JPH08167522A - Lc複合部品及びその製造方法 - Google Patents

Lc複合部品及びその製造方法

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JPH08167522A
JPH08167522A JP33140794A JP33140794A JPH08167522A JP H08167522 A JPH08167522 A JP H08167522A JP 33140794 A JP33140794 A JP 33140794A JP 33140794 A JP33140794 A JP 33140794A JP H08167522 A JPH08167522 A JP H08167522A
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ferrite
composite
substrate
composite ferrite
capacitor
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JP33140794A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Akachi
義昭 赤地
Norio Sato
則夫 佐藤
Kenichi Kawabata
賢一 川畑
Katsumi Yabusaki
勝巳 薮崎
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 100MHz以上の高周波領域で使用可能
で、巻線レスで小型、薄型化を図ることが可能なチップ
型ノイズフィルタ等のLC複合部品を得る。 【構成】 フェライト粉末と液晶ポリマー樹脂との混合
物である複合フェライト基板1にスパイラル状コイルパ
ターンを形成して巻線レスの平面コイル2,3を構成す
るとともに、チップコンデンサ10を搭載し、はんだ接
続した構成であり、成型時の流動性に優れた液晶ポリマ
ー樹脂を用いたことで、前記複合フェライト基板1を射
出成型で生産性良く作製できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ型ノイズフィル
タ等のLC複合部品及びその製造方法に係り、とくに1
00MHz以上の高周波領域での使用に適したチップ型
のLC複合部品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、信号線路等に挿入される高周波ノ
イズフィルタ用のLC複合部品としては、(1)燒結フェ
ライトのドラムコアに巻線を施したインダクタとチップ
コンデンサとの組み合わせ、(2)基材に燒結フェライト
又は誘電体を用い、基材上に単層又は積層導体パターン
を設けたチップインダクタとチップコンデンサとの組み
合わせ等がある。例えば、特公昭64−10964号で
は、燒結フェライト上に単層の導体パターンでインダク
タを作り、燒結フェライト上にチップコンデンサを搭載
したチップ型ノイズ除去フィルタが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燒結フェラ
イトのドラムコアに巻線したインダクタを用いるもの
は、高周波減衰特性が悪く、また断線の問題がある。ま
た、基材に燒結フェライト又は誘電体を用いるものは高
温焼成が必要で、形状融通性が無く(加工性が悪く)、
フェライト基材は周波数特性が悪く、誘電体基材は浮遊
容量が大きく、良好な減衰特性を得ることが困難な問題
がある。さらに、基材と導体パターンとを交互に積層し
て積層チップインダクタとする場合、工程数が多くなる
問題がある。
【0004】本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、
100MHz以上の高周波領域で使用可能で、巻線レス
で小型、薄型化を図ることが可能なLC複合部品を提供
するにある。
【0005】本発明の第2の目的は、成型性の良好な複
合フェライト基板を用いることで量産性の向上を図るこ
とが可能なLC複合部品の製造方法を提供するにある。
【0006】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のLC複合部品は、フェライト粉末と液晶ポ
リマー樹脂との混合物である複合フェライト基板にコイ
ルパターンを形成するとともに、チップコンデンサを搭
載した構成としている。
【0008】また、前記複合フェライト基板に前記チッ
プコンデンサを配置するコンデンサ配置用凹部を形成し
た構成としてもよい。
【0009】さらに、前記複合フェライト基板の両面に
前記コイルパターンを形成し、前記複合フェライト基板
に形成したスルーホールで両面の前記コイルパターン同
士を接続した構成としてもよい。
【0010】フェライト粉末と樹脂との混合物である複
合フェライトを少なくとも前記コイルパターンを覆うよ
うに設けてもよい。
【0011】また、前記複合フェライト基板のフェライ
ト粉末含有率を45〜79重量%に設定するとよい。
【0012】本発明のLC複合部品の製造方法は、フェ
ライト粉末と液晶ポリマー樹脂とを混練し、コンデンサ
配置用凹部を持つ区画を複数個有するように複合フェラ
イト集合基板を射出成型し、該複合フェライト集合基板
の少なくとも1面にコイルパターンを各区画毎に形成
し、前記コンデンサ配置用凹部にチップコンデンサを取
り付けた後、前記複合フェライト集合基板を各区画毎に
分離することを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明のLC複合部品においては、基材として
フェライト粉末と液晶ポリマー樹脂との混合物である複
合フェライトを用い、この複合フェライトを所定の板形
状に成型し、その複合フェライト基板にスパイラル状等
のコイルパターンを形成しているが、液晶ポリマー樹脂
は高流動性の熱可塑性樹脂の一種であるため、成型が容
易で、生産性及び形状融通性が高い。また、液晶ポリマ
ー樹脂は高耐熱性であるため、得られる複合フェライト
基板のはんだ耐熱性が高い。さらに、スパイラル状等の
コイルパターンを複合フェライト基板に形成しており、
巻線レスでコイルを平面的に構成できて小型、薄型化を
図ることができる。また、複合フェライト基板のため透
磁率の周波数特性が安定しており、高い周波数での使用
ができ、固有抵抗も高いので基板上に直接コイルパター
ンを設けることができる。
【0014】また、前記複合フェライト基板にチップコ
ンデンサを配置するためのコンデンサ配置用凹部を設け
る場合、前記液晶ポリマー樹脂が流動性の高い熱可塑性
樹脂であるため、射出成型(インジェクション成型)で
前記コンデンサ配置用凹部を容易に形成でき、生産性が
良い。
【0015】さらに、前記複合フェライト基板の両面に
前記スパイラル状等のコイルパターンを形成し、前記複
合フェライト基板に形成したスルーホールで両面の前記
スパイラル状等のコイルパターン同士を接続する場合、
充分大きなインダクタンスを得ることが容易となり、し
かも導体パターンを積層する場合に比べて工程数を少な
くすることができる。
【0016】フェライト粉末と樹脂との混合物である複
合フェライトを少なくとも前記スパイラル状等のコイル
パターンを覆うように設けた場合、いっそうのインダク
タンスの増大を図ることができ、同時にスパイラル状等
のコイルパターンの保護ができる。
【0017】また、前記複合フェライト基板のフェライ
ト粉末含有率を45〜79重量%に設定すれば、磁性材
料としての特性を満足するとともに、射出成型時の流動
性を確保することができる。すなわち、フェライト粉末
含有率が45%未満では要求インダンクタンスが取れな
いし、79%より多いと流動性が不足して射出成型で精
密な形状を作製することが困難となる。
【0018】本発明のLC複合部品の製造方法によれ
ば、フェライト粉末と液晶ポリマー樹脂との混練物を射
出成型(インジェクション成型)して複合フェライト集
合基板を作製しており、その混練物の流動性が優れてい
ることを利用して予めコンデンサ配置用凹部やスルーホ
ール等を射出成型時に形成しておくことができ、量産性
良く複合フェライト集合基板を作製することができる。
また、多数のLC複合部品を1枚の複合フェライト集合
基板上に作製でき、この点でも量産性の良い製造方法を
実現している。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係るLC複合部品及びその製
造方法の実施例を図面に従って説明する。
【0020】図1乃至図3はLC複合部品の基本構成を
示す実施例であって、図1は表側パターンを示す平面
図、図2は裏側パターンを示す底面図及び図3は回路図
である。これらの図において、横4.8mm、縦2.5mm、
厚み1.6mm程度の外形寸法を有していてフェライト粉
末と液晶ポリマー樹脂との混合物である複合フェライト
基板1の上面(表面)の左右に、スパイラル状コイルパ
ターン2a,3aが形成され、下面(裏面)の左右にス
パイラル状コイルパターン2b,3bが形成されてい
る。複合フェライト基板左側の上下面のスパイラル状コ
イルパターン2a,2bは複合フェライト基板1に形成
された内面が導体膜のスルーホール4を介して相互に接
続され、同一方向に周回する1個の平面コイル2を構成
し、同様に複合フェライト基板右側の上下面のスパイラ
ル状コイルパターン3a,3bは複合フェライト基板1
に形成された内面が導体膜のスルーホール5を介して相
互に接続され、同一方向に周回する1個の平面コイル3
を構成している。
【0021】前記平面コイル2の一端部(スパイラル状
コイルパターン2bの端部)は複合フェライト基板1の
左端に延長して入出力端子6と接続し、他端部(スパイ
ラル状コイルパターン2aの端部)は複合フェライト基
板1の一方の中間端部に位置するコンデンサ接続電極7
と接続している。また、前記平面コイル3の一端部(ス
パイラル状コイルパターン3aの端部)は複合フェライ
ト基板1の右端に延長して入出力端子8と接続し、他端
部(スパイラル状コイルパターン3bの端部)は前記コ
ンデンサ接続電極7に接続している。複合フェライト基
板1の他方の中間端部にはグランド(GND)端子9が
形成されている。なお、入出力端子6,8、コンデンサ
接続電極7及びグランド端子9は複合フェライト基板1
の上下面に形成されており、各端子、電極に形成された
円弧状切欠部6a,7a,8a,9aの内面の導体膜で
相互に接続されている。実際上の複合フェライト基板1
は大きな複合フェライト集合基板にスルーホールを設け
たものを分割して得られるので、各円弧状切欠部6a,
7a,8a,9aはスルーホールを分割した形状となっ
ている。
【0022】また、前記複合フェライト基板1の上面の
コンデンサ接続電極7とグランド端子9間には図1中仮
想線に示すようにチップコンデンサ10がはんだ付けで
接続固定される。これにより、図3の回路図に示すよう
に、入出力端子6,8間に平面コイル2,3の直列回路
を接続し、平面コイル2,3の接続点とグランド端子9
間にチップコンデンサ10を接続したT型フィルタを構
成するチップ型ノイズフィルタがLC複合部品として得
られる。
【0023】ここで、本実施例で用いる複合フェライト
基板1の組成及び電気的特性について説明する。複合フ
ェライト基板1は、焼成済みのMn−Mg−Zn系フェ
ライトを平均粒径2〜50ミクロンになるように粉砕し
たフェライト粉末と液晶ポリマー樹脂とを混練して成型
用材料としての複合フェライト樹脂を作製し、これを射
出成型した厚さ1.6mmの複合フェライト集合基板から
所望寸法となるように切断分離して得られたものであ
る。この複合フェライト基板1の電気的特性を測定する
ために、前記複合フェライト基板から外径3.6mm、内
径1.8mm、高さ1.6mmのリング状コアを切り出して1
ターンの巻線を施し、そのインダクタンスを測定した結
果は図4のようになった。
【0024】図4において、曲線(イ)は前記リング状
コアのフェライト粉末含有率が79重量%、曲線(ロ)
はフェライト粉末含有率が70重量%、曲線(ハ)はフ
ェライト粉末含有率が50重量%の場合のインダクタン
スの周波数特性であり、比較のために同形状の高周波フ
ェライトコアを用いた場合を曲線(ニ)、(ホ)に示し
ている。但し、曲線(ニ)で用いたフェライトは透磁率
μ:550、体積抵抗ρ>107(Ω・cm)であり、
曲線(ホ)のフェライトは透磁率μ:120、体積抵抗
ρ>107(Ω・cm)である。この図から、高周波フ
ェライトコアよりも複合フェライト基板1に用いた複合
フェライトの方が広い周波数にわたって安定したインダ
クタンスを示している。とくに、例えばフェライト粉末
含有率50重量%の曲線(ハ)と比べたとき、曲線
(ニ)よりは0.35GHz以上で、曲線(ホ)よりは
1GHz近傍から高い周波数でインダクタンス値が逆転
しており、高周波フェライトコアの場合よりも前記複合
フェライトの方がインダクタンス素子として優れた特性
を示している。
【0025】図5は前記複合フェライト基板1に用いた
複合フェライトの100MHzにおけるフェライト粉末
含有率と実効透磁率μeとの関係を示す。実効透磁率μe
はフェライト粉末含有率が上昇するのに伴い大きくなっ
ている。
【0026】図6は前記複合フェライト基板1に用いた
複合フェライトのフェライト粉末含有率と体積抵抗との
関係を示し、高周波フェライトコアに比べて高い抵抗値
を示していることがわかる。
【0027】図4乃至図6のように、本実施例の複合フ
ェライト基板1は、広い周波数範囲で安定したインダク
タンス値を得ることができ、高い周波数領域においては
高周波フェライトコアよりも優位なインダクタンス値を
示し、さらにこれらの特性をフェライト粉末の含有率を
変えることで制御できる。また、絶縁基板として必要充
分な高い体積抵抗値を示す。
【0028】本実施例における複合フェライト基板1に
対する平面コイル2,3、入出力端子6,8等の形成は
以下のようにして行う。まず、複合フェライト基板1の
もとになる大きな複合フェライト集合基板(例えば1辺
が100mmの方形)の全表面を化学的にエッチング処理
(無電解メッキ膜の付着性向上のための処理)を施して
から無電解銅メッキを行い、さらにその上に電解銅メッ
キを行う。そして、両面プリント基板を作製する工程に
従って、不必要なメッキ部分をエッチングで除去して各
複合フェライト基板1に対応した区画に所要のスパイラ
ル状コイルパターン2a,2b(スルーホールを介して
直列接続されて平面コイル2となる),スパイラル状コ
イルパターン3a,3b(スルーホールを介して直列接
続されて平面コイル3となる)、入出力端子6,8、コ
ンデンサ接続電極7及びグランド端子9を銅のメッキ膜
である導体膜パターンとして残す。さらに必要に応じて
銅の酸化を防止するためのメッキ処理(ニッケルメッ
キ、錫メッキ、はんだメッキ等)を行う。複合フェライ
ト基板1に対するこのような導体膜パターンの形成は集
合基板を用いて同時に複数個形成するのが普通であり、
集合基板を所要寸法に切断分離することで平面コイル
2,3や入出力端子6,8等を1組有する所要寸法の複
合フェライト基板1が得られる。このようにして作製さ
れた平面コイル2,3の入出力端子6,8間のインダク
タンスは、複合フェライト基板1のフェライト粉末含有
率が65重量%のとき、0.12μHであった。さら
に、図1及び図3に示したようにチップコンデンサ10
を平面コイル2,3の接続点とグランド端子9間に接続
してT型のチップ型ノイズフィルタとしたときの減衰特
性を図7に示す。
【0029】図7において、曲線(ヘ)はチップコンデ
ンサ10が1000pFの場合、曲線(ト)はチップコ
ンデンサ10が100pFの場合であり、高周波用とし
てはカットオフ周波数の高い曲線(ト)の方が好まし
い。曲線(ヘ)、(ト)はいずれも複合フェライト基板
1表裏面の平面コイル2,3が露出している場合である
が、平面コイル2,3を覆うように複合フェライト基板
1の表裏面にそれぞれ複合フェライトペーストを印刷、
塗布することでいっそうの特性向上を図ることができ
る。この場合を曲線(チ)、(リ)に示す。但し、曲線
(チ)はチップコンデンサ10が1000pF、曲線
(リ)はチップコンデンサ10が100pFのときを示
し、複合フェライトペーストは接着性樹脂としてのエポ
キシ樹脂に前述の複合フェライト基板1と同じフェライ
ト粉末を65重量%含有したものであり、複合フェライ
トペーストの乾燥、硬化後の塗布厚みを15ミクロンと
した。複合フェライトペーストの塗布により特に高周波
領域での減衰量がいっそう改善されていることがわか
る。
【0030】図8は前記複合フェライトペーストの代わ
りに平面コイル2,3を覆うように複合フェライト基板
1と同材質の複合フェライトで当該複合フェライト基板
1の両面を0.8mmの厚さでモールドしたときの減衰特
性を曲線(ヌ)に示している。但し、チップコンデンサ
10は1000pFであり、比較のために平面コイル
2,3が露出した状態の曲線(ヘ)も示す。やはり、曲
線(ヘ)に比べて減衰量のかなりの改善が得られてい
る。
【0031】この第1実施例によれば、以下の効果を得
ることができる。
【0032】(1) 液晶ポリマー樹脂は熱可塑性である
ため、フェライト粉末と液晶ポリマー樹脂とを混練し、
射出成型で複合フェライト基板1を作製でき、生産性が
良く形状融通性が高い。
【0033】(2) 成型された複合フェライト基板1は
液晶ポリマー樹脂との複合フェライトであるため、はん
だ耐熱性に優れている。
【0034】(3) 複合フェライト基板1は透磁率の周
波数特性が高い周波数領域に至るまで安定しており、か
つ固有抵抗の高いものが得られる。従って、LC複合部
品の基板として必要な絶縁性も備えている。
【0035】(4) 複合フェライト基板1上にスパイラ
ル状コイルパターンからなる平面コイル2,3をメッキ
及びエッチングで直接設けており、巻線レスでかつコイ
ル作製のための工程数が少なく、小型化、薄型化を図る
ことができる。
【0036】(5) 複合フェライト基板1の両面にスパ
イラル状コイルパターン2a,2b,3a,3bを形成
し、複合フェライト基板に形成したスルーホールで両面
の前記スパイラル状コイルパターン2aと2b同士、3
aと3b同士を接続して平面コイル2,3をそれぞれ構
成したので、小さな基板面積で大きなインダクタンスを
得ることができ、小型化を図ることができ、平面コイル
であるため薄型化も可能である。
【0037】(6) 前記複合フェライト基板1のフェラ
イト粉末含有率は流動性(成型性)と磁気特性との両方
を配慮したとき、フェライト粉末含有率が45〜79重
量%の範囲内であることが望ましいが、その範囲内でフ
ェライト粉末含有率を調整することで、透磁率の制御が
可能である。なお、フェライト粉末含有率が45%未満
では要求インダンクタンスがとれず、79%より多いと
流動性が不足して射出成型で精密な形状を作製すること
が困難となる。
【0038】次に、図9乃至図19で量産に適した本発
明の第2実施例を製造工程順に従って説明する。
【0039】図9は2個の平面コイルと1個のチップコ
ンデンサとを有するT型のチップ型ノイズフィルタをL
C複合部品として多数構成するための複合フェライト集
合基板の全体構成を示し、図10はその部分拡大図、図
11乃至図14はそれぞれ部分拡大断面図を示してい
る。本実施例で用いる複合フェライト集合基板11は、
焼成済みのMn−Mg−Zn系フェライトを平均粒径2
〜50ミクロンになるように粉砕したフェライト粉末と
液晶ポリマー樹脂とをフェライト粉末含有率が65重量
%となるように混練して成型用材料としての複合フェラ
イト樹脂を作製し、これを予め表裏のスパイラル状コイ
ルパターンを導通するためのスルーホール12、外部電
極を構成するためのスルーホール13,14、集合基板
から製品を分割するためのVカット部15、コンデンサ
配置用凹部16、集合基板位置決め用ガイド穴17等を
形成可能な金型を用いて射出成型することで得られる。
この複合フェライト集合基板11は、例えば、横76.
2mm、縦72.0mm、厚み1.4mmであり、製品を198
個配列可能なものである。製品1個に対応した集合基板
上の区画を図9及び図10に仮想線Dで示す。
【0040】このように複雑かつ精密な金型で、磁気特
性と耐熱性を満足する複合材料を射出成型することは従
来非常に困難であったが、本実施例のように流動性及び
耐熱性に優れた液晶ポリマー樹脂とフェライト粉末との
混合体を成型用材料とすることで可能になったと言え
る。
【0041】個別製品に対応した各区画D毎にスルーホ
ール12、Vカット部15、コンデンサ配置用凹部16
等を射出成型で同時に形成した複合フェライト集合基板
11に対する図15(表側パターン)及び図16(裏側
パターン)の平面コイル22,23、入出力端子26,
28、グランド端子29、コンデンサ接続電極27a,
27bとなる外部電極等の形成は以下のようにして行
う。まず、複合フェライト集合基板11の全表面を化学
的にエッチング処理(無電解メッキ膜の付着性向上のた
めの処理)を施してから無電解銅メッキを行い、さらに
その上に電解銅メッキを行う。このように作製した銅メ
ッキ集合基板にエッチングにより平面コイル22,23
のためのスパイラル状コイルパターン22a,22b,
23a,23b等の導体膜パターン(銅メッキ膜パター
ン)を基板表裏面に形成するわけであるが、例えば非露
光部がパターンとなるような電着レジスト法によって行
う。この方法であると、複雑な形状のスルーホールに対
するパターン形成も精度良く行うことができる。そし
て、前記電着レジスト法で不必要なメッキ部分をエッチ
ングで除去して複合フェライト集合基板11の個別製品
に対応した各区画D毎に所要のスパイラル状コイルパタ
ーン22a,22b(スルーホール12を介して直列接
続されて同一方向に周回する1個の平面コイル22とな
る)、スパイラル状コイルパターン23a,23b(ス
ルーホール12を介して直列接続されて同一方向に周回
する1個の平面コイル23となる)、入出力端子26,
28、コンデンサ接続電極27a,27b及びグランド
端子29を銅のメッキ膜である導体膜パターンとして残
す。さらに銅メッキ膜上に、必要に応じて銅の酸化を防
止するためのメッキ処理、例えばニッケルメッキ、錫メ
ッキ、はんだメッキ等を行う。
【0042】この後、図17及び図18に示すように、
複合フェライト集合基板11の各区画D毎に設けられた
コンデンサ配置用凹部16にチップコンデンサ10をそ
れぞれ配置して当該チップコンデンサ10の端部電極を
コンデンサ接続電極27a,27bにそれぞれはんだ付
けで接続し、その後集合基板11の洗浄を行う。この状
態で図3の回路図に示すT型のチップ型ノイズフィルタ
が各区画D毎に構成される。
【0043】前記チップコンデンサ10の複合フェライ
ト集合基板11への取り付け後、スパイラル状コイルパ
ターン22a,22b,23a,23b等の保護のため
に、基板表裏面に対してレジスト用インクを印刷、塗布
するか、あるいは複合フェライトペーストを印刷、塗布
する。前記レジスト用インクは接着性を有するもので、
線膨張係数等に充分配慮したものを選定する。また、複
合フェライトペーストは、前述した図7のところで説明
した組成、すなわち接着性樹脂としてのエポキシ樹脂に
フェライト粉末を65重量%含有したものである。
【0044】このように、複合フェライト集合基板11
の両面にレジスト用インク又は複合フェライトペースト
を塗布し乾燥、硬化後、各区画Dの境界に設けられた前
記Vカット部15を利用して所定の寸法となるように
X,Y方向(横、縦方向)に切断、分離することで最終
製品が得られる。例えば、図17のX方向はVカット部
15を折って切り離し、Vカット部の無いY方向は切断
工具であるダイシングソーでΔYの幅で基板11を切除
して切り離す。これにより、図19のように分割された
1個の複合フェライト基板31に2個の平面コイル2
2,23及び1個のチップコンデンサ10を有し、基板
31の入出力端子26,28間に平面コイル22,23
を直列に接続し、両コイル22,23の接続点とグラン
ド端子29間にチップコンデンサ10を接続したチップ
型ノイズフィルタが得られる。なお、図19中、図9乃
至図18と同一部分には同一符号を付してある。
【0045】図20は複合フェライトペーストを設けな
い場合における第2実施例のチップ型ノイズフィルタの
減衰特性である。図中、曲線(ル)はチップコンデンサ
10が30pFでカットオフ周波数がほぼ200MH
z、曲線(オ)はチップコンデンサ10が18pFでカ
ットオフ周波数がほぼ300MHz、曲線(ワ)はチッ
プコンデンサ10が11pFでカットオフ周波数がほぼ
400MHzの場合を示している。この図からわかるよ
うに、1GHzを越える高い周波数領域においても非常
に安定した減衰特性を示している。
【0046】図21は前述の複合フェライトペーストを
設けた場合における第2実施例のチップ型ノイズフィル
タの減衰特性である。図中、曲線(カ)はチップコンデ
ンサ10が30pFでカットオフ周波数がほぼ200M
Hz、曲線(ヨ)はチップコンデンサ10が18pFで
カットオフ周波数がほぼ300MHz、曲線(タ)はチ
ップコンデンサ10が11pFでカットオフ周波数がほ
ぼ400MHzの場合を示している。この図からわかる
ように、インダクタンス値の増加分だけカットオフ周波
数が低下しているものの減衰域は安定であり、極めて良
好な特性を示している。
【0047】この第2実施例によれば、前述の第1実施
例の効果に加えて次ぎの効果を得ることができる。
【0048】(1) 液晶ポリマー樹脂は熱可塑性で流動
性に優れるため、フェライト粉末と液晶ポリマー樹脂と
を混練した成型材料を射出成型することで、図9の如き
スルーホール12,13,14、Vカット部15、コン
デンサ配置用凹部16等を有する精密で複雑な形状の複
合フェライト集合基板11を高精度で高い生産性で作製
することができる。磁性と耐熱性を具備した成型材料に
よるこのような精密かつ複雑な集合基板の成型は従来非
常に困難であったが、本実施例のようにフェライト粉末
と液晶ポリマー樹脂とを混練した成型材料により射出成
型が可能となった。
【0049】(2) 複合フェライト集合基板11上にメ
ッキ及びエッチング法によりスパイラル状コイルパター
ンによる平面コイル22,23を多数一括して形成で
き、量産性の向上を図ることができる。
【0050】(3) 複合フェライト集合基板11のコン
デンサ配置用凹部16にチップコンデンサ10を収納で
き、チップコンデンサ10を搭載した後の製品の厚み寸
法をコンデンサ配置用凹部16の深さ分だけ少なくする
ことができる。また、コンデンサ配置用凹部16にチッ
プコンデンサ10が嵌合して位置決めされた状態ではん
だ付けが可能で、効率的なはんだ付け作業ができ、例え
ば自動はんだ付け装置等の使用も可能である。
【0051】(4) スパイラル状コイルパターンを有す
る平面コイル22,23上に複合フェライトペーストを
重ねて設けることで、減衰特性をいっそう改善すること
ができる。
【0052】なお、前述の第2実施例では、複合フェラ
イトペーストを印刷、塗布する旨述べたが、金型を用い
て複合フェライト集合基板11の両面を当該基板11と
同材質の複合フェライトペーストでモールドするように
してもよい。
【0053】前記複合フェライトペーストのフェライト
粉末含有率はやはり45〜79重量%の範囲内であるこ
とが望ましく、フェライト粉末含有率が45%未満では
透磁率が低く複合フェライトペーストを設けないときと
の差異が少なく、79%より多いと流動性が不足してモ
ールドに支障をきたす恐れがでてくる。
【0054】なお、各実施例ではLC複合部品としてT
型のチップ型ノイズフィルタの場合を例示したが、本発
明はコイルやコンデンサの個数や接続関係を変更した様
々なLC複合部品に適用可能であることは明らかであ
り、本発明は各実施例に限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のLC複合
部品及びその製造方法によれば、熱可塑性で流動性の良
い液晶ポリマー樹脂とフェライト粉末とを混練、成型し
て複合フェライト基板を作製しており、生産性が良く、
形状融通性が高く、はんだ耐熱性に優れた基板が得られ
る。また、複合フェライト基板は透磁率の周波数特性が
高い周波数領域に至るまで安定しており、かつ固有抵抗
の高いものが得られる。従って、複合フェライト基板上
にスパイラル状等のコイルパターンからなる平面コイル
を直接設け、かつチップコンデンサと組み合わせること
で、100MHz以上の高い周波数領域で安定した特性
を確保することが可能で、巻線レスでかつコイル作製の
ための工程数が少ない、小型、薄型のLC複合部品を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であってLC複合部品とし
てのチップ型ノイズフィルタを構成した場合を示す平面
図である。
【図2】同底面図である。
【図3】同回路図である。
【図4】図4は第1実施例で用いる複合フェライト基板
の材質で作製したリング状コアに1ターンの巻線を施し
た試料のインダクタンスの周波数特性をフェライト粉末
含有率をパラメータとして示すグラフである。
【図5】前記試料のフェライト粉末含有率と実効透磁率
μeとの関係を示すグラフである。
【図6】前記試料のフェライト粉末含有率と体積抵抗ρ
との関係を示すグラフである。
【図7】第1実施例の減衰量の周波数特性であって、複
合フェライトペースト無しの場合と有りの場合をそれぞ
れ示すグラフである。
【図8】第1実施例の平面コイルを覆うように複合フェ
ライト基板両面を当該基板と同材質の複合フェライトで
モールドした場合の減衰量の周波数特性を示すグラフで
ある。
【図9】本発明の第2実施例で用いる複合フェライト集
合基板を示す平面図である。
【図10】同部分拡大平面図である。
【図11】図10のXI−XI断面図である。
【図12】図10のXII−XII断面図である。
【図13】図10のXIII−XIII断面図である。
【図14】図10のXIV−XIV断面図である。
【図15】第2実施例において複合フェライト集合基板
上面にスパイラル状コイルパターン等の導体膜パターン
を形成した状態を示す平面図である。
【図16】第2実施例において複合フェライト集合基板
下面にスパイラル状コイルパターン等の導体膜パターン
を形成した状態を示す底面図である。
【図17】第2実施例において導体膜パターン形成後の
複合フェライト集合基板上にチップコンデンサを取り付
けた状態を示す平面図である。
【図18】図17のXVIII−XVIII断面図である。
【図19】個別製品として切断、分離して得られたLC
複合部品としてのチップ型ノイズフィルタを示す平面図
である。
【図20】第2実施例のチップ型ノイズフィルタの減衰
量の周波数特性であって、複合フェライトペーストを設
けない場合を示すグラフである。
【図21】第2実施例のチップ型ノイズフィルタの減衰
量の周波数特性であって、複合フェライトペーストを設
けた場合を示すグラフである。
【符号の説明】
1,31 複合フェライト基板 2,3 平面コイル 2a,2b,3a,3b,22a,22b,23a,2
3b スパイラル状コイルパターン 4,5,12,13,14 スルーホール 6,8,26,28 入出力端子 7,27a,27b コンデンサ接続電極 9,29 グランド端子 10 チップコンデンサ 11 複合フェライト集合基板 15 Vカット部 16 コンデンサ配置用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01G 4/40 H03H 7/075 A 8321−5J (72)発明者 薮崎 勝巳 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェライト粉末と液晶ポリマー樹脂との
    混合物である複合フェライト基板にコイルパターンを形
    成するとともに、チップコンデンサを搭載したことを特
    徴とするLC複合部品。
  2. 【請求項2】 前記複合フェライト基板に前記チップコ
    ンデンサを配置するコンデンサ配置用凹部を形成してな
    る請求項1記載のLC複合部品。
  3. 【請求項3】 前記複合フェライト基板の両面に前記コ
    イルパターンを形成し、前記複合フェライト基板に形成
    したスルーホールで両面の前記コイルパターン同士を接
    続してなる請求項1又は2記載のLC複合部品。
  4. 【請求項4】 フェライト粉末と樹脂との混合物である
    複合フェライトを少なくとも前記コイルパターンを覆う
    ように設けてなる請求項1,2又は3記載のLC複合部
    品。
  5. 【請求項5】 前記複合フェライト基板のフェライト粉
    末含有率が45〜79重量%である請求項1,2,3又
    は4記載のLC複合部品。
  6. 【請求項6】 フェライト粉末と液晶ポリマー樹脂とを
    混練し、コンデンサ配置用凹部を持つ区画を複数個有す
    るように複合フェライト集合基板を射出成型し、該複合
    フェライト集合基板の少なくとも1面にコイルパターン
    を各区画毎に形成し、前記コンデンサ配置用凹部にチッ
    プコンデンサを取り付けた後、前記複合フェライト集合
    基板を各区画毎に分離することを特徴とするLC複合部
    品の製造方法。
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