JPH08168155A - 昇降体への給電装置 - Google Patents

昇降体への給電装置

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Publication number
JPH08168155A
JPH08168155A JP31186394A JP31186394A JPH08168155A JP H08168155 A JPH08168155 A JP H08168155A JP 31186394 A JP31186394 A JP 31186394A JP 31186394 A JP31186394 A JP 31186394A JP H08168155 A JPH08168155 A JP H08168155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conical
cable
conical surface
winding drum
elevating
Prior art date
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Pending
Application number
JP31186394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Igarashi
尚 五十嵐
Yoshihiko Takahashi
義彦 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降体への給電装置を提供する。 【構成】 頂部を上方にして垂直に配置した円錐状巻取
ドラム2と、この円錐状巻取ドラム2の円錐面に沿って
巻取ドラム2の下方から上方に向けて巻付けられ、かつ
先端部を前記巻取ドラム2の上方で昇降する昇降体23
に接続された給電ケーブル3と、巻取ドラム2に巻付け
た前記給電ケーブル3の巻取り開始部が巻取ドラム2の
下方において円錐面から離脱するのを防止する円筒形ガ
イド4とからなる昇降体への給電装置。 【効果】 ケーブル巻取り巻出し用の動力や特別の巻取
り機構を必要とせず、かつ必要スペースが少なくてす
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製鉄所等の圧延工場
における鋼板ルーパーやビルのエレベーターのように、
上下方向に昇降する昇降体に駆動用電力や電気信号を送
受するための給電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延工場におけるルーパーやビルのエレ
ベーターのように、上下方向に昇降する昇降体に駆動用
電力や電気信号を送受する場合、次の方法が行われてい
る。すなわち、一つの方法としては、図2(a)に示す
ように、建屋の床等に固定された巻取ドラム21に巻き
付けられたケーブル22の先端22aを、昇降体23に
接続し、昇降体23が上昇するときには、スプリングや
電動機等で巻取ドラム21に常に巻付けられるように巻
付力が付与されているケーブル22を、その巻付力に抵
抗しながら引張り出しながら上昇し、昇降体23が下降
するときには、図2(b)に示すように、たるんだケー
ブル22がケーブルに付与されている巻付力により、自
然に巻取ドラム21に巻き取られるという巻取ドラム方
式がある。
【0003】また、他の方法としては、図3(a)に示
すように、昇降体23の上昇限と下降限のほぼ中間点に
ある壁面等に電源24を配置し、ケーブル22の一端を
この電源24に接続するとともに、他端を昇降体23に
接続し、昇降体23が上昇限にあるときには、ケーブル
22が電源24よりも上方に直線的に延びているように
し、昇降体23が上下方向の中間点にあるときには、図
3(b)に示すように、ケーブル22が電源24近傍で
二つ折れになり、昇降体23が下降限にあるときには、
図3(c)に示すように、ケーブル22が電源24より
も下方に直線的に延びているようにした固定懸垂式があ
る。
【0004】これらの方法はいずれも、昇降体の昇降に
ともなって、ケーブルがからまることなくスムーズに移
動するという効果がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の昇降体への給電装置には、次のような問題点が
あった。 (1)巻取ドラム方式 1)自然状態で巻き取ると、ケーブルが乱巻き状態とな
り、ケーブルがドラムにきちんと収まらないため、ケー
ブルを整列状態で巻き取るための機構が必要となり、装
置が高価となる。 2)回転部分にスリップリングが必要であり、低電圧信
号ではノイズ発生源となる。 3)常時巻付け力がケーブルに作用するため、強度のあ
る太い径のケーブルが必要である。 4)回転部の保守が必要である。また、電動式の場合に
は電源工事が必要であり、スプリング式の場合にはスプ
リングの折損の恐れがある。
【0006】(2)固定懸垂方式 電源を設ける場所(一般に壁面や柱部分)と昇降体の昇
降空間との間にケーブルが収まる空間が必要となり、余
分なスペースを必要とする。
【0007】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、特別な巻取機
構を必要とせず、かつ昇降体の昇降空間のみがあればよ
い、昇降体への給電装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る昇降体へ
の給電装置は、頂部を上方にして垂直に配置した円錐状
巻取ドラムと、この円錐状巻取ドラムの円錐面に沿って
巻取ドラム下方から上方に向けて巻付けられ、かつ先端
部を前記巻取ドラムの上方で昇降する昇降体に接続され
た給電ケーブルと、巻取ドラムに巻付けた前記給電ケー
ブルの巻取り開始部が巻取ドラムの下方において円錐面
から離脱するのを防止するケーブル離脱防止手段とから
なるものである。
【0009】
【作用】昇降体が上昇するときには、円錐状巻取ドラム
の円錐面に沿って巻付けられたケーブルは円錐面を滑り
ながら上方に引っ張られ、巻き付けられたケーブルが円
錐体よりも上方に移動する。
【0010】ケーブルの各部分には、円錐状巻取ドラム
の円錐面に巻き付けたときにできた巻き癖ができてお
り、引っ張られると全体として直線形状となるが、引っ
張る力から開放されると、巻き癖のために円錐状巻取ド
ラムの円錐面に沿うような螺旋状態に回復しようとす
る。
【0011】したがって、昇降体が下降し始めると、ケ
ーブルにかかる張力がなくなるので、ケーブルは円錐状
巻取ドラムの下方から円錐面に沿うように螺旋状に巻き
取られる。
【0012】螺旋状に巻き取られるケーブルの下方部分
は、円錐断面が大きいため、螺旋の径が大きくなり、比
較的巻き癖がかかりにくいので、ケーブルが円錐面から
離脱しようとするので、円錐下端部において、ケーブル
が円錐面から離脱しないようなガイド等を設けると、ケ
ーブルの巻取りはより安定したものとなる。
【0013】また、巻き取られるケーブルが円錐状巻取
ドラムの頂点から離れないように、巻取ドラムの頂点近
傍にリング状のガイドを設けて、ケーブルを円錐状巻取
ドラムの頂点に導くことにより、さらに安定して巻き取
ることができる。
【0014】
【実施例】この発明の実施例の昇降体への給電装置を図
1により説明する。この給電装置は、円板状の基盤1に
円錐状巻取ドラム2を設けている。そして、円錐状巻取
ドラム2の円錐面には、電源に接続されている電力ケー
ブル3が、円錐面の下端部から頂点に向けて円錐面に沿
うように、螺旋状に巻き付けてある。
【0015】螺旋状に巻き付けた電力ケーブル3の先端
部3aは、円錐状巻取ドラム2の上方で昇降している昇
降体23に接続されている。
【0016】また、円錐状巻取ドラム2の下端部には、
円錐状巻取ドラム2の円錐面から巻き付けた電力ケーブ
ル3が巻き戻されないように、円筒形ガイド4が設けら
れている。
【0017】さらには、円錐状巻取ドラム2の下端部に
近接して、その中心が円錐状巻取ドラム2の頂点2aと
一致するように、支持部材5で支持されたリングガイド
6が水平に設けられている。
【0018】昇降体23が上昇すると、円錐状巻取ドラ
ム2の円錐面に沿って巻付けられた電力ケーブル3は円
錐面を滑りながら上方に引っ張られ、巻き付けられた電
力ケーブル3の大部分が円錐面よりも上方に移動する。
【0019】電力ケーブル3の各部分には、円錐状巻取
ドラム2の円錐面に巻き付けたときにできた巻き癖がで
きており、引っ張られると全体として直線形状となる
が、引っ張る力から開放されると、巻き癖のために円錐
状巻取ドラム2の円錐面に沿うような螺旋状態に回復し
ようとする。
【0020】したがって、昇降体23が下降し始める
と、電力ケーブル3にかかる張力がなくなるので、電力
ケーブル3は円錐状巻取ドラム2の下方から円錐面に沿
うように螺旋状に巻き取られる。
【0021】螺旋状に巻き取られる電力ケーブル3の下
方部分は、円錐断面が大きいため、螺旋の径が大きくな
り、比較的巻き癖がかかりにくいので、電力ケーブル3
が円錐面から離脱しようとするが、円錐下端部に円筒形
ガイド4が設けられているので、電力ケーブル3が円錐
面から離脱することはなく、電力ケーブル3は円錐面に
沿ってスムーズに巻き取られる。
【0022】また、巻き取られる電力ケーブル3が、円
錐状巻取ドラム2の頂点から左右にぶれないないよう
に、リングガイド6を設けているので、電力ケーブル3
の巻取りは、より確実なものとなっている。
【0023】なお、リングガイド6は昇降体の運転条件
によっては必ずしも必要ではない。また、円筒形ガイド
4もリングガイド6の支持部材5で代用することができ
る等、このガイドは形態にこだわることはない。
【0024】電力ケーブル3は、一般にキャップタイヤ
ーケーブルを使用するが、本実施例の昇降体への給電装
置で使用した電力ケーブルは、耐捩回性ケーブルであ
り、外径が15.5mm、芯は6芯であり、各芯の断面
積は1.25mmである。また、円錐状巻取ドラムの高
さおよび底面の大きさは、昇降体の昇降ストロークおよ
び使用するケーブルの外径および材質を考慮して決定す
ればよい。
【0025】なお、実施例においては、ケーブルを電力
ケーブルとして説明したが、本発明が通信ケーブルに適
用することができるのは論をまたない。
【0026】
【発明の効果】この発明により、昇降体の電力または通
信ケーブルを動力を使用することなく巻取ドラムに巻取
り巻き出すことができるので、特別な巻取機構を必要と
せず、かつ昇降体の昇降空間のみがあればよいので、設
備費、維持管理費が安くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の昇降体への給電装置の説明図
である。
【図2】従来の昇降体への給電装置の説明図であり、
(a)は昇降体の上昇時の状態を、(b)は昇降体の下
降時の状態を示す。
【図3】従来の他の昇降体への給電装置の説明図であ
り、(a)は昇降体の上昇時の状態を、(b)は昇降体
の中間位置の状態を、(c)は昇降体の下降時の状態を
示す。
【符号の説明】
1 基盤 2 円錐状巻取ドラム 3 電力ケーブル 4 円筒形ガイド 5 支持部材 6 リングガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部を上方にして垂直に配置した円錐状
    巻取ドラムと、この円錐状巻取ドラムの円錐面に沿って
    巻取ドラム下方から上方に向けて巻付けられ、かつ先端
    部を前記巻取ドラムの上方で昇降する昇降体に接続され
    た給電ケーブルと、巻取ドラムに巻付けた前記給電ケー
    ブルの巻取り開始部が巻取ドラムの下方において円錐面
    から離脱するのを防止するケーブル離脱防止手段とから
    なることを特徴とする昇降体への給電装置。
JP31186394A 1994-12-15 1994-12-15 昇降体への給電装置 Pending JPH08168155A (ja)

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JP31186394A JPH08168155A (ja) 1994-12-15 1994-12-15 昇降体への給電装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009067301A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Shin Kurushima Dockyard Co Ltd 自動車運搬船の受電設備
CN110720164A (zh) * 2017-06-06 2020-01-21 株式会社神户制钢所 线缆处理装置
WO2021205652A1 (ja) * 2020-04-10 2021-10-14 三菱電機株式会社 電動機、リード線巻回装置、及び電動機の製造方法

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Effective date: 20000125