JPH08165432A - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPH08165432A
JPH08165432A JP6282780A JP28278094A JPH08165432A JP H08165432 A JPH08165432 A JP H08165432A JP 6282780 A JP6282780 A JP 6282780A JP 28278094 A JP28278094 A JP 28278094A JP H08165432 A JPH08165432 A JP H08165432A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(A)分子鎖両末端が水酸基で封鎖され、25
℃における粘度が25〜1,000,000cSt である
ジオルガノポリシロキサン、 (B) HO(Me2 SiO)H 及び/又はMe3
iO〔Me(OH)SiO〕2 SiMe3 (C)加水分解性シラン、並びに (D)比表面積が50m2 /g以上のシリカ系充填剤を
含有する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。 【効果】 目地等の施工部に充填したときに、流れや、
タレ落ちがなく非流動性に富み、また表面仕上げのとき
に、へら離れがよい等の優れた施工容易性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物に関し、さらに詳しくは、建築用シ
ーリング材等に有用な室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】各種建造物におけるコンクリート、サッ
シ等のジョイント部、ガラス回り等の充填施工には、一
般には、合成ゴムなどのシーリング材が使用されてい
る。シーリング材としては、シリコーン系、ポリサルフ
ァイド系、ポリウレタン系、アクリル系、SBR系、ブ
チル系など各種のものが知られているが、中でも接着
性、耐熱耐候性、耐久性が優れるという点でシリコーン
系シーリング材が広く使用されている。シリコーン系シ
ーリング材は、通常、カートリッジに充填されたものを
目地等の施工部に充填し、これをへらなどで表面仕上げ
した後、硬化させるが、この場合、シーリング材には非
流動性と施工容易性が要求される。この非流動性や施工
容易性を充分に高めるためには、シリカ系充填剤を大量
に添加する必要があるが、この場合、組成物の混練り時
に混練り機器に与える負荷が非常に大きくなるため生産
性は低下し、極端な場合には製造不能となり、さらに、
硬化後のシーリング材の特性を悪化させるという不利を
もたらす。また、シリコーン系組成物の非流動性を高め
るために、ほう酸又はほう酸アルキルを添加したシリコ
ーンゴム組成物が知られている(特公昭39−2243
8号公報)。しかし、この組成物は、熱処理しないとそ
の効果が不十分であり、またシリコーンの硬化反応が阻
害されるという欠点がある。
【0003】また、液状オルガノポリシロキサンと疎水
性シリカとからなる組成物に特定蒸気圧以上の有機液体
を添加したシリコーンゴム組成物が知られている(特公
昭49−5510号公報)。しかし、この組成物は、用
いる有機液体が引火性、揮発性、又は毒性を有するとい
う欠点がある。また、シリコーンゴムにポリエーテル組
成物を添加し、シリコーンゴム組成物の流動性を改善す
る方法も知られているが、この方法で得られたシリコー
ンゴム組成物は、施工するのが容易でなく、特に、へら
で表面仕上げをするときに組成物が糸引きを起こし、へ
ら離れが悪いという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、目地
等の施工部に充填したときに、流れや、タレ落ちがなく
非流動性に富み、また表面仕上げのときに、へら離れが
よい等の優れた施工容易性を有し、さらにシール性が優
れ、例えば、建築用シーリング材として有用な室温硬化
性オルガノポリシロキサン組成物を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、種々検討し
た結果、シリコーンゴム組成物の非流動性や施工容易性
は、組成物中のシリカ系充填剤表面とシリコーンオイル
との濡れ性が大きく関与し、この濡れ性を高めるために
は、シラノール基を有する低分子量の直鎖状オルガノシ
ロキサンを添加するのが有効であることを見出し、さら
には、この直鎖状オルガノシロキサンは、硬化後のシリ
コーンゴムの物性を低下させないことを見出して、本発
明に到達した。
【0006】即ち、本発明は、(A)下記一般式
(1): HO(RR’SiO)P H (1) (式中、R及びR’は同一でも異なっていてもよく、非
置換又は置換の一価炭化水素基であり、Pは10以上の
整数である)で表され、分子鎖両末端が水酸基で封鎖さ
れ、25℃における粘度が25〜1,000,000cS
t であるジオルガノポリシロキサン、(B)下記一般式
(2): HO(R1 2 SiO)L H (2) (式中、R1 及びR2 は同一でも異なっていてもよく、
非置換又は置換の一価炭化水素基であり、Lは1〜5の
整数である)で表されるオルガノシラン若しくは直鎖状
オルガノシロキサン、及び/又は下記一般式(3): R3 3 SiO(R1 2 SiO)M 〔R1 Si(OH)O〕N SiR3 3 (3) (式中、R1 及びR2 は前記と同義であり、R3 は非置
換又は置換の一価炭化水素基であり、Nは2〜5の整数
であり、Mは、M+N=2〜5となる0又は正の整数で
ある)で表される直鎖状オルガノシロキサン、(C)下
記一般式(4): R4 A SiX(4-A) (4) (式中、R4 は非置換又は置換の一価炭化水素基であ
り、Xは加水分解性基であり、Aは0又は1である)で
表される加水分解性シラン、並びに(D)比表面積が5
0m2 /g以上のシリカ系充填剤を含有する室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。(A)成分のジオルガノポリシロキサン 本発明に用いる(A)成分の分子鎖両末端が水酸基で封
鎖されたジオルガノポリシロキサンは、下記一般式
(1): HO(RR’SiO)P H (1) で表され、式中、R及びR’は、それぞれ炭素数1〜1
0、好ましくは1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素
基であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基などのアルキル基;シクロヘキシル基などのシ
クロアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル
基;フェニル基、トリル基などのアリール基;ベンジル
基、フェニルエチル基などのアラルキル基;あるいはこ
れらの基の炭素原子に結合している水素原子の一部又は
全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換した基、例え
ばクロロメチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチ
ル基等を挙げることがきる。また、式中、Pは10以
上、好ましくは10〜2,000の整数であり、このジ
オルガノポリシロキサンの25℃における粘度は、25
〜1,000,000cSt 、好ましくは1,000〜1
00,000cSt である。
【0008】(B)成分のオルガノシラン又は直鎖状オ
ルガノシロキサン 本発明に用いる(B)成分は、下記一般式(2): HO(R1 2 SiO)L H (2) で表されるオルガノシラン若しくは直鎖状オルガノシロ
キサン、及び/又は下記一般式(3): R3 3 SiO(R1 2 SiO)M 〔R1 Si(OH)O〕N SiR3 3 (3) で表される直鎖状オルガノシロキサンである。式中、R
1 、R2 及びR3 で表される非置換又は置換一価炭化水
素基としては、上記一般式(1)のR又はR’と同様の
非置換又は置換一価炭化水素基を挙げることができる。
また、Nは2〜5の整数であり、Mは、M+N=2〜5
となる0又は正の整数である。
【0009】上記一般式(2)で示されるシラノール基
を有する低分子量のオルガノシラン又は直鎖状オルガノ
シロキサンの具体例としては、例えば、ジヒドロキシジ
メチルシラン、ジヒドロキシメチルビニルシラン、ジヒ
ドロキシメチルフェニルシラン、ジヒドロキシメチル
3,3,3トリフロロプロピルシラン、ジヒドロキシジ
フェニルシラン、1,3−ジヒドロキシテトラメチルジ
シロキサン、1,5−ジヒドロキシヘキサメチルトリシ
ロキサン、1,7−ジヒドロキシオクタメチルテトラシ
ロキサン、1,9−ジヒドロキシデカメチルペンタシロ
キサン、1,3−ジヒドロキシ−1,3−ジビニル−
1,3−ジメチルジシロキサン、1,5−ジヒドロキシ
−1,3,5−ジヒドロキシ−1,3,5−トリビニル
−1,3,5−トリメチルトリシロキサン等を挙げるこ
とができる。
【0010】一般式(3)で示されるシラノール基を有
する低分子量の直鎖状オルガノシロキサンの具体例とし
ては、例えば、2,3−ジヒドロキシオクタメチルテト
ラシロキサン、2,3−ジヒドロキシ−2,3−ジビニ
ルヘキサメチルテトラシロキサン、2,3,4−トリヒ
ドロキシノナメチルペンタシロキサン等を挙げることが
できる。
【0011】これらの低分子量のオルガノシラン又は直
鎖状オルガノシロキサンはオルガノアルコキシシランを
イオン交換樹脂の存在下で加水分解することにより容易
に得ることができる。
【0012】このような(B)成分のオルガノシラン又
は直鎖状オルガノシロキサンは、単独で、或いは2種以
上を組み合わせて用いることができる。(B)成分は、
組成物の非流動性付与剤として作用する。(B)成分の
配合量は、上記(A)成分100重量部に対して、0.
1〜10重量部が好ましく、さらに好ましくは、0.2
〜5重量部である。なお、配合量が少な過ぎると、この
組成物に非流動性を付与するのに不十分な場合があり、
多過ぎると、この組成物の保存性が低下する場合があ
る。
【0013】(C)成分の加水分解性シラン 本発明に用いる(C)成分は、下記一般式(4): R4 A SiX(4-A) (4) で表される加水分解性シランである。式中、R4 で表さ
れる非置換又は置換一価炭化水素基としては、上記一般
式(1)のR又はR’と同様の非置換又は置換一価炭化
水素基を挙げることができる。また、式中、Xで表され
る加水分解性基としては、例えば、メトキシ基、エトキ
シ基、ブトキシ基などのアルコキシ基;ジメチルケトオ
キシム基、メチルエチルケトオキシム基などのケトオキ
シム基;アセトキシ基などのカルボキシル基;イソプロ
ペニルオキシ基、イソブテニルオキシ基等のアルケニル
オキシ基;N−ブチルアミノ基、N,N−ジエチルアミ
ノ基などのアミノ基、N−メチルアセトアミド基などの
アミド基等を挙げるとことができる。また、式中、Aは
0又は1である。
【0014】上記一般式(4)で表される加水分解性シ
ランはとしては、通常、この種の縮合硬化型のシリコー
ンゴム組成物に使用されている加水分解性シランを好適
に使用することができ、その具体例としては、メチルト
リアセトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、メ
チルトリブタノキシムシラン、ビニルトリブタノキシム
シラン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキ
シシラン、ビニルトリエトキシシラン、2−トリメトキ
シシリルプロピオン酸エチル、2−トリメトキシシリル
プロピオン酸2エチルヘキシル、2−メチルジメトキシ
シリルプロピオン酸2エチルヘキシル、ビニルトリイソ
プロペノキシシラン、フェニルトリイソプロペノキシシ
ラン、メチルトリブチルアミノシラン等を挙げることが
できる。
【0015】(C)成分の配合量は、上記(A)成分1
00重量部に対して、3〜20重量部が好ましく、さら
に好ましくは、5〜15重量部である。なお、配合量が
少な過ぎると、組成物の安定性が低下し、保存中にゲル
化などの現象が生じやすくなる場合があり、多過ぎる
と、組成物を硬化させた後、体積の収縮が大きくなり、
硬化後の物性が低下したり、硬化速度が低下する場合が
ある。
【0016】(D)成分のシリカ系充填剤 本発明に用いる(D)成分は、比表面積が50m2 /g
以上、好ましくは、100m2 /g以上のシリカ系充填
剤である。比表面積が50m2 /g以上のシリカ系充填
剤としては、例えば、4塩化ケイ素の酸水素炎中での高
温加水分解により得られる親水性シリカ、及びこれをク
ロロシランやシラザンで表面処理して得られる疎水性シ
リカ等を挙げることができる。(D)成分は、上記
(B)成分と併用することにより硬化前の組成物に非流
動性を付与すると共に硬化後の組成物に機械的強度を付
与する補強性充填剤として作用する。(D)成分の配合
量は、上記(A)成分100重量部に対して、1〜50
0重量部が好ましく、さらに好ましくは、5〜100重
量部である。なお、配合量が少な過ぎると、硬化前の組
成物の非流動性が不十分になる場合があり、多過ぎる
と、硬化前の組成物の吐出量が大幅に低下し、作業性が
低下する場合がある。
【0017】組成物の製造 本発明の組成物は、上記した(A)〜(D)成分の所定
量を乾燥雰囲気中で均一に混合することにより、一液型
の室温硬化性組成物として得られる。尚、本発明の組成
物に非流動性を阻害しない範囲において種々の化合物を
添加することは可能であり、例えば、ジブチル錫ジアセ
テート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジオクト
エートなどのアルキル錫エステル化合物;アルコキシチ
タン、チタンキレート化合物などの縮合触媒;沈降性シ
リカ、石英粉末、炭素粉末、タルク及びベントナイトな
どの補強剤;アスベスト、ガラス繊維、炭素繊維及び有
機繊維などの繊維質充填剤;炭酸カルシウム、炭酸亜
鉛、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、セライトなどの塩基
性充填剤;ベンガラ及び酸化セリウムなどの耐熱性向上
剤;耐寒性向上剤;脱水剤;防錆剤;γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランなどの接着性向上剤;トリ
オルガノシロキシ単位及びSiO2単位よりなる網状ポ
リシロキサンなどの液状補強剤等を必要に応じ、その所
定量を添加することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明をさ
らに具体的に説明するが、一般式中のMeはメチル基で
あり、粘度は25℃での測定値である。実施例1 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)H 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積110m2 /gの煙霧質シリカ10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 6.0重量部 ジブチルスズジオクトエート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。この組成物を用いて厚さ2mmのシートを作製
し、20℃、55%RHの雰囲気下に7日間放置して、
ゴム弾性体とし、JIS−K−6301に従ってそのゴ
ム物性〔硬さ(目盛)、伸び(%)、引張強さ( kgf/cm
2 ) 〕を調べたところ表1に示した結果が得られた。な
お、硬さの試験には、A形試験機を用いた。また、組成
物をJIS−A−5758に従い非流動性を確認するた
めにスランプを測定し、そして作業性を確認するため吐
出量を測定したところ、表1に併記した結果が得られ
た。さらに、糸引き性を比較するため内径27mm、深
さ15mmのガラスシャーレに組成物を平滑表面となる
ように充填し、直径15mmの円盤を組成物を接触させ
た後500mm/minで引き上げたときの糸引き長さ
を測定したところ、表1に併記した結果が得られた。
【0019】実施例2 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)2 H 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積110m2 /gの煙霧質シリカ10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 6.0重量部 ジブチルスズジオクトエート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、実施例1と同様にして、表1に掲げる
項目について評価、測定した。結果を表1に示す。
【0020】実施例3 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)5 H 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積110m2 /gの煙霧質シリカ10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 6.0重量部 ジブチルスズジオクトエート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、実施例1と同様にして、表1に掲げる
項目について評価、測定した。結果を表1に示す。
【0021】実施例4 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 Me3 SiO(Me(OH)SiO)2 SiMe3 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積110m2 /gの煙霧質シリカ10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 6.0重量部 ジブチルスズジオクトエート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、実施例1と同様にして、表1に掲げる
項目について評価、測定した。結果を表1に示す。
【0022】比較例1 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 表面が疎水処理された比表面積110m2 /gの煙霧質シリカ10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 6.0重量部 ジブチルスズジオクトエート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、実施例1と同様にして、表1に掲げる
項目について評価、測定した。結果を表1に示す。
【0023】比較例2 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)15H 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積110m2 /gの煙霧質シリカ10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 6.0重量部 ジブチルスズジオクトエート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、実施例1と同様にして、表1に掲げる
項目について評価、測定した。結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】実施例5 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)5 H 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積170m2 /gの煙霧質シリカ 8.0重量部 ビニルトリブタノキシムシラン 6.0重量部 ジブチルスズジオクトエート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、吐出量を測定しなかった外は、実施例
1と同様にして、表2に掲げる項目について評価、測定
した。結果を表2に示す。
【0026】実施例6 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)5 H 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積170m2 /gの煙霧質シリカ 8.0重量部 メチルトリアセトキシシラン 6.0重量部 ジブチルスズジオクトエート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、吐出量を測定しなかった外は、実施例
1と同様にして、表2に掲げる項目について評価、測定
した。結果を表2に示す。
【0027】実施例7 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)5 H 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積170m2 /gの煙霧質シリカ 8.0重量部 ビニルトリイソプロペノキシシラン 6.0重量部 テトラメチルグアニジルプロピルトリメトキシシラン 0.5重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、吐出量を測定しなかった外は、実施例
1と同様にして、表2に掲げる項目について評価、測定
した。結果を表2に示す。
【0028】実施例8 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)5 H 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積170m2 /gの煙霧質シリカ 8.0重量部 ビニルトリメトキシシラン 6.0重量部 テトライソプロポキシチタン 1.0重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、吐出量を測定しなかった外は、実施例
1と同様にして、表2に掲げる項目について評価、測定
した。結果を表2に示す。
【0029】比較例3 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 分子鎖両末端がメチルジイソプロペノキシ基で封鎖された粘度が4000cSt のポリプロピレンオキサイド 1.0重量部 表面が疎水処理された比表面積170m2 /gの煙霧質シリカ 8.0重量部 ビニルトリブタノキシムシラン 6.0重量部 ジブチルスズジオクトエート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、吐出量を測定しなかった外は、実施例
1と同様にして、表2に掲げる項目について評価、測定
した。結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】実施例9 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)5 H 1.0重量部 比表面積200m2 /gの煙霧質シリカ 10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 5.0重量部 ビニルトリブタノキシムシラン 5.0重量部 ジブチルスズジラウレート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、吐出量を測定しなかった外は、実施例
1と同様にして、表3に掲げる項目について評価、測定
した。結果を表3に示す。
【0032】実施例10 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 HO(Me2 SiO)5 H 0.5重量部 Me3 SiO(Me(OH)SiO)2 SiMe3 0.5重量部 比表面積200m2 /gの煙霧質シリカ 10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 5.0重量部 ビニルトリブタノキシムシラン 5.0重量部 ジブチルスズジラウレート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、吐出量及び糸引き性の測定しなかった
外は、実施例1と同様にして、表3に掲げる項目につい
て評価、測定した。結果を表3に示す。
【0033】比較例4 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 比表面積200m2 /gの煙霧質シリカ 10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 5.0重量部 ビニルトリブタノキシムシラン 5.0重量部 ジブチルスズジラウレート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、吐出量及び糸引き性の測定をしなかっ
た外は、実施例1と同様にして、表3に掲げる項目につ
いて評価、測定した。結果を表3に示す。
【0034】比較例5 分子鎖両末端が水酸基で封鎖された粘度が20000cStのジメチルポリシ ロキサン 100.0重量部 分子鎖両末端がメチルジイソプロペノキシ基で封鎖された粘度が4000cSt のポリプロピレンオキサイド 1.0重量部 比表面積200m2 /gの煙霧質シリカ 10.0重量部 メチルトリブタノキシムシラン 5.0重量部 ビニルトリブタノキシムシラン 5.0重量部 ジブチルスズジラウレート 0.1重量部 を無水の状態で混合してオルガノシロキサン組成物を調
製した。そして、吐出量及び糸引き性の測定をしなかっ
た外は、実施例1と同様にして、表3に掲げる項目につ
いて評価、測定した。結果を表3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】本発明によると、目地等の施工部に充填
したときに、流れや、タレ落ちがなく非流動性に富み、
また表面仕上げのときに、へら離れがよい等の優れた施
工容易性を有し、さらにシール性が優れ、例えば、建築
用シーリング材として有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(1): HO(RR’SiO)P H (1) (式中、R及びR’は同一でも異なっていてもよく、非
    置換又は置換の一価炭化水素基であり、Pは10以上の
    整数である)で表され、分子鎖両末端が水酸基で封鎖さ
    れ、25℃における粘度が25〜1,000,000cS
    t であるジオルガノポリシロキサン、(B)下記一般式
    (2): HO(R1 2 SiO)L H (2) (式中、R1 及びR2 は同一でも異なっていてもよく、
    非置換又は置換の一価炭化水素基であり、Lは1〜5の
    整数である)で表されるオルガノシラン若しくは直鎖状
    オルガノシロキサン、及び/又は下記一般式(3): R3 3 SiO(R1 2 SiO)M 〔R1 Si(OH)O〕N SiR3 3 (3) (式中、R1 及びR2 は前記と同義であり、R3 は非置
    換又は置換の一価炭化水素基であり、Nは2〜5の整数
    であり、Mは、M+N=2〜5となる0又は正の整数で
    ある)で表される直鎖状オルガノシロキサン、(C)下
    記一般式(4): R4 A SiX(4-A) (4) (式中、R4 は非置換又は置換の一価炭化水素基であ
    り、Xは加水分解性基であり、Aは0又は1である)で
    表される加水分解性シラン、並びに (D)比表面積が50m2 /g以上のシリカ系充填剤を
    含有する室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
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