JP2010173658A - 薬剤分包機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分割用回転テーブル21と該分割用回転テーブル21の環溝21aに散薬1を撒布するための散薬フィーダー31とを互いに反対の方向に回転させた状態で前記散薬フィーダー31から分割用回転テーブル21の環溝21aへの散薬の撒布を行えるように構成されている薬剤分包機10を提供する。
【選択図】図1
Description
前記掻き出し装置は、1包分ずつ、前記環溝から目的量の散薬を掻き出して包装装置に供給する。1包分の散薬の量は、環溝内の散薬を分割用回転テーブルの外周方向において複数に分割した各区画の大きさ、すなわち個々の区画の分割用回転テーブルの外周方向における範囲によって適宜設定できる。
この薬剤分包機にあっては、ホッパ内前記分割用回転テーブルを回転させた状態でホッパの落ち口から前記分割用回転テーブルの環溝に散薬を供給することで前記環溝に散薬を撒布できる。環溝への散薬の撒布は、分割精度の確保のため、環溝の延在方向(周方向)に均等に撒布、堆積されるようにする。
既述のように、撒布動作は、分割用回転テーブルを回転させた状態にて散薬フィーダーから分割用回転テーブルの環溝に散薬を供給することによって行われる。そこで撒布時間の短縮のために分割用回転テーブルの回転速度を上げることが考えられる。しかしながら、分割用回転テーブルの回転速度を上昇させると、遠心力によって環溝内の散薬に偏りが生じ、これが分割精度に影響を与えることとなる。このため、分割用回転テーブルの回転速度の上昇には限界があり、撒布時間の短縮が容易でないのが実情であった。
第1の発明は、粉末状あるいは顆粒状の薬剤である散薬を堆積するための環溝が周設された分割用回転テーブルと、この分割用回転テーブルを回転させるテーブル回転機構と、前記分割用回転テーブルの回転時に前記環溝に前記散薬を供給して撒布する散薬フィーダーと、この散薬フィーダーを前記分割用回転テーブルとは逆向きに回転させるフィーダー回転機構と、前記環溝から目的量の散薬を掻き出す掻き出し装置と、この掻き出し装置によって前記環溝から掻き出された散薬を包装する包装装置とを備え、前記分割用回転テーブルと前記散薬フィーダーとを互いに反対の方向に回転させた状態で前記散薬フィーダーから前記分割用回転テーブルの環溝への散薬の撒布を行えるように構成されていることを特徴とする薬剤分包機を提供する。
第2の発明は、前記散薬フィーダーは、前記フィーダー回転機構によって前記分割用回転テーブルと同軸に回転されるフィーダー支持台に取り付けられており、平面視において前記分割用回転テーブルの前記環溝によって取り囲まれる内側に位置するように設置されていることを特徴とする第1の発明の薬剤分包機を提供する。
第3の発明は、前記テーブル回転機構及び前記フィーダー回転機構の駆動を制御する制御部を具備し、前記テーブル回転機構によって前記分割用回転テーブルを回転させた状態で前記散薬フィーダーから前記分割用回転テーブルの環溝へ散薬を撒布する撒布動作を行う際の前記フィーダー回転機構による前記散薬フィーダーの回転の有無が選択可能とされていることを特徴とする第1又は2の発明の薬剤分包機を提供する。
第4の発明は、前記制御部は、前記散薬フィーダーに供給される散薬の種類及び/又は処方箋データが入力されるホストコンピュータに接続されており、前記散薬フィーダーに供給される散薬の種類に対応して前記ホストコンピュータから入力される信号である散薬識別情報に基づいて撒布動作の際の前記フィーダー回転機構による前記散薬フィーダーの回転の有無を決定する回転有無決定部を具備することを特徴とする第3の発明の薬剤分包機を提供する。
第5の発明は、前記散薬フィーダーが散薬が投入されるホッパとこのホッパに振動を与えて前記ホッパ内の散薬を該ホッパに設けられている撒布用シュートから前記分割用回転テーブルの環溝へ落下させる加振器とを具備する振動フィーダーであり、前記制御部は、前記散薬フィーダーに供給される散薬の種類及び/又は処方箋データが入力されるホストコンピュータと接続され、前記散薬フィーダーに供給される散薬の種類毎の識別情報である散薬識別情報が前記ホストコンピュータから入力されるようになっており、前記ホストコンピュータから入力される前記散薬識別情報に基づいて前記フィーダー回転機構、前記テーブル回転機構、前記加振器の駆動を制御するための制御プログラムをデータベース部から取得し、この取得した制御プログラムに基づいて、撒布動作の際の前記フィーダー回転機構による前記散薬フィーダーの回転の有無及び回転させる場合の回転速度、前記テーブル回転機構による前記回転テーブルの回転速度、前記加振器が発生する振動の強さを制御するように構成されていることを特徴とする第3又は4の発明の薬剤分包機を提供する。
第6の発明は、さらに、前記分割用回転テーブルの回転軸心に対する定位置に設けられて前記分割用回転テーブルの回転時に前記分割用回転テーブルの前記環溝に散薬を撒布用シュートから供給して撒布する定位置撒布フィーダーを具備することを特徴とする第1〜5のいずれかの発明の薬剤分包機を提供する。
なお、図1において上側を上、下側を下として説明する。
前記ギア24は、分包機10に設けられた円盤状の支持部材25の外側にベアリング26を介して前記支持部材25に対して上下軸線(この実施形態においては鉛直軸線)回りに回転自在に設けられている。前記ギア24は、その外周の歯部24aが、前記モータ23の駆動軸23aに固定された駆動ギア23bと噛み合わされており、前記モータ23の駆動力によって回転される。環溝21aは延在方向(周方向)全体が一定半径で湾曲するように形成されており、前記回転テーブル21は環溝21aの湾曲中心をギア24の回転軸線に一致させて設けられている。環溝21aは回転テーブル21の回転軸心を中心とする1円周上に設けられている。
前記散薬フィーダー31はフィーダー支持台33上に2つ設置されている。図中、一方の散薬フィーダー31に符号31A、他方の散薬フィーダー31に符号31Bを付す。
ホッパ311は加振器312上に設置されている。
なお、図1中符号316は、前記開口部121を取り囲むようにしてカバー部材12上に固定されたリング部材である。ホッパ311の受け筒部313はリング部材316の内側に設けられている。但し、リング部材316の内周と受け筒部313の外周との間には僅かなクリアランスが確保されており、リング部材316は受け筒部313に接触せず、前記加振器312によるホッパ311の振動を妨げない。
なお、前記回転軸331は、支持部材25に貫設された回転軸挿通孔251に貫通させて、テーブル回転機構22のギア24(テーブル回転用ギア)の回転軸心と同軸に設置されている。また、図1中、符号35は、支持部材25の回転軸挿通孔251内に設けられたベアリングである。回転軸331はベアリング35によって前記支持部材25に対して回転自在に支持されている。
この分包機10は、回転テーブル21が回転され、かつ、回転テーブル21とは反対の方向に散薬フィーダー31が回転された状態(あるいは、散薬フィーダー31が回転されず回転テーブル21のみが回転された状態)にて、散薬フィーダー31の撒布用シュート314から環溝21aへの散薬1の供給を行うことで、環溝21aに散薬1を撒布して堆積させることができる。
なお、撒布用シュート314の落ち口315とは反対側の端部(後端部)は、該撒布用シュート314からの散薬の落下が生じないように塞がれている。
この構成であれば、環溝21aに目的量の散薬1を撒布して堆積させる撒布動作の所要時間を短縮できる。
テーブル回転機構22、フィーダー回転機構32、散薬フィーダー31の加振器312、掻き出し装置40、包装装置50はこの制御部60によって駆動制御される。
この分包機10では、制御部60からの駆動制御によって、回転テーブル21が回転されかつ回転テーブル21とは反対の方向に散薬フィーダー31が回転された状態で行う撒布動作(以下、第1撒布動作とも言う)と、散薬フィーダー31が回転されず回転テーブル21のみが回転された状態で行う撒布動作(以下、第2撒布動作とも言う)とを選択的に実行できる。
ここで説明する実施形態の分包機10にあっては、フィダー回転機構32のモータ34の駆動の有り、無しの選択によって、撒布動作が選択される。第1撒布動作及び第2撒布動作において、テーブル回転機構22の駆動制御、すなわちモータ23の駆動制御は同じである。この分包機10は、第1撒布動作と第2撒布動作とを、フィダー回転機構32のモータ34の駆動の有り、無しの選択という簡単な制御によって選択的に実行できる。
この分包機10は、散薬フィーダー31のホッパ311内の散薬を撒布動作によって回転テーブル21の環溝21aに撒布して堆積させ、次いで掻き出し装置40の駆動と回転テーブル21の回転とによって、環溝21a内の散薬を、前記ホストコンピュータ61から入力された処方箋データに基づいて分割した1包分の区画毎に順次掻き出して包装装置50に供給し、包装装置50にてフィルム状包装材(例えば紙や樹脂フィルム)等の包装材を用いて包装し、散薬を包装したパッケージを包装装置50から排出する。
その結果、本発明に係る分包機10は、この第1撒布動作によって撒布時間を短縮できるため、散薬フィーダーのホッパに散薬をセットしてから、フィルム状包装材(分包紙あるいは樹脂フィルム)を用いて散薬を分包したパッケージが包装装置から排出されるまでの時間(以下、分包時間とも言う)の短縮も容易に実現できる。
この分包機10の撒布動作時の回転テーブル21の回転速度は、この分包機10を用いて分包する対象の散薬のうち最も転がりやすい散薬に対応して、環溝21aへの均等な撒布を実現できるように設定する。
また、撒布動作の選択は、これらに限定されず、例えば分包機10自体に設置した押しボタン型スイッチの押し込み操作による入力や、分包機10に設置したタッチパネルからの入力等によって行う構成としても良い。
制御部60には、図3に示すように散剤毎に付した種類情報(散薬識別情報。図3では具体的には薬剤名と粒度(粉末、細粒、顆粒))と転動性種別とを互いに関連付けて格納(記憶)したデータベース部62が接続されている(図1参照)。
なお、細粒の散薬については、その粒子形状、粒子の硬さ等に起因する転動性の違いによって、難転動性散薬のものと易転動性散薬のものとが存在する。
この分包機において散薬の種類は薬剤名と粒度(粉末、細粒、顆粒)とによって決まる。このデータベース部62は、薬剤名が同じで粒度(粉末、細粒、顆粒)が異なる散薬を互いに種類が異なる散薬として区別して扱う構成となっている。
制御部60は、まず、ホストコンピュータ61からの入力情報に基づいて、散薬の撒布動作に使用する散薬フィーダー31の数を決定する。ここでは、使用する散薬フィーダー31の数がひとつである場合に、符号31Aの散薬フィーダーを使用することとする。
また、制御部60は、2つの散薬フィーダー31A、31Bから環溝21aに供給する2種類の散薬の少なくとも一方が易転動性の散薬である場合は第2撒布動作を選択する。
また、本発明に係る分包機の制御部は、ホストコンピュータ61から制御部60に転動性種別を含む処方箋データが入力されたときに、この処方箋データに含まれる転動性種別情報に基づいて撒布動作を選択するように構成しても良い。
散薬の転動性種別に対応して撒布動作の選択、すなわち散薬フィーダーの回転の有無を決定して、選択した撒布動作を実行することで、散薬の転動性種別に対応して環溝21aに撒布して堆積させる散薬の分割精度を確保できる。
次に、本発明に係る第2実施形態の分包機を説明する。
ここで説明する分包機は、既述の分包機10の制御部60及びデータベース部62の構成を変更したものであり、制御部、ベータベース部以外の構成は既述の分包機10と同様である。
図4に示すように、制御部60Aには、散薬識別情報(図5参照。具体的には整理番号等)と該散薬識別情報に対応する散薬の粒子特性(図5では、粒度(粉末、細粒、顆粒の3種)、堆積時の安息角(大、中、小の3種)、飛散性(無、小、大の3種))とを互いに関連付けて格納(記憶)した粒子特性データ格 納部621と、前記粒子特性とこれに対応する制御パターン(制御プログラム。図6参照。散薬フィーダーの回転の有無及び回転させる場合の回転速度(図6中、フィーダー回転)、回転テーブルの回転速度(図6中、テーブル回転速度)、散薬フィーダーの加振器が発生する振動の強さ(図6中、振動強さ))とを互いに関連付けて格納(記憶)したプログラム格納部622とを具備するデータベース部62が接続されている。
安息角は大、中、小の3段階とされている。散薬は安息角が大きいほど、散薬フィーダー31から回転テーブル21の環溝21aへ撒布したときの所望の堆積深さの確保が容易であり、安息角が小さいほど環溝21aへの撒布時に環溝21a内の広範囲に拡がりやすく所望の堆積深さの安定確保、均等な撒布が難しくなる。
また、飛散性は無し、小、大の3段階とされている。顆粒状の散薬は概ね散薬フィーダー31から回転テーブル21の環溝21aへ撒布時に飛散しやすい。粉末状の散薬等、粒径が小さい(粒度が小さい)ものほど撒布時の飛散が生じにくい傾向がある。但し、例えば、粒が硬質であるほど飛散しやすく(飛散性が大)、粒の硬さが低い(含水率が高い、環溝21a内面との衝突によって破砕しやすい等)ものほど飛散しにくい。このため、顆粒状の散薬でも飛散性が小さいものや、大きいものが存在する。粉末状の散薬、細粒状の散薬の飛散性についても顆粒状の散薬と同様のことが言える。粉末状の散薬については例えば撒布時に舞い上がりやすい微粉末などが飛散性が大の散薬に該当する。
散薬フィーダー31から環溝21aに供給される散薬は、テーブル回転速度が速い程、飛散しやくなり、また、環溝21aにおける堆積深さの安定化、均等な撒布状態の確保も難しくなる傾向がある。このため、テーブル回転速度は、散薬の粒度(粒径)が大きいほど低く抑えることが好ましく、また、粒度が同じでも安息角が小さいほど、あるいは飛散性が大きいほど低く抑えることが好ましい。
また、散薬フィーダー31から環溝21aに供給される散薬は、粒度(粒径)が大きいほど加振器の振動強さの影響を受けやすく、環溝21aにおける堆積深さの安定化が難しくなり、飛散しやすくなる傾向がある。このため、環溝21aにおける堆積深さの安定化、均等な撒布状態の確保、飛散防止の点で、散薬の粒度が大きいほど振動強さを弱く抑えることが好ましい。
前記制御部60Aによるフィーダー回転機構32、テーブル回転機構22、加振器312の駆動制御における散薬フィーダーの回転の有無・回転速度(高速、低速、無)、回転テーブルの回転速度(高速、中速、低速)、散薬フィーダーの加振器312が発生する振動の強さ(強、中、弱)は、制御部60Aがプログラム格納部622から前記散薬識別情報に対応する制御プログラムを取得することによって決まる。すなわち、制御部60Aがプログラム格納部622から前記散薬識別情報に対応する制御プログラムを取得する動作が、散薬フィーダーの回転の有無及び回転速度(高速、低速、無)、回転テーブルの回転速度(高速、中速、低速)、散薬フィーダーの加振器312が発生する振動の強さ(強、中、弱)を決定する動作となっている。前記制御部60Aは、散薬フィーダーの回転の有無及び回転速度(高速、低速、無)を決定するフィーダー回転有無・速度決定部、回転テーブルの回転速度(高速、中速、低速)を決定するテーブル回転速度決定部、散薬フィーダーの加振器312が発生する振動の強さ(強、中、弱)を決定する振動強さ決定部として機能する。
次に本発明の第3実施形態を説明する。
図7に示すように、この実施形態の分包機10Aは、既述の第1実施形態の分包機10に符号70の散薬フィーダーを追加した構成となっている。
前記散薬フィーダー70は、既述の散薬フィーダー31と同様の構造であり、散薬1が投入されるホッパ71と、このホッパ71に振動を与える加振器72とを有する構成となっている。但し、この散薬フィーダー70は、分包機10Aの外装カバー11の天板11a上に設置されて、回転テーブル21の外側(径方向外側)にて回転テーブル21の回転軸心に対して定位置に設けられている。そして、この散薬フィーダー70は、前記回転テーブル21の回転時に前記回転テーブル21の前記環溝21aに散薬1をホッパ71下部の撒布用シュート73から供給して撒布する。以下、この散薬フィーター70を、定位置撒布フィーダーとも言う。
定位置撒布フィーダー70から環溝21aへ撒布する散薬1は、難転動性散薬、易転動性散薬のいずれでも良い。また、定位置撒布フィーダー70から回転テーブル21の前記環溝21aへの散薬1の撒布は、第1撒布動作、第2撒布動作のいずれを採用した場合であっても実行可能である。
なお、定位置撒布フィーダー70から前記環溝21aへの散薬1の撒布(加振器72の駆動)は、散薬フィーダー31からの撒布動作(加振器の駆動)開始と同時に開始し、散薬フィーダー31からの撒布動作終了と同時に終了するものとする。
また、この分包機10Aにあっては、散薬フィーダー31から環溝21aへの散薬の撒布を行わず、定位置撒布フィーダー70から前記環溝21aへの散薬1の撒布のみを行うことも可能である。
定位置撒布フィーダー70は、例えば、顆粒状の散薬、安息角が小さい散薬、飛散性が大の散薬の環溝21aへの撒布に有効に利用できる。
例えば、上述の実施形態では、平面視において前記回転テーブル21の前記環溝21aによって取り囲まれる内側に、フィーダー回転機構によって回転テーブル21とは反対方向に回転される2つの散薬フィーダー31A、31Bを設置した構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、平面視において前記回転テーブル21の前記環溝21aによって取り囲まれる内側に、フィーダー回転機構によって回転テーブル21とは反対方向に回転される散薬フィーダーをひとつのみ設置した構成も採用可能である。この構成の場合、撒布動作の選択は撒布する散薬の転動性種別に従う。つまり、既述の2つの散薬フィーダー31A、31Bを具備する分包機において、使用する散薬フィーダーの数を決定する動作を省略し、2つの散薬フィーダー31A、31Bのうち片方のみを使用(片方の散薬フィーダーのみに散薬を投入)して散薬の撒布を行う場合と同様の撒布動作の選択を行う。
また、本発明はフィーダー回転機構によって回転テーブル21とは反対方向に回転される散薬フィーダーを平面視において前記回転テーブル21の前記環溝21aによって取り囲まれる内側に設置した構成に限定されず、フィーダー回転機構によって回転テーブル21とは反対方向に回転される散薬フィーダーを環溝21aの外側(径方向外側)に設置した構成としても良い。
Claims (6)
- 粉末状あるいは顆粒状の薬剤である散薬を堆積するための環溝が周設された分割用回転テーブルと、この分割用回転テーブルを回転させるテーブル回転機構と、前記分割用回転テーブルの回転時に前記環溝に前記散薬を供給して撒布する散薬フィーダーと、この散薬フィーダーを前記分割用回転テーブルとは逆向きに回転させるフィーダー回転機構と、前記環溝から目的量の散薬を掻き出す掻き出し装置と、この掻き出し装置によって前記環溝から掻き出された散薬を包装する包装装置とを備え、
前記分割用回転テーブルと前記散薬フィーダーとを互いに反対の方向に回転させた状態で前記散薬フィーダーから前記分割用回転テーブルの環溝への散薬の撒布を行えるように構成されていることを特徴とする薬剤分包機。 - 前記散薬フィーダーは、前記フィーダー回転機構によって前記分割用回転テーブルと同軸に回転されるフィーダー支持台に取り付けられており、平面視において前記分割用回転テーブルの前記環溝によって取り囲まれる内側に位置するように設置されていることを特徴とする請求項1記載の薬剤分包機。
- 前記テーブル回転機構及び前記フィーダー回転機構の駆動を制御する制御部を具備し、前記テーブル回転機構によって前記分割用回転テーブルを回転させた状態で前記散薬フィーダーから前記分割用回転テーブルの環溝へ散薬を撒布する撒布動作を行う際の前記フィーダー回転機構による前記散薬フィーダーの回転の有無が選択可能とされていることを特徴とする請求項1又は2記載の薬剤分包機。
- 前記制御部は、前記散薬フィーダーに供給される散薬の種類及び/又は処方箋データが入力されるホストコンピュータに接続されており、前記散薬フィーダーに供給される散薬の種類に対応して前記ホストコンピュータから入力される信号である散薬識別情報に基づいて撒布動作の際の前記フィーダー回転機構による前記散薬フィーダーの回転の有無を決定する回転有無決定部を具備することを特徴とする請求項3記載の薬剤分包機。
- 前記散薬フィーダーが散薬が投入されるホッパとこのホッパに振動を与えて前記ホッパ内の散薬を該ホッパに設けられている撒布用シュートから前記分割用回転テーブルの環溝へ落下させる加振器とを具備する振動フィーダーであり、
前記制御部は、前記散薬フィーダーに供給される散薬の種類及び/又は処方箋データが入力されるホストコンピュータと接続され、前記散薬フィーダーに供給される散薬の種類毎の識別情報である散薬識別情報が前記ホストコンピュータから入力されるようになっており、前記ホストコンピュータから入力される前記散薬識別情報に基づいて前記フィーダー回転機構、前記テーブル回転機構、前記加振器の駆動を制御するための制御プログラムをデータベース部から取得し、この取得した制御プログラムに基づいて、撒布動作の際の前記フィーダー回転機構による前記散薬フィーダーの回転の有無及び回転させる場合の回転速度、前記テーブル回転機構による前記回転テーブルの回転速度、前記加振器が発生する振動の強さを制御するように構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の薬剤分包機。 - さらに、前記分割用回転テーブルの回転軸心に対する定位置に設けられて前記分割用回転テーブルの回転時に前記分割用回転テーブルの前記環溝に散薬を撒布用シュートから供給して撒布する定位置撒布フィーダーを具備することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の薬剤分包機。
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