JPH08160862A - 艶消し熱収縮性ラベル - Google Patents

艶消し熱収縮性ラベル

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JPH08160862A
JPH08160862A JP30231994A JP30231994A JPH08160862A JP H08160862 A JPH08160862 A JP H08160862A JP 30231994 A JP30231994 A JP 30231994A JP 30231994 A JP30231994 A JP 30231994A JP H08160862 A JPH08160862 A JP H08160862A
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貢 村上
Masaji Shimamoto
正司 嶋本
Yuji Kusumoto
雄二 楠本
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Fuji Seal Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 艶消し熱収縮性ラベルであって、印刷層の転
移性が良く、特に淡い色や写真印刷等の微妙な配色を出
すことができて美しい印刷が可能な艶消し熱収縮性ラベ
ルを提供することにある。 【構成】 両表面が粗面形状の艶消し熱収縮性フィルム
層1 と、該フィルム層1の一面に設けられ、且つ透明樹
脂より形成されたアンダーコート層2 と、その表面に設
けられ、且つハイライト部を有する凹版により印刷され
た印刷層3 とから構成されてなると共に、前記印刷層3
が内面となるよう筒状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、飲料水や酒類
の容器に装着される艶消し熱収縮性ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料水や酒類のガラス瓶等からな
る容器には各種デザインが施されたラベルが装着されて
いるが、そのラベルとしては他の商品との差別化を施す
ために、様々なイラストや写真等の印刷が行われた熱収
縮性フィルムからなるものが多く使用されている。
【0003】また、前記熱収縮性のラベルには、商品に
高級感等を与えるために表面を艶消しとしたものもあっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記艶消し
熱収縮性ラベルでは、艶消し熱収縮性フィルム層の表面
に一般の熱収縮性フィルムと同様にグラビア印刷等が施
されるが、この印刷をする際、艶消し熱収縮性フィルム
の表面が粗面状であるので、該フィルム層へのインキの
転移性が非常に悪く、特に淡い色や写真印刷等の微妙な
表現を行うハイライト部での配色をすることができなか
った。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、艶消し熱収縮性ラベルであって、
印刷層の転移性が良く、特に淡い色や写真印刷等の微妙
な配色を出すことができて美しい印刷が可能な艶消し熱
収縮性ラベルを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の前記課題を解決
するための技術的手段は、両表面が粗面形状の艶消し熱
収縮性フィルム層1 と、該フィルム層1 の一面に設けら
れ、且つ透明樹脂より形成されたアンダーコート層2
と、その表面に設けられ、且つハイライト部を有する凹
版により印刷された印刷層3 とから構成されてなると共
に、前記印刷層3が内面となるよう筒状に形成されてな
ることを特徴とすることにある。
【0007】
【作用】即ち、本発明の艶消し熱収縮性ラベルにおいて
は、両表面が粗面形状の艶消し熱収縮性フィルム層1 と
印刷層3 との間に、透明樹脂より形成されたアンダーコ
ート層2 が設けられているので、粗面形状の艶消し熱収
縮性フィルム層1 の印刷層3 側の該粗面形状が緩和さ
れ、略平滑面となる。
【0008】従って、該平滑面上にグラビア印刷等の凹
版印刷を施すことになり、例え、淡い色や写真印刷等の
微妙な配色を行うハイライト部を有する凹版であって
も、フィルム層へのインキの転移性が良く、印刷効果は
向上し、また、前記フィルム層1 の他面側はもともと粗
面形状であるので、前記印刷層3 が内面となるように容
器4 に装着させると、艶消し効果は充分に保持され、非
常に優美な艶消し熱収縮性ラベルとなり得る。
【0009】更に、前記アンダーコート層2 を形成する
樹脂が印刷層3 を形成する印刷インキと同系の樹脂の場
合には、インキの転移性、接着性がより良いものとなり
得る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
き説明する。
【0011】本発明の艶消し熱収縮性ラベルは、図1で
示すように、両表面5,6 が粗面形状の艶消し熱収縮性フ
ィルム層1 と、該フィルム層1 の一面6 に設けられた透
明な樹脂より形成されて該一面6 の粗面形状を緩和する
アンダーコート層2 と、その表面に淡い色やイラスト,
写真等の微妙な配色を施すための浅いハイライト部を有
するグラビア版を用いて設けられた印刷層3 とから構成
されており、該ラベルは、図2で示すように、前記印刷
層3 が内面となるよう筒状に形成され、飲料水や酒類の
ガラス瓶等からなる容器4 に装着されるものである。
【0012】前記艶消し熱収縮性フィルム層1 として
は、表面の艶消し外観に優れたものとなるように、部分
的に架橋化された塩化ビニル系樹脂を主成分とした樹脂
組成物を成形して延伸加工した艶消し熱収縮性フィルム
が使用され、また、前記アンダーコート層2 は透明性を
有するメジウムインキ等の透明なインキを印刷して形成
できる。
【0013】更に、印刷層3 を構成する印刷インキとし
ては、該印刷層3 のインキのアンダーコート層2 への転
移性の向上を図るために、前記アンダーコート層2 と同
系樹脂を使用したものであることが好ましく、例えば、
ポリ塩化ビニル樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアクリル酸
エステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリオレフィンの
塩素化物、アルキッド樹脂、ニトロセルロース樹脂、塩
化ゴム、ポリエステル樹脂等をビヒクルに用いたものが
使用でき、特にアクリル酸、(メタ)アクリル酸エステ
ル等を主成分としたアクリル系樹脂が透明性に優れ、且
つ前記フィルム層1 への接着性が良いので好ましい。
【0014】次に、上記構成よりなる艶消し熱収縮性ラ
ベルの製造方法として、写真デザインのグラビア印刷を
した場合について説明する。
【0015】先ず、グラビア印刷機を用いて艶消し熱収
縮性フィルム(フィルム層1 )にアクリル系樹脂を主成
分とした透明メジウムインキを印刷し、アンダーコート
層2を形成する(第1色目)。
【0016】次に、予め、物品や風景等のイラストや写
真を分色して作成したブラック,シアン,マゼンタ,イ
エローの4色のプロセスカラーからなるハイライト部を
有するグラビア版を使用して、アクリル系樹脂よりなる
ビヒクルに各色の顔料を分散したインキを印刷して印刷
層3 を形成する(第2〜5色目)。この際、各色のハイ
ライト部のインキも良好に転移できる。更に、必要に応
じて白色インキ等のベタ印刷等を印刷する(第6色目以
降)。
【0017】以上により艶消し熱収縮性ラベルの帯状シ
ートが得られ、該シートを適宜寸法の幅に裁断した後、
幅方向の両側端部を接合して筒状に形成し、本発明の艶
消し熱収縮性ラベルが製造される。
【0018】上述のように構成された艶消し熱収縮性ラ
ベルであれば、両表面5,6 が粗面形状の艶消し熱収縮性
フィルム層1 と印刷層3 との間に、透明樹脂より形成さ
れたアンダーコート層2 が設けられることになるので、
粗面形状の艶消し熱収縮性フィルム層1 の印刷層3 側の
該粗面形状は緩和され、平滑面となる。
【0019】前記艶消し熱収縮性ラベルでは、該平滑面
上にグラビア印刷を施すことになるので、例え、前記淡
い色や写真印刷による微妙な配色を行うハイライト部を
有するグラビア版であっても、フィルム層1 へのインキ
転移性が非常に良く、印刷効果が向上し、該ラベルを前
記印刷層3 が内面となるように容器4 に装着させると、
外面は粗面であるので、艶消し効果も充分に発揮され、
非常に優美な艶消し熱収縮性ラベルとなり得る。
【0020】尚、上記実施例においては、アンダーコー
ト層2 に透明性に優れたインキを用いたが、半透明や着
色された透明インキであっても勿論構わない。
【0021】
【発明の効果】叙上のように、本発明の艶消し熱収縮性
ラベルは、両表面が粗面形状の艶消し熱収縮性フィルム
層と、該フィルム層の一面に設けられ、且つ透明樹脂よ
り形成されたアンダーコート層と、その表面に設けら
れ、且つハイライト部を有する凹版により印刷された印
刷層とから構成され、粗面形状の艶消し熱収縮性フィル
ム層に直接印刷層が設けられずに、アンダーコート層を
介して印刷が施されているので、フィルム層の印刷され
る面は略平滑面となり、例え、淡い色や写真印刷等の微
妙な配色であっても、フィルム層へのインキの転移性が
非常に良い。
【0022】また、本発明の艶消し熱収縮性ラベルは、
印刷層が内面となるように容器に装着されるので、一番
外側には前記他面側、即ち粗面形状の艶消し熱収縮性フ
ィルム層が位置し、従って、外観的に見ても艶消し効果
が充分に保持されつつ、しかも印刷効果は非常に向上し
たものとなり得る。
【0023】更に、前記アンダーコート層と印刷層とが
同系樹脂より形成されたものであれば、アンダーコート
層へのインキの転移性がより一層向上し、また、前記艶
消し熱収縮性フィルム層が部分的に架橋された塩化ビニ
ル系樹脂を主体とした樹脂組成物より形成されたもので
あれば、艶消し外観は更に優れたものとなり、従って、
非常に優美な艶消し熱収縮性ラベルとなり得るのでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の艶消し熱収縮性ラベルの一実施例を示
す一部断面図。
【図2】本発明の艶消し熱収縮性ラベルを容器に装着し
た場合を示す使用様態図。
【符号の説明】
1 艶消し熱収縮性フィルム層 2 アンダーコート層 3 印刷層 4 容器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両表面が粗面形状の艶消し熱収縮性フィ
    ルム層(1) と、該フィルム層(1) の一面に設けられ、且
    つ透明樹脂より形成されたアンダーコート層(2) と、そ
    の表面に設けられ、且つハイライト部を有する凹版によ
    り印刷された印刷層(3) とから構成されてなると共に、
    前記印刷層(3) が内面となるよう筒状に形成されてなる
    ことを特徴とする艶消し熱収縮性ラベル。
  2. 【請求項2】 前記アンダーコート層(2) と印刷層(3)
    とが同系樹脂より形成されてなる請求項1記載の艶消し
    熱収縮性ラベル。
  3. 【請求項3】 前記艶消し熱収縮性フィルム層(1) が部
    分的に架橋された塩化ビニル系樹脂を主体とした樹脂組
    成物より形成されてなる請求項1又は2記載の艶消し熱
    収縮性ラベル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268556A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Fuji Seal Inc 金属缶用ラベル及びその金属缶用ラベルを装着した金属缶
JP2009197045A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Union Chemicar Co Ltd 感圧転写型柄付き粘着テープ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002268556A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Fuji Seal Inc 金属缶用ラベル及びその金属缶用ラベルを装着した金属缶
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