JPS6369691A - 金属光沢感熱転写記録体及びそれを使用した感熱転写記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、帯状基体の一表面に感熱転写性で透明或い
は半透明の着色インキ層を各々区域毎に分けて連続的に
形成してなるライン５イブやシリアルタイプの転写シー
トや感熱転写リボン等の感熱転写記録体及びそれを用い
た感熱転写記録方法であって、’ＷＰに、銀色や金色、
或いは任意の色の金属光沢を有する着色図柄の形成を主
目的とする感熱転写記録体及び感熱転写記録方法に関す
る。

（従来の技術） 近年、サーマルヘッドを用いた感熱転写型記録方式が無
騒音、カラー印字が可能なこと、装置が比較的廉価で、
かつコンパクトにできること、保守性に優れていること
などの利点から急速に普及しつつある。

しかしながら、従来の感熱転写型記録方式は、単なる着
色印字にとどまり箔押しのように金や銀の金属光沢を得
ることは不可能であり、まして任意の色の金属光沢を有
する図柄模様を得ることは不可能であった。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、単な
る着色印字のみならず、銀色や金色、或いは任意の色の
金属光沢を有する図柄模様を容易に記録し得る感熱転写
記録方式及びこれに適した感熱転写記録体を提供するこ
とを目的とする。

（目的を達成するための手段） 以下、この発明をラインタイプの感熱転写シートに関連
して図示の実施例を参照して説明する。

尚１本明細書にいう感熱転写シートや転写リボン等の感
熱転写記録体とはラインタイプの他にいわゆるシリアル
タイプのものも含む概念である。

第１図は本発明の一実施例に係わるラインタイプの感熱
転写シート１を示すものであって、帯状基体シート６の
一表面に加熱溶融型で透明或いは半透明の着色インキ層
２が一定間隔をおいて形成されている。また、この帯状
基体シート６の一表面の他の部分には着色インキ層２以
外に金属蒸着層３０区域が設けられている。、着色イン
キ層２は本実施例では黄色インキ１区域２Ｙ、紅色イン
キ層区域２Ｍ、藍色インキ層区域２Ｃ，金色インキ層イ
ンキ層区域２Ｍ、藍色インキ層区域２Ｃを、それぞれ単
独、或いは組み合わせにより自由な色ｂ’＝再現できる
。

金色インキ層区域２Ｇは特に金色を再現するために設け
たものであり、インキの色白体はオレンジ色に似た特別
色である。また必要疋応じてこれ以外のインキ層を設け
てもよく任意に構成し得る。

これら着色インキ層２はこの一実施例においては、基体
シート６側から順番に剥離層、インキ層。

接Ｎ層の３層により構成され、金属蒸着層６は基体シー
ト６側から順番に剥離層、蒸着アンカー層。

金属蒸Ｎ層、接Ｎ層、接着１−の４層により構成されて
いる。各インキ層区域は、インキ層中の染料や顔料等の
着色料のみがそれぞれ異なり、他は同一の組成、構成で
ある、 これらを形成する基体シート６は熱１写記録体の支持体
として一般的に用いられるフィルムやシートであればよ
く、具体的にはポリエステルフィルム、コンデンサー紙
等があげられる。

これらの帯状基体シート６上には、前述したように剥離
層、インキ層、接着層の３層力）ら成る着色インキ＠２
が形成されろう−１この着色インキ層２のなかの剥離層
は印字の際に鮮明な記録ｂ１得られるようにサーマルヘ
ッドの熱信号に敏感に反応する役目を持っている。

主成分としてはカルナバワックス、ライスフックス、キ
ャンデリラワックス、モンタンワックス。

パラフィンワックス或いは熱可塑性の樹脂組成分等の熱
溶融性の組成分である。一方、接着層は受煉紙との接着
を役目とし、主成分は上記の剥離層と同等である。また
、インキ層は、樹脂や染料。

顔料等の着色料を主成分とする組成物から成り。

各インキ層区域に所望の色相を付与することを役目とす
る。従って、第１図に示す実施例においては、黄色イン
キ層区域２Ｙには黄色系の着色料が。

紅色インキ相区域２Ｍには紅色系の着色料が、藍色イン
キ層区域２Ｃには藍色系の着色料、金色インキ層区域２
Ｇには金色系の着色料がそれぞれのインキ層に分散され
ている。

一方、基体シート６の一表面の他の部分には感熱転写性
の金属蒸着層５が形成されている。この金属蒸着層６は
１本実施例では基体シート６側カ）ら順番に剥離層、蒸
着アンカー層、金属蒸着層。

接Ｍ１舗の４層構成である。

金属源Ｍ層３のなかの剥離層と接Ｎ層は着色インキ層２
のなかに用いられているものと同等である。

蒸着アンカー層は剥離層を蒸着の際の熱より保護し又蒸
着金属１−との接着性を向上させる役割を持りており、
樹脂としてはアルキッド、フェノール。

ビニール、−ｒ、ボキシ、アクリル、炭化水素、ウレタ
ン、ポリ；−チル、ブチラール、ケイ素等の合成樹脂、
塩化ゴム、環化ゴム等のようなゴム類。

ニトロセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘
導体が有効であり、これらの樹脂の２種以上を適宜混合
して使用してもよい。

金属蒸着層に用いる金属としては種々のものが使用可能
であるが、アルミニウムが最も一般的であり、１００〜
８００人程度の厚さｂＺ好ましい。

この金属蒸着ｔ−３の区域を設けた感熱転写シート１を
用い、サーマルヘッドにより所望の図柄を転写記録する
場合、第２図に示す如く、まず受１象紙から加圧加熱す
る。

これによって受像紙４の必要部分に金属光沢の図柄ｂ”
−得られる。着色された金属光沢な必要としない場合は
このままでよい。

次に着色された金属光沢を得たい場合は第５図に示す如
く感熱転写シート１０着色インキ層２の特定の区域５例
えば金色を再現したい場合は金色インキ層区域２Ｇが受
像紙４上に位置するように移動させ、ついでサーマルヘ
ッド５により基体シート６側から加圧加熱して金色イン
キ層の所定部分を転写された金属蒸Ｎ層５の上に転写さ
せる。このことにより金色ｂ′−再現できる。

また金色インキ層区域２Ｇの替わりに黄色インキ層区域
２Ｙ、紅色インキ層区域２Ｍ、藍色インキｒ−区域２Ｃ
を、それぞれ単独、或いは組み合わせて転写すれば自由
を色に着色された金属光沢の図柄が得られる。

また金属蒸Ｎ層５を使用しないで単なる着色図柄が得る
ことも可能である。

（発明の効果） ｔ　金属蒸Ｎ層の上に着色インキ１脅を重ね印字するこ
とによって容易に金属光沢を有する着色図柄が得られる
。

ｚ　しかも自由な色再現ｈ′−可能である。

五ユ着色を施さない金属光沢も可能である。（銀色） ４、　金属光沢を有しない単なる着色図柄を得ることも
可能である。

５．３色の重ねでは表現の困難な色（例えば金色）の場
合は特別色によるインキ層区域を設けることも可能であ
る。

（実施例） 厚さ５．７ミクロンのポリエステルフィルムに次の組成
で剥離層を形成した 次に、この剥離層上に、透明の黄色インキ噛区域２Ｙ、
紅色インキ層区域２Ｍ、藍色インキ層上区域２Ｃ１金色
インキ層区域２Ｙと、上記組成物から成る蒸着アンカー
層を順次連続的に形成した。蒸着アンカー層上には更に
アルミ蒸着層を形成し。

この蒸着層と各インキ層区域の上に下記組成の接Ｎ層を
形成し、金属光沢感熱転写シートを得た。

従来にない金属光沢を有する印字物ｂ′−得られた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる感熱転写記録体の一実施例の平
面図、第２図及び第３図は本発明の転写方法を説明する
為の模式図である。 （１）・・・感熱転写シート （２）・・・着色インキ層 （３）・・・金属蒸着層 （４）・・・受像紙 （５）・・・サーマルヘッド （６）・・・基体シート

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）帯状基体の一表面に所望の色相に着色した透明或
   いは半透明の着色インキ層の各々と、感熱転写性の金属
   蒸着層区域とを区域毎に分けて連続的に形成してあるこ
   とを特徴とする金属光沢感熱転写記録体。
2. （２）着色インキ層は基体シート側から順番に剥離層、
   インキ層、接着層の３層により構成され、感熱転写性の
   金属蒸着層は基体シートから順番に剥離層、蒸着アンカ
   ー層、金属蒸着層、接着層の４層により構成されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の金属光沢
   感熱転写記録体。
3. （３）着色インキ層のうちの一区域が金色用インキ層区
   域であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   金属光沢感熱転写記録体。
4. （４）帯状基体の一表面に所望の色相に着色した透明或
   いは半透明の着色インキ層の各々と感熱転写性の金属蒸
   着層とを区域毎に分けて連続的に形成してなる金属光沢
   感熱転写記録体を受像紙上に重ね、ついでサーマルヘッ
   ドにより受像紙上の全面或いは一部に予め上記金属蒸着
   層を転写し、ついでこの転写された金属蒸着層上にサー
   マルヘッドにより上記着色インキ層の転写を行うことに
   よって、所望の金属光沢を有する着色図柄を形成するこ
   とを特徴とする感熱転写記録方法。