JPH08160976A - 課金機能付きカラオケ装置 - Google Patents

課金機能付きカラオケ装置

Info

Publication number
JPH08160976A
JPH08160976A JP6305176A JP30517694A JPH08160976A JP H08160976 A JPH08160976 A JP H08160976A JP 6305176 A JP6305176 A JP 6305176A JP 30517694 A JP30517694 A JP 30517694A JP H08160976 A JPH08160976 A JP H08160976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
karaoke
song
free
music
advertisement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6305176A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Miki
康弘 三木
Yasuhiro Funabashi
保弘 船橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EKUSHINGU KK, Brother Industries Ltd, Xing Inc filed Critical EKUSHINGU KK
Priority to JP6305176A priority Critical patent/JPH08160976A/ja
Publication of JPH08160976A publication Critical patent/JPH08160976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 宣伝広告とカラオケ曲とを適切にリンクさ
せ、通常は有料であるカラオケ曲の内で特定のカラオケ
曲についてはその使用料を無料とするなどして、広告提
供主及びカラオケ利用者の双方にとって有益となる課金
機能付きカラオケ装置を提供する。 【構成】 本課金機能付きカラオケ装置によれば、キー
ボード31によって複数のカラオケ曲の中から所望の曲
を選択すると、その選択されたカラオケ曲が演奏され
る。一方、課金装置35はカラオケ曲が演奏される毎に
課金処理を行なうのであるが、カラオケ曲の曲データ
は、曲同士を識別するための曲番号と、有料であるか無
料であるかを示す課金情報とを有しており、課金情報が
有料に設定されている場合にのみ、相当する料金を課金
する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伴奏音楽に合わせて歌
唱して楽しむことが可能なカラオケ装置であって、さら
にそのカラオケ演奏が行われる毎に課金される課金機能
付きカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、例えばカラオケボックスや飲食店等においてカラ
オケ装置が設置され、伴奏音楽に合わせて歌唱して楽し
むことができるようにされている。そして、そのカラオ
ケ演奏が行われる毎に課金するようにした課金機能付き
カラオケ装置が知られている。
【0003】ところで、カラオケ曲の中には、宣伝広告
に使用されるいわゆる「CMソング」も多数ある。近年
では、CMソングとして使用されることでその曲がヒッ
トすることも多い。従って、CMソング自体だけを聞い
てもそれが使用されている宣伝広告の対象商品等を想起
させることになり、広告効果はあるのであるが、従来に
おいては宣伝広告とカラオケ曲をリンクさせる思想はな
く、当然そのようなシステムもなかった。
【0004】しかしながら、広告提供主側にとっては、
そのCMソングが全くCM通りに演奏されなくても何等
かの形で演奏されれば広告効果が得られるため、例えば
カラオケ曲という形式であっても演奏されることを希望
すると考えられる。そして、通常は有料であるカラオケ
の使用料を、そのCMソングのカラオケ曲に限っては広
告提供主が立て替えることも考えられる。つまり、無料
となれば、利用者の心理としては他の曲よりも選択しよ
うとする方向に向かうため、広告提供主にとっては、そ
の使用料分を立て替えるだけのメリットが生じるからで
ある。
【0005】さらにいえば、ラジオやテレビを利用した
広告の場合には、利用者がそのチャンネル等を選択しな
い限り視聴されないものであるため、放送していること
自体が即宣伝効果につながるわけではないのに対して、
このカラオケ装置の場合には、自らの意志で選択した結
果としてCMソングが演奏されるので、演奏されたこと
は確実に宣伝効果を発揮するのである。そのため、広告
提供主にとっては、自らが立て替えても、使用料は無料
にして利用を促進させようとする方向に意識が働くこと
となる。
【0006】そこで、本発明は、宣伝広告とカラオケ曲
とを適切にリンクさせ、通常は有料であるカラオケ曲の
内で特定のカラオケ曲についてはその使用料を無料と
し、例えばそのカラオケ曲に関係のある広告提供主が立
て替えるシステムにするなどして、広告提供主及びカラ
オケ利用者の双方にとって有益となる課金機能付きカラ
オケ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された請求項1記載の発明は、複数のカラオケ曲の
中から所望の曲を選択可能な選択手段と、該選択手段を
介して選択されたカラオケ曲の曲データ中より楽音情報
を再生して出力するカラオケ演奏手段と、該カラオケ演
奏手段によってカラオケ曲が演奏される毎に課金処理を
行なう課金処理手段とを備えた課金機能付きカラオケ装
置において、上記カラオケ曲の曲データは、曲同士を識
別するための識別情報と、有料であるか無料であるかを
示す課金情報とを有しており、上記課金処理手段は、該
課金情報が有料に設定されている場合にのみ、相当する
料金を課金する処理を行い、さらに、演奏されたカラオ
ケ曲の内、少なくとも上記課金情報が無料である曲につ
いての識別情報を記憶しておく無料曲演奏実績記憶手段
を備えたことを特徴とする課金機能付きカラオケ装置で
ある。
【0008】一方、請求項2記載の発明は、上記無料で
ある課金情報は、宣伝広告に使用されている所定のCM
ソングに対して設定されていることを特徴とする請求項
1記載の課金機能付きカラオケ装置である。
【0009】また、請求項3記載の発明は、上記カラオ
ケ演奏手段によるカラオケ演奏がされていない期間を利
用し、所定の広告映像を再生して表示させる広告映像再
生手段を備え、上記無料である課金情報は、上記広告映
像再生手段によって再生表示される広告映像に関連して
使用されている所定のCMソングに対して設定されてい
ることを特徴とする請求項2記載の課金機能付きカラオ
ケ装置である。
【0010】請求項4記載の発明は、上記無料である課
金情報は、その曲自体の宣伝を目的とした所定の曲に対
応するカラオケ曲に対して設定されていることを特徴と
する請求項1記載の課金機能付きカラオケ装置である。
【0011】請求項5記載の発明は、上記無料である課
金情報は、予め設定された期間に限って有効とし、その
有効期間内においては、上記無料曲演奏実績記憶手段に
上記課金情報が無料である曲についての識別情報を記憶
しておくことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載
の課金機能付きカラオケ装置である。
【0012】請求項6記載の発明は、上記カラオケ曲の
曲データはホスト装置が記憶しており、そのホスト装置
から送信されてきた曲データに基づいて上記カラオケ演
奏処理及び課金処理を行なう請求項1記載の課金機能付
きカラオケ装置であって、上記無料曲演奏実績記憶手段
に記憶された少なくとも課金情報が無料である曲につい
ての識別情報を、上記ホスト装置にアップロードするこ
とを特徴とする課金機能付きカラオケ装置である。
【0013】
【作用および発明の効果】請求項1記載の課金機能付き
カラオケ装置によれば、選択手段によって複数のカラオ
ケ曲の中から所望の曲を選択すると、カラオケ演奏手段
が、その選択されたカラオケ曲の曲データ中より楽音情
報を再生して出力する。一方、課金処理手段は、カラオ
ケ演奏手段によってカラオケ曲が演奏される毎に課金処
理を行なうのであるが、カラオケ曲の曲データは、曲同
士を識別するための識別情報と、有料であるか無料であ
るかを示す課金情報とを有しており、課金情報が有料に
設定されている場合にのみ、相当する料金を課金する処
理を行う。そして、無料曲演奏実績記憶手段は、演奏さ
れたカラオケ曲の内、少なくとも上記課金情報が無料で
ある曲についての識別情報を記憶しておく。
【0014】このように、課金情報が無料に設定されて
いるカラオケ曲の場合には課金されないので、無料であ
ることの情報を報知するようにすれば、そのカラオケ曲
の利用は促進される方向に進む。また、無料曲演奏実績
記憶手段が、少なくとも課金情報が無料である曲につい
ての識別情報を記憶しているため、無料に設定されてい
る曲の内でどの曲が演奏されたかも知ることができる。
このことによる効果をより明確にするために、請求項2
の場合を例にとって説明する。
【0015】この場合には、無料である課金情報が、宣
伝広告に使用されている所定のCMソングに対して設定
されている。無料であることは利用者に対しては選択を
促す効果があり、それが選択されて演奏されることは宣
伝広告の提供者側にとっては宣伝効果をより高めるとい
う効果がある。そして、利用者にとっては無料であるこ
とが有利となるが、例えばそのカラオケ装置を購入して
他人に利用させている立場では無料であることが有利と
はならない。そのため、例えば広告提供者がその無料の
分を立て替えるようにすることが考えられる。広告提供
者側では、利用が無料となる分を立て替える代わりに、
そのCMソングが演奏されることによる宣伝効果を得る
ことができるので、各立場において有利に働く。
【0016】さらに、ラジオやテレビを利用した広告の
場合には、利用者がそのチャンネル等を選択しない限り
視聴されないものであるため、放送していること自体が
即宣伝効果につながるわけではないのに対して、このカ
ラオケ装置の場合には、自らの意志で選択した結果とし
てCMソングが演奏されるので、演奏されたことは確実
に宣伝効果を発揮するのである。そのため、広告提供主
は、自らが立て替えても使用料を無料にし、利用を促進
させようとする方向に意識が働くこととなる。
【0017】また、請求項3のものでは、カラオケ演奏
手段によるカラオケ演奏がされていない期間を利用し、
広告映像再生手段が所定の広告映像を再生して表示させ
る。そして、無料である課金情報は、広告映像再生手段
によって再生表示される広告映像に関連して使用されて
いる所定のCMソングに対して設定されている。
【0018】このように、そのカラオケ装置において広
告映像が再生され、またその関連するCMソングもその
カラオケ装置において演奏されることになると、相乗効
果でより宣伝効果が向上する。もちろん、カラオケ装置
に必ずしも広告再生機能が備わっていることが必須要件
ではなく、他の各種媒体によって視聴している広告に対
するCMソングが演奏されればそれで効果はある。但
し、同じ装置で広告映像もCMソングも再生できると、
両者の関連がより親密になり、利用者に広告内容を想起
させるにはより効果的であるということである。
【0019】また、請求項4では、無料である課金情報
を、その曲自体の宣伝を目的とした所定の曲に対応する
カラオケ曲に対して設定している。一般的には、ある商
品に対する宣伝広告があり、そのためのCMソングがあ
る。しかし、例えば新曲を発売するにあたって、テレビ
等でもプロモーションCMとして流している場合も多
い。そのため、その曲のカラオケ曲についても無料にす
ることで、利用を促進させてプロモーションの一環とす
ることができる。
【0020】なお、無料である課金情報の内容としてい
ろいろ挙げたが、請求項5のように、それらは予め設定
された期間に限って有効とし、その有効期間内において
は、無料曲演奏実績記憶手段に課金情報が無料である曲
についての識別情報を記憶しておくようにすることが考
えられる。宣伝広告としての意義を考慮すると、所定期
間においては無料にして利用を促進させる必要性はある
が、徐々にその必要性も減って来るので、所定期間後は
有料にすることが好ましい。
【0021】また、請求項6に示すものは、カラオケ曲
の曲データはホスト装置が記憶しており、そのホスト装
置から送信されてきた曲データに基づいてカラオケ演奏
処理及び課金処理を行なう。そして、無料曲演奏実績記
憶手段に記憶された少なくとも課金情報が無料である曲
についての識別情報をホスト装置にアップロードするも
のである。
【0022】このように、課金情報が無料である曲につ
いての識別情報を、ホスト装置にアップロードすること
で、多数のカラオケ装置からの情報を集中させることが
できる。CMソングが多数あり、その提供主が複数にわ
たる場合には、ホスト装置で集中した情報を基に、各提
供主が立て替える料金等の管理が容易に実行できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、課金機能付きカラオケ装置
をいわゆる通信カラオケシステムの端末装置として適用
した場合の概略構成を示すブロック図である。図1に示
すように、本システムはホスト装置HMとカラオケ端末
装置TMとが通信回線によって接続されている。なお、
図1では1つのカラオケ端末装置TMしか示してしない
が、多数のカラオケ端末装置TMがホスト装置HMに接
続されている。
【0024】ホスト装置HMは、カラオケデータ供給部
101、演奏実績管理部103、データ送受信部105
等を備えている。カラオケデータ供給部101は、曲デ
ータを記憶した曲データベース(図示せず)から曲デー
タを読み出して送出することができる。曲データベース
としては、ハードディスクや光磁気ディスクなどの大容
量の記憶装置が用いられており、数千曲程度の曲データ
が記憶されている。1曲分の曲データは、曲同士を識別
するための識別情報である曲番号データと、実体データ
と、課金情報とから構成されている。
【0025】この内の実体データは、伴奏音楽のデータ
であるMIDI(Musical Instrument Digital Interfa
ce)規格の演奏データや、歌詞データ及び背景映像デー
タからなっている。背景映像データは曲毎に対応した映
像データを符号化したものである。また、課金情報は
「有料」か「無料」かを示す情報である。
【0026】そして、カラオケデータ供給部101の曲
データは、データ送受信部105を介してカラオケ端末
装置TMにダウンロードされる。一方、演奏実績管理部
103は、カラオケ端末装置TMからアップロードされ
てきたログ内容をデータ送受信部105を介して受け取
り、所定の管理に用いる。この管理の例については後述
する。また、カラオケ端末装置TMからアップロードさ
れるログ内容の説明については、以下のカラオケ端末装
置TMの説明の中で併せて行なう。
【0027】次にカラオケ端末装置TMの詳細について
は、図1及び図2,図3を参照して説明する。本カラオ
ケ端末装置TMは、図2に示す通りカラオケ制御ユニッ
ト10、広告再生ユニット40、ミキサアンプ17、ス
ピーカ19、マイク20、モニタテレビ25、課金装置
35などを備えている。
【0028】このカラオケ端末装置TMにて利用者は、
カラオケ制御ユニット10を操作することで歌いたい曲
を選択する。なお、この選択された曲は所定数までカラ
オケ制御ユニット10内の予約テーブルに記憶させるこ
とができ、その予約順番に従って、カラオケ曲が演奏さ
れることとなる。カラオケ制御ユニット10には、曲デ
ータとして歌詞データおよび演奏データが格納されてお
り、曲が選択されると、カラオケ制御ユニット10はこ
れら歌詞データおよび演奏データを同期させて出力す
る。最終的に利用者は歌詞を参照しながら演奏に合わせ
て歌を歌うことになる。
【0029】カラオケ制御ユニット10から出力される
演奏データは、アナログの演奏信号に変換された後、ミ
キサアンプ17へ送られて電気的に増幅されるととも
に、マイク20を介して入力する利用者の歌声と適度な
割合でミキシングされる。ミキシングされた音声信号
は、スピーカ19により演奏音として外部へ出力され
る。
【0030】一方、演奏データと同期してカラオケ制御
ユニット10により出力される歌詞データは、後述する
背景映像信号と合成(スーパーインポーズ)されてモニ
タテレビ25に表示される。次に、カラオケ制御ユニッ
ト10の内部構成についてさらに説明する。図2に示す
通り、カラオケ制御ユニット10は、CPU1、ROM
3、RAM5、ハードディスク7、モデム11、音声再
生回路13、音声切替スイッチ15、映像再生回路2
1、映像切替スイッチ23、シリアルI/F29、キー
ボード31、課金信号発生部34およびバス33などを
備えている。
【0031】上述したホスト装置HMからダウンロード
された曲データをモデム11を介して前記ハードディス
ク7に記憶される。曲データについては上述したので繰
り返し説明はしない。前記音声再生回路13は符号化さ
れた演奏データを楽曲音声信号に変換するためのもの
で、楽曲音声信号は音声切替スイッチ15に出力され
る。
【0032】また前記映像再生回路21は、符号化され
た背景映像データおよび歌詞データを楽曲映像信号に変
換するためのもので、背景映像データおよび歌詞データ
の楽曲映像信号は映像切替スイッチ23に出力される。
前記音声切替スイッチ15は、前記音声再生回路13よ
り出力された楽曲音声信号と広告再生ユニット40側か
ら入力される広告音声信号とを、CPU1の指示に従っ
て選択し、ミキサアンプ17に出力する。
【0033】前記映像切替スイッチ23は、前記映像再
生回路21により再生された楽曲映像信号と広告再生ユ
ニット40側から入力される広告映像信号とを、CPU
1の指示に従って選択し、モニタテレビ25に出力す
る。なお、広告音声信号及び広告映像信号については後
述する。
【0034】また、前記シリアルI/F29は、広告再
生ユニット40に対して広告映像の再生開始を要求し、
また広告再生ユニット40からの再生終了の通知を受け
るためのインターフェースである。前記キーボード31
は利用者からの曲のリクエストや演奏音の音程を調整す
る指令等を受け付けるためのもので、受け付けたリクエ
スト等はCPU1に伝えられる。
【0035】前記ROM3は、カラオケ制御ユニット1
0の全体を制御する制御プログラムを記憶するためのも
のである。また前記RAM5は前記制御プログラムを実
行するための作業領域及び上記選択された曲の予約テー
ブルであると共に、ログ記録部5aを備えている。この
ログ記録部5aに記録されるログ内容は、演奏された曲
番号である。
【0036】続いて、課金信号発生部34及び課金装置
35について説明する。本実施例のカラオケ端末装置T
Mは、通常1曲毎に所定の料金が課されるもので、例え
ば演奏が開始されると所定の課金信号を発生させ、その
課金信号を受けて課金装置35が所定の課金処理を行な
うのである。次に、広告再生ユニット40について図3
を参照して説明する。
【0037】広告再生ユニット40は、CPU41、R
OM43、RAM45、ハードディスク47、音声再生
回路49、映像再生回路51、シリアルI/F53およ
びバス55等を備えている。前記ハードディスク47
は、複数の広告データを符号化して広告音声データ及び
広告映像データとして記憶している。
【0038】前記音声再生回路49は符号化された広告
音声データを広告音声信号に変換するものであり、この
広告音声信号は、カラオケ制御ユニット10側の音声切
替スイッチ15に出力される。また前記映像再生回路5
1は符号化された広告映像データを広告映像信号に変換
するためのものであり、この広告映信号は、カラオケ制
御ユニット10側の映像切替スイッチ23に出力され
る。
【0039】前記シリアルI/F53は、カラオケ制御
ユニット10から広告映像の再生開始の要求を受け付
け、カラオケ制御ユニット10へ再生終了の通知をする
ためのインターフェースである。前記ROM43は広告
再生ユニット40の全体を制御する制御プログラムを記
憶しており、また前記RAM45は前記制御プログラム
を実行するための作業領域である。
【0040】次に、このように構成された本システムの
動作を説明する。まずカラオケ端末装置TMにおけるカ
ラオケ演奏に係る動作を説明する。カラオケ制御ユニッ
ト10においては、電源が投入されるとCPU1がRO
M3に納められた制御プログラムにより前記各制御回路
を初期化し、キーボード31から曲のリクエストを待
つ。そしてリクエストがあれば、CPU1は音声切替ス
イッチ15及び映像切替スイッチ23をそれぞれ楽曲音
声信号側及び背景映像信号側に切り換えて、カラオケ演
奏に係る処理を行なう。
【0041】このカラオケ演奏処理について説明する
と、CPU1はリクエスト曲に対応する曲データおよび
背景映像データをハードディスク7から読み出し、曲デ
ータ中の演奏データは音声再生回路13に、曲データ中
の歌詞データおよび背景映像データは映像再生回路21
にそれぞれ転送する。音声再生回路13は、受け取った
演奏データを楽曲音声信号に変換して音声切替スイッチ
15に出力する。また映像再生回路21は、受け取った
歌詞データ及び背景映像データを楽曲映像信号に変換し
て映像切替スイッチ23に出力する。
【0042】楽曲音声信号はミキサアンプ17に送られ
て増幅され電気的に増幅されるとともに、マイク20を
介して入力する利用者の歌声と適度な割合でミキシング
され、ミキシングされた音声信号は、スピーカ19によ
り演奏音として外部へ出力される。一方、楽曲映像信号
(背景映像信号及び歌詞映像信号からなる)はモニタテ
レビ25に送られ、背景映像に歌詞テロップが合成され
た状態で表示される。
【0043】このようにカラオケ演奏が行われると、C
PU1は、曲データ中の課金情報に基づき、その課金情
報が有料であれば課金信号発生部34に対して課金信号
を発生させるように指令する。課金装置35はその課金
信号を受けると所定の課金処理を行なう。この課金処理
は、例えば1曲が100円と設定されていれば、1曲演
奏される毎に100円ずつ加算していく処理となる。一
方、課金情報が無料となっていれば課金信号発生部34
に対して課金信号を発生させる指令は出ないので、課金
装置35において課金処理は実行されない。
【0044】また、カラオケ演奏が行われると、その曲
番号がRAM5内のログ記録部5aに記録される。これ
は、課金情報が有料か無料かに関係なく記録される。そ
してCPU1は、所定期間、例えば1日毎にこのRAM
5内のログ記録部5aに記録されているログ内容をホス
ト装置HMに送信するように各部に指令する。この指令
によって、ログ記録部5aに記録されているログ内容は
モデム11を介してホスト装置HMにアップロードされ
ることとなる。なお、ホスト装置HMにアップロードさ
れた後は、ログ記録部5aに記録されているログ内容は
リセットされる。
【0045】なお、ホスト装置HMにアップロードされ
たログ内容の用途については後述の効果の説明のにお
いて説明する。なお、本実施例のカラオケ端末装置TM
は、所定の広告再生許可期間において広告を再生するこ
とができるようにされている。この広告再生許可期間と
は、例えばカラオケボックスに設置されている場合であ
れば、そのボックス内へ入室してからリクエストがされ
てカラオケ演奏が始まるまでの期間とか、演奏が終了し
て次のリクエストがなく、演奏が中断している期間とか
である。
【0046】この広告再生に係る動作を説明する。上記
広告再生許可期間になると、カラオケ制御ユニット10
においては音声切替スイッチ15及び映像切替スイッチ
23をそれぞれ広告音声信号側及び広告映像信号側に切
り替え、その後、シリアルI/F29を介して、広告再
生ユニット40に広告映像の再生を要求する。広告再生
ユニット40においては、カラオケ制御ユニット10か
ら再生要求があれば広告再生に係る処理を行なう。
【0047】この広告再生ユニット40における広告再
生処理について説明すると、CPU41はハードディス
ク47に納められている広告データを選択して、広告デ
ータ中の広告音声データは音声再生回路49に転送し、
広告映像データは映像再生回路51に転送する。音声再
生回路49では受け取った広告音声データを広告音声信
号に変換し、カラオケ制御ユニット10の音声切替スイ
ッチ15に出力する。また映像再生回路51では受け取
った広告映像データを広告映像信号に変換し、カラオケ
制御ユニット10の映像切替スイッチ23に出力する。
【0048】この場合はカラオケ制御ユニット10の音
声切替スイッチ15及び映像切替スイッチ23をそれぞ
れ広告音声信号側及び広告映像信号側に切り替えられて
いるので、音声切替スイッチ15に出力された広告音声
信号はミキサアンプ17及びスピーカ19を介して音声
として外部へ出力される。一方、映像切替スイッチ23
に出力された広告映像信号はモニタテレビ25に送られ
て表示される。
【0049】次に、上記構成を有し、上述したように動
作する本システムは以下のような効果を奏する。 上記曲データ中の課金情報を、宣伝広告に使用され
ている所定のCMソングに対して無料に設定すると次の
ような効果がある。
【0050】無料であることは利用者に対しては選択を
促す効果があり、それが選択されて演奏されることは宣
伝広告の提供者側にとっては宣伝効果をより高めるとい
う効果がある。そして、利用者にとっては無料であるこ
とが有利となるが、例えばそのカラオケ装置を購入して
他人に利用させている立場では無料であることが有利と
はならない。そのため、例えば広告提供者がその無料の
分を立て替えるようにすることが考えられる。広告提供
者側では、利用が無料となる分を立て替える代わりに、
そのCMソングが演奏されることによる宣伝効果を得る
ことができるので、各立場において有利に働く。
【0051】さらに、ラジオやテレビを利用した広告の
場合には、利用者がそのチャンネル等を選択しない限り
視聴されないものであるため、放送していること自体が
即宣伝効果につながるわけではないのに対して、このカ
ラオケ装置の場合には、自らの意志で選択した結果とし
てCMソングが演奏されるので、演奏されたことは確実
に宣伝効果を発揮するのである。そのため、広告提供者
に対しては、自らが立て替えても無料にして利用を促進
させようとする方向に意識が働くこととなる。 また、本実施例の場合には、カラオケ演奏がされて
いない期間を利用し、広告映像を再生して表示させるこ
とができるようにされている。従って、無料である課金
情報を、広告再生ユニット40によって再生表示される
広告映像に関連して使用されている所定のCMソングに
対して設定すると次のような効果がある。つまり、カラ
オケ端末装置TMにおいて広告映像が再生され、またそ
の関連するCMソングもそのカラオケ端末装置TMにお
いて演奏されることになると、相乗効果でより宣伝効果
が向上する。
【0052】なお、上記実施例では広告再生機能を持つ
ようにしたが、カラオケ端末装置TMに広告再生機能が
備わっていることが必須要件ではなく、他の各種媒体に
よって視聴している広告に対するCMソングが演奏され
ればそれで効果はある。但し、本実施例のように同じ装
置で広告映像もCMソングも再生できると、両者の関連
がより親密になり、利用者に広告内容を想起させるには
より効果的であるということである。 無料である課金情報を設定する対象として、その曲
自体の宣伝を目的とした所定の曲に対応するカラオケ曲
が考えられる。一般的にある商品に対する宣伝広告があ
り、そのためのCMソングがある。しかし、例えば新曲
を発売するにあたって、テレビ等でもプロモーションC
Mとして流している場合も多い。そのため、その曲のカ
ラオケ曲についても無料にすることで、利用を促進させ
てプロモーションの一環とすることができる。 なお、無料である課金情報の内容として上記〜
の効果説明の際にいろいろ挙げたが、それらは予め設定
された期間に限って有効とし、その有効期間内において
は、無料である曲についての曲番号を記憶しておくよう
にすることが考えられる。宣伝広告としての意義を考慮
すると、所定期間においては無料にして利用を促進させ
る必要性はあるが、徐々にその必要性も減って来るの
で、所定期間後は有料にすることが好ましい。その利用
期間の設定制御はホスト装置HM側で行ってもよいし、
カラオケ端末装置TM側で行ってもよい。 そして、本実施例では、カラオケ曲の曲データはホ
スト装置HMが記憶しており、カラオケ端末装置TMに
おいて演奏された曲データの曲番号がホスト装置HMに
アップロードされる。このように、課金情報が無料であ
る曲についての曲番号を、ホスト装置HMにアップロー
ドすることで、多数のカラオケ端末装置TMからの情報
を集中させることができる。CMソングが多数あり、そ
の提供主が複数にわたる場合には、ホスト装置HMで集
中した情報を基に、各提供主が立て替える料金等の管理
が容易に実行できる。
【0053】つまりホスト装置HMでは、送信した曲デ
ータの曲番号と課金情報との対応テーブルを持ってお
り、演奏実績管理部に103においては、このアップロ
ードされたログ内容に基づいて、有料の曲が何曲演奏さ
れ、無料の曲が何曲演奏されたかを判断する。そしてさ
らに、課金情報が無料に設定されている曲について所定
の広告提供主が料金を立て替えるシステムにしてある場
合には、広告提供主毎に立替料金を計算したりする。
【0054】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の課金機能付きカラオケ装置をいわゆ
る通信カラオケシステムの端末装置として適用した場合
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 カラオケ端末装置の主にカラオケ制御ユニッ
トの構成を示すブロック図である。
【図3】 カラオケ端末装置の広告再生ユニットの構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,41…CPU 3,43…ROM 5,45…RAM 5a…ログ記録部 7…ハードディスク 10…カラオケ制御
ユニット 11…モデム 13…音声再生回
路 21…映像再生回路 25…モニタテレ
ビ 31…キーボード 34…課金信号発
生部 35…課金装置 40…広告再生ユ
ニット 47…ハードディスク 49…音声再生回
路 51…映像再生回路 101…カラオケデ
ータ供給部 103…演奏実績管理部 105…データ送受
信部 HM…ホスト装置 TM…カラオケ端
末装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカラオケ曲の中から所望の曲を選
    択可能な選択手段と、 該選択手段を介して選択されたカラオケ曲の曲データ中
    より楽音情報を再生して出力するカラオケ演奏手段と、 該カラオケ演奏手段によってカラオケ曲が演奏される毎
    に課金処理を行なう課金処理手段と、 を備えた課金機能付きカラオケ装置において、 上記カラオケ曲の曲データは、曲同士を識別するための
    識別情報と、有料であるか無料であるかを示す課金情報
    とを有しており、 上記課金処理手段は、該課金情報が有料に設定されてい
    る場合にのみ、相当する料金を課金する処理を行い、 さらに、演奏されたカラオケ曲の内、少なくとも上記課
    金情報が無料である曲についての識別情報を記憶してお
    く無料曲演奏実績記憶手段を備えたことを特徴とする課
    金機能付きカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 上記無料である課金情報は、宣伝広告に
    使用されている所定のCMソングに対して設定されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の課金機能付きカラオ
    ケ装置。
  3. 【請求項3】 上記カラオケ演奏手段によるカラオケ演
    奏がされていない期間を利用し、所定の広告映像を再生
    して表示させる広告映像再生手段を備え、 上記無料である課金情報は、上記広告映像再生手段によ
    って再生表示される広告映像に関連して使用されている
    所定のCMソングに対して設定されていることを特徴と
    する請求項2記載の課金機能付きカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 上記無料である課金情報は、その曲自体
    の宣伝を目的とした所定の曲に対応するカラオケ曲に対
    して設定されていることを特徴とする請求項1記載の課
    金機能付きカラオケ装置。
  5. 【請求項5】 上記無料である課金情報は、予め設定さ
    れた期間に限って有効とし、その有効期間内において
    は、上記無料曲演奏実績記憶手段に上記課金情報が無料
    である曲についての識別情報を記憶しておくことを特徴
    とする請求項1〜4いずれかに記載の課金機能付きカラ
    オケ装置。
  6. 【請求項6】 上記カラオケ曲の曲データはホスト装置
    が記憶しており、そのホスト装置から送信されてきた曲
    データに基づいて上記カラオケ演奏処理及び課金処理を
    行なう請求項1記載の課金機能付きカラオケ装置であっ
    て、 上記無料曲演奏実績記憶手段に記憶された少なくとも課
    金情報が無料である曲についての識別情報を、上記ホス
    ト装置にアップロードすることを特徴とする課金機能付
    きカラオケ装置。
JP6305176A 1994-12-08 1994-12-08 課金機能付きカラオケ装置 Pending JPH08160976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6305176A JPH08160976A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 課金機能付きカラオケ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6305176A JPH08160976A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 課金機能付きカラオケ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08160976A true JPH08160976A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17941979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6305176A Pending JPH08160976A (ja) 1994-12-08 1994-12-08 課金機能付きカラオケ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08160976A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305327A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Ekushingu:Kk 広告表示システム
WO2001098971A1 (fr) * 2000-06-16 2001-12-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede de distribution de publicite et dispositif de distribution de publicite
JP2002169571A (ja) * 2000-06-21 2002-06-14 Touchtunes Music Corp 映像音声情報再生システムのネットワークの遠隔管理装置およびプロセス

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305327A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Ekushingu:Kk 広告表示システム
WO2001098971A1 (fr) * 2000-06-16 2001-12-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Procede de distribution de publicite et dispositif de distribution de publicite
JP2002169571A (ja) * 2000-06-21 2002-06-14 Touchtunes Music Corp 映像音声情報再生システムのネットワークの遠隔管理装置およびプロセス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5247126A (en) Image reproducing apparatus, image information recording medium, and musical accompaniment playing apparatus
JP2917834B2 (ja) カラオケ装置
JP3956411B2 (ja) カラオケ装置
US20080229909A1 (en) Electronic musical apparatus for reproducing received music content
JPH09198071A (ja) 遠隔操作装置
US5494443A (en) Karaoke system and method of managing playing time of karaoke songs
JPH08160976A (ja) 課金機能付きカラオケ装置
WO2011115210A1 (ja) ミキシングデータ配信サーバ
JP3120076B2 (ja) カラオケ装置
JP3233327B2 (ja) カラオケ装置
JPH1026990A (ja) 楽音再生装置
JPH10124079A (ja) 通信と放送の2つの媒体を利用したカラオケ再生装置およびシステム
JP3733632B2 (ja) カラオケの背景画像表示装置
JP3729798B2 (ja) カラオケ演奏の曲調ジャンルに基づいて選択した音声付き映像を曲間に再生するカラオケ再生装置
JP3663711B2 (ja) 音響生成装置
JP4663089B2 (ja) ユーザ端末、データ配信サーバ、データ購入方法、データ配信方法およびデータ配信システムならびにデータ再生装置およびデータ再生方法
JP3881726B2 (ja) 楽音再生装置
JPH07281687A (ja) 映像カラオケ装置
JP3511247B2 (ja) 映像再生装置及びカラオケシステム
JP3178462B2 (ja) 楽曲データ配信装置
JP4016447B2 (ja) 映像再生装置
JP3221273B2 (ja) 音楽再生システム
JP2907744B2 (ja) カラオケ集中管理装置
JP3324864B2 (ja) 映像カラオケ装置
JPH1049182A (ja) 楽音再生装置