JP6237824B2 - 薬剤供給装置、薬剤供給装置の制御方法 - Google Patents

薬剤供給装置、薬剤供給装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、薬剤供給装置、薬剤供給装置の制御方法に関し、特に、ひとつの散薬投入口から複数の散薬保持部に散薬を投入可能な仕組みに関する。
従来、病院等で調剤される散薬の分包に、散薬を堆積するための環状溝を外周部上面に有する分割用回転テーブル(回転テーブル、R円盤ともいう)を備え、この回転テーブルを回転させた状態で、ユーザによりホッパーに投入された散薬を散薬フィーダーから回転テーブルの環状溝へ撒布供給し(以下、ホッパーと散薬フィーダーをまとめて「散薬保持部」と呼ぶ)、掻出し装置によって環状溝の散薬を適宜設定した分割数で分割して掻き出して包装装置に供給し、包装装置にて散薬を包装する構成の薬剤分包機(以下、単に分包機や、包装装置とも言う)が提供されている。
特許文献1には、回転テーブルに周設された環状溝に散薬保持部から撒布して堆積させた散薬を、分割して前記環状溝から取り出し、包装材を用いて分包する分包機において、環状溝への散薬の撒布時間の短縮を容易にし、散薬の分包時間を短縮する技術が開示されている。
また、特許文献2には、回転テーブルに加え、包装する錠剤を収容する錠剤マスを更に備え、錠剤マスに収容した錠剤と回転テーブルに堆積させた散薬の両方を包装可能な分包機が開示されている。
特開2010−173658号公報 特開2014−087545号公報 特開2008−272461号公報
ところで、例えば、特許文献2に記載の分包機のように回転テーブルの奥に錠剤投入マスが位置する構成の場合、回転テーブルの奥側に位置する錠剤投入マスの位置がユーザの立ち位置(分包機正面)より遠くなり、錠剤投入マスへの錠剤の投入や投入された錠剤の視認作業がしづらいという課題があった。
錠剤投入マスに投入された錠剤の視認性を上げる技術として、特許文献3に、錠剤投入口の手前側の壁を分包機前方に対して斜めにする技術が記載されているが、特許文献3は、回転テーブルの後方に錠剤投入マスがある構成ではなく、特許文献3に記載の技術を用いたとしても、依然として、上記課題は解決できないことが考えられる。
上述した課題について、例えば、分包機で包装する薬剤の種別や数等の分包内容を入力するためのディスプレイやPC、分包紙に服用タイミングを示す線を引くための線引きユニット等の部材や装置を回転テーブルの奥に配置する場合にも、これらの部材や装置の位置がユーザの立ち位置(分包機正面)より遠くなり、視認作業がしづらいという課題が発生する恐れがあった。
そこで、上記課題を解決すべく、錠剤投入マスや、ディスプレイやPC、分包紙に線を引くための線引きユニット等を分包機前方に位置させることが考えられるが、そうすると、錠剤投入マスや、ディスプレイやPC、分包紙に線を引くための線引きユニット等を前方に移動させた分の散薬投入口(特許文献2の散薬のホッパ投入口A〜C)のスペースを削る、つまり、散薬投入口の数を減らす必要が生じる。
すると、従来の分包機では、ひとつの散薬投入口に対してひとつの散薬保持部が散薬投入口の下部に位置する構成であるため、散薬保持部の数も減らす必要が生じ、散薬保持部の数を減らすと、減らした散薬保持部の数分、ホッパーに投入された散薬を散薬保持部から環状溝へ撒布する撒布時間が増大する恐れがあった。
本発明は、ひとつの散薬投入口から複数の散薬保持部に散薬を投入可能な仕組み提供することを目的とする。
本発明は、散薬を堆積するための環状の溝が形成された溝部材と、前記溝部材の環状の溝に撒かれる散薬が投入される散薬投入口と、前記散薬投入口に投入された散薬を保持し前記溝部材の環状の溝に散薬を供給する第1及び第2の散薬保持部とを備え、前記第1及び第2の散薬保持部は、前記溝部材の環状の溝により当該環状の溝の内側に形成される円形部に設けられ、前記円形部の中心部を軸に回転可能であり、前記第1及び第2の散薬保持部のいずれか一方の散薬保持部が、前記散薬投入口に投入される散薬が前記散薬投入口から供給される経路に回転して移動する際には、他方の散薬保持部は、散薬投入口から散薬が供給されない位置に回転して移動することを特徴とする。
また、本発明は、散薬を堆積するための環状の溝が形成された溝部材と、前記溝部材に撒かれる散薬が投入される散薬投入口と、前記溝部材の環状の溝により当該環状の溝の内側に形成される円形部に設けられ、前記円形部の中心部を軸に回転可能であり、前記散薬投入口に投入された散薬を保持し前記溝部材に散薬を供給する第1及び第2の散薬保持部とを備える薬剤供給装置の制御方法であって、前記第1及び第2の散薬保持部のいずれか一方の散薬保持部を、前記散薬投入口に投入される散薬が前記散薬投入口から供給される経路に移動させる際に、他方の散薬保持部を、散薬投入口から散薬が供給されない位置に回転させて移動させる移動工程を備えることを特徴とする。
錠剤が投入される錠剤投入部を備える薬剤供給装置であって、散薬を堆積するための環状の溝が形成された溝部材と、錠剤供給装置を前から見て前記錠剤投入部よりも前方の位置に設けられ、前記溝部材の環状の溝に撒かれる散薬が投入される散薬投入口と、前記溝部材の環状の溝により当該環状の溝の内側に形成される円形部に設けられ、前記円形部の中心部を軸に回転可能な複数の散薬保持部と、を備え、前記錠剤投入部は、前記円形部の重力方向上側の位置に設けられ、前記散薬保持部は、前記錠剤投入部の重力方向下側の位置と、前記散薬投入口の重力方向下部の位置と、にそれぞれ配置され、前記錠剤投入部の重力方向下側の位置に配置される前記散薬保持部は、前記円形部の中心部を軸に回転することで、前記散薬投入口の重力方向下部の位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、ひとつの散薬投入口から複数の散薬保持部に散薬を投入可能な仕組み提供することができる。
また、本発明によれば、環状の溝が形成された溝部材に散薬を撒く方式の薬剤供給装置において、錠剤投入部等の部材を設けたとしても、薬剤供給装置の奥行き方向の幅を、当該部材の幅の分長くする必要がないため、薬剤供給装置のコンパクト化が可能となる。
包装装置と錠剤供給装置を含む薬剤供給システム(分包システム)を示す図である。 包装ユニットの内部構造を示す図である。 包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易斜視図である。 包装装置5の簡易斜視図である。 包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易上面図である。 包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易上面図である。 包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易上面図である。 包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易斜視図である。 包装装置5の上部カバーの簡易斜視図である。 包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易斜視図である。 準備動作の流れを示すフロー図の一例を示す図である。 分包動作を行うまでの一連の流れを示すフロー図の一例を示す図である。 包装装置5の上部カバーの簡易斜視図である。 本発明に係る薬剤供給システムのハードウェアブロック図である。
以下、図面を用いて、本発明の薬剤分包機について説明する。
図1は、供給された薬剤(錠剤、散薬を含む)を包装する包装装置5と、錠剤を取り出して包装装置5(以下、分包装置や、薬剤供給装置、散薬供給装置とも称する)に供給する錠剤供給装置10(以下、錠剤取出装置とも称する)と、を含む薬剤供給システムを示す図である。
錠剤供給装置10には、複数の錠剤取出ユニット1が搭載されており、この錠剤取出ユニット1により錠剤シートから錠剤が取り出される。このような錠剤取出ユニット1は、情報処理装置300や包装装置5に設けられたタッチパネル式のディスプレイ101等から分包条件を入力されることで、錠剤の取出動作を行うことができる。
次に、図2を用いて、包装装置5の内部構造について説明する。図2は、包装装置5の内部構造を示す図である。
包装ユニット501は、包装装置5内のユニットである。502は、包装シートが連なるロール紙(分包紙がロール状になっている紙)を包装機構に送り出すロール紙送出機構である。503は、メインホッパー406内に集積された薬剤(散薬、錠剤)(1回飲用分の薬剤)が包装シートの中に投入され、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された薬剤を、包装シートの中に封入する(包装機構)。そして504では、メインホッパー406内に集積された薬剤が包装シートの中に投入され、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された薬剤を、包装シートの中に封入する(包装機構)。すなわち、包装機構503と、包装機構504とで、包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された薬剤を、包装シートの中に封入する。
505は、連なるロール紙を1包毎の包装シートに分断するための分断用ミシン目を包装シートに形成する分断機構である。506はプリンタであり、包装シートに、日付、患者データ、エラー情報を印字することができる(印字機構)。
このような図2に示す包装ユニットにより、投薬1回分の錠剤または散薬を包装シートに分包することができる。なお包装シートとしては、表面に熱溶着可能な樹脂材をコーティングした紙のみならず、中身を視認することができる透明なフィルム材を用いることもできる。
次に、図3〜図6を用いて、従来の包装装置5の課題について説明する。図3は従来の包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易斜視図である。
包装装置5は、特許文献1に記述の通り(具体的には特許文献1の段落[0011]〜段落[0035]等を参照)、散薬の撒布時間の短縮を図り、散薬の分包時間を短縮させる為に、環溝(本願発明における溝部材)を備えた回転テーブル301の内側に回転可能に備えられ、回転テーブル301の回転時に、環溝に回転部散薬投入ホッパー305に投入された散薬を撒布する回転部散薬フィーダー304(特許文献1の「散薬フィーダー」がこれに当たる)と、この回転部散薬フィーダー304を回転テーブルとは逆向きに回転させるフィーダー回転機構302と、回転テーブル301の回転に連動して、回転テーブル301に供給された散薬を外方に定量的に掻き出してメインホッパー406に供給する掻出装置306と、この掻出装置306によって掻き出された散薬を包装する包装ユニット501を備えている。
回転テーブル301は、本発明における、散薬を堆積するための環状の溝が形成された溝部材の一例である。
さらに、複数の種類の散薬を同時に撒布するために、回転テーブル301の内側に複数の回転部散薬フィーダー304とそれらと同数の回転部散薬投入ホッパー305を備えている。
なお、図3では、包装装置5は、回転部散薬投入ホッパー305を2個備えている。図3の包装装置5に上部カバー404をかぶせた図が図4であり、ここから図4について説明する。
図4は従来の包装装置5の簡易斜視図である。包装装置5本体の上部カバー404には、包装装置5内部の回転部散薬投入ホッパー305と同数の回転部散薬投入口401が備えられている。
回転部散薬投入ホッパー305は、待機状態(薬剤分包動作等の動作を行っていない状態)のときに、回転部散薬投入口401の下部に位置するように(この位置を初期位置と呼ぶ)、包装装置5のCPU351によって制御される。
回転部散薬投入ホッパー305が初期位置にあるか否かは、回転テーブル301の下部に設けられる磁気センサによって検出する。ユーザは、回転部散薬投入ホッパー305が初期位置にある時に、回転部散薬投入口401に散薬を投入する。
なお、ユーザは、固定部散薬投入口402(特許文献1の「散薬フィーダー70」がこれに当たる)に散薬を投入することも可能であり、固定部散薬投入口402の下には、固定部散薬投入ホッパー303が備えられており、その下には、回転テーブル301の回転時に環溝に散薬を撒布する固定部散薬フィーダー511が備えられている。なお、本発明において、固定部散薬投入口402は必須の構成ではない。
ここで、従来の包装装置5における錠剤投入マス403、錠剤搬送ユニット510、各ホッパー、および各フィーダーの相対的な位置関係について図5を用いて説明する。
図5は従来の包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易上面図である。包装装置5内部には、錠剤搬送ユニット510が備えられている。錠剤搬送ユニット510は錠剤投入マス403の下に位置しており、錠剤投入マス403に投入された錠剤は、錠剤搬送ユニット510に送り込まれる。そして、錠剤搬送ユニット510は錠剤を搬送し、錠剤ホッパー512へ送り込む。錠剤はさらに移送され、メインホッパー406に送り込まれる。
図4や図5に示すとおり、回転部散薬投入口401を、回転テーブル301の内側に備えられている回転部散薬投入ホッパー305初期位置の上部に確保する為、回転部散薬投入口401の後方に位置する錠剤投入マス403および錠剤投入マス403の下に位置する錠剤搬送ユニット510の位置が、ユーザの立ち位置(包装装置5の正面)より遠くなり、ユーザによる錠剤投入マス403への錠剤の投入や、投入された錠剤のユーザによる視認作業が行いにくいという課題があった。上記課題は、特に背が低いユーザにとっては顕著であった。
よって、錠剤投入マス403を包装装置5の前方に位置させたいが、包装装置5の前方には回転部散薬投入口401があるため、錠剤投入マス403を、前方に位置させることが出来なかった。
次に、図6を用いて、従来の包装装置5で、上述した課題を解決すべく錠剤投入マス403を包装装置5の前方に位置させた場合の課題について説明する。
図6は包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易上面図である。錠剤投入マス403を包装装置5の前方に位置させると、その下の錠剤搬送ユニット510も錠剤投入マス403の位置に追従して包装装置5の前方に位置するので、従来の包装装置5における回転部散薬投入ホッパー305の初期位置では、錠剤搬送ユニット510が回転部散薬投入ホッパー305の上部を塞いでしまうという新たな課題が発生してしまう。
その結果、錠剤搬送ユニット510が妨げとなって、回転部散薬投入口401から回転部散薬投入ホッパー305へ散薬を投入することが出来なくなるため、図6のように、錠剤投入マス403を包装装置5の前方に移動させることが出来なかった。
そこで以下、図7〜図11を用いて、上述したような課題を解決する仕組みについて説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態における包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易上面図であり、図8は、本発明の第1の実施形態における包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易斜視図である。
図7、図8に示すように、本発明では、フィーダー回転機構302が初期位置にある場合に、散薬を投入する回転部散薬投入ホッパー305の位置を出来るだけ包装装置5の前方に位置するようにし、回転部散薬投入ホッパー305の開口部上部を塞がない位置まで、錠剤搬送ユニット510を包装装置5の前方に位置させた。
回転部散薬投入ホッパー305は、本発明における、前記溝部材の環状の溝により当該環状の溝の内側に形成される円形部に設けられ、前記円形部の中心部を軸に回転可能であり、前記散薬投入口に投入された散薬を保持し前記溝部材の環状の溝に散薬を供給する第1及び第2の散薬保持部の一例である。また、回転部散薬投入ホッパー305は、前記錠剤投入部の重力方向下側の位置と、前記散薬投入口の重力方向下部の位置と、にそれぞれ配置され、前記溝部材の環状の溝により当該環状の溝の内側に形成される円形部に設けられ、前記円形部の中心部を軸に回転可能な複数の散薬保持部の一例である。
図10は、本発明の第2の実施形態における包装装置5の内部構造が分かるようにした簡易斜視図である。
図10において、図7や図8の包装装置5と異なる点は、包装装置5の回転テーブル301内に、回転部散薬投入ホッパー305が3個配置されている点である。
図9は包装装置5の上部カバーの簡易斜視図である。
上部カバー404に備える回転部散薬投入口401を一つとした。そしてその位置は、包装装置5内部のフィーダー回転機構302が初期位置にある時に、錠剤搬送ユニット510と重なっていない回転部散薬投入ホッパー305の上とさせた。同じく、錠剤投入マス403は、錠剤搬送ユニット510の上に重なるように配置させた。
上部カバー404は、本発明における、溝部材、第1及び第2の散薬保持部の上部に設けられ、当該溝部材、当該第1及び第2の散薬保持部を覆う第2のカバーの一例である。
錠剤搬送ユニット510は、本発明における、前記散薬保持部が、散薬投入口から散薬が供給されない位置に移動したときに、当該散薬保持部の上部に設けられ、分包される錠剤が投入される錠剤投入部の一例である。また、錠剤搬送ユニットは、本発明における、の一例である。なお、錠剤投入マス403を錠剤投入部としても良い。
回転部散薬投入口401は、本発明における、溝部材の環状の溝に撒かれる散薬が投入される散薬投入口の一例である。また、回転部散薬投入口401は、本発明における、円形部の重力方向上側の位置に設けられ、錠剤供給装置を前から見て前記錠剤投入部よりも前方の位置に設けられ、前記溝部材の環状の溝に撒かれる散薬が投入される散薬投入口の一例である。
フィーダー回転機構302が初期位置にある時、錠剤搬送ユニット510は一つの回転部散薬投入ホッパー305の上部開口部を塞がない位置に配置されているので、上部カバー404の錠剤投入マス403は、一つしかない回転部散薬投入口401の上部の開口部を塞がない。
よって、回転テーブル301内に複数の回転部散薬投入ホッパー305を備える場合であっても、上部カバー404の回転部散薬投入口401を塞がない範囲で、錠剤投入マス403を包装装置5の前方側へ配置させることが可能となり、ユーザは錠剤投入マス403への錠剤の投入や投入された錠剤の視認作業が行いやすくなるという効果を得ることが可能となる。
図8〜図10に示すとおり、錠剤搬送ユニット510を包装装置5の前方に位置させたことにより、フィーダー回転機構302が初期位置にあるとき、1つの回転部散薬投入ホッパー305を除き、その他の回転部散薬投入ホッパー305上部の開口部の全部または一部が、錠剤搬送ユニット510の下に重なるように入り込む。
その結果、複数ある回転部散薬投入ホッパー305のうち、上部の開口部の全部または一部を錠剤搬送ユニット510で覆われた回転部散薬投入ホッパー305に散薬を投入出来なくなるが、以下の方法でこれらの回転部散薬投入ホッパー305に散薬を投入可能とさせるようにした。
まず、一つの回転部散薬投入口401で複数の回転部散薬投入ホッパー305にユーザが散薬を投入する第1の方法について図8、図9の図面を用いて説明する。
まず、初期位置にある一つの回転部散薬投入ホッパー305に、ユーザが回転部散薬投入口401から散薬を投入すると、ユーザは、図9のフィーダー回転機構動作スイッチ901を押下する。
次に、包装装置5は、ユーザによってフィーダー回転機構動作スイッチ901が押下されたことを検出すると、図8のフィーダー回転機構302を動作させ、回転部散薬投入口401の下に位置していない回転部散薬投入ホッパー305を回転部散薬投入口401の下に位置するように移動させる。
つまり、第1及び第2の散薬保持部のいずれか一方の散薬保持部が、前記散薬投入口に投入される散薬が前記散薬投入口から供給される経路に回転して移動する際には、他方の散薬保持部は、散薬投入口から散薬が供給されない位置に回転して移動する。
そして、回転部散薬投入口401から、回転部散薬投入口401の下に位置するように移動させた回転部散薬投入ホッパー305へ散薬を投入させる。
本願発明の第2の実施形態のように、回転部散薬投入ホッパー305を3個以上備えている場合は、この動作を連続させることにより、最初に回転部散薬投入口401の下に位置していた回転部散薬投入ホッパー305以外の他の回転部散薬投入ホッパー305にも散薬を投入可能とする。
なお、初期位置にある回転部散薬投入ホッパー305は、本願発明における、散薬投入口に対して、散薬投入口に投入される散薬が散薬投入口から供給される経路に位置する第1の散薬保持部の適用例である。
また、回転部散薬投入口401の下に位置していない回転部散薬投入ホッパー305は、散薬投入口に投入される散薬が前記散薬投入口から供給される経路ではない位置に位置する第2の散薬保持部の適用例である。
また、ユーザによってフィーダー回転機構動作スイッチ901が押下されたことを検出する動作、および、後述する重量センサで散薬の投入が完了したことを検出する動作は、本願発明における、第2の散薬保持部を第1の散薬保持部の位置に移動するための指示を受け付ける受付手段の適用例である。
また、フィーダー回転機構302を動作させ、回転部散薬投入口401の下に位置していない回転部散薬投入ホッパー305を回転部散薬投入口401の下に位置するように移動させる動作は、本願発明における、受付手段により第2の散薬保持部を第1の散薬保持部の位置に移動させるための指示を受け付けた場合に、第2の散薬保持部を散薬投入口に投入される散薬が散薬投入口から供給される経路に移動させる移動手段の適用例である。
以上のように、回転部散薬投入ホッパー305を回転させて、順次、回転部散薬投入口401の下に位置するように制御することにより、たとえ、回転部散薬投入口401がひとつしかなかったとしても、それぞれの回転部散薬投入ホッパー305にユーザが散薬を投入することが可能となる。
なお、一つの回転部散薬投入口401で複数の回転部散薬投入ホッパー305にユーザが散薬を投入する第2の方法として、回転部散薬フィーダー304の下には図示していない重量センサが備えられているので、初期位置にある回転部散薬投入ホッパー305に散薬が投入され、投入完了したことを重量センサで検知したら、自動でフィーダー回転機構302を回動させても良い。
また、図13に示すように、ユーザによってフィーダー回転機構動作スイッチ901が押下された場合や重量センサで散薬の投入が完了したことを検出した場合に、図8のフィーダー回転機構302を動作させ、回転部散薬投入口401の下に位置していない回転部散薬投入ホッパー305を回転部散薬投入口401の下に位置するように移動させるときに、回転部散薬投入口401を覆っている散薬投入口カバー1301をロックしても良い。
図13(a)は、包装装置5の上部カバーの簡易斜視図である。図13(a)に示すとおり、散薬投入口カバー1301は、回転部散薬投入口401を覆うように構成され、回転部散薬投入口401に埃等のごみが入ることを防ぐ。
散薬投入口カバー1301は、本発明における、散薬投入口の開口部を覆うように設けられ、開閉可能な第1のカバーの一例である。
また、散薬投入口カバー1301は、図13(b)に示すとおり、散薬投入口カバー1301の下部に設けられたロック穴1302に、ソレノイド1303の先端に備えられる左右に移動自在な突起を挿入することによりロックすることが可能である。
ロック穴1302、およびソレノイド1303は、散薬保持部が移動している間は、前記第1のカバーが開かないように当該カバーをロックするロック手段の一例である。
ユーザによってフィーダー回転機構動作スイッチ901が押下された場合や、重量センサで散薬の投入が完了したことを検出した場合に、図8のフィーダー回転機構302を動作させ、回転部散薬投入口401の下に位置していない回転部散薬投入ホッパー305を回転部散薬投入口401の下に位置するように移動させるときには、包装装置5のCPU351はソレノイド1303を制御し、ロック穴1302にソレノイド1303の先端の突起を挿入することで散薬投入口カバー1301をロックする。
また、図13(a)に示すとおり、回転部散薬投入口401には、シャッターのような開閉部材1304が設けられている。
開閉部材1304は、ソレノイド1303による散薬投入口カバー1301のロック同様に、ユーザによってフィーダー回転機構動作スイッチ901が押下された場合や、重量センサで散薬の投入が完了したことを検出した場合に、図8のフィーダー回転機構302を動作させ、回転部散薬投入口401の下に位置していない回転部散薬投入ホッパー305を回転部散薬投入口401の下に位置するように移動させるときには、包装装置5のCPU351によって、開閉部材1304を閉じるように制御される。
開閉部材1304は、本発明における、前記散薬投入口に投入される散薬が前記散薬投入口から供給される経路に設けられ、当該経路を遮断可能な遮断部の一例であって、前記遮断部は、前記散薬保持部が移動している間は前記経路を遮断し、前記散薬保持部が移動していない間は前記経路を遮断しない。
回転部散薬投入ホッパー305が回転している間、ソレノイド1303により散薬投入口カバー1301をロックしたり、開閉部材1304を閉じたりすることで、回転部散薬投入口401の下に回転部散薬投入ホッパー305、および回転部散薬フィーダー304がないときに、ユーザが誤って散薬を投入してしまう可能性を低減することが可能となる。以上で、図13の説明を終了する。
次に、図11、図12を用いて、先述した第2の方法を包装装置5が実行するためのフローチャートについて説明する。まず、図12について説明する。
図12は、包装装置5が分包動作を行うまでの一連の流れを示すフロー図の一例を示す図である。図12に示す各ステップは、包装装置5のCPU351によって実行される。
ステップS1201において、包装装置5は、包装装置5上のタッチパネル式ディスプレイ101に基本画面を表示する。基本画面は、分包する薬剤の種類の入力、分包数の入力や分包動作の開始・停止の入力をユーザから受け付ける画面である。
ステップS1202において、包装装置5は、散薬を分包する場合に、ユーザから散薬の投入を受け付ける処理を実行する。ステップS1202の詳細な処理については、図11を用いて後ほど説明する。
ステップS1203において、包装装置5は、ステップS1201でディスプレイ101に表示した基本画面を介してユーザから操作を受け付ける。
ステップS1204において、ステップS1203において、ステップS1203でユーザから分包動作の開始の指示を受け付けたか否かを判定する。
包装装置5は、ステップS1204において、ディスプレイ101に表示した基本画面を介して分包動作の開始指示を受け付けたと判定したならばステップS1205の処理に移行し、ステップS1204において、分包動作の開始指示を受け付けたと判定しなければ、その他処理を実行し(分包する薬剤の種類の入力の受け付け、分包数の入力の受け付け、その他包装装置の本体設定の入力の受け付け等)、分包動作の開始指示を受け付けるまで待機する。
ステップS1205において、包装装置5は、ステップS1203で入力を受け付けた薬剤の種類に、散薬を含むか否かを判定し、散薬を含む場合はステップS1206の処理を実行し、散薬を含まない場合には、ステップS1213で錠剤の包装動作を実行する。
なお、ステップS1213で包装する錠剤は、錠剤投入マス403にユーザから投入された錠剤、または錠剤取出しユニット1により錠剤シートから取り出した錠剤である。
ステップS1206において、包装装置5は、回転テーブル301の回転を開始する。包装装置5は、回転テーブル301上に散薬を均一に撒布するよう、散薬が遠心力によって飛び出さない回転速度で高速回転させる。
ステップS1207において、包装装置5は、回転部散薬フィーダー304および固定部散薬フィーダーの動作(回転部散薬投入ホッパー305および固定部散薬投入ホッパー303に投入された散薬を回転テーブル301上に落下させる動作)を開始し、回転部散薬投入ホッパー305および固定部散薬投入ホッパー303に投入された散薬を回転テーブル301上に落下させる。この動作は、従来の方法と同様であるため、説明を省略する。
ステップS1208において、包装装置5は、回転部散薬フィーダー304および固定部散薬フィーダーの排出口付近に位置する図示しない散薬検出センサにより散薬の落下を検出し、回転部散薬フィーダー304および固定部散薬フィーダー上の散薬の有無を判定する。散薬がすべて無くなればS1209へ移行する。
ステップS1209において、包装装置5は、回転部散薬フィーダー304の回転を停止する。
ステップS1210において、包装装置5は、回転テーブル301を回転させると同時に、掻出装置306により散薬を外周へ向けて掻き出す。掻き出された散薬は包装ユニット501に供給される。ステップS1210において、包装装置5により掻き出す回数はステップS1203でユーザにより入力された分包数分である。
ステップS1211において、包装装置5は、掻出装置306により掻き出された散薬を包装シート内に包装する。
ステップS1212において、包装装置5は、ステップS1203でユーザにより入力された分包数分の散薬を掻出装置306により掻き出し、包装したかを判断する。
包装装置5は、ステップS1203でユーザにより入力された分包数分の散薬を掻出装置306により掻き出し、包装が完了したと判断した場合には本処理を終了し、ステップS1203でユーザにより入力された分包数分の散薬を掻出装置306により掻き出し、包装していなければ、ステップS1203でユーザにより入力された分包数分の散薬を掻出装置306により掻き出し、包装するまで、掻き出し動作・包装動作を続ける。以上で、図12の説明を終了する。
次に、図12のステップS1202の詳細な処理について、図11を用いて説明する。図11は、回転テーブル301上に散薬を撒布する等の包装動作を行う前の準備動作の流れを示している。図11は、図12のステップS1202で呼び出されるサブフロー処理である。
図11は、図12のステップS1202で呼び出されるサブフローであり、図11の各ステップは、包装装置5のCPU351によって実行される。
ステップS1101において、包装装置5は、待機状態(=薬剤分包等の動作を行っていない状態)になるとステップS1102−1以降の処理を開始し、待機状態以外になると図11の処理を終了する。
ステップS1102−1において、包装装置5は、散薬投入口カバー1301が開いているか否かを不図示のカバー検出センサの検出結果により判定する。散薬投入口カバー1301が開いていると判定した場合には、包装装置5は、ステップS1102に処理を移行し、散薬投入口カバー1301が閉まっていると判定した場合には、包装装置5は、ステップS1101に処理を戻す。
ステップS1102において、ユーザによって散薬が回転部散薬投入ホッパー305へ投入されると、重量センサにより回転部散薬フィーダー304の重量増加を検出する。
なお、ステップS1102で、重力センサにより回転部散薬フィーダー304の重量増加を検出しない場合には、ステップS1101に処理を戻す。錠剤を分包する場合には、ステップS1102において、包装装置5はNoと判断し、ステップS1101に処理を戻し、ディスプレイ101に表示した基本画面を介してユーザから包装動作開始の入力を受け付けることで、ステップS1101で包装装置5はNoと判断し、図11の処理を終了する。
続いて、ステップS1103において、包装装置5は、重力センサによる回転部散薬フィーダー304の重量増加の検出状況を一定時間監視し、重力増加があれば、ユーザから追加の散薬投入があったと判断して、ステップS1104−1に処理を先に進めず、一定時間重力増加がなければ、ユーザによる投入作業は終了したと判断し、ステップS1104−1に処理を進める(本願発明における受付手段)。
ステップS1104−1において、包装装置5は、散薬投入口カバー1301が閉まっているかをカバー検出センサの検出結果により判定する。散薬投入口カバー1301が閉まっていると判定した場合には、包装装置5は、ステップS1104に処理を移行し、散薬投入口カバー1301が閉まっていないと判定した場合には、包装装置5は、ユーザにより散薬投入口カバー1301が閉められるまで待機する。
ステップS1104において、包装装置5は、散薬投入口カバー1301をロックし、ステップS1105において、ステップS1102で散薬が投入された回転部散薬投入ホッパー305、および回転部散薬フィーダー304を、回転部散薬投入口401に投入される散薬が供給されない位置に移動し、換わりに回転部散薬投入口401に投入される散薬が供給されない位置にある回転部散薬投入ホッパー305、および回転部散薬フィーダー304を、回転部散薬投入口401に投入される散薬が供給される位置に移動させる(本願発明における移動手段)。
そして、ステップS1106において、包装装置5は、散薬投入口カバー1301のロックを解除する。
ステップS1104において、包装装置5が、散薬投入口カバー1301をロックすることにより、ステップS1105で、回転部散薬投入ホッパー305、および回転部散薬フィーダー304が回転している間、つまり、回転部散薬投入口401の下に回転部散薬投入ホッパー305、および回転部散薬フィーダー304がないときに、ユーザが誤って散薬を投入してしまう可能性を低減することが可能となる。
また、ステップS1105で、ユーザによる散薬の投入が終わった回転部散薬投入ホッパー305、および回転部散薬フィーダー304と、まだ散薬が投入されていない回転部散薬投入ホッパー305、および回転部散薬フィーダー304とを、入れ替えることにより、錠剤投入マス403を包装装置5の前方側へ配置させたことで回転部散薬投入口401がひとつしか設けられないとしても、複数の回転部散薬投入ホッパー305、および回転部散薬フィーダー304に散薬を投入することが可能となる。
なお、先述したユーザの指示に従って回転部散薬投入ホッパー305を回転させる第1の方法の場合、ステップS1101〜ステップS1103までの処理を実行することなく、ユーザによって図9のフィーダー回転機構動作スイッチ901が押下されたことを包装装置5が検出すると、ステップS1104−1〜ステップS1106の処理を実行し、図12のステップS1201でディスプレイ101に表示した基本画面を介してユーザから包装動作開始の入力を受け付けると、図12のステップS1204以降の処理を実行する。
なお、開閉部材1304は、ステップS1104で散薬投入口カバー1301をロックするタイミングで、包装装置5により開閉部材1304も閉まるように制御され、それ以外のS1101〜S1103、S1106の処理を実行する間は包装装置5により開くように制御される。以上で図11の説明を終了する。
ここで、錠剤供給システムのハードウェア構成の一例について図14を用いて説明する。
図14では、情報処理装置300のCPU330と、包装装置5のCPU351と、錠剤供給装置10のCPU311とがそれぞれ連携して、包装装置5が制御する各装置(各ユニット)、及び、錠剤供給装置10が制御する各装置(各ユニット)の各種動作を制御している一例を示している。しかし1つのCPUが、錠剤供給システムの全ての各装置を制御する構成でも構わない。
まず情報処理装置300のハードウェア構成について説明する。情報処理装置300のCPU330は、システムバスに接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御することができる。また、ROM331あるいは外部メモリ336には、CPU330の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM333は、CPU330の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU330は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM333にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、CPU330は、キーボードや不図示のマウス等の入力端末からの入力を制御する。ビデオコントローラ(VC)は、ディスプレイ334等の表示部への表示を制御することもでき、さらに、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ336へのアクセスを制御することもできる。
またI/F320は、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、本実施形態においては包装装置5のI/F350と通信可能に接続されている。
次に、包装装置5のハードウェア構成について説明する。包装装置5のCPU351は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御することができる。ROM352にはCPU351の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM353は、CPU351が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU351は、タッチパネル式のディスプレイ101に対して表示制御したり、ディスプレイ101のタッチパネル機能を入力端末362としてユーザから情報の入力を受け付けたり、プリンタ706に印刷指示を出したりすることもできる。さらにCPU351は、包装装置5の散薬投入口から投入された散薬を1包に包装する際に動作させる散薬分包機構355を制御したり、ユーザから錠剤投入マス403に投入された錠剤を包装する際に動作させる手撒き投入機構356を制御したりすることができる。そして包装装置5と錠剤供給装置10とは、包装装置5のI/O354と錠剤供給装置10のI/O312とで通信可能に接続されている。
次に、錠剤供給装置10のハードウェア構成について説明する。錠剤供給装置10のCPU311は、バスに接続されている各デバイスを統括的に制御することができる。ROM314にはCPU311の制御ブログラムや各種制御プログラムが記憶されている。RAM313は、CPU311が動作するためのシステムワークメモリとして機能する。CPU311は、さらに錠剤取出機構15における取出動作を制御したり、錠剤シートを搬送する搬送機構16を制御したりすることもできる。
このようなハードウェア構成においては、以下のように錠剤取出を行うように制御することができる。まず包装装置5のCPU351が、錠剤供給装置10のCPU311に対して、錠剤の取出動作命令を送信する。そして、錠剤供給装置10のCPU311が、当該取出動作命令に従って、錠剤取出機構15や搬送機構16を制御して錠剤取出動作を行わせることができる。また、錠剤供給装置10のCPU311は、包装装置5のCPU351に対して、錠剤取出動作の状況を示す動作情報を送信することもできる。
以上、本発明によると、ひとつの散薬投入口から複数の散薬保持部に散薬を投入可能な仕組み提供することができる。
また、散薬投入口を塞がない範囲で、錠剤マスを本体の手前側に位置させるので、ユーザは錠剤投入マスへの錠剤の投入がしやすくなるし、錠剤投入マスへ投入した錠剤の視認性をあげることができる。
上述した本発明の実施形態を構成する各手段及び各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。装置が読み取り実行可能なこのプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一又は複数の機器からなる装置に適用してもよい。
本実施形態では、情報処理装置300、包装装置5、錠剤供給装置10をそれぞれ分けた筐体として説明したが、これらを一体型にした包装装置、又は錠剤供給装置とすることもできる。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
1 錠剤取出ユニット
5 包装装置
10 錠剤供給装置
101 タッチパネル式のディスプレイ
102 手撒き投入部
103 散薬投入部
300 情報処理装置
301 回転テーブル
302 フィーダー回転機構
303 固定部散薬投入ホッパー
304 回転部散薬フィーダー
305 回転部散薬投入ホッパー
306 掻出装置
400 錠剤供給ユニット
401 回転部散薬投入口
402 固定部散薬投入口
403 錠剤投入マス
404 上部カバー
406 メインホッパー
501 包装ユニット
502 ロール紙
503 包装機構
504 包装機構
505 分断機構
506 プリンタ
510 錠剤搬送ユニット
511 固定部散薬フィーダー
512 錠剤ホッパー

Claims (7)

  1. 散薬を堆積するための環状の溝が形成された溝部材と、
    前記溝部材の環状の溝に撒かれる散薬が投入される散薬投入口と、
    前記散薬投入口に投入された散薬を保持し前記溝部材の環状の溝に散薬を供給する第1及び第2の散薬保持部と
    を備え、
    前記第1及び第2の散薬保持部は、前記溝部材の環状の溝により当該環状の溝の内側に形成される円形部に設けられ、前記円形部の中心部を軸に回転可能であり、
    前記第1及び第2の散薬保持部のいずれか一方の散薬保持部が、前記散薬投入口に投入される散薬が前記散薬投入口から供給される経路に回転して移動する際には、他方の散薬保持部は、散薬投入口から散薬が供給されない位置に回転して移動する
    ことを特徴とする薬剤供給装置。
  2. 分包される錠剤が投入される錠剤投入部を備え、
    前記錠剤投入部は、前記散薬保持部が、散薬投入口から散薬が供給されない位置に移動したときに、当該散薬保持部の上部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の薬剤供給装置。
  3. 前記散薬投入口に投入される散薬が前記散薬投入口から供給される経路に設けられ、当該経路を遮断可能な遮断部を更に備え、
    前記遮断部は、前記散薬保持部が移動している間は前記経路を遮断し、前記散薬保持部が移動していない間は前記経路を遮断しないことを特徴とする請求項1または2に記載の薬剤供給装置。
  4. 前記散薬投入口の開口部を覆うように設けられ、開閉可能な第1のカバーと、
    前記散薬保持部が移動している間は、前記第1のカバーが開かないように当該第1のカバーをロックするロック手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。
  5. 前記溝部材、第1及び第2の散薬保持部の上部に設けられ、当該溝部材、当該第1及び第2の散薬保持部を覆う第2のカバーを備え、
    前記散薬投入口は、当該第2のカバーに設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の薬剤供給装置。
  6. 錠剤が投入される錠剤投入部を備える薬剤供給装置であって、
    散薬を堆積するための環状の溝が形成された溝部材と、
    錠剤供給装置を前から見て前記錠剤投入部よりも前方の位置に設けられ、前記溝部材の環状の溝に撒かれる散薬が投入される散薬投入口と、
    前記溝部材の環状の溝により当該環状の溝の内側に形成される円形部に設けられ、前記円形部の中心部を軸に回転可能な複数の散薬保持部と、
    を備え、
    前記錠剤投入部は、前記円形部の重力方向上側の位置に設けられ、
    前記散薬保持部は、前記錠剤投入部の重力方向下側の位置と、前記散薬投入口の重力方向下部の位置と、にそれぞれ配置され、
    前記錠剤投入部の重力方向下側の位置に配置される前記散薬保持部は、前記円形部の中心部を軸に回転することで、前記散薬投入口の重力方向下部の位置に配置されることを特徴とする薬剤供給装置。
  7. 散薬を堆積するための環状の溝が形成された溝部材と、前記溝部材に撒かれる散薬が投入される散薬投入口と、前記溝部材の環状の溝により当該環状の溝の内側に形成される円形部に設けられ、前記円形部の中心部を軸に回転可能であり、前記散薬投入口に投入された散薬を保持し前記溝部材に散薬を供給する第1及び第2の散薬保持部とを備える薬剤供給装置の制御方法であって、
    前記第1及び第2の散薬保持部のいずれか一方の散薬保持部を、前記散薬投入口に投入される散薬が前記散薬投入口から供給される経路に移動させる際に、他方の散薬保持部を、散薬投入口から散薬が供給されない位置に回転させて移動させる移動工程
    を備えることを特徴とする薬剤供給装置の制御方法。
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