JPH066075B2 - L−アミノ酸及びα−ケト酸の定量方法 - Google Patents

L−アミノ酸及びα−ケト酸の定量方法

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JPH066075B2
JPH066075B2 JP27544886A JP27544886A JPH066075B2 JP H066075 B2 JPH066075 B2 JP H066075B2 JP 27544886 A JP27544886 A JP 27544886A JP 27544886 A JP27544886 A JP 27544886A JP H066075 B2 JPH066075 B2 JP H066075B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はL−フェニルアラニン及びL−チロシン、並び
にフェニルピルビン酸及び4−ヒドロキシフェニルピル
ビン酸の定量法に関する。L−フェニルアラニンの定量
は、特にアミノ酸代謝異常症であるフェニルケトン尿症
の早期発見のための新生児マススクリーニングにおいて
広く行なわれている。また、フェニルピルビン酸及び4
−ヒドロキシフェニルピルビン酸の定量を行なうことに
より、それぞれフェニルケトン尿症や、チロシン血症等
の診断及び治療に有用な情報が得られると期待される。
〔従来の技術〕
従来、L−フェニルアラニンやL−チロシンを酵素を用
いて定量分析するには、フェニルアラニンアンモニアリ
アーゼを用いる方法〔バーグマイヤーら、Methods of E
nzymatic Analysis,3rded.8,405(1985)〕、L−アミノ
酸デカルボキシラーゼを用いる方法〔アデンフレンド、
Journal of Biological Chemistry,203,953(1
953)〕、L−アミノ酸オキシダーゼを用いる方法
〔ギルバート、Handbook of Enzymatic Methods of Ana
lysis,p217(1976)〕、フェニルアラニンオキシダーゼを
用いる方法〔コヤマ、Clinica Chimica Acta136,131(19
84)〕等がある。しかしながら、これらの方法は、L−
フェニルアラニン脱水素酵素を用いる方法ではない。
特開昭57-146597及びコヤマ、Clinica Chimica Acta13
6,131(1984)には、フェニルアラニンオキシダーゼを用
いるL−フェニルアラニンの定量法が記載されている。
また、特開昭61-234795には芳香族アミノ酸デカルボキ
シラーゼを用いる芳香族アミノ酸の定量方法が記載され
ている。しかしながら、これらの方法もL−フェニルア
ラニン脱水素酵素を用いる本発明の方法とは異る。
特開昭59-198972には、ブレビバクテリウム(Brevibacte
rium)属細菌の生産するL−フェニルアラニン脱水素酵
素をL−フェニルアラニン及びL−チロシンの定量、並
びにフェニルピルビン酸及び4−ヒドロキシフェニルピ
ルビン酸の定量に用いることが示唆されている。しかし
ながら、この文献にはいかにして反応平衡を破って正確
な定量を行うかについてはなんら示唆されていない。ま
た、スポロサルシナ属およびバシルス属細菌の生産しう
る新規なL−フェニルアラニン脱水素酵素が、それらの
化合物の定量に用いられることは全く示唆されていな
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明は、L−フェニルアラニン脱水素酵素を
用いるL−フェニルアラニン及びL−チロシン、並びに
フェニルピルビン酸及び4−ヒドロキシフェニルピルビ
ン酸の新規な定量法を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
L−フェニルアラニン脱水素酵素はL−フェニルアラニ
ンに作用してこれをフェニルピルビン酸に酸化する反応
及びこの逆反応を触媒する酵素であって、この反応を利
用することによりL−フェニルアラニン及びそれと類似
の構造を有するL−チロシン、並びにこれらに対応する
フェニルピルビン酸及び4−ヒドロキシフェニルピルビ
ン酸を測定することができる可能性がある。特に本発明
者はすでにスポロサルシナ属又はバシルス属細菌が生産
するL−フェニルアラニン脱水素酵素及びその製造方
法、並びに該酵素を使用するL−アミノ酸の製造方法の
発明を完成しており(特願昭60-080293、特願昭60-1271
18、及び特願昭60-272494)、これらの酵素の基質特異
性を酸化的脱アミノ化について測定した場合、L−フェ
ニルアラニン及びL−チロシン以外のL−アミノ酸には
極めて僅かしか反応しない。
従って、この酵素を用いることによって、極めて高い特
異性をもってL−フェニルアラニン及びL−チロシン、
並びにフェニルピルビン酸及び4−ヒドロキシフェニル
ピルビン酸を定量することが可能である。
しかしながら、他方において、この反応はL−アミノ酸
とα−ケト酸との比率が所定の値に達した所で平衡にな
るため、正確な定量のためにはこの平衡を破っていずれ
かの方向に実質上完全に反応を進行せしめる必要があ
る。本発明者は種々検討の結果、このための有効な手段
を見出し、本発明を完成した。
従って、本発明は、フェニルアラニン脱水素酵素、水素
受容体、L−フェニルアラニン又はL−チロシンを含む
被検試料、及びα−ケト酸を除去する物質を含んで成る
反応系において還元された水素受容体の増加、α−ケト
酸に由来する物質の増加又はアンモニウムイオンの増加
を測定することを特徴とするL−フェニルアラニン又は
L−チロシンの定量方法;並びにフェニルアラニン脱水
素酵素、水素供与体、フェニルピルビン酸又は4−ヒド
ロキシフェニルピルビン酸を含む被検試料、及びフェニ
ルピルビン酸又は4−ヒドロキシフェニルピルビン酸に
対して250倍モル量以上のアンモニウムイオンを含んで
成る反応系において水素供与体の減少を測定することを
特徴とするフェニルピルビン酸又は4−ヒドロキシフェ
ニルピルビン酸の定量方法を提供するものである。
〔具体的な説明〕
L−フェニルアラニン脱水素酵素を利用したL−フェニ
ルアラニンの測定方法は、本酵素が触媒する以下の可逆
反応を利用している。
L−アミノ酸+水素受容体+H2O α−ケト酸+還元された水素受容体+NH4 + 式中、L−アミノ酸は、L−フェニルアラニンあるいは
L−チロシンであり、α−ケト酸は、フェニルピルビン
酸あるいは4−ヒドロキシフェニルピルビン酸である。
本発明はL−フェニルアラニン又はL−チロシンを含有
する分析対象物に、水素受容体を加え、L−フェニルア
ラニン脱水素酵素を作用させ、生成物である還元された
水素受容体の増加、α−ケト酸に由来する物質の増加、
又はアンモニウムイオンの増加を測定することにより、
L−フェニルアラニン又はL−チロシンの微量分析を可
能にするものである。又、フェニルピルビン酸又は4−
ヒドロキシフェニルピルビン酸を含有する分析対象物
に、水素供与体を加え、L−フェニルアラニン脱水素酵
素を作用させ、水素供与体の減少を定量することによ
り、フェニルピルビン酸あるいは4−ヒドロキシフェニ
ルピルビン酸の微量分析を可能にするものである。
本発明のL−フェニルアラニン又はL−チロシンの定量
法についてより具体的に説明する。本発明におけるL−
フェニルアラニン又はL−チロシンの定量はL−フェニ
ルアラニン脱水素酵素と水素受容体を適当な溶媒中に共
存させ、適当な温度で、L−フェニルアラニン又はL−
チロシンと反応させる。反応は、L−フェニルアラニン
脱水素酵素が安定に活性を示す条件を選べばよく、溶媒
として、水又は、好ましくは、リン酸、トリス−HC、
グリシン−NaOH、グリシン−KCl−KOH、BIC INE−NaO
H、ピロリン酸ナトリウム−HC、ジエタノールアミン
−HC、ほう酸、炭酸水素ナトリウム等から選ばれる緩
衝液を用いることができる。
この反応において、分析対象物中のL−アミノ酸を実質
上すべて反応せしめる必要があり、このためには生成す
るα−ケト酸を反応の系外に除去する必要がある。本発
明においては、この目的のためにアミン類又はα−ケト
酸の分解に関与する酵素を添加する。アミン類としては
例えばヒドラジン、フェニルヒドラジン又はその誘導
体、セミカルバジド又はその誘導体、ヒドロキシルアミ
ン又はその誘導体等を使用することができ、ヒドラジン
としてはヒドラジン・−水和物試薬を用いることができ
る。α−ケト酸の分解に関与する酵素としては例えばフ
ェニルピルビン酸脱炭酸酵素、又はフェニルピルビン酸
脱炭酸酵素とアルデヒド脱水素酵素との組合わせを使用
することができる。反応系中のアミン類の量は、α−ケ
ト酸1モルに対して100〜10,000モル程度とするのが好
ましい。反応系中のフェニルピルビン酸脱炭酸酵素の量
は、生成したフェニルピルビン酸が完全に脱炭酸される
量であり、L−フェニルアラニン脱水素酵素1ユニット
に対して0.2〜10ユニットとするのが好ましい。アル
デヒド脱水素酵素を併用する場合、この酵素の量は、フ
ェニルピルビン酸脱炭酸酵素により生成したフェニルア
セトアルデヒドを完全に分解することができる量であ
り、フェニルピルビン酸脱炭酸酵素1ユニットに対して
約0.1〜10ユニットとするのが好ましい。
反応系のpHとしては、反応系にアミン類を添加する場合
にはL−フェニルアラニン脱水素酵素の反応pHを使用
し、通常pH7〜12、より好ましくはpH8〜11である。
反応系にα−ケト酸の分解に関与する酵素を使用する場
合には、反応系のpHとしてL−フェニルアラニン脱水素
酵素の反応pH及びα−ケト酸の分解に関与する酵素の反
応pHの両者に共通する範囲のpHを使用する必要があり、
例えばα−ケト酸を分解する酵素としてフェニルピルビ
ン酸脱炭酸酵素を使用する場合には、反応系のpHは通常
7〜10、さらに好ましくは8〜9である。
水素受容体としては、NAD+や3−アセチルピリジン
アデニンジヌクレオチド(3−アセチルピリジンNAD
+)を用いることが出来る。
以下、1mlの反応液を用いる時の分析条について述べ
る。定量するL−フェニルアラニンあるいは、L−チロ
シンの量は、通常0〜0.2μmolの範囲である。L−フェ
ニルアラニン脱水素酵素の量は、加えたL−フェニルア
ラニンあるいは、L−チロシンが完全に変換される酵素
量であり、通常0.1〜10単位加えればよい。α−ケト
酸を除去する物質としてヒドラジン・1水和物を使用す
る場合その量は10〜500μmolの範囲である。反応温度
は、使用する酵素が安定に活性を示す温度であり、20〜
37゜Cが好ましい。反応時間は、反応が完結するまでと
し、通常0.1分間〜10時間である。なお、L−フェニ
ルアラニン脱水素酵素の酵素活性単位の定義は、特願昭
60-080293に示したとおりであるが、pH10.5においてL
−フェニルアラニンを基質として1分間に1μmolのNAD
Hを生成する酵素量とする。フェニルピルビン酸脱炭酸
酵素、又はこれとアルデヒド脱水素酵素との組合わせを
用いる場合には、通常、前者を0.1〜10ユニット、後
者を0.01〜1ユニット(フェニルアセトアルデヒドを基
質とした場合)を使用する。
反応の進行は、水素受容体の増加、α−ケト酸に由来す
る物質の増加、又はアンモニウムイオンの増加により測
定する。水素受容体としてNAD+を使用する場合には
その還元形であるNADHの増加を340mmにおける吸収によ
り測定することができ、水素受容体として3−アセチル
ピリジンアデニンジヌクレオチド(3−アセチルピリジ
ンNAD+)を使用する場合にはその還元形である3−
アセチルピリジンNADHの増加を365mmにおける吸収によ
り測定することができる。また、蛍光法、ジアホラーゼ
と2,6−ジクロロフェノールインドフェノールとの組
合せ、又はフェナジンメトサルフェートとニトロブル−
テトラゾリウムとの組合わせ等により可視部の吸収とし
て測定することもできる。α−ケト酸に由来する物質
は、L−フェニルアラニン等から生じたフェニルピルビ
ン酸等と2,4−ジニトロフェニルヒドラジンや塩酸3
−メチル−2−ベンゾチアゾリノンヒドラゾン等との反
応生成物であり、これらの生成物はその色度により測定
することができる〔生化学実験法講座11,235頁(197
6)〕。2,4−ジニトロフェニルヒドラジンや塩酸3−
メチル−2−ベンゾチアゾリノンヒドラゾン等は、反応
系に添加することによりα−ケト酸を除去する物質とし
て機能する。アンモニウムイオンは、アンモニア電極、
インドフェノール法、ネスラー法、酵素法〔生体成分の
酵素的分析法108頁(1985)〕等により測定することがで
きる。
フェニルピルビン酸脱炭酸酵素によりフェニルピルビン
酸から生成したフェニルアセトアルデヒドを、NAD+
とアルデヒド脱水素酵素を共存させることによりさらに
分解する場合、フェニルアセトアルデヒドと等量のNA
+が還元されてNADHが生成するので、L−フェニルア
ラニン1当量より合計2当量のNADHが生成することとな
り、NADHの量を測定する際に感度が2倍になる。
一方、フェニルピルビン酸又は4−ヒドロキシフェニル
ピルビン酸は、L−フェニルアラニン脱水素酵素の触媒
する上述の反応の逆反応を行なわせしめることにより定
量することが出来る。すなわち、フェニルピルビン酸又
は4−ヒドロキシフェニルピルビン酸は、L−フェニル
アラニン脱水素酵素の存在下に、水素供与体及びアンモ
ニウムイオンと反応してそれぞれに対応するL−アミノ
酸に変換される。
この方法における反応条件は基本的にはL−フェニルア
ラニン又はL−チロシンを定量するための前記の条件と
同一であるが、α−ケト酸を分解する物質を反応系に添
加しないことは言うまでもない。また、この方法におい
ては分析対象物中のフェニルピルビン酸又は4−ヒドロ
キシフェニルピルビン酸を実質上すべて反応せしめる必
要があり、本発明においてはこのための手段として反応
系に大過剰のアンモニウムイオンを加える。このアンモ
ニウムイオンの量は、、フェニルピルビン酸又は4−ヒ
ドロキシフェニルピルビン酸の量に対して約250倍モル
量以上であり、好ましくは1000倍モル量以上である。す
なわち、本発明者等は、必要なアンモニウムイオンの量
を決定するために、本発明の実施例5〜8に示すものと
同様な反応系において、アンモニウムイオン濃度を種々
変えて実験を行った。この結果反応系1m中のアンモ
ニウムイオン量が200μmol(200mM濃度)であれば2
〜3分間で反応が実質的に100%完了し、アンモニウム
イオン量が100μmol(100mM濃度)であれば約10分
間後に反応が実質的に100%完了し、アンモニウムイオ
ン量が50μmol(50mM濃度)であれば数10分後
に反応が完了するが、アンモニウムイオン量をさらに減
少すれば基質であるフェニルピルビン酸が完全には転換
されず、定量分析が困難となることを見出した。使用し
た系においてフェニルピルビン酸の定量限界が約0.2μm
olであることから、分析対象中のα−ケト酸の量に対す
るアンモニウムイオンの必要量はおよそ250倍モル量で
あると推定され、短時間で定量を完了するためには1,00
0倍モル量以上であることが望ましい。実際の反応系に
おいては分析対象中のα−ケト酸の濃度は未知であるか
ら、反応系中のアンモニウムイオンの濃度を100mM以
上としておくのが好ましい。なお、上記反応系において
10mmolのアンモニウムイオンを加えても定量結果に問
題がなかった。このアンモニウムイオンはアンモニウム
塩、例えば塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸
アンモニウム等の形で添加される。
水素供与体として例えばNADH又は還元型3−アセチルピ
リジンアデニンジヌクレオチド(3−アセチルピリジン
NADH)を用いることができる。
本発明のフェニルピルビン酸又は4−ヒドロキシフェニ
ルピルビン酸の定量法についてより具体的に説明する。
本発明におけるフェニルピルビン酸又は4−ヒドロキシ
フェニルピルビン酸の定量はL−フェニルアラニン脱水
素酵素と水素供与体、及びアンモニウムイオンを適当な
溶媒中に共存させ、適当な温度でフェニルピルビン酸又
は4−ヒドロキシフェニルピルビン酸と反応させればよ
い。以下、1mlの反応液を用いる時の分析条件について
述べる。反応はL−フェニルアラニン脱水素酵素が安定
に活性を示す条件を選べばよいが、溶媒として、水、好
ましくは、リン酸、トリス−HC、グリシン−NaOH、グ
リシン−KCl−KOH、BICINE−NaOH、ピロリン酸ナトリウ
ム−HC、ジエタノールアミン−HC、ほう酸、炭酸水
素ナトリウム等から選ばれる緩衝液を用いることができ
る。反応pHは、通常pH7〜11、より好ましくは、pH8−
10.5である。定量するフェニルピルビン酸又は4−ヒド
ロキシフェニルピルビン酸の量は、通常0〜0.2μmolの
範囲である。L−フェニルアラニン脱水素酵素の量は、
加えたフェニルピルビン酸又は4−ヒドロキシフェニル
ピルビン酸が完全に変換される酵素量であり、通常0.1
〜10単位加えればよい。アンモニウムイオンの量は、
通常100μmol〜1mmol、より好ましくは、200〜400μmo
lの範囲である。反応温度は、使用する酵素が安定に活
性を示す温度であり、20〜37゜Cが好ましい。反応時間
は、反応が完結するまでとし、通常0.1分間〜10時間
である。
反応の進行の測定は、水素供与体の減少を、例えば前記
のようにして測定することができる。以上述べたのは、
反応が完結した後に生成物を測定するエンドポイントア
ッセイによる定量法であるが、反応速度を測定するレイ
トアッセイによる測定をおこなってもよい。この場合
は、反応組成は上記の通りであり、反応時間は、通常5
分以内でよく、反応速度を測定する。この反応速度の測
定は、例えば、反応経過中2以上の時間で反応の程度を
測定するか、又は反応の進行を連続的に記録することに
より行うことができる。
本発明においては、種々のL−フェニルアラニン脱水素
酵素を使用することができ、例えばスポロサルシナ属又
はバシルス属に属する細菌の生産するL−フェニルアラ
ニン脱水素酵素を使用することができる。
スポロサルシナ属に属する微生物としては、スポロサル
シナ・ウレアエ(Sporosarcina ureae)を挙げることが出
来る。具体的な菌株として、スポロサルシナ・ウレアエ
IFO 12698、スポロサルシナ・ウレアエIFO 12699(ATCC
6473)、及び本発明者が分離したスポロサルシナ・ウレ
アエSCRC-R04を挙げることが出来る。前記の保存菌はそ
れぞれ前記寄託番号のもとに、IFO又は、ATCCから自由
に入手することができ、またスポロサルシナ・ウレアエ
SCRC-R04は、工業技術院微生物工業技術研究所に微工研
条寄第1012号 (FERM BP-1012)として寄託されている。その菌学的性質
は、特願昭60-080293に記されている。バシルスに属す
る微生物としては、例えば、バシルス・バディウス(Bac
illus badius)IAM 11059(ATCC 14574)微工研菌寄第8529
号(FERM P-8529)、バシルス sp.SCRC-R53b、バシルス
sp.SCRC-R79a、微工研条寄第1013号(FERM BP-1013)、
バシルス sp.SCRC-101A、バシルス sp.SCRC-114D微工
研条寄第1011号(FERM BP-1011)、バシルス・シフェリカ
(Bacillus sphaericus)IAM 1228、及びバシルス・チ
アミノリティカスIAM 1034を挙げることができる。バシ
ルス・バディウスIAM 11059は、前記寄託番号のもとにJ
FCCやATCCカタログに記載されており、自由に入手する
ことができる。その他のバシルス属細菌の菌学的性質
は、特願昭60-080293に記されている。
前記の微生物を培養して本発明のL−フェニルアラニン
脱水素酵素を製造しようとする場合、基礎栄養培地とし
て、この発明の微生物が増殖し得るものであればいずれ
を使用してもよい。この培地は、窒素源として例えば酵
母エキス、ペプトン、肉エキス等の1種類又は複数種類
を含有する。また、この培地には必要に応じて炭素源と
してグルコース、澱粉、グリセリン等を加えることがで
きる。この培地には無機塩類、例えばリン酸二カリウ
ム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム等を加えること
が好ましい。L−フェニルアラニン脱水素酵素の製造に
当っては前記基礎培地に、誘導物質としての少量のL−
フェニルアラニンを添加するのが好ましい。このL−フ
ェニルアラニンの添加量は、基礎培地の組成、培養する
菌株の性質等により異なるがおよそ0.01〜1w/v%であ
る。培養は固体培地又は液体培地のいずれを用いてもよ
いが、目的酵素を多量に得るためには、液体培地を用
い、振盪培養、通気、攪拌培養等により好気的条件下で
培養を行なうのが好ましい。培養温度は菌が生育し、L
−フェニルアラニン脱水素酵素が生産される温度範囲内
であればいずれの温度でも良いが、好ましくは25〜45゜C
である。pHは6〜11、好ましくは7〜10の範囲であ
る。培養時間は酵素活性が発現される時間を選べば良い
が好ましくは6〜48時間である。次に得られた培養物
から本発明のL−フェニルアラニン脱水素酵素が採取さ
れるが、精製法として通常の酵素精製法を用いることが
出来る。遠心分離等によって、粗酵素を得、さらにこれ
に硫酸プロタミン又は硫酸ストレプトマイシンを加えて
処理を行ない、塩析、有機溶媒沈澱、吸着クロマトグラ
フィー、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロ
マトグラフィー等を行ない、さらに硫酸アンモニウム等
の塩やポリエチレングリコール等の添加による結晶化等
の公知の方法によって均一の結晶酵素標品を単離するこ
とが出来る。
フェニルピルビン酸脱炭酸酵素は、アシネトバクター(A
cinetobacter)属に属する細菌から、超音波処理、プロ
タミン硫酸処理、硫安分画、ブチルトヨパールカラム、
ヒドロキシアパタイトカラム、セファデックスG−200
カラムなどの方法により精製して用いることができる。
具体的な菌株としては、アシネトバクター・カルコアセ
テイカス(Acinetobactercalcoaceticus)IFO 12552をあ
げることができる。
アルデヒド脱水素酵素は市販品を用いてもよく、またア
シネトバクター属細菌から部分精製したフェニルピルビ
ン酸脱炭酸酵素中にはこの酵素活性が混在しているの
で、これをそのまま用いてもよい。次に実施例により、
この発明をさらに具体的に説明する。
実施例1. グリシン−KCl−KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NAD
+2.5μmol、ヒドラジン・1H2O 200μmol、L−フェニ
ルアラニン脱水素酵素(スポロサルシナ・ウレアエSCRC
- R04よりの均一精製酵素)0.6単位、及びL−フェニル
アラニン0.020〜0.100μmolを含む1.0mlの反応液を25
゜Cで10分間反応し、340nmにおける吸光度変化を読み
取った。前記反応組成から、L−フェニルアラニン脱水
素酵素を除いたものを対照とした。この結果を第1表に
示す。これから検量線を作成したところ、第1図Aに示
す直線が得られた。このように、試料中に加えたL−フ
ェニルアラニン量と反応後に測定されるNADHの生成量が
一致した。
実施例2. グリシン−KCl−KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NAD
+2.5μmol、ヒドラジン・1H2O 200μmol、L−フェニ
ルアラニン脱水素酵素(バシルス・フェリカスSCRC R79
aよりの均一精製酵素)0.6単位、及びL−フェニルアラ
ニン0.02〜0.100μmolを含む1.0mlの反応液を25゜Cで
10分間反応し、340nmにおける吸光度変化を読み取っ
た。前記反応組成から、L−フェニルアラニン脱水素酵
素を除いたものを対照した。この結果を第2表に示す。
これから検量線を作成したところ、第1図Bに示す直線
が得られた。このように、試料中に加えたL−フェニル
アラニン量と反応後に測定されるNADHの生成量が一致し
た。
実施例3. グリシン−KCl−KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NAD
+2.5μmol、ヒドラジン・1H2O 200μmol、L−フェニ
ルアラニン脱水素酵素(バシルス・バディウスIAM 1105
9よりの均一精製酵素)0.5単位、及びL−フェニルアラ
ニン0.020〜0.100μmolを含む1.0mlの反応液を25゜Cで
5分間反応し、340nmにおける吸光度変化を読み取っ
た。前記反応組成から、L−フェニルアラニン脱水素酵
素を除いたものを対照とした。この結果を第3表に示
す。これから検量線を作成したところ、第1図Cに示す
直線が得られた。このように、試料中に加えたL−フェ
ニルアラニン量と反応後に測定されるNADHの生成量が一
致した。
実施例4. グリシン−KCl−KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NAD
+2.5μmol、ヒドラジン・1H2O 200μmol、L−フェニ
ルアラニン脱水素酵素(バシルス・スフェリカスSCRC-R
79aよりの均一精製酵素)2単位、及びL−チロシン0.0
20〜0.100μmolを含む1.0mlの反応液を25゜Cで10分
間反応し、340nmにおける吸光度変化を読み取った。前
記反応組成から、L−フェニルアラニン脱水素酵素を除
いたものを対照とした。この結果を第4表に示す。これ
から検量線を作成したところ、第1図Dに示す直線が得
られた。このように、試料中に加えたL−チロシン量と
反応後に測定されるNADHの生成量が一致した。
実施例5. グリシン−KCl−KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NAD
+0.2μmol、NH4C1 200μmol、L−フェニルアラニン脱
水素酵素(スポロサルシナ・ウレアエSCRC R04よりの均
一精製酵素)0.1単位、及びフェニルピルビン酸0.0150
〜0.0900μmolを含む1.0mlの反応液を25゜Cで5分間反
応し、340nmにおける吸光度変化を読み取った。前記反
応組成から、L−フェニルアラニン脱水素酵素を除いた
ものを対照とした。この結果を第5表に示す。これから
検量線を作成したところ、第1図Eに示す直線が得られ
た。このように、試料中に加えたフェニルピルビン酸と
反応後に測定されるNADHの減少量が一致した。
実施例6. グリシン−KCl−KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NADH 0.2
μmol、NH4Cl 200μmol、L−フェニルアラニン脱水素
酵素(バシルス・フェリカスSCRC-R79aよりの均一精製
酵素)0.1単位、及びフェニルピルビン酸0.0150〜0.090
0μmolを含む1.0mlの反応液を25゜Cで5分間反応し、3
40nmにおける吸光度変化を読み取った。前記反応組成か
ら、L−フェニルアラニン脱水素酵素を除いたものを対
照とした。この結果を第6表に示す。これから検量線を
作成したところ、第1図Fに示す直線が得られた。この
ように、試料中に加えたフェニルピルビン酸と反応後に
測定されるNADHの減少量が一致した。
実施例7. グリシン−KCl−KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NADH 0.2
μmol、NH4Cl 200μmol、L−フェニルアラニン脱水素
酵素(バシルス・バディウスIAM 11059よりの均一精製
酵素)0.1単位、及びフェニルピルビン酸0.0200〜0.100
μmolを含む1.0mlの反応液を25゜Cで5分間反応し、34
0nmにおける吸光度変化を読み取った。前記反応組成か
ら、L−フェニルアラニン脱水素酵素を除いたものを対
照とした。この結果を第7表に示す。これから検量線を
作成したところ、第1図Gに示す直線が得られた。この
ように、試料中に加えたフェニルピルビン酸と反応後に
測定されるNADHの減少量が一致した。
実施例8. グリシン−KCl−KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NADH 0.2
μmol、NH4Cl 200μmol、L−フェニルアラニン脱水素
酵素(バシルス・スフェリカスSCRC-R79aよりの均一精
製酵素)1単位、及び4−ヒドロキシフェニルピルビン
酸0.020〜0.100μmolを含む1.0mlの反応液を25゜Cで5
分間反応し、340nmにおける吸光度変化を読み取った。
前記反応組成から、L−フェニルアラニン脱水素酵素を
除いたものを対照とした。この結果を第8表に示す。こ
れから検量線を作成したところ、第1図Hに示す直線が
得られた。このように、試料中に加えた4−ヒドロキシ
フェニルピルビン酸と反応後に測定されるNADHの減少量
が一致した。
実施例9. リン酸カリウム緩衝液(pH8.0)100μmol、NAD+2.5μm
ol、チアミンピロリン酸0.2μmol、塩化マグネシウム2
μmol、L−フェニルアラニン脱水素酵素(バシルス・
バディウスIAM 11059よりの均一精製酵素)0.5単位、フ
ェニルピルビン酸脱炭酸酵素(アシネトバクター・カル
コアセティカスIFO 12552よりの部分精製酵素、アルデ
ヒド脱水素酵素活性を含む)0.2単位、(0.03単位)、及
びL−フェニルアラニン0.05μmolを含む1.0mlの反応液
を25゜Cで15分間反応し、340nmにおける吸光度変化
を読み取った。前記反応組成から、L−フェニルアラニ
ン脱水素酵素を除いたものを対照した。この結果を表9
に示す。このように、試料中のL−フェニルアラニン量
と反応後に測定されるNADHの増加量の半量が一致した。
実施例10. グリシン−KCl−KOH緩衝液(pH10.4)100μmol、NAD
+2.5μmol L−フェニルアラニン脱水素酵素(バシル
ス・フェリカスSCRC-R79aよりの部分精製酵素)0.1単
位、及びL−フェニルアラニン0.010〜0.050μmolを含
む1.0mlの反応液を25゜Cで反応し、340nmにおける吸光
度の経時変化を連続的に記録した。前記反応組成から、
L−フェニルアラニン脱水素酵素を除いたものを対照と
した。その結果、反応速度は反応開始1分後までほぼ一
定であった。反応開始から1分後までの吸光度変化をを
第10表に示す。これから検量線を作成したところ、図
9に示す直線が得られた。このことから、本発明はレー
ト法によっても実施できることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法の検量線の例を示し、この図中A
は、実施例1において得られた、SCRC-R04株由来L−フ
ェニルアラニン脱水素酵素を使用した場合のL−フェニ
ルアラニン定量用検量線であり; Bは、実施例2において得られた、SCRC-79a株由来L−
フェニルアラニン脱水素酵素を使用した場合のL−フェ
ニルアラニン定量用検量線であり; Cは、実施例3において得られた、IAM 11059株由来の
L−フェニルアラニン脱水素酵素を使用した場合のL−
フェニルアラニン定量用検量線であり; Dは、実施例4において得られた、SCRC-R04株由来のL
−フェニルアラニン脱水素酵素を使用した場合のL−チ
ロシン定量用検量線であり; Eは、実施例5において得られた、SCRC-R04株由来L−
フェニルアラニン脱水素酵素を使用した場合のフェニル
ピルビン酸定量用検量線であり; Fは、実施例6において得られた、SCRC-R79a株由来の
L−フェニルアラニン脱水素酵素を使用した場合のフェ
ニルピルビン酸定量用検量線であり; Gは、実施例7において得られた、IAM 11059株由来の
L−フェニルアラニン脱水素酵素を使用した場合のフェ
ニルピルビン酸定量用検量線であり;そして Hは、実施例8において得られた、SCRC-R04株由来のL
−フェニルアラニン脱水素酵素を使用した場合の4−ヒ
ドロキシフェニルピルビン酸定量用検量線である。 第2図は、本発明のレート法における検量図の一例を示
すグラフである。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェニルアラニン脱水素酵素、水素受容
    体、L−フェニルアラニン又はL−チロシンを含む被検
    試料、及びα−ケト酸を除去する物質を含んで成る反応
    系において還元された水素受容体の増加、α−ケト酸に
    由来する物質の増加又はアンモニウムイオンの増加を測
    定することを特徴とするL−フェニルアラニン又はL−
    チロシンの定量方法。
  2. 【請求項2】前記フェニルアラニン脱水素酵素がバシル
    ス(Bacillus)属細菌又はスポロサルシナ(Sporosarcina)
    属細菌により生産されるL−フェニルアラニン脱水素酵
    素である特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記水素受容体がNAD+又は3−アセチ
    ルピリジンアデニンジヌクレオチド(3−アセチルピリ
    ジンNAD+)である特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】前記α−ケト酸を除去する物質がアミン類
    又はα−ケト酸の分解に関与する酵素である特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記アミン類がヒドラジン、フェニルヒド
    ラジンもしくはその誘導体、セミカルバジドもしくはそ
    の誘導体、又はヒドロキシルアミンもしくはその誘導体
    である特許請求の範囲第4項に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記α−ケト酸の分解に関与する酵素がフ
    ェニルピルビン酸脱炭酸酵素、又はフェニルピルビン酸
    脱炭酸酵素とアルデヒド脱水素酵素との組み合わせであ
    る特許請求の範囲第4項に記載の方法。
  7. 【請求項7】エンドポイント法又はレート法で行う特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】フェニルアラニン脱水素酵素、水素供与
    体、フェニルピルビン酸又は4−ヒドロキシフェニルピ
    ルビン酸を含む被検試料、及びフェニルピルビン酸又は
    4−ヒドロキシフェニルピルビン酸に対して250倍モル
    量以上のアンモニウムイオンを含んで成る反応系におい
    て水素供与体の減少を測定することを特徴とするフェニ
    ルピルビン酸又は4−ヒドロキシフェニルピルビン酸の
    定量方法。
  9. 【請求項9】前記L−フェニルアラニン脱水素酵素がバ
    シルス(Bacillus)属細菌又はスポロサルシナ(Sporosaru
    cina)属細菌により生産されるL−フェニルアラニン脱
    水素酵素である特許請求の範囲第8項に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記水素供与体がNADH又は還元型アセチ
    ルピリジンアデニンジヌクレオチド(3−アセチルピリ
    ジンNADH)である特許請求の範囲第8項に記載の方法。
  11. 【請求項11】エンドポイント法又はレート法で行う特
    許請求の範囲第8項に記載の方法。
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