JPH08169160A - 熱転写プリンタおよびその駆動制御方法 - Google Patents
熱転写プリンタおよびその駆動制御方法Info
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- JPH08169160A JPH08169160A JP2410195A JP2410195A JPH08169160A JP H08169160 A JPH08169160 A JP H08169160A JP 2410195 A JP2410195 A JP 2410195A JP 2410195 A JP2410195 A JP 2410195A JP H08169160 A JPH08169160 A JP H08169160A
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- JP
- Japan
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- head
- carriage
- platen
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- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 印字時に発熱したサーマルヘッドの発熱部の
有する余熱で溶融したインクリボンのインクが用紙に転
写されて汚してしまうことを防止し、良好な品質の印字
を行う。 【構成】 1行の最後の印字が終了した後のキャリッジ
6の印字中と同方向への移動中にインクリボン巻取機構
25によりインクリボンの巻取動作を行いながらヘッド
アップダウン機構23によりサーマルヘッド7のヘッド
アップ動作を開始し、ヘッドアップ動作により前記サー
マルヘッド7のプラテン2への圧接力が弱まった以後に
キャリッジ駆動手段13の停止および前記インクリボン
巻取機構25によるインクリボン巻取動作を停止するよ
うに制御する駆動制御手段を備えるようにしたこと。
有する余熱で溶融したインクリボンのインクが用紙に転
写されて汚してしまうことを防止し、良好な品質の印字
を行う。 【構成】 1行の最後の印字が終了した後のキャリッジ
6の印字中と同方向への移動中にインクリボン巻取機構
25によりインクリボンの巻取動作を行いながらヘッド
アップダウン機構23によりサーマルヘッド7のヘッド
アップ動作を開始し、ヘッドアップ動作により前記サー
マルヘッド7のプラテン2への圧接力が弱まった以後に
キャリッジ駆動手段13の停止および前記インクリボン
巻取機構25によるインクリボン巻取動作を停止するよ
うに制御する駆動制御手段を備えるようにしたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、プラテンに沿って移
動可能なサーマルヘッドをインクリボンに圧接させ、前
記サーマルヘッドの複数の発熱部を選択的に発熱させる
ことにより熱溶融性インクリボンのインクを部分的に溶
融し、用紙に溶融したインクを転写させて印字を行う熱
転写プリンタおよびその1行の最後の印字終了後のキャ
リッジの移動、サーマルヘッドのヘッドアップ動作、イ
ンクリボンの搬送などを制御する熱転写プリンタおよび
その駆動制御方法に関する。
動可能なサーマルヘッドをインクリボンに圧接させ、前
記サーマルヘッドの複数の発熱部を選択的に発熱させる
ことにより熱溶融性インクリボンのインクを部分的に溶
融し、用紙に溶融したインクを転写させて印字を行う熱
転写プリンタおよびその1行の最後の印字終了後のキャ
リッジの移動、サーマルヘッドのヘッドアップ動作、イ
ンクリボンの搬送などを制御する熱転写プリンタおよび
その駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱転写プリンタは、プラテンと
対向して配設されこのプラテンに沿って往復動されるよ
うにキャリッジシャフトに支持されたキャリッジを有し
ている。このキャリッジには、プラテンに対して接離可
能なサーマルヘッドが搭載されるとともに、キャリッジ
の上面には、印字に供される用紙とサーマルヘッドとの
間に位置するようにその一部が導出されたインクリボン
を収納したリボンカセットが搭載されており、また、前
記キャリッジの上面には、前記リボンカセットのインク
リボンを巻取るための巻取りボビンおよびインクリボン
を送り出す送出しボビンが配設されている。さらに、キ
ャリッジの適当箇所には、サーマルヘッドのアップダウ
ンを検知するためのフォトセンサが配設されている。ま
た、前記プラテンの後方には、用紙をプラテンの前方に
送る導入部となる用紙挿入口が形成されており、前記用
紙挿入口内には、用紙をプラテンの前方に送る紙送りロ
ーラとこの紙送りローラに圧接される補助ローラが回転
自在に配設されている。
対向して配設されこのプラテンに沿って往復動されるよ
うにキャリッジシャフトに支持されたキャリッジを有し
ている。このキャリッジには、プラテンに対して接離可
能なサーマルヘッドが搭載されるとともに、キャリッジ
の上面には、印字に供される用紙とサーマルヘッドとの
間に位置するようにその一部が導出されたインクリボン
を収納したリボンカセットが搭載されており、また、前
記キャリッジの上面には、前記リボンカセットのインク
リボンを巻取るための巻取りボビンおよびインクリボン
を送り出す送出しボビンが配設されている。さらに、キ
ャリッジの適当箇所には、サーマルヘッドのアップダウ
ンを検知するためのフォトセンサが配設されている。ま
た、前記プラテンの後方には、用紙をプラテンの前方に
送る導入部となる用紙挿入口が形成されており、前記用
紙挿入口内には、用紙をプラテンの前方に送る紙送りロ
ーラとこの紙送りローラに圧接される補助ローラが回転
自在に配設されている。
【0003】前記キャリッジをプラテンに沿って往復動
させるキャリッジの駆動機構は、キャリッジ内に設けら
れたキャリッジ駆動用モータを有し、このキャリッジ駆
動用モータの正逆回転により、前記キャリッジを前記キ
ャリッジシャフトに支持された状態でプラテンに沿って
往復動するように構成されている。また、サーマルヘッ
ドのヘッドアップダウン機構は、前記キャリッジに搭載
されているサーマルヘッドアップダウン用のモータを有
し、このモータの駆動により、サーマルヘッドを前記プ
ラテンに対して接離動作させ、サーマルヘッドによるイ
ンクリボンおよび用紙のプラテンへの圧接およびその解
除操作をなすように構成されている。さらに、インクリ
ボンの巻取動作を行うインクリボン巻取機構は、キャリ
ッジに設けられたインクリボンを巻取るためのインクリ
ボン巻取ボビンを駆動するモータを有し、このモータを
サーマルヘッドのアップダウンを検知するためのセンサ
によりサーマルヘッドのアップダウンに対応して前記イ
ンクリボン巻取用のモータの駆動が制御されるように構
成されている。
させるキャリッジの駆動機構は、キャリッジ内に設けら
れたキャリッジ駆動用モータを有し、このキャリッジ駆
動用モータの正逆回転により、前記キャリッジを前記キ
ャリッジシャフトに支持された状態でプラテンに沿って
往復動するように構成されている。また、サーマルヘッ
ドのヘッドアップダウン機構は、前記キャリッジに搭載
されているサーマルヘッドアップダウン用のモータを有
し、このモータの駆動により、サーマルヘッドを前記プ
ラテンに対して接離動作させ、サーマルヘッドによるイ
ンクリボンおよび用紙のプラテンへの圧接およびその解
除操作をなすように構成されている。さらに、インクリ
ボンの巻取動作を行うインクリボン巻取機構は、キャリ
ッジに設けられたインクリボンを巻取るためのインクリ
ボン巻取ボビンを駆動するモータを有し、このモータを
サーマルヘッドのアップダウンを検知するためのセンサ
によりサーマルヘッドのアップダウンに対応して前記イ
ンクリボン巻取用のモータの駆動が制御されるように構
成されている。
【0004】次に従来の熱転写プリンタの作用について
説明する。
説明する。
【0005】前記従来の熱転写プリンタにおいては、用
紙挿入口から用紙を挿入し、この用紙を紙送りローラと
圧接ローラとの間に挟み込んで、紙送りローラを回転駆
動させることにより、前記用紙をキャリッジの移動方向
と直交方向に搬送し、用紙の印字開始位置がプラテンに
対向したときに、紙送りローラの駆動を停止して用紙の
搬送を停止する。この状態において、サーマルヘッドア
ップダウン用のモータを駆動してサーマルヘッドを前記
インクリボンおよび用紙に対して所定の圧接力で圧接さ
せた上で、前記キャリッジを移動させるとともに、前記
巻取りボビンを回転させてリボンカセットのインクリボ
ンを巻取りながら、前記サーマルヘッドの複数の発熱部
を所望の印字信号に基づいて選択的に発熱することによ
り、前記用紙に所望の印字を行なう。
紙挿入口から用紙を挿入し、この用紙を紙送りローラと
圧接ローラとの間に挟み込んで、紙送りローラを回転駆
動させることにより、前記用紙をキャリッジの移動方向
と直交方向に搬送し、用紙の印字開始位置がプラテンに
対向したときに、紙送りローラの駆動を停止して用紙の
搬送を停止する。この状態において、サーマルヘッドア
ップダウン用のモータを駆動してサーマルヘッドを前記
インクリボンおよび用紙に対して所定の圧接力で圧接さ
せた上で、前記キャリッジを移動させるとともに、前記
巻取りボビンを回転させてリボンカセットのインクリボ
ンを巻取りながら、前記サーマルヘッドの複数の発熱部
を所望の印字信号に基づいて選択的に発熱することによ
り、前記用紙に所望の印字を行なう。
【0006】そして、このような従来の熱転写プリンタ
におけるキャリッジの移動とリボンの巻取りの動作タイ
ミングは、図4に示すように、印字信号が終了し、印字
に供した部位のインクリボンが用紙から引き剥がされた
時点でキャリッジを完全に停止させ、インクリボンの巻
取モータの駆動を停止するとともに、サーマルヘッドア
ップダウン用のモータを駆動させ、サーマルヘッドをプ
ラテンから離間し、その後、1行の印字を終了させるよ
うに制御されている。
におけるキャリッジの移動とリボンの巻取りの動作タイ
ミングは、図4に示すように、印字信号が終了し、印字
に供した部位のインクリボンが用紙から引き剥がされた
時点でキャリッジを完全に停止させ、インクリボンの巻
取モータの駆動を停止するとともに、サーマルヘッドア
ップダウン用のモータを駆動させ、サーマルヘッドをプ
ラテンから離間し、その後、1行の印字を終了させるよ
うに制御されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の熱転写プリンタの駆動制御方法においては、キ
ャリッジが停止しても暫くサーマルヘッドがプラテンか
ら離間しないため、サーマルヘッドの印字時の余熱によ
って溶融するインクが用紙の余白部分に付着し、汚れ
(ヘッドアップ汚れ)が発生することがあった。
た従来の熱転写プリンタの駆動制御方法においては、キ
ャリッジが停止しても暫くサーマルヘッドがプラテンか
ら離間しないため、サーマルヘッドの印字時の余熱によ
って溶融するインクが用紙の余白部分に付着し、汚れ
(ヘッドアップ汚れ)が発生することがあった。
【0008】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、印字終了後のキャリッジとサーマルヘッドとインク
リボンとの相互関係において、印字時に発熱したサーマ
ルヘッドの発熱部の有する余熱で溶融したインクリボン
のインクが用紙に転写されて汚してしまうことを防止
し、良好な品質の印字を行うことができる熱転写プリン
タおよび駆動制御方法を提供することを目的とする。
で、印字終了後のキャリッジとサーマルヘッドとインク
リボンとの相互関係において、印字時に発熱したサーマ
ルヘッドの発熱部の有する余熱で溶融したインクリボン
のインクが用紙に転写されて汚してしまうことを防止
し、良好な品質の印字を行うことができる熱転写プリン
タおよび駆動制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の熱転写
プリンタは、プラテンと、発熱により印字を行うための
サーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボンカ
セットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前記
プラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ駆
動手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対して
接離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記インク
リボンを弛みなく巻取るインクリボン巻取機構と、この
インクリボン巻取機構を駆動する巻取機構駆動手段とを
備えるとともに、1行の最後の印字が終了した後のキャ
リッジの印字中と同方向への移動中に前記インクリボン
巻取機構によりインクリボンの巻取動作を行いながら前
記ヘッドアップダウン機構によりサーマルヘッドのヘッ
ドアップ動作を開始し、前記ヘッドアップ動作により前
記サーマルヘッドの前記プラテンへの圧接力が弱まった
以後に前記キャリッジ駆動手段の停止および前記インク
リボン巻取機構によるインクリボン巻取動作を停止する
ように制御する駆動制御手段を備えたことを特徴とす
る。
プリンタは、プラテンと、発熱により印字を行うための
サーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボンカ
セットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前記
プラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ駆
動手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対して
接離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記インク
リボンを弛みなく巻取るインクリボン巻取機構と、この
インクリボン巻取機構を駆動する巻取機構駆動手段とを
備えるとともに、1行の最後の印字が終了した後のキャ
リッジの印字中と同方向への移動中に前記インクリボン
巻取機構によりインクリボンの巻取動作を行いながら前
記ヘッドアップダウン機構によりサーマルヘッドのヘッ
ドアップ動作を開始し、前記ヘッドアップ動作により前
記サーマルヘッドの前記プラテンへの圧接力が弱まった
以後に前記キャリッジ駆動手段の停止および前記インク
リボン巻取機構によるインクリボン巻取動作を停止する
ように制御する駆動制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】請求項2に記載の熱転写プリンタは、前記
ヘッドアップダウン機構は、サーマルヘッドをプラテン
に対してヘッドダウン状態で強圧接する強圧接部と同じ
くサーマルヘッドをプラテンに対してヘッドダウン状態
で弱圧接する弱圧接部とサーマルヘッドをプラテンに対
してヘッドアップ状態で保持する離接部とがそれぞれ形
成されたカム溝を有するカムと、このカムを駆動する駆
動手段とからなり、前記制御手段は前記サーマルヘッド
がこのカムの弱圧接部に保持された位置で、前記キャリ
ッジ駆動手段の停止および前記インクリボン巻取機構に
よるインクリボン巻取動作を停止するように制御するこ
とを特徴とする。
ヘッドアップダウン機構は、サーマルヘッドをプラテン
に対してヘッドダウン状態で強圧接する強圧接部と同じ
くサーマルヘッドをプラテンに対してヘッドダウン状態
で弱圧接する弱圧接部とサーマルヘッドをプラテンに対
してヘッドアップ状態で保持する離接部とがそれぞれ形
成されたカム溝を有するカムと、このカムを駆動する駆
動手段とからなり、前記制御手段は前記サーマルヘッド
がこのカムの弱圧接部に保持された位置で、前記キャリ
ッジ駆動手段の停止および前記インクリボン巻取機構に
よるインクリボン巻取動作を停止するように制御するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の熱転写プリンタは、プラ
テンと、発熱により印字を行うためのサーマルヘッドお
よびインクリボンを収納したリボンカセットを搭載する
キャリッジと、このキャリッジを前記プラテンに沿って
印字方向に往復動させるキャリッジ駆動手段と、前記サ
ーマルヘッドを前記プラテンに対して接離動作させるヘ
ッドアップダウン機構と、前記インクリボンの巻取動作
あるいは巻戻動作を行うインクリボン搬送機構と、この
インクリボン搬送機構を駆動する搬送機構駆動手段とを
備えるとともに、1行の最後の印字が終了した後のキャ
リッジの印字中と同方向への移動中に前記インクリボン
搬送機構によりインクリボンの巻取動作を行いながら前
記ヘッドアップダウン機構を駆動してサーマルヘッドの
ヘッドアップ動作を開始し、前記ヘッドアップ動作によ
り前記サーマルヘッドの前記プラテンへの圧接力が弱ま
った以後に前記インクリボン搬送機構によりインクリボ
ン巻取動作を停止し、その後前記インクリボンの巻戻動
作を行うように制御する駆動制御手段を備えたことを特
徴とする。
テンと、発熱により印字を行うためのサーマルヘッドお
よびインクリボンを収納したリボンカセットを搭載する
キャリッジと、このキャリッジを前記プラテンに沿って
印字方向に往復動させるキャリッジ駆動手段と、前記サ
ーマルヘッドを前記プラテンに対して接離動作させるヘ
ッドアップダウン機構と、前記インクリボンの巻取動作
あるいは巻戻動作を行うインクリボン搬送機構と、この
インクリボン搬送機構を駆動する搬送機構駆動手段とを
備えるとともに、1行の最後の印字が終了した後のキャ
リッジの印字中と同方向への移動中に前記インクリボン
搬送機構によりインクリボンの巻取動作を行いながら前
記ヘッドアップダウン機構を駆動してサーマルヘッドの
ヘッドアップ動作を開始し、前記ヘッドアップ動作によ
り前記サーマルヘッドの前記プラテンへの圧接力が弱ま
った以後に前記インクリボン搬送機構によりインクリボ
ン巻取動作を停止し、その後前記インクリボンの巻戻動
作を行うように制御する駆動制御手段を備えたことを特
徴とする。
【0012】請求項4に記載の熱転写プリンタの駆動制
御方法は、プラテンと、発熱により印字を行うためのサ
ーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボンカセ
ットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前記プ
ラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ駆動
手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対して接
離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記インクリ
ボンを弛みなく巻取るインクリボン巻取機構と、このイ
ンクリボン巻取機構を駆動する巻取機構駆動手段とを備
える熱転写プリンタの駆動制御方法であって、1行の最
後の印字が終了した後のキャリッジの印字中と同方向へ
の移動中に前記インクリボン巻取機構によりインクリボ
ンの巻取動作を行いながら前記ヘッドアップダウン機構
によりサーマルヘッドのヘッドアップ動作を開始し、前
記ヘッドアップ動作により前記サーマルヘッドの前記プ
ラテンへの圧接力が弱くなった以後に前記キャリッジ駆
動手段の停止および前記インクリボン巻取機構によるイ
ンクリボンの巻取動作を停止するように制御することを
特徴とする。
御方法は、プラテンと、発熱により印字を行うためのサ
ーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボンカセ
ットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前記プ
ラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ駆動
手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対して接
離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記インクリ
ボンを弛みなく巻取るインクリボン巻取機構と、このイ
ンクリボン巻取機構を駆動する巻取機構駆動手段とを備
える熱転写プリンタの駆動制御方法であって、1行の最
後の印字が終了した後のキャリッジの印字中と同方向へ
の移動中に前記インクリボン巻取機構によりインクリボ
ンの巻取動作を行いながら前記ヘッドアップダウン機構
によりサーマルヘッドのヘッドアップ動作を開始し、前
記ヘッドアップ動作により前記サーマルヘッドの前記プ
ラテンへの圧接力が弱くなった以後に前記キャリッジ駆
動手段の停止および前記インクリボン巻取機構によるイ
ンクリボンの巻取動作を停止するように制御することを
特徴とする。
【0013】請求項5に記載の熱転写プリンタの駆動制
御方法は、プラテンと、発熱により印字を行うためのサ
ーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボンカセ
ットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前記プ
ラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ駆動
手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対して接
離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記インクリ
ボンの巻取動作あるいは巻戻動作を行うインクリボン搬
送機構と、このインクリボン搬送機構を駆動する搬送機
構駆動手段とを備えてなる熱転写プリンタの駆動制御方
法であって、1行の最後の印字が終了した後のキャリッ
ジの印字中と同方向への移動中に前記インクリボン搬送
機構によりインクリボンの巻取動作を行いながら前記ヘ
ッドアップダウン機構を駆動してサーマルヘッドのヘッ
ドアップ動作を開始し、前記ヘッドアップ動作により前
記サーマルヘッドの前記プラテンへの圧接力が弱まった
以後に前記インクリボン搬送機構によりインクリボン巻
取動作を停止するとともに、その後前記インクリボンの
巻戻動作を行うように制御することを特徴とする。
御方法は、プラテンと、発熱により印字を行うためのサ
ーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボンカセ
ットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前記プ
ラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ駆動
手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対して接
離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記インクリ
ボンの巻取動作あるいは巻戻動作を行うインクリボン搬
送機構と、このインクリボン搬送機構を駆動する搬送機
構駆動手段とを備えてなる熱転写プリンタの駆動制御方
法であって、1行の最後の印字が終了した後のキャリッ
ジの印字中と同方向への移動中に前記インクリボン搬送
機構によりインクリボンの巻取動作を行いながら前記ヘ
ッドアップダウン機構を駆動してサーマルヘッドのヘッ
ドアップ動作を開始し、前記ヘッドアップ動作により前
記サーマルヘッドの前記プラテンへの圧接力が弱まった
以後に前記インクリボン搬送機構によりインクリボン巻
取動作を停止するとともに、その後前記インクリボンの
巻戻動作を行うように制御することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、1行の最後の印字が終了した
後のキャリッジ移動中に前記インクリボン巻取機構によ
りインクリボンの巻取動作を行いながら前記ヘッドアッ
プダウン機構によりヘッドアップ動作を開始し、サーマ
ルヘッドの圧接力が弱まった以降に前記キャリッジ駆動
手段の停止および前記インクリボン巻取動作を停止する
ように制御することにより、巻取りが行われず停止状態
にあるインクリボンに印字時の余熱を有するサーマルヘ
ッドがヘッドダウンの状態で圧接してインクリボンのイ
ンクを印字用紙に転写することもないし、また、印字時
の発熱の余熱を有するサーマルヘッドの発熱部のインク
リボンに対する圧接力が弱まるまでは、インクリボンの
巻取速度とキャリッジの移動速度との相対速度を0また
は0に近いものとすることができるため、インクリボン
と用紙が擦れることによってサーマルヘッドの発熱部の
余熱により溶融するインクによって用紙を汚してしまう
ことを防止することができる。
後のキャリッジ移動中に前記インクリボン巻取機構によ
りインクリボンの巻取動作を行いながら前記ヘッドアッ
プダウン機構によりヘッドアップ動作を開始し、サーマ
ルヘッドの圧接力が弱まった以降に前記キャリッジ駆動
手段の停止および前記インクリボン巻取動作を停止する
ように制御することにより、巻取りが行われず停止状態
にあるインクリボンに印字時の余熱を有するサーマルヘ
ッドがヘッドダウンの状態で圧接してインクリボンのイ
ンクを印字用紙に転写することもないし、また、印字時
の発熱の余熱を有するサーマルヘッドの発熱部のインク
リボンに対する圧接力が弱まるまでは、インクリボンの
巻取速度とキャリッジの移動速度との相対速度を0また
は0に近いものとすることができるため、インクリボン
と用紙が擦れることによってサーマルヘッドの発熱部の
余熱により溶融するインクによって用紙を汚してしまう
ことを防止することができる。
【0015】また、1行の最後の印字が終了した後のキ
ャリッジ移動中に前記インクリボン巻取機構によりイン
クリボンの巻取動作を行いながら前記ヘッドアップダウ
ン機構によりヘッドアップ動作を開始し、サーマルヘッ
ドの圧接力が弱まった以降に前記インクリボン巻取動作
を停止し、その後この巻取動作で巻き取られた印字に使
用されなかったインクリボンの巻戻を行うように制御す
ることにより、巻取りが行われず停止状態にあるインク
リボンに印字時の余熱を有するサーマルヘッドがヘッド
ダウンの状態で圧接してインクリボンのインクを印字用
紙に転写することもを防ぎ、さらに、インクリボンの無
駄を防止することができる。
ャリッジ移動中に前記インクリボン巻取機構によりイン
クリボンの巻取動作を行いながら前記ヘッドアップダウ
ン機構によりヘッドアップ動作を開始し、サーマルヘッ
ドの圧接力が弱まった以降に前記インクリボン巻取動作
を停止し、その後この巻取動作で巻き取られた印字に使
用されなかったインクリボンの巻戻を行うように制御す
ることにより、巻取りが行われず停止状態にあるインク
リボンに印字時の余熱を有するサーマルヘッドがヘッド
ダウンの状態で圧接してインクリボンのインクを印字用
紙に転写することもを防ぎ、さらに、インクリボンの無
駄を防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図1から図3に示す図面に従
って説明する。
って説明する。
【0017】図1および図2は本実施例の熱転写プリン
タを示したもので、前記熱転写プリンタのフレーム1の
前後方向におけるほぼ中央部には、長尺平板状のプラテ
ン2がその印字面がほぼ鉛直となるように左右に延在す
るように配設されており、前記フレーム1の前記プラテ
ン2の前側下方には、キャリッジシャフト3が前記プラ
テン2と平行に配設されている。また、前記フレーム1
の前端縁には、フランジ状のガイド部4が形成されてお
り、このガイド部4の内縁端には、前記キャリッジシャ
フト3と平行に延在するラック5が形成されている。前
記キャリッジシャフト3には、キャリッジ6が支持され
ており、このキャリッジ6にはキャリッジ6を駆動する
ためのモータが搭載され、このモータの出力軸には前記
ラック5に嵌合されるピニオン(図示せず)が嵌合され
ている。したがって、このモータの駆動により前記キャ
リッジ6は、前記キャリッジシャフト3およびガイド部
4に沿って往復動されることになる。
タを示したもので、前記熱転写プリンタのフレーム1の
前後方向におけるほぼ中央部には、長尺平板状のプラテ
ン2がその印字面がほぼ鉛直となるように左右に延在す
るように配設されており、前記フレーム1の前記プラテ
ン2の前側下方には、キャリッジシャフト3が前記プラ
テン2と平行に配設されている。また、前記フレーム1
の前端縁には、フランジ状のガイド部4が形成されてお
り、このガイド部4の内縁端には、前記キャリッジシャ
フト3と平行に延在するラック5が形成されている。前
記キャリッジシャフト3には、キャリッジ6が支持され
ており、このキャリッジ6にはキャリッジ6を駆動する
ためのモータが搭載され、このモータの出力軸には前記
ラック5に嵌合されるピニオン(図示せず)が嵌合され
ている。したがって、このモータの駆動により前記キャ
リッジ6は、前記キャリッジシャフト3およびガイド部
4に沿って往復動されることになる。
【0018】前記キャリッジ6のプラテン2側の先端部
には、前記プラテン2に対向するようにサーマルヘッド
7が取り付けられており、また、前記キャリッジ6の上
面には、インクリボンを収納し、このインクリボンの中
間部を前記サーマルヘッド7とプラテン2との間に導出
するリボンカセット(図示せず)が装着されるようにな
っている。さらに、前記キャリッジ6の上面には、前記
リボンカセットのインクリボンを巻取るための巻取りボ
ビン8およびインクリボンを巻戻すための巻戻しボビン
9がそれぞれ配設されている。
には、前記プラテン2に対向するようにサーマルヘッド
7が取り付けられており、また、前記キャリッジ6の上
面には、インクリボンを収納し、このインクリボンの中
間部を前記サーマルヘッド7とプラテン2との間に導出
するリボンカセット(図示せず)が装着されるようにな
っている。さらに、前記キャリッジ6の上面には、前記
リボンカセットのインクリボンを巻取るための巻取りボ
ビン8およびインクリボンを巻戻すための巻戻しボビン
9がそれぞれ配設されている。
【0019】また、前記プラテン2の後方には、用紙
(図示せず)をプラテン2の前方に送る導入部となる用
紙挿入口10が形成されており、前記用紙挿入口10内
には、図示しないステッピングモータにより伝達機構を
介して回転駆動され所定速度で前記用紙を搬送する紙送
りローラ11が配設されている。この紙送りローラ11
の下方には、この紙送りローラ11に圧接される圧接ロ
ーラ12が回転自在に配設されており、前記紙送りロー
ラ11とこの圧接ローラ12との間に用紙挿入口10か
ら挿入される用紙を挟持して用紙を印字のための所定位
置まで搬送するようになされている。
(図示せず)をプラテン2の前方に送る導入部となる用
紙挿入口10が形成されており、前記用紙挿入口10内
には、図示しないステッピングモータにより伝達機構を
介して回転駆動され所定速度で前記用紙を搬送する紙送
りローラ11が配設されている。この紙送りローラ11
の下方には、この紙送りローラ11に圧接される圧接ロ
ーラ12が回転自在に配設されており、前記紙送りロー
ラ11とこの圧接ローラ12との間に用紙挿入口10か
ら挿入される用紙を挟持して用紙を印字のための所定位
置まで搬送するようになされている。
【0020】図2はこのような熱転写プリンタにおける
キャリッジ6の駆動機構およびサーマルヘッド7の駆動
機構を示したもので前記キャリッジ6内には、キャリッ
ジ駆動用モータ13が設けられており、このキャリッジ
駆動用モータ13の出力ピニオン14は、ギア15を介
して前記ラック5に嵌合されている。そして、前記キャ
リッジ駆動用モータ13の正逆回転によりキャリッジ6
が前記キャリッジシャフト3に支持されプラテンに沿っ
て往復動されるようになっている。また、前記キャリッ
ジ6のプラテン2側には、サーマルヘッド7のヘッド取
付台16が支点17aを介して回動自在に枢着されてお
り、このヘッド取付台16の先端部に前記サーマルヘッ
ド7が装着されて、プラテン2に対して接離自在とされ
ている。このサーマルヘッド7のヘッド取付台16に
は、ベルクランク状に形成されているとともに支点17
bを中心として回動自在とされたヘッド押圧部材18の
一端部18aが当接されており、その他端部18bは、
前記キャリッジ6に回転自在に支持されている円盤状の
カム部材19に形成されている無端状のカム溝20に摺
動自在に嵌合されている。前記カム溝20は、カム部材
19の中心に対し偏心しているほぼ楕円形状とされてお
り、図2において、カム部材19の右下部位に位置する
カム溝20がカム部材19の外周縁に最も近接する最外
周部に形成され、また、図2においてカム部材19の左
上部位に位置するカム溝20がカム部材19の中心に最
も近接する最内周部に形成されている。
キャリッジ6の駆動機構およびサーマルヘッド7の駆動
機構を示したもので前記キャリッジ6内には、キャリッ
ジ駆動用モータ13が設けられており、このキャリッジ
駆動用モータ13の出力ピニオン14は、ギア15を介
して前記ラック5に嵌合されている。そして、前記キャ
リッジ駆動用モータ13の正逆回転によりキャリッジ6
が前記キャリッジシャフト3に支持されプラテンに沿っ
て往復動されるようになっている。また、前記キャリッ
ジ6のプラテン2側には、サーマルヘッド7のヘッド取
付台16が支点17aを介して回動自在に枢着されてお
り、このヘッド取付台16の先端部に前記サーマルヘッ
ド7が装着されて、プラテン2に対して接離自在とされ
ている。このサーマルヘッド7のヘッド取付台16に
は、ベルクランク状に形成されているとともに支点17
bを中心として回動自在とされたヘッド押圧部材18の
一端部18aが当接されており、その他端部18bは、
前記キャリッジ6に回転自在に支持されている円盤状の
カム部材19に形成されている無端状のカム溝20に摺
動自在に嵌合されている。前記カム溝20は、カム部材
19の中心に対し偏心しているほぼ楕円形状とされてお
り、図2において、カム部材19の右下部位に位置する
カム溝20がカム部材19の外周縁に最も近接する最外
周部に形成され、また、図2においてカム部材19の左
上部位に位置するカム溝20がカム部材19の中心に最
も近接する最内周部に形成されている。
【0021】そして、前記カム溝20の最外周部は、サ
ーマルヘッド7をプラテン2に対して強く圧接させる強
圧接部20aとされており、カム溝20の最内周部は、
サーマルヘッド7を完全にヘッドアップした状態に維持
する離接部20bとされている。また、この強圧接部2
0aと離接部20bとの間には、サーマルヘッド7がプ
ラテン2に対し弱く接触させる弱圧接部20cが位置す
ることになる。なお、前記ヘッド取付台16はサーマル
ヘッド7がプラテン2から離間する方向(図2における
反時計方向)に図示しないばね部材により付勢されてい
る。
ーマルヘッド7をプラテン2に対して強く圧接させる強
圧接部20aとされており、カム溝20の最内周部は、
サーマルヘッド7を完全にヘッドアップした状態に維持
する離接部20bとされている。また、この強圧接部2
0aと離接部20bとの間には、サーマルヘッド7がプ
ラテン2に対し弱く接触させる弱圧接部20cが位置す
ることになる。なお、前記ヘッド取付台16はサーマル
ヘッド7がプラテン2から離間する方向(図2における
反時計方向)に図示しないばね部材により付勢されてい
る。
【0022】前記カム部材19の外周にはギア21が形
成されており、このギア21には、伝達ギア22を介し
て前記キャリッジ6に搭載されているサーマルヘッド7
のアップダウン用のモータ23の出力軸23aに嵌着さ
れたピニオン24が噛合されている。したがって、前記
モータ23の回転によりカム部材19が回転され、この
カム部材19の回転に伴ってカム溝20に端部18aが
嵌合されているヘッド押圧部材18が回動され、このヘ
ッド押圧部材18の回動によりヘッド取付台16がヘッ
ド押圧部材18の一端部18aに押圧されてプラテン2
に対して接離動作され、サーマルヘッド7によるインク
リボンおよび用紙のプラテン2への圧接およびその解除
操作がなされる。
成されており、このギア21には、伝達ギア22を介し
て前記キャリッジ6に搭載されているサーマルヘッド7
のアップダウン用のモータ23の出力軸23aに嵌着さ
れたピニオン24が噛合されている。したがって、前記
モータ23の回転によりカム部材19が回転され、この
カム部材19の回転に伴ってカム溝20に端部18aが
嵌合されているヘッド押圧部材18が回動され、このヘ
ッド押圧部材18の回動によりヘッド取付台16がヘッ
ド押圧部材18の一端部18aに押圧されてプラテン2
に対して接離動作され、サーマルヘッド7によるインク
リボンおよび用紙のプラテン2への圧接およびその解除
操作がなされる。
【0023】なお、前記カム溝20に嵌合して回動する
ヘッド押圧部材18の端部18aが前記カム溝20に形
成された強圧接部20aに移動した時に、サーマルヘッ
ド7は前記プラテン2に対して最も強く圧接し、また逆
に、前記端部18aが前記離接部20bに移動した時に
は、完全にヘッドアップした状態となる。そして、前記
端部18aが前記強圧接部20aと離接部20bとの中
間に形成された弱圧接部20cにある時は、サーマルヘ
ッド7がヘッドアップ状態からヘッドダウン状態へ、ま
たはヘッドダウン状態からヘッドアップ状態へ動作中で
あり、つまり、サーマルヘッド7はプラテン2に対して
弱く圧接(接触)するか、僅かの間隙をもって離接して
いる状態であるといえる。
ヘッド押圧部材18の端部18aが前記カム溝20に形
成された強圧接部20aに移動した時に、サーマルヘッ
ド7は前記プラテン2に対して最も強く圧接し、また逆
に、前記端部18aが前記離接部20bに移動した時に
は、完全にヘッドアップした状態となる。そして、前記
端部18aが前記強圧接部20aと離接部20bとの中
間に形成された弱圧接部20cにある時は、サーマルヘ
ッド7がヘッドアップ状態からヘッドダウン状態へ、ま
たはヘッドダウン状態からヘッドアップ状態へ動作中で
あり、つまり、サーマルヘッド7はプラテン2に対して
弱く圧接(接触)するか、僅かの間隙をもって離接して
いる状態であるといえる。
【0024】また、前記キャリッジ6には、前記インク
リボン巻取りボビン8およびインクリボン巻戻しボビン
9を駆動するリボン駆動モータ25が設けられており、
このモータ25の出力軸25aに嵌着されたピニオン2
6には、伝達ギア27を介して前記インクリボン巻取ボ
ビン8と同軸に設けられている巻取ギア28が嵌合され
ている。
リボン巻取りボビン8およびインクリボン巻戻しボビン
9を駆動するリボン駆動モータ25が設けられており、
このモータ25の出力軸25aに嵌着されたピニオン2
6には、伝達ギア27を介して前記インクリボン巻取ボ
ビン8と同軸に設けられている巻取ギア28が嵌合され
ている。
【0025】さらに、前記リボン駆動モータ25の出力
軸25aに嵌着されたピニオン26には、伝達ギア2
9、30、31、32、33を介して前記インクリボン
巻戻しボビン9と同軸に設けられている巻戻しギア34
が嵌合されている。なお、前記伝達ギア27(あるいは
巻取ギア28)および伝達ギア29(あるいは伝達ギア
30、31、32、33および巻戻しギア34のうちい
ずれか1つ)を1方向クラッチを介することで1方向の
回転のみを伝達するように構成されている。
軸25aに嵌着されたピニオン26には、伝達ギア2
9、30、31、32、33を介して前記インクリボン
巻戻しボビン9と同軸に設けられている巻戻しギア34
が嵌合されている。なお、前記伝達ギア27(あるいは
巻取ギア28)および伝達ギア29(あるいは伝達ギア
30、31、32、33および巻戻しギア34のうちい
ずれか1つ)を1方向クラッチを介することで1方向の
回転のみを伝達するように構成されている。
【0026】また、サーマルヘッド7のアップダウンを
検知するためのセンサ(図示せず)が設けられており、
このセンサによりサーマルヘッド7のアップダウンに対
応して前記インクリボンの巻取および巻戻しを行うリボ
ン駆動モータ25の駆動が制御されるようになってい
る。
検知するためのセンサ(図示せず)が設けられており、
このセンサによりサーマルヘッド7のアップダウンに対
応して前記インクリボンの巻取および巻戻しを行うリボ
ン駆動モータ25の駆動が制御されるようになってい
る。
【0027】前記熱転写プリンタにより印字を行う際の
作用について説明する。
作用について説明する。
【0028】まず、前記用紙挿入口10から用紙を挿入
し、この用紙を前記紙送りローラ11と圧接ローラ12
との間に挟み込んで、紙送りローラ11を回転駆動させ
ることにより、前記用紙をキャリッジ6の移動方向と直
交方向に所定速度で搬送し、用紙の印字開始位置がプラ
テンに対向したときに紙送りローラの駆動を停止して用
紙の搬送を停止する。この状態において、サーマルヘッ
ドアップダウン用のモータ23を駆動してサーマルヘッ
ド7を前記インクリボンおよび用紙に対して所定の圧接
力で圧接させた上で、前記キャリッジ6を移動させると
ともに、前記巻取りボビン8を回転させてリボンカセッ
トのインクリボンを巻取りながら、前記サーマルヘッド
7の複数の発熱部を所望の印字信号に基づいて選択的に
発熱することにより、前記用紙に所望の印字を行なう。
このとき、前記プラテン2は図示しないプラテン取付台
の自調用突起(図示せず)により、揺動自在とされてい
るので、前記サーマルヘッド7がプラテン2に圧接され
た場合に、サーマルヘッド7に対して適正に面接触し
て、適正な印字を行うことができる。
し、この用紙を前記紙送りローラ11と圧接ローラ12
との間に挟み込んで、紙送りローラ11を回転駆動させ
ることにより、前記用紙をキャリッジ6の移動方向と直
交方向に所定速度で搬送し、用紙の印字開始位置がプラ
テンに対向したときに紙送りローラの駆動を停止して用
紙の搬送を停止する。この状態において、サーマルヘッ
ドアップダウン用のモータ23を駆動してサーマルヘッ
ド7を前記インクリボンおよび用紙に対して所定の圧接
力で圧接させた上で、前記キャリッジ6を移動させると
ともに、前記巻取りボビン8を回転させてリボンカセッ
トのインクリボンを巻取りながら、前記サーマルヘッド
7の複数の発熱部を所望の印字信号に基づいて選択的に
発熱することにより、前記用紙に所望の印字を行なう。
このとき、前記プラテン2は図示しないプラテン取付台
の自調用突起(図示せず)により、揺動自在とされてい
るので、前記サーマルヘッド7がプラテン2に圧接され
た場合に、サーマルヘッド7に対して適正に面接触し
て、適正な印字を行うことができる。
【0029】次に、本実施例の熱転写プリンタの駆動制
御方法の作用について、図3により説明する。
御方法の作用について、図3により説明する。
【0030】まず、キャリッジ駆動用のモータ13を駆
動してキャリッジ6をプラテン2に沿って移動させる。
そして、このキャリッジ6(モータ13)が徐々に移動
速度を速めるスローアップ状態にある時(図中、区間A
に示す)、サーマルヘッドアップダウン用のモータ23
を駆動し、サーマルヘッド7をインクリボンおよび用紙
を介してプラテン2に対して所定の圧接力で圧接させ
る。この状態でキャリッジ6を定速で移動させながらリ
ボン駆動モータ25を反時計方向に回転駆動させ、伝達
ギア27を介して巻取ボビン8を図2において反時計方
向に回転させることによって、リボンカセットのインク
リボンを巻き取る。
動してキャリッジ6をプラテン2に沿って移動させる。
そして、このキャリッジ6(モータ13)が徐々に移動
速度を速めるスローアップ状態にある時(図中、区間A
に示す)、サーマルヘッドアップダウン用のモータ23
を駆動し、サーマルヘッド7をインクリボンおよび用紙
を介してプラテン2に対して所定の圧接力で圧接させ
る。この状態でキャリッジ6を定速で移動させながらリ
ボン駆動モータ25を反時計方向に回転駆動させ、伝達
ギア27を介して巻取ボビン8を図2において反時計方
向に回転させることによって、リボンカセットのインク
リボンを巻き取る。
【0031】そして、サーマルヘッド7を所望の印字信
号に基づいて駆動させ、印字用紙に所望の印字を行う
(図中、区間Bに示す)。
号に基づいて駆動させ、印字用紙に所望の印字を行う
(図中、区間Bに示す)。
【0032】前述したようにして印字を行い、1行の最
後の印字が終り、インクリボンが用紙から引き離された
時点でキャリッジ駆動用モータ11を停止させると同時
にヘッドアップダウン機構のヘッドアップダウンモータ
23を駆動させ、サーマルヘッド7のヘッドアップ動作
を開始する(前記キャリッジ駆動用モータ11の停止時
からキャリッジの完全停止までを図中、区間Cに示
す)。
後の印字が終り、インクリボンが用紙から引き離された
時点でキャリッジ駆動用モータ11を停止させると同時
にヘッドアップダウン機構のヘッドアップダウンモータ
23を駆動させ、サーマルヘッド7のヘッドアップ動作
を開始する(前記キャリッジ駆動用モータ11の停止時
からキャリッジの完全停止までを図中、区間Cに示
す)。
【0033】そして、サーマルヘッド7のプラテン2に
対する圧接力が弱まり、当接によるインク汚れを生じさ
せなくなった時点、つまり、サーマルヘッド7の駆動機
構を構成するヘッド押圧部材18の他端部18bが前記
カム溝20を摺動移動してカム溝20の最内周部に位置
した時点で、インクリボンの巻取動作を停止する。な
お、このインクリボンの巻取動作の停止のタイミングと
しては、ヘッドアップ動作の終了後でもよいことはいう
までもない。
対する圧接力が弱まり、当接によるインク汚れを生じさ
せなくなった時点、つまり、サーマルヘッド7の駆動機
構を構成するヘッド押圧部材18の他端部18bが前記
カム溝20を摺動移動してカム溝20の最内周部に位置
した時点で、インクリボンの巻取動作を停止する。な
お、このインクリボンの巻取動作の停止のタイミングと
しては、ヘッドアップ動作の終了後でもよいことはいう
までもない。
【0034】キャリッジ6が完全に停止し、また、サー
マルヘッド7のヘッドアップ動作が終了した段階で、イ
ンクリボンの巻取動作により巻き取られた印字に使用さ
れなかったインクリボンの巻戻しを行う。
マルヘッド7のヘッドアップ動作が終了した段階で、イ
ンクリボンの巻取動作により巻き取られた印字に使用さ
れなかったインクリボンの巻戻しを行う。
【0035】このインクリボンの巻戻しは、リボン駆動
モータ25を時計方向に回転駆動させ、伝達ギア29,
30,31,32,33を介して巻戻しボビン9を図2
において時計方向に回動させることによって行なわれ
る。
モータ25を時計方向に回転駆動させ、伝達ギア29,
30,31,32,33を介して巻戻しボビン9を図2
において時計方向に回動させることによって行なわれ
る。
【0036】このように、1行の印字が終了した後、キ
ャリッジ駆動用モータ13を逆回転させることにより、
キャリッジ6をホームポジションに復帰させるととも
に、紙送りローラ11を回転させて、所定量の紙送りを
行い次の印字に備える。
ャリッジ駆動用モータ13を逆回転させることにより、
キャリッジ6をホームポジションに復帰させるととも
に、紙送りローラ11を回転させて、所定量の紙送りを
行い次の印字に備える。
【0037】なお、前記インクリボンの巻戻しを行うタ
イミングとしては、前記インクリボンの巻取動作を停止
した後であれば何時でもよく、例えば、未だキャリッジ
6が移動しており、かつヘッドアップ動作中でも、ま
た、キャリッジ6をホームポジションに復帰中であって
もよい。
イミングとしては、前記インクリボンの巻取動作を停止
した後であれば何時でもよく、例えば、未だキャリッジ
6が移動しており、かつヘッドアップ動作中でも、ま
た、キャリッジ6をホームポジションに復帰中であって
もよい。
【0038】このように、本発明の熱転写プリンタの駆
動制御方法において、サーマルヘッド7のヘッドアップ
動作は、キャリッジ6の移動停止とともに開始され、ま
た、インクリボンの巻取動作はサーマルヘッド7のプラ
テンに対する押圧が弱圧接となるまで行われるため、停
止状態にあるインクリボンに印字時の発熱の余熱を発熱
部に有するサーマルヘッド7がヘッドダウンの状態で圧
接するようなことはなく、よって、インクリボンのイン
クが用紙に転写されて用紙を汚損することはない。ま
た、サーマルヘッド7がヘッドアップ状態に入った直後
で、サーマルヘッド7のプラテン2に対する当接を完全
に解除していない状態においても、インクリボンの巻取
速度とキャリッジ6の移動速度との相対速度を0または
0に近いものとすることができ、インクリボンと用紙が
擦れることによってサーマルヘッド7の余熱で溶融する
インクによって用紙を汚してしまうことを防止すること
ができる。
動制御方法において、サーマルヘッド7のヘッドアップ
動作は、キャリッジ6の移動停止とともに開始され、ま
た、インクリボンの巻取動作はサーマルヘッド7のプラ
テンに対する押圧が弱圧接となるまで行われるため、停
止状態にあるインクリボンに印字時の発熱の余熱を発熱
部に有するサーマルヘッド7がヘッドダウンの状態で圧
接するようなことはなく、よって、インクリボンのイン
クが用紙に転写されて用紙を汚損することはない。ま
た、サーマルヘッド7がヘッドアップ状態に入った直後
で、サーマルヘッド7のプラテン2に対する当接を完全
に解除していない状態においても、インクリボンの巻取
速度とキャリッジ6の移動速度との相対速度を0または
0に近いものとすることができ、インクリボンと用紙が
擦れることによってサーマルヘッド7の余熱で溶融する
インクによって用紙を汚してしまうことを防止すること
ができる。
【0039】さらに、印字に使用されず巻き取られたイ
ンクリボンの部分を巻戻すことでインクリボンの無駄が
なくなり、結果としてランニングコストを低減できる。
ンクリボンの部分を巻戻すことでインクリボンの無駄が
なくなり、結果としてランニングコストを低減できる。
【0040】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。例え
ば、本実施例はキャリッジ駆動用モータ、ヘッドアップ
ダウンモータ、インクリボン巻取用モータの3つのモー
タを使用するプリンタをもって説明したが、これらのモ
ータは、例えばカムを使用することにより1つのモータ
をもって兼用することもできる。
のではなく、必要に応じて変更することができる。例え
ば、本実施例はキャリッジ駆動用モータ、ヘッドアップ
ダウンモータ、インクリボン巻取用モータの3つのモー
タを使用するプリンタをもって説明したが、これらのモ
ータは、例えばカムを使用することにより1つのモータ
をもって兼用することもできる。
【0041】
【発明の効果】このように本発明は構成され作用するも
のであるから、1行の印字終了後に印字時に発熱したそ
の余熱でインクリボンのインクが印字用紙の余白部分に
転写されて汚してしまうことを防止して良好な印字結果
を得ることができ、さらにはインクリボンを効率的に使
用することができるという効果を奏する。
のであるから、1行の印字終了後に印字時に発熱したそ
の余熱でインクリボンのインクが印字用紙の余白部分に
転写されて汚してしまうことを防止して良好な印字結果
を得ることができ、さらにはインクリボンを効率的に使
用することができるという効果を奏する。
【図1】本実施例の熱転写プリンタを示す斜視図
【図2】図1の本実施例のプリンタのサーマルヘッドの
アップダウン機構、インクリボンの巻取機構およびキャ
リッジ駆動機構を示す概略図
アップダウン機構、インクリボンの巻取機構およびキャ
リッジ駆動機構を示す概略図
【図3】本実施例におけるキャリッジの移送速度とサー
マルヘッドアップダウンおよびリボン巻取の動作タイミ
ングを示す説明図
マルヘッドアップダウンおよびリボン巻取の動作タイミ
ングを示す説明図
【図4】 従来例におけるキャリッジの移送速度とサー
マルヘッドアップダウンおよびリボン巻取の動作タイミ
ングを示す説明図
マルヘッドアップダウンおよびリボン巻取の動作タイミ
ングを示す説明図
1 フレーム 2 プラテン 3 キャリッジシャフト 4 ガイド部 5 ラック 6 キャリッジ 7 サーマルヘッド 8 巻取ボビン 9 巻戻しボビン 10 用紙挿入口 11 紙送りローラ 12 圧接ローラ 13 キャリッジ駆動用モータ 14 出力ピニオン 15 ギア 16 ヘッド取付け台 17 支点 18 ヘッド押圧部材 19 カム部材 20 カム溝 20a 強圧接部 20b 離接部 20c 弱圧接部 21 ギア 22 伝達ギア 23 ヘッドアップダウン用モータ 24 出力ピニオン 25 リボン駆動モータ 26 出力ピニオン 27,29,30,31,32,33 伝達ギア 28 巻取ギア 34 巻戻しギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 23/02 A 35/00 Z
Claims (5)
- 【請求項1】 プラテンと、発熱により印字を行うため
のサーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボン
カセットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前
記プラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ
駆動手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対し
て接離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記イン
クリボンを弛みなく巻取るインクリボン巻取機構と、こ
のインクリボン巻取機構を駆動する巻取機構駆動手段と
を備えるとともに、1行の最後の印字が終了した後のキ
ャリッジの印字中と同方向への移動中に前記インクリボ
ン巻取機構によりインクリボンの巻取動作を行いながら
前記ヘッドアップダウン機構によりサーマルヘッドのヘ
ッドアップ動作を開始し、前記ヘッドアップ動作により
前記サーマルヘッドの前記プラテンへの圧接力が弱まっ
た以後に前記キャリッジ駆動手段の停止および前記イン
クリボン巻取機構によるインクリボン巻取動作を停止す
るように制御する駆動制御手段を備えたことを特徴とす
る熱転写プリンタ。 - 【請求項2】 前記ヘッドアップダウン機構は、サーマ
ルヘッドをプラテンに対してヘッドダウン状態で強圧接
する強圧接部と同じくサーマルヘッドをプラテンに対し
てヘッドダウン状態で弱圧接する弱圧接部とサーマルヘ
ッドをプラテンに対してヘッドアップ状態で保持する離
接部とがそれぞれ形成されたカム溝を有するカムと、こ
のカムを駆動する駆動手段とからなり、前記制御手段は
前記サーマルヘッドがこのカムの弱圧接部に保持された
位置で、前記キャリッジ駆動手段の停止および前記イン
クリボン巻取機構によるインクリボン巻取動作を停止す
るように制御することを特徴とする請求項1に記載の熱
転写プリンタ。 - 【請求項3】 プラテンと、発熱により印字を行うため
のサーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボン
カセットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前
記プラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ
駆動手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対し
て接離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記イン
クリボンの巻取動作あるいは巻戻動作を行うインクリボ
ン搬送機構と、このインクリボン搬送機構を駆動する搬
送機構駆動手段とを備えるとともに、1行の最後の印字
が終了した後のキャリッジの印字中と同方向への移動中
に前記インクリボン搬送機構によりインクリボンの巻取
動作を行いながら前記ヘッドアップダウン機構を駆動し
てサーマルヘッドのヘッドアップ動作を開始し、前記ヘ
ッドアップ動作により前記サーマルヘッドの前記プラテ
ンへの圧接力が弱まった以後に前記インクリボン搬送機
構によりインクリボン巻取動作を停止し、その後前記イ
ンクリボンの巻戻動作を行うように制御する駆動制御手
段を備えたことを特徴とする熱転写プリンタ。 - 【請求項4】 プラテンと、発熱により印字を行うため
のサーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボン
カセットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前
記プラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ
駆動手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対し
て接離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記イン
クリボンを弛みなく巻取るインクリボン巻取機構と、こ
のインクリボン巻取機構を駆動する巻取機構駆動手段と
を備える熱転写プリンタの駆動制御方法であって、1行
の最後の印字が終了した後のキャリッジの印字中と同方
向への移動中に前記インクリボン巻取機構によりインク
リボンの巻取動作を行いながら前記ヘッドアップダウン
機構によりサーマルヘッドのヘッドアップ動作を開始
し、前記ヘッドアップ動作により前記サーマルヘッドの
前記プラテンへの圧接力が弱くなった以後に前記キャリ
ッジ駆動手段の停止および前記インクリボン巻取機構に
よるインクリボンの巻取動作を停止するように制御する
ことを特徴とする熱転写プリンタの駆動制御方法。 - 【請求項5】 プラテンと、発熱により印字を行うため
のサーマルヘッドおよびインクリボンを収納したリボン
カセットを搭載するキャリッジと、このキャリッジを前
記プラテンに沿って印字方向に往復動させるキャリッジ
駆動手段と、前記サーマルヘッドを前記プラテンに対し
て接離動作させるヘッドアップダウン機構と、前記イン
クリボンの巻取動作あるいは巻戻動作を行うインクリボ
ン搬送機構と、このインクリボン搬送機構を駆動する搬
送機構駆動手段とを備えてなる熱転写プリンタの駆動制
御方法であって、1行の最後の印字が終了した後のキャ
リッジの印字中と同方向への移動中に前記インクリボン
搬送機構によりインクリボンの巻取動作を行いながら前
記ヘッドアップダウン機構を駆動してサーマルヘッドの
ヘッドアップ動作を開始し、前記ヘッドアップ動作によ
り前記サーマルヘッドの前記プラテンへの圧接力が弱ま
った以後に前記インクリボン搬送機構によりインクリボ
ン巻取動作を停止するとともに、その後前記インクリボ
ンの巻戻動作を行うように制御することを特徴とする熱
転写プリンタの駆動制御手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2410195A JPH08169160A (ja) | 1994-10-21 | 1995-02-13 | 熱転写プリンタおよびその駆動制御方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25706394 | 1994-10-21 | ||
JP6-257063 | 1994-10-21 | ||
JP2410195A JPH08169160A (ja) | 1994-10-21 | 1995-02-13 | 熱転写プリンタおよびその駆動制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08169160A true JPH08169160A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=26361586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2410195A Pending JPH08169160A (ja) | 1994-10-21 | 1995-02-13 | 熱転写プリンタおよびその駆動制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08169160A (ja) |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP2410195A patent/JPH08169160A/ja active Pending
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