JP2000013259A - デジタル地上波放送受信機用チューナ - Google Patents
デジタル地上波放送受信機用チューナInfo
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Abstract
のデジタル地上波放送受信機用チューナを提供するこ
と。 【解決手段】 広帯域増幅回路(40)を、アンテナか
らの受信信号を接続する入力コネクタ手段(1)が設置さ
れているシールドケース(2)内に収納して、チューナ回
路の前段に配設する。
Description
た映像信号や音声信号等がOFDM方式(直交周波数分
割多重方式)等のデジタル変調方式で変調され伝送され
た地上波放送電波を受信するためのデジタル地上波放送
受信機、特にアンテナによって電波を受信するデジタル
地上波放送受信機のチューナに関するものである。
の導入時期においては、従来のアナログ地上波テレビ放
送と併存させて放送が開始される。そのため、デジタル
地上波テレビ放送は、1チャンネルの帯域幅や周波数配
置は、従来のアナログ地上波テレビ放送と同じにして放
送されるが、従来の1チャンネルで3〜5番組を送るこ
とができるという特徴のほかに、地上波特有の伝搬特性
上の悪条件でも誤りなくデジタルデータを配信できると
いう特徴を有しており、特に、弱入力の電波信号でも良
好に受信することができるという特徴を有している。そ
して、このデジタル地上波テレビ放送は、種々のモード
の変調方式が採用されているが、いずれのモードの変調
方式においても、完全な受信ができるためのC/N比
(信号強度とノイズ強度の比)が比較的高く(9dB〜
23dB)見積られているので、デジタル地上波テレビ
放送受信機側は、その雑音指数を考慮すると、かなり低
いレベル(最低受信レベル:18dBμ〜32dBμ
(dBμは1μVを0dBμとする電圧の単位))の信
号を受信しなければならないことになる。そして、アナ
ログ地上波テレビ放送受像機における画質の劣化が分か
る程度の最低受信レベルが約43dBμとされているこ
とからすると、デジタル地上波テレビ放送受信機では、
アナログ電波より10dB〜25dB程度低いデジタル
電波を受信する必要があることが分かる。一方、このデ
ジタル地上波テレビ放送を受信するデジタル地上波テレ
ビ放送受信機では、そのチューナ部からAD変換するま
ではアナログ回路で実現されているが、AD変換回路以
降は高速のデジタル回路で構成されており、各デジタル
回路はAD変換回路を含め、数10MHzのクロック信
号で動作している。
ビ放送受信機用チューナを示し、図4はその外観図、図
5はその内部構造を示すものである。図に示すように、
従来のデジタル地上波テレビ放送受信機用チューナは、
金属のシャーシアングル10,回路部品が取り付けられ
チューナ回路を構成する回路基板20,その側面部を覆
う金属板シールド蓋11,12,外部接続用の貫通コン
デンサと呼ばれる貫通端子13,前記シャーシアングル
10に取り付けられた同軸構造の入力コネクタ等から構
成されている。以上のように構成された、デジタル地上
波テレビ放送受信機用チューナは、シャーシアングル1
0とシールド蓋11,12からなる金属製シールドケー
スにより、回路基板20からの高周波信号の漏れを防止
し、また外部からの不要電波によるチューナ回路動作へ
の悪影響を防止する働きをしている。さらに、貫通端子
13とシャーシアングル10との間で形成される容量
(キャパシタンス)により、貫通端子13からの不要な
高周波信号の放射や侵入をも防止している。
波テレビ放送受信機では、受信周波数が90MHz〜7
70MHzであるVHF帯とUHF帯の非常に弱い(1
8dBμ〜32dBμ)放送電波を受信するとき、受信
機内部のデジタル回路から放射される不要な高周波信号
(スプリアス信号)が妨害となり、必要とする受信感度
を達成できないという問題がある。このような問題を解
決するために、上記図4,図5に示す、従来のデジタル
地上波テレビ放送受信機チューナのように、回路基板2
0をシャーシアングル10のつめ15に押え込む形で折
り曲げ半田付けして内部のチューナ回路部品を完全にシ
ールドケースで囲み、回路基板20とシャーシアングル
10とを電気的に接続してアース回路を形成し高周波回
路のアース電位を安定にするとともに、貫通コンデンサ
13による外部からの妨害侵入を防止してチューナ回路
動作の安定を図っている。しかしながら、一般に、周波
数の高い信号は、波長との関係で、一定の長さを導体で
接続しても同電位とならず電位差を生じてしまうので、
上記図4,図5に示すようなデジタル地上波テレビ受信
機チューナにおいても、妨害信号が、シャーシアングル
10とシールド蓋11,12からなるシールドケースに
流れることにより、チューナ回路の各部に電位差を発生
させ、受信機内部のデジタル回路から放射されるスプリ
アス信号の妨害を受けてしまう。そこで、本発明は、デ
ジタル回路のスプリアス妨害に強い高感度のデジタル地
上波放送受信機用チューナを提供することを課題(目
的)とするものである。
の前段に広帯域増幅回路を配設し、該広帯域増幅回路の
みを小さな寸法のシールドケース内に収納することを特
徴としたものであり、各請求項の発明は、以下の技術手
段からなる。
号を接続する入力コネクタ手段と、該入力コネクタ手段
が設置されているシールドケース内に収納され、該入力
コネクタ手段を介して入力する受信信号を増幅する広帯
域増幅回路と、該広帯域増幅回路の増幅出力信号を入力
するチューナ回路とを具備したことを特徴としたもので
ある。
ル地上波放送受信機用チューナにおいて、前記広帯域増
幅回路をその増幅度を可変する増幅度可変手段が付設さ
れた広帯域増幅回路としたことを特徴としたものであ
る。
号を接続する入力コネクタ手段と、分配出力信号を接続
する出力コネクタ手段と、前記入力コネクタ手段と前記
出力コネクタ手段とが設置されているシールドケース内
に収納され、前記入力コネクタ手段を介して入力する受
信信号を増幅する広帯域増幅回路と、前記シールドケー
ス内に収納され、前記広帯域増幅回路の増幅出力信号を
分配し、該分配出力信号を前記出力コネクタ手段を介し
て出力する高周波分配回路と、前記広帯域増幅回路の増
幅出力信号を入力するチューナ回路とを具備したことを
特徴としたものである。
レビ放送受信機用チューナとして実施した形態の一例
を、図1,図2,図3を用いて説明をする。図1(斜視
図)は、本発明に係るデジタル地上波テレビ放送受信機
用チューナの実施の形態を示したものである。図1にお
いて、10はチューナ部を構成するシャーシアングル
(内部に収納されている、シールド板、貫通端子、回路
基板、シールド蓋等は、図示していない)であって、そ
の側面に広帯域増幅回路からなるアンプ部40が取り付
けられている。そして、このアンプ部40は、図2(一
部を断面図とする)に示すように、アンテナからの受信
信号が接続される同軸構造の入力コネクタ1が設けられ
たシールド板2と、裏面に増幅(アンプ)回路部品5が
取付られ前面がアースパターンの回路基板4とによって
形成されるシールドケースから構成されている。なお、
3は、アンプ出力端子、及び電源端子である。
波テレビ放送受信機用チューナとして実施した他の形態
を示したものであり、回路基板4に分配回路を付加し、
シールド板2に分配出力コネクタ6を付加したものであ
る。なお、図1〜図3に示す、アンプ部40には、その
増幅度を制御する制御回路を設けることもできる。
アンプ回路(回路部品5)は、回路基板4の反対側を全
面アースパターンとしてシールド板2に接続することに
より形成されるシールドケースによって完全にシールド
されるので、外部からの不要電波によるチューナ回路動
作への悪影響を防止することができる。そして、前記シ
ールドケースは、アンプ回路(回路部品5)のみを覆う
もので足りる小さな寸法のものでよいから、周波数の高
い妨害信号の流れによる電位差の発生もなく、アンプ回
路自身による妨害からもチューナ回路動作への悪影響を
防止することができる。
上波放送受信機用チューナによれば、チューナ回路の前
段に、小さな寸法のシールドケースに覆われたアンプ回
路を配設したので、弱入力信号でも受信機が必要とする
信号レベルの強入力信号にすることができるとともに、
デジタル回路のスプリアス信号による妨害に強いデジタ
ル地上波放送受信機用チューナを得ることができる。
ューナとして実施した形態の一例を示す斜視図である。
部を断面にて示す図である。
ューナとして実施した形態の一例を示す横断面図であ
る。
ーナの側平面図である。
ーナの斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 アンテナからの受信信号を接続する入力
コネクタ手段と、該入力コネクタ手段が設置されている
シールドケース内に収納され、該入力コネクタ手段を介
して入力する受信信号を増幅する広帯域増幅回路と、該
広帯域増幅回路の増幅出力信号を入力するチューナ回路
とを具備したことを特徴とするデジタル地上波放送受信
機用チューナ。 - 【請求項2】 請求項1記載のデジタル地上波放送受信
機用チューナにおいて、前記広帯域増幅回路をその増幅
度を可変する増幅度可変手段が付設された広帯域増幅回
路としたことを特徴とするデジタル地上波放送受信機用
チューナ。 - 【請求項3】 アンテナからの受信信号を接続する入力
コネクタ手段と、分配出力信号を接続する出力コネクタ
手段と、前記入力コネクタ手段と前記出力コネクタ手段
とが設置されているシールドケース内に収納され、前記
入力コネクタ手段を介して入力する受信信号を増幅する
広帯域増幅回路と、前記シールドケース内に収納され、
前記広帯域増幅回路の増幅出力信号を分配し、該分配出
力信号を前記出力コネクタ手段を介して出力する高周波
分配回路と、前記広帯域増幅回路の増幅出力信号を入力
するチューナ回路とを具備したことを特徴とするデジタ
ル地上波放送受信機用チューナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10171296A JP2000013259A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | デジタル地上波放送受信機用チューナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10171296A JP2000013259A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | デジタル地上波放送受信機用チューナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000013259A true JP2000013259A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15920673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10171296A Pending JP2000013259A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | デジタル地上波放送受信機用チューナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000013259A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002280913A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Mitsumi Electric Co Ltd | 電子チューナ装置 |
ES2182658A1 (es) * | 2000-09-29 | 2003-03-01 | Televes Sa | Antena. |
ES2182657A1 (es) * | 2000-09-29 | 2003-03-01 | Televes Sa | Antena. |
ES2183692A1 (es) * | 2000-09-29 | 2003-03-16 | Televes Sa | Antena. |
ES2184577A1 (es) * | 2000-09-29 | 2003-04-01 | Televes Sa | Antena. |
JP2018032943A (ja) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | 株式会社デンソーテン | 送信装置および送信装置の製造方法 |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP10171296A patent/JP2000013259A/ja active Pending
Cited By (7)
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JP4547593B2 (ja) * | 2001-03-21 | 2010-09-22 | ミツミ電機株式会社 | 電子チューナ装置 |
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