JPH09109135A - 石膏ボードの製造方法 - Google Patents

石膏ボードの製造方法

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JPH09109135A
JPH09109135A JP26702395A JP26702395A JPH09109135A JP H09109135 A JPH09109135 A JP H09109135A JP 26702395 A JP26702395 A JP 26702395A JP 26702395 A JP26702395 A JP 26702395A JP H09109135 A JPH09109135 A JP H09109135A
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JP
Japan
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layer
gypsum board
gypsum
glass roving
supplied
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26702395A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Obata
浩司 小幡
Shozaburo Kondo
正三郎 近藤
Toshiaki Kakinuma
俊明 柿沼
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りが少なく、引張強度及び曲げ強度が高い
石膏ボードの製造方法を提供する。 【解決手段】 ベルトコンベヤ4上に外層形成用の石膏
混練物を供給して第1層11を形成し、この第1層11
の上にガラスロービングGを供給した後、気泡を含んだ
石膏混練物を供給して第2層12を形成し、さらにその
上にガラスロービングGを供給した後、外層形成用の石
膏混練物を供給して第3層13を形成する。テンショナ
20によってガラスロービングGに張力を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石膏ボードの製造方
法に係り、詳しくは層界面付近にガラスロービングを介
在させた3層構造の石膏ボードを製造する方法に関す
る。さらに詳しくは曲げ強度及び引張強度が高く、しか
も反りがきわめて小さい石膏ボードの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】3層構造の石膏ボードは、第3図に示す
ように緻密な1対の外層1,3間に、気泡を含んだ軽量
な中間層2を介在させたものである。層1,2間及び層
2,3の界面付近にはガラスロービングGが介在されて
いる。
【0003】この3層構造の石膏ボードは、第2図に示
す如く、ベルトコンベヤ4上に外層形成用の石膏混練物
を供給して第1層11を形成し、この第1層11の上に
ガラスロービングGを供給した後、気泡を含んだ石膏混
練物を供給して第2層12を形成し、さらにその上にガ
ラスロービングGを供給した後、外層形成用の石膏混練
物を供給して第3層13を形成し、その後、石膏を硬化
させることにより製造されている。
【0004】なお、外層形成用の石膏混練物は、焼石
膏、ガラス繊維及び水がミキサー5で混練されたもので
ある。
【0005】中間層形成用の石膏混練物は、この混練物
に対し泡を供給して気泡を含ませたものである。この泡
は、ポリビニルアルコール(PVA)と水と界面活性剤
の混合液を発泡機6中で空気と共に撹拌して発泡させた
ものである。
【0006】第2図の7,8,9は混練物を押えてなら
すためのプレート(成形へら)を示す。ガラスロービン
グGは、プレート7,8によって第1層11及び第2層
12の表面に押し込まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の石膏ボード
の製造方法によると、製造された石膏ボードの反りがや
や大きいという問題があった。即ち、第1,2,3層1
1,12,13は、硬化がこの順番に進行し、第3層1
3が硬化するときには第1,2層とりわけ第1層の硬化
は既にかなり進行している。石膏は、硬化時に膨張する
ため、第3層の硬化反応の進行に伴ってボード全体が進
行方向において凸となるように反りを生じさせ易い。
【0008】本発明は、反りがきわめて小さく、しかも
引張強度及び曲げ強度が高い石膏ボードの製造方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の石膏ボードの製
造方法は、緻密な1対の外層の間に気泡を含んだ軽量な
中間層を介在させ、該外層と中間層との界面付近にガラ
スロービングを介在させた3層構造の石膏ボードを製造
する方法であって、外層形成用の石膏混練物をコンベヤ
上に供給して第1層とし、該第1層上にガラスロービン
グを供給した後、中間層形成用の気泡含有石膏混練物を
供給して第2層とし、さらにこの第2層上にガラスロー
ビングを供給した後、外層形成用の石膏混練物を供給し
て第3層とする石膏ボードの製造方法において、該ガラ
スロービングを張力をかけた状態で供給することを特徴
とするものである。
【0010】かかる石膏ボードの製造方法においては、
石膏ボード中に埋設されたガラスロービングに張力が残
存するようになり、該ガラスロービングによって石膏ボ
ードに対し引張応力が付与される。この引張応力によ
り、石膏ボードの反りが防止されると共に、石膏ボード
の引張強度及び曲げ強度が増大するようになる。
【0011】本発明においては、1本のガラスロービン
グに対し500g〜1kgの張力を加えるのが好まし
い。
【0012】なお、すべてのガラスロービングに張力を
加えても良く、第2,3層間のガラスロービングにのみ
張力を加えても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】第1図は実施例方法を説明する断
面図、第4図は同要部斜視図であり、ガラスロービング
Gに張力を加えるためのテンショナ20が設けられてい
る。このテンショナ20は、固定パイプ21と、上下動
可能なフリーパイプ22と、フリーパイプ22を下方に
付勢するおもり23とを備えており、ガラスロービング
Gはパイプ22,21の順に架けられている。ガラスロ
ービングGの先頭側が石膏ボード中に埋設されて引張ら
れる。おもり23の重量を調節することにより、ガラス
ロービングGの張力を調整できる。
【0014】なお、成形工程を開始するときには、ガラ
スロービングGの先端を粘着テープによってベルトコン
ベヤ4に付着させておき、ベルトコンベヤ4の進行によ
ってガラスロービングGを引張るようにする。
【0015】パイプ21,22としては、例えば鉄パイ
プを用いることができるが、他の材質のものであっても
良い。ガラスロービングは、2000〜3000番位の
ものが好ましい。隣り合うガラスロービングの間隔は3
〜5cm程度が好ましい。第1層及び第3層11,13
の厚さは0.3〜1cm程度が好ましい。第2層12の
厚さは3〜10cm程度が好ましい。
【0016】このガラスロービングGに対し、テンショ
ナ20によって好ましくはガラスロービング1本当り5
00g〜1kgの張力をかけることにより、石膏ボード
の反りを防止すると共に、引張強度及び曲げ強度を高め
ることができる。なお、この原理はPC板(プレストレ
スト板)と同様である。
【0017】
【実施例】具体的な製造例について次に説明する。
【0018】実施例1 幅600mm、厚さ60mm、外層の厚さそれぞれ5m
m、中間層厚さ50mmの石膏ボードを次の材料を用い
第1図の如くして製造した。なお、次の配合は、石膏ボ
ード2.4m当りの配合量である。
【0019】外層の配合:石膏10kg,水9kg,ガ
ラス繊維50g 中間層の配合:石膏35kg,水30kg,ガラス繊維
260g,PVA37g,界面活性剤20g ガラスロービングの本数:第1,2層間及び第2,3層
とも15本 ベルトコンベヤの送り速度:2.3m/min パイプ21,22として直径25mmの鉄パイプを用
い、パイプ22の両端に15kgのおもり23をかける
ことにより、すべてのガラスロービングG1本当り70
0gの張力をかけた。
【0020】その結果、反りがきわめて少なく、引張強
度が500kg/cm2 、曲げ強度が30kg/cm2
の石膏ボードを製造することができた。
【0021】比較例1 テンショナ20を用いなかったこと以外は実施例1と同
様にして石膏ボードを製造した。得られた石膏ボードの
反りはかなり大きく、引張強度は450kg/cm2
曲げ強度は25kg/cm2 であった。
【0022】
【発明の効果】以上の通り、本発明の石膏ボードの製造
方法によると、反りがきわめて少なく、引張強度及び曲
げ強度がきわめて高い石膏ボードを効率良く製造するこ
とができる。なお、本発明によると、ガラスロービング
の本数を減らしても規格通りの引張強度及び曲げ強度を
有する石膏ボードを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る石膏ボードの製造方法を示す断面
図である。
【図2】従来例に係る石膏ボードの製造方法を示す断面
図である。
【図3】石膏ボードの断面図である。
【図4】テンショナの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,3 外層 2 中間層 5 ミキサー 6 発泡機 11 第1層 12 第2層 13 第3層 20 テンショナ 21,22 パイプ 23 おもり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 17/02 B32B 17/02 C04B 28/16 C04B 28/16 E04F 13/14 102 8913−2E E04F 13/14 102B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緻密な1対の外層の間に気泡を含んだ軽
    量な中間層を介在させ、該外層と中間層との界面付近に
    ガラスロービングを介在させた3層構造の石膏ボードを
    製造する方法であって、 外層形成用の石膏混練物をコンベヤ上に供給して第1層
    とし、 該第1層上にガラスロービングを供給した後、中間層形
    成用の気泡含有石膏混練物を供給して第2層とし、 さらにこの第2層上にガラスロービングを供給した後、
    外層形成用の石膏混練物を供給して第3層とする石膏ボ
    ードの製造方法において、 該ガラスロービングを張力をかけた状態で供給すること
    を特徴とする石膏ボードの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ガラスロービング1
    本当り500g〜1kgの張力をかけることを特徴とす
    る石膏ボードの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、第2層と第3
    層との間のガラスロービングにのみ張力を加えることを
    特徴とする石膏ボードの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、すべてのガラ
    スロービングに張力を加えることを特徴とする石膏ボー
    ドの製造方法。
JP26702395A 1995-10-16 1995-10-16 石膏ボードの製造方法 Withdrawn JPH09109135A (ja)

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