JPH08165831A - 突き出し窓用カムラッチハンドル - Google Patents

突き出し窓用カムラッチハンドル

Info

Publication number
JPH08165831A
JPH08165831A JP31305194A JP31305194A JPH08165831A JP H08165831 A JPH08165831 A JP H08165831A JP 31305194 A JP31305194 A JP 31305194A JP 31305194 A JP31305194 A JP 31305194A JP H08165831 A JPH08165831 A JP H08165831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
piece
handle
shoji
latch piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31305194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Sasada
泰伸 笹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibutani Co Ltd
Original Assignee
Shibutani Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibutani Co Ltd filed Critical Shibutani Co Ltd
Priority to JP31305194A priority Critical patent/JPH08165831A/ja
Publication of JPH08165831A publication Critical patent/JPH08165831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 突き出し窓を確実に施錠することができるカ
ムラッチハンドルを提供する。 【構成】 障子Bに取付けられた座11の対向側板の上
部間および下部間にピン16、17を取付け、上部ピン
16に下端部が回動自在に支持されたハンドル8の下端
部に下部ピン17に向けて延びる支持片20を形成す
る。下部ピン17に一端部が回動自在に支持されたラッ
チ21を第一ラッチ片22と第2ラッチ片23とに分割
し、各ラッチ片22、23に上記支持片20と係合する
係合片22aを設け、各係合片22aが支持片20と係
合する方向に各ラッチ片22、23を個別のスプリング
で押圧する。第1ラッチ片22の他端部に設けた円弧面
22bの半径を第2ラッチ片23の他端部に形成した円
弧面23bの半径より小さくして、障子Bの閉鎖が不完
全で第2ラッチ片23が窓枠Aに取付けた受具1の係合
部2に不完全に係合しても第1ラッチ片22が係合部2
に確実にかかるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、突き出し窓用のカム
ラッチハンドルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】窓枠の内側に設けた障子の下部の押圧に
よってその障子を屋外に向けて回動させるようにした突
き出し窓においては、普通、障子を閉じたとき、その障
子と窓枠との間に設けたシールを弾性変形させて気密を
保つと共に、カムラッチハンドルの施錠によって障子を
閉じた状態で保持している。
【0003】上記カムラッチハンドルとして、実開昭6
1−117862号公報に記載されたものが従来から知
られている。このカムラッチハンドルは、障子の下部に
設けたハンドルを障子側に向けて押圧し、そのハンドル
の回動によりラッチを引き上げてラッチに形成された円
弧面の下部を窓枠に設けた係合孔に対して係合解除さ
せ、前記ハンドルに付与した押圧力によって障子を屋外
に向けて開放させるようにしている。
【0004】また、ハンドルを引く操作によって障子を
屋内に向けて回動させ、障子が窓枠の内側に納まる直前
に窓枠に対するラッチ下部の当接によりラッチをスプリ
ングの弾力に抗して上方に揺動させ、ラッチの円弧面下
部が係合孔と対向する状態において、スプリングの弾力
によりラッチを下方向に揺動させ、上記円弧面の下部を
係合孔に係合させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、突き出し窓
においては、前記のように、障子の閉鎖状態において気
密用のシールを弾性変形させるため、障子を完全に閉じ
たつもりでもシールの変形が不充分であって、不完全な
場合がある。その場合、カムラッチハンドルのラッチも
係合孔に対して中途半端な係合となり、振動等によって
ラッチが係合解除されるおそれがあった。
【0006】この発明の課題は、障子が不完全に閉じら
れた場合でも、窓枠に取付けられた受具にラッチを確実
に係合させることができるようにした安全性に優れたカ
ムラッチハンドルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、窓枠に取付けられる受具
と、突き出し障子に取付けられる掛具とから成り、掛具
は障子枠に取付けられる座と、その座の対向側板によっ
て下部が回動自在に支持されたハンドルと、そのハンド
ルの下方に配置され、座の対向側板によって一端部が回
動自在に支持されたラッチとを有し、上記ハンドルの下
端部に支持片を設け、ラッチの一端部には上記支持片上
に係合する係合片を形成し、ラッチの他端部に円弧面を
設け、前記座の下方に突出する円弧面の下端部と受具に
設けた係合部との係合によって突き出し障子を閉じた状
態に保持する突き出し窓用カムラッチハンドルにおい
て、前記ラッチを第1ラッチ片と第2ラッチ片とに分割
し、第1ラッチ片の円弧面の半径を第2ラッチ片の円弧
面の半径より小径とし、各ラッチの円弧面の下端部が座
の側板下方に突出する方向に各ラッチを個別のスプリン
グで押圧した構成を採用したのである。
【0008】
【作用】上記の構成から成るカムラッチハンドルの受具
は窓枠の下枠に、掛具は障子の下部にそれぞれ取付け、
掛具のラッチと受具の係合によって障子を全閉状態に保
持する。
【0009】ここで、ラッチは第1ラッチ片と第2ラッ
チ片とから成り、第1ラッチ片の円弧面の半径は第2ラ
ッチ片の円弧面の半径より小径であるため、障子を閉め
たとき、第2ラッチ片の円弧面の下部が受具の係合部と
不完全に係合する状態であっても、第1ラッチ片は係合
部に対して確実に係合することになり、障子を全閉状態
に確実に保持することができる。
【0010】
【実施例】以下、実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
【0011】図示のように、カムラッチハンドルは、受
具1と掛具10とから成る。受具1はねじの締付けによ
って窓枠Aの下枠aの上面に取付けられる。この受具1
の上面には係合部2が設けられている。係合部2とし
て、図示のような突起や孔を採用することができる。
【0012】掛具10は、障子Bの下桟bにねじ止めさ
れる座11を有する。座11は一対の側板12を有し、
その側板12の端部間に端板13が設けられている。
【0013】上記座11は端板13側より嵌合するカバ
ー14によって覆われ、そのカバー14の上板および下
板に窓15が設けられている。
【0014】座11の側板12の上部間および下部間に
ピン16、17が取付けられ、上部ピン16によってハ
ンドル18の下端部が回動自在に支持されている。ハン
ドル18はカバー14の上部の窓15から上方に突出
し、下端部には座11の端板13上面に対して当接可能
な段部19が設けられ、その段部19と端板13との係
合によってハンドル18は屋内側に向けて揺動されるの
が防止される。
【0015】また、ハンドル18の下端部には下部ピン
17に向けて延びる支持片20が設けられている。
【0016】下部ピン17にはラッチ21の一端部が回
動自在に支持されている。ラッチ21は2分割されて、
第1ラッチ片22と第2ラッチ片23とが設けられてい
る。第1ラッチ片22および第2ラッチ片23のそれぞ
れ一端部には上記ハンドル18の支持片20の上面に係
合する係合片22a、23aが設けられている。
【0017】また、第1ラッチ片22および第2ラッチ
片23の他端部には下部ピン17を中心とする円弧面2
2b、23bが設けられ、第1ラッチ片22の円弧面2
2bの半径は第2ラッチ片23の円弧面23bの半径よ
り小径とされている。
【0018】第1ラッチ片22および第2ラッチ片23
は下部ピン17に支持されたスプリング24、25によ
って下向きに押圧されて係合片22a、23aがハンド
ル18の支持片20上面に係合する状態とされている。
【0019】いずれのラッチ片22、23もハンドル1
8の段部19が端板13の上面に当接する状態におい
て、他端部がカバー14の下部の窓15から下方に臨
み、その下面が障子Bに向けて下り匂配をもって傾斜し
ている。
【0020】図2に示すように、座11およびカバー1
4の上面前部には左右方向に長く延びる案内孔26が形
成され、その案内孔26に沿ってストッパ27がスライ
ド自在に支持されている。
【0021】ストッパ27は、摘み27aを上部に有す
る。このストッパ27は第2ラッチ片23が受具1に対
して完全に係合する状態において、その第2ラッチ片2
3の他端部上を移動し得る長さを有し、第2ラッチ片2
3が受具1に対して不完全に係合する状態であると、閉
鎖方向へのスライド時に、その第2ラッチ片23の他端
部に当接して閉鎖位置までスライドさせることができな
いようになっている。
【0022】図2はストッパ27が第2ラッチ片23上
に臨む閉鎖位置を示し、その閉鎖位置において、ストッ
パ27に設けた弾性片28の突起29が座11に形成し
た第1の係合孔30に係合している。
【0023】また、閉鎖位置のストッパ27を図2の右
方向に移動させて開放位置とすると、弾性片28の突起
29が座11に形成した第2の係合孔31と係合する。
このとき、第2ラッチ片23は上方に揺動し得るように
なっている。
【0024】図1は、上記の構成から成るカムラッチハ
ンドルを突き出し窓に取付けた状態を示し、受具1は窓
枠Aの下枠a上面にねじ止めされ、掛具10の座11は
障子Bの下桟bにねじ止めされている。
【0025】図1に示すように、障子Bが完全に閉じら
れている状態では、第1ラッチ片22および第2ラッチ
片23の円弧面22b、23bの下部が受具1の係合部
2を係合している。このとき、障子Bと窓枠Aとの間に
設けたシールCは弾性変形して気密を保持している。
【0026】図1に示す状態からストッパ27を開放位
置とし、ハンドル18を障子側に向かって押圧してハン
ドル18を揺動させると、支持片20が第1ラッチ片2
2および第2ラッチ片23の係合片22a、23aを押
し上げる。このため、各ラッチ片22、23が上方に向
けて揺動して受具1の係合部2に対する係合が解除さ
れ、障子Bはハンドル18に付与される押圧力によって
屋外に向けて揺動する。
【0027】また、ハンドル18を引くと、障子Bが屋
内に向けて揺動し、その障子Bが窓枠Aの内側に納まる
直前にシールCが弾性変形される。また、第1ラッチ片
22および第2ラッチ片23のそれぞれは係合部2との
当接によりスプリング24、25の弾力に抗して上方に
揺動し、円弧面22b、23bの下部コーナーが係合部
2を通過すると、スプリング24、25の弾力により、
各ラッチ片22、23が下方に向けて揺動し、係合部2
と係合する。
【0028】ここで、突き出し窓は、障子Bの閉鎖によ
ってシールCを弾性変形させるため、ラッチ21が受具
1の係合部2に対して不完全に係合する場合が多くあ
る。
【0029】実施例では、ラッチ21を第1ラッチ片2
2と第2ラッチ片23とに分割し、第1ラッチ片22の
円弧面22bの半径を第2ラッチ片23の円弧面23b
の半径より小さくしているため、第2ラッチ片23の円
弧面23bの下部が受具1の係合部2に対して不完全に
係合する状態であっても、第1ラッチ片22の円弧面2
2bは係合部2に係合することになり、障子Bを閉鎖状
態に確実に保持することができる。
【0030】また、第2クラッチ片23が係合部2に不
完全に係合する状態において、摘み27aを持ってスト
ッパ27を閉鎖位置に向けてスライドさせると、ストッ
パ27の下端部が、第2ラッチ片23に当接してストッ
パ27を閉鎖位置まで移動させることができず、ストッ
パ27の位置からカムラッチハンドルの施錠の状態を確
認することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るカムラッ
チハンドルにおいては、受具の係合部に対して係脱され
るラッチを第1ラッチ片と第2ラッチ片とに分割し、第
1ラッチ片の円弧面の半径を第2ラッチ片の円弧面の半
径より小径としたので、受具の係合部に第2ラッチ片が
僅かに係合する状態であっても、第1ラッチ片が係合部
に係合し、確実に施錠することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るカムラッチハンドルの一実施例
を示す縦断正面図
【図2】同上の左側面図
【図3】図1のIII −III 線に沿った断面図
【図4】図2のIV−IV線に沿った断面図
【図5】同上の分解斜視図
【符号の説明】
A 窓枠 B 障子 1 受具 2 係合部 10 掛具 11 座 12 側板 18 ハンドル 21 ラッチ 22 第1ラッチ片 23 第2ラッチ片 22a、23a 係合片 22b、23b 円弧面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠に取付けられる受具と、突き出し障
    子に取付けられる掛具とから成り、掛具は障子枠に取付
    けられる座と、その座の対向側板によって下部が回動自
    在に支持されたハンドルと、そのハンドルの下方に配置
    され、座の対向側板によって一端部が回動自在に支持さ
    れたラッチとを有し、上記ハンドルの下端部に支持片を
    設け、ラッチの一端部には上記支持片上に係合する係合
    片を形成し、ラッチの他端部に円弧面を設け、前記座の
    下方に突出する円弧面の下端部と受具に設けた係合部と
    の係合によって突き出し障子を閉じた状態に保持する突
    き出し窓用カムラッチハンドルにおいて、前記ラッチを
    第1ラッチ片と第2ラッッチ片とに分割し、第1ラッチ
    片の円弧面の半径を第2ラッチ片の円弧面の半径より小
    径とし、各ラッチの円弧面の下端部が座の側板下方に突
    出する方向に各ラッチを個別のスプリングで押圧したこ
    とを特徴とする突き出し窓用カムラッチハンドル。
JP31305194A 1994-12-16 1994-12-16 突き出し窓用カムラッチハンドル Pending JPH08165831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31305194A JPH08165831A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 突き出し窓用カムラッチハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31305194A JPH08165831A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 突き出し窓用カムラッチハンドル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08165831A true JPH08165831A (ja) 1996-06-25

Family

ID=18036622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31305194A Pending JPH08165831A (ja) 1994-12-16 1994-12-16 突き出し窓用カムラッチハンドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08165831A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014109106A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Ykk Ap株式会社 解錠操作装置及び建具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014109106A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Ykk Ap株式会社 解錠操作装置及び建具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6112461A (en) Safety gate for children
JPS62206178A (ja) 掛止装置
JPH11159215A (ja) 収納部開閉蓋のロック装置
JPS6158629B2 (ja)
JPH08165831A (ja) 突き出し窓用カムラッチハンドル
JP2001220935A (ja) 建 具
JPS592279Y2 (ja) スライド回転扉のストツパ装置
JP3504987B2 (ja) 開閉体取付装置
JP2923234B2 (ja) プッシュボタンラッチ装置
EP0133051B1 (en) A fitting for a window, door or like closure
JPH06100040B2 (ja) 着脱式側部ウインド開閉装置のロック装置
JPH0633159Y2 (ja) 把手装置
JP4514076B2 (ja) 鎌錠
JP2003035061A (ja) 窓障子の施錠装置
KR100314258B1 (ko) 도어용 보조키의 해정 방지장치
JP2520140Y2 (ja) 内開き兼内倒し窓装置
JPH0421989Y2 (ja)
US3480316A (en) Safety door fastener
JP3354772B2 (ja) 扉の係止装置
JPH08303079A (ja) 錠止装置
JPS5822785Y2 (ja) パチンコ機における窓枠のための旋錠装置
JP2824562B2 (ja) 合成樹脂製パチンコ機の施錠装置
JP2534451Y2 (ja) 扉の錠前機構
JPH0557394B2 (ja)
JPH0323199Y2 (ja)