JPH0816391B2 - 外装パネルの取付方法及び取付構造 - Google Patents
外装パネルの取付方法及び取付構造Info
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- JPH0816391B2 JPH0816391B2 JP1343030A JP34303089A JPH0816391B2 JP H0816391 B2 JPH0816391 B2 JP H0816391B2 JP 1343030 A JP1343030 A JP 1343030A JP 34303089 A JP34303089 A JP 34303089A JP H0816391 B2 JPH0816391 B2 JP H0816391B2
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- exterior
- mounting
- exterior panel
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建物の外装パネルを壁面に係止する場合
に、取付けのための工法における作業性を改善して、安
全性を向上し、美観を増すようにした外装パネルの取付
方法及び取付構造に関する。
に、取付けのための工法における作業性を改善して、安
全性を向上し、美観を増すようにした外装パネルの取付
方法及び取付構造に関する。
従来建物の外壁にパネルを取付ける外装パネルの取付
構造としては、例えば、第2図に示すようなものがあ
る。
構造としては、例えば、第2図に示すようなものがあ
る。
建物の躯体1に、外装パネル2を取付けようとすると
きは、躯体1にアンカーボルトで固定されたブラケット
3により、チャンネル4の側面5をボルトナット固定し
て、多数のチャンネル4を躯体1の表面に並べて固定す
る。そうして並べられたチャンネル4の片方の平坦面6
を全部併せたものが、躯体1から所定距離を保ちかつ躯
体1に平行なパネル設置面7として構成される。
きは、躯体1にアンカーボルトで固定されたブラケット
3により、チャンネル4の側面5をボルトナット固定し
て、多数のチャンネル4を躯体1の表面に並べて固定す
る。そうして並べられたチャンネル4の片方の平坦面6
を全部併せたものが、躯体1から所定距離を保ちかつ躯
体1に平行なパネル設置面7として構成される。
このパネル設置面としての平坦面6の上に、外装パネ
ル2を取付けるための構造について述べると、第2図に
示すように、外装パネル2には上部取付脚8と下部取付
脚9が設けられている。そして上部取付脚8をパネル設
置面7に固定するために固定部材10が設けられ、また上
部取付脚8には、固定部材10によって固定されるため
の、ボルト孔11が明けられており、固定部材10の下方に
は溝12が形成されている。下部取付脚9には固定部材10
の溝12に挿入し得るような、差込み片13が形成されてい
る。
ル2を取付けるための構造について述べると、第2図に
示すように、外装パネル2には上部取付脚8と下部取付
脚9が設けられている。そして上部取付脚8をパネル設
置面7に固定するために固定部材10が設けられ、また上
部取付脚8には、固定部材10によって固定されるため
の、ボルト孔11が明けられており、固定部材10の下方に
は溝12が形成されている。下部取付脚9には固定部材10
の溝12に挿入し得るような、差込み片13が形成されてい
る。
外装パネル2を取付けるには次のようにする。これか
ら取付けようとする外装パネル2aの、一段下の外装パネ
ル2bの上部取付脚8は、固定部材10によりボルトナット
14で平坦面6の上に締付けて固定されている。外装パネ
ル2aを取付けるには、その下部取付脚9に設けられた差
込み片13を、一段下の外装パネル2bを固定している固定
部材10の溝12に下方から挿入し、外装パネル2aを人手に
よって持ち上げたまゝの状態で、外装パネル2aの上部取
付脚8のボルト孔11の部分を、下段の外装パネル2bのも
のと同様の固定部材10により、パネル設置面7を形成し
ているチャンネル4の平坦面6に、ボルトナット14によ
って固定する。
ら取付けようとする外装パネル2aの、一段下の外装パネ
ル2bの上部取付脚8は、固定部材10によりボルトナット
14で平坦面6の上に締付けて固定されている。外装パネ
ル2aを取付けるには、その下部取付脚9に設けられた差
込み片13を、一段下の外装パネル2bを固定している固定
部材10の溝12に下方から挿入し、外装パネル2aを人手に
よって持ち上げたまゝの状態で、外装パネル2aの上部取
付脚8のボルト孔11の部分を、下段の外装パネル2bのも
のと同様の固定部材10により、パネル設置面7を形成し
ているチャンネル4の平坦面6に、ボルトナット14によ
って固定する。
ところでこのような従来の外装パネルの取付け方法に
あっては、外装パネル2aの下部取付脚9の差込み片13
を、一段下の外装パネル2bの固定部材10の溝12に下方か
ら挿入し、その状態でパネル2aを持ち上げて、固定部材
10によりチャンネル4の平坦面6に固定するようになっ
ていたため、人手で重いパネルを持ち上げながら、高所
で危険な取付け位置の調整をしなければならず、パネル
の取付け作業が困難であり、また取付位置の位置決めに
時間がかゝるという問題があった。
あっては、外装パネル2aの下部取付脚9の差込み片13
を、一段下の外装パネル2bの固定部材10の溝12に下方か
ら挿入し、その状態でパネル2aを持ち上げて、固定部材
10によりチャンネル4の平坦面6に固定するようになっ
ていたため、人手で重いパネルを持ち上げながら、高所
で危険な取付け位置の調整をしなければならず、パネル
の取付け作業が困難であり、また取付位置の位置決めに
時間がかゝるという問題があった。
この発明は、このような従来の課題に着目してなされ
たもので、取付けが簡単で、安全に作業をすることがで
き、仕上がりも奇麗な外装パネルの取付け方法及び取付
け構造を、提供することをその目的とする。
たもので、取付けが簡単で、安全に作業をすることがで
き、仕上がりも奇麗な外装パネルの取付け方法及び取付
け構造を、提供することをその目的とする。
本発明において上記の課題を解決するための第1の手
段は、外装パネルの取付方法に係り、建物の躯体壁面か
ら所定距離離れた位置に、方立部材によりパネル設置面
を形成し、該パネル設置面に複数の外装パネルを装着す
る外装パネルの取付方法において、1枚毎の外装パネル
の設置に際しては、前記パネル設置面の特定位置に、外
装パネルに設けた下部取付脚を上方から嵌入係止するた
めのパネル係止部材を固着し、前期下部取付脚を前記パ
ネル係止部材の嵌付片に嵌入させた後、外装パネルに設
けられている上部取付脚をパネル固定部材下端部の挟着
片によって前記パネル設置面に押さえつけ、前記パネル
固定部材により外装パネルの上縁より上方で前記パネル
設置面に固定してパネルを前記パネル設置面に固定する
ものとし、複数の外装パネルを下段から上段に向けて順
次取りつけていくとき、次段の外装パネルを取付けるに
際し、次段の外装パネルの下端縁と、前段の外装パネル
の上端縁との間に隙間を形成する一方、前段のパネル固
定部材の固定部を次段外装パネルの下端部で覆うととも
に、このパネル固定部材の固定部から立ち上がる立上り
部を次段外装パネルの裏面に当接させて取り付けていく
ことを特徴とする外装パネルの取付方法である。
段は、外装パネルの取付方法に係り、建物の躯体壁面か
ら所定距離離れた位置に、方立部材によりパネル設置面
を形成し、該パネル設置面に複数の外装パネルを装着す
る外装パネルの取付方法において、1枚毎の外装パネル
の設置に際しては、前記パネル設置面の特定位置に、外
装パネルに設けた下部取付脚を上方から嵌入係止するた
めのパネル係止部材を固着し、前期下部取付脚を前記パ
ネル係止部材の嵌付片に嵌入させた後、外装パネルに設
けられている上部取付脚をパネル固定部材下端部の挟着
片によって前記パネル設置面に押さえつけ、前記パネル
固定部材により外装パネルの上縁より上方で前記パネル
設置面に固定してパネルを前記パネル設置面に固定する
ものとし、複数の外装パネルを下段から上段に向けて順
次取りつけていくとき、次段の外装パネルを取付けるに
際し、次段の外装パネルの下端縁と、前段の外装パネル
の上端縁との間に隙間を形成する一方、前段のパネル固
定部材の固定部を次段外装パネルの下端部で覆うととも
に、このパネル固定部材の固定部から立ち上がる立上り
部を次段外装パネルの裏面に当接させて取り付けていく
ことを特徴とする外装パネルの取付方法である。
本発明において上記の課題を解決するための第2の手
段は、外装パネルの取付構造に係り、建物の躯体壁面か
ら所定距離離れた位置に、方立部材によりパネル設置面
を形成し、該パネル設置面に複数の外装パネルを装着す
る外装パネルの取付構造において、互いに外向き方向に
取付けられている下部取付脚及び上部取付脚を有しこの
上下取付脚の先端位置は外装パネルの外縁より内部に位
置するように取り付けられている外装パネルと、前記パ
ネル設置面の特定位置に固着し、前記外装パネルの下部
取付脚を上方から嵌入係止して下段の外装パネルとの間
に隙間を形成する嵌着片を有するパネル係止部材と、前
記外装パネルの上部取付脚を挟着するパネル挟着部及び
前記パネル設置面に固定するパネル固定部とこのパネル
固定部から立上り上段の外装パネルの裏面に当接する立
上り部を有するパネル固定部材とからなることを特徴と
する外装パネルの取付構造である。
段は、外装パネルの取付構造に係り、建物の躯体壁面か
ら所定距離離れた位置に、方立部材によりパネル設置面
を形成し、該パネル設置面に複数の外装パネルを装着す
る外装パネルの取付構造において、互いに外向き方向に
取付けられている下部取付脚及び上部取付脚を有しこの
上下取付脚の先端位置は外装パネルの外縁より内部に位
置するように取り付けられている外装パネルと、前記パ
ネル設置面の特定位置に固着し、前記外装パネルの下部
取付脚を上方から嵌入係止して下段の外装パネルとの間
に隙間を形成する嵌着片を有するパネル係止部材と、前
記外装パネルの上部取付脚を挟着するパネル挟着部及び
前記パネル設置面に固定するパネル固定部とこのパネル
固定部から立上り上段の外装パネルの裏面に当接する立
上り部を有するパネル固定部材とからなることを特徴と
する外装パネルの取付構造である。
次に本発明の作用を説明する。
建物に外装パネルを取り付けるには、建物の躯体壁面
から所定距離離れた位置に、方立部材を取り付けるによ
りパネル設置面を形成しこのパネル設置面に複数の外装
パネルを下側から順次設置する。
から所定距離離れた位置に、方立部材を取り付けるによ
りパネル設置面を形成しこのパネル設置面に複数の外装
パネルを下側から順次設置する。
そして、1枚毎の外装パネルの設置に際しては、パネ
ル設置面の特定位置に、外装パネルに設けた下部取付脚
を上方から嵌入係止するためのパネル係止部材を固着
し、前記下部取付脚を前記パネル係止部材の嵌着片に嵌
入させる。この状態で、外装パネルの下端部近傍の裏面
は前段のパネル固定部材の立上り部に当接して支持さ
れ、外装パネルの上部が壁面から離れないように作用す
る。
ル設置面の特定位置に、外装パネルに設けた下部取付脚
を上方から嵌入係止するためのパネル係止部材を固着
し、前記下部取付脚を前記パネル係止部材の嵌着片に嵌
入させる。この状態で、外装パネルの下端部近傍の裏面
は前段のパネル固定部材の立上り部に当接して支持さ
れ、外装パネルの上部が壁面から離れないように作用す
る。
この後、外装パネルに設けられている上部取付脚をパ
ネル固定部材下端部の挟着片によって前記パネル設置面
に押さえつける。そして、前記パネル固定部材により外
装パネルの上縁より上方で前記パネル設置面に固定して
パネルを前記パネル設置面に固定するものとする ここで、複数の外装パネルを下段から上段に向けて順
次取りつけていくとき、次段の外装パネルを取付けるに
際し、次段の外装パネルの下端縁と、前段の外装パネル
の上端縁との間に隙間を形成する。
ネル固定部材下端部の挟着片によって前記パネル設置面
に押さえつける。そして、前記パネル固定部材により外
装パネルの上縁より上方で前記パネル設置面に固定して
パネルを前記パネル設置面に固定するものとする ここで、複数の外装パネルを下段から上段に向けて順
次取りつけていくとき、次段の外装パネルを取付けるに
際し、次段の外装パネルの下端縁と、前段の外装パネル
の上端縁との間に隙間を形成する。
また、前段のパネル固定部材の固定部を次段外装パネ
ルの下端部で覆うようにして取り付けていく。
ルの下端部で覆うようにして取り付けていく。
これにより、外装パネルはその取付過程で外装パネル
の下部を、建物の躯体のパネル設置面のパネル係止部材
に一時的に支持されることとなる。この状態において次
段の外装パネルの下端部近傍の裏面が前段のパネル固定
部材の立上り部に当接することから、外装パネルの上部
がまだ固定されていない状態であっても外装パネルが手
前側に傾いたりせずに安定して保持される。このため作
業が安全に行われることになり、また装着後においては
当該立上り部によって外装パネルの押圧に対する強度が
補強される。
の下部を、建物の躯体のパネル設置面のパネル係止部材
に一時的に支持されることとなる。この状態において次
段の外装パネルの下端部近傍の裏面が前段のパネル固定
部材の立上り部に当接することから、外装パネルの上部
がまだ固定されていない状態であっても外装パネルが手
前側に傾いたりせずに安定して保持される。このため作
業が安全に行われることになり、また装着後においては
当該立上り部によって外装パネルの押圧に対する強度が
補強される。
次に外装パネルの上部を固定するときには、パネル設
置面に位置を気にせずにパネル固定部材で固定できる。
このときパネル固定部材により外装パネルの上縁より上
方で前記パネル設置面に固定するから、パネル固定部材
の取り付けは容易となる。
置面に位置を気にせずにパネル固定部材で固定できる。
このときパネル固定部材により外装パネルの上縁より上
方で前記パネル設置面に固定するから、パネル固定部材
の取り付けは容易となる。
また取り付けられた外装パネルの構造においては、外
装パネル端部に嵌合溝部や係止突起の存在がなく、パネ
ル端部はパネル厚のみとなっており、また、外装パネル
と外装パネルとの間に間隔を有するものとなる。これに
より、外装パネルの熱膨張を吸収することができ、外装
パネルの変形を防止できる他、地震の振動に対する追随
性や、風による外装パネル内外の気圧差による風荷重も
発生しないし、内部結露を防止することができることと
なる。
装パネル端部に嵌合溝部や係止突起の存在がなく、パネ
ル端部はパネル厚のみとなっており、また、外装パネル
と外装パネルとの間に間隔を有するものとなる。これに
より、外装パネルの熱膨張を吸収することができ、外装
パネルの変形を防止できる他、地震の振動に対する追随
性や、風による外装パネル内外の気圧差による風荷重も
発生しないし、内部結露を防止することができることと
なる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の構成図で、建物の躯体21の壁面に
は、ブラケット22をアンカーボルト23によって固定し、
ブラケット22に方立部材24の側面25をボルトナット26で
固定する。こうして多数の方立部材24を躯体21の表面に
並べて固定し、並べられた方立部材24の片方の平坦面27
を全部併せたものが、躯体21から所定距離を保ちかつ躯
体21に平行なパネル設置面28として構成される。
は、ブラケット22をアンカーボルト23によって固定し、
ブラケット22に方立部材24の側面25をボルトナット26で
固定する。こうして多数の方立部材24を躯体21の表面に
並べて固定し、並べられた方立部材24の片方の平坦面27
を全部併せたものが、躯体21から所定距離を保ちかつ躯
体21に平行なパネル設置面28として構成される。
このパネル設置面28を形成している方立部材24の片方
の平坦面27の上に、外装パネル30を装着する構造は、ま
ず外装パネル30に下部取付脚31を取付けておき、パネル
設置面28として平坦面27の予め決められた位置に、外装
パネル30の下部取付脚31が上方から嵌入するようなパネ
ル係止部材32が固着される。なおパネル係止部材32に
は、外装パネルの下部取付脚31を嵌入させるため、パネ
ル嵌着片33が形成されている。また外装パネル30にはス
タッドボルト34によって、下部取付脚31を取付けておく
ようにする。本実施例においては外装パネル30には、パ
ネル係止部材32に嵌入する下部取付脚31だけでなく、外
装パネル30の上部をパネル設置面28に取付けるための上
部取付脚35も、下部取付脚31と同様にスタッドボルト34
によって取付けられている。またパネル設置面28を形成
している、方立部材24の片方の平坦面27の上には、外装
パネル30の上部取付脚35を固定するために、パネル固定
部材36が設けられ、その下端部にはパネル挟着片37が取
付けられている。なおパネル係止部材32は、ボルトナッ
ト38によって方立部材24の平坦面27の上に予め固着して
おり、外装パネル30の上部取付脚35は、ボルトナット39
によって後から固定されるようになっている。なお上部
取付脚35の先端と、パネル固定部材36のパネル挟着片37
との間には、熱膨張を吸収するために、熱膨張吸収部と
して間隙部40が介在しており、間隙部40には通常ウレタ
ン等の伸縮材41が介装されている。また外装パネル30の
下方の部分30aは、一段下の外装パネルを固定している
パネル固定部材36の上端部に接するようになっており、
取付用ボルトナット39の部分を覆っている。
の平坦面27の上に、外装パネル30を装着する構造は、ま
ず外装パネル30に下部取付脚31を取付けておき、パネル
設置面28として平坦面27の予め決められた位置に、外装
パネル30の下部取付脚31が上方から嵌入するようなパネ
ル係止部材32が固着される。なおパネル係止部材32に
は、外装パネルの下部取付脚31を嵌入させるため、パネ
ル嵌着片33が形成されている。また外装パネル30にはス
タッドボルト34によって、下部取付脚31を取付けておく
ようにする。本実施例においては外装パネル30には、パ
ネル係止部材32に嵌入する下部取付脚31だけでなく、外
装パネル30の上部をパネル設置面28に取付けるための上
部取付脚35も、下部取付脚31と同様にスタッドボルト34
によって取付けられている。またパネル設置面28を形成
している、方立部材24の片方の平坦面27の上には、外装
パネル30の上部取付脚35を固定するために、パネル固定
部材36が設けられ、その下端部にはパネル挟着片37が取
付けられている。なおパネル係止部材32は、ボルトナッ
ト38によって方立部材24の平坦面27の上に予め固着して
おり、外装パネル30の上部取付脚35は、ボルトナット39
によって後から固定されるようになっている。なお上部
取付脚35の先端と、パネル固定部材36のパネル挟着片37
との間には、熱膨張を吸収するために、熱膨張吸収部と
して間隙部40が介在しており、間隙部40には通常ウレタ
ン等の伸縮材41が介装されている。また外装パネル30の
下方の部分30aは、一段下の外装パネルを固定している
パネル固定部材36の上端部に接するようになっており、
取付用ボルトナット39の部分を覆っている。
外装パネル30を躯体21に取付けるには、パネル設置面
28としての平坦面27の予め決められた位置に、パネル係
止部材32を固定用のボルトナット38によって固着し、パ
ネル係止部材32の嵌着片33に、外装パネル30に設けた下
部取付脚31を上方から嵌入させる。このとき外装パネル
30の下方の部分は、一段下のパネル固定部材36の上端に
接しており、取付用ボルトナット39の部分を覆うように
している。こうして外装パネル30は、下部取付脚31がパ
ネル係止部材32の嵌着片33に嵌入して支持されることに
より、パネル係止部材32に一時的に安定な状態で支えら
れる。そこでこの状態では従来例のように、人手で重い
パネルを持上げながら支える必要はなく、作業をする人
が容易にパネルを支えることができる。次に外装パネル
30の上部取付脚35を固定するため、パネル固定部材36の
パネル挟着部としての挟着片37を、方立部材24の片方の
平坦面27の上に、パネル固定部である固定用ボルトナッ
ト39によって固着し、上部取付脚35を押えるようにす
る。そのとき外装パネル30の上部取付脚35の上部と、パ
ネル固定部材36のパネル挟着片37との間の熱膨張吸収用
間隙部40にはウレタン等の伸縮材41を介装させ、パネル
固定部材36を、上部取付脚35の上部に置かれた伸縮材41
の上に載置するようにしながら、外装パネル30の上部取
付脚35と、パネル固定部材36のパネル挟着部である挟着
片37とを、パネル設置面28としての平坦面27に近付け、
パネル固定部材36を固定用ボルトナット39によって固定
して、外装パネル30が装着される。
28としての平坦面27の予め決められた位置に、パネル係
止部材32を固定用のボルトナット38によって固着し、パ
ネル係止部材32の嵌着片33に、外装パネル30に設けた下
部取付脚31を上方から嵌入させる。このとき外装パネル
30の下方の部分は、一段下のパネル固定部材36の上端に
接しており、取付用ボルトナット39の部分を覆うように
している。こうして外装パネル30は、下部取付脚31がパ
ネル係止部材32の嵌着片33に嵌入して支持されることに
より、パネル係止部材32に一時的に安定な状態で支えら
れる。そこでこの状態では従来例のように、人手で重い
パネルを持上げながら支える必要はなく、作業をする人
が容易にパネルを支えることができる。次に外装パネル
30の上部取付脚35を固定するため、パネル固定部材36の
パネル挟着部としての挟着片37を、方立部材24の片方の
平坦面27の上に、パネル固定部である固定用ボルトナッ
ト39によって固着し、上部取付脚35を押えるようにす
る。そのとき外装パネル30の上部取付脚35の上部と、パ
ネル固定部材36のパネル挟着片37との間の熱膨張吸収用
間隙部40にはウレタン等の伸縮材41を介装させ、パネル
固定部材36を、上部取付脚35の上部に置かれた伸縮材41
の上に載置するようにしながら、外装パネル30の上部取
付脚35と、パネル固定部材36のパネル挟着部である挟着
片37とを、パネル設置面28としての平坦面27に近付け、
パネル固定部材36を固定用ボルトナット39によって固定
して、外装パネル30が装着される。
なお上記の実施例では、間隙部40に伸縮材41が介装さ
れるものについて述べたが、伸縮材41は必ずしも必要で
はなく、上部取付脚35とパネル固定部材36との間に、間
隙部40を介在させただけでもよい。
れるものについて述べたが、伸縮材41は必ずしも必要で
はなく、上部取付脚35とパネル固定部材36との間に、間
隙部40を介在させただけでもよい。
以上説明したように、この発明によれば、方立にパネ
ル係止部材を固定し、その上に外装パネルの下方取付脚
を嵌入させて、外装パネルを装着したので、外装パネル
はその取付の過程で、一旦パネル係止部材の上に載置さ
れた状態となり、人手で重いパネルを持ち上げながら、
高所で危険な取付位置の調整をする必要がなくなり、パ
ネルの取付作業が容易になり、また外装パネルの上部取
付脚を取付けるパネル固定部材の取付は、取付位置を気
にせずに方立に取付けることができる。また外装パネル
間に隙間を設ける構造となるため、パネルの熱膨張を吸
収できパネルの変形がなくなる他、風による外装パネル
内外にの気圧差による風荷重も発生しないし、内部結露
を防止することができ、また目的部に深みが加わるため
すっきりとした外観意匠性が得られる他、パネル固定部
のパネル設置面への取付部は上段の外装パネルの下端部
で覆われるから、外部から見えずまた、雨水等の付着が
防止されることとなる。更に、必要以上に外装パネルを
拘束しない構造であるため、地震等の外力に対して高い
追従性を持つことができるという効果を奏する。
ル係止部材を固定し、その上に外装パネルの下方取付脚
を嵌入させて、外装パネルを装着したので、外装パネル
はその取付の過程で、一旦パネル係止部材の上に載置さ
れた状態となり、人手で重いパネルを持ち上げながら、
高所で危険な取付位置の調整をする必要がなくなり、パ
ネルの取付作業が容易になり、また外装パネルの上部取
付脚を取付けるパネル固定部材の取付は、取付位置を気
にせずに方立に取付けることができる。また外装パネル
間に隙間を設ける構造となるため、パネルの熱膨張を吸
収できパネルの変形がなくなる他、風による外装パネル
内外にの気圧差による風荷重も発生しないし、内部結露
を防止することができ、また目的部に深みが加わるため
すっきりとした外観意匠性が得られる他、パネル固定部
のパネル設置面への取付部は上段の外装パネルの下端部
で覆われるから、外部から見えずまた、雨水等の付着が
防止されることとなる。更に、必要以上に外装パネルを
拘束しない構造であるため、地震等の外力に対して高い
追従性を持つことができるという効果を奏する。
第1図は本発明の実施例に係る外装パネルを建物躯体の
パネル設置面に装着した断面図、第2図は従来の外装パ
ネルを建物躯体のパネル設置面に装着した断面図であ
る。 21……建物の躯体 24……方立部材 28……パネル設置面 30……外装パネル 31……(外装パネルの)下部取付脚 32……パネル係止部材 33……嵌着片(パネル嵌着部) 35……(外装パネルの)上部取付脚 36……パネル固定部材 37……挟着片(パネル挟着部)
パネル設置面に装着した断面図、第2図は従来の外装パ
ネルを建物躯体のパネル設置面に装着した断面図であ
る。 21……建物の躯体 24……方立部材 28……パネル設置面 30……外装パネル 31……(外装パネルの)下部取付脚 32……パネル係止部材 33……嵌着片(パネル嵌着部) 35……(外装パネルの)上部取付脚 36……パネル固定部材 37……挟着片(パネル挟着部)
Claims (2)
- 【請求項1】建物の躯体壁面から所定距離離れた位置
に、方立部材によりパネル設置面を形成し、該パネル設
置面に複数の外装パネルを装着する外装パネルの取付方
法において、 1枚毎の外装パネルの設置に際しては、 前記パネル設置面の特定位置に、外装パネルに設けた下
部取付脚を上方から嵌入係止するためのパネル係止部材
を固着し、 前記下部取付脚を前記パネル係止部材の嵌付片に嵌入さ
せた後、 外装パネルに設けられている上部取付脚をパネル固定部
材下端部の挟着片によって前記パネル設置面に押さえつ
け、 前記パネル固定部材により外装パネルの上縁より上方で
前記パネル設置面に固定してパネルを前記パネル設置面
に固定するものとし、 複数の外装パネルを下段から上段に向けて順次取り付け
ていくとき、 次段の外装パネルを取付けるに際し、次段の外装パネル
の下端縁と、前段の外装パネルの上端縁との間に隙間を
形成する一方、前段のパネル固定部材の固定部を次段外
装パネルの下端部で覆うとともに、このパネル固定部材
の固定部から立ち上がる立上り部を次段外装パネルの裏
面に当接させて取り付けていくことを特徴とする外装パ
ネルの取付方法。 - 【請求項2】建物の躯体壁面から所定距離離れた位置
に、方立部材によりパネル設置面を形成し、該パネル設
置面に複数の外装パネルを装着する外装パネルの取付構
造において、 互いに外向き方向に取付けられている下部取付脚及び上
部取付脚を有しこの上下取付脚の先端位置は外装パネル
の外縁より内部に位置するように取り付けられている外
装パネルと、 前記パネル設置面の特定位置に固着し、前記外装パネル
の下部取付脚を上方から嵌入係止して下段の外装パネル
との間に隙間を形成する嵌着片を有するパネル係止部材
と、 前記外装パネルの上部取付脚を挟着するパネル挟着部及
び前記パネル設置面に固定するパネル固定部とこのパネ
ル固定部から立上り上段の外装パネルの裏面に当接する
立上り部を有するパネル固定部材と、 からなることを特徴とする外装パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1343030A JPH0816391B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 外装パネルの取付方法及び取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1343030A JPH0816391B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 外装パネルの取付方法及び取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03206256A JPH03206256A (ja) | 1991-09-09 |
JPH0816391B2 true JPH0816391B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=18358395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1343030A Expired - Fee Related JPH0816391B2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 外装パネルの取付方法及び取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0816391B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0453385Y2 (ja) * | 1986-12-25 | 1992-12-15 | ||
JP2753703B2 (ja) * | 1987-08-11 | 1998-05-20 | ドーエイ外装 有限会社 | 外壁パネル |
JPS6450504U (ja) * | 1987-09-26 | 1989-03-29 |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP1343030A patent/JPH0816391B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03206256A (ja) | 1991-09-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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