JPH0816313A - 手書き入力方法及び装置 - Google Patents

手書き入力方法及び装置

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JPH0816313A
JPH0816313A JP15221094A JP15221094A JPH0816313A JP H0816313 A JPH0816313 A JP H0816313A JP 15221094 A JP15221094 A JP 15221094A JP 15221094 A JP15221094 A JP 15221094A JP H0816313 A JPH0816313 A JP H0816313A
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JP
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handwriting
window
input
character
writing
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Application number
JP15221094A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Okamoto
正義 岡本
Kazuhiro Ieda
一廣 家田
Hiroshi Horii
洋 堀井
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0487Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser
    • G06F3/0488Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using a touch-screen or digitiser, e.g. input of commands through traced gestures

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペン入力に対応できないアプリケーションプ
ログラムを、ペン入力で動作させるために、OS・FE
P等のシステムプログラムで筆記データを認識し、この
認識結果を、このアプリケーションプログラムに出力す
る。このようなシステムプログラムの改良に関する。 【構成】 本発明では、アプリケーションのウィンドウ
あるいは画面の任意の位置に、直接文字等を筆記しての
文字の入力や編集を行う。又、本発明では、画面の任意
の位置で入力されたペンの筆跡座標データに基づいて、
筆跡表示部(5)で筆跡を筆記した位置に表示し、認識部
(4)で文字や編集記号を認識し、筆跡消去部(6)で筆跡
を消去して、筆記される前の画面に戻し、認識結果出力
部(8)で認識結果をキーボード入力と同一形式でキーボ
ードフォーカスのあるアプリケーションプログラム(9)
に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペン入力技術(手書き
入力技術)に関する。特に、ペン入力に対応できないア
プリケーションプログラムを、ペン入力で動作させるた
めの、システムプログラムに関する。具体的には、文字
認識技術をアプリケーションプログラムでなく、システ
ムプログラムに備えたペン型コンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なコンピュータで文書作成等を行
う場合は、文書作成用のソフトウェアを読み込んで動作
させる。このソフトウェアはアプリケーションプログラ
ムであり、この時の入力操作は、キーボード及びマウス
によって為される。
【0003】近年、コンピュータの入力操作をペンで行
うコンピュータが提案されている。このコンピュータで
は、キーボード、マウスの替わりに、ペンで位置を指定
したり、ペンで筆記した文字や編集記号(校正記号、ジ
ェスチャ)を認識して文字の入力や編集行う。このよう
なペン入力コンピュータに関しては、日経BP社発行の雑
誌「日経エレクトロニクス,1991.4.15(no.525)」の115
p〜133pの「手書き入力OS誕生」に記載され良く知ら
れている。
【0004】実際のペン入力コンピュータの動作は、以
下に示すように2つ場合に分けられる。第1の場合は、
ペン入力専用の関数やライブラリ等を用いた特定のプロ
グラムだけを動作させるものである。つまり、ペン入力
用の専用プログラムを用いる場合である。
【0005】この例に於ては、ペン入力専用のライブラ
リ、関数等を用いて文字や編集記号を筆記できる領域を
指定する。すると、この領域に文字や編集記号を筆記で
きる。そして、この筆記された文字や編集記号が認識さ
れて、その結果に基づいて文字入力や編集の動作が行え
る。
【0006】この具体例を図2に示す。図2(a)は筆記
時の状態、図2(b)は筆記後に認識結果が表示された状
態を示す。図2中、DSPは表示画面を示す。LWN
は、アプリケーションが生成したウィンドウ、LMSG
はアプリケーションプログラムが表示したメッセーシ、
LARは筆記領域、LHSは筆跡、LRCはLHSの認
識結果を示す。
【0007】図2(a)に於て、アプリケーションプログ
ラムは筆記領域LARの領域のサイズ(縦、横)、位置
(領域上の左上位置)をペン入力専用のライブラリ(関数)
によって宣言する。システムは、筆記領域LAR内に筆
記された筆跡LHSの座標データを検知し、その筆跡L
HSを筆記領域LARに表示する。
【0008】一定時間の無操作等によって筆記の終了を
判断すると、図2(b)に示す様に、筆跡LHSを認識し
て、その認識結果LRCの文字コードをアプリケーショ
ンプログラムへ専用のライブラリ(関数)の結果として供
給する。この認識結果に基づいてアプリケーションプロ
グラムは、認識結果である文字LRCを表示する。
【0009】尚、図2では、筆記領域LARが1つであ
るが、複数個設定できるようになっている。また、ペン
を筆記領域LAR外で操作した場合は、システムはその
座標をマウス入力と同一形式でアプリケーションプログ
ラムへ供給する。第2の場合は、キーボード・マウスを
入力手段とした既存のアプリケーションを無変更でペン
を入力手段として動作できるものである。
【0010】つまり、ペン入力に対応できない既存のア
プリケーションをペン入力で使用するために、このペン
入力を処理するシステムプログラムを用いる。この例に
於ては、FEP(フロント・エンド・プロセサ)又はペン
入力用OS(オペレ−ティングシステム)と称するペン
入力用のシステムプログラムが、文字や編集記号を筆記
するための特別な記入枠を表示し、この記入枠内に文字
や編集記号が筆記されると、その文字や編集記号を認識
し、その結果をキーボード入力と同一形式で、キーボー
ドフォーカスのあるウィンドウ(アプリケーションプロ
グラム)に供給することにより、アプリケーションプロ
グラムは文字や編集記号の認識結果を受け取って、その
認識結果に基づいて文字入力や編集の動作を行うように
なっている。
【0011】尚、「キーボードフォーカス」のあるウィ
ンドウとは、マルチウインドウシステムで複数のアプリ
ケーションプログラムウィンドウを開いている場合に、
キーボードからのキー入力が為されるウィンドウであ
る。このキーボードフォーカスのあるウィンドウの設定
は、一般的には、マウスカーソルを所望のウインドウ内
に位置せしめた後、マウスをクリック操作することによ
り、このウィンドウが選択される。
【0012】この第2の動作の一具体例を図3に示す。
図3(a)は筆記前の状態、図3(b)は筆記後に認識結果
が表示された状態、図3(c)は、アプリケーションプロ
グラムが認識結果を受け取って表示した状態を示す。図
3中、FWN1、FWN2は、それぞれアプリケーショ
ンプログラム1、アプリケーションプログラム2が生成
したウィンドウである。
【0013】FMSG1はアプリケーションプログラム
1が表示したメッセーシ内容、FCUは文字入力用のカ
ーソルを示す。FWNPは、FEPのウインドウであ
る。FWK1〜FWK4は文字を筆記するための記入枠
であり、認識結果を表示する領域を兼ねている。
【0014】FHS1〜FHS3は筆跡表示である。F
RC1〜FRC3は認識結果である。FCH1〜FCH
3は認識結果に基づいて入力された文字を示す。FRB
Tは、認識結果をアプリケーションに供給するためのボ
タンを示す。図3(a)に示すように、記入枠FWK1〜
FWK3に文字FHS1〜FHS3が筆記されると、F
EPはそれぞれの筆跡FHS1〜FHS3を表示する。
【0015】FEPは、筆記された記入枠の変化や一定
時間の無操作を筆記の終了として判断して認識を行い、
図3(b)に示すように認識結果FRC1〜FRC3を表
示する。ペンでボタンFRBTを指示されると、FEP
は認識結果FRC1〜FRC3の文字列をキーボード入
力と同一形式でキーボードフォーカスの存在するウィン
ドウに供給する。
【0016】ウィンドウFWN1にキーボードフォーカ
スが存在すると、FEPは認識結果FRC1〜FRC3
の文字列をウィンドウFWN1に供給し、アプリケーシ
ョンプログラム1はそれを受け取る。この結果、図3
(c)に示すように、アプリケーションプログラム1は、
認識結果FRC1〜FRC3と同一の文字列FCH1〜
FCH3をカーソル位置FCUに表示する。FEPは、
認識結果FRC1〜FRC3をアプリケーションプログ
ラムに供給した後、記入枠FWK1〜FWK3の内部を
消去し、次の筆記に備える。
【0017】尚、ペン入力をキーボード入力とマウス入
力に変換して、アプリケーションプログラムに供給する
ことは、特開平5-197478号公報(G06F3/03)、特開平5-12
7824号公報(G06F3/033)等にも記載され良く知られてい
る。米国Microsoft社の「Windows for Pen Computing」
等の実際のペンOSでは、キーボードとマウスを入力操
作機器の対象とした既存のアプリケーションプログラム
をペンで動作させるために、ペンの筆跡座標をマウスと
同一形式でアプリケーションプログラムに出力する処理
により、ペンによるキーボードと同等操作、及びペンに
よるマウスと同等操作が行われる。このペンによるキー
ボードと同等操作のための処理をキーボードエミュレー
ションと称する。また、このペンによるマウスと同等操
作のための処理をマウスエミュレーションと称する。
【0018】このように、第2の動作例では、ペン入力
の処理をシステムプログラムに任せているので、従来か
らの既存のアプリケーションプログラムを変更無く使用
できる。しかし、図3に示したように、文字を入力した
い位置FCUとは、離れた位置の記入枠FWNPに筆記
する操作は、違和感があり、操作が煩わしい。
【0019】このため、前記「Windows for Pen Comput
ing」では、ウィンドウに直接筆記できる環境を実現す
るための専用のライブラリも用意している。この専用の
ライブラリを利用してアプリケーションプログラムを新
たに開発すれば、ウィンドウに直接ペン入力できる。こ
のように、キーボード入力とマウス入力とを入力対象と
し、ペン入力を入力対象としない既存のアプリケーショ
ンプログラムでは、このアプリケーションのウィンドウ
内に直接ペン入力できなかった。
【0020】また、これを実現するには、ペン入力対応
の新たなアプリケーションプログラムを作成する必要が
あった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】既存の多くのアプリケ
ーションプログラムは、入力手段としてキーボードとマ
ウスを対象としている。この既存のアプリケーションプ
ログラムをペンで動作させる場合、アプリケーションの
ウィンドウあるいは画面の任意の位置に直接文字等を筆
記できることが望ましい。
【0022】本発明は、この様な既存のアプリケーショ
ンプログラムを無変更で、アプリケーションのウィンド
ウあるいは画面の任意の位置に直接文字等を筆記でき
て、文字の入力や編集を行わせる手書き入力技術を提供
することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、手書き入力用
のウィンドウ内に筆記された筆記データを認識し、この
認識結果を手書き入力未対応アプリケーションプログラ
ムに供給するシステムプログラムによる手書き入力方法
において、前記手書き入力用のウィンドウ(Idsp,Idsp2,
Iwn,Iwn2,Iarwn1)を透過性とし、この透過性ウインドウ
を前記アプリケーションプログラム用のウィンドウ(WN,
WN2,ARwn1)に重ねて配置することを特徴とする。
【0024】又、本発明は、手書き入力用のウィンドウ
(Iwn,Iwn2)の領域を、前記アプリケーションプログラム
用のウィンドウ(WN,WN2)の領域と一致させたことを特徴
とする。又、本発明は、手書き入力用のウィンドウ(Ids
p)の領域を、表示画面の全領域としたことを特徴とす
る。
【0025】又、本発明は、手書き入力用のウィンドウ
(Idsp,Idsp2,Iwn,Iwn2,Iarwn1)を透明としたことを特徴
とする。又、本発明は、手書き入力用のウィンドウ内へ
の筆記開始位置を参考にして筆跡表示領域(DA)を設定す
ることを特徴とする。又、本発明は、マウスとキーボー
ドを入力手段とするアプリケーションプログラムを無変
更でペンを入力手段として動作させるペン型ウィンドウ
システムの手書き入力方法に於て、画面の任意の位置に
ペンで文字や編集記号を筆記し、該筆記した位置へ前記
筆跡表示手段によって筆跡を表示し、この筆跡座標デー
タを認識した文字や編集記号に対応するコードをキーボ
ードフォ−カスのあるアプリケーションプログラムに出
力することを特徴とする。
【0026】本発明は、認識された文字又は編集記号に
対応するコードをキーボードフォ−カスのあるアプリケ
ーションプログラムに出力し、画面の任意の位置にペン
で文字又は編集記号を筆記でき、該筆記した位置へ筆跡
を表示することを特徴とする。また、本発明は、キーボ
ードフォーカスの所在地を固定して、表示手段の全画面
の任意の位置への筆記を可能とすることを特徴とする。
【0027】また、本発明は、キーボードフォーカスの
あるアプリケーションウィンドウ画面上の任意の位置へ
の筆記を可能とする。また、本発明は、文字や編集記号
の筆記前のマウスカーソルの位置を記憶するマウスカー
ソル位置記憶手段を有し、文字や編集記号の筆記後に、
前記マウスカーソル位置記憶手段で記憶された位置へマ
ウスカーソルを戻すことを特徴とする。
【0028】また、本発明は、筆跡座標データをマウス
入力と同一形式でアプリケーションプログラムに出力す
る座標データ出力手段を有し、該座標データ出力手段で
座標データを出力するマウスエミュレーションモード
と、筆跡表示手段で筆跡を表示し、認識手段で文字また
は編集記号を認識し、筆跡消去手段で筆跡を消去し、認
識結果出力手段で文字又は編集記号に対応するコードを
出力する処理を行う文字・編集記号入力モードの2つの
モードを備え、該2つのモードを切り替えるモード切り
替え手段を有し、文字・編集記号入力モードの時、文字
列や編集記号が筆記された後にマウスエミュレーション
モードにするアン・ロックモードと、文字列や編集記号
が筆記された後でも文字・編集記号入力モードを継続す
るロックモードを選択するモード選択手段を有すること
を特徴とする。また、本発明は、画面上の特定領域を文
字、編集記号の筆記の対象から除外することを特徴とす
る。
【0029】また、本発明は、文字、編集記号入力モー
ドの時、マウスカーソル移動用の特定の編集記号を認識
した時点で、該編集記号を筆記した位置にマウスカーソ
ルを移動し、該マウスカーソルの存在するアプリケーシ
ョンウィンドウへキーボードフォーカスを移動する特定
編集記号によるマウスカーソル移動制御手段を有するこ
とを特徴とする。
【0030】また、本発明は、数文字分の筆跡表示可能
な所定サイズの筆跡表示領域を筆記開始時に筆記開始位
置に設定し、筆跡消去手段は筆跡表示領域を消去して、
該筆跡表示領域を再描画する要求を該筆跡表示領域の存
在するウインドウに通知する機能を有することを特徴と
する。また、本発明は、筆跡表示領域の外に筆記された
時に、該筆記された位置を含むサイズに前記筆跡表示領
域を再設定する機能を有することを特徴とする。
【0031】また、本発明は、認識手段で文字を認識し
た時点で、該文字を筆記位置に一旦表示して、該文字を
消去する認識結果表示手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、文字や編集記号が筆記された位置から
所定の距離以上離れた位置での座標入力の検出によって
筆記操作の終了を判断する筆記位置による筆記終了判断
手段を有することを特徴とする。
【0032】本発明の手書き入力装置は、ペンでの筆跡
座標データを入力する座標入力手段と、該座標入力手段
と一体になった表示手段と、前記筆跡座標データから筆
跡を前記表示手段の画面上の筆記位置に表示する筆跡表
示手段と、前記筆跡座標データから文字や編集記号を認
識する認識手段と、前記筆跡を消去する筆跡消去手段
と、前記認識された文字や編集記号に対応するコードを
キーボードフォ−カスのあるアプリケーションプログラ
ムに出力する認識結果出力手段とを有し、前記画面の任
意の位置にペンで文字や編集記号を筆記でき、該筆記し
た位置へ前記筆跡表示手段によって筆跡を表示すること
を特徴とする。
【0033】
【作用】本発明では、手書き入力用のウィンドウ(Idsp,
Idsp2,Iwn,Iwn2,Iarwn1)を透過性とし、この透過性ウイ
ンドウを前記アプリケーションプログラム用のウィンド
ウ(WN,WN2,ARwn1)に重ねて配置する。又、本発明では、
手書き入力用のウィンドウ(Iwn,Iwn2)の領域を、前記ア
プリケーションプログラム用のウィンドウ(WN,WN2)の領
域と一致させる。
【0034】又、本発明では、手書き入力用のウィンド
ウ(Idsp)の領域を、表示画面の全領域とする。又、本発
明では、手書き入力用のウィンドウ(Idsp,Idsp2,Iwn,Iw
n2,Iarwn1)を透明とする。又、本発明では、手書き入力
用のウィンドウ内への筆記開始位置を参考にして筆跡表
示領域(DA)を設定する。
【0035】又、本発明では、認識結果をキーボード入
力と同一形式でキーボードフォーカスのあるアプリケー
ションプログラムに供給する。これによって、アプリケ
ーションプログラムは、受け取った認識結果に基づいて
文字の入力や編集の動作を行える。又、本発明では、モ
ード切り替え手段によって文字・編集記号入力モードが
選択されている時は上記の動作を行う。モード切り替え
手段によってマウスエミュレーションモードが選択され
ている時は、筆跡座標データをマウス入力と同一形式で
アプリケーションプログラムに供給する。
【0036】又、本発明では、モード選択手段によって
アン・ロックモードが選択されている時は、文字、編集
記号入力モードの時、文字列や編集記号が筆記された後
にマウスエミュレーションモードにする。ロックモード
が選択されている時は、文字、編集記号入力モードの
時、文字列や編集記号が筆記された後も文字、編集記号
入力モードを継続する。
【0037】又、本発明では、文字・編集記号入力モー
ドとマウスエミュレーションモードのモード切り替えや
ロック、アン・ロックモードの切り替えなどのための画
面上のメニュー領域など画面上の特定の領域を文字、編
集記号の筆記の対象から除外しておくと文字、編集記号
入力モードの時も該特定画面に対するメニュー選択など
の操作が行える。
【0038】又、本発明では、文字・編集記号入力モー
ドの時、認識手段で特定の編集記号を認識した時、特定
編集記号によるマウスカーソル移動制御手段で、筆記さ
れた位置にマウスカーソルを移動する。又、本発明で
は、筆記開始時に、筆跡表示手段で数文字分の筆記可能
な所定サイズの筆跡表示領域が設定されると、筆跡消去
手段は筆跡表示領域を消去し、筆跡表示領域を再描画す
る要求を筆跡表示領域の存在するウィンドウに通知す
る。これによって、アプリケーションプログラムは、再
描画の要求を受け取って、筆跡表示領域である消去され
た領域を再描画し、筆記前と同じ画面に戻る。
【0039】又、本発明では、認識手段で文字を認識し
た時、その認識された文字を認識結果表示手段で筆記位
置に一旦表示した後、その文字を消去する。又、本発明
では、文字や編集記号が筆記された位置から所定の距離
以上離れた位置に座標入力されると、筆記位置による筆
記終了判断手段で筆記操作の終了を判断し、直ちに認識
手段によって文字と編集記号の認識が行われる。
【0040】又、本発明の手書き入力装置では、ペンで
の筆跡座標データを入力する座標入力手段と、該座標入
力手段と一体になった表示手段と、前記筆跡座標データ
から筆跡を前記表示手段の画面上の筆記位置に表示する
筆跡表示手段と、前記筆跡座標データから文字や編集記
号を認識する認識手段と、前記筆跡を消去する筆跡消去
手段と、前記認識された文字や編集記号に対応するコー
ドをキーボードフォ−カスのあるアプリケーションプロ
グラムに出力する認識結果出力手段とを有し、前記画面
の任意の位置にペンで文字や編集記号を筆記でき、該筆
記した位置へ前記筆跡表示手段によって筆跡を表示す
る。
【0041】
【実施例】図1、図4〜図28を参照しつつ、本発明の
1実施例を説明する。図1は、FEPによる第1実施例
の機能構成を示すブロック図である。図1に於て、表示
入力一体型タブレット1(以下タブレット)はLCD表示
部1a(以下表示部)とペン1cの座標検出部1bが一体
になった装置であり、1aの座標と1bの座標は1対1
で対応している。
【0042】FEP制御部2は、タブレット1で筆記さ
れた筆跡を表示したり、認識してその結果をアプリケー
ションプログラム9に出力したり、アプリケーションプ
ログラム9の要求に従ってタブレット1の表示を制御す
るなど、FEPの制御を行う。尚、FEP制御部2及び
アプリケーションプログラム9はソフトウェアで構成さ
れている。また、図1では、説明を簡単にするためにア
プリケーションプログラム9を1つとしたが、アプリケ
ーションプログラムを複数とし、この内の1つを選択す
ることにより、この選択されたアプリケーションプログ
ラム9との間でデータのやりとりをしてもよい。
【0043】FEP制御部2は、主制御部3、認識部
4、筆跡表示部5、筆跡消去部6、座標データ出力部
7、認識結果出力部8から成る。タブレット1上で筆記
されると、主制御部3は、タブレット1(座標検出部1
b)から筆記座標データを受け取る。マウスエミュレー
ションモードであれば、筆跡座標データを座標データ出
力部7に渡し、座標データ出力部7は受け取った筆跡座
標データをマウス入力と同一形式で、筆記位置にあるウ
ィンドウのアプリケーションプログラムへ出力する(図
中、DM)。
【0044】文字入力、編集モードであれば、主制御部
3は、筆跡座標データをまず、筆跡表示部5へ渡す。筆
跡表示部5は、筆跡座標データに基づいて筆記位置に筆
跡を表示する。この時、筆跡表示部3は、複数文字分の
筆跡表示可能な所定サイズの筆跡表示領域を筆記開始時
に筆記開始位置に設定し、その領域に筆跡を表示する。
【0045】主制御部3は、一定時間の無操作を検知す
ると筆記の終了と判断して、筆跡座標を認識部4に渡
す。認識部4は筆跡座標データに基づいて文字や編集記
号を認識し、その結果を主制御部3に渡す。主制御部3
は、認識結果を受け取ると、筆跡消去部6に筆跡消去の
要求を行う。
【0046】筆跡消去部6は筆跡消去の要求を受け取る
と、前記筆跡表示領域を消去した後、主制御部3を通し
てアプリケーションプログラム9に再描画の要求を出力
する。この再描画の要求(DQ)は、ウィンドウシステム
のイベント(XウィンドウシステムではExposeイ
ベントに相当)で行う。
【0047】尚、Xウィンドウシステムとは、米国マサ
チューセッツ工科大学の開発したウインドウシステムで
ある。アプリケーションプログラム9は、再描画の要求
(DQ)を受け取ると、消去された筆跡表示領域の画面
(アプリケーションの画面)の再描画を行い筆記前の画
面、つまり、筆跡だけが消去された画面になる。
【0048】その後、主制御部3は、受け取った認識結
果である文字や編集記号のコードをキーボード入力と同
一形式で、キーボードフォーカスの存在するウインドウ
のアプリケーションプログラム9へ出力する。アプリケ
ーションプログラム9は、認識結果を受け取ると、その
結果に基づいて文字の入力や編集を行う。
【0049】以下、図4〜図28を用いて動作例を説明
する。図4〜図6は画面の任意の位置へ文字を筆記した
時の動作例を示す。図4〜図6中、DSPは画面を示
す。WNはアプリケーションプログラムが表示したウィ
ンドウであり、WN2は別のアプリケーションプログラ
ムが表示したウィンドウである。
【0050】TI、T2はウィンドウマネージャ(ウイ
ンドウの移動やサイズ変更などを行うプログラム)のタ
イトルバーであり、それぞれアプリケーションウィンド
ウWN、WN2の上に付いている。このタイトルバーを
ペンタッチし、タッチしたままペンを移動すると対応す
るウィンドウWNやWN2もペンの移動に伴って移動す
るようになっている。この操作はマウスのドラッグ操作
に相当する。
【0051】また、キーボードフォーカスの存在してい
るウィンドウWNに付いているタイトルバーT1はウィ
ンドウマネージャによって強調表示される。図4(a)
は、アプリケーションプログラムが、MSGの表、文字
を表示し、ペンによるタブレット上の特定領域(表示領
域外の固定メニュー領域)へのタッチによって文字筆記
の指示を行った時の状態である。
【0052】CUはアプリケーションプログラムが表示
したカーソルである。この文字筆記の指示を行った時点
で、本FEPは画面DSPと同一サイズの筆跡座標入力
用のウィンドウIdsp(透明)を画面と同一XY位置で
開く。この筆跡座標入力用のウィンドウIdspは、ウ
インドウの重なり関係に於て最上位位置に開く。
【0053】どのウインドウで座標入力されたかの判定
は、ウィンドウの重なり関係に於て、上位位置のウイン
ドウから下位方向のウインドウの順に領域判定する。こ
の判定は一般的なウィンドウシステムの処理である。F
EPは、筆跡座標入力用のウィンドウIdspを最上位
位置に置き、Idsp内の座標入力を文字や編集記号の
筆記と判定する。
【0054】図4(a)に示すように、筆跡座標入力用の
ウィンドウを画面と同一サイズで同一位置に開くことに
よって、画面の全ての位置への座標入力を文字やジェス
チャーの筆記と判定する。図4(b)は、文字DRdt
「SWP」を筆記した時の状態である。筆記が開始され
た時点で、筆跡表示領域DAを生成する。
【0055】筆跡表示領域DAのサイズは、初期値とし
て数文字筆記可能な所定のサイズとし、位置は筆記の開
始点DRpの左上とする。図4〜図6中、筆跡表示領域
DAを点線で示してあるが、画面上には表示せず、点線
は見えない。この筆跡表示領域DA上に筆跡DRdtを
表示する。筆記後に一定時間無操作であれば、筆記の終
了とみなし、筆跡DRdtの座標データに基づいて文字
や編集記号を認識し、筆跡を消去する。
【0056】筆跡の消去は、筆跡表示領域DAのクリア
とその領域の再描画で行う。筆跡表示領域をクリアする
と図5(a)に示す様になる。そして、アプリケーション
ウィンドウWN上のDAの領域の再描画の要求をアプリ
ケーションウィンドウWNに出力する。すると、アプリ
ケーションウィンドウWNに係わるアプリケーションプ
ログラムが再描画の要求を受け取り、その要求に従って
画面の再描画を行う。
【0057】その結果、図5(b)に示すように、筆跡D
Rdtの表示前の状態(図4(a)と同一画面)になる。そ
して、筆跡DRdtの認識結果をキーボードフォーカス
を有するウィンドウWNにキーボード入力と同一形式で
出力する。すると、アプリケーションプログラムは、受
け取った認識結果をカーソルCUの位置に表示する。
【0058】この結果、画面は図6になる。CHS1
は、認識結果「SWP」を示す。図7を用いて筆跡表示
の動作について詳述する。図7(a)は図4(b)のウィン
ドウWNの一部であり、筆記を開始した時点の状態を示
す。図中、Dlxは筆跡表示用ウィンドウDAの横の長
さ、DlyはDAの縦の長さを示し、それぞれ初期値と
して所定の長さである。
【0059】DApはDAの位置(左上)であり、筆記の
開始点DRpから左方向にDpx(所定の値)、上方向に
Dpyの位置(所定の値)とする。筆跡表示領域DAの生
成は、具体的には、図7(b)に示すように、アプリケー
ションウィンドウWN上でDAと同一領域DAs上へ、
その上面に重なる筆跡表示用ウィンドウWNd(DAs
と同一サイズ)を開くことを示す。
【0060】筆跡表示ウィンドウDNdを開いた時、図
7(c)に示すように、アプリケーションウィンドウWN
上の領域DAsの画面を、筆跡表示用ウィンドウWNd
上の領域DAd(WNdの全画面領域であり、DAsと
同一サイズ)に複写し、DAsの領域をクリアする。画
面上のDAの領域に見えるのは、DAdの内容である
が、アプリケーションウィンドウWNの領域DAと同一
であるため、画面は見かけ上変化なく筆記前の状態(図
4(a))と同一である。
【0061】この後、筆跡を筆跡表示ウィンドウWNd
へ表示する。すると図8の状態になり、画面は見かけ
上、アプリケーションウィンドウWNに筆記した状態
(図4(b))になる。そして、筆跡消去に於ては、筆跡表
示用ウィンドウWNdを削除し、アプリケーションウィ
ンドウWN上の領域DAsの再描画の要求をアプリケー
ションウィンドウWNへ出力する。
【0062】筆跡表示用ウィンドウWNdを削除する
と、画面にはアプリケーションウィンドウWN上のクリ
アされた領域DAsが見えるようになる。この状態は、
図5(a)に対応する。アプリケーションプログラムによ
り、領域DAsの領域が再描画されると、筆記前の状態
になる。この状態は図5(b)に対応する。
【0063】つまり、筆跡消去の処理によって、筆記前
に表示されていた内容はそのまま影響せず、筆跡だけを
消去したのと同じ状態になる。本実施例では、アプリケ
ーションウィンドウWN上の領域DAsの再描画を、ア
プリケーションウィンドウに対する再描画の要求で処理
しているが、クリアされる前のDAの画面をFEPが記
憶しておき、筆跡消去時にその画面をDAsに戻すこと
によって、画面を筆記前の状態に戻すことができる。
【0064】この方法を用いた場合は、アプリケーショ
ンウィンドウに対する再描画の要求は不要である。本実
施例のように、筆跡表示領域DAのサイズを数文字分の
筆記可能サイズに限定することにより、再描画する領域
も限定されるため、再描画における画面変化や再描画時
間は、全画面あるいはウィンドウ全体の描画と比較して
少なく、これによって筆跡消去時の画面のちらつきが少
ない。
【0065】図9は、筆跡表示領域DAの外に筆記され
た時の筆跡表示を示す。図9(a)は、筆跡表示領域DA
の外の座標点DRp2に筆記されはじめた時の状態であ
る。この時、FEPは、筆跡表示領域DAのサイズを変
更する。座標点DRp2を含み、その位置から複数文字
分の筆跡を表示できるように、筆跡表示領域DAの横の
サイズを図9(b)に示すように拡大する。
【0066】図9(b)のDlx2は、拡大後のDAの横
の長さである。この時、図9(c)に示すように、筆跡表
示用ウィンドウも拡大し、アプリケーションウィンドウ
WN上の拡大された筆跡表示領域DAsdの画面を、筆
跡表示用ウィンドウWNdの対応する領域DAddに複
写し、DAsdの領域はクリアする。この筆跡表示領域
DAの拡大によって、筆跡表示領域外に筆記された時も
筆跡表示できる。
【0067】図9(b)に続いて筆記された時の状態を図
9(d)に示す。その後、筆跡が認識されてアプリケーシ
ョンプログラムによって認識結果が表示された時の状態
が図9(e)である。図中、CHS2は認識結果である。
図10は、文字入力のロックモードでの動作例を示す。
図10(a)は、文字入力のロックモードが選択された時
の状態を示す。
【0068】図中、MMはマウスエミュレーションモー
ド、MCは文字入力モード、MLは文字入力のロックモ
ードを示すメニュー用のウィンドウであり、この領域
(ウィンドウ)をペンでタッチして各モードを選択する。
選択されたモードに対応するメニューは反転表示され、
選択されているモードが筆記者に分かるようになってい
る。
【0069】文字入力のロックモードが選択された時
は、MCとMLの両方が反転表示される。文字入力モー
ドあるいは文字入力のロックモードが選択されると筆跡
座標入力用ウィンドウIdsp(透明)を生成し、Ids
p内の入力座標を筆跡データとして検知するが、MM、
MC、MLの領域は例外として、この領域上の入力座標
は筆跡データではなく、メニュー選択として処理する。
【0070】この例外処理は、筆跡座標入力用ウィンド
ウIdspを生成した時に、MM、MC、MLのウイン
ドウをIdspより上面に再配置することで実現してい
る。座標入力がどのウィンドウに対するものかの検知
は、最上面にあるウィンドウから順次下面に向かって領
域判定するため、MM、MC、MLのウィンドウをId
spより上面に配置しておけば、例えIdsp内であっ
ても、MM、MC、MLのメニューを選択できる。
【0071】図10(a)の筆跡DRdtを認識し、その
認識結果がアプリケーションウィンドウWNに表示され
た状態が図10(b)である。文字入力のロックモードで
は、筆記後に認識処理が行われた後も文字入力モードが
継続するため、図11(a)に示すように継続して文字D
Rdt’を筆記できる。
【0072】このDRdt’が認識されて、その結果が
表示された状態が図11(b)である。このように、文字
列を時間的に区切って連続した位置に入力する場合は、
文字入力のロックモードを選択しておけば、筆記だけの
操作で文字入力できる。図12と図13は、文字入力の
アン・ロックモードでの動作例である。図12(a)は、
文字入力モードが選択され、筆跡DRdt12を表示し
た状態である。
【0073】筆跡DRdt12を認識し、その認識結果
がアプリケーションウィンドウに表示されると、図12
(b)の状態になる。アン・ロックモードでは、この時点
でマウスエミュレーションモードになり、Idspは削
除され、MMが反転表示される。この状態では、ポイン
テイングなどのマウス入力の操作を行える。
【0074】例えば、DRptの位置をペンでタッチす
ると、その座標をマウス入力同一形式でアプリケーショ
ンウィンドウWNに通知するため、その座標をアプリケ
ーションプログラムが受け取ってその位置にカーソルC
Uを移動する。すると、図13(a)に示すように、カー
ソルCUはPScuの位置に移る。そして、その位置に
文字入力をする場合は、図13(b)に示すように、文字
入力モードを再度選択して筆記を行う。
【0075】カーソルを移動する場合、ロックモードの
場合では筆記後にマウスエミュレーションモードを選択
する操作が必要であるが、アン・ロックモードでは図1
2図13に示したように筆記後直ちにポインティングに
よってカーソル移動できる。図14と図15は、キーボ
ードフォーカスを移動して、文字入力する場合の動作例
である。
【0076】図14(a)は、アプリケーションウィンド
ウWNに文字「SWP」の入力を行った後、マウスエミ
ュレーションモードで別のアプリケーションウィンドウ
WN2のタイトルバーT2上の点DRt2をペンでタッ
チした時点を示す。DRt2がペンタッチされると、ウ
ィンドウマネジャーがT2に接続しているウィンドウW
N2へキーボードフォーカスを移動させ、ウィンドウW
N2を最上面に配置する。
【0077】これによって、図14(b)に示すように、
T2のタイトルバーが強調表示され、ウインドウWN2
はウインドウWNより手前にあるように表示される。M
SG2、CU2は、アプリケーションプログラム(UN
IXのシェルプログラム)が表示したプロンプト表示と
カーソルである。ウィンドウマネージャーによって、キ
ーボードフォーカスのあるウィンドウWN2内にあるカ
ーソルCU2も強調表示され、逆にキーボードフォーカ
スのないウインドウWN内にあるカーソルCUは強調表
示が解除される。
【0078】図14(b)に於て、CU2の位置に文字入
力するには、図15に示すように、文字入力モードを選
択する。すると、以降筆記して認識された文字はウィン
ドウWN2へ入力される。図16は、特定領域を除外し
て筆記座標入力ウィンドウを開いた場合の動作例であ
る。
【0079】図16は、文字入力モードが選択された時
の状態である。Idsp2は筆跡座標入力用ウィンドウ
であり、ARIは筆跡座標入力の対象としない特定領域
である。特定領域ARIへのペンによる座標入力は、文
字や編集記号の筆記ではなくポインテイングなどのマウ
ス入力の対象とする。
【0080】これによって、文字入力モードにおいて
も、MM、MC、MLの領域をペンタッチしてモード選
択可能である。先の図10図11の例ではMM、MC、
MLをIdspより上面に配置することにより、MM、
MC、MLを筆記の対象から除外したが、図16では、
ARIの領域を、XY平面上での位置により、筆記の対
象から除外した動作例を示している。
【0081】図16の例では、MM、MC、MLをId
sp2の上面に最配置する必要はない。また、ARI内
に配置したウィンドウ全てを筆記の対象から除外でき
る。図17〜図19は、ウインドウ単位に筆跡座標入力
用ウィンドウを生成する場合の動作例を示す。図17
(a)は、文字入力のロックモードが選択された時の状態
である。
【0082】Iwnは筆跡座標入力用ウィンドウ(透明)
であり、キーボードフォーカスのあるアプリケーション
ウィンドウWNの上にWNと同一サイズに開く。この筆
跡表示用ウィンドウIwn内の座標入力は、文字や編集
記号の対象とし、Iwn以外の領域への座標入力はマウ
スエミュレーションの対象とする。ウィンドウWN内に
文字を筆記すると図17(b)の状態になる。
【0083】DRdtは筆記された文字であり、この文
字DRdtを認識し、その認識結果が表示されると図1
8(a)の状態になる。この後、ウィンドウWN2へ文字
入力するためには、キーボードフォーカスをウィンドウ
WN2へ移す必要がある。この場合、ウィンドウWN2
に接続するタイトルバーT2は筆跡表示用ウィンドウI
wnの外にはみだしているため、マウスエミュレーショ
ンモードに一旦モード変更する必要なく、文字入力また
は、文字入力のロックモードのままで、タイトルバーT
2をペンタッチすることで、ウィンドウWN2へキーボ
ードフォーカスを移動できる。
【0084】例えば、T2上の座標位置DRt2をペン
タッチすると、図18(b)の状態になる。キーボードフ
ォーカスが変化した時点、つまり、筆跡座標入力用ウィ
ンドウIwnの外にペンタッチされた時点で、筆跡座標
入力用ウィンドウIwnを削除し、再度キーボードフォ
ーカスのあるウィンドウ(WN2)の上に筆跡座標入力用
ウィンドウを開く。
【0085】これによって、図19(a)に示すように、
ウィンドウWN2上に文字と編集記号DRdt2を筆記
することができる。DRdt21は文字であり、DRd
t22は改行を表す編集記号である。その後、DRdt
2(DRdt21とDRdt22)を認識し、その認識結
果をウィンドウWN2へ出力すると、図19(b)の状態
になる。
【0086】CHS2(CHS21とCHS22)は、D
Rdt2(DRdt21とDRdt22)の認識結果であ
り、この内、DRdt22は改行動作を表す。UNIX
システムでは「ls」はファイル名の表示コマンドであ
り、カーソル位置CU2へのファイル名の表示が行われ
る。図17〜図19に示したように、ウィンドウ単位で
筆跡座標入力用ウィンドウを開くことによって、キーボ
ードフォーカスの移動を、文字入力のロックモードで文
字入力モードを継続する場合においても、モード切り替
えを必要とせず容易に行える。
【0087】但し、文字や編集記号の筆記はキーボード
フォーカスのあるウィンドウ内に限る。一方、図10図
11に示したように、全画面に筆跡座標入力用ウィンド
ウを開くことによって、画面の任意の位置に文字や編集
記号を筆記できる。例えば、ウィンドウをはみだして筆
記しても構わない。
【0088】但し、文字入力のロックモードに於てキー
ボードフォーカスを変更する場合に、一旦マウスエミュ
レーションモードにしてた後再度文字入力のロックモー
ドに戻す操作が必要である。図20は、筆跡座標入力用
ウィンドウ内への特定の編集記号の筆記による筆記位置
へのポインティング動作、つまり文字入力モードにおけ
る編集記号によるマウスエミュレーションの動作例であ
る。
【0089】図20(a)は、全画面の筆記モードでで文
字入力のロックモードが選択されている時、認識結果C
HS1が表示された後に、タイトルバーT2上に編集記
号DGt2が筆記された時の状態である。この編集記号
DGt2は文字入力モードにおけるポインティングを表
す記号であり、この記号を認識すると、この記号の中心
位置の座標にポインティングされたものとして、この座
標をマウス入力と同一形式でウィンドウWN2へ出力す
る。
【0090】すると、画面は図20(b)に示すように、
ウィンドウWN2にキーボードフォーカスが移り、タイ
トルバーT2が強調表示される。図21は、図20に示
した特定の編集記号を同一ウィンドウ内に筆記した例で
ある。図21(a)は、ウィンドウ単位の筆記モードで文
字入力のロックモードが選択されている時、認識結果C
HS1が表示された後に、編集記号DGdtが筆記され
た時の状態である。
【0091】この編集記号を認識すると、この筆跡デー
タの中心位置をマウス入力と同一形式でアプリケーショ
ンウィンドウWNヘ出力すると、アプリケーションプロ
グラムは、その座標位置に従ってカーソルCUを図21
(b)のPScuGの位置に移動する。これによって、こ
の後の文字の筆記に対する認識結果はカーソル位置PS
cuGに入力される。
【0092】図20、図21に示したように、特定の編
集記号によって、文字入力ードのロックモードでありな
がら、モード変更することなくポインティグが行える。
図22は、認識結果をアプリケーションプログラムへ出
力する際に、マウスカーソルを筆記前の位置に戻す動作
例を示す。図22図23は、まずマウスエミュレーショ
ンモードにおいてペンでPSmsへポインティングさ
れ、その位置へのマウスカーソルの移動によってカーソ
ルCUの位置指定が行われた後に、文字入力のロックモ
ードが選択された状態を示す。このアプリケーションウ
インドウWN上には、アプリケーションプログラムによ
ってウインドウARapが開かれている。
【0093】図22(b)は、図22(a)の状態で文字D
Rdtが筆記された状態である。これによって、マウス
カーソルMCUは筆記の終了位置PSdteへ移る。ア
プリケーションプログラムによっては、マウスカーソル
の位置を調べ、その位置によって動作を変えるものがあ
る。例えば、ウィンドウARap内にマウスカーソルが
入っている時だけ文字入力を受け付けるものがある。
【0094】これは、マウスによるポインテイングで文
字入力の位置と文字入力領域を決め、この文字入力領域
からのマウスカーソルの脱出は、別の領域への文字入力
の指示として解釈して一旦文字入力の動作を解除する処
理をアプリケーションプログラムが行っているためであ
る。もし、アプリケーションウィンドウWNがこのよう
なアプリケーションプログラムによって生成されたもの
であれば、図22(b)の状態で、認識結果をアプリケー
ションウインドウWNへ出力すると、その認識結果はカ
ーソル位置CUに表示されず、全く無視されるか別の位
置へ表示されるなどその動作は保証されない。
【0095】キーボード、マウスを対象にしたアプリケ
ーションプログラムでは、マウスにより位置指定を行
い、キーボードで文字入力を行うため、文字キー力中に
マウスカーソルが移動することは想定されないが、ペン
での文字筆記による文字入力では、その筆記操作によっ
てマウスカーソルの移動が起こる。この問題を解決する
ため、本FEPでは、筆記前のマウスカーソルの位置を
記憶しておき、認識結果をアプリケーションウィンドウ
へ出力する直前に、マウスカーソルを筆記前の位置に戻
している。図22(b)の状態から、筆跡を消去し、マウ
スカーソルMCUを筆記前の位置PSmsに戻した状態
が図23(a)である。この後、認識結果をアプリケーシ
ョンウィンドウWNへ出力すると図23(b)に示すよう
に認識結果が表示される。
【0096】図24は、ウィンドウ単位の筆記モードで
キーボードフォーカスのあるウィンドウが小さくてその
ウィンドウ内に筆記しずらい場合に対する本FEPの動
作例を示す。図24(a)は、まずマウスエミュレーショ
ンモードにおいてペンでPSmsへポインティングされ
その位置へのマウスカーソルの移動によってカーソルC
Uの位置指定が行われた後に、文字入力のロックモード
が選択された状態を示す。
【0097】通常キーボードフォーカスはウィンドウマ
ネージャが制御しているが、アプリケーションプログラ
ムによっては、アプリケーションプログラム自身でキー
ボードフォーカスを設定するものがある。例えば、アプ
リケーションプログラムがウィンドウARwn1〜AR
wn4を開いて、ポインティング動作に基づいてウィン
ドウARwn1ヘキーボードフォーカスを設定していた
場合、文字入力モードあるいは文字入力のロックモード
が選択された時点で、筆跡座標入力用ウィンドウIar
wn1はウィンドウARwn1と同一サイズで設定され
ることになる。
【0098】しかし、このように筆跡座標入力用ウィン
ドウのサイズが小さい場合、筆記できる領域は限定され
筆記しずらい。本FEPでは、筆跡座標入力用ウィンド
ウのサイズが所定サイズより小さい場合、その筆記座標
入力用ウィンドウの親のウィンドウが存在すれば、親の
ウィンドウ(図中、ウィンドウWN)を筆跡座標入力用ウ
ィンドウとして設定する。
【0099】これによって、図24(b)に示すように、
筆跡座標入力用ウィンドウIwnは広く、筆記しやすく
なる。図25図26は、認識結果をアプリケーションウ
ィンドウへ出力する際、一旦一定時間認識結果を筆記位
置に表示する動作例を示す。図25(a)は、文字入力の
ロックモードが選択された後、文字DGdtが筆記され
た状態を示す。
【0100】この文字DGdtを認識すると、図25
(b)に示すように認識結果Rchs1を筆記位置に一定
時間表示した後、認識結果をアプリケーションウィンド
ウWNへ出力すると図26の状態になる。このように、
認識結果を一旦筆記位置に表示することにより、筆記者
は認識結果を容易に確認することができる。
【0101】図27,28は、このFEPによる実施例
の主な動作フローを示した図である。まず、図27のS
1で座標入力があればこのデータを入力する。S2でこ
の座標入力の有無と座標値によって、以下の動作を決め
る。座標入力が文字モードのメニュー指示の場合、全画
面の筆記モードであるかウィンドウ単位の筆記モードで
あるかS3で判定する。全画面の筆記モードであれば、
S4で画面サイズの筆跡座標入力ウィンドウIdspを
生成する。ウィンドウ単位の筆記モードであれば、S5
でキーボードフォーカスを有するウィンドウ上にそのウ
ィンドウと同一サイズの筆跡座標入力用ウィンドウIw
nを生成する。
【0102】座標入力がマウスエミュレーションモード
の場合、S6で全画面の筆記モードであれかウィンドウ
単位の筆記モードでるかを判定する。全画面の筆記モー
ドであれば、S7で筆跡座標入力用ウィンドウIdsp
を削除する。ウィンドウ単位の筆記モードであれば、S
8で筆跡座標入力用ウィンドウIwnを削除する。次
に、図28を基に説明する。
【0103】座標入力が筆跡座標入力用ウィンドウ(I
dsp、Iwn)上での筆記の時、筆記開始時か否かを
S9で判定する。筆記開始時にはS10で筆跡座標(始
点)を基準に筆跡表示ウィンドウWNDを生成して、S
11で筆記操作終了判断のためのタイマーをリセット
し、S12で筆跡表示ウィンドウWND上へ筆跡を表示
する。筆記開始以外時には、S10をスキップして、S
11で筆記操作終了判断のためのタイマーをリセット
し、S12で筆跡表示ウィンドウWND上へ筆跡を表示
する。
【0104】座標入力が無い度にS13でタイマー計測
を行う。筆跡座標入力用ウィンドウ上への筆記の度にタ
イマーをS11でリセットし、座標入力が無い度にタイ
マー計測をS13で行うのは、所定時間の無操作を検出
するためである。S14でタイムオーバーを判定し、S
15で筆記後か否かを判定する。筆跡があって所定時間
のタイムオーバーの時点、つまり、筆記後の所定時間の
無操作を検出した時点で、筆記操作の終了を判断して、
S16以降の処理を行う。
【0105】筆記操作の終了を判断すると、S16で筆
跡座標データに対して認識処理を行う。S17で筆跡を
消去し、S18でキーボードフォーカスのあるアプリケ
ーションウィンドウへ認識結果を出力する。その後、S
19でロックモードか否かを判定する。文字の入力モー
ドであり、ロックモードでなければ、S20で筆跡座標
入力用ウィンドウを消去し、S21でマウスエミュレー
ションモードへ移る。
【0106】ウィンドウ単位の筆記モードであり、筆跡
座標入力用ウィンドウ以外の領域へのポインティングの
場合、つまりキーボードフォーカスの所在が変化した場
合は、S22で筆跡座標入力用ウィンドウIwnを一旦
消去し、S23で新たにキーボードフォーカスを有する
ウィンドウ上に筆跡座標入力用のウィンドウを開く。そ
の他、マウスエミュレーションモードでの座標入力の場
合は、S24の如く、その座標データをアプリケーショ
ンウィンドウへ出力する。
【0107】尚、本実施例では、画面上の図示しないウ
ィンドウ領域の指示によって、全画面の筆跡モードとウ
ィンドウ単位の筆記モードの切り替え操作を行っている
が、タブレット上の画面表示外の固定領域の指示によっ
て切り替えることも考えられる。また、あらかじめ、全
画面の筆記モードかウィンドウ単位の筆記モードかどち
らかに固定にすることも考えられる。
【0108】又、本実施例では、ペン入力時のキーボー
ドフォーカスのウィンドウは、固定であるが、ペン入力
時のタッチ位置のウィンドウをキーボードフォーカスの
ウィンドウとしてもよい。つまり、使用者の使い勝手か
らすると、当然、筆記される文字は、筆記される位置の
ウインドウに入力されると、考えるからである。このよ
うに、文字入力される位置のウィンドウを、キーボード
フォーカスのウィンドウとして設定することにより、操
作性が向上する。
【0109】又、本実施例では、手書き入力用のシステ
ムプログラムをFEPとしたが、これは、OS(オペレ
−ティングシステム)でもよい。又、本実施例では、筆
跡座標入力用ウインドウの透明としたが、これは、透過
性があればよい。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、キーボード、マウスを
入力手段としたアプリケーションプログラムを無変更で
ペンを使って動作させる場合に於て、アプリケーション
のウィンドウや画面上の任意の位置に直接文字や編集記
号を筆記して文字入力や編集を行えるので、違和感なく
容易に操作できる。
【0111】また、本発明によれば、キーボードフォー
カスの所在地を固定して、画面の任意の位置へ筆記でき
るので、キーボードフォーカスの存在するウィンドウの
外に筆記しても、ウィンドウをまたがって筆記しても、
キーボードフォーカスが移動せず、意図した位置への文
字の入力や編集が行える。また、本発明によれば、キー
ボードフォーカスのあるアプリケーションウィンドウ画
面上の任意の位置に筆記できるため、入力や編集を行い
たいウィンドウの上に文字や編集記号を筆記するとその
ウンドウに対して文字の入力や編集が行えると共に、別
のウィンドウに対して入力や編集を行いたい場合、その
ウィンドウの位置をペンで指示すると指示した位置のウ
ィンドウにキーボードフォークカスが移るため、容易に
入力や編集の対象とするウィンドウを変更できる。
【0112】また、本発明によれば、文字や編集記号の
筆記によってその筆記位置にマウスカーソルが移動して
も、記憶された筆記前のマウスカーソル位置へ、文字や
編集記号の筆記後にマウスカーソルを戻す。このため、
キーボードフォーカスとマウスカーソルの組み合わせで
文字の入力や編集の位置を決定してその位置に文字編集
用のカーソルを設定するアプリケーションプログラムに
対しても、筆記によって入力や編集位置が誤って変化せ
ず、意図した位置で文字入力や編集が行える。また、本
発明によれば、文字・編集記号入力モードとマウスエミ
ュレションモードの切り替えに於て、文字・編集記号入
力モードのロック、アン・ロックをモード選択できる。
従って、ロックモードを選択した時は、文字列や編集記
号を筆記して入力、編集を行った後も文字、編集記号入
力モードが継続するため、多くの文字入力や編集を分割
して行う場合に文字、編集記号の筆記の操作だけの操作
で行える。また、アン・ロックモードを選択した時は、
文字列や編集記号を筆記して入力、編集を行った後はマ
ウスエミュレーションモードになるため、文字入力、編
集後、ポインティングによるアプリケーションのメニュ
ー選択やカーソル移動などの筆記以外の操作を行う場合
に、文字や編集記号の筆記後にモード切り替えの操作を
行うことなく、直ちにポインティング等の操作を行え
る。
【0113】また、本発明によれば、画面上の特定領域
を文字、編集記号の筆記の対象から除外できる。このた
め、例えば文字、編集記号入力モードとマウスエミュレ
ションモードを選択するためのメニュー表示を画面表示
して、このメニュー表示の領域を前記特定領域にしてお
くことで、文字・編集記号入力モードで、筆記領域とメ
ニュー領域が重なった場合に於てもメニュー選択の操作
が行える。
【0114】また、本発明によれば、文字・編集記号入
力モードの時、文字の筆記後、マウスカーソル移動用の
特定の編集記号を筆記すれば、この編集記号の筆記位置
へのマウスカーソルの移動によって、一般的にアプリケ
ーションプログラムはこのマウスカーソル位置を編集位
置とするため、文字の筆記後、別の位置への文字入力、
編集を行う場合に、文字や編集記号の筆記の操作だけで
行え、文字・編集記号入力モードからマウスエミュレシ
ョンモードへの切り替え操作、マウスエミュレションモ
ードから文字・編集記号入力モードへの切り替え操作は
不要であり、操作が簡潔である。
【0115】また、本発明によれば、筆跡表示領域のサ
イズを数文字分に限定するすることによって、この限定
された領域に対してだけ筆跡を消去して、画面の再描画
を行うため、再描画に掛かる処理時間が少なくて済み、
また再描画による画面の変化が少なくて済むため、再描
画による画面のちらつきが少ない。また、本発明によれ
ば、あらかじめ筆跡表示領域のサイズを数文字分に限定
しても、筆跡表示領域外に筆記された時、この筆記位置
を含むサイズに筆跡表示領域を再設定するため、筆跡が
表示されないという問題はない。
【0116】また、本発明によれば、アプリケーション
のウィンドウに筆記可能とする時に於て、キーボードフ
ォーカスのあるアプリケーションウィンドウの画面が、
所定サイズより小さい場合、そのウィンドウの親ウィン
ドウの任意の位置への筆記を可能としている。このた
め、入力、編集の対象であるウィンドウサイズが小さく
て、この小さいウィンドウ内に筆記しづらい場合でも、
そのウィンドウを含む親のウィンドウ(同一のアプリケ
ーションプログラムが表示したウィンドウ)内に筆記で
きるため、筆記の大きさの制限が少ない。
【0117】また、本発明によれば、文字を認識した時
点で、この文字を一旦筆記位置に表示するため、認識結
果の確認が容易である。また、本発明によれば、文字や
編集記号が筆記された位置から所定の距離以上離れた位
置に座標入力すると筆記操作の終了と判断されて直ちに
文字と編集記号の認識が行われるため、一定時間の無操
作による筆記の終了指示に比べて筆記後の認識結果の表
示の応答性が非常に良い。また、特定のメニューを指示
しての筆記の終了を指示する操作と比較して、操作位置
の自由度が高いため、操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機能構成を示すブロック図
である。
【図2】第1の従来技術を説明するための図である。
【図3】第2の従来技術を説明するための図である。
【図4】この実施例による任意位置への筆記動作を説明
するための図である。
【図5】この実施例による任意位置への筆記動作を説明
するための図である。
【図6】この実施例による任意位置への筆記動作を説明
するための図である。
【図7】この実施例の筆跡表示と筆跡消去の動作を説明
するための図である。
【図8】この実施例の筆跡表示と筆跡消去の動作を説明
するための図である。
【図9】この実施例の筆跡表示領域の制御動作を説明す
るための図である。
【図10】この実施例の文字入力のロックモード時の動
作を説明するための図である。
【図11】この実施例の文字入力のロックモード時の動
作を説明するための図である。
【図12】この実施例の文字入力のアンロックモード時
の動作を説明するための図である。
【図13】この実施例の文字入力のアンロックモード時
の動作を説明するための図である。
【図14】この実施例でのキーボードフォーカスの移動
を説明するための図である。
【図15】この実施例でのキーボードフォーカスの移動
を説明するための図である。
【図16】この実施例の特定領域を説明するための図で
ある。
【図17】この実施例でのウィンドウ単位の筆記入力を
説明するための図である。
【図18】この実施例でのウィンドウ単位の筆記入力を
説明するための図である。
【図19】この実施例でのウィンドウ単位の筆記入力を
説明するための図である。
【図20】この実施例の特定の編集記号による動作を説
明するための図である。
【図21】この実施例の特定の編集記号による他の動作
を説明するための図である。
【図22】この実施例でのマウスカーソルの制御を説明
するための図である。
【図23】この実施例でのマウスカーソルの制御を説明
するための図である。
【図24】この実施例のウィンドウ単位の筆記入力を説
明するための図である。
【図25】この実施例の認識結果の一旦表示動作を説明
するための図である。
【図26】この実施例の認識結果の一旦表示動作を説明
するための図である。
【図27】この実施例の動作フローを示す図である。
【図28】この実施例の動作フローを示す図である。
【符号の説明】 1 表示入力一体型タブレット 1a LCD表示部 1b 座標検出部 2 FEP制御部 3 主制御部 4 認識部 5 筆跡表示部 6 筆跡消去部 7 座標データ出力部 8 認識結果出力部 9 アプリケーションプログラム

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き入力用のウィンドウ内に筆記され
    た筆記データを認識し、この認識結果を手書き入力未対
    応アプリケーションプログラムに供給するシステムプロ
    グラムによる手書き入力方法において、 前記手書き入力用のウィンドウ(Idsp,Idsp2,Iwn,Iwn2,I
    arwn1)を透過性とし、 この透過性ウインドウを前記アプリケーションプログラ
    ム用のウィンドウ(WN,WN2,ARwn1)に重ねて配置すること
    を特徴とする手書き入力方法。
  2. 【請求項2】 前記手書き入力用のウィンドウ(Iwn,Iwn
    2)の領域を、前記アプリケーションプログラム用のウィ
    ンドウ(WN,WN2)の領域と一致させたことを特徴とする請
    求項1の手書き入力方法。
  3. 【請求項3】 前記手書き入力用のウィンドウ(Idsp)の
    領域を、表示画面の全領域としたことを特徴とする請求
    項1の手書き入力方法。
  4. 【請求項4】 前記手書き入力用のウィンドウ(Idsp,Id
    sp2,Iwn,Iwn2,Iarwn1)を透明としたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の手書き入力方法。
  5. 【請求項5】 前記手書き入力用のウィンドウ内への筆
    記開始位置を参考にして筆跡表示領域(DA)を設定するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の手
    書き入力方法。
  6. 【請求項6】 マウスとキーボードを入力手段とするア
    プリケーションプログラムを無変更でペンを入力手段と
    して動作させるペン型ウィンドウシステムの手書き入力
    方法に於て、 画面の任意の位置にペンで文字や編集記号を筆記し、該
    筆記した位置へ筆跡を表示し、 この筆跡座標データを認識した文字や編集記号に対応す
    るコードをキーボードフォ−カスのあるアプリケーショ
    ンプログラムに出力することを特徴とする手書き入力方
    法。
  7. 【請求項7】 キーボードフォーカスあるアプリケーシ
    ョンプログラムを固定して、全画面の任意の位置への筆
    記を可能とすることを特徴とする請求項6に記載の手書
    き入力方法。
  8. 【請求項8】 キーボードフォーカスのあるアプリケー
    ションプログラムのウィンドウ画面内の任意の位置への
    筆記を可能とすることを特徴とする請求項6に記載の手
    書き入力方法。
  9. 【請求項9】 文字や編集記号の筆記前のマウスカーソ
    ルの位置を記憶し、筆記後に、前記記憶された位置へマ
    ウスカーソルを戻すことを特徴とする請求項6又は7に
    記載の手書き入力方法。
  10. 【請求項10】 筆跡座標データをマウス入力と同一形
    式でアプリケーションプログラムに出力するマウスエミ
    ュレーションモードと、前記筆跡を認識して対応するコ
    ードを出力する文字・編集記号入力モードとの2つの操
    作モードを備え、 文字・編集記号入力モードの時に文字列や編集記号が筆
    記されると、この筆記後にマウスエミュレーションモー
    ドとなるアン・ロックモードと、前記筆記後でも文字・
    編集記号入力モードを継続するロックモードとを選択す
    ることを特徴とする請求項6又は7に記載の手書き入力
    方法。
  11. 【請求項11】 画面上の特定領域を文字、編集記号の
    筆記の対象から除外することを特徴とする請求項6又は
    7に記載の手書き入力方法。
  12. 【請求項12】 文字・編集記号入力モードの時、マウ
    スカーソル移動用の特定の編集記号を認識すると、該編
    集記号を筆記した位置にマウスカーソルを移動し、該マ
    ウスカーソルの存在するアプリケーションプログラムへ
    キーボードフォーカスを移動することを特徴とする請求
    項6又は7に記載の手書き入力方法。
  13. 【請求項13】 数文字分の筆跡表示可能な所定サイズ
    の筆跡表示領域を筆記開始時に筆記開始位置に設定し、
    筆跡認識終了後、この筆跡表示領域を消去し、この筆跡
    表示領域を再描画する要求を該筆跡表示領域の存在する
    ウインドウのアプリケーションプログラムに通知するこ
    とを特徴とする請求項6又は7に記載の手書き入力方
    法。
  14. 【請求項14】 前記筆跡表示領域の外に筆記された時
    に、該筆記された位置を含むサイズに前記筆跡表示領域
    を再設定する機能を有することを特徴とする請求項13
    に記載の手書き入力方法。
  15. 【請求項15】 キーボードフォーカスのあるアプリケ
    ーションプログラムのウィンドウ画面が所定サイズより
    小さい場合、該ウィンドウの親ウィンドウの任意の位置
    へ筆記を可能とすることを特徴とする請求項6に記載の
    手書き入力方法。
  16. 【請求項16】 筆記された文字を認識すると、該文字
    を筆記位置に一旦表示してから、該文字を消去すること
    を特徴とする請求項6又は7に記載の手書き入力方法。
  17. 【請求項17】 文字や編集記号が筆記された位置から
    所定の距離以上離れた位置での座標入力の検出によっ
    て、筆記操作の終了を判断することを特徴とする請求項
    6に記載の手書き入力方法。
  18. 【請求項18】 マウスとキーボードを入力手段とする
    アプリケーションプログラムを無変更でペンを入力手段
    として動作させるペン型ウィンドウシステムによる手書
    き入力装置に於て、 ペンでの筆跡座標データを入力する座標入力手段と、 該座標入力手段と一体になった表示手段と、 前記筆跡座標データから筆跡を前記表示手段の画面上の
    筆記位置に表示する筆跡表示手段と、 前記筆跡座標データから文字又は編集記号を認識する認
    識手段と、 前記筆跡を消去する筆跡消去手段と、 前記認識された文字又は編集記号に対応するコードをキ
    ーボードフォ−カスのあるアプリケーションプログラム
    に出力する認識結果出力手段とを有し、 前記画面の任意の位置にペンで文字や編集記号を筆記
    し、この筆記した位置へ前記筆跡表示手段によって筆跡
    を表示することを特徴とする手書き入力装置。
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