JPH08162908A - 複合型チューナ - Google Patents
複合型チューナInfo
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- JPH08162908A JPH08162908A JP29838294A JP29838294A JPH08162908A JP H08162908 A JPH08162908 A JP H08162908A JP 29838294 A JP29838294 A JP 29838294A JP 29838294 A JP29838294 A JP 29838294A JP H08162908 A JPH08162908 A JP H08162908A
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- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力フィルタからアンテナ出力端子間の絶縁
特性を広帯域に渡り向上させた複合型チューナを提供す
る。 【構成】 増幅器２３を入力フィルタ２９の近傍に配置
し、増幅器２５と増幅器２３との間に分配器２４を設け
ている。従って、アンテナ出力端子２８側に接続された
分配器２４の一方の出力端子と、入力フィルタ２９との
空間距離を確保することができるので、入力フィルタ２
９からアンテナ出力端子２８までの絶縁特性を広帯域に
渡り向上させることができる。
特性を広帯域に渡り向上させた複合型チューナを提供す
る。 【構成】 増幅器２３を入力フィルタ２９の近傍に配置
し、増幅器２５と増幅器２３との間に分配器２４を設け
ている。従って、アンテナ出力端子２８側に接続された
分配器２４の一方の出力端子と、入力フィルタ２９との
空間距離を確保することができるので、入力フィルタ２
９からアンテナ出力端子２８までの絶縁特性を広帯域に
渡り向上させることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＶＴＲを含む映像機器
分野で使用される複合型チューナに関するものである。
分野で使用される複合型チューナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】以下、従来の複合型チューナについて説
明する。従来の複合型チューナは、図４に示すように金
属製のフレーム１内の第１の区画室に設けられたアンテ
ナ入力端子２と、このアンテナ入力端子２に接続された
第１の増幅器３と、この第１の増幅器３の出力がその入
力に接続された分配器４と、この分配器４の一方の出力
が接続された第２の増幅器５と、この第２の増幅器５の
出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力には
ＲＦモジュレータ７の出力が接続された第１の混合器６
と、この第１の混合器６の出力が接続されたアンテナ出
力端子８と、前記フレーム１内の第２の区画室に設けら
れるとともに前記分配器４の他方の出力に接続された入
力フィルタ９と、この入力フィルタ９の出力に接続され
た第３の増幅器１０と、この第３の増幅器１０の出力が
一方の入力に接続されるとともに他方の入力には発振器
１２の出力が接続された第２の混合器１１と、この第２
の混合器１１の出力が接続された中間周波数増幅器１３
と、この中間周波数増幅器１３の出力が接続された中間
周波数出力端子１４とを備えた構成となっていた。そし
て、アンテナ入力端子２に続いて、第１の増幅器３と分
配器４とがこの順序に配設され、この分配器４に近接し
て入力フィルタ９が設けられていた。また、アンテナ出
力端子８の近傍には第１の混合器６が配置され、この第
１の混合器６と分配器４との間に第２の増幅器５が配置
されていた。
明する。従来の複合型チューナは、図４に示すように金
属製のフレーム１内の第１の区画室に設けられたアンテ
ナ入力端子２と、このアンテナ入力端子２に接続された
第１の増幅器３と、この第１の増幅器３の出力がその入
力に接続された分配器４と、この分配器４の一方の出力
が接続された第２の増幅器５と、この第２の増幅器５の
出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力には
ＲＦモジュレータ７の出力が接続された第１の混合器６
と、この第１の混合器６の出力が接続されたアンテナ出
力端子８と、前記フレーム１内の第２の区画室に設けら
れるとともに前記分配器４の他方の出力に接続された入
力フィルタ９と、この入力フィルタ９の出力に接続され
た第３の増幅器１０と、この第３の増幅器１０の出力が
一方の入力に接続されるとともに他方の入力には発振器
１２の出力が接続された第２の混合器１１と、この第２
の混合器１１の出力が接続された中間周波数増幅器１３
と、この中間周波数増幅器１３の出力が接続された中間
周波数出力端子１４とを備えた構成となっていた。そし
て、アンテナ入力端子２に続いて、第１の増幅器３と分
配器４とがこの順序に配設され、この分配器４に近接し
て入力フィルタ９が設けられていた。また、アンテナ出
力端子８の近傍には第１の混合器６が配置され、この第
１の混合器６と分配器４との間に第２の増幅器５が配置
されていた。
【０００３】以上のように構成された複合型チューナに
おいて以下にその動作を説明する。金属製のフレーム１
に設けられたアンテナ入力端子２より入力された高周波
テレビ信号は、第１の増幅器３で増幅された後分配器４
に入力される。この高周波テレビ信号は、分配器４で均
等に分配出力され、その一方の出力は第２の増幅器５に
入力される。そしてこの第２の増幅器５で増幅された出
力は、第１の混合器６の一方の入力へ入力される。また
この第１の混合器６の他方の入力端子には、ＲＦモジュ
レータ７の出力信号が加えられる。すなわち、信号入力
端子１５より入力された映像・音声信号がＲＦモジュレ
ータ７で、テレビ信号に変調されて、その出力信号は混
合器６で前記第２の増幅器５から出力される高周波テレ
ビ信号と混合されてアンテナ出力端子８に接続されたテ
レビ受像機に向かって出力される。
おいて以下にその動作を説明する。金属製のフレーム１
に設けられたアンテナ入力端子２より入力された高周波
テレビ信号は、第１の増幅器３で増幅された後分配器４
に入力される。この高周波テレビ信号は、分配器４で均
等に分配出力され、その一方の出力は第２の増幅器５に
入力される。そしてこの第２の増幅器５で増幅された出
力は、第１の混合器６の一方の入力へ入力される。また
この第１の混合器６の他方の入力端子には、ＲＦモジュ
レータ７の出力信号が加えられる。すなわち、信号入力
端子１５より入力された映像・音声信号がＲＦモジュレ
ータ７で、テレビ信号に変調されて、その出力信号は混
合器６で前記第２の増幅器５から出力される高周波テレ
ビ信号と混合されてアンテナ出力端子８に接続されたテ
レビ受像機に向かって出力される。
【０００４】一方の分配器４の他方の出力は、入力フィ
ルタ９へ入力される。そしてこの入力フィルタ９で希望
波以外の信号は除去された後第３の増幅器１０へ入力さ
れる。第３の増幅器１０で増幅された高周波テレビ信号
は、発振器１２の発振出力と第２の混合器１１で混合さ
れて所定の中間周波数に変換される。そして、この中間
周波数に変換された高周波テレビ信号は、中間周波数増
幅器１３で増幅された後出力端子１４から出力される。
ルタ９へ入力される。そしてこの入力フィルタ９で希望
波以外の信号は除去された後第３の増幅器１０へ入力さ
れる。第３の増幅器１０で増幅された高周波テレビ信号
は、発振器１２の発振出力と第２の混合器１１で混合さ
れて所定の中間周波数に変換される。そして、この中間
周波数に変換された高周波テレビ信号は、中間周波数増
幅器１３で増幅された後出力端子１４から出力される。
【０００５】図４に示す従来の構成では、入力フィルタ
９からアンテナ出力端子８までの絶縁特性は次のように
なっている。すなわち、分配器４の２個の出力端子が、
お互いに逆相に配置されている。そのため分配器４の出
力端子に現れる信号は反結合となる。そして、その反結
合で絶縁特性が決定される。この絶縁特性は理論上無限
大となるが、図３の特性Ａで示すように実際は、特定の
周波数（約３００ＭＨｚ）で絶縁特性が最大となる。こ
こで図３の横軸は周波数（ＭＨｚ）であり縦軸は減衰量
（ｄＢ）である。
９からアンテナ出力端子８までの絶縁特性は次のように
なっている。すなわち、分配器４の２個の出力端子が、
お互いに逆相に配置されている。そのため分配器４の出
力端子に現れる信号は反結合となる。そして、その反結
合で絶縁特性が決定される。この絶縁特性は理論上無限
大となるが、図３の特性Ａで示すように実際は、特定の
周波数（約３００ＭＨｚ）で絶縁特性が最大となる。こ
こで図３の横軸は周波数（ＭＨｚ）であり縦軸は減衰量
（ｄＢ）である。
【０００６】この絶縁特性を大きくするために、以下の
構成が採られることもあった。すなわち、単に入力フィ
ルタ９から出力端子８の絶縁特性を大きくするために、
入力フィルタ９と分配器４の他方の出力端子間に絶縁特
性向上のみの目的で新たな増幅器を設けたり、形状等の
制約で前記新たな増幅器が設けられないときは、絶縁特
性が小さいという原因で発生する他の特性の劣化が無視
されていた。
構成が採られることもあった。すなわち、単に入力フィ
ルタ９から出力端子８の絶縁特性を大きくするために、
入力フィルタ９と分配器４の他方の出力端子間に絶縁特
性向上のみの目的で新たな増幅器を設けたり、形状等の
制約で前記新たな増幅器が設けられないときは、絶縁特
性が小さいという原因で発生する他の特性の劣化が無視
されていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、図３のＡ曲線に示すように、入力
フィルタ９とアンテナ出力端子８との間の絶縁特性がチ
ューナ受信帯域全域をカバーすることができない。この
ことはチューナ選局時に入力フィルタ９のインピーダン
スが変化したとき、アンテナ入力端子２からアンテナ出
力端子８への利得が変化したり、また発振器１２の漏洩
成分が、アンテナ出力端子８に出力されることとなる。
すなわち、アンテナ出力端子８に接続されたテレビ受像
機へ白線ノイズなどの妨害を与えるという問題があっ
た。また、入力フィルタ９と分配器４の出力端子間に増
幅器を設ける場合においてもコストや、形状等の制約か
ら簡単に設けられないという問題があった。
うな従来の構成では、図３のＡ曲線に示すように、入力
フィルタ９とアンテナ出力端子８との間の絶縁特性がチ
ューナ受信帯域全域をカバーすることができない。この
ことはチューナ選局時に入力フィルタ９のインピーダン
スが変化したとき、アンテナ入力端子２からアンテナ出
力端子８への利得が変化したり、また発振器１２の漏洩
成分が、アンテナ出力端子８に出力されることとなる。
すなわち、アンテナ出力端子８に接続されたテレビ受像
機へ白線ノイズなどの妨害を与えるという問題があっ
た。また、入力フィルタ９と分配器４の出力端子間に増
幅器を設ける場合においてもコストや、形状等の制約か
ら簡単に設けられないという問題があった。
【０００８】本発明は、このような問題点を解決するも
ので入力フィルタから、アンテナ出力端子間の絶縁特性
が、広帯域に渡り大きな特性が得られる複合型チューナ
を提供することを目的としたものである。
ので入力フィルタから、アンテナ出力端子間の絶縁特性
が、広帯域に渡り大きな特性が得られる複合型チューナ
を提供することを目的としたものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の複合型チューナは、入力フィルタの近傍に第
１の増幅器を配置するとともに第２の増幅器と前記第１
の増幅器との間に分配器を設けた構成としたものであ
る。
に本発明の複合型チューナは、入力フィルタの近傍に第
１の増幅器を配置するとともに第２の増幅器と前記第１
の増幅器との間に分配器を設けた構成としたものであ
る。
【００１０】
【作用】この構成により、分配器と入力フィルタとの間
に第１の増幅器が設けられることになり、アンテナ出力
端子側に接続された分配器の一方の出力端子と、入力フ
ィルタとの間の空間距離が少なくとも第１の増幅器の分
だけは確保することができるので、結論として入力フィ
ルタからアンテナ出力端子間の絶縁特性は広帯域に渡り
向上する。
に第１の増幅器が設けられることになり、アンテナ出力
端子側に接続された分配器の一方の出力端子と、入力フ
ィルタとの間の空間距離が少なくとも第１の増幅器の分
だけは確保することができるので、結論として入力フィ
ルタからアンテナ出力端子間の絶縁特性は広帯域に渡り
向上する。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図１は、本発明の一実施例における
複合型チューナの平面図である。
しながら説明する。図１は、本発明の一実施例における
複合型チューナの平面図である。
【００１２】図１において、本発明の複合型チューナは
金属製のフレーム２０内を第１の区画室２１と第２の区
画室３０とに分割し、前記第１の区画室２１には一方の
縦側板２０ｂに植設されたアンテナ入力端子２２と、こ
のアンテナ入力端子２２に接続された第１の増幅器２３
と、この第１の増幅器２３の出力がその入力に接続され
た分配器２４と、この分配器２４の一方の出力が接続さ
れた第２の増幅器２５と、この第２の増幅器２５の出力
が一方の入力に接続されるとともに他方の入力にはＲＦ
モジュレータ２７の出力が接続された第１の混合器２６
と、前記縦側板２０ｂに植設されるとともに前記第１の
混合器２６の出力が接続されたアンテナ出力端子２８を
設け、第２の区画室３０には前記第１の区画室２１に近
設して前記分配器２４の他方の出力に接続された入力フ
ィルタ２９と、この入力フィルタ２９の出力に接続され
た第３の増幅器３１と、この第３の増幅器３１の出力が
一方の入力に接続されるとともに他方の入力には発振器
３３の出力が接続された第２の混合器３２と、この第２
の混合器３２の出力が接続された中間周波数増幅器３４
と、この中間周波数増幅器３４の出力が接続された中間
周波数出力端子３５とを備えた構成となっている。そし
て、その要部の部品配置は、前記入力フィルタ２９の近
傍に前記第１の増幅器２３を配置するとともに前記第２
の増幅器２５と前記第１の増幅器２３との間に前記分配
器２４を配置している。そして、分配器２４の入力側は
第１の増幅器２３側に配置し、分配器２４の一方の出力
は第２の増幅器２５側に配置するとともに、他方の出力
は入力フィルタ２９側に配置している。すなわち、分配
器２４の一方の出力と他方の出力とはフレーム２０の横
側面２０ａに対して平行に配している。
金属製のフレーム２０内を第１の区画室２１と第２の区
画室３０とに分割し、前記第１の区画室２１には一方の
縦側板２０ｂに植設されたアンテナ入力端子２２と、こ
のアンテナ入力端子２２に接続された第１の増幅器２３
と、この第１の増幅器２３の出力がその入力に接続され
た分配器２４と、この分配器２４の一方の出力が接続さ
れた第２の増幅器２５と、この第２の増幅器２５の出力
が一方の入力に接続されるとともに他方の入力にはＲＦ
モジュレータ２７の出力が接続された第１の混合器２６
と、前記縦側板２０ｂに植設されるとともに前記第１の
混合器２６の出力が接続されたアンテナ出力端子２８を
設け、第２の区画室３０には前記第１の区画室２１に近
設して前記分配器２４の他方の出力に接続された入力フ
ィルタ２９と、この入力フィルタ２９の出力に接続され
た第３の増幅器３１と、この第３の増幅器３１の出力が
一方の入力に接続されるとともに他方の入力には発振器
３３の出力が接続された第２の混合器３２と、この第２
の混合器３２の出力が接続された中間周波数増幅器３４
と、この中間周波数増幅器３４の出力が接続された中間
周波数出力端子３５とを備えた構成となっている。そし
て、その要部の部品配置は、前記入力フィルタ２９の近
傍に前記第１の増幅器２３を配置するとともに前記第２
の増幅器２５と前記第１の増幅器２３との間に前記分配
器２４を配置している。そして、分配器２４の入力側は
第１の増幅器２３側に配置し、分配器２４の一方の出力
は第２の増幅器２５側に配置するとともに、他方の出力
は入力フィルタ２９側に配置している。すなわち、分配
器２４の一方の出力と他方の出力とはフレーム２０の横
側面２０ａに対して平行に配している。
【００１３】以上のように構成された複合型チューナに
ついて、以下にその動作を説明する。金属製のフレーム
２０の一方の縦側面２０ｂに設けられたアンテナ入力端
子２２より入力された高周波テレビ信号は、第１の増幅
器２３で増幅されて分配器２４に入力される。この高周
波テレビ信号は、分配器２４で均等に分配出力される。
その一方の出力は、第２の増幅器２５に入力されて増幅
された後その出力は、第１の混合器２６の一方の入力端
子へ入力される。この第１の混合器２６の他方の入力端
子には、ＲＦモジュレータ２７の出力信号が入力され
る。すなわち信号入力端子３６より入力された映像・音
声信号がＲＦモジュレータ２７でテレビ信号に変調され
て、その信号は混合器２６で第２の増幅器２５の出力で
ある高周波テレビ信号と混合されて縦側面２０ｂに植設
されたアンテナ出力端子２８に出力される。そしてこの
出力信号は、アンテナ出力端子２８に接続されたテレビ
受像機に入力される。
ついて、以下にその動作を説明する。金属製のフレーム
２０の一方の縦側面２０ｂに設けられたアンテナ入力端
子２２より入力された高周波テレビ信号は、第１の増幅
器２３で増幅されて分配器２４に入力される。この高周
波テレビ信号は、分配器２４で均等に分配出力される。
その一方の出力は、第２の増幅器２５に入力されて増幅
された後その出力は、第１の混合器２６の一方の入力端
子へ入力される。この第１の混合器２６の他方の入力端
子には、ＲＦモジュレータ２７の出力信号が入力され
る。すなわち信号入力端子３６より入力された映像・音
声信号がＲＦモジュレータ２７でテレビ信号に変調され
て、その信号は混合器２６で第２の増幅器２５の出力で
ある高周波テレビ信号と混合されて縦側面２０ｂに植設
されたアンテナ出力端子２８に出力される。そしてこの
出力信号は、アンテナ出力端子２８に接続されたテレビ
受像機に入力される。
【００１４】一方、分配器２４の他方の出力は、入力フ
ィルタ２９へ入力される。そしてこの入力フィルタ２９
では、希望波以外の信号は除去されて第３の増幅器３１
に入力される。この第３の増幅器３１で増幅された高周
波テレビ信号は、発振器３３の発振出力と第２の混合器
３２で混合されて所定の中間周波数に変換される。中間
周波数に変換されたテレビ信号は、中間周波数増幅器３
４で増幅された後出力端子３５より出力される。
ィルタ２９へ入力される。そしてこの入力フィルタ２９
では、希望波以外の信号は除去されて第３の増幅器３１
に入力される。この第３の増幅器３１で増幅された高周
波テレビ信号は、発振器３３の発振出力と第２の混合器
３２で混合されて所定の中間周波数に変換される。中間
周波数に変換されたテレビ信号は、中間周波数増幅器３
４で増幅された後出力端子３５より出力される。
【００１５】ここで、さらに要部の詳細を説明すると以
下のようになる。第１の増幅器２３は、入力フィルタ２
９の近傍に配置されており、第２の増幅器２５と前記第
１の増幅器２３との間に分配器２４が設けてある。本実
施例では、第１の増幅器２３は、第１の区画室２１と第
２の区画室３０を仕切る仕切り板３７の近傍に設けてい
る。この仕切り板３７より第１の増幅器２３までの距離
は、４．５ｍｍである。一方仕切り板３７より分配器２
４までの距離は１３ｍｍとしている。なお、この第１の
区画室２１は、フレーム２０の縦側板２０ｂと仕切り板
３７との間に横側板２０ａと平行に仕切り板３７ａを設
けている。また、この仕切り板３７ａとフレーム２０の
他方の横側板２０ｃとの間に、縦側板２０ｂと平行に仕
切り板３７ｂを設けている。すなわち、第１の区画室
は、仕切り板３７ａ，３７によって横側板２０ａ側に形
成される第１の区画室ａと、縦側板２０ｂと他方の横側
板２０ｃとの間に形成される第１の区画室ｂと、横側板
２０ｃと仕切り板３７とで形成される第１の区画室ｃと
の３つの区画室に分割されている。そして、第１の区画
室ａには、縦側板２０ｂに植設されたアンテナ入力端子
２２と、第１の増幅器２３と、分配器２４と、第２の増
幅器２５が実装されている。第１の区画室ｂには、第１
の混合器２６と、縦側板２０ｂに植設されたアンテナ出
力端子２８が設けられている。また、第１の区画室ｃに
は、ＲＦモジュレータ２７が実装され、横側板２０ｃに
は、信号入力端子３６が設けられている。
下のようになる。第１の増幅器２３は、入力フィルタ２
９の近傍に配置されており、第２の増幅器２５と前記第
１の増幅器２３との間に分配器２４が設けてある。本実
施例では、第１の増幅器２３は、第１の区画室２１と第
２の区画室３０を仕切る仕切り板３７の近傍に設けてい
る。この仕切り板３７より第１の増幅器２３までの距離
は、４．５ｍｍである。一方仕切り板３７より分配器２
４までの距離は１３ｍｍとしている。なお、この第１の
区画室２１は、フレーム２０の縦側板２０ｂと仕切り板
３７との間に横側板２０ａと平行に仕切り板３７ａを設
けている。また、この仕切り板３７ａとフレーム２０の
他方の横側板２０ｃとの間に、縦側板２０ｂと平行に仕
切り板３７ｂを設けている。すなわち、第１の区画室
は、仕切り板３７ａ，３７によって横側板２０ａ側に形
成される第１の区画室ａと、縦側板２０ｂと他方の横側
板２０ｃとの間に形成される第１の区画室ｂと、横側板
２０ｃと仕切り板３７とで形成される第１の区画室ｃと
の３つの区画室に分割されている。そして、第１の区画
室ａには、縦側板２０ｂに植設されたアンテナ入力端子
２２と、第１の増幅器２３と、分配器２４と、第２の増
幅器２５が実装されている。第１の区画室ｂには、第１
の混合器２６と、縦側板２０ｂに植設されたアンテナ出
力端子２８が設けられている。また、第１の区画室ｃに
は、ＲＦモジュレータ２７が実装され、横側板２０ｃに
は、信号入力端子３６が設けられている。
【００１６】複合型チューナの受信帯域は、ヨーロッパ
地方のテレビ放送波周波数である４３〜８７０ＭＨｚで
ある。この周波数帯域における絶縁損失は、図３の曲線
Ｂに示すように広帯域（４３〜８７０ＭＨｚ）に渡り向
上できるものである。
地方のテレビ放送波周波数である４３〜８７０ＭＨｚで
ある。この周波数帯域における絶縁損失は、図３の曲線
Ｂに示すように広帯域（４３〜８７０ＭＨｚ）に渡り向
上できるものである。
【００１７】次に図２は、本発明の一実施例における複
合型チューナの第１の区画室２１の要部拡大図である。
図２（ａ）は、部品挿入面であり、図２（ｂ）は、パタ
ーン面である。
合型チューナの第１の区画室２１の要部拡大図である。
図２（ａ）は、部品挿入面であり、図２（ｂ）は、パタ
ーン面である。
【００１８】図２（ａ）及び（ｂ）に示すように、第１
の増幅器２３、分配器２４と第２の増幅器２５、アンテ
ナ入力端子２２と第１の増幅器２３との間を結ぶ配線パ
ターン３８はアースパターン３９で囲まれている。従っ
てこのアースパターン３９でお互いの間の干渉を少なく
している。なお、このアースパターン３９は横側板２０
ａと略平行に配している。
の増幅器２３、分配器２４と第２の増幅器２５、アンテ
ナ入力端子２２と第１の増幅器２３との間を結ぶ配線パ
ターン３８はアースパターン３９で囲まれている。従っ
てこのアースパターン３９でお互いの間の干渉を少なく
している。なお、このアースパターン３９は横側板２０
ａと略平行に配している。
【００１９】以上のように、本実施例によれば、第１の
増幅器２３は、仕切り板３７を介して入力フィルタ２９
の近傍に配置されるとともに第２の増幅器２５と前記第
１の増幅器２３との間に分配器２４が設けられている。
各構成部品（２３および２４と２５）と信号パターン３
８を、取り囲むようにアースパターン３９を配してい
る。この結果、入力フィルタ２９からアンテナ出力端子
２８までの絶縁特性を広帯域に渡り向上させることがで
き、たとえ入力フィルタ２９のインピーダンスが変動し
たとしても分配器２４から第２の増幅器２５への出力さ
れる信号に対しては、干渉のない良好な信号が供給でき
る。また、発振器３３の漏洩成分に対しても仰圧効果が
広帯域に渡り確保できる。
増幅器２３は、仕切り板３７を介して入力フィルタ２９
の近傍に配置されるとともに第２の増幅器２５と前記第
１の増幅器２３との間に分配器２４が設けられている。
各構成部品（２３および２４と２５）と信号パターン３
８を、取り囲むようにアースパターン３９を配してい
る。この結果、入力フィルタ２９からアンテナ出力端子
２８までの絶縁特性を広帯域に渡り向上させることがで
き、たとえ入力フィルタ２９のインピーダンスが変動し
たとしても分配器２４から第２の増幅器２５への出力さ
れる信号に対しては、干渉のない良好な信号が供給でき
る。また、発振器３３の漏洩成分に対しても仰圧効果が
広帯域に渡り確保できる。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力フィ
ルタの近傍に第１の増幅器を配置するとともに第２の増
幅器と前記第１の増幅器との間に分配器を設けているの
で、少なくとも第１の増幅器分だけは入力フィルタと分
配器の一方の出力との距離が得られ、前記入力フィルタ
と前記分配器の出力端子間の絶縁を確保することができ
る。従って、入力フィルタからアンテナ出力端子間の絶
縁特性は広帯域に渡り向上し、テレビ受像機に対して白
線ノイズなどの妨害を与えないという効果がある。
ルタの近傍に第１の増幅器を配置するとともに第２の増
幅器と前記第１の増幅器との間に分配器を設けているの
で、少なくとも第１の増幅器分だけは入力フィルタと分
配器の一方の出力との距離が得られ、前記入力フィルタ
と前記分配器の出力端子間の絶縁を確保することができ
る。従って、入力フィルタからアンテナ出力端子間の絶
縁特性は広帯域に渡り向上し、テレビ受像機に対して白
線ノイズなどの妨害を与えないという効果がある。
【図１】本発明の一実施例による複合型チューナの平面
図
図
【図２】（ａ）は、同、部品面から見た要部拡大平面図 （ｂ）は、同、パターン面から見た要部拡大平面図
【図３】同、絶縁特性の特性図
【図４】従来の複合型チューナの平面図
２０ 金属製のフレーム ２０ｂ 縦側板 ２１ 第１の区画室 ２２ アンテナ入力端子 ２３ 第１の増幅器 ２４ 分配器 ２５ 第２の増幅器 ２６ 第１の混合器 ２７ ＲＦモジュレータ ２８ アンテナ出力端子 ２９ 入力フィルタ ３０ 第２の区画室 ３１ 第３の増幅器 ３２ 第２の混合器 ３３ 発振器 ３４ 中間周波数増幅器 ３５ 出力端子
Claims (2)
- 【請求項１】 金属製のフレーム内を第１の区画室と第
２の区画室とに分割し、前記第１の区画室には一方の縦
側板に植設されたアンテナ入力端子と、このアンテナ入
力端子に接続された第１の増幅器と、この第１の増幅器
の出力がその入力に接続された分配器と、この分配器の
一方の出力が接続された第２の増幅器と、この第２の増
幅器の出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入
力にはＲＦモジュレータの出力が接続された第１の混合
器と、前記縦側板に植設されるとともに前記第１の混合
器の出力が接続されたアンテナ出力端子とを設け、前記
第２の区画室には前記第１の区画室に近設して前記分配
器の他方の出力に接続された入力フィルタと、この入力
フィルタの出力に接続された第３の増幅器と、この第３
の増幅器の出力が一方の入力に接続されるとともに他方
の入力には発振器の出力が接続された第２の混合器と、
この第２の混合器の出力が接続された中間周波数増幅器
と、この中間周波数増幅器の出力が接続された中間周波
数出力端子とを備え、前記入力フィルタの近傍に前記第
１の増幅器を配置するとともに前記第２の増幅器と前記
第１の増幅器との間に前記分配器を設けた複合型チュー
ナ。 - 【請求項２】 第１の増幅器と、分配器と第２の増幅器
との間には、それぞれアースパターンを配した請求項１
記載の複合型チューナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06298382A JP3083460B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 複合型チューナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06298382A JP3083460B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 複合型チューナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08162908A true JPH08162908A (ja) | 1996-06-21 |
| JP3083460B2 JP3083460B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=17858981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06298382A Expired - Fee Related JP3083460B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 複合型チューナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3083460B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6400419B1 (en) | 1997-10-13 | 2002-06-04 | Alps Electric Co., Ltd. | Television tuner system |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009168530A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 出力対象の信号状態診断装置 |
-
1994
- 1994-12-01 JP JP06298382A patent/JP3083460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6400419B1 (en) | 1997-10-13 | 2002-06-04 | Alps Electric Co., Ltd. | Television tuner system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3083460B2 (ja) | 2000-09-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |