アルキルスルホ
ニル基(例えばメチルスルホニル基)、アリールスルホ
ニル基(例えばフェニルスルホニル基)、アルキルスル
ホンアミド基(例えばメタンスルホンアミド基)、アリ
ールスルホンアミド基(例えばフェニルスルホンアミド
基)、スルファモイル基、アルキルスルファモイル基
(例えばメチルスルファモイル基)、ジアルキルスルフ
ァモイル基(例えばジメチルスルファモイル基)、アル
キルチオ基(例えばメチルチオ基)、アリールチオ基
(例えばフェニルチオ基)、シアノ基、ニトロ基、ハロ
ゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素など)が挙げら
れ、この置換基が2個以上あるときは同じでも異なって
もよい。特に好ましい置換基としては、ハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
シアノ基が挙げられる。
は、置換基を有していてもよく、具体的にはアルキル基
(例えばメチル基、エチル基など)、アルコキシ基(例
えばメトキシ基、エトキシ基など)、アリールオキシ基
(例えばフェニルオキシ基など)、アルコキシカルボニ
ル基(例えばメトキシカルボニル基など)、アシルアミ
ノ基(例えばアセチルアミノ基)、カルバモイル基、ア
ルキルカルバモイル基(例えばメチルカルバモイル基、
エチルカルバモイル基など)、ジアルキルカルバモイル
基(例えばジメチルカルバモイル基)、アリールカルバ
モイル基(フェニルカルバモイル基)、アルキルスルホ
ニル基(例えばメチルスルホニル基)、アリールスルホ
ニル基(例えばフェニルスルホニル基)、アルキルスル
ホンアミド基(例えばメタンスルホンアミド基)、アリ
ールスルホンアミド基(例えばフェニルスルホンアミド
基)、スルファモイル基、アルキルスルファモイル基
(例えばメチルスルファモイル基)、ジアルキルスルフ
ァモイル基(例えばジメチルスルファモイル基)、アル
キルチオ基(例えばメチルチオ基)、アリールチオ基
(例えばフェニルチオ基)、シアノ基、ニトロ基、ハロ
ゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素など)が挙げら
れ、この置換基が2個以上あるときは同じでも異なって
もよい。特に好ましい置換基としては、ハロゲン原子、
アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
シアノ基が挙げられる。
【0042】Z2として好ましい基としては、窒素原子
もしくはイオウ原子でカップリング部位に結合する基が
挙げられ、Yとして好ましい基としては、塩素原子また
は酸素原子、窒素原子もしくはイオウ原子でカップリン
グ部位に結合する基である。
もしくはイオウ原子でカップリング部位に結合する基が
挙げられ、Yとして好ましい基としては、塩素原子また
は酸素原子、窒素原子もしくはイオウ原子でカップリン
グ部位に結合する基である。
【0043】Z3は水素原子または下記一般式(R−
1),(R−2),(R−3)、(R−4)または(R
−5)で表されるものである。
1),(R−2),(R−3)、(R−4)または(R
−5)で表されるものである。
【0044】(R−1) −OR43 R43は置換してもよいアリール基または複素環基を表
す。
す。
【0045】
【化4】
【0046】R44,R45は、各々水素原子、ハロゲン原
子、カルボン酸エステル、アミノ基、アルキル基、アル
キルチオ基、アルコキシ基、アルキルスルホニル基、ア
ルキルスルフィニル基、カルボン酸基、スルホン酸基、
無置換もしくは置換フェニル基または複素環を表わし、
これらの基は同じであっても異なってもよい。
子、カルボン酸エステル、アミノ基、アルキル基、アル
キルチオ基、アルコキシ基、アルキルスルホニル基、ア
ルキルスルフィニル基、カルボン酸基、スルホン酸基、
無置換もしくは置換フェニル基または複素環を表わし、
これらの基は同じであっても異なってもよい。
【0047】
【化5】
【0048】W1は式中の−CNC−とともに4員環、5員
環もしくは6員環を形成するのに要する非金属原子を表
す。
環もしくは6員環を形成するのに要する非金属原子を表
す。
【0049】一般式(R−5)のなかでも好ましいもの
として(R−6)〜(R−8)が挙げられる。
として(R−6)〜(R−8)が挙げられる。
【0050】
【化6】
【0051】式中のR46,R47は各々水素原子、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基ま
たはヒドロキシル基を、R48,R49およびR50は各々水
素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基または
アシル基を、W2は酸素またはイオウ原子を表す。
ル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基ま
たはヒドロキシル基を、R48,R49およびR50は各々水
素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基または
アシル基を、W2は酸素またはイオウ原子を表す。
【0052】本発明において、カプラー単量体として好
ましいのは(Cp−3)〜(Cp−8)で表されるマゼ
ンタカプラーであり、特に好ましいのは、(Cp−3)
で表される5-ピラゾロン骨核を有するマゼンタカプラー
である。
ましいのは(Cp−3)〜(Cp−8)で表されるマゼ
ンタカプラーであり、特に好ましいのは、(Cp−3)
で表される5-ピラゾロン骨核を有するマゼンタカプラー
である。
【0053】代表的なカプラー単量体について、以下に
構造を示すが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
構造を示すが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0054】
【化7】
【0055】
【化8】
【0056】
【化9】
【0057】
【化10】
【0058】
【化11】
【0059】
【化12】
【0060】
【化13】
【0061】
【化14】
【0062】
【化15】
【0063】
【化16】
【0064】
【化17】
【0065】
【化18】
【0066】
【化19】
【0067】
【化20】
【0068】
【化21】
【0069】
【化22】
【0070】下記に単量体化合物の合成例を示す。
【0071】合成例(1) 例示カプラーモノマー(MM−1)の製造;1-(2,4,6-
トリクロロフェニル)-3-アミノ-5-オキソ-2-ピラゾリン
139g(0.5モル)と酢酸350mlを約40℃下で撹拌し、こ
れに無水酢酸60mlを添加し5時間反応後、10℃以下に冷
却した。
トリクロロフェニル)-3-アミノ-5-オキソ-2-ピラゾリン
139g(0.5モル)と酢酸350mlを約40℃下で撹拌し、こ
れに無水酢酸60mlを添加し5時間反応後、10℃以下に冷
却した。
【0072】次いで、この反応混合物に臭素80.0g(0.
5モル)の酢酸60mlの溶液を適下した。1時間後反応混
合物を水1.5l中にゆっくりと注いだ。析出した結晶を
ロ別し、結晶をアセトニトリル中に懸濁洗浄しろ過して
結晶を得た。乾燥後の1-(2,4,6-トリクロロフェニル)
-3-アセチルアミノ-4-ブロモ-5-オキソ-2-ピラゾリンの
収量は136g(収率68%)であった。
5モル)の酢酸60mlの溶液を適下した。1時間後反応混
合物を水1.5l中にゆっくりと注いだ。析出した結晶を
ロ別し、結晶をアセトニトリル中に懸濁洗浄しろ過して
結晶を得た。乾燥後の1-(2,4,6-トリクロロフェニル)
-3-アセチルアミノ-4-ブロモ-5-オキソ-2-ピラゾリンの
収量は136g(収率68%)であった。
【0073】次に、この4-ブロモ体79.9g(0.2モ
ル)、ピラゾール40.8g(0.6モル)、2,6-ジ-tert-ブ
チル-4-メチルフェノール 11.9gをスルホラン200mlに
加えて約75℃で10時間反応した。室温に冷却後、酢酸エ
チル800mlと水600mlを加えて抽出し、酢酸エチル層を水
洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。
残油状物にアセトニトリルに溶解し晶析させ、1-(2,4,
6-トリクロロフェニル)-3-アセチルアミノ-4-ピラゾリ
ル-5-オキソ-2-ピラゾリン 40.2g(収率52%)を得
た。
ル)、ピラゾール40.8g(0.6モル)、2,6-ジ-tert-ブ
チル-4-メチルフェノール 11.9gをスルホラン200mlに
加えて約75℃で10時間反応した。室温に冷却後、酢酸エ
チル800mlと水600mlを加えて抽出し、酢酸エチル層を水
洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。
残油状物にアセトニトリルに溶解し晶析させ、1-(2,4,
6-トリクロロフェニル)-3-アセチルアミノ-4-ピラゾリ
ル-5-オキソ-2-ピラゾリン 40.2g(収率52%)を得
た。
【0074】次いで、この4-ピラゾリル体 38.6g(0.1
モル)をエタノール750ml中で加熱、還流しながら濃塩
酸70mlを加え5時間後、約10℃に冷却し、水酸化カリウ
ム49gのメタノール溶液500mlで中和し、水2.5lに注ぎ
析出する結晶をロ別し、3-アミノ-1-(2,4,6-トリクロ
ロフェニル)-4-ピラゾリル-5-オキソ-2-ピラゾリン 2
7.9g(収率81%)を得た。
モル)をエタノール750ml中で加熱、還流しながら濃塩
酸70mlを加え5時間後、約10℃に冷却し、水酸化カリウ
ム49gのメタノール溶液500mlで中和し、水2.5lに注ぎ
析出する結晶をロ別し、3-アミノ-1-(2,4,6-トリクロ
ロフェニル)-4-ピラゾリル-5-オキソ-2-ピラゾリン 2
7.9g(収率81%)を得た。
【0075】この3-アミノ体を水酸化ナトリウム16g
(0.4モル)およびγ-アミノ酪酸 21g(0.2モル)を水
100mlに溶解し、約0℃下で撹拌しイタコニルクロリド
17g(0.1モル)を約2時間で滴下したのち、約10℃下
で3時間撹拌した。次いで濃塩酸(36%)20mlを徐々に
加え酸性にしたのち、アセトニトリル200ml加え有機層
を分離、減圧下で溶媒を留去し析出する結晶を酢酸エチ
ルで再結晶し、ジ(エチル酢酸)イタコンアミド 19g
(収率62%)を得た。
(0.4モル)およびγ-アミノ酪酸 21g(0.2モル)を水
100mlに溶解し、約0℃下で撹拌しイタコニルクロリド
17g(0.1モル)を約2時間で滴下したのち、約10℃下
で3時間撹拌した。次いで濃塩酸(36%)20mlを徐々に
加え酸性にしたのち、アセトニトリル200ml加え有機層
を分離、減圧下で溶媒を留去し析出する結晶を酢酸エチ
ルで再結晶し、ジ(エチル酢酸)イタコンアミド 19g
(収率62%)を得た。
【0076】次にジ(エチル酢酸)イタコンアミド9.0
g(0.03モル)と3-アミノ-1-(2,4,6-トリクロロフェ
ニル)-4-ピラゾリル-5-オキソ-2-ピラゾリン 20.6g
(0.06モル)およびジシクロヘキシルカルボジイミド
(以下、DCCと略す)12.4g(0.06モル)をアセトニト
リル300mlに溶解し、約30℃で8時間撹拌した。この反
応混合物にDCCを2.1g(0.01モル)を添加後さらに
6時間撹拌した。沈澱物をロ別除去し、ろ液を減圧下溶
媒を留去し油状物をエタノール−酢酸エチルより再結晶
し、例示カプラーモノマー(MM−1)10g(収率35
%)を得た。
g(0.03モル)と3-アミノ-1-(2,4,6-トリクロロフェ
ニル)-4-ピラゾリル-5-オキソ-2-ピラゾリン 20.6g
(0.06モル)およびジシクロヘキシルカルボジイミド
(以下、DCCと略す)12.4g(0.06モル)をアセトニト
リル300mlに溶解し、約30℃で8時間撹拌した。この反
応混合物にDCCを2.1g(0.01モル)を添加後さらに
6時間撹拌した。沈澱物をロ別除去し、ろ液を減圧下溶
媒を留去し油状物をエタノール−酢酸エチルより再結晶
し、例示カプラーモノマー(MM−1)10g(収率35
%)を得た。
【0077】合成例(2) 例示カプラーモノマー(MM−4)の製造;イタコン酸
モノ-n-ブチルエステル37g(0.2モル)、3-アミノ-1-
(2,3-ジクロロフェニル)-5-オキソ-2-ピラゾリン35g
(0.2モル)およびDCCを41.3g(0.2モル)をアセト
ニトリル500mlに溶解し、約30℃で7時間撹拌した。こ
の反応混合物にDCCを8.3g(0.04モル)を添加後さ
らに5時間撹拌した。続いて沈澱物をろ別除去し、ろ液
を減圧下溶媒を留去し油状物をエタノール−酢酸エチル
より結晶化し、例示カプラーモノマー(MM−4)69g
(収率84%)を得た。
モノ-n-ブチルエステル37g(0.2モル)、3-アミノ-1-
(2,3-ジクロロフェニル)-5-オキソ-2-ピラゾリン35g
(0.2モル)およびDCCを41.3g(0.2モル)をアセト
ニトリル500mlに溶解し、約30℃で7時間撹拌した。こ
の反応混合物にDCCを8.3g(0.04モル)を添加後さ
らに5時間撹拌した。続いて沈澱物をろ別除去し、ろ液
を減圧下溶媒を留去し油状物をエタノール−酢酸エチル
より結晶化し、例示カプラーモノマー(MM−4)69g
(収率84%)を得た。
【0078】合成例(3) 例示カプラーモノマー(MM−9)の製造;無水イタコ
ン酸 4.5g(0.04モル)のテトラヒドロフラン100ml溶
液に合成例(1)で得た3-アミノ-1-(2,4,6-トリクロ
ロフェニル)-4-ピラゾリル-5-オキソ-2-ピラゾリン 1
3.8g(0.04モル)のテトラヒドロフラン150ml溶液を約
10℃下で滴下し、5時間撹拌したのち室温下でさらに10
時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去し、残油状物をアセ
トニトリルより結晶化した。エタノール−酢酸エチルよ
り再結晶し例示カプラーモノマー(MM−9)9.7g
(収率53%)を得た。
ン酸 4.5g(0.04モル)のテトラヒドロフラン100ml溶
液に合成例(1)で得た3-アミノ-1-(2,4,6-トリクロ
ロフェニル)-4-ピラゾリル-5-オキソ-2-ピラゾリン 1
3.8g(0.04モル)のテトラヒドロフラン150ml溶液を約
10℃下で滴下し、5時間撹拌したのち室温下でさらに10
時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去し、残油状物をアセ
トニトリルより結晶化した。エタノール−酢酸エチルよ
り再結晶し例示カプラーモノマー(MM−9)9.7g
(収率53%)を得た。
【0079】これらのカプラーモノマー化合物の構造
は、1H−NMRおよびマススペクトルより確認した。
は、1H−NMRおよびマススペクトルより確認した。
【0080】本発明に係わるポリマーカプラーは、一般
式〔I〕、〔II〕および〔III〕のいずれかで表される単
一組成の繰り返し単位からなるいわゆるホモポリマーで
あってもよく、また、これら一般式〔I〕、〔II〕および
〔III〕で表されるカプラーモノマーを2種以上で構成
される共重合体であってもよい。さらに一般式〔I〕、
〔II〕および〔III〕のうち少なくとも1種以上の繰り
返し単位を有しかつ芳香族第一級アミン現像主薬の酸化
生成物とカップリング反応しない非発色性不飽和エチレ
ン単量体であるコモノマーとの共重合体であってもよ
く、このコモノマーは2種以上含んでもよい。本発明に
おいて好ましいポリマーカプラーは、芳香族第一級アミ
ン現像主薬の酸化生成物とカップリング反応しない非発
色性不飽和エチレン単量体であるコモノマーとで共重合
体化されたものである。
式〔I〕、〔II〕および〔III〕のいずれかで表される単
一組成の繰り返し単位からなるいわゆるホモポリマーで
あってもよく、また、これら一般式〔I〕、〔II〕および
〔III〕で表されるカプラーモノマーを2種以上で構成
される共重合体であってもよい。さらに一般式〔I〕、
〔II〕および〔III〕のうち少なくとも1種以上の繰り
返し単位を有しかつ芳香族第一級アミン現像主薬の酸化
生成物とカップリング反応しない非発色性不飽和エチレ
ン単量体であるコモノマーとの共重合体であってもよ
く、このコモノマーは2種以上含んでもよい。本発明に
おいて好ましいポリマーカプラーは、芳香族第一級アミ
ン現像主薬の酸化生成物とカップリング反応しない非発
色性不飽和エチレン単量体であるコモノマーとで共重合
体化されたものである。
【0081】共重合しうるコモノマーの例には、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル、クロトン酸エス
テル、ビニルエステル、マレイン酸エステル、フマル酸
エステル、イタコン酸エステル、オレフィン類、スチレ
ン類等が挙げられる。
ル酸エステル、メタクリル酸エステル、クロトン酸エス
テル、ビニルエステル、マレイン酸エステル、フマル酸
エステル、イタコン酸エステル、オレフィン類、スチレ
ン類等が挙げられる。
【0082】これらのコモノマーについて更に具体的に
示すと、アクリル酸エステル誘導体、メタクリル酸エス
テル誘導体の無置換化合物であるアクリル酸、メタクリ
ル酸の他に、これらのエステル置換化合物の置換基とし
て以下のものが挙げられる。メチル基、エチル基、n-プ
ロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル
基、アミル基、ヘキシル基、2-エチルヘキシル基、オク
チル基、tert-オクチル基、ドデシル基、2-クロロエチ
ル基、2-ブロモエチル基、4-クロロブチル基、シアノエ
チル基、2-アセトキシエチル基、ジメチルアミノエチル
基、ベンジル基、メトキシベンジル基、2-クロロシクロ
ヘキシル基、シクロヘキシル基、フルフリル基、テトラ
ヒドロフルフリル基、フェニル基、5-ヒドロキシペンチ
ル基、2,2-ジメチル-3-ヒドロキシプロピル基、2-メト
キシエチル基、グリシジル基、3-メトキシブチル基、2-
エトキシエチル基、2-iso-プロポキシ基、2-ブトキシエ
チル基、2-(2-メトキシエトキシ)エチル基、2-(2-ブ
トキシエトキシ)エチル基、ω-メトキシオリゴオキシ
エチレン基(オキシエチレン繰り返し単位数:n=7、
9、11等)、ω-ヒドロキシオリゴオキシエチレン基
(オキシエチレン繰り返し単位数:n=7、9、11
等)、1-ブロモ-2-メトキシエチル基、1,1-ジクロロ-2-
エトキシエチル基などがあり、これらの置換基によって
構成されるアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エス
テルが挙げられる。
示すと、アクリル酸エステル誘導体、メタクリル酸エス
テル誘導体の無置換化合物であるアクリル酸、メタクリ
ル酸の他に、これらのエステル置換化合物の置換基とし
て以下のものが挙げられる。メチル基、エチル基、n-プ
ロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル
基、アミル基、ヘキシル基、2-エチルヘキシル基、オク
チル基、tert-オクチル基、ドデシル基、2-クロロエチ
ル基、2-ブロモエチル基、4-クロロブチル基、シアノエ
チル基、2-アセトキシエチル基、ジメチルアミノエチル
基、ベンジル基、メトキシベンジル基、2-クロロシクロ
ヘキシル基、シクロヘキシル基、フルフリル基、テトラ
ヒドロフルフリル基、フェニル基、5-ヒドロキシペンチ
ル基、2,2-ジメチル-3-ヒドロキシプロピル基、2-メト
キシエチル基、グリシジル基、3-メトキシブチル基、2-
エトキシエチル基、2-iso-プロポキシ基、2-ブトキシエ
チル基、2-(2-メトキシエトキシ)エチル基、2-(2-ブ
トキシエトキシ)エチル基、ω-メトキシオリゴオキシ
エチレン基(オキシエチレン繰り返し単位数:n=7、
9、11等)、ω-ヒドロキシオリゴオキシエチレン基
(オキシエチレン繰り返し単位数:n=7、9、11
等)、1-ブロモ-2-メトキシエチル基、1,1-ジクロロ-2-
エトキシエチル基などがあり、これらの置換基によって
構成されるアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エス
テルが挙げられる。
【0083】また、アクリルアミド誘導体やメタクリル
アミド誘導体としては、無置換のアクリルアミドおよび
メタクリルアミドがあり、これらの置換アミドの置換基
としては以下のものが挙げられる。メチル基、エチル
基、n-プロピル基、n-ブチル基、tert-ブチル基、n-オ
クチル基、ドデシル基、シクロヘキシル基、ベンジル
基、ヒドロキシメチル基、メトキシエチル基、ジメチル
アミノプロピル基、フェニル基、シアノエチル基等のN-
モノ置換誘導体が挙げられる。N,N-ジ置換誘導体として
は、N,N-ジメチル基あるいはN,N-ジエチル基を有するア
クリルアミド誘導体あるいはメタクリルアミド誘導体が
挙げられる。
アミド誘導体としては、無置換のアクリルアミドおよび
メタクリルアミドがあり、これらの置換アミドの置換基
としては以下のものが挙げられる。メチル基、エチル
基、n-プロピル基、n-ブチル基、tert-ブチル基、n-オ
クチル基、ドデシル基、シクロヘキシル基、ベンジル
基、ヒドロキシメチル基、メトキシエチル基、ジメチル
アミノプロピル基、フェニル基、シアノエチル基等のN-
モノ置換誘導体が挙げられる。N,N-ジ置換誘導体として
は、N,N-ジメチル基あるいはN,N-ジエチル基を有するア
クリルアミド誘導体あるいはメタクリルアミド誘導体が
挙げられる。
【0084】ビニルエステル類の例としては、ビニルア
セテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、
ビニルイソブチレート、ビニルカプレート、ビニルクロ
ロアセテート、ビニルメトキシアセテート、ビニルフェ
ニルアセテート、安息香酸ビニル、サリチル酸ビニルな
どが挙げられる。
セテート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、
ビニルイソブチレート、ビニルカプレート、ビニルクロ
ロアセテート、ビニルメトキシアセテート、ビニルフェ
ニルアセテート、安息香酸ビニル、サリチル酸ビニルな
どが挙げられる。
【0085】またオレフィン類の例としては、ジシクロ
ペンタジエン、エチレン、プロピレン、1-ブテン、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、イソプレン、クロロプレン、
ブタジエン、2,3-ジメチルブタジエン等が挙げられる。
ペンタジエン、エチレン、プロピレン、1-ブテン、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、イソプレン、クロロプレン、
ブタジエン、2,3-ジメチルブタジエン等が挙げられる。
【0086】スチレン類としては、例えば、スチレン、
メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレ
ン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、クロロメ
チルスチレン、メトキシスチレン、アセトキシスチレ
ン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレ
ン、ビニル安息香酸メチルエステルなどが挙げられる。
メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレ
ン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、クロロメ
チルスチレン、メトキシスチレン、アセトキシスチレ
ン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレ
ン、ビニル安息香酸メチルエステルなどが挙げられる。
【0087】クロトン酸エステルとしては、クロトン酸
ブチル、クロトン酸ヘキシルなどが挙げられる。
ブチル、クロトン酸ヘキシルなどが挙げられる。
【0088】また、イタコン酸エステル類としては、イ
タコン酸モノメチルエステル、イタコン酸ジメチル、イ
タコン酸モノブチルエステル、イタコン酸ジエチル、イ
タコン酸ジブチルなどが挙げられる。
タコン酸モノメチルエステル、イタコン酸ジメチル、イ
タコン酸モノブチルエステル、イタコン酸ジエチル、イ
タコン酸ジブチルなどが挙げられる。
【0089】マレイン酸エステルとしては、例えばマレ
イン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸
ジエチル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸ジブチル
などが挙げられる。
イン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸
ジエチル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸ジブチル
などが挙げられる。
【0090】フマル酸ジエステルとしては、例えばフマ
ル酸ジエチル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジブチルな
どが挙げられる。
ル酸ジエチル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジブチルな
どが挙げられる。
【0091】その他のコモノマーの例としては、次のも
のが挙げられる。
のが挙げられる。
【0092】ビニルケトン類、例えばメチルビニルケト
ン、フェニルビニルケトン、メトキシエチルビニルケト
ンなどが挙げられる。
ン、フェニルビニルケトン、メトキシエチルビニルケト
ンなどが挙げられる。
【0093】ヘテロ環含有ビニルモノマーとしては、N-
ビニルピリジンおよび2-および4-ビニルピリジン、ビニ
ルイミダゾール、ビニルオキサゾール、ビニルトリアゾ
ール、N-ビニル-2-ピロリドンなどが挙げられる。
ビニルピリジンおよび2-および4-ビニルピリジン、ビニ
ルイミダゾール、ビニルオキサゾール、ビニルトリアゾ
ール、N-ビニル-2-ピロリドンなどが挙げられる。
【0094】不飽和ニトリル類としては、アクリロニト
リル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。
リル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。
【0095】多官能性モノマーとしては、例えばジビニ
ルベンゼン、メチレンビスアクリルアミド、エチレング
リコールジメタクリレートなどが挙げられる。さらに米
国特許第3,459,790号、同第3,438,708号、同第3,554,98
7号、同第4,215,195号、同第4,247,673号、特開昭57−2
05735号公報明細書等に記載されている架橋性モノマー
を用いることもできる。これらの架橋性モノマーの例と
しては、具体的にはN-(2-アセトアセトキシエチル)ア
クリルアミド、N-〔2-(2-アセトキシエトキシ)エチ
ル〕アクリルアミド等を挙げることができる。
ルベンゼン、メチレンビスアクリルアミド、エチレング
リコールジメタクリレートなどが挙げられる。さらに米
国特許第3,459,790号、同第3,438,708号、同第3,554,98
7号、同第4,215,195号、同第4,247,673号、特開昭57−2
05735号公報明細書等に記載されている架橋性モノマー
を用いることもできる。これらの架橋性モノマーの例と
しては、具体的にはN-(2-アセトアセトキシエチル)ア
クリルアミド、N-〔2-(2-アセトキシエトキシ)エチ
ル〕アクリルアミド等を挙げることができる。
【0096】これらのコモノマーの中で共重合性および
生成したポリマーカプラーの発色性、生成色素の色調か
ら、好ましく用いられるコモノマーには、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル、
スチレン類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類お
よびそれらの誘導体が含まれる。
生成したポリマーカプラーの発色性、生成色素の色調か
ら、好ましく用いられるコモノマーには、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、マレイン酸エステル、
スチレン類、アクリルアミド類、メタクリルアミド類お
よびそれらの誘導体が含まれる。
【0097】これらのコモノマーは、2種以上を併用し
てもよい。2種以上併用する場合の組み合わせとして
は、例えば、スチレンとn-ブチルアクリレート、メチル
アクリレートとn-ブチルアクリレートなどが挙げられ
る。
てもよい。2種以上併用する場合の組み合わせとして
は、例えば、スチレンとn-ブチルアクリレート、メチル
アクリレートとn-ブチルアクリレートなどが挙げられ
る。
【0098】本発明に係わるポリマーカプラーは、芳香
族第一級アミン現像主薬の酸化生成物とカップリング反
応しない非発色性不飽和エチレン単量体であるコモノマ
ーとの共重合体が好ましいが、この場合、好ましくは一
般式〔I〕、〔II〕または〔III〕のいずれかで示される
カプラーモノマーの繰り返し単位が重合体全体の重量の
10%〜85%含む場合、好ましくは20%から70%であるこ
とが好ましい。
族第一級アミン現像主薬の酸化生成物とカップリング反
応しない非発色性不飽和エチレン単量体であるコモノマ
ーとの共重合体が好ましいが、この場合、好ましくは一
般式〔I〕、〔II〕または〔III〕のいずれかで示される
カプラーモノマーの繰り返し単位が重合体全体の重量の
10%〜85%含む場合、好ましくは20%から70%であるこ
とが好ましい。
【0099】ポリマーカプラーラテックスは、カプラー
単量体を基準として銀1モルあたり0.005モル〜0.5モ
ル、好ましくは0.01モル〜0.1モル添加するのがよい。
単量体を基準として銀1モルあたり0.005モル〜0.5モ
ル、好ましくは0.01モル〜0.1モル添加するのがよい。
【0100】本発明のポリマーカプラーは乳化重合法で
合成してもよく、あるいは単量体カプラーの重合で得た
親油性ポリマーカプラーを有機溶媒中に溶解したものを
ゼラチン水溶液中にラテックスの形で分散してもよい。
乳化重合法については米国特許第4,080,211号、同第3,3
70,952号に、また親油性ポリマーカプラーをゼラチン水
溶液中にラテックスの形で分散する方法については米国
特許第3,451,820号に記載されている方法を用いること
ができる。
合成してもよく、あるいは単量体カプラーの重合で得た
親油性ポリマーカプラーを有機溶媒中に溶解したものを
ゼラチン水溶液中にラテックスの形で分散してもよい。
乳化重合法については米国特許第4,080,211号、同第3,3
70,952号に、また親油性ポリマーカプラーをゼラチン水
溶液中にラテックスの形で分散する方法については米国
特許第3,451,820号に記載されている方法を用いること
ができる。
【0101】これらの方法はホモポリマーの形成および
コポリマーの形成にも応用でき、後者の場合、コモノマ
ーは液体であるとよく、乳化重合する場合には固体であ
るカプラーモノマーの溶媒としても作用する。
コポリマーの形成にも応用でき、後者の場合、コモノマ
ーは液体であるとよく、乳化重合する場合には固体であ
るカプラーモノマーの溶媒としても作用する。
【0102】本発明のポリマーカプラーの乳化重合法お
よび溶液重合法に用いられる重合開始剤としては、水溶
性重合開始剤と親油性重合開始剤が用いられている。水
溶性開始剤としては、例えば過硫酸カリウム、過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩類、4,4′-
アゾビス-4-シアノ吉草酸ナトリウムや2,2′-アゾビス
(2-アミジノプロパン)塩酸塩等の水溶性アゾ化合物、
過酸化水素等を用いることができる。また溶液重合法に
用いられる親油性重合開始剤としては、アゾビスイソブ
チロニトリル、2,2′-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニ
トリル)、2,2′-アゾビス(4-メトキシ-2,4-ジメチル
バレロニトリル)、1,1′-アゾビス(シクロヘキサン-1
-カルボニトリル)等の親油性アゾ化合物、過酸化ベン
ゾイル、ラウリルパーオキシド、ジイソプロピルパーオ
キシジカルボネート、ジ-tert-ブチルパーオキシド等の
親油性過酸化物を挙げることができる。
よび溶液重合法に用いられる重合開始剤としては、水溶
性重合開始剤と親油性重合開始剤が用いられている。水
溶性開始剤としては、例えば過硫酸カリウム、過硫酸ア
ンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩類、4,4′-
アゾビス-4-シアノ吉草酸ナトリウムや2,2′-アゾビス
(2-アミジノプロパン)塩酸塩等の水溶性アゾ化合物、
過酸化水素等を用いることができる。また溶液重合法に
用いられる親油性重合開始剤としては、アゾビスイソブ
チロニトリル、2,2′-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニ
トリル)、2,2′-アゾビス(4-メトキシ-2,4-ジメチル
バレロニトリル)、1,1′-アゾビス(シクロヘキサン-1
-カルボニトリル)等の親油性アゾ化合物、過酸化ベン
ゾイル、ラウリルパーオキシド、ジイソプロピルパーオ
キシジカルボネート、ジ-tert-ブチルパーオキシド等の
親油性過酸化物を挙げることができる。
【0103】乳化重合法において用いられる乳化剤とし
ては、界面活性剤、高分子保護コロイドおよび共重合乳
化剤が挙げられる。界面活性剤としては、当該分野にお
いては公知のアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤および両性界面活性剤が挙
げられる。アニオン性界面活性剤としては、石ケン類、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸
ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ノ
ニオン性界面活性剤の硫酸塩が挙げられる。ノニオン性
界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリン酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリル酸エ
ステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブ
ロック共重合体等が挙げられる。またカチオン性界面活
性剤の例としては、アルキルピリジニウム塩、第3アミ
ン類等が挙げられる。また両性界面活性剤の例として
は、ジメチルアルキルベタイン類、アルキルグリシン類
等が挙げられる。また高分子保護コロイドとしてはポリ
ビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース等が挙
げられる。また保護コロイドは、単独で乳化剤として用
いてもよく、また他の界面活性剤と組み合わせてもよ
い。これらの界面活性剤の種類およびその作用について
は、Belgische Chemische Industrie,28巻,16−20頁
(1963)に記載されている。
ては、界面活性剤、高分子保護コロイドおよび共重合乳
化剤が挙げられる。界面活性剤としては、当該分野にお
いては公知のアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活
性剤、カチオン性界面活性剤および両性界面活性剤が挙
げられる。アニオン性界面活性剤としては、石ケン類、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸
ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ノ
ニオン性界面活性剤の硫酸塩が挙げられる。ノニオン性
界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリン酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリル酸エ
ステル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブ
ロック共重合体等が挙げられる。またカチオン性界面活
性剤の例としては、アルキルピリジニウム塩、第3アミ
ン類等が挙げられる。また両性界面活性剤の例として
は、ジメチルアルキルベタイン類、アルキルグリシン類
等が挙げられる。また高分子保護コロイドとしてはポリ
ビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース等が挙
げられる。また保護コロイドは、単独で乳化剤として用
いてもよく、また他の界面活性剤と組み合わせてもよ
い。これらの界面活性剤の種類およびその作用について
は、Belgische Chemische Industrie,28巻,16−20頁
(1963)に記載されている。
【0104】乳化重合は上述のラジカル重合開始剤を用
いて一般に20〜100℃、好ましくは35〜90℃の温度で行
われる。重合反応は通常重合すべき単量体重量に対して
0.01〜10%のラジカル重合開始剤が用いられ、必要に応
じて反応後期にさらに重合開始剤を添加してもよい。
いて一般に20〜100℃、好ましくは35〜90℃の温度で行
われる。重合反応は通常重合すべき単量体重量に対して
0.01〜10%のラジカル重合開始剤が用いられ、必要に応
じて反応後期にさらに重合開始剤を添加してもよい。
【0105】溶液重合法等によって合成された親油性ポ
リマーカプラーのゼラチン水溶液中にラテックスの形で
分散するには、まず親油性ポリマーカプラーを有機溶媒
中に溶かしたのち、これをゼラチン水溶液中にラテック
スの形で分散する方法については、まず親油性ポリマー
カプラーを有機溶媒中に溶解したのち、これをゼラチン
水溶液中に分散剤の助けをかりて、超音波、コロイドミ
ル等によりラテックス状に分散する。親油性ポリマーカ
プラーをゼラチン中にラテックスの形で分散する方法に
ついては米国特許第3,451,820号に記載されている親油
性ポリマーを溶解する有機溶媒として、エステル類例え
ば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等、アルコー
ル類、ケトン類、ハロゲン化炭化水素、エーテル類等を
用いることができる。またこれらの有機溶媒は、単独で
または2種以上を組み合わせて用いることができる。
リマーカプラーのゼラチン水溶液中にラテックスの形で
分散するには、まず親油性ポリマーカプラーを有機溶媒
中に溶かしたのち、これをゼラチン水溶液中にラテック
スの形で分散する方法については、まず親油性ポリマー
カプラーを有機溶媒中に溶解したのち、これをゼラチン
水溶液中に分散剤の助けをかりて、超音波、コロイドミ
ル等によりラテックス状に分散する。親油性ポリマーカ
プラーをゼラチン中にラテックスの形で分散する方法に
ついては米国特許第3,451,820号に記載されている親油
性ポリマーを溶解する有機溶媒として、エステル類例え
ば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等、アルコー
ル類、ケトン類、ハロゲン化炭化水素、エーテル類等を
用いることができる。またこれらの有機溶媒は、単独で
または2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0106】次に本発明のポリマーカプラーの製造につ
いて以下に具体的に示すが本発明はこれに限定されるも
のではない。
いて以下に具体的に示すが本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0107】ポリマーカプラーラテックスの製法 ポリマー合成例(1) カプラーモノマー(MM−1)とn-ブチルアクリレート
のコポリマーラテックス(カプラーラテックス(A))
の製造 例示カプラーモノマー(MM−1)8gとn-ブチルアク
リレート12gをエタノール150mlに加熱溶解した。オレ
イルメチルタウライドのナトリウム塩1.06gを650mlの
脱イオン水に溶解し、窒素気流下80℃に加熱して撹拌
し、過硫酸カリウム220mgの10ml水溶液を加えた。次い
で前述のエタノール溶液を30分間かけて滴下した。滴下
後85℃で1時間加熱撹拌後、過硫酸カリウム45mgの5ml
水溶液を加え、さらに5時間撹拌し、未反応のn-ブチル
アクリレートと水を共沸混合物として留去し反応液を濃
縮した。形成したラテックスを室温まで冷却し、1N水
酸化ナトリウムでpHを6.0に調整したのちろ過した。ラ
テックスの重合体濃度は10.9%、窒素分析の結果、共重
合体中のカプラーモノマー含有率は38.9%であった。
のコポリマーラテックス(カプラーラテックス(A))
の製造 例示カプラーモノマー(MM−1)8gとn-ブチルアク
リレート12gをエタノール150mlに加熱溶解した。オレ
イルメチルタウライドのナトリウム塩1.06gを650mlの
脱イオン水に溶解し、窒素気流下80℃に加熱して撹拌
し、過硫酸カリウム220mgの10ml水溶液を加えた。次い
で前述のエタノール溶液を30分間かけて滴下した。滴下
後85℃で1時間加熱撹拌後、過硫酸カリウム45mgの5ml
水溶液を加え、さらに5時間撹拌し、未反応のn-ブチル
アクリレートと水を共沸混合物として留去し反応液を濃
縮した。形成したラテックスを室温まで冷却し、1N水
酸化ナトリウムでpHを6.0に調整したのちろ過した。ラ
テックスの重合体濃度は10.9%、窒素分析の結果、共重
合体中のカプラーモノマー含有率は38.9%であった。
【0108】ポリマー合成例(2) カプラーモノマー(MM−4)とエチルアクリレートの
コポリマーラテックス(カプラーラテックス(B))の
製造 例示カプラーモノマー(MM−4)12gとエチルアクリ
レート8gをエタノール150mlに加熱溶解した。オレイ
ルメチルタウライドのナトリウム塩1.06gを650mlの脱
イオン水に溶解し、窒素気流下80℃に加熱して撹拌し、
過硫酸カリウム220mgの10ml水溶液を加えた。次いで前
述のエタノール溶液を30分間かけて滴下した。滴下後85
℃で1時間加熱撹拌後、過硫酸カリウム45mgの5ml水溶
液を加え、さらに6時間撹拌後、未反応のエチルアクリ
レートと水を共沸混合物として留去した。形成したラテ
ックスを室温まで冷却し、1N水酸ナトリウムでpHを6.
0に調整したのちろ過した。ラテックスの重合体濃度は1
1.6%、窒素分析の結果、共重合体中のカプラーモノマ
ー含有率は56.4%であった。
コポリマーラテックス(カプラーラテックス(B))の
製造 例示カプラーモノマー(MM−4)12gとエチルアクリ
レート8gをエタノール150mlに加熱溶解した。オレイ
ルメチルタウライドのナトリウム塩1.06gを650mlの脱
イオン水に溶解し、窒素気流下80℃に加熱して撹拌し、
過硫酸カリウム220mgの10ml水溶液を加えた。次いで前
述のエタノール溶液を30分間かけて滴下した。滴下後85
℃で1時間加熱撹拌後、過硫酸カリウム45mgの5ml水溶
液を加え、さらに6時間撹拌後、未反応のエチルアクリ
レートと水を共沸混合物として留去した。形成したラテ
ックスを室温まで冷却し、1N水酸ナトリウムでpHを6.
0に調整したのちろ過した。ラテックスの重合体濃度は1
1.6%、窒素分析の結果、共重合体中のカプラーモノマ
ー含有率は56.4%であった。
【0109】ポリマー合成例(3) カプラーモノマー(MM−4)とn−ブチルアクリレー
トの親油性ポリマーカプラーのラテックス(A’)の製
造 例示カプラーモノマー(MM−4)12g、n-ブチルアク
リレート8gをジオキサン95mlに溶解し、80℃で窒素気
流下で撹拌し、ジオキサン5mlに溶解した4,4′-アゾビ
ス(4-シアノペンタン酸)270mgを添加し8時間反応し
た。反応混合物を水1l中に滴下し、析出した固体をろ
別し水で洗浄後乾燥した。さらに、この固体を酢酸エチ
ルに溶解しn-ヘキサンで再沈精製した。次いで減圧下乾
燥を行い16.2g(収率81%)のポリマーカプラーを得
た。窒素分析の結果、共重合体中のカプラーモノマー含
有率は53.6%であった。
トの親油性ポリマーカプラーのラテックス(A’)の製
造 例示カプラーモノマー(MM−4)12g、n-ブチルアク
リレート8gをジオキサン95mlに溶解し、80℃で窒素気
流下で撹拌し、ジオキサン5mlに溶解した4,4′-アゾビ
ス(4-シアノペンタン酸)270mgを添加し8時間反応し
た。反応混合物を水1l中に滴下し、析出した固体をろ
別し水で洗浄後乾燥した。さらに、この固体を酢酸エチ
ルに溶解しn-ヘキサンで再沈精製した。次いで減圧下乾
燥を行い16.2g(収率81%)のポリマーカプラーを得
た。窒素分析の結果、共重合体中のカプラーモノマー含
有率は53.6%であった。
【0110】上記ポリマーカプラー10gを酢酸エチル75
ml中に加熱溶解し、この溶液にラウリル硫酸ナトリウム
の10wt%水溶液6mlとゼラチン5wt%水溶液100mlの混
合液を加え超音波分散を行った。その後減圧蒸留にて酢
酸エチルを除去しポリマーカプラーのラテックス
(A’)を得た。
ml中に加熱溶解し、この溶液にラウリル硫酸ナトリウム
の10wt%水溶液6mlとゼラチン5wt%水溶液100mlの混
合液を加え超音波分散を行った。その後減圧蒸留にて酢
酸エチルを除去しポリマーカプラーのラテックス
(A’)を得た。
【0111】ポリマー合成例(4) カプラーモノマー(MM−9)、n-ブチルアクリレート
およびスチレンの親油性ポリマーカプラーのラテックス
(B’)の製造 例示カプラーモノマー(MM−9)10g、n-ブチルアク
リレート5g、スチレン5gをジオキサン95mlに溶解
し、80℃で窒素気流下で撹拌し、ジオキサン5mlに溶解
した4,4′-アゾビス(4-シアノペンタン酸)270mgを添
加し12時間反応した。反応混合物を水1l中に滴下し、
析出した固体をロ別し水で洗浄後乾燥した。さらに、こ
の固体を酢酸エチルに溶解しn-ヘキサンで再沈精製し
た。次いで減圧下乾燥を行い14.4g(収率72%)のポリ
マーカプラーを得た。窒素分析の結果、共重合体中のカ
プラーモノマー含有率は46.8%であった。
およびスチレンの親油性ポリマーカプラーのラテックス
(B’)の製造 例示カプラーモノマー(MM−9)10g、n-ブチルアク
リレート5g、スチレン5gをジオキサン95mlに溶解
し、80℃で窒素気流下で撹拌し、ジオキサン5mlに溶解
した4,4′-アゾビス(4-シアノペンタン酸)270mgを添
加し12時間反応した。反応混合物を水1l中に滴下し、
析出した固体をロ別し水で洗浄後乾燥した。さらに、こ
の固体を酢酸エチルに溶解しn-ヘキサンで再沈精製し
た。次いで減圧下乾燥を行い14.4g(収率72%)のポリ
マーカプラーを得た。窒素分析の結果、共重合体中のカ
プラーモノマー含有率は46.8%であった。
【0112】上記ポリマーカプラーをポリマー合成例
(3)と同様に処理し、ポリマーカプラーのラテックス
(B’)を得た。
(3)と同様に処理し、ポリマーカプラーのラテックス
(B’)を得た。
【0113】ポリマー合成例(5) 前記カプラーモノマーを用いてポリマー合成例(1)、(2)
(製法Iと呼ぶ。)およびポリマー合成例(3)、(4)(製
法IIと呼ぶ。)の共重合体と同じ方法で下記のポリマー
カプラーのラテックスを得た。
(製法Iと呼ぶ。)およびポリマー合成例(3)、(4)(製
法IIと呼ぶ。)の共重合体と同じ方法で下記のポリマー
カプラーのラテックスを得た。
【0114】下記に得られたポリマーカプラーを示す。
【0115】
【化23】
【0116】
【化24】
【0117】
【化25】
【0118】
【化26】
【0119】本発明におけるポリマーカプラーのラテッ
クスは単独で、あるいは一般によく知られたカプラーと
混合して用いることができる。本発明のポリマーカプラ
ーのラテックスと同じ色素画像形成性カプラーでもよ
く、また異なる色素画像形成性カプラーでもよい。また
色補正用効果をもつカラードカプラーあるいは現像抑制
剤放出(DIR)カプラー、カップリング反応によって
形成される生成物が無色である(ワイス)カプラーも本
発明のポリマーカプラーと併用して使用することができ
る。混合しうるカプラーは分子中にバラスト基と呼ばれ
る疎水性基を有する非拡散性のカプラーが望ましいが、
米国特許第4,080,211号、同第3,163,625号、同第3,451,
820号、同第4,215,195号、英国特許第1,247,688号、特
開昭57-94752号、同58-28745号、同58-42044号、同58-4
3955号、各公報明細書に記載されているポリマーカプラ
ーやスルホン酸基またはカルボン酸基を有する水溶性ポ
リマーカプラーでもよい。
クスは単独で、あるいは一般によく知られたカプラーと
混合して用いることができる。本発明のポリマーカプラ
ーのラテックスと同じ色素画像形成性カプラーでもよ
く、また異なる色素画像形成性カプラーでもよい。また
色補正用効果をもつカラードカプラーあるいは現像抑制
剤放出(DIR)カプラー、カップリング反応によって
形成される生成物が無色である(ワイス)カプラーも本
発明のポリマーカプラーと併用して使用することができ
る。混合しうるカプラーは分子中にバラスト基と呼ばれ
る疎水性基を有する非拡散性のカプラーが望ましいが、
米国特許第4,080,211号、同第3,163,625号、同第3,451,
820号、同第4,215,195号、英国特許第1,247,688号、特
開昭57-94752号、同58-28745号、同58-42044号、同58-4
3955号、各公報明細書に記載されているポリマーカプラ
ーやスルホン酸基またはカルボン酸基を有する水溶性ポ
リマーカプラーでもよい。
【0120】また併用しうる色素画像形成性カプラーの
例としては、米国特許第2,600,788号、同第2,983,608
号、同第3,062,653号、同第3,127,269号、同第3,311,47
6号、同第3,419,391号、同第3,519,429号、同第3,558,3
19号、同第3,582,322号、同第3,615,506号、同第3,834,
908号、同第3,891,445号、西独特許第1,810,464号、西
独特許出願(OLS)2,408,665号、同第2,417,945号、
同第2,418,959号、同第2,424,467号、特公昭40-6031
号、特開昭51-20826号、同52-58922号、同49-129538
号、同49-74027号、同50-159336号、同52-42121号、同4
9-74028号、同50-60233号、同51-26541号、同53-35122
号に記載されているカプラーが挙げられる。
例としては、米国特許第2,600,788号、同第2,983,608
号、同第3,062,653号、同第3,127,269号、同第3,311,47
6号、同第3,419,391号、同第3,519,429号、同第3,558,3
19号、同第3,582,322号、同第3,615,506号、同第3,834,
908号、同第3,891,445号、西独特許第1,810,464号、西
独特許出願(OLS)2,408,665号、同第2,417,945号、
同第2,418,959号、同第2,424,467号、特公昭40-6031
号、特開昭51-20826号、同52-58922号、同49-129538
号、同49-74027号、同50-159336号、同52-42121号、同4
9-74028号、同50-60233号、同51-26541号、同53-35122
号に記載されているカプラーが挙げられる。
【0121】また併用しうるカラードカプラーの例とし
ては、米国特許第3,418,062号、同第3,227,554号、同第
3,733,201号、同第3,617,291号、同第3,703,375号、同
第3,615,506号、同第3,265,506号、同第3,620,745号、
同第3,632,345号、同第3,869,291号、同第3,642,485
号、同第3,770,436号、同第3,808,945号、英国特許第1,
201,110号、同第1,236,767号に記載されているカラード
カプラーが挙げられる。
ては、米国特許第3,418,062号、同第3,227,554号、同第
3,733,201号、同第3,617,291号、同第3,703,375号、同
第3,615,506号、同第3,265,506号、同第3,620,745号、
同第3,632,345号、同第3,869,291号、同第3,642,485
号、同第3,770,436号、同第3,808,945号、英国特許第1,
201,110号、同第1,236,767号に記載されているカラード
カプラーが挙げられる。
【0122】上記のカプラーを米国特許第2,669,158
号、同第2,304,940号、同第2,322,027号、同第2,772,16
3号、同第2,801,171号、英国特許第1,151,590号等に記
載の方法で親水性コロイドに分散しその分散物を特公昭
48-30494号、同51-39853号公報明細書に記載された方法
で本発明のポリマーカプラーのラテックスに含浸(ロー
ド)して使用することもできる。ここで含浸(ロード)
とは、疎水性カプラーがポリマーカプラーのラテックス
内部に含まれる状態、あるいはカプラーのラテックス表
面に沈積している状態を意味する。しかし、含浸(ロー
ド)がいかなる機構で起きるかは正確にはわかっていな
い。
号、同第2,304,940号、同第2,322,027号、同第2,772,16
3号、同第2,801,171号、英国特許第1,151,590号等に記
載の方法で親水性コロイドに分散しその分散物を特公昭
48-30494号、同51-39853号公報明細書に記載された方法
で本発明のポリマーカプラーのラテックスに含浸(ロー
ド)して使用することもできる。ここで含浸(ロード)
とは、疎水性カプラーがポリマーカプラーのラテックス
内部に含まれる状態、あるいはカプラーのラテックス表
面に沈積している状態を意味する。しかし、含浸(ロー
ド)がいかなる機構で起きるかは正確にはわかっていな
い。
【0123】本発明のポリマーカプラーは、米国特許2,
336,327号、同2,728,659号、同2,336,327号、同2,403,7
21号、同2,701,197号、同3,700,453号などに記載のステ
イン防止剤、英国特許1,326,889号、米国特許3,432,300
号、同3,698,909号、同3,574,627号、同3,573,050号、
同3,764,337号などに記載の色素像安定剤、西独国公開
2,529,350号、同2,448,063号、同2,610,546号、米国特
許3,928,041号、同3,958,993号、同3,961,959号、同4,0
49,455号、同4,052,213号、同3,379,529号、同3,043,69
0号、同3,364,022号、同3,297,445号、同3,287,129号、
などに記載のDIR化合物を併用して使用することもで
きる。
336,327号、同2,728,659号、同2,336,327号、同2,403,7
21号、同2,701,197号、同3,700,453号などに記載のステ
イン防止剤、英国特許1,326,889号、米国特許3,432,300
号、同3,698,909号、同3,574,627号、同3,573,050号、
同3,764,337号などに記載の色素像安定剤、西独国公開
2,529,350号、同2,448,063号、同2,610,546号、米国特
許3,928,041号、同3,958,993号、同3,961,959号、同4,0
49,455号、同4,052,213号、同3,379,529号、同3,043,69
0号、同3,364,022号、同3,297,445号、同3,287,129号、
などに記載のDIR化合物を併用して使用することもで
きる。
【0124】上記の一般によく知られたカプラーをハロ
ゲン化銀乳剤層に導入するには、従来公知の方法を用い
ることができる。例えばトリクレジルフォスフェート、
ジブチルフタレート等の沸点175℃以上の高沸点有機溶
媒または酢酸ブチル、プロピオン酸ブチル等の低沸点溶
媒のそれぞれ単独または必要に応じてそれらの混合溶媒
に上記カプラーを溶解した後、界面活性剤を含むゼラチ
ン水溶液と混合し、次に高速度回転ミキサーまたはコロ
イドミルで乳化した後、ハロゲン化銀に添加して本発明
に使用するハロゲン化銀乳剤を調製することが出来る。
ゲン化銀乳剤層に導入するには、従来公知の方法を用い
ることができる。例えばトリクレジルフォスフェート、
ジブチルフタレート等の沸点175℃以上の高沸点有機溶
媒または酢酸ブチル、プロピオン酸ブチル等の低沸点溶
媒のそれぞれ単独または必要に応じてそれらの混合溶媒
に上記カプラーを溶解した後、界面活性剤を含むゼラチ
ン水溶液と混合し、次に高速度回転ミキサーまたはコロ
イドミルで乳化した後、ハロゲン化銀に添加して本発明
に使用するハロゲン化銀乳剤を調製することが出来る。
【0125】そして、本発明に使用するハロゲン化銀乳
剤中に添加する場合、通常、ハロゲン化銀1モル当たり
0.07〜0.7モル、好ましくは0.1モル〜0.4モルの量で添
加される。カプラーが、スルホン酸、カルボン酸などの
酸基を有する場合には、アルカリ性溶液として親水性コ
ロイド中に添加される。
剤中に添加する場合、通常、ハロゲン化銀1モル当たり
0.07〜0.7モル、好ましくは0.1モル〜0.4モルの量で添
加される。カプラーが、スルホン酸、カルボン酸などの
酸基を有する場合には、アルカリ性溶液として親水性コ
ロイド中に添加される。
【0126】本発明に係るハロゲン化銀乳剤層に用いる
ハロゲン化銀としては、塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭
化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀の通常のハロゲン化銀写真
乳剤に使用される任意のものが包含される。
ハロゲン化銀としては、塩化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭
化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀の通常のハロゲン化銀写真
乳剤に使用される任意のものが包含される。
【0127】これらのハロゲン化銀粒子は、粗粒のもの
でも微粒のものでもよく、粒径の分布は狭くても広くて
もよい。また、これらのハロゲン化銀粒子の結晶は、正
常晶、双晶でもよく、〔100〕面と〔111〕面の比
率は任意のものが使用できる。更に、これらのハロゲン
化銀粒子の結晶構造は、内部から外部まで均一なもので
あっても、内部と外部が異質の層状構造をしたものであ
ってもよい。また、これらのハロゲン化銀は潜像を主と
して表面に形成する型のものでも、粒子内部に形成する
型のものでもよい。これらのハロゲン化銀粒子は、当業
界において慣用されている公知の方法によって調製する
ことができる。
でも微粒のものでもよく、粒径の分布は狭くても広くて
もよい。また、これらのハロゲン化銀粒子の結晶は、正
常晶、双晶でもよく、〔100〕面と〔111〕面の比
率は任意のものが使用できる。更に、これらのハロゲン
化銀粒子の結晶構造は、内部から外部まで均一なもので
あっても、内部と外部が異質の層状構造をしたものであ
ってもよい。また、これらのハロゲン化銀は潜像を主と
して表面に形成する型のものでも、粒子内部に形成する
型のものでもよい。これらのハロゲン化銀粒子は、当業
界において慣用されている公知の方法によって調製する
ことができる。
【0128】本発明において用いられるハロゲン化銀乳
剤は可溶性塩類を除去するのが好ましいが、未除去のも
のも使用できる。また、別々に調製した2種以上のハロ
ゲン化銀乳剤を混合して使用することもできる。
剤は可溶性塩類を除去するのが好ましいが、未除去のも
のも使用できる。また、別々に調製した2種以上のハロ
ゲン化銀乳剤を混合して使用することもできる。
【0129】本発明に係るハロゲン化銀乳剤層のバイン
ダーとしては、従来知られたものが用いられ、例えばゼ
ラチン、フェニルカルバミル化ゼラチン、アシル化ゼラ
チン、フタル化ゼラチン等のゼラチン誘導体等、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
酸アミド等の高分子非電解質アルギン酸塩、ポリアクリ
ル酸塩等の酸性高分子物質、ホフマン転位反応によって
処理したポリアクリルアミド、アクリル酸とN-ビニルイ
ミダゾールの共重合物等の高分子両性電解質、米国特許
4,215,195号に記載の架橋性ポリマー等が挙げられる。
また、分散された疎水性高分子物質、例えばポリアクリ
ル酸ブチルエステル、ポリアクリル酸エチルエステル等
のラテックスを含んでいてもよい。これらのバインダー
は必要に応じて2つ以上の相溶性混合物として使用する
ことができる。
ダーとしては、従来知られたものが用いられ、例えばゼ
ラチン、フェニルカルバミル化ゼラチン、アシル化ゼラ
チン、フタル化ゼラチン等のゼラチン誘導体等、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
酸アミド等の高分子非電解質アルギン酸塩、ポリアクリ
ル酸塩等の酸性高分子物質、ホフマン転位反応によって
処理したポリアクリルアミド、アクリル酸とN-ビニルイ
ミダゾールの共重合物等の高分子両性電解質、米国特許
4,215,195号に記載の架橋性ポリマー等が挙げられる。
また、分散された疎水性高分子物質、例えばポリアクリ
ル酸ブチルエステル、ポリアクリル酸エチルエステル等
のラテックスを含んでいてもよい。これらのバインダー
は必要に応じて2つ以上の相溶性混合物として使用する
ことができる。
【0130】上述のハロゲン化銀粒子をバインダー液中
に分散せしめたハロゲン化銀写真乳剤は、化学増感剤に
より増感することができる。本発明において有利に併用
して使用できる化学増感剤は、貴金属増感剤、硫黄増感
剤、セレン増感剤及び還元増感剤の4種に大別される。
に分散せしめたハロゲン化銀写真乳剤は、化学増感剤に
より増感することができる。本発明において有利に併用
して使用できる化学増感剤は、貴金属増感剤、硫黄増感
剤、セレン増感剤及び還元増感剤の4種に大別される。
【0131】貴金属増感剤としては、金化合物およびル
テニウム、ロジウム、パラジウム、イリジウム、白金な
どの化合物を用いることができる。
テニウム、ロジウム、パラジウム、イリジウム、白金な
どの化合物を用いることができる。
【0132】なお、金化合物を使用するときには更にア
ンモニウムチオシアネート、ナトリウムチオシアネート
を併用することができる。
ンモニウムチオシアネート、ナトリウムチオシアネート
を併用することができる。
【0133】硫黄増感剤としては、活性ゼラチンのほ
か、硫黄化合物を用いることができる。
か、硫黄化合物を用いることができる。
【0134】セレン増感剤としては、活性及び不活性セ
レン化合物を用いることができる。
レン化合物を用いることができる。
【0135】還元増感剤には、第1スズ塩、ポリアミ
ン、ビスアルキルアミノスルフィド、シラン化合物、イ
ミノアミノメタンスルフィン酸、ヒドラジニウム塩、ヒ
ドラジン誘導体がある。
ン、ビスアルキルアミノスルフィド、シラン化合物、イ
ミノアミノメタンスルフィン酸、ヒドラジニウム塩、ヒ
ドラジン誘導体がある。
【0136】さらに、このハロゲン化銀は所望の波長域
に光学的に増感することができ、例えばモノメチン色
素、トリメチン色素等のシアニン色素あるいはメロシア
ニン色素等の光学増感剤で単独であるいは併用して光学
的に増感することができる。
に光学的に増感することができ、例えばモノメチン色
素、トリメチン色素等のシアニン色素あるいはメロシア
ニン色素等の光学増感剤で単独であるいは併用して光学
的に増感することができる。
【0137】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、
前述した添加剤以外に安定剤、現像促進剤、硬膜剤、界
面活性剤、汚染防止剤、潤滑剤、紫外線吸収剤、ホルマ
リンスカベンジャーその他写真感光材料に有用な各種の
添加剤が用いられる。
前述した添加剤以外に安定剤、現像促進剤、硬膜剤、界
面活性剤、汚染防止剤、潤滑剤、紫外線吸収剤、ホルマ
リンスカベンジャーその他写真感光材料に有用な各種の
添加剤が用いられる。
【0138】本発明のハロゲン化銀写真感光材料はハロ
ゲン化銀乳剤層の他に保護層、中間層、フィルター層、
ハレーション防止層、バッキング層等の補助層を適宜設
けることができる。
ゲン化銀乳剤層の他に保護層、中間層、フィルター層、
ハレーション防止層、バッキング層等の補助層を適宜設
けることができる。
【0139】支持体としてはプラスチックフィルム、プ
ラスチックラミネート紙、バライタ紙、合成紙、等従来
知られたものを写真感光材料の使用目的に応じて適宜選
択すればよい。これらの支持体は一般に写真乳剤層との
接着を強化するために下引加工が施される。
ラスチックラミネート紙、バライタ紙、合成紙、等従来
知られたものを写真感光材料の使用目的に応じて適宜選
択すればよい。これらの支持体は一般に写真乳剤層との
接着を強化するために下引加工が施される。
【0140】かくして構成された本発明のハロゲン化銀
写真感光材料は、露光した後、発色現像するために種々
の写真処理方法が用いられる。本発明に用いられる好ま
しい発色現像液は、芳香族第1級アミン系発色現像主薬
を主成分とするものである。この発色現像主薬の具体例
としては、p-フェニレンジアミン系のものが代表的であ
り、例えばジエチル-p-フェニレンジアミン塩酸塩、モ
ノメチル-p-フェニレンジアミン塩酸塩、ジメチル-p-フ
ェニレンジアミン塩酸塩、2-アミノ-5-ジメチルアミノ
トルエン塩酸塩、2-アミノ-5-(N-エチル-N-ドデシルア
ミノ)-トルエン、2-アミノ-5-(N-エチル-N-β-メタンス
ルホンアミドエチル)アミノトルエン硫酸塩、4-(N-エチ
ル-N-β-メタンスルホンアミドエチルアミノ)アニリ
ン、4-(N-エチル-N-β-ヒドロキシエチルアミノ)アニリ
ン、2-アミノ-5-(N-エチル-β-メトキシエチル)アミノ
トルエン等が挙げられる。これらの発色現像主薬は単独
であるいは2種以上を併用して、また必要に応じて白黒
現像主薬、例えばハイドロキノン、フェニドン等と併用
して用いられる。更に発色現像液は、一般にアルカリ
剤、例えば水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、炭
酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等を含み、更に種々の
添加剤例えばハロゲン化アルカリ金属例えば臭化カリウ
ム、あるいは現像調節剤例えばシトラジン酸等を含有し
てもよい。
写真感光材料は、露光した後、発色現像するために種々
の写真処理方法が用いられる。本発明に用いられる好ま
しい発色現像液は、芳香族第1級アミン系発色現像主薬
を主成分とするものである。この発色現像主薬の具体例
としては、p-フェニレンジアミン系のものが代表的であ
り、例えばジエチル-p-フェニレンジアミン塩酸塩、モ
ノメチル-p-フェニレンジアミン塩酸塩、ジメチル-p-フ
ェニレンジアミン塩酸塩、2-アミノ-5-ジメチルアミノ
トルエン塩酸塩、2-アミノ-5-(N-エチル-N-ドデシルア
ミノ)-トルエン、2-アミノ-5-(N-エチル-N-β-メタンス
ルホンアミドエチル)アミノトルエン硫酸塩、4-(N-エチ
ル-N-β-メタンスルホンアミドエチルアミノ)アニリ
ン、4-(N-エチル-N-β-ヒドロキシエチルアミノ)アニリ
ン、2-アミノ-5-(N-エチル-β-メトキシエチル)アミノ
トルエン等が挙げられる。これらの発色現像主薬は単独
であるいは2種以上を併用して、また必要に応じて白黒
現像主薬、例えばハイドロキノン、フェニドン等と併用
して用いられる。更に発色現像液は、一般にアルカリ
剤、例えば水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、炭
酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等を含み、更に種々の
添加剤例えばハロゲン化アルカリ金属例えば臭化カリウ
ム、あるいは現像調節剤例えばシトラジン酸等を含有し
てもよい。
【0141】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、親
水性コロイド層中に、前記の発色現像主薬を、発色現像
主薬そのものとして、あるいは、そのプレカーサーとし
て含有していてもよい。発色現像主薬プレカーサーは、
アルカリ性条件下、発色現像主薬を生成しうる化合物で
あり、芳香族アルデヒド誘導体とのシッフベース型プレ
カーサー、多価金属イオン錯体プレカーサー、フタル酸
イミド誘導体プレカーサー、リン酸アミド誘導体プレカ
ーサー、シュガーアミン反応物プレカーサー、ウレタン
型プレカーサーが挙げられる。これら芳香族第1級アミ
ン発色現像主薬のプレカーサーは、例えば米国特許第3,
342,599号、同第2,507,114号、同第2,695,234号、同第
3,719,492号、英国特許第803,783号明細書、特開昭53-1
35628号、同54-79035号の各公報、リサーチ・ディスク
ロジャー誌15,159号、同12,146号、同13,924号に記載さ
れている。
水性コロイド層中に、前記の発色現像主薬を、発色現像
主薬そのものとして、あるいは、そのプレカーサーとし
て含有していてもよい。発色現像主薬プレカーサーは、
アルカリ性条件下、発色現像主薬を生成しうる化合物で
あり、芳香族アルデヒド誘導体とのシッフベース型プレ
カーサー、多価金属イオン錯体プレカーサー、フタル酸
イミド誘導体プレカーサー、リン酸アミド誘導体プレカ
ーサー、シュガーアミン反応物プレカーサー、ウレタン
型プレカーサーが挙げられる。これら芳香族第1級アミ
ン発色現像主薬のプレカーサーは、例えば米国特許第3,
342,599号、同第2,507,114号、同第2,695,234号、同第
3,719,492号、英国特許第803,783号明細書、特開昭53-1
35628号、同54-79035号の各公報、リサーチ・ディスク
ロジャー誌15,159号、同12,146号、同13,924号に記載さ
れている。
【0142】これらの芳香族第1級アミン発色現像主薬
またはそのプレカーサーは、現像処理する際に十分な発
色が得られる量を添加しておく必要がある。この量は感
光材料の種類等によって大分異なるが、おおむね感光性
ハロゲン化銀1モル当り0.1モルから5モルの間、好ま
しくは0.5モルから3モルの範囲で用いられる。これら
の発色現像主薬またはそのプレカーサーは、単独でまた
は、組合せて用いることもできる。これらの現像主薬ま
たはそのプレカーサー等の添加剤を写真感光材料中に内
蔵するには、水、メタノール、エタノール、アセトン等
の適当な溶媒に溶解して加えることもでき、また、ジブ
チルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジル
フォスフェート等の高沸点有機溶媒を用いた乳化分散液
として加えることもでき、リサーチ・ディスクロジャー
誌14,850号に記載されているように、ラテックスポリマ
ーを含浸させて添加することもできる。
またはそのプレカーサーは、現像処理する際に十分な発
色が得られる量を添加しておく必要がある。この量は感
光材料の種類等によって大分異なるが、おおむね感光性
ハロゲン化銀1モル当り0.1モルから5モルの間、好ま
しくは0.5モルから3モルの範囲で用いられる。これら
の発色現像主薬またはそのプレカーサーは、単独でまた
は、組合せて用いることもできる。これらの現像主薬ま
たはそのプレカーサー等の添加剤を写真感光材料中に内
蔵するには、水、メタノール、エタノール、アセトン等
の適当な溶媒に溶解して加えることもでき、また、ジブ
チルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジル
フォスフェート等の高沸点有機溶媒を用いた乳化分散液
として加えることもでき、リサーチ・ディスクロジャー
誌14,850号に記載されているように、ラテックスポリマ
ーを含浸させて添加することもできる。
【0143】本発明のハロゲン化銀写真感光材料には通
常、発色現像後に漂白および定着、または漂白定着、な
らびに水洗が行なわれる。漂白剤としては、多くの化合
物が用いられるが、中でも鉄(II)、コバルト(II
I)、錫(II)、など多価金属化合物、とりわけ、これ
らの多価金属カチオンと有機酸の錯塩、例えば、エチレ
ンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、N-ヒドロキシエチ
ルエチレンジアミン二酢酸のようなアミノポリカルボン
酸、マロン酸、酒石酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、ジ
チオグリコール酸などの金属錯塩あるいはフェリシアン
酸塩類、重クロム酸塩などが単独または適当な組合わせ
で用いられる。
常、発色現像後に漂白および定着、または漂白定着、な
らびに水洗が行なわれる。漂白剤としては、多くの化合
物が用いられるが、中でも鉄(II)、コバルト(II
I)、錫(II)、など多価金属化合物、とりわけ、これ
らの多価金属カチオンと有機酸の錯塩、例えば、エチレ
ンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、N-ヒドロキシエチ
ルエチレンジアミン二酢酸のようなアミノポリカルボン
酸、マロン酸、酒石酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、ジ
チオグリコール酸などの金属錯塩あるいはフェリシアン
酸塩類、重クロム酸塩などが単独または適当な組合わせ
で用いられる。
【0144】
【実施例】以下に、本発明を実施例により、更に詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0145】実施例1 本発明のポリマーカプラーのラテックス(A)、
(B)、(C)、(F)、(G)、(J)、(M)、
(N)、(O)、(Q)、(A’)、(B’)、
(C’)、(E’)、(G’)、(N’)、(P’)、
(Q’)および(R’)と後述する比較ポリマーカプラ
ーラテックスEx−1、Ex−2、Ex−3、Ex−
1’、Ex−2’、Ex−3’、Ex−4’、Ex−
5’およびEx−6’について、共重合体中のカプラー
単位を5×10-2モルおよびゼラチン10gを含む高感度沃
臭化銀乳剤100gに添加し、三酢酸セルロースフィルム
支持体上に2.4g/m2の塗布銀量で塗布乾燥し、安定な
塗膜を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料(試料10
1〜128)を作製した。
(B)、(C)、(F)、(G)、(J)、(M)、
(N)、(O)、(Q)、(A’)、(B’)、
(C’)、(E’)、(G’)、(N’)、(P’)、
(Q’)および(R’)と後述する比較ポリマーカプラ
ーラテックスEx−1、Ex−2、Ex−3、Ex−
1’、Ex−2’、Ex−3’、Ex−4’、Ex−
5’およびEx−6’について、共重合体中のカプラー
単位を5×10-2モルおよびゼラチン10gを含む高感度沃
臭化銀乳剤100gに添加し、三酢酸セルロースフィルム
支持体上に2.4g/m2の塗布銀量で塗布乾燥し、安定な
塗膜を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料(試料10
1〜128)を作製した。
【0146】これらの試料101〜128を通常の方法でそれ
ぞれウェッジ露光したのち下記の現像処理を行った。
ぞれウェッジ露光したのち下記の現像処理を行った。
【0147】 処理工程(38℃) 処理時間 発色現像 3分15秒 漂 白 6分30秒 水 洗 3分15秒 定 着 6分30秒 水 洗 3分15秒 安 定 浴 1分30秒 各処理工程において使用した処理液の組成は下記の如く
である。
である。
【0148】 〔発色現像液〕 4-アミノ-3-メチル-N-(β-ヒドロキシエチル)アニリン硫酸塩 4.75g 無水亜硫酸ナトリウム 4.25g ヒドロキシルアミン1/2硫酸塩 2.0g 無水炭酸カリウム 37.5g 臭化カリウム 1.3g ニトリロトリ酢酸3ナトリウム塩(1水塩) 2.5g 水酸化カリウム 1.0g 水に加えて1lとし、水酸化カリウムを用いてpH10.0に調整する。
【0149】 〔漂白液組成〕 エチレンジアミン4酢酸アンモニウム塩 100.0g エチレンジアミン4酢酸2アンモニウム塩 100.0g 臭化アンモニウム塩 150.0g 氷酢酸 10.0ml 水を加えて1lとし、酢酸を用いてpH6.0に調整する。
【0150】 〔定着液組成〕 チオ硫酸アンモニウム50%水溶液 162ml 無水亜硫酸ナトリウム 12.4g 水を加えて1lとし、酢酸を用いてpH6.5に調整する。
【0151】 〔安定浴組成〕 ホルマリン37%水溶液 5.0ml コニダックス(コニカ株式会社製) 7.5ml 水を加えて1lとする。
【0152】得られた色素画像の濃度を通常の方法によ
って測定し、カブリ、相対感度(S)および最高濃度
(Dmax)を算出し、得られた結果を表1に示した。
って測定し、カブリ、相対感度(S)および最高濃度
(Dmax)を算出し、得られた結果を表1に示した。
【0153】さらに画像堅牢性は、湿熱性試験(温度60
℃、80%RH、5日間)で行い、得られた色素画像の初
最高濃度(Dmax)に対する濃度比率(%)で評価し
た。
℃、80%RH、5日間)で行い、得られた色素画像の初
最高濃度(Dmax)に対する濃度比率(%)で評価し
た。
【0154】また、比較用ポリマーカプラーラテックス
は以下の組成のものであり、(Ex−1)、(Ex−
2)および(Ex−3)は製法Iで製造し、比較用ポリ
マーラテックス(Ex−1’)、(Ex−2’)、(E
x−3’)、(Ex−4’)、(Ex−5’)および
(Ex−6’)は製法IIで製造した。
は以下の組成のものであり、(Ex−1)、(Ex−
2)および(Ex−3)は製法Iで製造し、比較用ポリ
マーラテックス(Ex−1’)、(Ex−2’)、(E
x−3’)、(Ex−4’)、(Ex−5’)および
(Ex−6’)は製法IIで製造した。
【0155】
【化27】
【0156】
【化28】
【0157】
【化29】
【0158】結果を表1に示す。
【0159】
【表1】
【0160】表1の結果より、本発明のポリマーカプラ
ーラテックスを用いて得られたハロゲン化銀カラー写真
感光材料は、比較ポリマーカプラーよりも最高濃度が優
れており、かつ高感度でカブリも少なく色像の堅牢性も
向上している。中でも本発明の5-ピラゾロン型マゼンタ
色素形成単位を含むポリマーカプラーは、他のポリマー
カプラーよりも高感度、高発色性を示し、かつカブリが
低く堅牢性も優れており特に有用であることは明らかで
ある。
ーラテックスを用いて得られたハロゲン化銀カラー写真
感光材料は、比較ポリマーカプラーよりも最高濃度が優
れており、かつ高感度でカブリも少なく色像の堅牢性も
向上している。中でも本発明の5-ピラゾロン型マゼンタ
色素形成単位を含むポリマーカプラーは、他のポリマー
カプラーよりも高感度、高発色性を示し、かつカブリが
低く堅牢性も優れており特に有用であることは明らかで
ある。
【0161】実施例2(試料201の作製) 下塗りを施した三酢酸セルロース支持体上に、下記に示
すような組成の各層よりなる多層カラー感光材料である
試料201を作製した。
すような組成の各層よりなる多層カラー感光材料である
試料201を作製した。
【0162】(感光層の組成)塗布量はハロゲン化銀お
よびコロイド銀に付いては銀のg/m2単位で表した量
を、またカプラー、添加剤およびゼラチンについてはg
/m2単位で表した量を、また増感色素については同一層
内のハロゲン化銀1モルあたりのモル数で示した。
よびコロイド銀に付いては銀のg/m2単位で表した量
を、またカプラー、添加剤およびゼラチンについてはg
/m2単位で表した量を、また増感色素については同一層
内のハロゲン化銀1モルあたりのモル数で示した。
【0163】 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20 高沸点溶媒(OIL−1) 0.16 ゼラチン 1.23 第2層:中間層 化合物(SC−1) 0.15 高沸点溶媒(OIL−2) 0.17 ゼラチン 1.27 第3層:低感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率 8.0モル%) 0.50 (平均粒径0.27μm、沃化銀含有率 2.0モル%) 0.21 増感色素(SD−1) 2.8×10-4 (SD−2) 1.9×10-4 (SD−3) 1.9×10-5 (SD−4) 1.0×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.48 (C−2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.021 DIR化合物(D−1) 0.020 高沸点溶媒(OIL−1) 0.53 ゼラチン 1.30 第4層:中感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.52μm、沃化銀含有率 8.0モル%) 0.62 (平均粒径0.38μm、沃化銀含有率 8.0モル%) 0.27 増感色素(SD−1) 2.3×10-4 (SD−2) 1.2×10-4 (SD−3) 1.6×10-5 (SD−4) 1.2×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.15 (C−2) 0.18 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.030 DIR化合物(D−1) 0.013 高沸点溶媒(OIL−1) 0.30 ゼラチン 0.93 第5層:高感度赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm、沃化銀含有率 8.0モル%) 1.27 増感色素(SD−1) 1.3×10-4 (SD−2) 1.3×10-4 (SD−3) 1.6×10-5 シアンカプラー(C−2) 0.12 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.013 高沸点溶媒(OIL−1) 0.14 ゼラチン 0.91 第6層:中間層 化合物(SC−1) 0.09 高沸点溶媒(OIL−2) 0.11 ゼラチン 0.80 第7層:低感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率 8.0モル%) 0.61 (平均粒径0.27μm、沃化銀含有率 2.0モル%) 0.20 増感色素(SD−4) 7.4×10-5 (SD−5) 6.6×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.18 (M−2) 0.44 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.12 高沸点溶媒(OIL−2) 0.75 ゼラチン 1.95 第8層:中感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm、沃化銀含有率 8.0モル%) 0.87 増感色素(SD−6) 1.6×10-4 (SD−7) 1.6×10-4 (SD−8) 1.6×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.058 (M−2) 0.13 カラードマゼンタカプラー(CM−2) 0.070 DIR化合物(D−2) 0.025 DIR化合物(D−3) 0.002 高沸点溶媒(OIL−2) 0.50 ゼラチン 1.00 第9層:高感度緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm、沃化銀含有率 8.0モル%) 1.27 増感色素(SD−6) 9.4×10-5 (SD−7) 9.4×10-5 (SD−8) 9.4×10-5 マゼンタカプラー(M−2) 0.084 (M−3) 0.064 カラードマゼンタカプラー(CM−2) 0.012 高沸点溶媒(OIL−1) 0.27 高沸点溶媒(OIL−2) 0.012 ゼラチン 1.00 第10層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 色汚染防止剤(SC−2) 0.15 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.20 高沸点溶媒(OIL−2) 0.19 ゼラチン 1.10 第11層:中間層 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.20 ゼラチン 0.60 第12層:低感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率 8.0モル%) 0.22 (平均粒径0.27μm、沃化銀含有率 2.0モル%) 0.03 増感色素(SD−9) 4.2×10-4 (SD−10) 6.8×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.75 DIR化合物(D−1) 0.010 高沸点溶媒(OIL−2) 0.30 ゼラチン 1.20 第13層:中感度青感性層 増感色素(SD−9) 1.6×10-4 (SD−11) 7.2×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.10 DIR化合物(D−1) 0.010 高沸点溶媒(OIL−2) 0.046 ゼラチン 0.47 第14層:高感度青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm、沃化銀含有率 8.0モル%) 0.85 増感色素(SD−9) 7.3×10-5 (SD−11) 2.8×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.11 高沸点溶媒(OIL−2) 0.046 ゼラチン 0.80 第15層:第1保護層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm、沃化銀含有率1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV−1) 0.039 (UV−2) 0.026 高沸点溶媒(OIL−1) 0.07 高沸点溶媒(OIL−3) 0.07 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.40 ゼラチン 1.31 第16層:第2保護層 アルカリ可溶性マット剤 (平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.55 なお、上述の感光材料はさらに化合物SU−1,SU−
2粘度調製剤,硬膜剤H−1,H−2,安定剤ST−
1,カブリ防止剤AF−1,AF−2(重量平均分子量
10,000のもの及び1,100,000のもの),染料AI−1,
AI−2及び化合物DI−1を含有する。
2粘度調製剤,硬膜剤H−1,H−2,安定剤ST−
1,カブリ防止剤AF−1,AF−2(重量平均分子量
10,000のもの及び1,100,000のもの),染料AI−1,
AI−2及び化合物DI−1を含有する。
【0164】試料作成に用いた各化合物の構造を以下に
示す。
示す。
【0165】
【化30】
【0166】
【化31】
【0167】
【化32】
【0168】
【化33】
【0169】
【化34】
【0170】
【化35】
【0171】
【化36】
【0172】
【化37】
【0173】(試料202〜204の作成)試料201の第9層
のマゼンタカプラー(M−2)および(M−3)を比較
ポリマーカプラー(EX−1)、(EX−3)および
(EX−1’)に置き換えた。添加量は(M−2)およ
び(M−3)のカプラーモル数の合計と共重合体中のマ
ゼンタ色素形成単位のモル数と等しくし、それ以外は試
料201と同様にして試料202〜204を作成した。
のマゼンタカプラー(M−2)および(M−3)を比較
ポリマーカプラー(EX−1)、(EX−3)および
(EX−1’)に置き換えた。添加量は(M−2)およ
び(M−3)のカプラーモル数の合計と共重合体中のマ
ゼンタ色素形成単位のモル数と等しくし、それ以外は試
料201と同様にして試料202〜204を作成した。
【0174】(試料205の作成)試料201の第8層のマゼ
ンタカプラー(M−1)および(M−2)と第9層の
(M−2)および(M−3)を、比較カプラーモノマー
(EX−2’)に上述と同様に等モル量置き換えた以外
は試料201と同様にして試料205を作成した。
ンタカプラー(M−1)および(M−2)と第9層の
(M−2)および(M−3)を、比較カプラーモノマー
(EX−2’)に上述と同様に等モル量置き換えた以外
は試料201と同様にして試料205を作成した。
【0175】(試料206〜212の作成)試料201の第9層
のマゼンタカプラー(M−2)および(M−3)を本発
明ポリマーカプラーラテックスB,C,G,J,E’,
K’およびP’に上述と同様に等モル量置き換えた以外
は試料201と同様にして試料206〜212を作成した。
のマゼンタカプラー(M−2)および(M−3)を本発
明ポリマーカプラーラテックスB,C,G,J,E’,
K’およびP’に上述と同様に等モル量置き換えた以外
は試料201と同様にして試料206〜212を作成した。
【0176】(試料213,214の作成)試料201の第8層
のマゼンタカプラー(M−1)および(M−2)と第9
層の(M−2)および(M−3)を、本発明ポリマーカ
プラーラテックスCおよびE’に上述と同様に等モル量
置き換えた以外は試料201と同様にして試料213,214を
作成した。
のマゼンタカプラー(M−1)および(M−2)と第9
層の(M−2)および(M−3)を、本発明ポリマーカ
プラーラテックスCおよびE’に上述と同様に等モル量
置き換えた以外は試料201と同様にして試料213,214を
作成した。
【0177】各試料について上記の条件で現像処理を行
って得られたマゼンタ色素画像の濃度を測定し、カブリ
および相対感度について算出し、得られた結果を表2に
示す。
って得られたマゼンタ色素画像の濃度を測定し、カブリ
および相対感度について算出し、得られた結果を表2に
示す。
【0178】
【表2】
【0179】表2より本発明のポリマーカプラーラテッ
クスは、比較用ポリマーカプラーラテックスに比べてカ
ブリが低く、高い感度を与えることが明らかである。従
って、本発明のポリマーカプラーは湿熱堅牢性等の優れ
た色素を形成し、発色性および感度を改良し、かつカブ
リを低減することより、ハロゲン化銀カラー写真感光材
料の提供に有用であることは明らかである。特に本発明
のポリマーカプラーの中でも5-ピラゾロン骨格のマゼン
タ色素形成単位を含むポリマーカプラーは、発色性およ
び感度が大幅に向上し湿熱堅牢性にも優れており、ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の材料の提供として優位性
が高いことは明らかである。
クスは、比較用ポリマーカプラーラテックスに比べてカ
ブリが低く、高い感度を与えることが明らかである。従
って、本発明のポリマーカプラーは湿熱堅牢性等の優れ
た色素を形成し、発色性および感度を改良し、かつカブ
リを低減することより、ハロゲン化銀カラー写真感光材
料の提供に有用であることは明らかである。特に本発明
のポリマーカプラーの中でも5-ピラゾロン骨格のマゼン
タ色素形成単位を含むポリマーカプラーは、発色性およ
び感度が大幅に向上し湿熱堅牢性にも優れており、ハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料の材料の提供として優位性
が高いことは明らかである。
【0180】
【発明の効果】本発明のポリマーカプラーはカブリが低
く、高い感度が得られ、さらに湿熱堅牢性の優れた色素
を形成する。
く、高い感度が得られ、さらに湿熱堅牢性の優れた色素
を形成する。
Claims (3)
- 【請求項1】 支持体上に少なくとも一層のハロゲン化
銀乳剤層が設けられたハロゲン化銀写真感光材料であっ
て、前記乳剤層に芳香族第一級アミン現像薬の酸化体と
カップリングして色素を形成しうる下記一般式〔I〕、
〔II〕または〔III〕で表される単量体から誘導される
繰返し単位を少なくとも一種有するポリマーカプラーを
ハロゲン化銀乳剤層に含有することを特徴とするハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 〔式中、R1,R2はそれぞれ水素原子、炭素数1〜10の
置換もしくは無置換のアルキル基、アラルキル基または
アリール基を表し、アルキル基は直鎖でも分岐してもよ
い。A1〜A3,B1〜B3はそれぞれ−COO−または−CON
R3−を表し、R3は水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基または炭素数1〜6の置換アルキル基を表す。L1〜
L4はそれぞれ二価の連結基を表す。Q1〜Q4は芳香族
第一級アミンとカップリングしてイエロー、マゼンタあ
るいはシアン色素を形成しうるカプラー残基を示し、Q
1〜Q4は同じであっても異なってもよい。i,j,k,
lは各々0または1を表す。 - 【請求項2】 前記カプラー残基Q1〜Q4がマゼンタ色
素形成カプラーである請求項1記載のハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料。 - 【請求項3】 前記カプラー残基Q1〜Q4が5-ピラゾロ
ン型マゼンタ色素形成カプラーである請求項1または請
求項2記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31655294A JPH08171184A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31655294A JPH08171184A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08171184A true JPH08171184A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18078375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31655294A Pending JPH08171184A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08171184A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018021331A1 (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 東レ株式会社 | 樹脂組成物 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP31655294A patent/JPH08171184A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018021331A1 (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 東レ株式会社 | 樹脂組成物 |
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