JPH08167575A - Mbe結晶成長装置,及びmbe結晶成長方法 - Google Patents

Mbe結晶成長装置,及びmbe結晶成長方法

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JPH08167575A
JPH08167575A JP7238341A JP23834195A JPH08167575A JP H08167575 A JPH08167575 A JP H08167575A JP 7238341 A JP7238341 A JP 7238341A JP 23834195 A JP23834195 A JP 23834195A JP H08167575 A JPH08167575 A JP H08167575A
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crystal growth
crucible
mbe
gas
chamber
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JP7238341A
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Akio Hayafuji
紀生 早藤
Moichi Izumi
茂一 和泉
Kaoru Kadoiwa
薫 門岩
Yutaka Uneme
豊 采女
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L21/20Deposition of semiconductor materials on a substrate, e.g. epitaxial growth solid phase epitaxy
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
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    • C30B23/02Epitaxial-layer growth
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    • C30B23/066Heating of the material to be evaporated

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化物等の不純物による基板表面の欠陥をよ
り効果的に抑制することのできるMBE結晶成長装置及
び成長方法を提供する。 【解決手段】 坩堝4内に、還元性を有するガス
(H2 )を導入するための異種ガス導入パイプ7を設
け、加熱した水素ガスを坩堝4内に導入する。 【効果】 酸化物の発生源にて不純物を捕集できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は主として半導体レ
ーザ用材料,あるいは超高周波用デバイス材料として用
いられる分子線(MBE)結晶成長装置,及びMBE結
晶成長方法に関し、特に高品質のIII −V族化合物半導
体を成長させるための装置,およびその方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、MBE法によってGaAsを成
長させる場合には、III 族原料に金属Gaを用い、V族
原料に金属Asを用い、III 族、V族原料の供給には、
図15に示すような原料容器を用い、加熱による分子線
の発生を行っていた。もしくは、図16に示すような原
料容器を用いて、原料容器の加熱と、出口ラインの加熱
の組み合わせを利用して分子線の発生を行っていた。
【0003】これらの図において、1は坩堝4の周囲に
配置されたヒータ、2は坩堝4の温度を測定するための
熱電対、3は坩堝4内に収納された金属As塊、4は坩
堝、5は坩堝4の出口ラインに配置されたヒータであ
る。上記坩堝4は高純度のPBN(熱的に加工されたボ
ロンナイトライド)を用いて作製されている。また60
は基板である。
【0004】以上のような構成の上記坩堝4を真空中で
加熱することにより、該坩堝4内の飽和蒸気圧分の分子
線(ビーム)が得られる。このとき安定したビーム量を
得るためには、温度制御は坩堝4の設定温度の±0.1
〜±1程度の範囲で調整し、飽和蒸気圧を安定させる必
要がある。また、通常、1μm/hr程度の成長レート
を得るために固体Asを200℃〜300℃程度の温度
まで加熱する必要がある。図16の構成における出口ラ
インを加熱する構成は、金属Asの加熱によって発生す
るAs4 を、さらに成長効率の高いAs2 に分解反応さ
せるのに有効な方法である。
【0005】MBE装置を用いた結晶成長では、高真空
中で処理が行われるために分子の平均自由行程は著しく
長くなり、As分子は成長室内の基板60の表面に直接
到達し、その後、基板60の表面をマイグレーションし
たのち格子位置に入り III族元素と結合する。この成長
過程の最大の特徴は III族原子は基板60の付近での化
学反応無しでV族と結合するため界面での膜厚制御性が
向上し、サブナノオーダーの厚み制御を高い成長速度を
維持しても行えることである。また、MBE装置はすで
に電子デバイスの量産に使用されており多数枚を少ない
コストで安定して結晶成長出来ることがすでに報告され
ている。
【0006】ところで、以上のような装置を用いて結晶
成長を続けて行くと、成長材料である坩堝4内の金属A
s塊3の蒸発によって分子線の強度もそれに伴い下がっ
てくる。その結果、結晶成長の途中でV/ III(V族と
III族の比率)が下がってしまい目的の層構造の形成が
困難となる。
【0007】そこでこのような欠点を補うために金属V
族材料に代えたガス状のV族材料を用いる方式もある。
この方法ではV族材料ガスのクラッキングによって発生
した水素ラジカルの還元作用や、サーファクタントとし
ての作用が同時に得られるため(参考文献1:Y.J.Chu
n, Y.Okada and M.Kawabe, Jpn. J. Appl. Phys. 32(19
93)L1085, 参考文献2:A.Sakai and T.Tatsumi, App
l. Phys. Lett. 64(1994)52), 酸素の混入を抑制する効
果があることや、格子不整合系材料の成長を行った場合
の表面凹凸の抑制効果があることが既にわかっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のMBE結晶成長
装置,及びMBE結晶成長方法は以上のように構成され
ており、成長させたGaAs層表面には少なくとも10
個/cm2 以上の欠陥が存在し、さらには該GaAs層表
面には酸素を代表とする不純物が含まれるため、これに
よりGa2 3 ,As2 3 等が生じ、この部分が電気
的に不活性な領域となるため、MMIC等の高性能デバ
イス用に提供するには、安定性、信頼性上問題があっ
た。
【0009】ところで従来、例えば、特開平5-335238号
公報に示すように、MBE結晶成長の際に成長雰囲気中
に水素を導入するようにしたものがある。この技術文献
では、水素を導入するための水素導入パイプを成長室壁
面に分子線源と並列して設け、該水素導入パイプが有す
るヒータによって水素を原子状に分解してSi基板に投
射し、もって、結晶界面のダングリングボンドを水素で
ターミネイトすることにより、ヘテロ接合界面の急峻性
を向上させるようにしている。従ってこの構成を用いる
ことにより結晶成長時の酸素の取り込みを抑制して結晶
表面の欠陥を低減することも可能であると考えられる。
しかしながら、ここで上記不純物である酸素の発生につ
いて考察すると、該不純物である酸素は坩堝の材料塊中
に含まれるものが主であり、これが結晶中に取り込まれ
ているものと考えられる。しかるに上記公報に記載され
た構成では、上記基板近傍にて酸素の取り込みを抑制す
ることになるため、その高い抑制効果は期待できず、該
基板表面の欠陥を十分に低減することができないものと
考えられる。
【0010】さらには、成長レートを安定化させるため
に、金属As塊に代えてガス状のAs(AsH3 ;アル
シン)を用いる場合には、このガスが極めて毒性が高い
ため、交換,メンテナンス時等の取り扱いに危険が伴う
という問題があった。
【0011】この発明は以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、MBE結晶成長時の酸素の取り込みを十
分に抑制することのできるMBE結晶成長装置、及びM
BE結晶成長方法を得ることを目的とする。
【0012】またこの発明は、結晶成長前の基板をエッ
チング処理することのできるMBE結晶成長装置、及び
MBE結晶成長方法を得ることを目的とする。
【0013】さらに、結晶レートが安定で、かつ結晶材
料の取り扱いが容易なMBE結晶成長装置を得ることを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係るMBE結晶成長装置は、分子線状態の結晶材料を基
板上に照射して、該基板上に結晶成長を行うMBE結晶
成長装置において、加熱によって分子線状態となる結晶
材料を収納する,加熱可能な坩堝と、該坩堝内に、結晶
成長を行う材料ガスとは異なる種類の異種ガスを導入す
るための異種ガス導入管と、上記坩堝から出射される分
子状態の結晶材料を基板に照射し、該基板上に結晶成長
を行う結晶成長室とを備えたものである。
【0015】またこの発明(請求項2)に係るMBE結
晶成長装置は、請求項1に記載のMBE結晶成長装置に
おいて、上記坩堝内に異種ガスを導入するための異種ガ
ス導入管は、上記坩堝内に還元作用を有するガスを導入
するものとしたものである。
【0016】またこの発明(請求項3)に係るMBE結
晶成長装置は、請求項2に記載のMBE結晶成長装置に
おいて、上記還元作用を有するガスは水素であるものと
したものである。
【0017】またこの発明(請求項4)に係るMBE結
晶成長装置は、請求項1に記載のMBE結晶成長装置に
おいて、上記坩堝内に異種ガスを導入するための異種ガ
ス導入管は、上記坩堝内に上記結晶材料に対するエッチ
ング作用を有するガスを導入するものとしたものであ
る。
【0018】またこの発明(請求項5)に係るMBE結
晶成長装置は、請求項4に記載のMBE結晶成長装置に
おいて、上記異種ガス導入管上流に設けられた、ジ・ヨ
ードメタンを収納する異種ガス源収容容器,及び該収容
容器より発生するジ・ヨードメタン蒸気の流量を制御す
る流量調整器を備え、上記結晶材料に対するエッチング
作用を有するガスを、ヨウ素ラジカルI* を含むガスと
したものである。
【0019】またこの発明(請求項6)に係るMBE結
晶成長装置は、請求項2、または4に記載のMBE結晶
成長装置において、上記異種ガス導入管の、上記坩堝と
の接続点の近傍に設けられ、該異種ガス導入管を加熱す
る加熱手段を備えたものである。
【0020】またこの発明(請求項7)に係るMBE結
晶成長装置は、請求項2,または4に記載のMBE結晶
成長装置において、上記坩堝内に上記異種ガス導入管に
連通するよう設けられた、導入された異種ガス中の分子
の衝突数を増大させる分子衝突数増大部を備えたもので
ある。
【0021】またこの発明(請求項8)に係るMBE結
晶成長装置は、請求項2,または4に記載のMBE結晶
成長装置において、上記坩堝の分子線出口の近傍に設け
られた、該坩堝より出力される分子線を加熱する加熱手
段を備えたものである。
【0022】またこの発明(請求項9)に係るMBE結
晶成長方法は、分子線状態の結晶材料を基板上に照射し
て、該基板上に結晶成長を行うMBE結晶成長方法にお
いて、異種ガス導入管より坩堝内に異種ガスを導入しな
がら、加熱によって分子線状態となる結晶材料を収納し
た坩堝を加熱し、上記異種ガス導入管から還元作用を有
するガスを上記坩堝内に導入し、該坩堝内において該還
元作用を有するガスにより分子線状態の結晶成長材料中
に含まれる酸素等の酸化性を有する不純物を捕集しつ
つ、結晶成長室において上記結晶材料の分子線を上記基
板上に照射することにより結晶成長を行うものである。
【0023】またこの発明(請求項10)に係るMBE
結晶成長方法は、請求項9記載のMBE結晶成長方法に
おいて、上記異種ガス導入管により導入する還元作用を
有するガスは、水素であるものとしたものである。
【0024】またこの発明(請求項11)に係るMBE
結晶成長方法は、分子線状態の結晶材料を基板上に照射
して、該基板上に結晶成長を行うMBE結晶成長方法に
おいて、異種ガス導入管より坩堝内の結晶成長材料に対
してエッチング作用を有するガスを導入しながら、加熱
によって分子線状態となる結晶材料を収納した坩堝を加
熱し、上記エッチング作用を有するガスの上記坩堝内へ
の供給量を変化させることにより該坩堝から発生する結
晶材料の分子線の量をコントロールしつつ、結晶成長室
において上記結晶材料の分子線を上記基板上に照射する
ことにより結晶成長を行うものである。
【0025】またこの発明(請求項12)に係るMBE
結晶成長方法は、請求項11記載のMBE結晶成長方法
において、上記坩堝から発生する結晶材料の分子線の量
をコントロールしつつ、結晶成長を行う工程は、上記エ
ッチング作用を有するガスを上記坩堝内に過剰に供給し
て該坩堝よりエッチングガスの分子線を発生させ、該エ
ッチングガスの分子線により結晶成長室の基板のエッチ
ング処理を行う工程であるものとしたものである。
【0026】またこの発明(請求項13)に係るMBE
結晶成長方法は、請求項11,または12に記載のMB
E結晶成長方法において、上記異種ガス導入管上流に、
ジ・ヨードメタンを収納する異種ガス源収容容器,及び
上記収容容器より発生するジ・ヨードメタン蒸気の流量
を制御する流量調整器を備え、上記坩堝内に異種ガス導
入管より導入する,上記エッチング作用を有するガス
を、上記異種ガス源収容容器,及び流量調整器により、
ヨウ素ラジカルI* を含むガスとして供給するものであ
る。
【0027】またこの発明(請求項14)に係るMBE
結晶成長装置は、請求項1記載のMBE結晶成長装置に
おいて、上記坩堝から射出された分子線状態の結晶材料
を熱分解するクラッキング室と、上記坩堝下流に設けら
れたキャリアガス導入用管と、上記キャリアガス導入用
管の上流に設けられ、該キャリアガスを分解してラジカ
ル化するラジカル発生室とを備えたものである。
【0028】またこの発明(請求項15)に係るMBE
結晶成長装置は、請求項14記載のMBE結晶成長装置
において、上記坩堝を上記結晶成長室外部に配置し、上
記クラッキング室を上記結晶成長室の内部に配置し、上
記クラッキング室と坩堝との間の経路を加熱する加熱手
段を設けたものである。
【0029】またこの発明(請求項16)に係るMBE
結晶成長装置は、請求項14記載のMBE結晶成長装置
において、上記キャリアガス導入管の先端を上記クラッ
キング室内に導入し、上記ラジカル発生室を上記クラッ
キング室内に配置し、上記キャリアガス導入用管の先端
を上記クラッキング室内にて上記ラジカル発生室に接続
したものである。
【0030】またこの発明(請求項17)に係るMBE
結晶成長装置は、請求項14記載のMBE結晶成長装置
において、上記キャリアガス導入用管と上記ラジカル発
生室との間に、キャリアガスに紫外線を照射して該キャ
リアガスのラジカル化を促進するラジカル化促進室を備
えたものである。
【0031】またこの発明(請求項18)に係るMBE
結晶成長装置は、請求項14記載のMBE結晶成長装置
において、上記ラジカル発生室は、内部に加熱用ヒータ
を有する筒部と、加熱用ヒータを有さない筒部とを有
し、上記クラッキング室出口に上記筒部の一方を選択し
て接続するようにしたものである。
【0032】また、この発明(請求項19)に係るMB
E結晶成長装置は、請求項1または14に記載のMBE
結晶成長装置において、上記該坩堝内に該坩堝内部を大
気開放することなく結晶材料を充填することができる結
晶材料補充機構を備えたものである。
【0033】またこの発明(請求項20)に係るMBE
結晶成長装置によれば、請求項19記載のMBE結晶成
長装置において、上記結晶材料補充機構を、上記坩堝側
面に設けられた結晶材料導入用通路と、該通路の開閉状
態を制御するゲートバルブと、該ゲートバルブに接続さ
れ、その内部に結晶材料を収容可能なローディング室
と、該ローディング室内の真空度を変化させるための真
空引き機構とから構成したものである。
【0034】またこの発明(請求項21)に係るMBE
結晶成長装置は、請求項20記載のMBE結晶成長装置
において、上記ローディング室を、その周囲に螺旋状の
溝を有する結晶材料と螺合するカートリッジケースを複
数個収納可能なものとし、上記カートリッジと螺合した
結晶材料をスライドロッドで回転させてカートリッジケ
ースより押し出すことにより、上記結晶材料導入用通路
に排出するものとしたものである。
【0035】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態1によるMB
E結晶成長装置を示し、図において、図15及び図16
と同一符号は同一または相当部分を示す。また、7は坩
堝4の側面部分に設けられた異種ガス導入用パイプであ
り、坩堝4との接続部付近にはヒータ6が取り付けられ
ている。いま例えば異種ガスとして水素ガス(H2 )を
用いる場合を考える。上記坩堝4内に収納された金属A
s塊3を、約350℃で加熱すると、該金属As塊3の
昇華が起こり、As4 が分子線状に飛び出す。一方、別
系統,即ち、異種ガス導入用パイプ7より導入された水
素をヒータ6を用いて約1500℃で加熱すると、ラジ
カル水素H2 * が発生する。そして、これらが上記坩堝
4内部の空間で混ざり合い、結晶成長室(図示せず)の
真空系へと飛んでいき、Ga分子線投射用MBE結晶成
長装置と共に用いることにより、基板上にGaAsがエ
ピタキシャル成長されることとなる。この際、ラジカル
水素H2 * は系内に存在する酸素を代表とする不純物と
敏感に反応し、これらの不純物が結晶中へ取り込まれる
ことを抑制する効果を有する。特に上記金属As塊3に
含まれる酸素等に対して、発生源である上記坩堝4内で
これをトラップすることができるため、酸化物が生ずる
のに対し高い抑制効果を得ることができる。さらにラジ
カル水素H2 * は、基板表面の酸化物を代表とする不純
物についても、これらを同様に取り除く効果を有する。
酸素の場合、ラジカル水素H2 * と結合することによ
り、水分子となって反応に寄与することなく、系外に排
出されることとなる。
【0036】以上のようにして、本実施の形態1では、
図示しない結晶成長室中の上記基板上に高純度のGaA
s層がエピタキシャル成長され、該基板/エピタキシャ
ル層界面にも何ら不純物は堆積されない。このようにし
て、例えばInP基板上にInGaAsやAlGaAs
を成長することにより、1コ/cm2 以下の欠陥密度を特
に特別の工夫なしに再現性良く得ることができるもので
ある。
【0037】このような本実施の形態1によれば、結晶
材料を収納する上記坩堝4に上記異種ガス導入用パイプ
7を設け、該坩堝4内に水素を導入するようにしたか
ら、結晶材料中における酸素等の酸化性を有する不純物
を、発生源である上記坩堝4内にて捕集することがで
き、このため結晶成長室の結晶成長を行う上記基板表面
の結晶欠陥を大幅に低減することができる。
【0038】なお本実施の形態1では上記異種ガス導入
用パイプ7から水素ガスを導入するようにしたが、該異
種ガス導入用パイプ7より導入されるガスとしては特に
これに限られるものではなく、還元性を有し、かつ結晶
成長に悪影響を与えないものであれば、他のガスを用い
てもよい。
【0039】実施の形態2.次に本発明の実施の形態2
を図について説明する。例えば、異種ガスとしてジ・ヨ
ードメタン(CH2 2 )を用いた場合の実施の形態に
ついて考える。図2において、12は上記坩堝4内に発
生する分子線(ここではIII 族元素のGa)の量を制御
するための液体状態のCH2 2 (15)を収納する制
御ガス発生容器であり、上記異種ガス導入用パイプ7の
上流に、ゲートバルブ14,流量制御器(MFC)を介
して接続されている。16は上記制御ガス発生容器12
内の温度を一定に保つための恒温槽である。
【0040】次に結晶成長時の工程について説明する。
上記ゲートバルブ14を閉じている間は、上記坩堝4内
の飽和蒸気圧で決まる分子線(Ga)が発生する。次に
該ゲートバルブを開放し、上記MFC13の電極を調整
していくと、図3に示すように、その流量が大きくなる
につれて上記坩堝4内に流入するヨウ素ラジカルI*
増大し、これがGaと結合しGa分子線が減少すること
となる。さらに流量を増大させてヨウ素ラジカルI*
量を増大させると、もはや上記坩堝4からはGa分子線
は発生せず、代わりにヨウ素ラジカルI* が結晶成長室
の基板に向けて投射されるようになる。このため、該基
板上ではヨウ素によるエッチングが生じることになる。
これは、図4に示すように、発生したヨウ素ラジカルI
* が該基板表面に到達するとここで移動して該基板表面
に化学吸着し、該基板表面の第1層の背後の結合が弛緩
して、脱離が起こることに起因するものである。
【0041】このように本実施の形態2によれば、上記
坩堝4内にヨウ素ラジカルI* を導入するようにしたの
で、導入されるヨウ素ラジカルI* の量を制御すること
により、上記坩堝4内より発生する分子線(Ga)の量
をコントロールすることができ、従来のように該坩堝4
の温度を変化させることでGa分子線の量をコントロー
ルするのに比べて、応答性よくGa分子線の量をコント
ロールすることができ、結晶の組成比を急峻に変化させ
ることができる。また該坩堝4内に導入するヨウ素ラジ
カルI* をさらに増大させることによって、ヨウ素ラジ
カルI* によって上記結晶成長室の基板をエッチングす
ることもでき、結晶成長前に該基板全面をエッチング処
理することで該基板表面の不純物除去効果を一層強くす
ることができる。
【0042】なお、上記実施の形態1、または2におい
て、図5,図6に示すように、予め上記基板上にSiO
2 膜等によりパターンを形成しておくことにより、高品
質の界面を有する高純度結晶の選択成長、選択埋め込み
成長が可能となる。図中、9は基板、10は誘電体膜、
11はエピタキシャル成長層を示す。
【0043】実施の形態3.次に本発明の実施の形態3
を図について説明する。本実施の形態3は、図7に示す
ように、上記坩堝4内に導入される異種ガスの分解を促
進させるための分子衝突数増大部となる多重折り返し壁
8を設けた点で、図1の上記実施の形態1と異なるもの
である。
【0044】上記実施の形態1では、上記坩堝4内に導
入された異種ガスは該坩堝4の入口近傍に配置したヒー
タ6によって加熱されるが、該異種ガスは熱エネルギー
のみではラジカル状態まで十分には分解されない。これ
に対して、本実施の形態3では上記多重折り返し壁8を
さらに設け、該多重折り返し壁8に上記異種ガスを物理
的に衝突させることにより、ラジカルの発生を促進する
ようにしている。
【0045】なお、本実施の形態では上記実施の形態1
に多重折り返し壁8を形成する場合について説明した
が、上記実施の形態2についても同様に上記坩堝4内に
上記多重折り返し壁を設けることにより、該坩堝4内に
導入される異種ガス(上記実施の形態2ではヨウ素)の
分解,ラジカル化を促進することができることは言うま
でもない。
【0046】実施の形態4.次に本発明の実施の形態4
を図について説明する。本実施の形態4は、図8に示す
ように、上記坩堝4内の分子線の出口近傍に、多段の加
熱器17を設けた点において上記実施の形態1と異なる
ものである。
【0047】本実施の形態4では、上記坩堝4内から発
生される分子線を該坩堝4の出口付近でも再度加熱して
結晶成長に供するラジカルに熱エネルギーを与えること
により、ラジカルの寿命を長くすることができる。
【0048】なお、本実施の形態4では上記実施の形態
1に上記多段の加熱器17を形成する場合について説明
したが、上記実施の形態2,3についても同様に上記坩
堝4の出口付近に、上記多段の加熱器17を設けること
により、上記坩堝4から発生するラジカルの寿命を延ば
すことができることは言うまでもない。
【0049】尚、上記実施の形態1〜4では、III 族元
素にGaを用い、V族元素にAsを用いて説明したが、
これら元素以外のIII 族、V族元素を用いる場合につい
ても同様に適用することができる。
【0050】実施の形態5.次に本発明の実施の形態5
を図について説明する。図9において、18は成長室で
あるチャンバーの側壁を示し、このチャンバーの側壁1
8の外側にはV族材料である金属As塊3が収納された
坩堝4が配置されている。この坩堝4の分子線の出口下
流には、ゲートバルブ19,コントロールバルブ20,
スイッチバルブ21が順次設けられ、チャンバーの側壁
18内のクラッキング室22とは上記スイッチバルブ2
1を介して接続されている。上記坩堝4とクラッキング
室22までの間の経路には配管加熱用ヒータ23が設け
られており、さらにこの配管用ヒータ23の温度を制御
するための熱電対24が配置されている。上記クラッキ
ング室22の周囲にはこれを加熱するためのヒータ2
5、およびこのヒータ25の温度を制御するための熱電
対26が配置され、さらにクラッキング室22の分子線
の出口に接続されたラジカル発生室27の内部には、ク
ラッキング室22より照射される分子線をさらに加熱す
るためのヒータ28と、これの温度を制御するための熱
電対29が配置されている。
【0051】また、上記スイッチングバルブ21にはキ
ャリアガス導入用のマスフローコントローラ30が配管
31を介して接続されており、非成長時にはスイッチン
グバルブ21の作用によってキャリアガスがベント側に
流されるよう構成されている。また、異種ガス導入用パ
イプ7の途中にゲートバルブ32を介してキャリアガス
導入用のマスフローコントローラ33が接続されてい
る。さらに坩堝4にはこの坩堝4の内部の雰囲気を交換
するための配管34が設けられ、この配管34の途中に
は配管34の開閉状態を制御するためのリークバルブ3
5が取り付けられている。
【0052】なお、22aはクラッキング室22内に形
成された多重の折り返し壁からなるバッフル板、35は
ラジカル発生室27から放射される分子線を示す。
【0053】次に上記実施の形態5に示したMBE結晶
成長装置の結晶成長時の動作について説明する。結晶成
長時には、ゲートバルブ19,32を開け、スイッチバ
ルブ21を配管31のガスが成長室側に導入されるよう
に切り換え、リークバルブ35を閉じた状態とする。坩
堝4はその周囲に配置されたヒータ1によって加熱さ
れ、マスフローコントローラ33を通って流量制御され
たキャリアガス(たとえば水素)が導入され、コントロ
ールバルブ20によって気化した一定量のV族材料(A
4等)が得られるようになる。坩堝4からチャンバー
の側壁18までの経路はヒータ23によって加熱される
ことにより、この経路でポリ状結晶が成長することによ
る各配管,バルブ等の閉塞が防止される。以上のように
して得られたV族ガスはクラッキング室22に導入さ
れ、ここで1000℃程度に加熱されたバッフル板22
aに衝突してラジカル化が促進される。
【0054】一方、還元作用を有するラジカルの元とな
る水素は主にマスフローコントローラ30でその流量が
制御された後、配管31を経由してクラッキング室22
に供給される。これにより、コントロールバルブ20に
よってV族ガスの供給量が変動しても一定の水素ラジカ
ルを得ることができる。すなわち、配管31を経由して
供給される一定量のキャリアガス(水素)がクラッキン
グ室22に入り、バッフル板22aに衝突するが、バッ
フル板22aの温度はそれほど高くなく、従ってここで
はラジカル化されず、ラジカル発生室27内の高温(2
000℃程度)のヒータ28によってラジカル化され、
クラッキングされたV族材料とともに分子線35として
放射される。
【0055】次に、成長材料交換時の動作について説明
する。材料交換時には、コントロールバルブ20とゲー
トバルブ19,32を閉じ、スイッチングバルブ21を
ベント側に切り換えた状態でリークバルブ35を用いて
坩堝4の内部を一旦真空に引いた後、リークバルブ35
を開いて坩堝4の内部を大気にリークする。そしてゲー
トバルブ19,32から坩堝4を取り外し、坩堝4の内
部の結晶材料を交換する。
【0056】このように本実施の様態5によれば、固体
の金属As塊3を結晶材料として使用し、チャンバー外
部で金属As塊3を気化してガス状とし、これを成長室
内に導入するようにしたから、ガス状の砒素(アルシ
ン)に直接接触する恐れがなくメンテナンス時等の作業
時の安全性が確保でき、しかも常時一定強度の分子線が
供給できるので成長レートを一定とすることができ、目
的とする層構造を容易に形成することができる。さら
に、水素ガスを坩堝4の内部に導入して金属As塊3を
気化するため、材料中に含まれる酸素等の酸化性の不純
物を坩堝4の内部で捕集することができ、また、成長室
内に別途水素ガスを供給してラジカル化して基板に放射
するようにしているため、基板表面の結晶欠陥を大幅に
低減することができる。
【0057】実施の形態6.次に本発明の実施の形態6
を図について説明する。図10は本実施の形態6による
MBE結晶成長装置の要部を示す図であり、図におい
て、36はその内部に多重の折り返し壁からなるバッフ
ル板36aを有するクラッキング室、37はこのクラッ
キング室36内に配置されその一端側が配管31に接続
されその他端側がクラッキング室36の開口部内におい
て開放されているラジカル発生室であり、その先端部か
らクラッキング室36内部に相当する部分にはヒータ3
8が内蔵されている。
【0058】次に以上のように構成された本実施の形態
6のMBE装置の動作について説明する。結晶成長時に
は、実施の形態5と同様に各バルブ等を制御し、V族材
料を気化してクラッキング室36の内部に供給するが、
配管31を経由して供給されたキャリアガス(水素)は
クラッキング室36の内部に配置されたラジカル発生室
37内に直接導入され、ここで1500℃以上に加熱さ
れたヒータ38によってラジカル化されて材料分子とは
独立して放射される。また、クラッキング室36に供給
されたV族材料は、ヒータ25による加熱、及びヒータ
38の余熱によって800℃以上になったバッフル板3
6aに衝突することによってクラッキングされて放射さ
れるようになる。
【0059】このように本実施の形態6によれば、クラ
ッキング室36の内部にラジカル発生室37を配置し、
配管31を経由して供給されるキャリアガスを上記ラジ
カル発生室37の内部に直接導入する構成としたから、
ラジカル発生室37の分セル全体の長さを短縮すること
ができ、装置をコンパクト化することができる。
【0060】実施の形態7.次に本発明の実施の形態7
を図について説明する。図11は本実施の形態7による
MBE結晶成長装置の要部を示す図であり、図におい
て、39は配管31に接続されたUV(紫外線)照射室
であり、40はUV光を示す。
【0061】次に本実施の形態7による作用,効果につ
いて説明する。マスフローコントローラ30によって流
量の制御されたキャリアガス(水素)は配管31によっ
て運ばれてUV照射室39に導入され、ここでUV光4
0を浴びてラジカル化が促進される。そしてUV照射室
39を出たガスは、図9又は図10で示したラジカル発
生室27,37に供給され、ここでさらにラジカル化が
促進されることになる。このようにすることで水素ラジ
カルの量を増大させることができ、基板表面の結晶欠陥
をさらに一層低減することができる。
【0062】実施の形態8.次に本発明の実施の形態8
を図について説明する。図12は本実施の形態9による
MBE結晶成長装置の要部を示す図である。図9,図1
0ではクラッキング室にラジカル発生室が一体的に形成
されているのに対して、本実施の形態ではクラッキング
室とラジカル発生室とを別体にし、ラジカル発生室のア
クティブ/非アクティブの切り換えを行うことができる
ようにした点が異なる。すなわち、図において、41は
中心軸41cを中心として回動可能なドラム型のラジカ
ル発生室であり、中心軸41cの周囲にはこれと平行し
て円筒孔41a,41bが形成されており、このうち円
筒孔41b内にはヒータ42が設けられている。
【0063】次に本実施の形態8による作用,効果につ
いて説明する。通常の結晶成長時には円筒孔41bをク
ラッキング室22の開口部に位置させてクラッキング室
から放射されるキャリアガスを加熱することにより水素
ラジカルを発生するが、例えば、実験等のために一時的
に水素ラジカルの発生を止めたいときにはドラム型のラ
ジカル発生室41を回転させてクラッキング室22の開
口部に円筒孔41a を位置させることにより、キャリア
ガスの加熱を中止する。以上のようにすることにより、
水素ラジカルの発生を瞬時にオン/オフすることができ
る。
【0064】実施の形態9.次に本発明の実施の形態9
を図について説明する。図13は本実施の形態9による
MBE結晶成長装置の要部を示す図である。図におい
て、4aは坩堝4の周囲に突設された材料導入口であ
り、これの先端にはゲートバルブ43を介して材料ロー
ディング室44が設けられている。この材料ローディン
グ室44は筒状の本体部44aの先端部に開閉可能なロ
ーディングリッド44bを有し、さらにその側面に本体
部44aの内部と連通するリーク用の配管44cを有す
る。またこの配管44cにはリークバルブ45が設けら
れている。
【0065】次に本実施の形態9による作用,効果につ
いて説明する。結晶成長を行うに従って坩堝4の内部の
材料が減少し、材料を補充する必要が生じる。この場
合、まず、ゲートバルブ43を閉じ、リークバルブ45
を用いてローディング室44の内部を真空引きし、ロー
ディング室44の内部の真空度と坩堝4の内部の真空度
とが等しくなったところでゲートバルブ43を開き、ロ
ーディング室44の内部の材料3を材料導入口4aを経
由して坩堝4内に投下する。その後ゲートバルブ43を
閉じ、リークバルブを開いてローディング室44内の圧
力を大気圧とし、ローディングリッド44bを開けて新
しい材料をローディング室44に補充し、次の材料補充
時に備える。
【0066】このようにすることで、坩堝4の内部への
材料補充を坩堝4自体を取り外すことなく、かつ坩堝4
の内部を大気に曝すことなく行うことができ、坩堝4の
大気による汚染等を防止することができる。
【0067】実施の形態10.次に本実施の形態10を
図について説明する。図14は本実施の形態10による
MBE結晶成長装置の要部を示す図である。図14にお
いて、46は材料導入口4aの先端に取り付けられたゲ
ートバルブ、47はその内部に円筒形のインナーリボル
バー47dを有する円筒型のロードロック室(リボルバ
ーロードロック室)であり、その回転軸47aの周囲に
はこれと平行して円筒形のカートリッジケース嵌合孔4
7bが複数設けられている。48はこのカートリッジケ
ース嵌合孔47bの上方を覆う開口窓である。49は上
記インナーリボルバー47dのカートリッジケース嵌合
孔47bに嵌合されたカートリッジケースである。ま
た、50は上記インナーリボルバー47d内のインゴッ
ト52と係合してカートリッジケース49内のインゴッ
トを回転させるためのスライドロッドである。47cは
上記円筒型のロードロック室47の側面に取り付けられ
た配管であり、これの先端には上記円筒形のロードロッ
ク室47の内部を真空引きするためのリークバルブ51
が設けられている。
【0068】上記カートリッジケース49の周囲には、
係合溝49aが形成されており、この係合溝49aに対
応してインナーリボルバー47dの嵌合孔47bの内周
に形成された突部と係合することにより、カートリッジ
ケース49自体の回転を防止するようになっている。ま
た、このカートリッジケース49の内部には、その内部
に螺旋状の溝49bが形成されており、この溝49bと
対応するように材料(インゴット)52に形成された溝
52aによって材料52はカートリッジケース49内に
保持されるようになっている。
【0069】次に本実施の形態10による作用,効果に
ついて説明する。坩堝4内に材料を補充する際には、材
料52はラセン状の溝49bを切ったカートリッジケー
ス49に入れることで、カートリッジケース49の内部
に収納,保持される。開口窓48を閉じ、かつリークバ
ルブ51を開けた状態で開口窓48を開き、カートリッ
ジケース嵌合孔47bにカートリッジケース49を嵌合
する。円筒形のロードロック室47を回転して順次カー
トリッジケース嵌合孔47bにカートリッジ49を充填
し、開口窓48で覆う。その後、リークバルブ51を用
いて真空引きしてロードロック室47の内部を減圧す
る。坩堝4の内部の真空度と円筒形のロードロック室4
7内部の真空度がほぼ等しくなった後、ゲートバルブ4
6を開き、スライドロッド50を用いてカートリッジケ
ース49内のインゴット52を回転させてカートリッジ
ケース49内より押し出す。その後、ゲートバルブ46
を閉じて再度成長を続け、再び坩堝4内部の材料が減少
してきたら、インナーリボルバー47dを回転させて上
記動作を繰り返し坩堝4の内部に材料を充填する。
【0070】そして上記材料を充填する動作を繰り返
し、円筒形のロードロック室47の内部の材料が全てな
くなったら、ゲートバルブ46を閉じ、リークバルブ5
1を開けて、円筒形のロードロック室47の内部を大気
圧にし、開口窓48を開けて内部のカートリッジケース
49を取り出し、この材料52を取り付けたカートリッ
ジケース49を再度カートリッジケース嵌合孔47bに
嵌合し、開口窓48を閉じる。そしてゲートバルブ46
を閉じ、リークバルブ51を用いて減圧引きし、次の材
料補充に備える。
【0071】以上のようにすることで、坩堝4の内部へ
の材料補充を坩堝4自体を取り外すことなく、かつ坩堝
4の内部を大気に曝さずに行うことができ、さらに材料
52を充填したカートリッジケース49を複数備えるこ
とで材料補充を連続的に行うことができ、作業効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるMBE結晶成
長装置のV族原料供給装置である坩堝を示す断面図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2によるMBE結晶成
長装置のV族原料供給装置である坩堝を示す断面図であ
る。
【図3】 上記実施の形態2のMBE結晶成長装置を用
いて結晶成長を行う際のヨウ素ラジカルI* の量と結晶
成長状態との関係を示す図である。
【図4】 上記実施の形態2のMBE結晶成長装置を用
いて基板表面のエッチングを行う際の該基板表面での原
子構造を示す模式図である。
【図5】 上記実施の形態1、または2のMBE結晶成
長装置を用いて結晶成長を行う際に、基板表面にマスク
を設けて選択成長を行う場合について説明するための図
である。
【図6】 上記実施の形態1、または2のMBE結晶成
長装置を用いて結晶成長を行う際に、基板表面にマスク
を設けて選択埋め込み成長を行う場合について説明する
ための図である。
【図7】 この発明の実施の形態3によるMBE結晶成
長装置のV族原料供給装置である坩堝を示す断面図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態4によるMBE結晶成
長装置のV族原料供給装置である坩堝を示す断面図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態5によるMBE結晶成
長装置のV族原料供給装置である坩堝を中心とした構成
図である。
【図10】 この発明の実施の形態6によるMBE結晶
成長装置のV族原料供給装置である坩堝を中心とした構
成図である。
【図11】 この発明の実施の形態7によるMBE結晶
成長装置のV族原料供給装置であるラジカル発生室の構
成図である。
【図12】 この発明の実施の形態8によるMBE結晶
成長装置のV族原料供給装置であるクラッキング室及び
ラジカル発生室の構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態9によるMBE結晶
成長装置のV族原料供給装置である坩堝へV族原料を補
充する機構を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態10によるMBE結
晶成長装置のV族原料供給装置である坩堝へV族原料を
充填する他の構成を示す図である。
【図15】 従来のMBE結晶成長装置のV族原料供給
装置である坩堝を示す断面図である。
【図16】 従来の他のMBE結晶成長装置のV族原料
供給装置である坩堝を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヒータ、2 熱電対、3 金属As塊、4 坩堝、
5 ヒータ、6 ヒータ、7 異種ガス導入用パイプ、
8 多重折り返し壁、9 基板、10 誘電体膜、11
エピタキシャル成長層、12 制御ガス発生容器、1
3 MFC、14 ゲートバルブ、15 液体状態のC
2 2 ,16 恒温槽、17 多段の加熱器、18
チャンバーの側壁、19 ゲートバルブ、20 コント
ロールバルブ、21 スイッチバルブ、22 クラッキ
ング室、22a バッフル板、23 配管用ヒータ、2
4 熱電対、25 ヒータ、26 熱電対、27 ラジ
カル発生室、28 ヒータ、29 熱電対、30 マス
フローコントローラ、31 配管、32 ゲートバル
ブ、33 マスフローコントローラ、34 配管、35
リークバルブ、36 クラッキング室、36a バッ
フル板、37 ラジカル発生室、38 ヒータ、39
UV照射室、40 UV光、41 ドラム型のラジカル
発生室、41a,41b 円筒孔、41c 中心軸、4
2 ヒータ、43 ゲートバルブ、44 材料ローディ
ング室、44a 本体部、44bローディングリッド、
44c 配管、45 リークバルブ、46 ゲートバル
ブ、47 円筒形のロードロック室(リボルバーロード
ロック室)、47a 回転軸、47b カートリッジケ
ース嵌合孔、47c 配管、47d インナーリボルバ
ー、48 開口窓、49 カートリッジケース、49a
係合溝、49b螺旋状の溝、50 スライドロッド、
51 リークバルブ、52 材料(インゴット)、52
a 材料の溝、60 基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 采女 豊 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子線状態の結晶材料を基板上に照射し
    て、該基板上に結晶成長を行うMBE結晶成長装置にお
    いて、 加熱によって分子線状態となる結晶材料を収納する,加
    熱可能な坩堝と、 該坩堝内に、結晶成長を行う材料ガスとは異なる種類の
    異種ガスを導入するための異種ガス導入管と、 上記坩堝から出射される分子状態の結晶材料を基板に照
    射し、該基板上に結晶成長を行う結晶成長室とを備えた
    ことを特徴とするMBE結晶成長装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のMBE結晶成長装置に
    おいて、 上記坩堝内に異種ガスを導入するための異種ガス導入管
    は、上記坩堝内に還元作用を有するガスを導入するもの
    であることを特徴とするMBE結晶成長装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のMBE結晶成長装置に
    おいて、 上記還元作用を有するガスは水素であることを特徴とす
    るMBE結晶成長装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のMBE結晶成長装置に
    おいて、 上記坩堝内に異種ガスを導入するための異種ガス導入管
    は、上記坩堝内に上記結晶材料に対するエッチング作用
    を有するガスを導入するものであることを特徴とするM
    BE結晶成長装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のMBE結晶成長装置に
    おいて、 上記異種ガス導入管上流に設けられた、ジ・ヨードメタ
    ンを収納する異種ガス源収容容器,及び該収容容器より
    発生するジ・ヨードメタン蒸気の流量を制御する流量調
    整器を備え、 上記結晶材料に対するエッチング作用を有するガスを、
    ヨウ素ラジカルI* を含むガスとしたことを特徴とする
    MBE結晶成長装置。
  6. 【請求項6】 請求項2、または4に記載のMBE結晶
    成長装置において、 上記異種ガス導入管の、上記坩堝との接続点の近傍に設
    けられ、該異種ガス導入管を加熱する加熱手段を備えた
    ことを特徴とするMBE結晶成長装置。
  7. 【請求項7】 請求項2,または4に記載のMBE結晶
    成長装置において、 上記坩堝内に上記異種ガス導入管に連通するよう設けら
    れた、導入された異種ガス中の分子の衝突数を増大させ
    る分子衝突数増大部を備えたことを特徴とするMBE結
    晶成長装置。
  8. 【請求項8】 請求項2,または4に記載のMBE結晶
    成長装置において、 上記坩堝の分子線出口の近傍に設けられた、該坩堝より
    出力される分子線を加熱する加熱手段を備えたことを特
    徴とするMBE結晶成長装置。
  9. 【請求項9】 分子線状態の結晶材料を基板上に照射し
    て、該基板上に結晶成長を行うMBE結晶成長方法にお
    いて、 異種ガス導入管より坩堝内に異種ガスを導入しながら、
    加熱によって分子線状態となる結晶材料を収納した坩堝
    を加熱し、 上記異種ガス導入管から還元作用を有するガスを上記坩
    堝内に導入し、該坩堝内において該還元作用を有するガ
    スにより分子線状態の結晶成長材料中に含まれる酸素等
    の酸化性を有する不純物を捕集しつつ、結晶成長室にお
    いて上記結晶材料の分子線を基板上に照射することによ
    り結晶成長を行うことを特徴とするMBE結晶成長方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のMBE結晶成長方法に
    おいて、 上記異種ガス導入管により導入する還元作用を有するガ
    スは、水素であることを特徴とするMBE結晶成長方
    法。
  11. 【請求項11】 分子線状態の結晶材料を基板上に照射
    して、該基板上に結晶成長を行うMBE結晶成長方法に
    おいて、 異種ガス導入管より坩堝内の結晶成長材料に対してエッ
    チング作用を有するガスを導入しながら、加熱によって
    分子線状態となる結晶材料を収納した坩堝を加熱し、 上記エッチング作用を有するガスの上記坩堝内への供給
    量を変化させることにより該坩堝から発生する結晶材料
    の分子線の量をコントロールしつつ、結晶成長室におい
    て上記結晶材料の分子線を基板上に照射することにより
    結晶成長を行うことを特徴とするMBE結晶成長方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のMBE結晶成長方法
    において、 上記坩堝から発生する結晶材料の分子線の量をコントロ
    ールしつつ、結晶成長を行う工程は、 上記エッチング作用を有するガスを上記坩堝内に過剰に
    供給して該坩堝よりエッチングガスの分子線を発生さ
    せ、該エッチングガスの分子線により結晶成長室の基板
    のエッチング処理を行う工程であることを特徴とするM
    BE結晶成長方法。
  13. 【請求項13】 請求項11,または12に記載のMB
    E結晶成長方法において、 上記異種ガス導入管上流に、ジ・ヨードメタンを収納す
    る異種ガス源収容容器,及び上記収容容器より発生する
    ジ・ヨードメタン蒸気の流量を制御する流量調整器を備
    え、 上記坩堝内に異種ガス導入管より導入する,上記エッチ
    ング作用を有するガスを、上記異種ガス源収容容器,及
    び流量調整器により、ヨウ素ラジカルI* を含むガスと
    して供給することを特徴とするMBE結晶成長方法。
  14. 【請求項14】 請求項1記載のMBE結晶成長装置に
    おいて、 上記坩堝から射出された分子線状態の結晶材料を熱分解
    するクラッキング室と、 上記坩堝下流に設けられたキャリアガス導入用管と、 上記キャリアガス導入用管の上流に設けられ、該キャリ
    アガスを分解してラジカル化するラジカル発生室とを備
    えたことを特徴とするMBE結晶成長装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のMBE結晶成長装置
    において、 上記坩堝を上記結晶成長室外部に配置し、上記クラッキ
    ング室を上記結晶成長室の内部に配置し、 上記クラッキング室と坩堝との間の経路を加熱する加熱
    手段を設けたことを特徴とするMBE結晶成長装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載のMBE結晶成長装置
    において、 上記キャリアガス導入管の先端を上記クラッキング室内
    に導入し、上記ラジカル発生室を上記クラッキング室内
    に配置し、上記キャリアガス導入用管の先端を上記クラ
    ッキング室内にて上記ラジカル発生室に接続したことを
    特徴とするMBE結晶成長装置。
  17. 【請求項17】 請求項14記載のMBE結晶成長装置
    において、 上記キャリアガス導入用管と上記ラジカル発生室との間
    に、キャリアガスに紫外線を照射して該キャリアガスの
    ラジカル化を促進するラジカル化促進室を備えたことを
    特徴とするMBE結晶成長装置。
  18. 【請求項18】 請求項14記載のMBE結晶成長装置
    において、 上記ラジカル発生室は、内部に加熱用ヒータを有する筒
    部と、加熱用ヒータを有さない筒部とを有し、これら筒
    部を上記クラッキング室出口に切り換えて接続するもの
    であることを特徴とするMBE結晶成長装置。
  19. 【請求項19】 請求項1または14に記載のMBE結
    晶成長装置において、 上記坩堝内に該坩堝内部を大気開放することなく結晶材
    料を充填する結晶材料補充機構を備えたことを特徴とす
    るMBE結晶成長装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のMBE結晶成長装置
    において、 上記結晶材料補充機構は、 上記坩堝側面に設けられた結晶材料導入用通路と、 該通路の開閉状態を制御するゲートバルブと、 該ゲートバルブに接続され、その内部に結晶材料を収容
    可能なローディング室と、 該ローディング室内の真空度を変化させるための真空引
    き機構とを備えたものであることを特徴とするMBE結
    晶成長装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のMBE結晶成長装置
    において、 上記ローディング室は、 その周囲に螺旋状の溝を有する結晶材料と螺合する、カ
    ートリッジケースを複数個収納可能なものであり、 上記カートリッジと螺合した結晶材料をスライドロッド
    で回転させてカートリッジケースより押し出すことによ
    り、上記結晶材料導入用通路に排出するものであること
    を特徴とするMBE結晶成長装置。
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