JPH08168001A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

画像形成方法及び装置

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JPH08168001A
JPH08168001A JP6310736A JP31073694A JPH08168001A JP H08168001 A JPH08168001 A JP H08168001A JP 6310736 A JP6310736 A JP 6310736A JP 31073694 A JP31073694 A JP 31073694A JP H08168001 A JPH08168001 A JP H08168001A
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JP
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image
image data
pulse
density
image forming
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JP6310736A
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English (en)
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Yukimasa Izeki
之雅 井関
Hiroaki Takeda
浩明 武田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 出力するパルスの発生位置の制御により、画
質を向上させる。 【構成】 パルス巾変調によって位置を制御された画像
データ、又はパルス巾変調される前の所定の画像データ
を選択して画像形成する。画像データ切換信号によりセ
レクタ701を切り換え、画像濃度判別回路702内の
メモリ706に画像濃度の判別基準となる基準画像デー
タをあらかじめ複数個記憶しておき、画像データの濃度
が基準濃度以上か判別する。その判別結果によりパルス
発生位置制御回路701がPWM回路704の発生位置
を制御する。そして、モード切換信号1,2で切り換え
られるFull_on,Full_off、コピーモード及びレーザプリ
ンタモード並びに画像濃度判別回路702の結果によっ
てマルチプレクサ705のデータ入力A・Bを選択し、
画像を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル複写機やレーザ
ビームプリンタなどの画像形成装置に関し、特にパルス
幅変調手段によってパルス幅変調された画像データに基
づいて画像を形成する画像形成方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばデジタル複写機では、画像
データのパルス幅変調(以下、PWMと記す)を行い、
そのパルス幅に応じてレーザを点灯することにより潜像
を行っていた。また、発生させるパルスの発生位置を、
PWWの基準クロックに対して左よせ基準・中央基準・
右よせ基準と発生位置を画像に合わせて変化させること
も提案されている。更に、レーザの点灯方式はデジタル
複写機とレーザビームプリンタで異なっている。
【0003】これは、デジタル複写機が文字原稿と写真
原稿の濃度の再現性に主眼をおいているのに対し、レー
ザビームプリンタは文字の鮮明さに主眼をおいているた
めである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
ビームプリンタのデータをデジタル複写機にて画像形成
する場合、そのレーザ点灯方式の違いからレーザビーム
プリンタの画像形成結果より文字の線が細るなどの問題
が生じることがあった。
【0005】また、基準クロックの1ヶ所を起点と固定
してパルス幅を変化させて多階調の画像を形成していた
ため、中間調が存在する文字部の端部等では、基準クロ
ックの周期毎に画素が分離されて潜像され、結果として
文字部の端部が鮮明でなくなるという結果を招いてい
た。
【0006】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたもので、出力するパルスの発生位置を制御すること
により、より画質を向上させた画像形成方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記目的を達成するために、本発明の画像形成
装置は以下の構成を備える。
【0008】即ち、パルス幅変調手段によってパルス幅
変調された画像データに基づいて画像を形成する画像形
成装置において、画像形成モードに応じてパルス幅変調
手段により発生させる画像データの位置を制御する制御
手段と、前記制御手段により制御された画像データか、
パルス幅変調される前の所定の画像データかを選択し画
像を形成する画像形成手段とを備える。
【0009】上記構成により、パルス幅変調手段によっ
てパルス幅変調された画像データに基づいて画像を形成
する際に、画像形成モードに応じてパルス幅変調手段に
より発生させる画像データの位置を制御し、制御された
画像データか、パルス幅変調される前の所定の画像デー
タかを選択し画像を形成するように動作する。
【0010】また、上記目的を達成するために、本発明
による画像形成方法は以下の工程を有する。
【0011】即ち、パルス幅変調手段によってパルス幅
変調された画像データに基づいて画像を形成する画像形
成方法において、画像形成モードに応じてパルス幅変調
手段により発生させる画像データの位置を制御する制御
工程と、前記制御工程により制御された画像データか、
パルス幅変調される前の所定の画像データかを選択し画
像を形成する画像形成工程とを有する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る好適な一
実施例を詳細に説明する。尚、本実施例は、本発明をデ
ジタル複写機に応用したときのものである。
【0013】図1は、本実施例における画像複写装置の
全体構造を示す断面図である。図において、1は原稿給
送手段となる原稿給送装置であり、載置された原稿を1
枚ずつ、或いは2枚連続に原稿台ガラス面2上の所定位
置に給送する。4はスキャナであり、ランプ3、走査ミ
ラー5〜7等で構成される。ここで、原稿が原稿給送装
置1より原稿台ガラス面2に載置されると、スキャナ4
が所定方向に往復移動して原稿からの反射光が走査ミラ
ー5〜7を介してレンズ8を通過してイメージセンサ部
9に結像される。10は露光制御部であり、レーザスキ
ャナ部で構成され、画像処理部から出力された画像デー
タに基づいて変調された光ビームを感光体11に照射す
る。12,13は現像器であり、感光体11上に形成さ
れた静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化す
る。14,15は被転写紙積載部であり、定型サイズの
記録媒体が積載収納され、給送ローラの駆動によりレジ
ストローラ配設位置まで給送され、感光体11に形成さ
れる画像との画像先端合わせタイミングをとられた状態
で再給紙される。
【0014】16は転写分離帯電器であり、感光体11
に現像されたトナー像が被転写紙に転写された後、被転
写紙を感光体11より分離する。17は定着部であり、
転写されたトナー像を被転写紙に定着させる。18は排
紙ローラであり、画像形成の終了した被転写紙をトレー
20に積載排紙する。21は方向フラッパであり、画像
形成の終了した被転写紙の搬送方向を排紙口と内部搬送
方向に切り換え、多重/両面画像形成プロセスに備え
る。
【0015】次に、記録媒体への画像形成について説明
する。
【0016】まず、イメージセンサ部9に入力された画
像信号は、後述するコントローラ部CONT内の画像処
理部320によって処理を施された後、プリンタ部33
0に至る。プリンタ部330に入力された信号は上述の
露光制御部10にて光信号に変換され、画像信号に従っ
て感光体11を照射する。照射光によって感光体11上
に作像された潜像は現像器12若しくは現像器13によ
って現像される。この潜像体タイミングを合わせて被転
写紙積載部14若しくは被転写紙積載部15より転写紙
が搬送され、転写部16において、現像された像が転写
される。そして、転写された像は定着部17にて被転写
紙に定着された後、排紙部18より装置外部に排出され
る。
【0017】また、両面記録時は、被転写紙が排紙セン
サ19を通過後、排紙部ローラ18を排紙方向と反対の
方向に回転させる。また、これと同時に、方向フラッパ
21を上方に上げて複写済みの転写紙を搬送路22,2
3を介して中間トレイ24に格納する。次に行う裏面記
録時に中間トレイ24に格納されている転写紙が給紙さ
れ、裏面の転写が行われる。更に、多重記録時は、方向
フラッパ21を上方に上げて複写済みの転写紙を搬送路
22,23を介して中間トレイ24に格納する。次に行
う多重記録に中間トレイ24に格納されている転写紙が
給紙され、多重転写が行われる。
【0018】図2は、上述の複写機において、各種編集
や複写等の設定を行う操作部を示す図である。まず操作
部の各種キーについて、その機能等を説明する。
【0019】図において、201は本装置への通電を制
御する電源スイッチである。202はリセットキーであ
り、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして
動作する。203はコピースタートキーである。204
はクリアキーであり、数値をクリアするときに用いる。
205はIDキーであり、このキーにより特定の操作者
に対して複写動作を可能にし、それ以外の操作者に対し
ては、このキーにより入力しない限り複写動作を禁止す
ることが可能となる。206はストップキーであり、コ
ピーを中断したり、中止したりするときに用いるキーで
ある。207はガイドキーであり、各機能を知りたいと
きに使用するキーである。208は上カーソルキーであ
り、各機能設定画面においてポインタを上に移動させる
キーである。209は下カーソルキーであり、各機能設
定画面おいてポインタを下に移動させるキーである。2
10は右カーソルキーであり、各機能設定画面において
ポインタを右に移動させるキーである。211は左カー
ソルキーであり、各機能設定画面においてポインタを左
に移動させるキーである。212はOKキーであり、各
機能設定画面において、これで良い場合にこのキーを押
す。213は実行キーであり、各機能設定画面において
後述する表示画面の右下に出力されたことを実行する時
にこのキーを押す。
【0020】214は定形縮小キーであり、定形サイズ
を他の定形サイズに縮小するときに使用する。215は
等倍コピーを選択するときに使用する。216は定形拡
大キーであり、定形サイズを他の定形サイズに拡大する
ときに使用する。217はカセット選択キーであり、コ
ピーするカセット段を選択する。218はコピー濃度調
整キーであり、濃度を薄くする。219はAEキーであ
り、原稿の濃度に対しコピー濃度を自動的に調整する。
220はコピー濃度調整キーであり、濃度を濃くする。
221はソーターの動作を指定するキーである。222
は予熱キーであり、予熱モードのON/OFFに使用す
る。223は割り込みキーであり、コピー中に割り込み
コピーを行いたいときに押す。224はテンキーであ
り、数値の入力を行うときに使用する。
【0021】225はマーカー処理キーであり、トリミ
ング、マスキング、部分処理(輪郭処理、網処理、影付
け処理、ネガポジ処理)等を設定する。226はパター
ン化処理キーであり、色をパターン化して表現したり、
色を濃度差で表現したりするときに使用する。227は
色消去キーであり、特定色を消去したいときに使用す
る。228は画室キーであり、画質の設定を行いたいと
きに使用する。229はネガポジキーであり、ネガポジ
処理を行うときに使用する。230はイメージクリエイ
トキーであり、輪郭処理、影付け処理、網処理、斜体、
ミラー処理、リピート処理を行うときに使用する。23
1はトリミングキーであり、エリアを指定し、トリミン
グをするときに使用する。232はマスキングキーであ
り、エリアを指定し、マスキングをするときに使用す
る。233は部分処理キーであり、エリアを指定し、そ
の後、部分処理(輪郭処理、網処理、影付け処理、ネガ
ポジ処理)を指定する。234は枠消しキーであり、モ
ードに合わせて枠消しを行うときに使用する。尚、モー
ドにはシート枠消し(シートサイズに対して枠を作成す
る。)、原稿枠消し(原稿サイズに合わせて枠を作成す
る。原稿サイズ指定あり。)、ブック枠消し(ブックの
見開きサイズに合わせて枠と中央に空白を作成する。ブ
ック見開きサイズ指定有り。)がある。
【0022】235は綴じ代キーであり、用紙の一端に
綴じ代を作成したいときに使用する。236は移動キー
であり、移動を行いたいときに使用する。尚、移動には
平行移動(上下左右)、センター移動、コーナー移動、
指定移動(ポイント指定)がある。237はズームキー
であり、複写倍率を25%〜400%まで、1%刻みで
設定できる。また、主走査、副走査を独立に設定でき
る。238はオート変倍キーであり、複写紙のサイズに
合わせて自動的に拡大縮小する。また、主走査、副走査
を独立にオート変倍できる。239は拡大連写キーであ
り、1枚の原稿を複数枚に拡大して複写を行うときに使
用する。240は縮小レイアウトキーであり、複数の原
稿を1枚に拡大縮小して複写を行いたいときに使用す
る。
【0023】243は連写キーであり、原稿台ガラス面
の複写領域を左右に2分割し、自動的に2枚のコピーを
する連続複写を行いたいときに使用する(ページ連写、
両面連写)。244は両面キーであり、両面の出力を行
いたいときに使用する(片面両面、ページ連写両面、両
面両面)。245は多重キーであり、多重を行いたいと
きに使用する(多重、ページ連写多重)。246はメモ
リキーであり、メモリを使用したモードを行いたいとき
に使用する(メモリ合成、エリア合成、すかし合成)。
247はプロジェクタを使用するときに使用する。24
8はプリンタキーであり、プリンタの設定を行うときに
使用する。250は原稿混載キーであり、フィーダーを
使用してコピーを取る際に原稿サイズが混載していると
きに使用する。251はモードメモリキーであり、複写
設定された複写モードを登録するため、登録された複写
モードを呼び出すときに使用する。252は複写モード
か画像処理設定モードかの切り換えを行うキーである。
255は表示画面であり、装置の状態、複写枚数、複写
倍率、複写用紙サイズを表示し、複写モード設定中で
は、設定する内容を表示する。256はシステム余熱キ
ーであり、外部インターフェース及びその周辺回路のみ
動作させ、複写の為の制御部は停止させるシステム余熱
モードのON/OFFに使用する。257はパワー表示
部で、メインスイッチ5001がON状態のときに点灯
し、OFF状態の時には消灯する。
【0024】図3は、デジタル複写機の画像形成を説明
するためのブロック図である。
【0025】まず、複写モードでの流れについて説明す
る。原稿照明ランプ3と走査ミラー5にて原稿の画像を
スキャナ部310内のCCD311にてアナログ信号と
して取り込み、アナログ信号をデジタル信号ヘとAD変
換312にて変換する。次に画像処理部320内のシェ
ーディング補正321にてスキャナ部310での読み取
り誤差を補正し、画像処理回路(γ変換等)322へと
画像データを転送する。この画像処理回路322では、
上述の影付け等の修飾回路の他、画像データの濃度補正
のためのγ変換回路等が含まれている。更に、画像処理
後の画像データをプリンタ部330内のPWM回路33
1へと入力し、特定の周期でのパルス幅データヘと画像
データを変換し、そのパルス幅に応じてレーザ332を
点灯し、ドラム面上に画像の潜像を形成する。
【0026】次に、プリンタモードでの流れでは、コン
ピュータ360からの画像データをプリンタコントロー
ラ350が受け取り、その画像データをデジタル複写機
内の画像データ形式に適合するように変換し画像処理部
320に出力する。プリンタコントローラ350からの
画像データは、画像処理部320内のセレクタ323に
て選択され、画像処理回路322へと入力され、上述の
複写モードでの流れと同様に、画像形成が行われる。
【0027】図4は、デジタル複写機で用いるPWM方
式の基本概念を示す図である。図示するように、基準ク
ロックに応じて三角波発生回路401にて基準となる三
角波が作られると同時に、D/Aコンバータ402にて
入力クロックに同期して転送された画像データのD/A
変換が行われる。そして、比較器403にて三角波と変
換された画像信号とが比較され、点灯のための画像パル
スが得られる。
【0028】次に、図5を参照して画像データと点灯信
号とのタイミングを説明する。
【0029】まず、図5に示す(a)はデジタル複写機
での点灯信号のタイミングである。基準となる画素クロ
ックに同期して各画素の画像データがPWM回路に送ら
れてくると、PWM回路にて基準クロックに同期して生
成した三角波と、D/A変換された画像データとを比較
し、点灯信号に相当するPWM信号を生成する。この方
式の場合、パルス変換のリニアリティ保持のために、生
成されるパルスにオフセットを有する場合がある。例え
ば、8ビットデータの最大データFFhと最小データ0
0hにおいて、OFFSET_FF,OFFSET_00 を持つ。このた
め、FFhの場合、画素クロックの最大幅までパルスは
振れず、00hの場合にパルスが存在するという場合も
存在する。
【0030】次に、図5に示す(b)はレーザビームプ
リンタで、スムージングを用いない場合の点灯信号のタ
イミングである。この方式の場合、画像データとしては
ON・OFF信号のみが存在するため、形成される点灯
信号は画素クロックに応じた信号(1・0)となる。
【0031】そして、図5に示す(c)はレーザビーム
プリンタで、スムージングを用いた場合の点灯信号のタ
イミングである。この方式では、基準となる画素クロッ
クの他にスムージング用の画素クロックを用いてパルス
を形成する。そして、通常のパルス点灯の場合にはON
・OFF信号に基づく点灯パルスを出力し、スムージン
グの時はスムージング用の画素クロックに同期した(1
・0)の画像パルスが出力される。
【0032】図5に示す(c)のようなスムージング時
のパルスと同等の画像形成をPWMで可能とする方法と
して、PWMのパルス発生位置の制御が挙げられる。
【0033】図6は、パルス発生方式の比較を示す図で
ある。上述のスムージングによって形成される点灯信号
に対し、従来の画素クロックの中央を基準としたPWM
方式では同等の画像形成を行えないが、パルスの発生位
置を画素クロックの左・中央・右と基準を変えることに
より点灯パターンの多様化が可能となり、スムージング
による点灯パルスと同等の潜像が可能となる。
【0034】また、レーザビームプリンタとして画像形
成を行う場合、画像データによってはパルス位置を変化
させて潜像することにより、線が細ってしまう場合があ
る。そこで、本実施例において如何にして画像の細りを
防止しながらパルス発生方式の切り換えを行うかを図7
及び図8を参照して以下に説明する。
【0035】図7において、まず不図示の制御部が、画
像データ切換信号を用いてセレクタ701を切り換え、
画像濃度判別回路702内のメモリ706に画像濃度の
判別基準となる基準画像データをあらかじめ複数個記憶
しておく。モード切換信号1、及び2は、Full_on,Full
_off、コピーモード、レーザプリンタモードの切り換え
信号である。画像濃度判別回路702によってマルチプ
レクサ705のデータ入力A・Bが選択される。また、
パルス発生位置制御回路703にてPWM回路704に
て発生させるパルスの位置の制御を行う。
【0036】次に、図7に示すようなハード構成におけ
る制御を図8に示すフローチャートを参照しながら以下
に説明する。
【0037】まず、Full_on,Full_offモード(ステップ
S101,S102)が選択された場合、それぞれのモ
ードに応じた状態をマルチプレクサ705にて選択し
(ステップS107,S108)、点灯パルスを出力す
る(ステップS114)。またコピーモード(ステップ
S103)が選択された場合、中央基準での画像形成を
行う(ステップS109,S112〜S114)。ま
た、コピーモードでパルス位置を変化させたい場合に
は、図7に示す位置制御信号により、その制御が可能で
ある。
【0038】次に、レーザプリンタモード(ステップS
104)が選択された場合は、画像データが濃度として
中間調であるか否かを画像濃度判別回路702にて判別
する(ステップS105)。ここで、Noと判別された
場合、つまり、レーザビームプリンタで図5に示す
(b)のようにON・OFFの点灯信号を出力したい場
合には、画像データのMSBをその判別基準として選択
し(ステップS106)、点灯パルスを出力する(ステ
ップS114)。
【0039】これに対し、ステップS105でYesと
判別された場合には、画像濃度判別回路702にてあら
かじめ設定された基準濃度と比較し(ステップS11
0)、基準濃度より大きければパルスの発生位置を変え
ることにより鮮明な画像の形成を行い(ステップS11
1)、また小さければ線の細りを防止するためにパルス
の発生位置を中央基準のみとする(ステップS11
2)。このパルス発生位置を決定するアルゴリズムは変
更可能であり、例えば周辺画像の判別結果により位置制
御信号とは無関係に決定しても良い。
【0040】このように、本実施例によれば、コピーモ
ード・レーザビームプリンタモード等の複数の機能を有
するレーザビームを用いたデジタル画像形成装置におい
て、それぞれの画像形成に最適なレーザの点灯信号を発
生することができる。また、本実施例で選択される点灯
方式はパルスの発生位置を可変なものとしたPWMによ
るパルス発生手段と、画像データのMSBを用いたパル
ス発生手段とである。これらの手段を使用するモード及
び画像データの濃度によって使い分けることにより、各
モード毎に最適な画像が得られ、細線画像部の細りも防
止でき、曲線部もなめらかに画像形成できる。
【0041】<変形例>次に、パルス発生位置を可変と
した場合の例として、中央、左よせ、右よせと変化させ
てパルスを発生させるハード構成及びその制御を以下に
説明する。
【0042】図9は、パルス発生位置を変化させた場合
のパルスを示す図である。この例では、画像データを8
ビットで転送するものであり、画像データに応じたパル
スが基準クロックの1周期に対して出力される。図示す
るように、中央モードの時は基準クロックの中央を基準
とし、左よせ又は右よせモードの時は基準クロックの左
端又は右端をそれぞれ基準としたパルス変調がなされ
る。
【0043】図10は、変形例におけるハード構成を示
す図である。図示するように、まず画像データは、フリ
ップフロップ(以下、FFと記す)1001,1002
にて基準クロックに同期して遅延される。そして、遅延
された各画像が濃度比較回路1003に入力され、濃度
比較が行われる。ここで、FF1001から出力される
画素[x]が注目画素に相当し、[x+1],[x−
1]が注目画素の前後の画素に相当する。濃度比較回路
1003での比較結果はパルス発生位置制御回路100
4に入力される。同時に、注目画素の画像データと基準
クロックがPWM回路1005に入力されており、パル
ス発生位置制御回路1004からの信号に基づいて注目
画素のパルスを基準クロックの適切な位置(左・中央・
右)で生成する。
【0044】次に、濃度比較回路1003における濃度
判別を図11に示すフローチャートを参照して説明す
る。図において、Vは濃度であり、添え字のxは注目画
素を、x+1は注目画素の後ろ(右)の画素を、x−1
は注目画素の前(左)の画素をそれぞれ示している。
【0045】まず、左右の画素濃度より注目画素の濃度
が等しいか大きい場合(ステップS201,S20
2)、注目画素のパルス方式として中央が選択される
(ステップS204)。また、注目画素の濃度が右の画
素の濃度より小さく、かつ左の画素の濃度と等しいか大
きい場合(ステップS203)、パルス方式として左よ
せが選択され(ステップS206)、それ以外ならば右
よせが選択される(ステップS205)。
【0046】図11に示すようなパルス発生位置の制御
アルゴリズムは、結果として左右の画素を見て濃度の濃
い方に発生させるパルスを寄せるものである。これによ
り、文字などの画像の端部では、文字画像中心部に向け
端部の中間調の画像が集中することにより文字端部での
画像の鮮明さを向上させている。
【0047】このようなアルゴリズムを用いたパルス発
生位置の制御方法を用いた場合に、画像濃度の濃い部分
(十分に文字中心部と考えられる部分)においても、微
小な濃度差(CCDの読み取り誤差などによって生じる
微小誤差)を検知し、パルス発生位置をランダムに変え
てしまうことがある。これにより、中央基準でパルスを
発生させた場合と比較して文字部の線を作成する場合
に、作成される線が不均一な幅状態となる場合がある。
このような状態を防ぐために、注目画素の濃度とあらか
じめ決められた閾値の濃度とを比較し、その結果をパル
ス発生位置の制御に加味することで、上述の不均一状態
を防止することが可能となる。
【0048】図12は、上述の不均一を防止するための
ハード構成を示す図である。図10に示した基本ハード
構成に加えて、図12では閾値データを入力し、注目画
素のデータと濃度比較を行う濃度比較回路1006が存
在する。ここで、閾値データを2つとしたのは、濃度の
濃い文字部中心であると判断するための閾値データ1
と、濃度が薄く完全に非画像部であると判断するための
閾値データ2とを想定したためである。尚、文字部判断
のための閾値データ1だけでも十分な効果を得ることは
可能である。
【0049】濃度の濃い文字部を判別するための閾値デ
ータ1より注目画素のデータが濃い場合には、パルス発
生位置の制御は中央基準のみとする。同様に、濃度が薄
く、完全に非画像部を判別するための閾値データ2より
注目画素のデータが薄い場合にも中央基準のみでパルス
を生成する。これ以外の場合は、図11に示した制御ア
ルゴリズムに従う。このように、閾値を持って文字中心
部、若しくは非画像部と判断した場合には、パルスの発
生位置を固定することにより、形成する画像の文字部の
幅が不均一になることを防止できる。
【0050】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、システム或いは装置にプログラムを
供給することによって達成される場合にも適用できるこ
とは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力するパルスの発生位置を制御することにより、より
画質を向上させた画像を形成することが可能となる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における画像形成装置の構造を示す概
略断面図である。
【図2】本実施例における操作部の構成を示す図であ
る。
【図3】本実施例における画像形成を説明するための図
である。
【図4】PWM方式の基本概念を説明するための図であ
る。
【図5】各画像形成モードにおける点灯信号の比較図で
ある。
【図6】PWM方式でのパルス発生位置変化時の概念図
である。
【図7】本実施例における制御回路の構成を示す図であ
る。
【図8】本実施例における制御手順を示すフローチャー
トである。
【図9】変形例におけるパルス発生位置の変化を示す図
である。
【図10】変形例における制御回路の構成を示す図であ
る。
【図11】変形例における制御手順を示すフローチャー
トである。
【図12】閾値データにより濃度比較を行う制御回路の
構成を示す図である。
【符号の説明】
701 セレクタ 702 画像濃度判別回路 703 パルス発生位置制御回路 704 PWM回路 705 マルチプレクサ 706 メモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス幅変調手段によってパルス幅変調
    された画像データに基づいて画像を形成する画像形成装
    置において、 画像形成モードに応じてパルス幅変調手段により発生さ
    せる画像データの位置を制御する制御手段と、 前記制御手段により制御された画像データか、パルス幅
    変調される前の所定の画像データかを選択し画像を形成
    する画像形成手段とを備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、画像データの濃度に応
    じて発生させる画像データの位置を制御することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、画像データの濃度が基
    準濃度以上の場合に発生させる画像データの位置を左右
    に制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 パルス幅変調手段によってパルス幅変調
    された画像データに基づいて画像を形成する画像形成装
    置において、 画像データの注目画素の前後の画素との濃度を比較する
    濃度比較手段と、 前記濃度比較手段での比較結果に応じて注目画素のパル
    ス発生位置を制御する制御手段とを備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、注目画素と前後の画素
    とに濃度差がある場合、濃度の濃い画素に近づくように
    制御し、濃度差がない場合には基準クロックの中央にな
    るように制御することを特徴とする請求項4記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 更に、注目画素の濃度と所定の閾値とを
    比較する比較手段を備えることを特徴とする請求項4記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 パルス幅変調手段によってパルス幅変調
    された画像データに基づいて画像を形成する画像形成方
    法において、 画像形成モードに応じてパルス幅変調手段により発生さ
    せる画像データの位置を制御する制御工程と、 前記制御工程により制御された画像データか、パルス幅
    変調される前の所定の画像データかを選択し画像を形成
    する画像形成工程とを有することを特徴とする画像形成
    方法。
JP6310736A 1994-12-14 1994-12-14 画像形成方法及び装置 Withdrawn JPH08168001A (ja)

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