JPH081621A - 石膏ボードの製造方法 - Google Patents

石膏ボードの製造方法

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JPH081621A
JPH081621A JP14454394A JP14454394A JPH081621A JP H081621 A JPH081621 A JP H081621A JP 14454394 A JP14454394 A JP 14454394A JP 14454394 A JP14454394 A JP 14454394A JP H081621 A JPH081621 A JP H081621A
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JP
Japan
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layer
gypsum
gypsum board
water
forming
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14454394A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Matsumoto
文夫 松本
Yoshihiko Murata
義彦 村田
Hideo Tawara
英男 田原
Toshiaki Kakinuma
俊明 柿沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ベルトコンベヤ4上に外層形成用の石膏とガ
ラス繊維との乾燥混合物を供給して第1層11を形成
し、この第1層11の上に気泡を含んだ石膏混練物を供
給して第2層12を形成し、さらにその上に外層形成用
の石膏とガラス繊維との乾燥混合物を供給して第3層1
3を形成し、第2層12中の水分を第1,3層11,1
3中に浸透させて第1,3層中の石膏を硬化させる。 【効果】 反りがきわめて小さい石膏ボードを製造する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石膏ボードの製造方法に
係り、詳しくは3層構造の石膏ボードを製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】3層構造の石膏ボードは、第3図に示す
ように緻密な1対の外層1,3間に、気泡を含んだ軽量
な中間層2を介在させたものである。
【0003】この3層構造の石膏ボードは、第2図に示
す如く、ベルトコンベヤ4上に外層形成用の石膏混練物
を供給して第1層11を形成し、この第1層11の上に
気泡を含んだ石膏混練物を供給して第2層12を形成
し、さらにその上に外層形成用の石膏混練物を供給して
第3層13を形成し、その後、石膏を硬化させることに
より製造されている。
【0004】なお、外層形成用の石膏混練物は、焼石
膏、ガラス繊維及び水がミキサー5で混練されたもので
ある。
【0005】中間層形成用の石膏混練物は、この混練物
に対し泡を供給して気泡を含ませたものである。この泡
は、ポリビニルアルコール(PVA)と水との混合液を
発泡機6中で空気と共に攪拌して発泡させたものであ
る。
【0006】第2図の7,8,9は混練物を押えてなら
すためのプレート(成形へら)を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の石膏ボード
の製造方法によると、製造された石膏ボードに反りや剥
離が生じ易いという問題があった。
【0008】即ち、石膏混練物が硬化する際には石膏は
膨張するのであるが、第2図の如く第1,2,3層を時
間をずらして積層した場合、第1層の硬化がある程度進
行した後、第2層上に第3層が供給されるため、第1層
が終結(硬化反応終了)してもなお第3層が膨張を続
け、この結果、第3層が第1層よりも広がるようにな
る。そして、これにより、第3層側を凸とし、第1層側
を凹とする反りが生じ易い。また、層間の剥離も生じ易
くなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の石膏ボードの
製造方法は、緻密な1対の外層の間に気泡を含んだ軽量
な中間層を介在させた3層構造の石膏ボードを製造する
方法において、コンベヤ上に、石膏を含む、一方の外層
形成用の乾燥物を供給して第1層とし、該第1層の上
に、中間層形成用の気泡含有石膏混練物を供給して第2
層とし、該第2層の上に、石膏を含む、他方の外層形成
用の乾燥物を供給して第3層とし、該第2層中の水分を
該第1層及び第3層中に浸透させて該第1層及び第3層
を硬化させるようにしたことを特徴とするものである。
【0010】請求項2の石膏ボードの製造方法は、請求
項1において、前記第3層に対し上方から水を散布又は
噴霧して第3層に水を補給することを特徴とするもので
ある。
【0011】
【作用】請求項1の石膏ボードの製造方法によると、第
2層から第1層及び第3層に水分が浸透し、この浸透水
によって第1層及び第3層中の石膏が水和して硬化す
る。従って、第1層と第3層との硬化反応がほぼ同時に
開始するようになり、第1層及び第3層の硬化時の膨張
がほぼ同時期に進行するようになる。この結果、石膏ボ
ードの表裏内面の膨張がほぼ同時期に発生し、石膏ボー
ドの反りが防止される。
【0012】ところで、この請求項1の石膏ボードの製
造方法においては、重力により、第2層中の水分が第3
層よりも第1層の方へ多く浸透しがちとなる。そこで、
請求項2では、第3層に対し水分を補給して第3層中の
石膏の硬化の遅れをなくすようにしている。
【0013】
【実施例】第1図は実施例方法を説明する断面図であ
り、焼石膏及びガラス繊維の乾燥状態の混合物がコンベ
ヤ4上に供給され、ローラ7aで平坦に均されて第1層
11が形成される。この第1層11の上に従来と同様に
第2層形成用の気泡含有石膏混練物が供給され、プレー
ト8で均されて第2層12が形成される。この第2層1
2の上には焼石膏及びガラス繊維の乾燥状態の混合物が
供給され、プレート9aで平坦に均されることにより第
3層が形成される。この第3層13の上面にスプレーノ
ズル10から水が噴霧可能とされている。
【0014】第1図のその他の構成は第2図と同一であ
り、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0015】この第1図の製造方法においては、第2層
12中の水分が第1層11及び第3層13に浸透するこ
とにより第1,3層11,13における石膏の水和が進
行する。この第1層11への水の浸透時期は第3層13
への水の浸透時期に近接しているため、第1層と第3層
の終結時点が一致または近接したものとなり、石膏ボー
ドの反りが防止されるようになる。また、第3層にスプ
レーノズル10から水を噴霧することにより、第3層の
石膏の水和を促進し、第1,3層の焼結をほぼ同時期と
することもできる。
【0016】なお、本発明では、第1層11中に凝結遅
延剤を添加しても良く、第3層に硬化促進剤を添加して
も良い。ただし、このような添加剤を用いることなく、
平坦性の高い石膏ボードを製造できる。
【0017】具体的な製造例について次に説明する。
【0018】実施例1 幅600mm、厚さ60mm、外層の厚さそれぞれ5m
m、中間層厚さ50mmの石膏ボードを次の材料を用い
第1図の如くして製造した。なお、次の配合は、石膏ボ
ード2.4m当りの配合量である。
【0019】第1層及び第3層の配合:石膏10kg,
ガラス繊維50g 第2層の配合:石膏10kg,水8kg,ガラス繊維1
00g,PVA10g ベルトコンベヤの送り速度:1.8m/min スプレーノズル:水を噴霧せず。
【0020】その結果、反りが殆どない石膏ボードを製
造することができた。
【0021】実施例2 スプレーノズル10から水を4kg/minの割合でス
プレーしたこと以外は実施例1と同様にして石膏ボード
を製造した。その結果、反りがきわめて少ない石膏ボー
ドを製造することができた。
【0022】比較例1 第1,3層に水を8.8kg加え、第2図の方法によっ
たこと以外は実施例1と同様にして石膏ボードを製造し
た。得られた石膏ボードには、4mで最大8mmの反り
があった。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明の石膏ボードの製造
方法によると、反りがきわめて小さい石膏ボードを効率
良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る石膏ボードの製造方法を示す断面
図である。
【図2】従来例に係る石膏ボードの製造方法を示す断面
図である。
【図3】石膏ボードの断面図である
【符号の説明】
1,3 外層 2 中間層 5 ミキサー 6 発泡機 10 スプレーノズル 11 第1層 12 第2層 13 第3層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 13/00 (72)発明者 柿沼 俊明 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社セメント研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緻密な1対の外層の間に気泡を含んだ軽
    量な中間層を介在させた3層構造の石膏ボードを製造す
    る方法において、 コンベヤ上に、石膏を含む、一方の外層形成用の乾燥物
    を供給して第1層とし、 該第1層の上に、中間層形成用の気泡含有石膏混練物を
    供給して第2層とし、 該第2層の上に、石膏を含む、他方の外層形成用の乾燥
    物を供給して第3層とし、 該第2層中の水分を該第1層及び第3層中に浸透させて
    該第1層及び第3層を硬化させるようにしたことを特徴
    とする石膏ボードの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第3層に対し上
    方から水を散布又は噴霧して第3層に水を補給すること
    を特徴とする石膏ボードの製造方法。
JP14454394A 1994-06-27 1994-06-27 石膏ボードの製造方法 Withdrawn JPH081621A (ja)

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JPH081621A true JPH081621A (ja) 1996-01-09

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