JPH08168397A - ピルビン酸の定量方法およびその定量用試薬 - Google Patents

ピルビン酸の定量方法およびその定量用試薬

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JPH08168397A
JPH08168397A JP31539294A JP31539294A JPH08168397A JP H08168397 A JPH08168397 A JP H08168397A JP 31539294 A JP31539294 A JP 31539294A JP 31539294 A JP31539294 A JP 31539294A JP H08168397 A JPH08168397 A JP H08168397A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 被検体中のピルビン酸を定量するに際し、被
検体にプトレッシンおよびプトレッシントランスアミナ
ーゼを作用させ、生成する4−アミノブタナールに酸化
型ニコチンアミド補酵素および4−アミノブタナール脱
水素酵素を作用させ、該反応に伴って生成する還元型ニ
コチンアミド補酵素の生成量を定量することを特徴とす
るピルビン酸の定量方法である。 【効果】 本発明によるピルビン酸の定量方法は、従来
から使用されていた血清あるいは尿等に代表される被検
体中の阻害物質の影響を受けず、定量時の初期吸光度が
低く抑えられており、さらにアセチル−CoAのような
不安定な化合物を使用しない従来のピルビン酸定量法の
欠点を克服する方法である。したがって、本発明のピル
ビン酸の定量方法および定量用試薬は、日常の作業とし
てピルビン酸の定量が簡便かつ短時間に、しかも精度良
く実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検体中のピルビン酸の
定量方法およびその定量用試薬に関するものである。本
発明により、被検体中のピルビン酸の濃度を酵素的によ
り簡便かつ正確に定量する方法および定量用試薬が提供
される。
【0002】
【従来の技術】ピルビン酸は、生体内において糖、脂質
及びアミノ酸の代謝に関与する重要な化合物のひとつで
ある。このピルビン酸を定量することにより、生体内の
代謝状態に関する重要な知見を得ることできる。さら
に、被検体中の種々の生体成分を定量するに際し、この
生体成分を酵素的反応あるいは化学的反応を使用してピ
ルビン酸に変換せしめた後に、ピルビン酸を定量するこ
とによって生体成分を定量する方法があり、ピルビン酸
の高感度で、かつ精度の高い定量方法は産業上重要であ
る。例えば、被検体中のシアル酸を定量するに際し、被
検体にノイラミニダーゼ及びN−アセチルノイラミン酸
アルドラーゼを作用させシアル酸をピルビン酸とN−ア
セチルマンノサミン変換せしめ、生成するピルビン酸を
定量することにより被検体中のシアル酸の濃度を定量す
る方法が採られている。
【0003】従来からのピルビン酸の代表的な定量方法
としては、(社)日本臨床検査薬協会編集、「体外診断
用医薬品集」、488頁、薬事日報社(1991年)に
記載のピルビン酸を還元型ニコチンアミド補酵素と乳酸
脱水素酵素の存在下で反応させ、反応の進行に伴って減
少する還元型ニコチンアミド補酵素量を紫外線領域の吸
光度の減少を分析することによってピルビン酸を定量す
る方法(以下UV法と略記する)、およびピルビン酸を
ピルビン酸酸化酵素の存在下で酸化せしめ、反応の進行
に伴って生成する過酸化水素を分析することによってピ
ルビン酸を定量する方法(酸化酵素法と略記する)が代
表的である。
【0004】また、これらの定量法の他に、正確にピル
ビン酸を定量可能な方法として特開昭62−14799
号公報に記載のD−アラニントランスフェラーゼとD−
アミノ酸オキシダーゼを使用する酵素サイクリングを利
用した高感度なピルビン酸もしくはその塩の定量方法、
特開昭64−37300号公報に記載のピルビン酸デヒ
ドロゲナーゼ、リン酸、及び電子受容体の存在下でピル
ビン酸をアセチルリン酸、二酸化炭素、及び還元型電子
受容体に変換させてピルビン酸を定量する方法、及び特
開平4−346796号公報に記載の乳酸デヒドロゲナ
ーゼ、チオNAD類、及び還元型NAD類を用いる酵素
サイクリング法によるピルビン酸の高感度定量方法が提
案されている。さらに、特開平5−95798号公報及
び特開平5−219991号公報に記載のピルビン酸に
還元型補酵素A(以下CoA−SHという)、ピルビン
酸デヒドロゲナーゼ複合体、及び酸化型ニコチンアミド
ジヌクレオチドを作用させて、生成する還元型ニコチン
アミドジヌクレオチド量を測定することによりピルビン
酸を定量する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来から用い
られてきたこれらのピルビン定量方法は、いくつかの難
点を有している。すなわち、乳酸脱水素酵素を使用する
UV法は、被検体中のピルビン酸と添加された還元型ニ
コチンアミド補酵素とが乳酸脱水素酵素の作用によって
反応し、反応の進行に伴って減少する還元型ニコチンア
ミド補酵素量を紫外線領域の吸光度の減少を測定するこ
とによってピルビン酸を定量している。従って、本方法
はあらかじめ反応基質として添加される還元型ニコチン
アミド補酵素に基づいた紫外線領域における高い初期吸
光度を有する。この初期吸光度は、添加される還元型ニ
コチンアミド補酵素の量によって変動し、ピルビン酸定
量の難点となっている。すなわち、還元型ニコチンアミ
ド補酵素の添加量が多過ぎる場合、初期吸光度が高くな
り過ぎ、吸光度測定装置の測定範囲外になることがあ
る。また、還元型ニコチンアミド補酵素の添加量が少な
過ぎる場合、初期吸光度は低くなり吸光度測定装置にと
って都合は良くなるが、乳酸脱水素酵素の基質として還
元型ニコチンアミド補酵素の量が化学量論より不足する
場合が生じ、結果としてピルビン酸量を正確に定量出来
ない難点となる。
【0006】一方、ピルビン酸酸化酵素を用いる、酸化
酵素法によるピルビン酸の定量法は、最終的には生成す
る過酸化水素をペルオキシダーゼの作用によってキノン
色素を生じさせるため、被検体に含有される血清成分あ
るいは尿成分に代表されるペルオキシダーゼ阻害剤、例
えばアスコルビン酸やビリルビン等の化合物の影響を受
けやすく、正確にピルビン酸量を定量出来ない難点を有
している。
【0007】これらの難点を克服するために研究されて
きた特開昭62−14799号公報に記載のD−アラニ
ントランスフェラーゼとD−アミノ酸オキシダーゼを使
用する酵素サイクリングを利用した高感度なピルビン酸
もしくはその塩の定量方法においては、最終的には過酸
化水素量を測定する方法であり、基本的にはピルビン酸
酸化酵素を使用する方法と同様に、被検体に含有される
血清成分あるいは尿成分に代表されるペルオキシダーゼ
阻害剤、例えばアスコルビン酸やビリルビン等の化合物
の影響を受けやすい難点を依然として有している。
【0008】又、特開昭64−37300号公報に記載
のピルビン酸デヒドロゲナーゼ、リン酸、及び電子受容
体の存在下でピルビン酸をアセチルリン酸、二酸化炭
素、及び還元型電子受容体に変換させてピルビン酸を定
量する方法は、電子受容体としてフェナジンメトサルフ
ェート類とフォルマザン色素原体類の2つの化合物を必
要とする。しかし、特にフェナジンメトサルフェート類
の化合物は安定性が悪く、本原理を試薬化する際の大き
な難点となっている。
【0009】特開平4−346796号公報に記載の乳
酸デヒドロゲナーゼ、チオNAD類、及び還元型NAD
類を用いる酵素サイクリング法によるピルビン酸の高感
度定量方法は、酵素サイクリングを利用しているため確
かに高感度化は実現出来る技術ではあるが、反応系に含
まれる還元型NAD類に帰属する初期吸光度を回避出来
ない欠点を有している。さらに、特開平5−95798
号公報及び特開平5−219991号公報に記載のピル
ビン酸に還元型補酵素A(以下CoA−SHという)、
ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体、及び酸化型ニコチ
ンアミドジヌクレオチドを作用させて、生成する還元型
ニコチンアミドジヌクレオチド量を測定することにより
ピルビン酸を定量する方法は、反応系に不安定なCoA
−SHを使用しなければならない難点を有している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる従
来の定量方法における多くの課題を解決すべく簡便かつ
精度の高いピルビン酸の定量方法を鋭意研究した結果、
被検体中のピルビン酸は、プトレッシンと酸化型ニコチ
ンアミド補酵素の存在下でプトレッシントランスアミナ
ーゼと4−アミノブタナール脱水素酵素の作用により、
定量が容易である還元型ニコチンアミド補酵素を化学量
論的に生成することを見いだし、本発明を完成するに至
った。
【0011】即ち本発明は、被検体中のピルビン酸を定
量するに際し、被検体にプトレッシンおよびプトレッシ
ントランスアミナーゼを作用させ、生成する4−アミノ
ブタナールに酸化型ニコチンアミド補酵素および4−ア
ミノブタナール脱水素酵素を作用させ、該酵素反応に伴
って生成する還元型ニコチンアミド補酵素の生成量を定
量することによってピルビン酸量を決定することを特徴
とするピルビン酸の定量方法である。
【0012】他の発明は、プトレッシン、酸化型ニコチ
ンアミド補酵素、プトレッシントランスアミナーゼおよ
び4−アミノブタナール脱水素酵素を含有してなるピル
ビン酸定量用試薬である。
【0013】本発明のピルビン酸の定量方法は、被検体
中のピルビン酸を最終的に定量性の優れた還元型ニコチ
ンアミド補酵素に変換せしめることによって、従来の方
法に代わり得る、操作が簡便で精度の高いピルビン酸の
定量方法を提供するものである。
【0014】本発明でいう被検体とは、尿、血液、血
清、血漿、培養物、培養液、あるいは細胞内液等の液体
あるいは抽出液を言う。
【0015】本発明で使用されるプトレッシンは、フリ
ーの塩基のものでも塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩等に代表
される塩化合物でも特に限定されないが、試薬の調合の
際の精度および簡便さの立場から塩化合物が好適に使用
される。本発明に使用するプトレッシントランスアミナ
ーゼは、1モルのピルビン酸と1モルのプトレッシンに
対して作用し、1モルの4−アミノブタナールと1モル
のアラニンを生成するものであれば特に限定されず、か
かる特性を有する酵素を特に制限なく使用することが出
来る。このプトレッシントランスアミナーゼの作用は以
下にように示すことが出来る。
【0016】ピルビン酸 + プトレッシン →4−ア
ミノブタナール + アラニン かかる酵素を例示すれば、ジャーナル・オブ・バイオロ
ジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem.)、
239巻、783頁(1964年)に記載のエシェリヒ
ア・コリーB由来のジアミン:α-ケトグルタル酸トラ
ンスアミナーゼやアグリカルチャラル・バイオロジカル
・ケミストリー(Agric.Biol.Che
m.)、43巻、1043頁(1979年)に記載のシ
ュードモナス属細菌 F−126由来のω−アミノ酸:
ピルビン酸トランスアミナーゼ、あるいはジャーナル・
オブ・バクテリオロジー(J.Bacteriolog
y)、128巻、722頁(1976年)に記載のシュ
ードモナス・アエルギノサ由来のγ−アミノ酪酸:α−
ケトグルタル酸トランスアミナーゼ、および特願平1−
45416号公報に記載のストレプトミセス(Stre
ptomyces)属由来のプトレッシン:ピルビン酸
トランスアミナーゼが挙げられる。
【0017】本発明に使用される酸化型ニコチンアミド
補酵素は特に限定されるものではなく、使用する4−ア
ミノブタナール脱水素酵素が基質と認識するものであれ
ばいかなるものでも良い。例示すれば、ニコチンアミド
・アデニン・ジヌクレオチド(以下NAD+と略す)、
ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチドリン酸(以
下NADP+と略す)、チオニコチンアミド・アデニン
・ジヌクレオチド(以下Thio−NAD+と略す)、
およびチオニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド
リン酸(Thio−NADP+と略す)が挙げられる。
【0018】本発明に使用する4−アミノブタナール脱
水素酵素は、1モルの4−アミノブタナールと1モルの
酸化型ニコチンアミド補酵素に対して作用し、1モルの
4−アミノ酪酸と1モルの還元型ニコチンアミド補酵素
を生成するものであれば特に限定されず、かかる特性を
有する酵素が特に制限なく使用される。この4−アミノ
ブタナール脱水素酵素の作用を以下に示す。
【0019】酸化型ニコチンアミド補酵素 + 4−ア
ミノブタナール →還元型ニコチンアミド補酵素 +
4−アミノ酪酸 このような酵素を例示すれば、ジャーナル・オブ・バイ
オケミストリー(J.Biol.Chemistr
y)、25巻、1737−1741頁(1974年)に
記載のシュードモナス(Psudomonas)属由来
の4−アミノブタナール脱水素酵素、バイオケミストリ
ー(Biochemistry)、13巻、4181−
4184頁(1974年)に記載のシュードモナス(P
sudomonas)属由来の3−アミノプロパナール
脱水素酵素、および特開昭63−248388号公報に
記載のミクロコッカス(Micrococcus)属由
来の4−アミノブタナール脱水素酵素が挙げられる。
【0020】本発明の定量方法において、被検体にプト
レッシン、酸化型ニコチンアミド補酵素、プトレッシン
トランスアミナーゼおよび4−アミノブタナール脱水素
酵素を作用させる条件としては、生体中の成分を酵素的
に定量する公知の条件が特に制限なく採用出来る。通
常、反応液量は0.1〜10mlの範囲で行われるが、
特に0.2〜3mlの範囲が好適である。反応の際のp
H条件は、特に限定されないが、一般にはプトレッシン
トランスアミナーゼおよび4−アミノブタナール脱水素
酵素の2つの酵素の酵素活性が最大に発現される条件が
望ましい。そのようなpH条件としてはpH6.0〜1
0.5の範囲が好適である。さらに、この範囲のpHを
酵素反応の時間中維持することを目的として緩衝液を用
いることが一般的である。緩衝液の種類は特に限定され
ないが、リン酸緩衝液、クエン酸緩衝液、トリス塩酸緩
衝液、グッド緩衝液等が好適に使用される。
【0021】これらの緩衝液の濃度は特に限定されない
が、例えば2〜500mMの濃度範囲が好適である。本
発明の定量方法の温度条件としては15〜40℃の範囲
が好適である。また、反応時間は本発明の定量方法にお
ける2つの酵素反応が完了する時間であれば特に限定さ
れないが、通常1〜30分の範囲が一般的である。
【0022】また、プトレッシンの存在濃度としては、
被検体中に存在するピルビン酸の濃度に対して過剰量あ
れば特に限定されないが、通常1〜200mMの濃度範
囲で使用するのが一般的である。特に2〜100mMの
濃度範囲が好適である。
【0023】本発明の定量方法および定量用試薬に使用
するプトレッシントランスアミナーゼ量は、酵素の活
性、反応条件、定量対象となるピルビン酸の濃度等によ
って異なり、一概に限定できないが、好ましくは被検体
中に存在するピルビン酸が、所定の時間内に完全に4−
アミノブタナールに変換されるに充分な酵素量に達して
いれば良い。なお、酵素量は以下、1分間当りに1μm
oleの生成物を生成させる酵素量を1Uまたは1ユニ
ットと示し、酵素濃度は反応溶液1ml当りのユニット
数としてU/mlで示す。そのようなプトレッシントラ
ンスアミナーゼ量としては通常0.01〜100U/m
lの範囲で使用されるが、特に0.05〜50U/ml
の範囲が好適である。
【0024】本発明の定量方法および定量用試薬に用い
られる酸化型ニコチンアミド補酵素の濃度は、使用する
4−アミノブタナール脱水素酵素の性質に依るが、一般
に4−アミノブタナール脱水素酵素の酸化型ニコチンア
ミド補酵素に対するKm値の2〜200倍の濃度範囲、
すなわち通常は0.5〜200mMの濃度範囲で添加さ
れる。特に4〜100倍の濃度範囲、すなわち1〜10
0mMの濃度範囲が好適である。
【0025】本発明の定量方法および定量用試薬に使用
する4−アミノブタナール脱水素酵素量は、酵素の活
性、反応条件、定量対象となるピルビン酸の濃度等によ
って異なり、一概に限定できないが、好ましくは被検体
中に存在するピルビン酸の酵素反応により生成した4−
アミノブタナールが、所定の時間内に完全に4−アミノ
酪酸に変換され、同時にその化学当量の酸化型ニコチン
アミド補酵素を還元型ニコチンアミド補酵素に変換せし
めるに充分な4−アミノブタナール脱水素酵素量に達し
ていれば良い。そのような4−アミノブタナール脱水素
酵素量としては通常0.01〜100U/mlの範囲で
使用されるが、特に0.05〜50U/mlの範囲が好
適である。
【0026】本発明のピルビン酸定量用試薬は、必須成
分であるプトレッシン、酸化型ニコチンアミド補酵素、
プトレッシントランスアミナーゼおよび4−アミノブタ
ナール脱水素酵素を各々前記好ましい量で通常緩衝液と
混合して調製される。但し後述するように、2ステップ
反応法でピルビン酸を定量する場合は、プトレッシンお
よびプトレッシントランスアミナーゼを緩衝液と混合し
た試薬、酸化型ニコチンアミド補酵素および4−アミノ
ブタナール脱水素酵素を緩衝液に混合した試薬の2種の
試薬からなる定量用試薬とすることもできる。
【0027】本発明の定量方法における反応は、プトレ
ッシン、、プトレッシントランスアミナーゼ、酸化型ニ
コチンアミド補酵素、4−アミノブタナール脱水素酵
素、および被検体中のピルビン酸の5成分から成る複合
反応である。実際に被検体中のピルビン酸を定量する際
には、以下に示す2ステップ反応法と1ステップ反応法
の二つの方法が任意に使用できるが、実用的には簡便さ
の点から1ステップ反応が好適に使用される。
【0028】2ステップ反応法とは、予め被検体にプト
レッシンとプトレッシントランスアミナーゼと含む緩衝
液を分注して15〜40゜C下で1〜20分間作用させ、
被検体中のピルビン酸の量に対応した4−アミノブタナ
ールを生成せしめた後、さらに酸化型ニコチンアミド補
酵素と4−アミノブタナール脱水素酵素とを含む緩衝液
を分注して同温度下で2〜20分間、生成した4−アミ
ノフタナールと反応せしめた後に生成した還元型ニコチ
ンアミド補酵素を定量する方法である。一方、1ステッ
プ反応法とは、被検体にプトレッシン、プトレッシント
ランスアミナーゼ、酸化型ニコチンアミド補酵素、およ
び4−アミノブタナール脱水素酵素の4成分を含む緩衝
液を分注し15〜40℃下で1〜30分間反応せしめた
後に、被検体中のピルビン酸量に対応した還元型ニコチ
ンアミド補酵素を定量する方法である。全試薬成分を同
時に作用させても、本発明の各酵素反応は特異的且つ逐
次的に進行し、ピルビン酸量に対応して還元型ニコチン
アミド補酵素が定量的に生成する。
【0029】最終的に得られる還元型ニコチンアミド補
酵素の定量方法は、既存の一般的な方法を用いることが
できる。例えば、生成する還元型ニコチンアミド補酵素
がNADHあるいはNADPHである場合は、340n
mの吸光度の増加を、生成する還元型ニコチンアミド補
酵素がThio−NADHあるいはThio−NADP
Hである場合は、400nmの吸光度の増加量を測定す
ることにより定量できる。また、高感度に定量したい場
合は、生成する還元型ニコチンアミド補酵素とテトラゾ
リウム塩化合物とからジアフォラーゼの作用によりホル
マザン色素を生成せしめ、このホルマザン色素を比色定
量することにより高感度に還元型ニコチンアミド補酵素
の生成量を定量できる。
【0030】
【作用】本発明に基づくピルビン酸の定量方法は、被検
体中のピルビン酸にプトレッシンおよびプトレッシント
ランスアミナーゼを作用させて4−アミノブタナールを
生成せしめ、さらにこの生成した4−アミノブタナール
を酸化型ニコチンアミド補酵素および4−アミノブタナ
ール脱水素酵素を作用させて還元型ニコチンアミドを生
成させ、生成した還元型ニコチンアミド補酵素を定量す
ることを特徴とする。
【0031】
【発明の効果】本発明によるピルビン酸の定量方法は、
従来から使用されていた血清あるいは尿等に代表される
被検体中の阻害物質の影響を受けず、定量時の初期吸光
度が低く抑えられており、さらにアセチル−CoAのよ
うな不安定な化合物を使用しない従来のピルビン酸定量
法の欠点を克服する方法である。したがって、本発明の
ピルビン酸の定量方法およびその定量用試薬は、日常の
作業としてピルビン酸の定量が簡便かつ短時間に、しか
も精度良く実施できる方法および試薬を提供する。
【0032】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に記載の範囲に限定される
ものではない。なお、酵素活性値を示す単位として、1
分間に1μmoleの生成物を生成させる酵素量を1ユ
ニットと示した。
【0033】製造例1〔プトレッシントランスアミナー
ゼの調製〕 プトレッシントランスアミナーゼは、次の方法で調製し
た。0.5%グルコース、0.4%ポリペプトン、0.
5% 魚肉エキス、0.3%アセチルプトレッシン、
0.2%食塩、0.02%消泡剤から成る培地(pH
7.5)1Lを5Lの三角フラスコに入れ、120℃で
20分間オートクレーブした後、28℃下でこの培地に
ストレプトミセス・アベラニウス(Streptomy
ces avellaneusR−20[微工研菌寄
第5443号]を植菌した。28゜Cで24時間振とう培
養を行った後この培養液を、予め上記と同様の組成を有
する培地150Lを仕込み滅菌しておいたジャー・ファ
ーメンターに加えて本培養を行った。培養条件は28
℃、攪拌回転数300rpm、通気100L/min
で、18時間培養の後、培養液を遠心分離機にかけて菌
体を採取した。
【0034】得られた菌体の約2.7Kg(湿菌体重
量)を40%エタノールを含む10mMリン酸緩衝液
(pH 7.5)12Lに懸濁し、その懸濁液をダイノ
ミル細胞破砕機に連続的に通過させて菌体破砕を行っ
た。その破砕液を連続遠心分離機を使用して遠心分離
し、上清液を得た。この上清液中のプトレッシントラン
スアミナーゼの総活性は22,000ユニット、比活性
は0.072ユニット/mg−タンパクであった。
【0035】この上清液を、予め10mMのリン酸緩衝
液(pH7.5)にて平衡化した4LのDEAE−セル
ロース(ワットマン社製)に加え、1時間攪拌した後4
0mMの硫酸アンモニウムを含む10mMのリン酸緩衝
液(pH7.5)15Lで洗浄した。次いで、0.5M
の食塩を含む10mMリン酸緩衝液(pH7.5)5L
で酵素成分を溶出させた。[総酵素活性=15,400
ユニット、比活性=0.56ユニット/mg−タンパ
ク] この酵素溶液を限外濾過により脱塩した後、65℃で3
0分間熱処理を行い、生じた沈澱を遠心分離により除い
た。[総酵素活性=12,200ユニット、比活性=
2.1ユニット/mg−タンパク] こうして得られた酵素液を、予め10mMリン酸緩衝液
(pH 7.5)で平衡化しておいた1LのDEAE−
セルロースのカラムに通し吸着させた。カラムを同様の
緩衝液2Lで洗浄した後、食塩の直線濃度勾配によりプ
トレッシントランスアミナーゼを溶出させた。[総酵素
活性=8,820ユニット、比活性=3.5ユニット/
mg−タンパク] この溶出液を限外濾過により脱塩した後、硫酸アンモニ
ウムを20%となるように添加し、次いで予め20%の
硫酸アンモニウムを含む10mMリン酸緩衝液(pH
7.5)で平衡化しておいた0.1Lのブチルトヨパー
ル650M(東ソー社製)のカラムに通し、酵素を吸着
させた。カラムを同様のリン酸緩衝液で洗浄した後、硫
酸アンモウニウムの逆直線濃度勾配によりプトレッシン
トランスアミナーゼを溶出させた。[総酵素活性=7,
430ユニット、比活性=4.4ユニット/mg−タン
パク] 得られた酵素溶液を限外濾過により濃縮した後、1.7
LのセファクリルS−400(ファルマシア社製)を充
填したカラムに通しゲル濾過を行い活性画分を集めるこ
とによって精製プトレッシントランスアミナーゼを得
た。[総酵素活性=7,360ユニット、比活性=4.
5ユニット/mg−タンパク] 製造例2〔4−アミノブタナール脱水素酵素の調製〕 4−アミノブタナール脱水素酵素は、次の方法で調製し
た。0.5%グルコース、0.5%ポリペプトン、0.
2%酵母エキス、0.3%プトレッシン、0.1%リン
酸第二カリウム、0.2%食塩、0.02%硫酸マグネ
シウム7水塩、および0.02%消泡剤から成る培地
(pH7.0)1Lを5Lの三角フラスコに入れ、12
0℃で20分間オートクレーブした後、30℃下でこの
培地にミクロコッカス・フラビダス(Micrococ
cus flavidus)[微工研菌寄 第5633
号]を植菌した。30℃で24時間振とう培養を行った
後、この培養液を、予め上記と同様の組成を有する培地
150Lを仕込み滅菌しておいたジャー・ファーメンタ
ーに加えて本培養を行った。培養条件は30℃、攪拌回
転数300rpm、通気100L/minで、22時間
培養の後、培養液を遠心分離機にかけて菌体を採取し
た。得られた菌体を8Lの20mMリン酸緩衝液(pH
7.2)に懸濁し、その懸濁液をダイノミル細胞破砕機
に連続的に通過させて菌体破砕を行った。その破砕液を
連続遠心分離機を使用して遠心分離し、上清液を得た。
[総酵素活性=277,000ユニット、比活性=0.
18ユニット/mg−タンパク]。
【0036】この上清液を、予め20mMのリン酸緩衝
液(pH7.2)にて平衡化した4LのDEAE−セル
ロース(ワットマン社製)に加え1時間攪拌して酵素を
吸着させた後、濾過した。DEAE−セルロースを同様
の緩衝液10Lで洗浄を行い、次いで同様の緩衝液に
0.4Mの食塩を含有させた緩衝液5Lで酵素成分を溶
出させた[総酵素活性=103,000ユニット、比活
性=41.9ユニット/mg−タンパク]。
【0037】この酵素溶液を限外濾過により脱塩した
後、この脱塩酵素溶液を、予め20mMのリン酸緩衝液
(pH7.2)にて平衡化した1.5LのDEAEセル
ロースカラムに4−アミノブタナール脱水素酵素を吸着
させた。カラムを同様の緩衝液で洗浄した後、食塩の直
線濃度勾配により酵素を溶出させた[総酵素活性=7
4,500ユニット、比活性=77.7ユニット/mg
−タンパク]。こうして得られた酵素液を限外濾過によ
って濃縮した後、予め10mMリン酸緩衝液(pH
7.2)で平衡化した1.7LのセファクリルS−30
0(ファルマシア社製)を充填したカラムに通しゲル濾
過を行い活性画分を集めた[総酵素活性=60,200
ユニット、比活性=98.9ユニット/mg−タンパ
ク]。
【0038】この活性画分を予め10mMリン酸緩衝液
(pH 7.2)で平衡化した500mlのDEAE−
セルロースカラムに通し酵素を吸着させた後、次いで食
塩の直線濃度勾配により4−アミノブタナール脱水素酵
素を溶出さることによって精製酵素を得た。[総酵素活
性=18,000ユニット、比活性=130ユニット/
mg−タンパク]。 実施例1 製造例1において得られたプトレッシントランスアミナ
ーゼおよび製造例2において得られた4−アミノブタナ
ール脱水素酵素の精製酵素を用いて、最初にピルビン酸
定量用試薬を調製した後、ピルビン酸標準液およびその
希釈液中のピルビン酸の定量を行って検量線を作成し
た。
【0039】[ピルビン酸定量用試薬の調製] 20mM プトレッシン・二塩酸塩 5mM NAD+ 5U/ml プトレッシントランスアミナーゼ 5U/ml 4−アミノブタナール脱水素酵素 50mM リン酸緩衝液(pH7.5) 上記の組成から成る試薬をピルビン酸定量用試薬とす
る。
【0040】[ピルビン酸の定量]光路幅1cmのキュ
ベット中に上記のピルビン酸定量用試薬を0.9ml分
注し、30℃下で2分加温した。その後、2mMに調製
したピルビン酸標準液を、あるいはその希釈液を試料溶
液として各々分注し混和後、ただちに30゜C下で10分
間インキュベイションを行い、次いで生成物であるNA
DHに帰属される340nmの吸光度を測定した。同様
にして試料溶液の代わりに精製水を同量分注して反応さ
せて吸光度を測定した。結果を表1および図1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】上記結果から、試料溶液中のピルビン酸量
と生成する還元型ニコチンアミド補酵素量との間に優れ
た直線関係が得られことがわかり、ピルビン酸の定量方
法として好適な方法であることを示している。
【0043】実施例2 本発明の定量方法の性能を評価する目的で、実施例1と
同様のピルビン酸定量用試薬を用いて添加回収試験を行
った。血清試料、尿試料、培養上清液、および精製水の
各検体に各々ピルビン酸の最終濃度が1.0mMになる
ように添加したものを被検体とした。尚、血清および尿
は健常人から採取したものを、培養上清液は大腸菌をL
B培地で24時間培養した後25,000rpmで20
分間遠心分離した上清液を使用した。
【0044】光路幅1cmのキュベット中に実施例1に
示したピルビン酸定量用試薬を0.9ml分注し、30
℃下で2分加温した。その後、100μlの各被検体を
試料溶液として各々分注し混和後、ただちに30゜C下で
10分間インキュベイションを行い、次いで生成物とし
て増加したNADHに帰属される340nmの吸光度を
測定した。さらに、コントロール試験として、試料溶液
としてピルビン酸を添加する前の各被検体を使用し、上
記と全く同様の操作を行い340nmの吸光度を測定し
た。添加回収率は、以下の式から算出した。結果を表2
に示す。
【0045】
【数1】
【0046】
【表2】
【0047】何れの被検体も添加したピルビン酸が高回
収率で定量され、被検体の種類によらずまた被検体中の
雑物質の影響を受けずに高精度で定量可能であることを
示している。
【0048】比較例1 ピルビン酸定量方法として代表的な方法であるピルビン
酸酸化酵素法による被検体中のピルビン酸定量結果を比
較例1として示す。
【0049】[ピルビン酸定量用試液の調製] 0.50mM 4−アミノアンチピリン 0.70mM TOOS 0.20mM チアミンピロフォスフェイト 10μM FAD 1.0mM EDTA 10mM 硫酸マグネシウム 5U/ml ペルオキシダーゼ(西洋ワサビ由来) 5U/ml ピルビン酸酸化酵素(東洋紡社製) 50mM リン酸カリウム緩衝液(pH5.9) 上記の組成から成る試液をピルビン酸酸化酵素法定量試
液とする。
【0050】[ピルビン酸の定量]被検体として実施例
2に記載したものと全く同様の血清試料、尿試料、培養
上清液、および精製水各々にピルビン酸の最終濃度が2
00μMになるように添加したものを使用した。光路幅
1cmのキュベット中に上記のピルビン酸酸化酵素法定
量試液を0.9ml分注し、30℃下で2分加温した。
その後、100μlの各被検体を試料溶液として各々分
注し混和後、ただちに30゜C下で10分間インキュベイ
ションを行い、次いで生成したキノン色素に帰属される
550nmの吸光度を測定した。さらに、コントロール
試験として、試料溶液としてピルビン酸を添加する前の
各被検体を使用し、上記と全く同様の操作を行い550
nmの吸光度を測定した。添加回収率は、実施例2の式
を用いて算出した。結果を表3に示す。
【0051】
【表3】
【0052】表3に示す結果の通り、ピルビン酸酸化酵
素法による被検体中のピルビン酸の定量精度は回収率の
点から明らかに劣ることが示された。
【0053】比較例2 ピルビン酸定量方法として代表的な一方法である乳酸脱
水素酵素法による被検体中のピルビン酸定量結果を比較
例2として示す。
【0054】[ピルビン酸定量用試液の調製] 0.2mM NADH 5U/ml 乳酸脱水素酵素(東洋紡社製) 50mM リン酸カリウム緩衝液(pH7.5) 上記の組成から成る試液を乳酸脱水素酵素法定量試液と
する。
【0055】[ピルビン酸の定量]被検体として実施例
2に記載したものと全く同様の血清試料、尿試料、培養
上清液、および精製水各々にピルビン酸の最終濃度が
1.0mMになるように添加したものを使用した。光路
幅1cmのキュベット中に上記の乳酸脱水素酵素法定量
試液を0.9ml分注し、30℃下で2分加温した。そ
の後、100μlの各被検体を試料溶液として各々分注
し混和後、ただちに30゜C下で10分間インキュベイシ
ョンを行い、次いで反応に使用され減少したNADHに
帰属される340nmの吸光度を測定した。さらに、コ
ントロール試験として、試料溶液としてピルビン酸を添
加する前の各被検体を使用し、上記と全く同様の操作を
行い340nmの吸光度を測定した。添加回収率は、以
下に示す式から算出した。結果を表4に示す。
【0056】
【数2】
【0057】
【表4】
【0058】表4に示す結果の通り、乳酸脱水素酵素法
による被検体中のピルビン酸の定量はピルビン酸添加前
の測定における吸光度が高く、結果として回収率即ち定
量精度の面で劣ることが示された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ピルビン酸標準液およびその希釈液を本発明
の方法で定量した際の検量線を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体中のピルビン酸を定量するに際
    し、被検体にプトレッシンおよびプトレッシントランス
    アミナーゼを作用させ、生成する4−アミノブタナール
    に酸化型ニコチンアミド補酵素および4−アミノブタナ
    ール脱水素酵素を作用させ、該酵素反応に伴って生成す
    る還元型ニコチンアミド補酵素の生成量を定量すること
    によってピルビン酸量を決定することを特徴とするピル
    ビン酸の定量方法。
  2. 【請求項2】 プトレッシン、酸化型ニコチンアミド補
    酵素、プトレッシントランスアミナーゼおよび4−アミ
    ノブタナール脱水素酵素を含有してなるピルビン酸定量
    用試薬。
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