JPH08164905A - 薬剤の容量分割方法と分割装置 - Google Patents

薬剤の容量分割方法と分割装置

Info

Publication number
JPH08164905A
JPH08164905A JP6310342A JP31034294A JPH08164905A JP H08164905 A JPH08164905 A JP H08164905A JP 6310342 A JP6310342 A JP 6310342A JP 31034294 A JP31034294 A JP 31034294A JP H08164905 A JPH08164905 A JP H08164905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
distribution
drug
cover
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6310342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3476935B2 (ja
Inventor
Shoji Yuyama
正二 湯山
Chuji Takeda
仲治 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuyama Manufacturing Co Ltd filed Critical Yuyama Manufacturing Co Ltd
Priority to JP31034294A priority Critical patent/JP3476935B2/ja
Priority to KR1019950043835A priority patent/KR100393718B1/ko
Publication of JPH08164905A publication Critical patent/JPH08164905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3476935B2 publication Critical patent/JP3476935B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B1/00Packaging fluent solid material, e.g. powders, granular or loose fibrous material, loose masses of small articles, in individual containers or receptacles, e.g. bags, sacks, boxes, cartons, cans, or jars
    • B65B1/30Devices or methods for controlling or determining the quantity or quality or the material fed or filled
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B37/00Supplying or feeding fluent-solid, plastic, or liquid material, or loose masses of small articles, to be packaged
    • B65B37/08Supplying or feeding fluent-solid, plastic, or liquid material, or loose masses of small articles, to be packaged by rotary feeders
    • B65B37/12Supplying or feeding fluent-solid, plastic, or liquid material, or loose masses of small articles, to be packaged by rotary feeders of centrifugal type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転させた分配円盤の上面に薬剤を供給堆積
させ、その薬剤を定量ずつ分割する装置において、薬剤
供給時における分配円盤の回転速度を増大させ、作業時
間の短縮を図り、薬剤の容量分割が支障なく行なえる分
割方法と分割装置を提供する。 【構成】 分配円盤1の上面をカバー円盤4で覆った状
態で回転させ、環状溝5に薬剤を供給すると、遠心力に
よる薬剤の飛散を防止できる。カバー円盤4の切除部3
4を開放し、かき出し手段3の位置と一致させ、環状溝
5内の薬剤を開放した切除部34からかき出し手段3に
よって支障なく分割できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、散薬等の薬剤を所定
量ずつ分割するための容量分割方法と分割装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来における薬剤の容量分割
装置を示している。この装置は、回転駆動機構70で支
持した分配円盤1の上面外周に、薬剤が堆積する断面円
弧状の環状溝5(又は平坦面)を形成し、その分配円盤
1の外側に、薬剤の供給手段2と、環状溝5に堆積した
薬剤を外部にかき出すロータリ板式の薬剤かき出し手段
3とを配置している。
【0003】上記の装置では、分配円盤1を定速で回転
させた状態で、薬剤を供給手段2から供給して環状溝5
に均一に堆積させ、次に、分配円盤1を定速回転させな
がら薬剤かき出し手段3によって堆積した薬剤をかき出
し、環状溝5から定量ずつ薬剤を分割して取出すように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の分割装置に
おいて、作業能率を向上させるには、分配円盤1に対す
る薬剤の供給と環状溝5への堆積の速度を速め、薬剤の
供給堆積に要する時間をできる限り短くする必要があ
る。
【0005】しかし、薬剤の供給堆積時間を短縮するた
めに薬剤供給時の分配円盤1の回転速度を上げた場合、
薬剤が堆積する環状溝5が浅い円弧状の溝であるため、
回転の遠心力によって薬剤が分配円盤1から飛散してし
まい、確実な容量分割が行なえない不具合がある。
【0006】一方、上記のごとき薬剤の飛散は、図14
に鎖線で示すように、環状溝5の外周側の壁面5aを上
方に起立させることで、ある程度対処することができる
が、このような起立した壁面5aは、薬剤かき出し手段
3によるかき出し動作の大きな障害となる問題がある。
【0007】このため、従来の分配円盤1の回転速度の
設定範囲は、一定の狭い範囲に制約されることになり、
充分な作業効率の向上が望めない問題があった。
【0008】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、薬剤の供給堆積時における分配円盤の増速回転を可
能にして作業効率を高め、かき出し手段による薬剤のか
き出し動作が支障なく行なえるようにして安定した薬剤
分割が行なえる容量分割装置を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、第1の方法の発明は、分配円盤上に開閉可能な切除
部を有するカバー円盤を重ね合わせ、切除部を閉鎖した
状態で分配円盤とカバー円盤を共に回転させ、分配円盤
の環状溝内に薬剤を供給して均一に堆積させた後、カバ
ー円盤の回転中に切除部を開放し、次に分配円盤を切除
部がかき出し手段と一致する位置まで回転させて停止さ
せ、この状態で分配円盤とカバー円盤を離反させた後、
分配円盤を回転させて開放した切除部の位置で環状溝内
の薬剤をかき出し手段によってかき出すようにしたので
ある。
【0010】また、第2の方法の発明は、前記第1の発
明の切除部の開閉に変えて分配円盤を切除部が開閉手段
と一致する位置で停止させて切除部を開放するようにし
たのである。
【0011】さらに、第3の方法の発明は、切除部を開
放した後、分配円盤とカバー円盤を離反させ、カバー円
盤を切除部がかき出し手段と一致する位置まで回転させ
て停止させるようにしたのである。
【0012】また、第4の方法の発明は、分配円盤の環
状溝内に薬剤を供給して均一に堆積させた後、分配円盤
とカバー円盤を離反させ、カバー円盤を切除部の位置が
開閉手段と一致する位置で停止させて切除部を開放し、
次にカバー円盤を切除部がかき出し手段と一致する位置
まで回転させて停止させるようにしたのである。
【0013】また、上記の課題を解決するため、この装
置の発明は分配円盤と、その分配円盤の上面に重なり合
うリング状のカバー円盤とを接近離反可能に設け、上記
カバー円盤に開閉可能な切除部を設け、カバー円盤の外
周の上部に切除部を開閉する開閉手段を配置し、カバー
円盤を開閉手段によって開放した切除部がかき出し手段
と一致した状態で停止させ、その切除部からかき出し動
作を行なうようにしたのである。
【0014】さらに、第2の装置の発明は、カバー円盤
の上面に切除部を開閉する開閉手段を配置したのであ
る。
【0015】
【作用】上記構造の分割装置において、分配円盤の上面
に切除部を閉じたカバー円盤を被せ、その状態で分配円
盤をカバー円盤と共に高速回転させながら薬剤をカバー
円盤の上部から分配円盤上に供給すれば、カバー円盤が
分配円盤の上面に重なり合っているので遠心力による薬
剤の飛散を防止でき、薬剤を分配円盤上に効率よく均一
に堆積させることができる。
【0016】また、カバー円盤の回転中に切除部を開放
し、あるいは、回転するカバー円盤の切除部を開閉手段
と一致する位置で停止させて開放し、切除部をかき出し
手段と一致する位置に停止させることにより、かき出し
手段による分配円盤上の薬剤のかき出し動作を開放した
切除部で支障なく行なうことができる。
【0017】
【実施例】図1乃至図13は、実施例の薬剤の容量分割
装置を示している。この実施例の装置は、図1及び図2
に示すように、分配円盤1の両側上方に、薬剤供給手段
2と薬剤かき出し手段3を対向配置し、分配円盤1を、
薬剤供給手段2による薬剤の供給位置aと、薬剤かき出
し手段3による薬剤の分割位置bとの間で旋回可能及び
昇降可能としている。
【0018】また、薬剤の供給位置aで分配円盤1の上
面に重なり合うリング状のカバー円盤4を設け、このカ
バー円盤4で環状溝5の外側周面を覆うように構成して
いる。
【0019】上記の分配円盤1を旋回及び昇降可能とす
る構造は、図1に示すように、分配円盤1を複数の案内
ローラ6、7によって旋回板8に回転自在に支持し、そ
の旋回板8の上に、分配円盤1を回転駆動する駆動モー
タ9を設け、旋回板8の下部を旋回・昇降機構10で支
持した構造となっている。
【0020】この旋回・昇降機構10は、ガイド軸11
に上下動可能に嵌合する軸筒12の上端に旋回板8を取
付け、その軸筒12の中間位置に取付けたリングギヤ1
3を、旋回用モータ14と連結する円筒ギヤ15に噛み
合せている。
【0021】また、軸筒12の下端にカムローラ16を
取付け、そのカムローラ16を、上下に傾斜するカム面
17の上に転動自在に当接させている。
【0022】このカム面17は、180度の対向位置で
上下に対称に傾斜しており、分配円盤1が薬剤の供給位
置aに向き合ったとき、カムローラ16がカム面17の
上部位置になり、分配円盤1が薬剤の分配位置bに向き
合ったとき、カムローラ16がカム面17の下部位置と
なるように設定されている。
【0023】上記の構造では、図1のように分配円盤1
が薬剤の供給位置aにある状態から旋回用モータ14が
回転すると、円筒ギヤ15とリングギヤ13の噛み合い
によって旋回板8と分配円盤1が旋回し、同時に、カム
ローラ16がカム面17を下向きに移動することにより
軸筒12と分配円盤1が下降し、分配円盤1の一端が薬
剤の分配位置bに移動する。
【0024】分配円盤1の側方に設けられる薬剤かき出
し手段3は、図1乃至図3に示すように、揺動アーム2
1をカム軸22等の作用により上下に揺動可能に設け、
その揺動アーム21の先端に、回転モータ23と連結す
るロータリ板24を取付け、このロータリ板24の側面
にかき出し板25を取付けて形成されている。この構造
においては、分配円盤の環状溝5にロータリ板24の一
部が嵌まり込んだ状態で、分配円盤1とロータリ板24
が定速で回転すると、かき出し板25が環状溝5に堆積
した薬剤を外部にかき出し、一定の容量ずつ分割する。
【0025】また、揺動アーム21の後方位置には空気
吸引具26が平行して配置され、ロータリ板24で薬剤
がかき出された環状溝5の表面を空気吸引によってクリ
ーニングするようになっている。
【0026】前記分配円盤1の上部には、図1及び図2
に示すようにカバー円盤4が配置されており、このカバ
ー円盤4は、外径が分配円盤1の環状溝5の外径とほぼ
同一の大きさのリング状に形成され、その内周の開口3
1を通して環状溝5内に薬剤を供給するようになってい
る。
【0027】また、上記カバー円盤4の底面には、図4
(A)、(B)に示すように環状溝5内に供給した薬剤
が遠心力で飛散するのを防ぐシール部32が設けてあ
り、このシール部32は、下端を環状溝5の外側周面に
当接させ、遠心力によって外側に堆積される薬剤を内側
に戻すようにシール部32の内周壁33を下端から上部
に向けて内側に傾斜させている。
【0028】上記カバー円盤4には図3及び図4に示す
ようにカバー円盤4の一部を切除した切除部34が設け
てあり、この切除した残り部分で閉鎖蓋35が形成され
ている。
【0029】上記切除部34は、開放した状態でかき出
し手段3と空気吸引具26が通過できる幅を有してお
り、閉鎖蓋35によって切除部34を閉鎖したとき、カ
バー円盤4及びシール部32が一連の環状となるようカ
バー円盤4側に溝36と、閉鎖蓋35側に突起37を設
け、この溝36に突起37を係合させれば位置決めで
き、旋回時、遠心力による閉鎖蓋35の傾れを防止でき
るようになっている。
【0030】この切除部34の閉鎖蓋35の開閉は、図
4の(A)、(B)に示すように分配円盤1の外周の上
部に配置した開閉手段41によって行なわれ、この開閉
手段41は、昇降可能なアーム42の先端に取付けた電
磁石43を切除部34の閉鎖蓋35上に接近離反させて
電磁石43の磁力によって閉鎖蓋35の開閉動作を行な
うようになっている。
【0031】また、カバー円盤4の外周部には、カバー
円盤4の切除部34を開閉手段41とかき出し手段3の
位置で順次停止させるために、図2及び図5の(A)、
(B)に示すようにカバー円盤4の位置を識別する識別
部44が設けてあり、カバー円盤4の外側には、上記識
別部44を検出して切除部34を開閉手段41の位置で
停止させる第1検出器45と、開放した切除部34をか
き出し手段3の位置で停止させる第2検出器46とが配
置してある。
【0032】上記カバー円盤4は、かき出し動作時に分
配円盤1の回転抵抗を少なくするため、シール部32を
環状溝5内から離反させる必要があり、カバー円盤4を
接近離反させる機構としては、図6に示すように分配円
盤1を前記旋回・昇降機構10で降下させるとき、カバ
ー円盤4の底面を受部材47aで支持して分配円盤1と
カバー円盤4を離反させてもよいし、図7に示すように
カバー円盤4の底面を昇降する受部材47bで持ち上げ
て分配円盤1上からカバー円盤4を離反させるようにし
てもよい。
【0033】この実施例の容量分割装置は上記のような
構造であり、分配円盤1の上面に薬剤を堆積させるに
は、図1及び図2に示すように、分配円盤1とカバー円
盤4を上下に重ね合せた状態で、分配円盤1を駆動モー
タ9によって定速で回転させ、薬剤供給装置2からカバ
ー円盤4の上部開口31を通して分配円盤1の環状溝5
に薬剤を供給する。
【0034】この状態では、カバー円盤4の切除部34
が閉鎖蓋35で閉鎖されておりカバー円盤4が環状溝5
の外周全体を覆っているため、分配円盤1の回転速度を
上げても、薬剤が遠心力によって分配円盤1から飛散す
ることがなく、環状溝5に安定して堆積する。また、シ
ール部32の内周壁33が内向きの傾斜をもって環状溝
5の外側周面を覆っているので、遠心力で飛ばされた薬
剤は内周壁33に反射して環状溝5に堆積することにな
る。
【0035】このため、分配円盤1の回転速度上昇に合
わせて薬剤供給手段2からの薬剤の供給速度を増大させ
ることで、環状溝5に短時間で均一に薬剤を堆積させる
ことができ、薬剤の供給と堆積を効率よく行なうことが
できる。
【0036】上記の分配円盤1に対する薬剤の供給堆積
が終了すると、第1検出器45がカバー円盤4の識別部
44を検出し、カバー円盤4の切除部34と開閉手段4
1が一致する位置で分配円盤1を停止させる。上記位置
に停止すると、開閉手段41が切除部34上に降下し、
閉鎖蓋35を電磁石43の磁力によって吸着し、閉鎖蓋
35を吸着させたまま上昇して待機する。
【0037】開閉手段41によって切除部34が開放さ
れたカバー円盤4は、第2検出器46が識別部44を検
出するまで分配円盤1と共に回転し、第2検出器46が
識別部44を検出すると、旋回・昇降機構10によって
カバー円盤4の切除部34とかき出し手段3が一致する
位置で停止し、前記分配円盤1とカバー円盤4を離反さ
せる。
【0038】この状態で開放された切除部34間に薬剤
かき出し手段3を下向きに揺動させ、分配円盤1とロー
タリ板24を回転させて環状溝5に堆積した薬剤を定量
ずつ分割する。
【0039】分割が終了するとかき出し手段3が上昇す
ると共に、空気吸引具26が環状溝5内に降下し、分配
円盤1を2〜3周させ吸引によって環状溝5内の残薬を
除去する。
【0040】清掃が終わると空気吸引具26は上昇し、
前記旋回・昇降機構10で分配円盤1上にカバー円盤4
が重なり、供給位置a側に移動する。
【0041】両円盤1、4はこの位置で旋回し、第1検
出器45が識別部44を検出すると、開閉手段41の電
磁石43で吸着した閉鎖蓋35とカバー円盤4の開放し
た切除部34とが一致する位置で停止し、開閉手段41
を降下させ、電磁石43の通電を遮断すると閉鎖蓋35
によって切除部34が閉鎖され、開閉手段41を上昇さ
せるとカバー円盤4は薬剤の供給状態に戻る。
【0042】その後、上記の作業を繰り返し、分配円盤
1に対する薬剤の供給堆積と分割作業を連続して行な
う。
【0043】なお、上記分配円盤1上に重ね合わせたカ
バー円盤4の切除部34を開閉手段41とかき出し手段
3の位置で停止させる手段として、図示省略のロータリ
ーエンコーダで分配円盤1の回転角度を検出し、駆動モ
ータ9を制御して停止させるようにしてもよいし、前記
駆動モータ9にステッピングモータを用い、コンピュー
タでデジタル制御して上記所定位置に停止させるように
してもよい。
【0044】図8は第2の実施例を示す。この例では、
1つの基台51の上に、2組の分配円盤1、1’とカバ
ー円盤4、4’、薬剤供給手段2、2’、薬剤かき出し
手段3、3’、を並列して配置し、それぞれ独立して薬
剤の容量分割を行なうようにしている。
【0045】なお、これら分配円盤等は3組以上設ける
ようにしてもよい。
【0046】一方、図9は第3の実施例を示している。
この例においては、2組の分配円盤1、1’とカバー円
盤4、4’を上下に積層し、その各分配円盤1、1’を
薬剤供給手段2による供給装置aと薬剤かき出し手段3
による分割位置bとの間で交互に移動可能にしている。
【0047】すなわち、積層させた各分配円盤1、1’
をそれぞれ回転駆動機構52の偏心した位置に取付け、
回転駆動機構52により各分配円盤1、1’が180度
方向に旋回した時、一方の分配円盤1の上面が供給位置
aに、他方の分配円盤1’の上面が分割位置bに来るよ
うになっている。
【0048】この場合、供給位置a側のカバー円盤4
は、切除部34が閉鎖蓋35によって閉鎖され分配円盤
1上に重なっており、分割位置b側のカバー円盤4’
は、開閉手段41によって切除部34が開放され分配円
盤1’上から離反しており、開放した切除部34から環
状溝5内の薬剤をかき出し手段3によって分割するよう
になっている。
【0049】また、薬剤供給手段2を昇降機構53によ
って上下動可能とし、上下の各分配円盤1、1’に対す
る薬剤の供給距離を一定に制御できるようにしている。
【0050】上記の構造では、一方の分配円盤1に薬剤
を供給すると同時に、他の分配円盤1’より薬剤を分割
できるので、作業時間の無駄がなくなり、薬剤の容量分
割作業を効率よく行なうことができる。
【0051】図10は、第4の実施例を示している。
【0052】この例では、分配円盤1をリング状に形成
し、薬剤かき出し手段3を分配円盤1の内側に配置し
て、分配円盤1の環状溝5内に堆積させた薬剤をカバー
円盤4の開放した切除部34の位置で、かき出し手段3
によって分配円盤1の内側にかき出すようになってい
る。
【0053】前記第1乃至第4の各実施例は、分配円盤
1の回転で分配円盤1上に重ね合わせたカバー円盤4が
共に回転する例を示したが、図11の(A)、(B)に
示す第5実施例のように分配円盤1上に重なるカバー円
盤4の外周下部に、昇降する複数の受部材47bを適宜
の配置で設け、カバー円盤4の底面外周部に環状のギヤ
部54を該円盤4と同軸心状に形成し、このギヤ部54
にかみ合うギヤ55を前記受部材47bの一つに取付け
られたモータ56と接続し、他の受部材47bにはカバ
ー円盤4の底面に接触して回転自在に支持するローラ5
7を取付け、上記各受部材47bを図11の(B)に示
すように上昇させると、カバー円盤4は持上げられて分
配円盤1上から離反し、この状態でモータ56を駆動す
るとカバー円盤4が回転する構造を採用することもでき
る。
【0054】前記カバー円盤4の開閉手段41は、図4
の(A)、(B)に閉鎖蓋35を電磁石43で吸着させ
て持ち上げる方法を示したが、これに限定するものでな
く、機械的構成によってはさみ上げてもよいし、図12
に示すようにカバー円盤4の切除部34に閉鎖蓋35を
蝶番60で開閉可能に枢着し、カバー円盤4上に取り付
けたシリンダ61で閉鎖蓋35を開閉させるようにして
もよいし、図13の(A)、(B)に示すように、カバ
ー円盤4にヒンジ62で閉鎖蓋35を開閉自在に取付
け、ヒンジ62の軸63に固定したピニオン64にラッ
ク65をかみ合わせ、上記ラック65を駆動機66で進
退させ前記閉鎖蓋35を開閉させるようにしてもよい。
【0055】なお、上記の各実施例では、薬剤を堆積さ
せる分配円盤1の上面形状を断面円弧状の環状溝5とし
たが、平坦な面形状とすることもできる。
【0056】また、分配円盤1とカバー円盤4を接近離
反させる構造は、上述した旋回・昇降機構10に拘ら
ず、他の任意の方法や機構を採用することもできる。
【0057】
【効果】以上のように、この発明は、分配円盤の上面を
切除部を閉鎖したカバー円盤で覆い、遠心力による分配
円盤からの薬剤の飛散を防止するので、薬剤の供給堆積
時における供給速度や分配円盤の回転速度を任意に増大
させることができ、薬剤を分配円盤上に効率よく均一に
堆積させることができる。
【0058】また、カバー円盤に開閉可能な切除部を設
け、切除部をかき出し手段の位置に望ませて、開放した
切除部の位置でかき出し手段によって分配円盤上の薬剤
をかき出すようにしたので、分配円盤上からわずか離反
させるだけで、かき出し手段によるかき出しが支障なく
行なえ、カバー円盤の離反機構が簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置を示す縦断正面図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の装置が分配位置に移動した状態を示す要
部拡大平面図
【図4】(A)はカバー円盤の開閉手段を示す縦断面図 (B)は同上の斜視図
【図5】(A)はカバー円盤の位置識別部を示す要部拡
大平面図 (B)は同上の縦断面図
【図6】分配円盤とカバー円盤を接近離反させる機構を
示す説明図
【図7】同上の他の実施例を示す説明図
【図8】第2の実施例を示す平面図
【図9】第3の実施例を示す縦断面図
【図10】第4の実施例を示す縦断面図
【図11】(A)、(B)は第5の実施例を示す縦断面
【図12】切除部の他の開閉手段を示す正面図
【図13】(A)は切除部の他の開閉手段を示す平面図 (B)は同上の正面図
【図14】従来例を示す縦断面図
【符号の説明】
1、1’ 分配円盤 2、2’ 薬剤供給手段 3、3’ かき出し手段 4、4’ カバー円盤 5 環状溝 9 駆動モータ 10 旋回・昇降機構 21 揺動アーム 24 ロータリ板 25 かき出し板 31 開口 32 シール部 34 切除部 41 開閉手段 44 位置識別部 45 第1検出器 46 第2検出器 a 薬剤の供給位置 b 薬剤の分配位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分配円盤上に開閉可能な切除部を有する
    カバー円盤を重ね合わせ、切除部を閉鎖した状態で分配
    円盤とカバー円盤を共に回転させ、分配円盤の環状溝内
    に薬剤を供給して均一に堆積させた後、カバー円盤の回
    転中に切除部を開放し、次に分配円盤を切除部がかき出
    し手段と一致する位置まで回転させて停止させ、この状
    態で分配円盤とカバー円盤を離反させた後、分配円盤を
    回転させて開放した切除部の位置で環状溝内の薬剤をか
    き出し手段によってかき出すようにした薬剤の容量分割
    方法。
  2. 【請求項2】 分配円盤上に開閉可能な切除部を有する
    カバー円盤を重ね合わせ、切除部を閉鎖した状態で分配
    円盤とカバー円盤を共に回転させ、分配円盤の環状溝内
    に薬剤を供給して均一に堆積させた後、分配円盤をカバ
    ー円盤の切除部が開閉手段と一致する位置で停止させて
    切除部を開放し、次に分配円盤を切除部がかき出し手段
    と一致する位置まで回転させて停止させ、この状態で分
    配円盤とカバー円盤を離反させた後、分配円盤を回転さ
    せて開放した切除部の位置で環状溝内の薬剤をかき出し
    手段によってかき出すようにした薬剤の容量分割方法。
  3. 【請求項3】 分配円盤上に開閉可能な切除部を有する
    カバー円盤を重ね合わせ、切除部を閉鎖した状態で分配
    円盤とカバー円盤を共に回転させ、分配円盤の環状溝内
    に薬剤を供給して均一に堆積させた後、分配円盤をカバ
    ー円盤の切除部が開閉手段と一致する位置で停止させて
    切除部を開放し、この状態で分配円盤とカバー円盤を離
    反させ、カバー円盤を切除部がかき出し手段と一致する
    位置まで回転させて停止させた後、分配円盤を回転させ
    て開放した切除部の位置で環状溝内の薬剤をかき出し手
    段によってかき出すようにした薬剤の容量分割方法。
  4. 【請求項4】 分配円盤上に開閉可能な切除部を有する
    カバー円盤を重ね合わせ、切除部を閉鎖した状態で分配
    円盤とカバー円盤を共に回転させ、分配円盤の環状溝内
    に薬剤を供給して均一に堆積させた後、分配円盤とカバ
    ー円盤を離反させ、カバー円盤を切除部の位置が開閉手
    段と一致する位置で停止させて切除部を開放し、次にカ
    バー円盤を切除部がかき出し手段と一致する位置まで回
    転させて停止させ、この状態で分配円盤を回転させて開
    放した切除部の位置で環状溝内の薬剤をかき出し手段に
    よってかき出すようにした薬剤の容量分割方法。
  5. 【請求項5】 回転駆動される分配円盤の上面外周に、
    薬剤が堆積する断面円弧状の環状溝又は平坦面を形成
    し、その分配円盤の上方に、円盤上面に堆積した薬剤を
    かき出す薬剤かき出し手段を配置し、上記分配円盤を定
    速回転させた状態で、その円盤上面に薬剤を供給して均
    一に堆積し、この堆積した薬剤を上記かき出し手段によ
    って定量ずつ分割して取出す薬剤の容量分配装置におい
    て、上記分配円盤と、その分配円盤の上面に重なり合う
    リング状のカバー円盤とを接近離反可能に設け、上記カ
    バー円盤に開閉可能な切除部を設け、カバー円盤の外周
    の上部に切除部を開閉する開閉手段を配置し、カバー円
    盤を開閉手段によって開放した切除部がかき出し手段と
    一致した状態で停止させ、その切除部からかき出し動作
    を行なうようにした薬剤の容量分割装置。
  6. 【請求項6】 回転駆動される分配円盤の上面外周に、
    薬剤が堆積する断面円弧状の環状溝又は平坦面を形成
    し、その分配円盤の上方に、円盤上面に堆積した薬剤を
    かき出す薬剤かき出し手段を配置し、上記分配円盤を定
    速回転させた状態で、その円盤上面に薬剤を供給して均
    一に堆積し、この堆積した薬剤を上記かき出し手段によ
    って定量ずつ分割して取出す薬剤の容量分配装置におい
    て、上記分配円盤と、その分配円盤の上面に重なり合う
    リング状のカバー円盤とを接近離反可能に設け、上記カ
    バー円盤に開閉可能な切除部を設け、カバー円盤の上面
    に切除部を開閉する開閉手段を配置し、カバー円盤を開
    閉手段によって開放した切除部がかき出し手段と一致し
    た状態で停止させ、その切除部からかき出し動作を行な
    うようにした薬剤の容量分割装置。
JP31034294A 1994-12-14 1994-12-14 薬剤の容量分割方法と分割装置 Expired - Fee Related JP3476935B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31034294A JP3476935B2 (ja) 1994-12-14 1994-12-14 薬剤の容量分割方法と分割装置
KR1019950043835A KR100393718B1 (ko) 1994-12-14 1995-11-27 약제의용량분할방법과분할장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31034294A JP3476935B2 (ja) 1994-12-14 1994-12-14 薬剤の容量分割方法と分割装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08164905A true JPH08164905A (ja) 1996-06-25
JP3476935B2 JP3476935B2 (ja) 2003-12-10

Family

ID=18004086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31034294A Expired - Fee Related JP3476935B2 (ja) 1994-12-14 1994-12-14 薬剤の容量分割方法と分割装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3476935B2 (ja)
KR (1) KR100393718B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119075A (ja) * 2007-02-08 2007-05-17 Yuyama Manufacturing Co Ltd 薬剤包装装置
JP2008079956A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Yuyama Manufacturing Co Ltd 散薬分配装置
CN100465069C (zh) * 2002-05-02 2009-03-04 株式会社汤山制作所 药剂包装装置
JP2010173658A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Elquest Corp 薬剤分包機
JP2016137936A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 株式会社湯山製作所 薬剤分割装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391771B1 (ko) * 2000-08-23 2003-07-16 김기천 분말분배기
KR20050074005A (ko) * 2004-01-13 2005-07-18 김기천 분말분배기와 약포지

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176655A (ja) * 1984-02-23 1985-09-10 園部 一成 散剤の分包装置
JPH01254502A (ja) * 1988-04-01 1989-10-11 Shoji Yuyama 薬剤の容量分割装置
JPH0688561B2 (ja) * 1989-08-08 1994-11-09 園部 尚俊 粉粒体の分包機
JPH0375101A (ja) * 1989-08-17 1991-03-29 Shiro Tomita 化粧用単板の切削装置
JPH0710683B2 (ja) * 1991-02-06 1995-02-08 園部 尚俊 回転式分包機における粉粒体分割装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100465069C (zh) * 2002-05-02 2009-03-04 株式会社汤山制作所 药剂包装装置
KR100987307B1 (ko) * 2002-05-02 2010-10-12 가부시키가이샤 유야마 세이사쿠쇼 약제포장장치
JP2008079956A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Yuyama Manufacturing Co Ltd 散薬分配装置
WO2008041538A1 (fr) * 2006-09-28 2008-04-10 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Dispositif distributeur de poudre mÉdicamenteuse
TWI454409B (zh) * 2006-09-28 2014-10-01 Yuyama Mfg Co Ltd 散藥分配裝置
JP2007119075A (ja) * 2007-02-08 2007-05-17 Yuyama Manufacturing Co Ltd 薬剤包装装置
JP4700631B2 (ja) * 2007-02-08 2011-06-15 株式会社湯山製作所 薬剤包装装置
JP2010173658A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Elquest Corp 薬剤分包機
JP2016137936A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 株式会社湯山製作所 薬剤分割装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR960020974A (ko) 1996-07-18
KR100393718B1 (ko) 2004-02-25
JP3476935B2 (ja) 2003-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6488192B1 (en) Tablet cutting apparatus
JPH0547441B2 (ja)
EP0461889B1 (en) Coin dispensing apparatus
JP3476935B2 (ja) 薬剤の容量分割方法と分割装置
US4041648A (en) Tumbling and polishing machine with planetary rotating drums
JPH06212427A (ja) ディスク状のサブストレートを気密に挿入しかつ取り出すための装置
JP2001106201A (ja) 錠剤フィーダ
JPH0528340A (ja) コイン送出装置
JP3369005B2 (ja) 薬剤の容量分割装置
JPH06262126A (ja) ディスク状記録キャリアへのラッカー塗布装置
JPH0624401A (ja) 錠剤収納取出し装置
JPS5843282B2 (ja) 全自動散剤錠剤分包機
JP3344840B2 (ja) 薬剤の容量分割装置
JPH0253284B2 (ja)
JP3771752B2 (ja) 連続粉剤包装機の計量枡開閉装置
JP3814967B2 (ja) シリンジ処理装置
JP3896646B2 (ja) 物品処理装置
JPS6341284Y2 (ja)
EP4215049A1 (en) Solid object supply device, and food manufacturing device provided with solid object supply device
CN209879631U (zh) 一种旋转出料装置及自动售货机
JP4790327B2 (ja) 塗装機
JP2021133949A (ja) 錠剤計数供給装置におけるシャッター装置
CN116513600A (zh) 一种可调节的西药药片分装装置及分装方法
JP4209643B2 (ja) 回転円盤固体培養装置における培養基質の盛込装置
JP3026959B2 (ja) 薬剤収納取出装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees